JPS6366177A - イソクロマン類の製造法 - Google Patents

イソクロマン類の製造法

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JPS6366177A
JPS6366177A JP21120486A JP21120486A JPS6366177A JP S6366177 A JPS6366177 A JP S6366177A JP 21120486 A JP21120486 A JP 21120486A JP 21120486 A JP21120486 A JP 21120486A JP S6366177 A JPS6366177 A JP S6366177A
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Kunio Ishikawa
石川 国男
Sadamasa Morishita
森下 貞政
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は合成ジャコラ系香料、医薬品等の中間体として
有用なイソクロマン類の効率良い製造方法に関する。
「従来技術」 インクロマン類の製造方法として、従来から塩化水素の
存在下アリールアルカノールとホルムアルデヒドを反応
させる方法が一般的であり(米国特許第3360530
号参照)、又」二記の改良法としてアリールアルカノー
ル ルボン酸無水物又は該酸のメチレンジエステルと反応さ
せる方法(特開昭59−157082号参照)等が提案
されている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、前述の米国特許に示される方法にあって
は、実質的に2段階の反応であるため、操作が傾雑で反
応完結まで長時間を要したり、腐食性の強い塩化水素ガ
スを大量に使用しなければならないといった問題があり
、更に反応の中間物としてその発癌性が問題となってい
るクロロメチルエーテルが生成するといった如き深刻な
問題が生じてきている。
上記特開昭59−157082号に示される方法にあっ
ては、クロロメチルエーテルの生成はみられないものの
、用いるアリールアルカノールに対するイソクロマン類
の収率が高々85%程度であるばかりでなく、反応によ
って大量の酢酸、酪酸の如き低級脂肪酸の副生が避けら
れない。周知の様に上記の如き低級脂肪酸は腐食性を持
ち、更に刺激臭及び腐敗臭が強く,従って該インクロマ
ン類を香料等に用いる様な場合にはこれらの脂肪酸がた
とえ微址といえども混入する事は致命的な欠点となり、
該方法は]二業的なイソクロマン類の製法としてlJ必
ずしも有利な製法とは言い離い。
これらの先行技術に鑑み、本発明者らは、に記の如き欠
点を除き、工業的に有利にインクロマン類を単純な方法
で短時間のうちに実質的に定−に的に製造する方法を見
出し本発明に到達した。
[問題を解決するための手段」 即ち、本発明は下記一般式[1]にて示されるアリール
アルカノール類と下記一般式[I]]にて示されるアル
デヒド類あるいはその縮合体を、R3CHO・・・・・
・・・・・[冒1]=4− [ここに、1七,は水素原子又はメチル基を示す。]酸
触媒の存在下、100℃〜200℃の温度で反応させト
記一般式[ Il+ ]にて示されるイソクロマン類を
製造するに際し、 該反応系に下記一般式[IV]にて示されるジハロアル
キルエーテル X−CHR,−Cl(R4−f− OCHR4−CHR
, +− X・・・・・・・・[IV] を共存させ、反応を進めることを特徴とするインクロマ
ン類の製造法である。
本発明方法で使用する前記一般式[1]にて示される化
合物としては1例えば、β−フェニルエチルアルコール
、2−フェニル−1−プロパツール、1−(2−ヒドロ
キシエチル)−3,5−ジエチルベンゼン、]−(]2
−ヒドロキシエチル−2−メ1−キシー4−メチルベン
ゼン、2−(1’ 、]’ 、2’ 、3’ 、3’−
ペンタメチルインダン−5′−イル)−1−プロパツー
ル、2−(]]’、I’、2’、3’、:l’−ペンタ
メチルインダン52−イル)エタノール、2−(]’ 
、1’ 、2’ 、3’ 、3’−ペンタメチルインダ
ン−5′−イル)=1−ペンタノール、2−(1’ 、
]’ 、4’ 、4’−テ1ヘラメチルテトラリンー6
′−イル)−1−プロパツール、2−(+’、]’。
4’ 、4’−テトラメチルテトラリン−6′−イル)
エタノール等を例示出来るが、これらは一種又は−二種
以上の混合物として使用される。
本発明方法で使用する前記一般式[II]にて示される
アルデヒドとしては具体的にはホルムアルデヒドあるい
はアセトアルデヒドであり、これらの縮合体としてはパ
ラホルムアルデヒド、トリオキサン、テトラオキサン等
を例示できる。
本発明方法を実施するに当っては、前述した如く、上記
二種の原料の外に一般式[IV]にて示されるジハロア
