JPS6049170B2 - β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法 - Google Patents
β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法Info
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- JPS6049170B2 JPS6049170B2 JP14173479A JP14173479A JPS6049170B2 JP S6049170 B2 JPS6049170 B2 JP S6049170B2 JP 14173479 A JP14173479 A JP 14173479A JP 14173479 A JP14173479 A JP 14173479A JP S6049170 B2 JPS6049170 B2 JP S6049170B2
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- alcohol
- reaction
- formaldehyde
- halide
- alkoxyethoxymethyl
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はβ−アルコキシエトキシメチルハライドの工業
的製造に適した方法に関する。
的製造に適した方法に関する。
β−アルコキシエトキシメチルハライドは、アルコール
やカルボン酸塩等との縮合反応あるいは芳香族炭化水素
とのフリーデルクラフツ反応によつて各種有機化合物に
誘導される価値ある物質である。
やカルボン酸塩等との縮合反応あるいは芳香族炭化水素
とのフリーデルクラフツ反応によつて各種有機化合物に
誘導される価値ある物質である。
該ハロゲン化物は従来β−アルコキシエチルアルコール
とホルムアルデヒドとハロゲン化水素との同時反応によ
つて製造されている。メトキシエトキシメチルクロライ
ドの製造を例にとれば、反応は次式で示される〔Tet
rahedronレtters01)809−812(
1976)〕。CH30CH2CH2OH+ CH2O
→CH3OCH2CH2OCH2C1+H2O上記反応
は1段で行われるので、反応操作は容易とみられるが、
副生水を除去しつつ反応を行わねは目的物の収率が著る
しく低下するのて、塩化カルシウム、無水硫酸マグネシ
ウム等の固体の脱水剤を使用して水を除去する必要があ
る。
とホルムアルデヒドとハロゲン化水素との同時反応によ
つて製造されている。メトキシエトキシメチルクロライ
ドの製造を例にとれば、反応は次式で示される〔Tet
rahedronレtters01)809−812(
1976)〕。CH30CH2CH2OH+ CH2O
→CH3OCH2CH2OCH2C1+H2O上記反応
は1段で行われるので、反応操作は容易とみられるが、
副生水を除去しつつ反応を行わねは目的物の収率が著る
しく低下するのて、塩化カルシウム、無水硫酸マグネシ
ウム等の固体の脱水剤を使用して水を除去する必要があ
る。
固体の脱水剤は反応器への投入および抜取が困難てある
うえに、水の吸収によつて粘稠なゲル状物を形成し、こ
れが生成物取出口を閉塞するので、実際に反応操作は困
難を極める。周知のようにホルムアルデヒドはアルコー
ルと反応して、次式で示されるように対応するヒドロキ
シメチルエーテル(アルコールのヘミホルマール)を生
成する。
うえに、水の吸収によつて粘稠なゲル状物を形成し、こ
れが生成物取出口を閉塞するので、実際に反応操作は困
難を極める。周知のようにホルムアルデヒドはアルコー
ルと反応して、次式で示されるように対応するヒドロキ
シメチルエーテル(アルコールのヘミホルマール)を生
成する。
ROHfCH2O→R0CH2CH
上記式中Rはアルコール残基である。
しカルながら、このようなヘミホルマールは対応するア
ルコール溶液中においてのみ存在しうることが知られて
おり、これを単離することおよび単離したものを他の反
応に供することが可能であるとは考えられておらず、ま
たそのような試みもなされたことがない。かかる理由に
より、上記ヘミホルマールのハロゲン化物に相当するハ
ロメチルエーテル(ROCH2X)は前述したメトキシ
エトキシメチルクロライドの例にみられるように、もつ
