JPS62195040A - サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法 - Google Patents

サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法

Info

Publication number
JPS62195040A
JPS62195040A JP61035352A JP3535286A JPS62195040A JP S62195040 A JPS62195040 A JP S62195040A JP 61035352 A JP61035352 A JP 61035352A JP 3535286 A JP3535286 A JP 3535286A JP S62195040 A JPS62195040 A JP S62195040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salicylic acid
aqueous suspension
resin
polyvalent
acid resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61035352A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Asano
真 浅野
Kiyoharu Hasegawa
長谷川 清春
Masatoshi Takagi
正利 高木
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
Keisaburo Yamaguchi
桂三郎 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP61035352A priority Critical patent/JPS62195040A/ja
Publication of JPS62195040A publication Critical patent/JPS62195040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Color Printing (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液、
とくに感圧複写紙用材料として用いられる油溶性サリチ
ル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液の製造方法に関する
更に詳細には色相、分散液の保存安定性および基紙塗工
用塗料の分散安定性を著しく改善した感圧複写紙用サリ
チル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液の製造方法に関す
る。
(従来の技術〕 一般に、感圧複写紙は電子供与性有機化合物(いわゆる
感圧色素)を含有する不揮発性有機溶剤のマイクロカプ
セルを塗布したシート(OB紙〕を電子受容性顕色剤を
含有する水性塗料組成物を塗布したシー)(OFIEf
:Jとの、それぞれの塗布面が対向させておき、ボール
ペン、タイプライタ−などの印字圧力によりマイクロカ
プセルを破壊し流出した感圧色素溶液が顕色剤に接触し
、呈色するようにしたものである。したがって、感圧色
素を含有するマイクロカプセル層と顕色剤層との組合せ
を変えることにより、多数枚の複写を可能にしたり、ま
た、単葉で発色する感圧複写紙(SC紙〕の製造も可能
である。
このような感圧複写紙に使用される感圧色素としては、
(1)クリスタルバイオレットラクトンなどのトリフェ
ニルメタンフタリド系色素、(2)3−ジエチルアミン
−6−メチル−7−アニリノフルオランなどのフルオラ
ン系色素、(6)フェノチアジン系色素、(4)ロイコ
オーラミン系色素あるいは(5)スピロピラン系色素な
どから1種または2種以上が適宜選択されて使用される
一方電子受容性顕色剤としては、従来より(1)酸性白
土、活性白土などの無機固体酸類、(2)油溶性フェノ
ール・ホルムアルデヒド縮合物およびそれらの多価金属
変性物あるいは(3)置換サリチル酸の多価金属塩など
が使用されている。しかしながらこれらの顕色剤類は、
画像の安定性に欠け、保存時に発色像が変褪色したり、
耐水安定性、あるいは耐溶剤安定性が不充分であった。
これらの問題点を解決した顕色剤として、本発明者らは
サリチル酸樹脂多価金属化物を見出し、別途出願した。
このようなサリチル酸樹脂多価金属化物は、サリチル酸
とポリアルキルベンゼンおよびα、α−ジアルコキシ−
p−キシレンを酸性で縮合させて得た樹脂の多価金属化
物、あるいはサリチル酸、ポリアルキルベンゼン、p 
