JPH0258270B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0258270B2 JPH0258270B2 JP15952885A JP15952885A JPH0258270B2 JP H0258270 B2 JPH0258270 B2 JP H0258270B2 JP 15952885 A JP15952885 A JP 15952885A JP 15952885 A JP15952885 A JP 15952885A JP H0258270 B2 JPH0258270 B2 JP H0258270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- represented
- parts
- here
- isochromans
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 claims description 6
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 claims description 6
- DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N acetaldehyde Diethyl Acetal Natural products CCOC(C)OCC DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 125000004435 hydrogen atom Chemical group [H]* 0.000 claims description 5
- 125000001997 phenyl group Chemical group [H]C1=C([H])C([H])=C(*)C([H])=C1[H] 0.000 claims description 2
- 125000002777 acetyl group Chemical class [H]C([H])([H])C(*)=O 0.000 claims 2
- WKBOTKDWSSQWDR-UHFFFAOYSA-N Bromine atom Chemical group [Br] WKBOTKDWSSQWDR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000003377 acid catalyst Substances 0.000 claims 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 claims 1
- 125000001309 chloro group Chemical group Cl* 0.000 claims 1
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 11
- WRMNZCZEMHIOCP-UHFFFAOYSA-N 2-phenylethanol Chemical compound OCCC1=CC=CC=C1 WRMNZCZEMHIOCP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 239000012044 organic layer Substances 0.000 description 4
- JOXIMZWYDAKGHI-UHFFFAOYSA-N toluene-4-sulfonic acid Chemical compound CC1=CC=C(S(O)(=O)=O)C=C1 JOXIMZWYDAKGHI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- WSFSSNUMVMOOMR-UHFFFAOYSA-N Formaldehyde Chemical compound O=C WSFSSNUMVMOOMR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 150000001241 acetals Chemical class 0.000 description 3
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- KLKFAASOGCDTDT-UHFFFAOYSA-N ethoxymethoxyethane Chemical compound CCOCOCC KLKFAASOGCDTDT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- HEBMCVBCEDMUOF-UHFFFAOYSA-N isochromane Chemical compound C1=CC=C2COCCC2=C1 HEBMCVBCEDMUOF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 3
- NLXGURFLBLRZRO-UHFFFAOYSA-N 1-chloro-2-(2-chloroethoxymethoxy)ethane Chemical compound ClCCOCOCCCl NLXGURFLBLRZRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- LECMBPWEOVZHKN-UHFFFAOYSA-N 2-(2-chloroethoxy)ethanol Chemical compound OCCOCCCl LECMBPWEOVZHKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L Sodium Carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- HRQGCQVOJVTVLU-UHFFFAOYSA-N bis(chloromethyl) ether Chemical compound ClCOCCl HRQGCQVOJVTVLU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- -1 dihaloalkyl acetal Chemical class 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000041 hydrogen chloride Inorganic materials 0.000 description 2
- IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N hydrogen chloride Substances Cl.Cl IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- BDERNNFJNOPAEC-UHFFFAOYSA-N 1-propanol Substances CCCO BDERNNFJNOPAEC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LBLYYCQCTBFVLH-UHFFFAOYSA-N 2-Methylbenzenesulfonic acid Chemical compound CC1=CC=CC=C1S(O)(=O)=O LBLYYCQCTBFVLH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SZIFAVKTNFCBPC-UHFFFAOYSA-N 2-chloroethanol Chemical compound OCCCl SZIFAVKTNFCBPC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010007269 Carcinogenicity Diseases 0.000 description 1
- 229930040373 Paraformaldehyde Natural products 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 238000010420 art technique Methods 0.000 description 1
- 230000007670 carcinogenicity Effects 0.000 description 1
- 231100000260 carcinogenicity Toxicity 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 239000007806 chemical reaction intermediate Substances 0.000 description 1
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 1
- 239000003205 fragrance Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229920002866 paraformaldehyde Polymers 0.000 description 1
- 239000012450 pharmaceutical intermediate Substances 0.000 description 1
- 229940067107 phenylethyl alcohol Drugs 0.000 description 1
- 229910000029 sodium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007039 two-step reaction Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Pyrane Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は合成じやこう系香料、医薬品中間体等
に有用なイソクロマン類の効率よい製造方法に関
する。 〔従来技術〕 イソクロマン類の製造方法として、従来から塩
化水素の存在下アリールアルカノールとホルムア
ルデヒドを反応させる方法が一般的であり(米国
特許第3360530号参照)、又上記の改良法としてア
リールアルカノールを酸の存在下に特定のジアル
キルアセタールと反応させる方法(特公昭54−
20498号公報参照)等が提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述の米国特許に示される方法
にあつては、実質的に2段階の反応であるため、
操作が煩雑で反応完結まで長時間を要したり、腐
蝕性の強い塩化水素ガスを大量に使用しなければ
ならないといつた問題があり、更に反応の中間物
としてその発癌性が問題となつているクロロメチ
ルエーテルが生成するといつた如き深刻な問題が
生じてきている。 上記特公昭54−20498号公報に示される方法に
あつては、クロロメチルエーテルの生成はみられ
ないものの、反応を進める際、触媒である酸の添
加方法、反応温度の制御等に細かな注意が必要で
あるばかりでなく、用いるアリールアルカノール
に対するイソクロマン類の収率が、高々85%程度
以下であり、該方法は工業的なイソクロマン類の
製法としてはかならずしも有利な製法とは云いが
たい。 これらの先行技術に鑑み、本発明者らは、上記
の如き欠点を除き、工業的に有利にイソクロマン
類を単純な方法で短時間のうちに実質的に定量的
