JPS62199518A - 自動制御空調装置のダクトセンサ補正構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空Ｐｌｉｌ装置の吹出ダクト内に配設された
ダクトセンサの応答遅れに起因する温度制御誤差の発生
を解消した自動制御空調装置のダクトセンサ補正構造に
関する。

従来の技術 従来、車両に搭載される自動制御空調装置酢としては、
ｗＪｓ図に示した構造のものが実用されている（昭和５
８年９月　８産自動車（株）発行「ＮＩ　Ｓ　ＳｉＮ２
−ヒス同報」’ｊＫ４８９号、■−７５〜８０頁参照）
。すなわち空調装置本体１は、プロアユニット２、クー
リリングユニット３、ヒータユニット４を連結して構成
されている。前記プロアユニット２には、外気吸入口５
、内気吸入口６、この両吸入口５，６を開閉するインテ
ークドア７、及びプロアファン８が設けられており、又
前記クーリングユニット３内には、エバポレータ９が配
設されている。又ヒータユニット４内には、ヒータコア
１０及び開度に応じて該ヒータコアｌＯの通過風景を制
御するエアミックスドア１１　、１２　、１３が設けら
れており、又ヒータユニット４の周壁：二は、各吹出口
１４　、１５　、１６に連通ずるデフロスタダクト１７
、ベンチレータダクト１８、フートダクト１９が設けら
れている。各ダク）　１７　、１８　、１９の基端部に
は、デフロスタドア加、ベンチレータドア２１、フート
ドア２２が枢支されており、各ダク）１７．１８゜１９
内部にはダクトセンサ２３　、２４　、２５が配設され
ている。該ダクトセンサ２３　、２４　、２５は、日射
センサ等図示しない他の温度センナとともに、コントロ
ールユニット２６の入力部に接続されており、該コント
ロールユニット２６の出力部には、前記インテークドア
７、エアミックスドア１１　、１２　、１３、デフロス
タドア２０、ベンチレータドア２１、フートドア２２ａ
’個別駆動するアクチュエータ（図外）にＦＪ［されて
いる。かかる構造において、コントロールユニット２６
は、各ダクトセ／す２３　、２４　、２１の出力信号を
基に車室内に最適環境を形成すぺ〈演算な施こし１、こ
の演算結果（二基づいて、前記アクチュエータに指令信
号を送出する。するとアクチュエータによって、エアミ
ックスドア１１　、１２　、１３の開度が設定され吹出
風温が制御されるとともに、デフロスタドア２０、ベン
チレータドア２１、フートドアｎが適宜開閉駆動され、
例えばデフロスタダクト１７とフートダクト１９とを開
成するとともにベンチレータダクト１８を閉成するＨＥ
ＡＴモードや、ベンチレータダクト１７とフートダクト
１９とを開成するとともに、デフロスタダクト１７が閉
成するＢ／Ｌ（パイレベル）モードが選択されるのであ
る。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の装置において、前記ＨＥ
ＡＴモードが選択された場合には、ベンチレータダクト
１８内には空気が通流しないことから、該ベンチレータ
ダクト１８内のダクトセ／す２４は、吹出風温より遥か
に低温である車室内温度（＝順応した状態にある。この
ためＨＥＡＴモードからＢ／Ｌモードに切替つ几際、前
記タ′クトセンサ２４Ｈ１該ペンチレータダク）　１８
内の吹出温Ｃｇ　時感応することなく、該吹出温によっ
て加温されるまでの間、順応状態にあるより低温の車室
内温度をコントロールユニット２６に出力し続ける。こ
の結果コントロールユニット２６は、より低温の風室内
温をベンチレータダクト１８内の吹出温として演算し、
該吹出温を最適環境を形成するに必要なより高温に設定
すべく、エアミックスドア１１　、１２　。

１３の開度な増力口させる制御を実行する。このためベ
ンチレータ吹出口１５からは、ぺ／チレータダクト１８
内のダクトセンサ２４が吹出温に順応して実吹出温を検
知するまでの間一時的に熱風が吹き出され、該熱風によ
って乗員頭部に不快感が生ずるおそれがあった。

本発明はこのような従来の実情に鑑みてなされたもので
あり、ベンチレータダクト内に配設され九ダクトセンサ
の応答遅れに起因する吹出温度制御誤差を解消した自動
制御空ｉＪ［置のダクトセンサ補正構造を提供するもの
である。