ばらアルコールとホルムアルデヒドとハロゲン化水素と
の同時反応によつてのみ製造されている。反応は次式(
式中Xはハロゲン原子)で示すことができる。ROH+
CH2O→ROCH2X+H2Oこのようにハロメチル
エーテルを工業的に製造するには、収率向上のために固
体脱水剤の使用が不可避となり、その取扱いが大きな問
題となるのである。
ルコール溶液中においてのみ存在しうることが知られて
おり、これを単離することおよび単離したものを他の反
応に供することが可能であるとは考えられておらず、ま
たそのような試みもなされたことがない。かかる理由に
より、上記ヘミホルマールのハロゲン化物に相当するハ
ロメチルエーテル(ROCH2X)は前述したメトキシ
エトキシメチルクロライドの例にみられるように、もつ
ばらアルコールとホルムアルデヒドとハロゲン化水素と
の同時反応によつてのみ製造されている。反応は次式(
式中Xはハロゲン原子)で示すことができる。ROH+
CH2O→ROCH2X+H2Oこのようにハロメチル
エーテルを工業的に製造するには、収率向上のために固
体脱水剤の使用が不可避となり、その取扱いが大きな問
題となるのである。
本発明によれば、意外にもβ−アルコキシエチルアルコ
ールのヘミホルマールは対応するβ−アルコキシエチル
アルコールの溶液から安定に分離することができ、かつ
ハロゲン化反応に供しうることが見出された。
ールのヘミホルマールは対応するβ−アルコキシエチル
アルコールの溶液から安定に分離することができ、かつ
ハロゲン化反応に供しうることが見出された。
したがつてβ−アルコキシエトキメチルハライドの製造
に関する限り同時反応を行う必要がなく、固体脱水剤の
使用を回避することが可能となる。すなわち本発明によ
れば、βーアルコキシエチルアルコールとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、生成したβ−アルコキシエチルアル
コールを、水を副生しないハロゲン化剤と反応させるこ
とによりβ−アルコキシエトキシメチルハライドが製造
されるのである。反応は次式(1)および(2)で示す
ことができる。(1)RlOCH2CH2OH+CH2
O→RlOCH2CH2OCH2OH (2)RlOCH2CH2OCH2OH +水を生成しないハロゲン化物剤 →RlOCH2CH2OCH2X 上記式中R1は原料および生成物が反応条件下で液状を
呈するようなアルキル基好ましくはメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等の低級アルキル基てあり、Xは塩素、
臭素等のハロゲン原子である。
に関する限り同時反応を行う必要がなく、固体脱水剤の
使用を回避することが可能となる。すなわち本発明によ
れば、βーアルコキシエチルアルコールとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、生成したβ−アルコキシエチルアル
コールを、水を副生しないハロゲン化剤と反応させるこ
とによりβ−アルコキシエトキシメチルハライドが製造
されるのである。反応は次式(1)および(2)で示す
ことができる。(1)RlOCH2CH2OH+CH2
O→RlOCH2CH2OCH2OH (2)RlOCH2CH2OCH2OH +水を生成しないハロゲン化物剤 →RlOCH2CH2OCH2X 上記式中R1は原料および生成物が反応条件下で液状を
呈するようなアルキル基好ましくはメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等の低級アルキル基てあり、Xは塩素、
臭素等のハロゲン原子である。
本発明においてβ−アルコキシエチルアルコールは例え
ばβ−メトキシエチルアルコール、βーエトキシエチル
アルコール、β−イソプロポキシエチルアルコール、β
−n−ブトキシエチルアル.コール等であり、該アルコ
ール類と反応させるホルムアルデヒドは、ホルムアルデ
ヒド単量体のみならず反応条件下でホルムアルデヒド単
量体を発生するホルムアルデヒド重合体例えばトリオキ
サン、バラホルムアルデヒドであつてもよい。
ばβ−メトキシエチルアルコール、βーエトキシエチル
アルコール、β−イソプロポキシエチルアルコール、β
−n−ブトキシエチルアル.コール等であり、該アルコ
ール類と反応させるホルムアルデヒドは、ホルムアルデ
