JPS62197556A - 棟換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【技術分野１ 本発明は、家屋の棟から小屋裏空間の換気を行うための
ｉ置に関する。 【背景技術】 家屋内部の通風を良くするためには各鴫換気装置が用い
られている。特に、屋根の下の小屋裏空間の湿気を含ん
だ空気などを速やかに屋外へ排出できるようにした小屋
裏換気装置が棟部分や部分平屋の屋根と上階の外壁との
間などに構成されている。しかしながら、このような箇
所に小屋裏換気口を開口したのでは、小屋裏換気口から
小屋裏へ雨水など吹き込むことがある。このため、小屋
裏換気口と反対側へ倒すようにして小屋裏換気口の緑か
ら屋根上面に水返し片を立設し、水返し片の上端から小
屋裏換気口の上方を覆う覆い片を略水平方向に延出し、
前記水返し片に換気孔を穿孔して小屋裏換気口への雨水
の吹き込みを防止することが行なわれている。 ところが、水返し片は換気孔が穿孔されているために強
度が劣り、屋根の上の作業者がこの部分を踏んだ場合に
は直ぐに水返し片が踏み潰されて倒れてしまい、この結
果換気孔が塞がれて小屋裏の換気不良を起こすという問
題があった。

【発明の目的】

本発明は成上のような技術的背景に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところはたとえ水返し片の部分
が踏まれても、水返し片が潰れて換気孔が塞がれたりす
ることのないようにすることにある。

【発明の開示】

本発明の棟換気装置は、屋根の棟部１に小屋裏換気口２
を開口し、小屋裏換気口２の両側の屋根材９の上に基板
１４を敷設し、基板１４の小屋裏換気口２Ｉｌの端に水
返し片３を立設すると共に両水返し片３の上堵閤に一体
に覆い片４を架設して小屋裏換気口２を跨ぐように配設
された防水板１２を形成し、前記水返し片３に換気孔５
を穿孔し、水返し片３の小屋裏換気口２と反対側の面に
水返し片３を支持させるためのスペーサー６を当接させ
て成ることを特徴とするものである。しかして、本発明
は小屋裏換気口２及び換気孔５を通して小屋裏空間の熱
気などを排出して換気を行え、雨水は水返し片３を登っ
て換気孔５を通過することがないので、小屋裏換気口２
へ雨水が浸入することがないものである。しかも、水返
し片３はスペーサー６により支持されているためにたと
え屋根上の作業者に踏まれるようなことがあっても潰れ
て換気孔５が塞がれるようなことがなく、小屋裏空間の
換気を良好に保つことができるものである。 また、防水板１２は小屋裏換気口２を跨ぐようにして棟
部１の両側のものが一体に形Ｊ＆されているので、部品
点数が削減されると共に強度が向上し、踏みに強くなる
ものである。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。 第１図及び第２図に示すように、屋根勾配を付して棟部
１の両側に配設された垂木７の上に野地板８及び屋根材
９を葺く時に、野地板８及び屋根材９の端部間に間隙を
あけて棟部に小屋裏換気口２を形成しである。従って、
屋根の下の小屋裏空間１０内の湿気や熱気は小屋裏換気
口２を通って屋根の上方へ排出される０棟部１には小屋
裏換気口２を跨ぐようにして一体成形された防水板１２
が配設されている。防水板１２は金属板を折り曲げ加工
したものであり、中央部に山状に屈曲した覆い片４が形
成され、覆い片４の両側から水返し片３が垂下されてお
り、両水返し片３の下端がら外方へ向けて基板１４が延
出されている。しかして、パツキン１１の上から屋根材
９の上に基板１４が載ａされて釘１３で屋根材９に固定
されている。 また、水返し片３は基板１４側（小屋裏換気口２と反対
側）へ若干例れていて水返し片３の近辺は断面Ｚ字状に
なっており、水返し片３には長孔状の換気孔５が複数側
芽孔されている。基板１４の両端には仕切り片１５が立
設されていて、防水板１２の上へ浸入した雨水は基板１
４の両端から隣の防水＠１２へ流れ込むことのないよう
になっている。覆い片４の下面には可撓性と断熱性を有
する帯状のシート１６が貼られていて結露防止を図っで
ある。水返し片３を支持するスペーサー６は第４図〜ｍ
６図に示すような形状及び構造を有しており、平らな後
部上面１７から水返し片３と同じ傾斜で斜めに前部上面