問題点を解決する几めの手段 前記問題点を解決するために本発明にあっては、温度に
関連した物理的環境因子を検出し電気信号として出力す
る検出手段と、温度に関連した車室内の物理的環境因子
を設定するため乗員の設定操作に従って′畦気信号ｌ送
出する設定手段と、空調装置本体の調和空気温度及び吹
出しモード関連した操作要素を駆動する駆動装置と、前
記検出手段及び前記設定手段の出力信号な基に最適環境
を車室内に形成すべく演算ｌ施しこの演算結果：二基づ
いて前記駆動装置に指令信号な送出するＳ算制御装置と
を備え之自動制御空調装置において、前記操作要素は、
空調装置本体のデフロスタ、ベンチレータ、フート各配
風ダクトを開閉するドアと、開度に応じてヒータコア通
過風ｔを制御するエアミツクスドアｌ有し、前記検出手
段は、少なくともベンチレータダクト内に配置され念ダ
クトセンサｌ有するとともに、前記演算制御装置には、
ＨＥＡＴモードのようにベンチレータダクトセンサ成す
る配風モードから、Ｂ／Ｌモードのようにベンチレータ
ダクトを開成する他の配風モードへの切替指令信号な送
出したとき、所定期間前記エアミックスドアの開度ｌ固
定または減少補正するエアミックス開度補正回路な設け
である。

作用 前記構成において、演算結果に基づいて演算制御装置が
例えばＨＥＡＴモードを選択すると、ベンチレータダク
トはドアによって閉成さし、他のダクトｌ介して調和空
気が車室内に給送される。

Ｌ　７’ｈ　かってベンチレータダクト内に配置しであ
るダクトセンサは吹出風温を感知することなく、はぼ車
室内温に順応し、た状態Ｉ：ある。そして車室内の温度
（＝関連し几物理的環境因子の変化に伴って、演算制御
装置が例えばＢ／Ｌモード１選択すると、ベンチレータ
ダクトは開成さし、該ベンチレータダクトを介して調和
空気は車室内に給送される。

するとエアミックスドア開度補正回路は、ＨＥｋＴモー
ドからＢ／Ｌモードへの切替指令信号に基づいて、所定
期間空調装置本体のエアミックスドアの開度な固定又は
減少補正する。し九がってベンチレータダクト開成直後
、ダクトセ／すが吹出風によって加温されることなくよ
り低温の車室内温度に順応しｔ状態にあっても、ベンチ
レータダクトからはＨＥＡＴモード時より高温の調和空
気が吹き出されることなく、これと同温度又はより低温
の調和空気が吹き出されるのである。

実施例 以下本発明の一実施例について図面に従って説明する。

すなわち＠２図に示したように、空！ＩＩ装置本体１は
、プロアユニット２、クーリングユニット３、ヒータユ
ニット４を連結して構成されている。前記プロアユニッ
ト２には、外気吸入口５、内気吸入口６、この両数入口
５．６を開閉するインテークドア７及びプロアファン８
が設けられてオリ、前記クーリングユニット３内には、
エバポレータ９が配設されている。又ヒータユニット４
内には、ヒータコア１０及び開度に応じて該ヒータコア
１０の通過風青金制御する操作要素たるエアミックスド
ア１１　、１２　、１３が設けられており、又ヒータユ
ニット４の周壁には、車室内に設けられた図外の吹出口
に連通するデフロスタダクト１７、ぺ／チレータダクト
１８、フートダクト１９が形成されている。各ダクト１
７　、１８　、１９の基端部には、デフロスタドア２０
、ベンチレータドア２１、フートドアｎが枢支され、前
記デフロスタドア２０の下方には、サブデフロスタドア
２０　ａが設けられており、又デフロスタダクト１７ト
ペンチレータダクト１８内には、各々検出手段たるデフ
ロスタダクトセンサ２３、ベンチレータダクトセンサ２
４が配設されている。この両ダクトセンサ２３　、２４
は、第１図に示し九ように他の検出手段たる外気センサ
２７、日射セ／す２８、頭部室温センサ器とともにＡ／
Ｄ変換器３０を介して演算制御装置１Ｔ３１の入力部に
扱続されており、該演算制御装置３１人入力部はさらＣ
；設定手段たる室温設定スイッチ３２が層続されている
。

この演算制御装置ｔ３１は、前記各ダクト１７　、１８
　。

１９ｖ選択的に開閉すべく、外気センサｎ１日射センサ
２８、温度設定スイッチ３２の出力信号に基づいて演算
を実行する吹出しモード演算回路３３、及び外気センサ
ｎ１日射センサ２８、温度設定スイッチ３２、頭部室温
センサ２９の出力信号に基づいて、温度設定スイッチ３
２に入力された室温を漸近維持するに必要な目標吹出風
温ｌ演算する目標吹出温演算回路３４が設けられている
。該目標吹出温演算回路３４の出力側には、前記デフロ
スタダクトセンサ２３及ヒベンチレータダクトセンサ２
４から入力される実際の吹出温ｌデータとして、前記目
標吹出風温を給送すべく、エアミックスドア１１　、１
２　、１３の回動角ｌ演算するエアミックスドア開度演
算回路３５が設けられており、該エアミックスドア開度
演算回路３５の出力側には、前記吹出しモード演算回路
３３がぺ／チレータダクト１８を閉成する吹出しモード
から、ベンチレータダクト１８を開成する他の吹出しモ
ードへの切替信号を出力し念ときエアミックスドア開度
演算回路３５から出力された回−角の補正ｉｔ″ｆ：演
算するエアミックスドア開度補正演算回路３６が設けら
れている。

