JPS6219580A - イソクロマン類の製造方法 - Google Patents

イソクロマン類の製造方法

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JPS6219580A
JPS6219580A JP15952885A JP15952885A JPS6219580A JP S6219580 A JPS6219580 A JP S6219580A JP 15952885 A JP15952885 A JP 15952885A JP 15952885 A JP15952885 A JP 15952885A JP S6219580 A JPS6219580 A JP S6219580A
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Kunio Ishikawa
石川 国男
Sadamasa Morishita
森下 貞政
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Nisso Petrochemical Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成じゃこう系香料、医薬品中間体等に有用な
インクロマン類の効率よい製造方法に関する。
〔従来技術〕
インクロマン類の製造方法として、従来から塩化水素の
存在下アリールアルカノールとホルムアルデヒドを反応
させる方法が一般的であり(米国特許第3360530
号参照)、又上記の改良法としてアリールアルカノール
を酸の存在下に特定のジアルキルアセタールと反応させ
る方法(特公昭54−20498号公報参照)等が提案
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述の米国特許に示される方法にあって
は、実質的に2段階の反応であるため、操作が煩雑で反
応完結まで長時間を要したシ、腐蝕性の強い塩化水素ガ
スを大量に使用しなければならないといった問題があシ
、更に反応の中間物としてその発癌性が問題となってい
るクロロメチルエーテルが生成するといった如き深刻な
問題が生じてきている。
上記特公昭54−20498号公報に示される方法にあ
っては、クロロメチルエーテルの生成はみられないもの
の、反応を進める際、触媒である酸の添加方法、反応温
度の制御等に細かな注意が必要であるばかシでなく、用
いるアリールアルカノールに対するインクロマン類の収
率が、高々85チ程度以下であシ、該方法は工業的なイ
ンクロマン類の製法としてはかならずしも有利な製法と
は云いがたい。
これらの先行技術に鑑み、本発明者らは、上記の如き欠
点を除き、工業的に有利にインクロマン類を単純な方法
で短時間のうちに実質的に定量的に製造する方法を見出
し本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は下記一般式(I)にて示されるアリールアルカ
ノールを用い、 下記一般式(II 〕にて示されるインクロマン類を製
造するに当シ、前記(1)式にて示されるアリールアル
カノールと下記一般式(II)にて示されるジハロアセ
タールを 酸触媒の存在下、150〜250’Cの温度で反応させ
ることを特徴とするインクロマン類の製造方法である。
本発明で使用する前記一般式〔I〕にて示される化合物
としては、例えば、β−フェニルエチルアルコール、2
−フェニル−1−ゾロノソノール、1−(2−ヒドロキ
シエチル)−a+S−ジエチルベンゼン、1−(2−ヒ
ドロキシエチル)2−メトキシ−4−メチルベンゼン、
2− (1’、 1’、 2’、 3’、 3’−イン
タメチルインダンー5′−イル)−1−プロノぞノール
、2− (1’、 1’、 2’、 3’、 3’−ペ
ンタメチルインダン−51−イル)エタノール、2− 
(1’、 1’、 2’、 3’、 3’ −インタメ
チルインダン−5’−(ル)−1−dンタノール、2−
 (1’、 1’、 4’、 4’−テトラメチルテト
ラリン−6フーイル)−1−プロノミノール、2−  
(1’、1’、4’。
4′−テトラメチルテトラリン−6′−イル)エタノー
ル等を例示出来るが、これらは1種又は2種以上の混合
物として使用される。
本発明で使用されるもう一方の原料は前述の如く、一般
式(III)にて示されるジノ・ロアセタールであシ、
これらは例えば、H+0cH2CH,l Xなる化合物
とアセトアルデヒド、あるいはホルムアルデヒドとから
製造することが出来る。前述の如く、(Ill)式で示
される化合物の両末端がノ・ロゲン置換されていること
が必須であシ、そうでなければ、理由は定かではないが
本発明方法の特徴が具現しない。又前述の一般式(II
I)中に示されるm及びnは3以下であることが好まし