−置換フェノールおヨヒα、α−ジアルコキシ−p−キ
シレンを酸性で縮合させて得た樹脂の多価金属化物が具
体的な代表例としてあげられる。
これらのサリチル酸樹脂多価金属化物を感圧複写紙用顕
色剤として原紙表面に塗布固定するためには、該重合体
を界面活性剤の存在下に湿式で微粉砕し、水性懸濁液と
し定のち、水性塗料に配合される他の成分、たとえばカ
オリン、炭酸カルシウム、ラテックス、スターチなどと
混合され、コーターを用いて塗布乾燥を行なう必要があ
る。
一般に、分散剤として知られているものは多種多様あり
、それぞれの目的に応じ良好な分散を得るべき粒子との
組合せで使用されるものであるが、良好な分散系を得る
ための被分散粒子と分散剤の組合せの選択は半ば経験的
なものが多く、一般的法則はない。
現在、感圧複写紙用顕色剤として用いられていルp −
7二二ルフ工ノールホルムアルデヒト重合体、p−オク
チルフェノールホルムアルデヒド重合体は通常、ポリカ
ルボン酸型アニオン系高分子界面活性剤、具体的には無
水マレイン酸ジイソブチレン共重合体のナトリウム塩、
無水マレイン酸イソブチレン共重合体のナトリウム塩な
どが使用されているが、このようなカルボン酸塩界面活
性剤は、サリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液化に
使用されると、多価金属とカルボン酸塩との間で不都合
な錯塩形成が生起して、分散性能、分散安定性の著しい
低下、消泡しがたい泡の生成、被分散物質であるサリチ
ル酸樹脂多価金属化物の変質による顕色剤物性の変化な
どがおこり、到底実用に供せられろ水性懸濁液を得るこ
とはできない。
また、フェノールホルムアルデヒド縮合物系顕色剤にか
つて提案されたナフタレンスルホン酸のホルムアルデヒ
ド縮合物の塩、リグニンスルホン酸の塩などは、本願の
サリチル酸樹脂多価金属化物に対する分散性能を有する
ものも存在するが、感圧複写紙に用いた場合、分散剤自
体に基く紙面の着色、あるいは光黄変性などの理由によ
り実用性に著しく欠けるものである。
更に、当該分野で有機物の水系分散によく用いられるポ
リビニルアルコールを用いることも考えられるが、ポリ
ビニルアルコールを用いた分散系では、湿式微粒化時に
著しく起泡し、著しく作業性が低下すると共に、該水性
懸濁液を用いてなる水性塗液も起泡性が大で、実用性に
欠けるものである。
(発明が解決しようとする問題点) したがって、本発明の第一目的は、長期間保存しても沈
降または凝集を生じない、とくに高い気温での長時間の
保存に対して安定なかっ、高い固型分を有するサリチル
酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液を提供することにある
第二の目的は、該水性懸濁液を他の成分と混合して得ら
れる水性塗液が塗工適性(レオロジー性)、耐熱および
機械的安定性に丁ぐれ、起泡性の少ない水性懸濁液を製
造することである。
第三の目的は、着色が少な(、ひいては高度に白色で、
すぐれた商品価値を有する感圧複写紙の製造を可能にす
る白色度の高い水性懸濁液を提供することにある。
第四の目的は、調製した感圧複写紙が、光曝露時または
保存下に着色変化する成分を含まない水性懸濁液を製造
することである。さらに第五の目的は、湿式微粉砕して
水性懸濁液とするに際し、広いpH範囲で作業が行なわ
れ、かつ微粒化時に発泡、増粘なと作業性を低下させる
ことのないサリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液の
製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記に鑑み白色度が高く、起泡性が少な
く、分散安定性が良く、水性塗液が塗工適性に優れ、か
つ品質の優れた感圧複写紙顕色シートを提供しうるサリ
チル酸樹脂多価金属化物について鋭意検討した結果、本
発明を完成させるに至った。
(問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明は一般式(11 (式中、■は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
、MはNa、 K、 Ll−O5,Rb、 Fr−NH
を示し、nは5〜10000の整数、mは1〜10o0
0でnを越えない整数である。なお、一つの分子の中に
異なるR基を2種以上有する共重合体であってもよい)
で表わされるオリゴスチレンスルホン酸誘導体の無機塩
を分散剤として使用することを特徴とするサリチル酸樹
脂多価金属化物の水性懸濁液の製造方法に関する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の優れた品質を有するサリチル酸樹脂多価金属化