ルキルエーテルを反応系に加える訳であるが、この化合
物は反応に関与しない成分として単に加えられるのでは
なく自らも反応に関与し、インクロマンの生成反応の進
行に伴いハロアルキルアルコールとなる。この随伴反応
の結果、インクロマン生成反応の進行が円滑に進み、し
かも先行技術に見られる様な、ジクロロメチルエーテル
の如き好ましくない副生物の発生を避けることが出来、
且つインクロマン類の収率を向上させることが出来る。
その理由については未だ明確ではないが、この事実こそ
本発明の大きな特徴である。
この一般式[1v]に示されるジハロアルキルエーテル
は公知の方法、例えばアルキレンハロヒドリンの脱水縮
合、ジアルキレングリコールのハロゲン化或は、例えば
特公昭4g−23060号公報に示される様に、アルキ
レンオキシド中に塩素とオレフィンとを同時に導入する
方法等によって製造される。
該エーテルの両末端は、前述の如く、ハロゲン置換され
てなければならず、置換されていなげれば、理由は定か
ではないが本発明に示される特徴的な効果はあられれな
い。又、該一般式口■]中に示されるnが5を超えると
前述の如き効果がはっきりと現れず好ましくない。
これらの化合物として、 2.2’−ビス(ハロエチル
)エーテル、ビス(2−ハロエチル)エチレングリコー
ル、2.2′−ジハロエトキシエチルエーテル、2.2
’−ジハロエトキシエトキシエチルエーテル、ビス(2
−ハロプロピル)エーテル、ビス(2−へロプロボキシ
プロピル)エーテル、ビス(2−ハロプロポキシプロポ
キシプロピル)エーテル等を例示できる。ハロゲンとし
ては塩素、臭素又は沃素を例示できる。
これらは必要に応じ一種又は二種以上の化合物或は混合
物として使用出来る。本発明方伝にあっては、これらの
うちでも特に2−ハロエチル基を持ったビス(2−ハロ
エチル)エーテルが好ましく用いられる。
前述の酸触媒としては特に限定はなく、公知の如何なる
酸でも用いることが出来、例えば硫酸、p−トルエンス
ルホン酸、燐酸等を例示出来る。
8一 本発明方法を実施するに当り、アリールアルカノールに
対するアルデヒドの使用量は該アルカノール1モル当り
アルデヒド単位が0.2〜10モルの範囲が好ましく、
0.5〜5モルの範囲が更に好ましい。
同様にジハロアルキルエーテルの使用量は該アルカノー
ル1モル当り0.2〜lOの範囲が好ましく、0.5〜
5の範囲が更に好ましい。
触媒としての酸の使用量はその種類に因って多少は変化
させるべきであるが、概ね反応系全体の重量に対して0
.1〜50重量%でよいが、0.5〜30重量%が好ま
しい。
前述した如き原料及び触媒を用いて一般式[m]にて示
されるイソクロマン類を製造するに当っては、前述のア
リールアルカノール、アルデヒド、ジハロアルキルエー
テル及び触媒を一括して反応器に入れ、所定温度に保ち
加熱することによって簡単に行なう事が出来る。これら
原料の仕込みは分割でも一括でも良く、仕込み方法によ
って本発明方法に悪影響を与える事は無い。云いかえる
なら、本発明方法を用いれば、前述の特開昭59−15
7082号公報に示される方法に潜在する欠点を解決し
、簡単にイソクロマン類を製造することが出来る。
本発明方法を実施するに当り、反応温度は100〜20
0℃の範囲にあることが好ましく、反応時間は用いる原
料の種類に因って変わるが、概ね;1時間以内で十分で
ある。更に、所望の反応温度が得られるなら、反応圧力
には限定はなく、常圧、減圧。
加圧いずれの状態であってもよい。
前述の如く、本発明方法にあっては、反応の進行に伴い
ハロアルキルアルコールが発生してくるが、これは蒸留
によって系外に除去すれば良い。
かくして得られる反応後の混合物を水酸化ナトリウム、
炭酸ナトリウム等の如きアルカリ水溶液で中和し、必要
ならば、洗浄後、蒸留、抽出等の公知の方法によって精
製して製品とすればよい。
「実施例」 以下に実施例及び比較例を挙げ本発明を更に詳しく説明
するが、これらに限定されるものではない。
実施例1 攪拌機、温度計及び蒸溜装置を備えた0、5Qフラスコ
にβ−フェニルエチルアルコール122g、パラホルム
アルデヒド30g、ビス(2−クロロエチル)エーテル
143g及びp−トルエンスルホン酸8gを入れ、14
0±5℃迄加熱し、2.5時間同温度で攪拌反応させた
。この間実質的にエチレンクロロヒドリンからなる溜出
液160gが得られた。
冷却後反応液を30重量〃水酸化ナトリウム水溶液で中
和し有機層を分液後、減圧黒潮し、沸点73〜79℃/
3mmHgを有する溜置130.1gを得た。
このものを分析した所、インクロマンであることが判明
した。使用したアルコールに対して収率は97.1%で
あった。尚、上記分析はガスクロマトグラフィー(GC
)、赤外分光法(IR)及びNMRで行なった・ 比較例1 ビス(2−クロロエチル)エーテルを添加しないで実施
例1記載の方法を繰り返した所、イソクロマンは86.