ヒド単量体のみならず反応条件下でホルムアルデヒド単
量体を発生するホルムアルデヒド重合体例えばトリオキ
サン、バラホルムアルデヒドであつてもよい。
S−、トリオキサンが最も好ましい。反応は燐酸、硫酸
、塩酸の如き鉱酸、スルホン酸型イオン交換樹脂、バラ
トルエンスルホン酸の如き有機スルホン酸等の酸触媒の
存在下で行なうのが好ましく、特に、反応速度、触媒除
去の容易さを考慮するとス・ルホン酸型イオン交換樹脂
を触媒に用いるのが好ましい。原料アルコールに対して
ホルムアルデヒドは等モル量消費されるが、反応の選択
性の点でホルムアルデヒドの反応率を高めるのが好まし
いので、ホルムアルデヒドの仕込量(単量体換算)は原
料アルコール1モルあたり0.1〜0.9モルとするの
が適当である。酸触媒を使用する場合、その使用量は反
応系に重量に基づき0.1〜30重量%とくに1〜15
重量%が適当である。反応溶媒は特に必要ないが反応に
不活性な有機溶媒は使用してもよい。反応系への水分の
混入は好ましくないので、原料アルコール、ホルムアル
デヒド、酸触媒などは低含水率のものを用いるのが望ま
しい。反フ応は特に加熱または冷却しなくとも進行する
が、室温〜100゜Cとくに40〜70゜Cの範囲が実
際的である。第1段の反応終了後は、生成したβ−アル
コキシエトキシメルアルコールを次工程のハロゲン化反
応に供するために、反応混合物から未反応の夛原料アル
コールおよび/またはホルムアルデヒドを蒸留等の手段
により除去し、さらに必要に応じて適宜の手段て酸性触
媒を除去することによつて分離することができる。原料
アルコールは生成p−アルコキシエトキシメルアルコー
ルと同様にハロゲン化剤と反応するので、次工程におい
てハロゲン化剤の余分の消費を防ぎ、かつ望ましくない
副生物の生成を防止するために、生絨P−アルコキシエ
トキシメルアルコールを蒸留精製して原料アルコール完
全に除去することも可能である。こうして得られたβ−
アルコキシエトキシメルアルコールは、本発明の第2工
程において、水を副生しないハロゲン化剤と反応してβ
−アルコキシエトキシメチルハライドに転化される。従
来法によるβ−アルコキシエトキシメルアルコールとホ
ルムアルデヒドとハロゲン化水素との同時反応において
、ハロゲン化水素の代りに水を生成しないハロゲン化剤
を用いる場合は原料アルコールが直接ハロゲン化され、
目的とするβ−アルコキシエトキシメチルハライドの収
率が低下する。本発明においてハロゲン化工程がヘミア
セタール生成工程と独立して実施される結果、水を生成
しないハロゲン化剤の使用が可能となり、また両者の反
応を任意に調節することができるので好都合である。水
を生成しないハロゲン化剤とは、アルコール性水酸基を
ハロゲン原子で置換することができ、その際水を遊離の
形で生成しない化合物を意味し、たとえば塩化チオニル
、臭化チオニル、三塩化リン、三臭化リン、三ヨウ化リ
ン、五塩化リン等を包含する。これらのハロゲン化剤は
一般にアルコールのハロゲン化反応に用いられるのと同
様の量および反応条件において、β−アルコキシエトキ
シメルアルコールに対して適用することができる。ハロ
ゲン化剤の使用量はβ−アルコキシエトキシメルアルコ
ール1モルあたり0.2〜2モル、反応温度は0〜10
0゜Cの範囲で適当に選ふことができる。反応剤の分散
を良好とし、または反応系の均一性、流動性を高めるた
めに、ハロゲン化反応に関して不活性な希釈剤例えばエ
ーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒を用いるのが
好,ましい。ハロゲン化剤の種類によつては触媒を用い
るのが好ましい場合があり、たとえばピリジンの如き3
級アミンを言及することができる。得られるβ−アルコ
キシエトキシメチルハライドは比較的熱安定性に乏しい
ので、蒸留に際して缶内温度は90′Cを越えないのが
好ましい。次に実施例により本発明を具体的に説明する
。
、塩酸の如き鉱酸、スルホン酸型イオン交換樹脂、バラ
トルエンスルホン酸の如き有機スルホン酸等の酸触媒の
存在下で行なうのが好ましく、特に、反応速度、触媒除
去の容易さを考慮するとス・ルホン酸型イオン交換樹脂
を触媒に用いるのが好ましい。原料アルコールに対して
ホルムアルデヒドは等モル量消費されるが、反応の選択
性の点でホルムアルデヒドの反応率を高めるのが好まし
いので、ホルムアルデヒドの仕込量(単量体換算)は原