く、3をこえたジノ・ロアセタールでは本発明の効果が
具現しに<<好ましくない。これらの化合物としては、
ビス(2−クロロエトキシ)メタン、 ビス(2−7’ロモエトキシ)メタン、1.1−ビス(
2−クロロエトキシ)エタン、1.1−ビス(2−7”
ロモエトキシ)エタン、ビス(2−クロロエトキシエト
キシ)メタン、ビス(2−フロモエトキシエトキシ)メ
タン、1.1−ビス(2−クロロエトキシエトキシ)エ
タン、 ビス(2−クロロエトキシエトキシエトキシ)メタン 等を例示出来る。これらは必要に応じ1種又は2種以上
の化合物あるいは混合物として使用出来る。
これらの化合物のうち、2−ハロエトキシ基をもったア
セタール類が好ましく用いられる。また、コレラのうち
、2−へロエトキシホルマールが特に好ましく用いられ
る。
前述の酸触媒としては特に限定はなく、硫酸、p−)ル
エンスルホン酸、リン酸等を例示出来る。
アリールアルカノールに対するジノ・ロアセタールの仕
込みモル比は0.2〜10の範囲が好ましく、0.5〜
5の範囲が更に好ましい。又触媒の使用量は反応系全体
重量の0.5〜50重量%でよいが特に1〜30重量%
が好ましい。
前述した如き原料および触媒を用いて、一般式(If)
にて示されるインクロマン類を製造するに当っては、ア
リールアルカノール、ジハロアセタールおよび酸触媒を
一括して反応器に入れ、所定温度に保ち加熱することに
よって簡単に行いうる。
これら原料の仕込みは分割してもよいが、一括仕込みを
行っても何ら本発明方法に悪影響を与えることはない。
云いかえるなら、本発明方法を用いれば、前述の特公昭
54−20498号公報に示されるような煩雑な方法を
用いることなく、簡単にインクロマン類を製造すること
が出来る。
更に、当然のことながら、前述のジハロアセタールを、
インクロマン類の製造に先たち、同一反応器内で例えば
該当するアルデヒドとハロヒドリンから製造し、そのま
まアリールアルカノール及び必要ならば触媒を一括して
仕込み本発明方法を実施することが出来る。本発明方法
を実施するに当シ、反応温度は150〜250℃の如き
比較的高温域で行わねばならないが、反応途中で温度を
変更させる必要はなく、この点で反応操作が極めて簡単
である。反応時間は用いる原料の種類、上記の反応温度
の選択によって変わるが概ね5時間以内で十分である。
反応圧力は所望の反応温度が得られるなら、常圧でも加
圧でもよい。
かくして得られる反応後の混合物を水酸化ナトリウム、
炭酸す) IJウムの如きアルカリの水溶液で中和し、
必要ならば洗滌後、蒸溜、抽出等公知の方法によって精
製して製品とすればよい。
〔実施例〕
以下に1実施例及び比較例をあげ、本発明を更に詳しく
説明する。尚、以下に「部」と記すのは特に明記しない
限シ、重量部を示す。
実施例1 攪拌機、温度計及び蒸溜装置を備えた500容量部ノフ
ラスコにβ−フェニルエチルアルコール122部、ビス
(2−クロロエトキシ)メタン173部及びp−)ルエ
ンスルホン酸8部を入れ、160±5℃迄加熱し4時間
同温度で攪拌反応させた。この間実質的にエチレンクロ
ヒドリンからなる留出液162部が得られた。反応液を
冷却後、30重量%水酸化ナトリウムで中和し、有機層
を分液後、減圧蒸溜し、沸点72〜79℃/ 3 ws
Hfを有する留分130.4部を得た。このものを分析
した所、インクロマンであることが判明した。
従って使用したβ−フェニルエチルアルコールニ対して
収率は97.3 %であった。尚上記分析はGLC,I
R及びNMRで行り九。(以下、同じ)比較例1 実施例1記載の方法に於て、ビス(2−クロロエトキシ
)メタンに代えてビス(エトキシ)メタン104部を用
いた所、インクロマンは95.8部しか得られなかった
。収率は用いたβ−フェニルエチルアルコールに対して
71.4%であった。
比較例2 (本例は、特公昭54−20498号公報に記載された
方法に準じたものである。) 実施例1で用いたのと同様の反応装置を用い、同反応器
ニβ−フェニルエチルアルコール122部、ビス(エト
キシ)メタン208部及びp−)ルエ/スルホン!!8
部を入れ90℃に加熱し21時間同温度で攪拌反応させ
た。反応の10時間目に、更にp−)ルエンスルホンf
R4部を加え、15時間目に更にビス(エトキシ)メタ
ン104部を追加した。反応液を冷却後、30重tqI
I水酸化ナトリウムで中和し、有機層を分液後、減圧蒸
溜し、沸点72〜b を得た。
このものを分析した所、インクロマンと確認すれた。使
用したβ−フェニルエチルアルコールに対する収率は6
1.7チにしかすぎなかった。
実施例1及び比較例10両結果を比較すれば明らかな如
く、ジハロアルキルアセタールとジアルキルアセタール
を用いた場合の効果の差異は明らかであシ、又、実施例
1、比較例20両結果を比較すれば明らかな様に、本発
明方法による結果が特公昭54−20498号公報に記