に製造する方法を見出し本発明に到達した。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は下記一般式〔〕にて示されるアリー
ルアルカノールを用い、 〔ここに、R1は水素原子、低級アルキル基を示
し、
に有用なイソクロマン類の効率よい製造方法に関
する。 〔従来技術〕 イソクロマン類の製造方法として、従来から塩
化水素の存在下アリールアルカノールとホルムア
ルデヒドを反応させる方法が一般的であり(米国
特許第3360530号参照)、又上記の改良法としてア
リールアルカノールを酸の存在下に特定のジアル
キルアセタールと反応させる方法(特公昭54−
20498号公報参照)等が提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述の米国特許に示される方法
にあつては、実質的に2段階の反応であるため、
操作が煩雑で反応完結まで長時間を要したり、腐
蝕性の強い塩化水素ガスを大量に使用しなければ
ならないといつた問題があり、更に反応の中間物
としてその発癌性が問題となつているクロロメチ
ルエーテルが生成するといつた如き深刻な問題が
生じてきている。 上記特公昭54−20498号公報に示される方法に
あつては、クロロメチルエーテルの生成はみられ
ないものの、反応を進める際、触媒である酸の添
加方法、反応温度の制御等に細かな注意が必要で
あるばかりでなく、用いるアリールアルカノール
に対するイソクロマン類の収率が、高々85%程度
以下であり、該方法は工業的なイソクロマン類の
製法としてはかならずしも有利な製法とは云いが
たい。 これらの先行技術に鑑み、本発明者らは、上記
の如き欠点を除き、工業的に有利にイソクロマン
類を単純な方法で短時間のうちに実質的に定量的
に製造する方法を見出し本発明に到達した。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は下記一般式〔〕にて示されるアリー
ルアルカノールを用い、 〔ここに、R1は水素原子、低級アルキル基を示
し、
【式】は隣接ベンゼン環と一辺を共有
する5又は6員環の一部を示し、R2は水素原子、
低級アルキル基を示し、lは1又は2を示す。但
し、R1が低級アルキル基の場合
低級アルキル基を示し、lは1又は2を示す。但
し、R1が低級アルキル基の場合
【式】は存
在しない。〕
下記一般式〔〕にて示されるイソクロマン類
を 〔ここに、R1、R2、l及び
を 〔ここに、R1、R2、l及び
以下に、実施例及び比較例をあげ、本発明を更
に詳しく説明する。尚、以下に「部」と記すのは
特に明記しない限り、重量部を示す。 実施例 1 撹拌機、温度計及び蒸溜装置を備えた500容量
部のフラスコにβ−フエニルエチルアルコール
122部、ビス(2−クロロエトキシ)メタン173部
及びp−トルエンスルホン酸8部を入れ、160±
5℃迄加熱し4時間同温度で撹拌反応させた。こ
の間実質的にエチレンクロヒドリンからなる留出
液162部が得られた。反応液を冷却後、30重量%
水酸化ナトリウムで中和し、有機層を分液後、減
圧蒸溜し、沸点72〜79℃/3mmHgを有する留分
130、4部を得た。このものを分析した所、イソ
クロマンであることが判明した。従つて使したβ
−フエニルエチルアルコールに対して収率は97.3
%であつた。尚上記分析はGLC、IR及びNMRで
行つた。(以下、同じ) 比較例 1 実施例1記載の方法に於て、ビス(2−クロロ
エトキシ)メタンに代えてビス(エトキシ)メタ
ン104部を用いた所、イソクロマンは95.8部しか
得られなかつた。収率は用いたβ−フエニルエチ
ルアルコールに対して71.4%であつた。 比較例 2 (本例は、特公昭54−20498号公報に記載され
た方法に準じたものである。) 実施例1で用いたのと同様の反応装置を用い、
同反応器にβ−フエニルエチルアルコール122部、
ビス(エトキシ)メタン208部及びp−トルエン
スルホン酸8部を入れ90℃に加熱し21時間同温度
で撹拌反応させた。反応の10時間目に、更にp−
トルエンスルホン酸4部を加え、15時間目に更に
ビス(エトキシ)メタン104部を追加した。反応
液を冷却後、30重量%水酸化ナトリウムで中和
し、有機層を分液後、減圧蒸溜し、沸点72〜79
℃/3mmHgを有する留分82.8部を得た。 このものを分析した所、イソクロマンと確認さ
れた。使用したβ−フエニルエチルアルコールに
対する収率は61.7%にしかすぎなかつた。 実施例1及び比較例1の両結果を比較すれば明
らかな如く、ジハロアルキルアセタールとジアル
キルアセタールを用いた場合の効果の差異は明ら
かであり、又、実施例1、比較例2の両結果を比
較すれば明らかな様に、本発明方法による結果が
特公昭54−20498号公報に記載される方法による
結果に比べて、単に反応温度の差異によるもので
はないことが明白である。 実施例 2 実施例1記載の反応装置に2−(2′−クロロエ
トキシ)エタノール249部、パラホルムアルデヒ
ド30部、硫酸8部を入れ、3時間かけて90℃より
135℃に昇温する間に実質的に水からなる留出液
17.8部が得られた。この時点で反応液をGLC分析
したところ、ビス(2−クロロエトキシエトキ
シ)メタン260部の生成を認めた。次に2−(1′,
1′,2′,3′,3′−ペンタメチルインダン−5′−イ
ル)−1−プロパノール245部を添加し、160±5
℃迄加熱し4時間同温度で撹拌反応させた。反応
液を冷却後、30重量%炭酸ナトリウムで中和し、
有機層を分液後、減圧蒸溜すると、先ず241部の
2−(2′−クロロエトキシ)エタノールが回収さ
れ、次に沸点153〜158℃/3mmHgを有する実質
的に6−オキサ−1,1,2,3,3,8−ヘキ
サメチル−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒド
ロ−1H−ベンズ〔f〕インデンからなる留分