4gシか得られなかった。収率は用いたアルコールに対
して64.5%と低かった。
実施例1と本例の比較から明らかな如く、ジハロアルキ
ルエーテルを反応系に加えるといった本発明の効果が明
確に表れていることが理解される。
実施例2 攪拌機、温度計及び蒸溜装置を備えたIQフラスコに2
−(1’、1’、2’、3’、3’−ペンタメチルイン
ダン−5′−イル)−1−プロパツール246g、パラ
ホルムアルデヒド30g及びビス(2−クロロエトキシ
エチル)エーテル231g及び濃硫酸3gを入れ、12
0±b減圧下、140±5℃迄加熱し、2.5時間同温
度で攪拌反応させた。この間実質的に2−(2″−クロ
ロエトキシ)エタノールからなる溜出液247gが得ら
れた。
反応液を冷却後、30重量X炭酸ソーダ水溶液で中和し
、有機層を分液後、減圧黒潮して沸点154〜158℃
/3n++nHgを有する溜置248gを得た。
この溜置は分析によって6−オキサ−1,1,2,3,
+1.8−へキサメチル−2,3,5,6,7,8−ヘ
キサヒドロ−111−ベンズ[f]インデンであること
が確認された。用いたアリールアルカノールに対する収
率は96.1%で=12− あった。
比較例2 ビス(2−クロロエトキシエチル)エーテルを添加しな
いで実施例2記載の方法を繰返した所、目的とするイン
クロマンは156.6gLか得られなかった。
用いたアリールアルカノールに対する収率は60.7%
と低かった。
実施例2と本例を比較すれば明らかな様に、ジハロアル
キルエーテルを共存させ反応を進める事によって本発明
の特徴的な効果が具現することが理解される。
実施例3〜7 種々のアリールアルカノール及びジハロアルキルエーテ
ルを用いて実施例1又は実施例2記載の方法を繰返し、
それらの結果を第1表に示した。
尚、これらの反応に於いてはアリールアルカノールとジ
ハロアルキルエーテルとのモル比は全て1/1とし、反
応温度は140℃とし、そして反応時間は2.5時間と
した。
「発明の効果」 従来、安全にしかも簡単な操作で高収率でインクロマン
類を得ることが困難であったが、本発明方法によれば、
安全11つ簡単な操作で短時間のうちに実質的に定量的
に高品位のインクロマン類を製造することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式[ I ]にて示されるアリールアルカノ
    ール類と下記一般式[II]にて示されるアルデヒド類あ
    るいはその縮合体を、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・[ I ] 〔ここに、R_1は水素原子、低級アルキル基又は低級
    アルコキシ基を示し、▲数式、化学式、表等があります
    ▼は隣接ベンゼン環と一辺を共有する5又は6員環の一
    部を示し、R_2は水素原子又は低級アルキル基を示し
    lは1又は2を示す。但し、R_1が低級アルキル基又
    は低級アルコキシ基の場合、▲数式、化学式、表等があ
    ります▼は存在しない。〕 R_3CHO・・・・・・・・・・[II] [ここに、R_3は水素原子又はメチル基を示す。]酸
    触媒の存在下、100℃〜200℃の温度で反応させ下
    記一般式[III]にて示されるイソクロマン類を製造す
    るに際し、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・[III] [ここに、R_1、R_2、R_3、▲数式、化学式、
    表等があります▼及びlは前述と同じ]該反応系に下記
    一般式[IV]にて示されるジハロアルキルエーテル X−CHR_5−CHR_4−(OCHR_4−CHR
    _5)−_nX・・・・・・・・・[IV] ここに、R_4、R_5は水素原子又はメチル基を示す
    。但し、R_4とR_5が同時にメチル基であることは
    ない。nは1〜5の自然数を、Xは塩素、臭素又は沃素
    原子を示す。 を共存させ、反応を進めることを特徴とするイソクロマ
    ン類の製造法。 2、ジハロアルキルエーテルが下記一般式[V]にて示
    される ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・[
    V] [ここに、Xは前述と同じである。] ジハロエチルエーテルである特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。
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