料アルコール1モルあたり0.1〜0.9モルとするの
が適当である。酸触媒を使用する場合、その使用量は反
応系に重量に基づき0.1〜30重量%とくに1〜15
重量%が適当である。反応溶媒は特に必要ないが反応に
不活性な有機溶媒は使用してもよい。反応系への水分の
混入は好ましくないので、原料アルコール、ホルムアル
デヒド、酸触媒などは低含水率のものを用いるのが望ま
しい。反フ応は特に加熱または冷却しなくとも進行する
が、室温〜100゜Cとくに40〜70゜Cの範囲が実
際的である。第1段の反応終了後は、生成したβ−アル
コキシエトキシメルアルコールを次工程のハロゲン化反
応に供するために、反応混合物から未反応の夛原料アル
コールおよび/またはホルムアルデヒドを蒸留等の手段
により除去し、さらに必要に応じて適宜の手段て酸性触
媒を除去することによつて分離することができる。原料
アルコールは生成p−アルコキシエトキシメルアルコー
ルと同様にハロゲン化剤と反応するので、次工程におい
てハロゲン化剤の余分の消費を防ぎ、かつ望ましくない
副生物の生成を防止するために、生絨P−アルコキシエ
トキシメルアルコールを蒸留精製して原料アルコール完
全に除去することも可能である。こうして得られたβ−
アルコキシエトキシメルアルコールは、本発明の第2工
程において、水を副生しないハロゲン化剤と反応してβ
−アルコキシエトキシメチルハライドに転化される。従
来法によるβ−アルコキシエトキシメルアルコールとホ
ルムアルデヒドとハロゲン化水素との同時反応において
、ハロゲン化水素の代りに水を生成しないハロゲン化剤
を用いる場合は原料アルコールが直接ハロゲン化され、
目的とするβ−アルコキシエトキシメチルハライドの収
率が低下する。本発明においてハロゲン化工程がヘミア
セタール生成工程と独立して実施される結果、水を生成
しないハロゲン化剤の使用が可能となり、また両者の反
応を任意に調節することができるので好都合である。水
を生成しないハロゲン化剤とは、アルコール性水酸基を
ハロゲン原子で置換することができ、その際水を遊離の
形で生成しない化合物を意味し、たとえば塩化チオニル
、臭化チオニル、三塩化リン、三臭化リン、三ヨウ化リ
ン、五塩化リン等を包含する。これらのハロゲン化剤は
一般にアルコールのハロゲン化反応に用いられるのと同
様の量および反応条件において、β−アルコキシエトキ
シメルアルコールに対して適用することができる。ハロ
ゲン化剤の使用量はβ−アルコキシエトキシメルアルコ
ール1モルあたり0.2〜2モル、反応温度は0〜10
0゜Cの範囲で適当に選ふことができる。反応剤の分散
を良好とし、または反応系の均一性、流動性を高めるた
めに、ハロゲン化反応に関して不活性な希釈剤例えばエ
ーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒を用いるのが
好,ましい。ハロゲン化剤の種類によつては触媒を用い
るのが好ましい場合があり、たとえばピリジンの如き3
級アミンを言及することができる。得られるβ−アルコ
キシエトキシメチルハライドは比較的熱安定性に乏しい
ので、蒸留に際して缶内温度は90′Cを越えないのが
好ましい。次に実施例により本発明を具体的に説明する
。
実施例1温度計および攪拌器を備えた30m1の三ロフ
ラスコに、β−メトキシエチルアルコール(メチルセロ
ソルブ)76g(1モル)、S−トリオキサン15g(
4).1モル)およびスルホン酸型イオン交換樹脂〔オ
ルガノ社製、商品名1アンパーリストー15ョ〕15g
を仕込み、50〜60℃に3時間加熱攪拌した。反応後
イオン交換樹脂をP別し、p液を30〜150W1Hg
にて減圧蒸留して未反応メチルセロソルブを回収した。
次に、5゜Cに冷却した上記蒸留の残留液50g(β−
メトキシエチルアルコールに換算して0.47モル)を
含む300m1の三ロフラスコに、五塩化リン9改(イ
).47モル)とクロロホルム200mtとのスラリー
状混合物を除々に仕込んだ。
ラスコに、β−メトキシエチルアルコール(メチルセロ
ソルブ)76g(1モル)、S−トリオキサン15g(
4).1モル)およびスルホン酸型イオン交換樹脂〔オ
ルガノ社製、商品名1アンパーリストー15ョ〕15g
を仕込み、50〜60℃に3時間加熱攪拌した。反応後
イオン交換樹脂をP別し、p液を30〜150W1Hg