247.7部が得られた。用いたアリールプロパノー
ルに対する収率は96.0%であつた。 実施例 3〜7 種々のアリールアルカノール及びジハロアセタ
ールを用いて実施例1記載の方法を繰返しそれら
の結果を第1表に示した。
に詳しく説明する。尚、以下に「部」と記すのは
特に明記しない限り、重量部を示す。 実施例 1 撹拌機、温度計及び蒸溜装置を備えた500容量
部のフラスコにβ−フエニルエチルアルコール
122部、ビス(2−クロロエトキシ)メタン173部
及びp−トルエンスルホン酸8部を入れ、160±
5℃迄加熱し4時間同温度で撹拌反応させた。こ
の間実質的にエチレンクロヒドリンからなる留出
液162部が得られた。反応液を冷却後、30重量%
水酸化ナトリウムで中和し、有機層を分液後、減
圧蒸溜し、沸点72〜79℃/3mmHgを有する留分
130、4部を得た。このものを分析した所、イソ
クロマンであることが判明した。従つて使したβ
−フエニルエチルアルコールに対して収率は97.3
%であつた。尚上記分析はGLC、IR及びNMRで
行つた。(以下、同じ) 比較例 1 実施例1記載の方法に於て、ビス(2−クロロ
エトキシ)メタンに代えてビス(エトキシ)メタ
ン104部を用いた所、イソクロマンは95.8部しか
得られなかつた。収率は用いたβ−フエニルエチ
ルアルコールに対して71.4%であつた。 比較例 2 (本例は、特公昭54−20498号公報に記載され
た方法に準じたものである。) 実施例1で用いたのと同様の反応装置を用い、
同反応器にβ−フエニルエチルアルコール122部、
ビス(エトキシ)メタン208部及びp−トルエン
スルホン酸8部を入れ90℃に加熱し21時間同温度
で撹拌反応させた。反応の10時間目に、更にp−
トルエンスルホン酸4部を加え、15時間目に更に
ビス(エトキシ)メタン104部を追加した。反応
液を冷却後、30重量%水酸化ナトリウムで中和
し、有機層を分液後、減圧蒸溜し、沸点72〜79
℃/3mmHgを有する留分82.8部を得た。 このものを分析した所、イソクロマンと確認さ
れた。使用したβ−フエニルエチルアルコールに
対する収率は61.7%にしかすぎなかつた。 実施例1及び比較例1の両結果を比較すれば明
らかな如く、ジハロアルキルアセタールとジアル
キルアセタールを用いた場合の効果の差異は明ら
かであり、又、実施例1、比較例2の両結果を比
較すれば明らかな様に、本発明方法による結果が
特公昭54−20498号公報に記載される方法による
結果に比べて、単に反応温度の差異によるもので
はないことが明白である。 実施例 2 実施例1記載の反応装置に2−(2′−クロロエ
トキシ)エタノール249部、パラホルムアルデヒ
ド30部、硫酸8部を入れ、3時間かけて90℃より
135℃に昇温する間に実質的に水からなる留出液
17.8部が得られた。この時点で反応液をGLC分析
したところ、ビス(2−クロロエトキシエトキ
シ)メタン260部の生成を認めた。次に2−(1′,
1′,2′,3′,3′−ペンタメチルインダン−5′−イ
ル)−1−プロパノール245部を添加し、160±5
℃迄加熱し4時間同温度で撹拌反応させた。反応
液を冷却後、30重量%炭酸ナトリウムで中和し、
有機層を分液後、減圧蒸溜すると、先ず241部の
2−(2′−クロロエトキシ)エタノールが回収さ
れ、次に沸点153〜158℃/3mmHgを有する実質
的に6−オキサ−1,1,2,3,3,8−ヘキ
サメチル−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒド
ロ−1H−ベンズ〔f〕インデンからなる留分
247.7部が得られた。用いたアリールプロパノー
ルに対する収率は96.0%であつた。 実施例 3〜7 種々のアリールアルカノール及びジハロアセタ
ールを用いて実施例1記載の方法を繰返しそれら
の結果を第1表に示した。
【表】
【表】
比較例 3〜4
実施例4および7のジハロアセタールをそれぞ
れ対応するジアルキルアセタールにかえて実施例
1記載の方法を繰返し結果を第2表に示した。
れ対応するジアルキルアセタールにかえて実施例
1記載の方法を繰返し結果を第2表に示した。
【表】
「発明の効果」
従来、安全にしかも簡単な操作で高収率でイソ
クロマン類を得ることが困難であつたが、本発明
方法によれば、安全且つ簡単な操作で短時間のう
ちに実質的に定量的にイソクロマン類を製造する
ことができる。
クロマン類を得ることが困難であつたが、本発明
方法によれば、安全且つ簡単な操作で短時間のう
ちに実質的に定量的にイソクロマン類を製造する
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1)にて示されるアリールアルカノ
ールを用い、 [ここに、R1は水素原子、低級アルキル基を示
し、【式】は隣接ベンゼン環と一辺を共有 する5又は6員環の一部を示し、R2は水素原子、
低級アルキル基を示し、lは1又は2を示す。 但し、R1が低級アルキル基の場合【式】 は存在しない。] 下記一般式[]にて示されるイソクロマン類
を [ここに、R1、R2、l及び【式】につい ては前述と同じであり、R3は水素原子又はメチ
ル基を示す。] 製造するに当り、前記[]式にて示されるア
リールアルカノールと下記一般式[]にて示さ
れるジハロアセタールを [ここに、R3は前述と同じ、m、nは1〜3の
自然数、Xは塩素又は臭素原子を示す。] 酸触媒の存在下、150〜250℃の温度で反応させ
ることを特徴とするイソクロマン類の製造方法。 2 前記[]式にて示されるジハロアセタール
が下記[]式にて示されるジハロエチル [ここに、R3は前述と同じ] アセタールである特許請求の範囲第1項記載の
製造方法。 3 前記[]式にて示されるジハロエチルアセ
タールがジハロエチルホルマールである特許請求
