JPH0628328Y2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0628328Y2
JPH0628328Y2 JP7513287U JP7513287U JPH0628328Y2 JP H0628328 Y2 JPH0628328 Y2 JP H0628328Y2 JP 7513287 U JP7513287 U JP 7513287U JP 7513287 U JP7513287 U JP 7513287U JP H0628328 Y2 JPH0628328 Y2 JP H0628328Y2
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JP
Japan
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switching
room temperature
air conditioning
air conditioner
blowing
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JP7513287U
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JPS63184114U (ja
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日出雄 高橋
義之 荻原
潤一郎 原
至 藤村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、手動操作が行われたときの条件を学習し、そ
の条件で目標条件を補正し自動制御を行う車両用空調装
置に関し、特に吹出しの切換えを学習制御する車両用空
調装置に関する。
(従来の技術) 車両用空調装置の空調風の吹出しには集中吹出しと拡散
吹出しとがある。集中吹出しとは空調風を車両の乗員に
向けて集中的に吹出すものであり、拡散吹出しとは空調
風を車室内の全域にわたって広く拡散して吹出すもので
ある。一般に、空調装置を起動した後しばらくの間(第
1段階)は設定した室温と実際の室温との差が大きい。
そこで、この第1段階は例えば冷房ならば早く体を冷し
たいし、暖房ならば早く体を暖めたい段階であるから集
中吹出しが好まれる。その後、第1段階が過ぎて設定温
度と室温との差が小さくなる(第2段階)と、集中吹出
しでは冷風または暖風が過剰に感じられるようになる。
従って、この第2段階では集中吹出しから拡散吹き出し
への切換えが行われる。
この種の車両用空調装置には、例えば特開昭57−15
008で開示されたものがある。
これは、第4図に示すように、室温設定値Tsと車室温
との差が一定値以上の場合の集中吹出しの選択と、
差が一定値より小さくなったときの集中吹出しから拡散
吹出しへの切換えを自動的に行う車両用空調装置であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 周知のように、人間の温熱間隔には個人差があって、あ
る人には快適な条件が他の人にとっては不快な場合があ
る。設定した条件が上記のように、一定であると温熱感
覚の個人差に対応できない。このため、乗員の意思に反
して集中吹出しが行われたり、早期に集中吹出しから拡
散吹出しへ切換えられてしまう恐れがあった。
本考案の目的は各乗員の温熱感覚に合った吹出しの切換
を行うことのできる車両用空調装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の車両用空調装置は、第1図に示すように、吹出
口からの吹出し方法を変える切換手段CHと、この切換
手段を駆動する駆動手段MOと、この駆動手段MOを制
御する制御手段CONとを備え、制御手段の制御により
目標空調条件で前記切換手段による吹出し方法を切換え
る車両用空調装置において、前記切換手段を手動操作し
たときの空調条件を記憶する記憶手段と、この空調条件
により前記目標空調条件を補正する補正手段とよりなる
ことを特徴とする。
(作用) 車両の乗員が手動操作で吹出しの切換を行うと、そのと
きの空調条件が記憶される。このときの空調条件により
目標空調条件が補正手段により補正される。以後、制御
手段の制御により補正した目標空調条件で集中吹出しと
拡散吹出しとを切換える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を説明する。
本考案の一実施例の制御ブロックを第2図に示す。本実
施例では制御手段CONをマイクロコンピュータを用い
て構成した。室温センサ1と室温設定器3はマルチプレ
クサ(MPX)5に接続されている。室温Tを検出す
る室温センサ1はバイアス抵抗を介して接続したサーミ
スタ感熱素子であり、目標室温Tsを設定する室温設定
器3は摺動抵抗器である。マルチプレクサ5はこれから
の信号を順次走査により時分割で取り出しA/D変換器
(ADC)7へ送る。A/D変換器7はこれらのアナロ