１８が延出されており、前部上面には水返し片３の換気
孔５と対向するように幅広の切欠部１９が凹設されてい
る。また前後部上面１８．１７の側端からは側スカート
片２０が垂下されており、後部上面１７の後端からは後
スカート片２１が垂下されている。＊た、スペーサー６
の下面には一対の板状の脚片２２が設けられていて脚片
２２の両面に前後方向に通気できる通気空間２３が形成
されており、脚片２２は両スカート片２０．２１よりも
下方まで突出していて両スカーＦ片２０．２１によりス
ペーサー６の周囲が塞がれる二とのないようして通気性
を確保している。更に、スペーサー６の背面両側には奥
で広くなったジヨイント用溝２４が上下全長に設けられ
ている。このスペーサー６は小屋裏換気口２の両側に配
設された防水板１２の基板１４の上に載置され、前部上
面１８を水返し片３の下面に押入され、切欠部１９の位
置が水返し片３の換気孔５の位置と一致して換気孔５が
スペーサー６により塞がれないように配置される。＃Ｓ
７図及Ｖ第８図に示すものはスペーサー６を固定するた
めの固定用ブロック２５であり、固定用ブロック２５の
先ｉ部には先端が幅広となっていてスペーサー６のジヨ
イント用溝２４と噛み合い可能となったノ３インド用突
起２６が設けられており、ジヨイント用突起２６の後ろ
の筒部２７には上下に貫通する釘孔２８があけられてお
り、筒部２７の後ろには略箱状をした仮止め部２つが設
けられており、仮止め部２９の底面及び背面には透孔３
０が穿孔されている。しかして、第９図に示すように、
ツタインド用突起２６をジ町インド用溝２４内に上方か
ら嵌入させて固定用ブロック２５がスペーサー６に連結
される。この時仮止め部２９の底面の透孔３０から防水
板１２にビスなどを打って固定用ブロック２５を仮止め
することも可能である。第１０図に示すものは棟部の外
観を構成する金属棟材３１であり、屋根勾配に合わせて
略への字状に屈曲された山形部３２の両側に段落とし状
に水切り部３３が設けられており、山形部３２の両側部
には両道け〃イド３５付島の通気口３６が設けられてお
り、複数個の通孔３４が穿孔されている。 しかして、金属棟材３１は防水板１２の覆い片４の上面
及びスペーサー６の上面に載置され、水切りｇ３３は部
分的に配設されたパツキン３７を介して防水板１２の基
板１４の上に載置される。この時、金属棟材３１の水切
り部３３内面がスペーサー６の仮止め部２つ背面に当接
して位置決めされ、通孔３４は第１図に示すようにスペ
ーサー６よりも水下側に位置し、通孔３４はスペーサー
６の釘孔２８に対向する。この状態において、第７図に
示すようｌ二、上端に軟質パツキン３８をつけた大きな
釘３９を金属棟材３１の透孔３０からスペーサー６の釘
孔２８に通し、防水板１２の基板１４、屋根材９、野地
板８及び垂木７に打ち込んで金属棟材３１及びスペーサ
ー６を固定するのである。こうして、釘３９を打ち込む
と軟質パツキン３８が釘３９の頭で圧縮されて金属棟材
３１の通孔３４のｋｈｌこ圧接されることになり、通孔
３４の緑から水が浸入するのを防止されるのである。 又、金属棟材３１の水切り部３３からスペーサー〇の仮
止め部２９背面にビスなどを打ってスペーサー６を金属
棟材３１に固定することも可能である。 しかして、小屋裏空間のｉＡ気を含んだ空気は第１図に
実線の矢印で示すように小屋裏換気口２を通って上へ上
がり、水返し片３の換気孔５を抜けて防水板１２の外へ
排出され、スペーサー６の下面の通気空間２７を通って
金属棟材３１の通気口３６から屋外へ排気されるのであ
る。一方、第１図に破線の矢印で示すように、金属棟材
３１の通気口３６から浸入した雨水は両道け〃イド３５
に沿って水下側へ流れ、金属棟材３１の水切り部３３下
面を通って屋根材９の表面へ排出されるのである。また
、雨水の吹込み量が多い場合にも基板１４の上端側に水
返し片３を立ちあげて水返し片３に換気孔５を穿孔しで
あるので、換気孔５から雨水が浸入するおそれがないよ
うになっている。 更に、金属棟材３１の上から水返し片３の付近が踏まれ
てもスペーサー６により荷重が支持されるために水返し
片３が潰れて倒れることがなく、換気孔５が塞がれてし
まうことがない。 屋根の棟の艮手力向に沿っては上記構造の小屋裏換気装
置が一定間隔毎に隣接するように配置されているが、防
水板１２の両端には上記の如く仕切り片１５が立設され