にて減圧蒸留して未反応メチルセロソルブを回収した。
次に、5゜Cに冷却した上記蒸留の残留液50g(β−
メトキシエチルアルコールに換算して0.47モル)を
含む300m1の三ロフラスコに、五塩化リン9改(イ
).47モル)とクロロホルム200mtとのスラリー
状混合物を除々に仕込んだ。
この際非常に激しく発熱するが、五塩化リンの仕込速度
で反応温度を制御した。五塩化リン添加後反応液を70
′Cに昇温して反応を完結させ、引続き蒸留を行つて最
初にクロロホルム次いで低沸物(β−メトキシエチルク
ロライドおよびオキシ三塩化リン)を取得し、さらに8
0℃/70Tf$LHgの留分としてβ−メトキシメチ
ルクロライド35gを得た。目的物の収率はホルマリン
基準で60%であつた。実施例2 実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールを除去
したのちの蒸留残留液45g(βーメトキシエチルアル
コール換算で0.42モル)に塩化チオニル50g(イ
).42モル)を5〜10′Cにて除々に滴下した。
で反応温度を制御した。五塩化リン添加後反応液を70
′Cに昇温して反応を完結させ、引続き蒸留を行つて最
初にクロロホルム次いで低沸物(β−メトキシエチルク
ロライドおよびオキシ三塩化リン)を取得し、さらに8
0℃/70Tf$LHgの留分としてβ−メトキシメチ
ルクロライド35gを得た。目的物の収率はホルマリン
基準で60%であつた。実施例2 実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールを除去
したのちの蒸留残留液45g(βーメトキシエチルアル
コール換算で0.42モル)に塩化チオニル50g(イ
).42モル)を5〜10′Cにて除々に滴下した。
激しく発熱するが塩化チオニルの滴下速度を非常に緩慢
にして反応液内温を維持した。滴下終了後60′Cに昇
温して反応完結させ、次いで蒸留を行つて75〜800
C/6hHgにてβ−メトキシエトキシメチルクロライ
ド31g(収率60%)を得た。実施例3 実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールを除去
したのちの蒸留残留液50g(βーメトキシエトキシメ
チルアルコール換算で0.47モル)に、室温にて三塩
化リン64.4g(イ).47モル)を加え60゜Cま
て昇温した。
にして反応液内温を維持した。滴下終了後60′Cに昇
温して反応完結させ、次いで蒸留を行つて75〜800
C/6hHgにてβ−メトキシエトキシメチルクロライ
ド31g(収率60%)を得た。実施例3 実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアルデ
ヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールを除去
したのちの蒸留残留液50g(βーメトキシエトキシメ
チルアルコール換算で0.47モル)に、室温にて三塩
化リン64.4g(イ).47モル)を加え60゜Cま
て昇温した。
同温度にて2@間攪拌したのち蒸留を行い、78〜80
温C/70Tf$LHgにてβ−メトキシエトキシメチ
ルクロライド36.5g(収率63%)を得た。実施例
4 温度計および攪拌器を備えた300m1の三ロフラスコ
に、β一エトキシエチルアルコール(エチルセロソルブ
)90g(1モル)、S−トリオキサン15g(0.1
7モル)および15gのアンパーリストー15を仕込み
、50〜60′Cに3時間加熱攪拌した。
温C/70Tf$LHgにてβ−メトキシエトキシメチ
ルクロライド36.5g(収率63%)を得た。実施例
4 温度計および攪拌器を備えた300m1の三ロフラスコ
に、β一エトキシエチルアルコール(エチルセロソルブ
)90g(1モル)、S−トリオキサン15g(0.1
7モル)および15gのアンパーリストー15を仕込み
、50〜60′Cに3時間加熱攪拌した。
反応後アンパーリストー15を沖別し、枦液を150〜
20悶Hgにて減圧蒸留して未反応エチルセロソルブを
回収した。次に、クロロホルム150m1中に懸濁した
95gの五塩化リンを、上記蒸留の残留液55g(β一
エトンキシエトキシメチルアルコールに換算して0.4
6モル)に5〜20℃にて添加し、添加後60℃まで昇
温した。
20悶Hgにて減圧蒸留して未反応エチルセロソルブを