グ信号をデジタル信号に変換する。手動/自動切換スイ
ッチ19は吹出しモードの切換を手動で行うかまたは自
動で行うかの切換を行う。マイクロコンピュータは入力
インターフェイス(IFIN)9、プログラムメモリ
(ROM)11、データメモリ(RAM)13、中央演
算処理ユニット(CPU)15、出力インターフェイス
(IFOUT)17から構成されている。入力インター
フェイス9へはA/D変換器7からのデジタル信号と手
動/自動切換スイッチ19からの信号が入力する。これ
らのデータはデータメモリ13へ送られて記憶される。
プログラムメモリ(ROM)11には空調装置を制御す
るに必要なすべてのプログラムが格納されている。ま
た、後述の計算上の室温T′と室温設定値Tsとの関
係の基本式もここに納められている。データメモリ(R
AM)13は切換手段CHを手動操作したときの空調条
件を記憶する記憶手段MEを構成する。中央演算処理装
置15はプログラムメモリ11から必要なプログラム
を、またデータメモリ13からは各種センサから入力さ
れた必要なデータを読み出して演算を行い出力インター
フェイス17を通して空調装置の各機構部(信号線は図
示していない。)へ制御指令を送る。また、中央演算処
理装置15は、切換手段CHを手動操作したときの空調
条件により目標空調条件を補正する補正手段AMを構成
する。D/A変換器(DAC)21は出力インターフェ
イス17から送られたデジタル信号をアナログ信号に直
して、増幅器23へ送る。増幅器23はこの信号を増幅
して吹出しモードを切換える駆動モータ25へ送る。駆
動モータ25は駆動手段MOを構成し後述する所要の吹
出し方法を選択するように作動し、切換スイッチ19が
手動側のときは所定のボタン操作で駆動できるようにな
っている。
空調装置の各機構部は、内外気切換ドア29により選択
された外気取入れ口31または内気取入れ口33から空
気を取入れて加速し空調風を生成するブロアファン3
5、空調風を冷却するエバポレータ37、空調風を加熱
するヒータ39、ヒータ39を通過する空調風とバイパ
スする空調風の割合を調節するコアミックスドア41と
を備えている。空調風の吹出口には、デフロスタ吹出口
43、ベント吹出口45、足元吹出口47があり、吹出
モードの切換手段CHはベント吹出口45に接続された
ベントダクト49の室内開口部に取り付けられた可変ル
ーバ27で構成されている。
本実施例の車両用の空調装置の制御手順を第3図のフロ
ーチャートを用いて説明する。
ステップS1では、室温センサからの室温T、室温設
定器3からの室温設定値Tsの他に外気温センサから外
気温Ta、日射量センサから日射量Sなどのデータが入
力される。
ステップS2では、室温Tと室温設定値Tsの差に基
づいてブロアファン35の印加電圧が設定される。
ステップS3では、入力した上記のデータと下記の式か
ら目標吹出し温度Tfが計算される。
Tf=A・Ta+B・T+C・Ts+D・S+E(A
〜Eは定数) ステップS4では、上記のTfと下記の式からコアミッ
クスドアの開度Xが計算される。
X=F・Tf+G(F、Gは定数) ステップS5では、上記のTfの値から吹出し口モード
が決定され、ベント吹出口45、足元吹出口47の切換
ドアが制御される。ステップS6では、吹出し方法切換
えの手動/自動切換スイッチ19の位置が手動側か自動
側かの判別が行われ、手動側ならステップWS13へ、
自動側ならステップS7へ進む。
ステップS7では、予め設定してある下記の基本式(例
えば、メーカー設定)と入力データ中の室温設定値Ts
とからT′が計算される。
′=H・Ts+I (H、Iは定数) (1) このT′は目標空調条件となる計算上の室温であり、
とT′との差が先に述べた空調装置動作状態の第
1段階と第2段階とを分ける基準となる。その判断はス
テップS10で行う。
ステップS8では、手動切換え手段による吹出しモード
切換え時のデータ(切換えが行われた時のTsのデータ
とTのデータのペア)が記憶されているか否かの検索
が行われる。データが有ればステップS9へ、データが
無ければステップS10へ進む。
ステップS9が、特徴となる手動操作時の空調条件の学
習を行うステップである。ここでは次のように2通りの
計算が行われる。
第1の計算はメーカが出荷時に設定している下記の式に
手動操作時のデータT、Ts(過去2回分をそれぞ
れ)を代入して定数HとIの補正が行われる。補正後の
各定数をそれぞれH′、I′とする。
=H・Ts+I (2) 第2の計算はこのH′、I′を用いた下記の式で新し
い、つまり手動操作を行った乗員の好みを反映する補正
後のT′が計算される。
′=H′・Ts+I′ (3) ステップS10では、ステップS7またはステップS9
で計算されたT′とその時の室温Tとの差が計算さ
れその差が一定値(本実施例では2C。)より小さけれ
ば第2段階へ入ったと判断してステップS11へ進み、
一定値より大きければまだ第1段階にあると判断してス
テップS12へ進む。ここでTとT′の間に設けた
差は専ら許容差であって必要ならばこの差を零に設定し
てもよい。