載される方法による結果に比べて、単に反応温度の差異
によるものではないことが明白である。
実施例2 実施例1記載の反応装置に2−(2’−クロロエトキシ
)エタノール24’9部、ノξラホルムアルデヒド30
部、硫酸8部を入れ、3時間かけて90℃よシ135℃
に昇温する間に実質的に水から々る留出液178部が得
られた。この時点で反応液をGLC分析したところ、ビ
ス(2−クロロエトキシエトキシ)メタン260部の生
成を認めた。次に2− (1’、 1’、 2’、 3
’s 3/−インタメチルインダン−5′−イル)−1
−プロ、Fノール245部ヲ添加し、160±5℃迄加
熱し4時間同温度で攪拌反応させた。反応液を冷却後、
30重量%炭酸す) IJウムで中和し、有機層を分液
後、減圧蒸溜すると、先ず241部の2−(2’−クロ
ロエトキシ)エタノールが回収され、次に沸点153〜
158℃/3 wmHtを有する実質的に6−オキサ−
1−,1,2,3,3゜8−ヘキサメチル−2,3,5
,6,7,8−ヘキサヒドロ−IH−ベンズ(f)イン
デンからなる留分247.7部が得られた。用いた了り
−ルゾロ、Fノールに対する収率は96.0 %であっ
た。
実施例3〜7 種々のアリールアルカノール及びジハロアセタールを用
いて実施例1記載の方法を繰返しそれらの結果を第1表
に示した。
比較例3〜4 実施例4および7のジノーロアセタールをそれぞれ対応
スるジアルキルアセタールにかえて実施例1記載の方法
を繰返し結果を第2表に示した。
「発明の効果」 従来、安全にしかも簡単な操作で高収率でインクロマン
類を得ることが困難であったが、本発明方法によれば、
安全且つ簡単な操作で短時間のうちに実質的に定量的に
インクロマン類を製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式〔 I 〕にて示されるアリールアルカノ
    ールを用い、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔 I 〕 〔ここに、R_1は水素原子、低級アルキル基、又は低
    級アルコキシ基を示し、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼は隣接ベンゼン環と一辺を共有する5又は6員環の
    一部を示し、R_2は水素原子、低級アルキル基を示し
    、lは1又は2を示す。但し、R_1が低級アルキル基
    又は低級アルコキシ基の場合▲数式、化学式、表等があ
    ります▼は存在しない。〕 下記一般式〔II〕にて示されるイソクロマン類を▲数式
    、化学式、表等があります▼R・・・・・・・・・〔I
    I〕 〔ここに、R_1、R_2、l及び▲数式、化学式、表
    等があります▼については前述と同じであり、R_3は
    水素原子又はメチル基を示す。〕 製造するに当り、前記〔 I 〕式にて示されるアリール
    アルカノールと下記一般式〔III〕にて示されるジハロ
    アセタールを ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔III〕 〔ここに、R_3は前述と同じ、m、nは1〜3の自然
    数、Xは塩素又は臭素原子を示す。〕 酸触媒の存在下、150〜250℃の温度で反応させる
    ことを特徴とするイソクロマン類の製造方法。 2、前記〔III〕式にて示されるジハロアセタールが下
    記〔IV〕式にて示されるジハロエチル ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・〔IV〕 〔ここに、R_3は前述と同じ〕 アセタールである特許請求の範囲第1項記載の製造方法
    。 3、前記〔IV〕式にて示されるジハロエチルアセタール
    がジハロエチルホルマールである特許請求の範囲第2項
    記載の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104193599A (zh) * 2014-09-23 2014-12-10 锦西化工研究院有限公司 一种合成二(2-氯乙氧基乙基)缩醛的方法
CN105377951A (zh) * 2013-06-17 2016-03-02 阿克佐诺贝尔化学国际公司 制备多硫化物的方法
US10179838B2 (en) 2014-12-17 2019-01-15 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Low-salt process for the preparation of a polysulfide

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