回収した。次に、クロロホルム150m1中に懸濁した
95gの五塩化リンを、上記蒸留の残留液55g(β一
エトンキシエトキシメチルアルコールに換算して0.4
6モル)に5〜20℃にて添加し、添加後60℃まで昇
温した。
反応後蒸留してβ一エトキシメチルクロライド39g(
収率62%)を得た。実施例5 5実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアル
デヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールとを
減圧下に留出除去したのち、76〜77℃/7wLHg
の留分を分取した。
収率62%)を得た。実施例5 5実施例1と同様にしてメチルセロソルブとホルムアル
デヒドとを反応させ、触媒と未反応原料アルコールとを
減圧下に留出除去したのち、76〜77℃/7wLHg
の留分を分取した。
Claims (1)
- 1 β−アルコキシエチルアルコールとホルムアルデヒ
ドとを反応させ、得られたβ−アルコキシエチルアルコ
ールを水を生成しないハロゲン化剤と反応させることを
特徴とするβ−アルコキシエトキシメチルハライドの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14173479A JPS6049170B2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14173479A JPS6049170B2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5665838A JPS5665838A (en) | 1981-06-03 |
JPS6049170B2 true JPS6049170B2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=15298957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14173479A Expired JPS6049170B2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | β−アルコキシエトキシメチルハライドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049170B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0679627B1 (de) * | 1994-04-28 | 1998-09-09 | Säurefabrik Schweizerhall | Ein Verfahren zur Herstellung von halogenierten Ethern |
JP5244109B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2013-07-24 | クリスタリア プロデュトス キミコス ファーマシューティコス リミターダ | クロロメチル2,2,2―トリフロオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルエーテルの製造方法 |
JP5021745B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-09-12 | クリスタリア プロデュトス キミコス ファーマシューティコス リミターダ | フルオロメチル2,2,2−トリフロオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルエーテルの製造方法 |
CN102295537B (zh) * | 2010-06-25 | 2014-08-13 | 吉林师范大学 | 制造甲氧乙基氯甲醚的方法 |
-
1979
- 1979-10-31 JP JP14173479A patent/JPS6049170B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5665838A (en) | 1981-06-03 |
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