ステップS11では、拡散吹出しが選択され、ステップ
S1へ戻る。
ステップS12では、集中吹出しが選択され、ステップ
S1へ戻る。
ステップS13は、切換スイッチ19が手動側に切換え
られステップS8の判断がNOのとき、実行されるもの
でモータ25の回転角の入力等で集中吹出しから拡散吹
出しへの切換えであるか否かの判別が行われる。集中→
拡散の方向の切換えであればステップS14へ進む。
ステップS14では、手動切換えが行われた時の空調条
件である室温Tと室温設定値Tsとのデータが記憶さ
れ、ステップS1へ戻る。このデータはステップS8の
判断に用いられる。
従って、空調装置は室温Tを乗員が設定する室温設定
値Tsにするよう稼動する。乗員がスイッチ19を当初
から自動側へ切換えていれば、ステップS7での基本式
によりT′が計算される。そして、乗車時、室温T
と計算値T′との差が2℃を上回っていれば駆動モー
タ25の作動により可変ルーバ27が集中吹出し側へ切
換えられ、乗車後集中的に冷気又は暖気を浴びることが
できる。乗車後、しばらくして室温Tが室温設定値T
sに近ずくと、TとT′との差も2℃を下回り、駆
動モータ25の作動で可変ルーバ27が切換えられ、集
中吹出しから拡散吹出しとなる。このため、車室全体の
冷房または暖房により、乗員は快適な条件が得られる。
乗員が上記T′での吹出し方法切換えに満足しないと
きは、スイッチ19を手動側へ切換え、自己が望むタイ
ミングで集中吹出しから拡散吹出しへの切換えを行な
う。このときの室温Tと室温設定値Tsを学習し、ス
イッチ19が次に自動側へ切換えられたとき、上記のよ
うに補正式が作成され、乗員の好みに応じたタイミング
で集中吹出しから拡散吹出しへの切換えが行われる。
なお、上記フローチャートでは、手動切換えデータ有り
の判断を行うステップS8の前に基本式による演算(ス
テップS7)を行ったがステップS8の判断NOの後に
ステップS7を実行するように構成することもできる。
(考案の効果) 本考案の車両用空調装置によれば、手動による吹出し方
法切換でそのときの空調条件を学習し、目標空調条件を
補正するため、車両乗員の温熱感覚の好みに合った条件
で吹出し方法の自動的な切換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロック図、第2図は本考
案の構成を示すブロック図,第3図は第2図に示した実
施例の制御手順を示すフローチャート、第4図は従来の
装置における吹き出し方法の切換え手順を示すフローチ
ャートである。 CH…切換手段、MO…駆動手段 AM…補正手段、ME…記憶手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹出口からの吹出し方法を変える切換手段
    と、この切換手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段
    を制御する制御手段とを備え、制御手段の制御により目
    標空調条件で前記切換手段による吹出し方法を切換える
    車両用空調装置において、前記切換手段を手動操作した
    ときの空調条件を記憶する記憶手段と、この空調条件に
    より前記目標空調条件を補正する補正手段とよりなるこ
    とを特徴とする車両用空調装置。
JP7513287U 1987-05-21 1987-05-21 車両用空調装置 Expired - Lifetime JPH0628328Y2 (ja)

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JP7513287U JPH0628328Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 車両用空調装置

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JP7513287U JPH0628328Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 車両用空調装置

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JPS63184114U JPS63184114U (ja) 1988-11-28
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JP7513287U Expired - Lifetime JPH0628328Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 車両用空調装置

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JP4505941B2 (ja) * 2000-04-26 2010-07-21 株式会社デンソー 車両用空調装置

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