なお、３７は、吹出モード演算回路３３からの信号に基
づいて、駆動装置たるベンチレータドア用アクチュエー
タ３８、デフロスタドア用アクチュエータ３９、フート
ドア用アクチュエータ４０１：、　選択的に駆動信号を
出力する第１駆動回路であり、又４１け比較回［４０に
よって検出され九補正前のエアミックスドア開度と補正
値との差開度に応じ念駆動信号をエアミックスドア用ア
クチュエータＣに出力する５ｇ２駆動回路である。

次に以上のように構成された本実施例の作動１：ついて
、第３図に示したフローチャートに従って説明する。す
なわち空ｉＩｌ装置本体１の作動スイッチ（図外）が入
力されると、ステップ■においてフラグがセットされ、
順次乗員によって室温設定スイッチ３２に入力された設
定温Ｋ　Ｔ３％前記センナ２７　、２８　、２９によっ
て検出された外気温度Ｔａ、日射ｔＺ１頭部室ｉＴｕが
入力される（ステップ■■コするとこれらのデータに基
づいて、吹出モード演算回路３３、目標吹出温演算回路
３４は、前述し比演算ｌ実行しくステップ■■）、吹出
しモード演算回路３３の演算結果から、下記の各態様か
らなるＶＥＮＴ　、ＨＥＡＴ　、Ｂ７Ｌｔｙ）各モー　
ドが選択される。

ＶＥＮＴモード：ベンチレータダクト１８のみを開成し
てデフロスタ、フート両ダクト１７　、１９含閉成する
。

ＨＥＡＴモード：デフロスタ、フート両ダクト１７　、
１９開成してベンチレータダクト１８を閉成する。

Ｂ／Ｌモード　：ベンチレータ、フート間ダクト１８　
、１９開成してデフロスタダクト１７を閉成する。

セして吹出モード演算回路３３によっていずれかのモー
ドが選択されると、第１駆動回路３７は各モードに対応
するドア２０　、２０１ｋ　、　２１　、２２を回動す
べく、ベンチレータドア用、デフロスタドア用、フート
ドア用の各アクチュエータ３８　、３９　、４０に選択
的に駆動信号ｌ出力し、モードに応じて各ダクト１７　
、１８　、１９が開閉されろ。ここで選択された吹出し
モードがＨＥＡＴモードであるとすると、ステップ■に
おける判別により、このＨＥＡＴモードで、開成状態に
あるデフロスタダク）　１７内のダクトセンサ２３の検
出信号のみが入力を許容される（ステップ■）。したが
ってエアミックスドア開度演算回路３５は、デフロスタ
ダクトセンサ詔によって検出された吹出温と、目標吹出
温演算回路３４の演算結果に基づいて、エアミックスド
ア１１　、１２　、１３の開度θを演Ｘ（ステップ■）
、エアミックスドア１１　、１２　、１３は、第２駆動
回路４１の出力信号によって作動するエアミックスドア
用アクチュエータ４２のストローク量に応じて第４図に
示したように開度θに設定され、同時にフラグはリセッ
トされる（ステップＯ−０１゜ 次にこのようなＨＥＡＴモードでの空調中、外部条件の
変化に伴って、吹出モード演算回路３３がＢ／Ｌモー）
’Ｙ！択すると、ステップ■においてＨ／Ｌが判別され
、ベンチレータダクトセンサ２４によって検出されるべ
／ト吹出温Ｔｄｕの入力が許容される（ステップ（ｉＤ
）。しかしぺ／チレータダクト１８は、直前のＨＥＡＴ
モード時には閉成されていることから、ベンチレータダ
クトセンサ２４は、吹出温によって加温されておらず、
吹出温より遥かに低温の車室内温度１：順応した状態に
ある。し九がってステップ■において実際より低い値で
あるベント吹出温Ｔｄｕ　Ｖ用いてエアミツクスドア開
度θ含演算する結果、該エアミックスドア開度θは吹出
風温を目標吹出温に上昇到達させるべく、より大きな値
θを出力し、ベンチレータダクト１８を介して熱風が吹
き出され得る。このためステップＯでＢ／Ｌモードへの
切換がなされたことが判別されると、ステップ０におい
てフラグのセット、リセットが判別される。この判別は
切替前が）ＩＥＡＴモードであればステップ◎において
フラグはリセット処理されていることからＮｏとなって
ステップＯに進む。このステップ■では、エアミックス
開度補正演算回路３６がエアミックスドア開度θから開
度αを除し食傷、すなわち補正開度θ−αを出力すると
とも（：、比較回路４０は、補正前の開度と前記補正開
度θ−αの比較値ｌ出力し、第２駆動回路４１は比較値
に応じた駆動信号ｌエアミツクスドア用アクチュエータ
Ｃに出力する。この九めエアミックスドア１１　、１２
　、１３は、第４図に鎖線で示したように１秒間（例え
ば２０秒間）開度αだけ、演算されたエアミックス開度
θより減少補正される。このためヒータコア１０の通過
風量は、開度αに応じて減少し、モード切替時における
熱風の吹き出しは解消される。そしてＴ秒経過すると、
ベンチレータダクトセンサ２４は吹出温に順応し、適正
な吹出温を検出することができ、フラグｌセットシ（ス
テップの）、以降ベント吹出温’ｒａｕ’ｌ含むデータ
な基に、エアミックスドア１１　、１２　、１３は制御
されるのである。なおり／Ｌモードから■冑モードへの
切替、あるいはＶＥＮＴモードからル４１モードへの切
替がなされた場合には、既に切替前のモードにおいてベ
ンチレータダクトセンサ２４は吹出温に順応しているこ
とから、エアミックスドア位置なθにする通常の制？［
ｌ（ステップＯ）がなされる。又前記実施例においては
、前述のようなモード切替時にはエアミックスドア１１
　、１２　、１３ｔ’開度α減少補正するようにし友が
、エアミックスドア１１　、１２　、１３を切替前の開
度θに１秒間固定することによっても同様に熱風の吹出
しを解消し得ることは勿論である。