ているので、各小屋裏換気装置は独立しており、隣の小
屋裏換気装置から横に雨水が流入してくるようなことが
なく、雨水が棟の一箇所に集まることが熊（て雨水の溢
水を防止できるようになっている。 第１１図に示すものは本発明の他側であり、棟部分を跨
ぐように小屋裏換気口２の両側の防水板１２を一体に形
成してあり、両側の防水板１２の覆い片４の先端同士が
連続させられている。この防水板１２の水返し片３がス
ペーサー６により支持され、固定用ブロック２５でスペ
ーサー６が固定される点は第一の実施例と同様であるが
、金属棟材３１を用いず、代わりに煉瓦４０を用いたも
のである。即ち、防水板１２の覆い片４の上面には支持
部４１が設けられており、この上に窯業系の丸い棟瓦４
０が載＠される構造となっている。 棟瓦４０の上面には適宜間隔で円形の通気口３６が開口
されており、通気口３６の上には第１２図に示すような
両道は用の孔あき目板４２がねじ４３で取り付けられて
いる。しかして、換気孔５から出た排気はスペーサー６
の下を通って棟瓦４０の通気口３６から外気へ排出され
るのである。また、通気口３６がら棟瓦４０内へ吹き込
んだ雨水は覆い片４からスペーサー６の上面を伝って棟
瓦４０の下端の下面から外部へ排出されるのである。 しかも、スペーサー６の上面を雨水が伝うとはいえ、ス
ペーサー６の両側及び背面には上記の如く側スカート片
２０と後スカート片２１とが垂下されているので、スペ
ーサー６の上面を伝った雨水は両スカート片２０．２１
の下端で確実に水切りされ、雨水がスペーサー６の下面
を伝って前端側へ流れて換気孔５近辺へ至ることが防止
されている。なお、覆い片４の下面には断熱性を有する
シート１６が貼られていて結露防止している。 第１３図に示すものは本発明の第３実施例であり、第２
実施例とほぼ共通な構成を有しているが、勾配の大きな
屋根に施工されており、棟瓦４０には通気口３６がな（
、水返し片３の換気孔５から排出された排気は棟瓦４０
の下端の下面の隙間から外気へ排出されるようになって
いる。 【発明の効果］ 本発明は、叙述の如く構成されているから、小屋裏換気
口及び換気孔を通して小屋裏空間の熱気などを排出して
換気を行え、雨水は水返し片を登って換気孔を通過する
ことがないので、小屋裏換気口へ雨水が浸入することが
ないものである。しかも、水返し片はスペーサーにより
支持されているためにたとえ屋根上の作業者に踏まれる
ようなことがあっても漬れて換気孔が塞がれるようなこ
とがなく、小屋裏空間の換気を良好に保つことができる
ものである。また、防水板は小屋裏換気口を跨ぐように
して棟部１の両側のものが一体に形成されているので、
部品点数か削減されると共に強度が向上し、踏みに強く
なるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例の換気孔の部分における断
面図、第２図は同上のスペーサーの部分における断面図
、第３図は同上のスペーサーを取付けられた防水板の一
部破断した斜視図、第４図は同上のスペーサーの斜視図
、第５図は同上のスペーサーの平面図、第６図は同上の
スペーサーの側面図、第７図は同上の固定用ブロックと
釘を示す斜視図、第８図は同上の固定用ブロックの側面
図、第９図は同上のスペーサーと固定用ブロックとの連
結構造を示す一部破断した平面図、第１０図は同上の金
属棟材の斜視図、第１１図は本発明の第二実施例を示す
断面図、ｔｐＪ１２図は同上の孔あき目板を示す斜視図
、第１３図は本発明の第三実施例を示す断面図であり、
１は棟部、２は小屋裏換気口、３は水返し片、４は覆い
片、５は換気孔、６はスペーサー、９は屋根材、１２は
防水板、１４は基板である。 代理人　弁理士　石　１）使　七 第４図 第７図 第ＳＳ 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）屋根の棟部に小屋裏換気口を開口し、小屋裏換気
   口の両側の屋根材の上に基板を敷設し、基板の小屋裏換
   気口側の端に水返し片を立設すると共に両水返し片の上
   端間に一体に覆い片を架設して小屋裏換気口を跨ぐよう
   に配設された防水板を形成し、前記水返し片に換気孔を
   穿孔し、水返し片の小屋裏換気口と反対側の面に水返し
   片を支持させるためのスペーサーを当接させて成ること
   を特徴とする棟換気装置。