の範囲第2項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15952885A JPS6219580A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | イソクロマン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15952885A JPS6219580A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | イソクロマン類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6219580A JPS6219580A (ja) | 1987-01-28 |
JPH0258270B2 true JPH0258270B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=15695734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15952885A Granted JPS6219580A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | イソクロマン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6219580A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6154551B2 (ja) * | 2013-06-17 | 2017-06-28 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップAkzo Nobel Chemicals International B.V. | 多硫化物の調製方法 |
CN104193599A (zh) * | 2014-09-23 | 2014-12-10 | 锦西化工研究院有限公司 | 一种合成二(2-氯乙氧基乙基)缩醛的方法 |
US10179838B2 (en) | 2014-12-17 | 2019-01-15 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Low-salt process for the preparation of a polysulfide |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP15952885A patent/JPS6219580A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6219580A (ja) | 1987-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4181810A (en) | Process for the preparation of propane-1,3-diols, disubstituted in the 2-position | |
JPS6259097B2 (ja) | ||
US2667517A (en) | Method- of preparing unsaturated | |
JP3334952B2 (ja) | E,z−ブテンジアール−ビス−ジアルキルアセタールの製造方法 | |
JPH0258270B2 (ja) | ||
JPH07206746A (ja) | メチル−tert−ブチルエーテルの製造方法 | |
US3910964A (en) | Process for production of isochromans | |
US3021373A (en) | Preparation of 1-alkenyl, alkenyl ethers | |
EP0010235A1 (de) | 2-Propylpent-4-en 1-al und Verfahren zu dessen Herstellung | |
US2802879A (en) | Production of haloacetals | |
US2621214A (en) | Benzaldehyde acetals and process | |
JP3175334B2 (ja) | N−(α−アルコキシエチル)−カルボン酸アミドの製造法 | |
JPH0662629B2 (ja) | ビス―メチレン スピロオルトカーボネートの製造方法 | |
JPH0228583B2 (ja) | ||
JPH09188645A (ja) | シトラールの製造方法 | |
US3299141A (en) | Nu-hydroxyalkyl-nu-alkynyl-nu-alkyl-and aralkyl amines and process for the preparation thereof | |
JPH0258269B2 (ja) | ||
JPS6223733B2 (ja) | ||
US4223159A (en) | By-product recycling process | |
JPS6049170B2 (ja) | β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法 | |
JP2940560B2 (ja) | パーフルオロプロピオン酸フロリドの製造法 | |
US2485988A (en) | Process for preparing them | |
SU534459A1 (ru) | Способ получени аминопропилтриалкоксисиланов | |
JPS6157525A (ja) | メチルペンタジエンの製造方法 | |
JPH0584305B2 (ja) |