発明の詳細 な説明したように、本発明はベンチレータダクトを閉成
する吹出しモードから、ベンチレータダクトを開成する
他の吹出しモードへの切替がなされたとき、所定期間エ
アミックスドアの開ＥＶ固定又は減少補正するようにし
た。よってモード切替直後、ベンチレータダクト内のダ
クトセンサが吹出温に順応していない間は、エアミック
スドアはダクトセンサの検出値の如何にかかわらず、一
定の開度に維持される。したがって前記切替直後ベンチ
レータ吹出口から一時的に熱風が吹き出される現象が生
ずるようなことはなく、この一時的な熱風に起因する不
快感を解消することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す系統図、第２図は、
同実施例に係る空調装置本体の概念図、第３図は、同実
施例の作動を示すフローチャート、第４図は、同実施例
のエアミックスドア作動状態を示す説明図、第５図は、
従来の自動制御空調装置の概略説明図である。 １・・・空調装置本体、１０・・・ヒータコア、１１，
１２゜１３・・・エアミックスドア、１７・・・デフロ
スタダクト、１８・・・ベンチレータダクト、１９・・
・フートダクト、２０・・・デフロスタドア、２１・・
・ベンチレータドア、２２・・・フートドア、２４・・
・デフロスタダクトセンサ、３１・・・演算制御装置、
３６・・・エアミックスドア開度補正演算回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）温度に関連した物理的環境因子を検出し電気信号
   として出力する検出手段と、温度に関連した車室内の物
   理的環境因子を設定するため乗員の設定操作に従つて電
   気信号を送出する設定手段と、空調装置本体の調和空気
   温度及び吹出しモードに関連した操作要素を駆動する駆
   動装置と、前記検出手段及び前記設定手段の出力信号を
   基に最適環境を車室内に形成すべく演算を施しこの演算
   結果に基づいて前記駆動装置に指令信号を送出する演算
   制御装置とを具えた自動制御空調装置において、前記操
   作要素は、空調装置本体のデフロスタ、ベンチレータ、
   フート各配風ダクトを開閉するドアと、開度に応じてヒ
   ータコア通過風量を制御するエアミツクスドアを有し、
   前記検出手段は、少なくともベンチレータダクト内に配
   置されたダクトセンサを有するとともに、前記演算制御
   装置には、前記ベンチレータダクトを閉成する吹出しモ
   ードから、該ベンチレータダクトを開成する他の吹出し
   モードへの切替指令信号出力に基づいて所定期間前記エ
   アミツクスドアの開度を固定又は減少補正するエアミツ
   クスドア開度補正演算回路を設けたことを特徴とする自
   動制御空調装置のダクトセンサ補正構造。