物の水性懸濁液は、一般式(I)で表わされるオリゴス
チレンスルホン酸の無機塩を分散剤として用いて、湿式
分散微粒化して得ることができ、公知の従来技術ではと
うてい得られない品質のすぐれた感圧複写紙用の水性懸
濁液を提供する。
さらに、水性懸濁液の粘度、レオロジー特性を調節する
ために他のアニオン系またはノニオン系界面活性剤を一
般式(1)のオリゴスチレンスルホン酸誘導体の塩と併
用して用いることもできる。
このようにして得られる本発明のサリチル酸樹脂多価金
属化物の水性懸濁液は高固型分で熱的安定性にすぐれ、
これを用いる水性塗料は熱的および機械的安定性にすぐ
れているため、と(にブレートコーティング、ロールコ
ーチインク等、高固型分水性塗料を用いて塗工する形式
の塗工機に適用できる。
本発明の水性懸濁を用いた水性塗液で製造される感圧複
写紙は、発色性能が改善され、かつ水性塗料の増粘傾向
が少ないために、塗工時の作業性改善にも著しい効果を
有する。
また、低粘度塗液を用いるエアナイフコーティング方式
では、水性塗液循環時の発泡が著しく抑制され好都合で
ある。
本発明に使用されるオリゴスチレンスルホン酸誘導体の
無機塩とは(1)スチレン、またはα−メチルスチレン
、α−エチルスチレン等のα−アルキルスチレンをイオ
ン重合もしくはラジカル重合して得た、オリゴスチレン
もしくはオリゴ−α−アルキルスチレンをスルホン化度
20〜100%迄スルホン化して得たオリゴスチレン誘
導体スルホン酸の無機塩、および(2)スチレンスルホ
ン酸、またはα−メチルスチレンスルホン酸、α−エチ
ルスチレンスルホン酸等を、イオン重合もしくはラジカ
ル重合して得たオリゴスチレン誘導体スルホン酸の無機
塩、(3)スチレンスルホン酸、マタはα−メチルスチ
レンスルホン酸、α−エチルスチレンスルホン酸等の無
機塩をI(Br 、 He/等を触媒として重合して得
定オリゴスチレンスルホン酸の無機塩のいずれをも含み
、重合度nが5〜1ooN範囲に、mが1〜100 、
’y”、、 nを越えないように調節された水溶性の塩
の総称であって、1分子中に2種以上のスチレン誘導体
を構成基として含まれる化合物群も含まれる。
また、当該オリゴスチレンスルホン酸塩のカチオン種と
しては、Na+、に+、LI+、Os”、  Rb”、
 Fr”等のアルカリ金属、NIP、”(アンモニウム
イオンJがあげられる。
本発明の水性懸濁液において、界面活性剤として用いる
オリゴスチレンスルホン酸誘導体の無機塩は、一般的に
電子写真紙、静電記録紙用の導電処理剤および紙、フィ
ルム等の帯電防止剤とじて知られている化合物群を含む
が、界面活性剤、分散剤として、とりわけサリチル酸樹
脂多価金属化物の水性懸濁液用分散剤として優れ1こ性
質を示すことはまったく知られていなかった。
本発明に於いては、オリゴスチレンスルホン酸誘導体の
塩の使用量は、用いる被分散物質および得るべき水性懸
濁液の物性(濃度、被分散物質の粒度等〕により異なり
特に限定されるものではないが、実用的にはサリチル酸
樹脂多価金属化物100重量部あたり0.5重量部以上
、好ましくは2〜20重量部である。
本発明に於いて用いられろサリチル酸樹脂多価金属化物
は、具体的にサリチル酸とα、α−ジ了ルコキシーp−
キシレンを必須成分として酸性縮合させた樹脂を後述す
る方法で多価金属化したものであって、顕色剤としての
物性(油溶性、耐水性、軟化点等)を調節する定めに、
サリチル酸と共縮合性を有する他の芳香族性物(例えば
アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、アルキル
フェノール類、アリールフェノール類、ないしはキシ1
ル ン樹脂、メシチレン樹脂など)を共縮合させたサリチル
酸樹脂が好ましく用いられる。
特に好ましいサリチル酸樹脂は、サリチル酸ポリアルキ
ルベンゼン−α、α−ジアルコキシ−p −キシレン共
縮合物、あるいはサリチル酸−ポリアルキルベンゼン−
p−!換フェノールーα、α−ジアルコキシ−p−キシ
レン共縮合物があげられる。
該樹脂に於いて用いられる好ましいポリアルキルベンゼ
ンとしては、メシチレン、m−キシレンがあげられ、p
−置換フェノールとしては、p −オクチルフェノール
、p−ノニルフェノール、p−クミルフェノール、p−
シクロヘキシルフェノールなどがあげられる。
このようなサリチル酸樹脂を多価金属化するには、い(
つかの公知の方法が用いられる。例えば(1)該サリチ
ル酸樹脂のアルカリ金属塩と水溶性多価金属塩とを水ま
たは双方可溶な溶媒中で反応させて製造する方法、(2
)樹脂なギ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草酸、カプロン
酸、ステアリン酸あるいは安息香酸等の有機カルボン酸
の多価金属塩と混合し、加熱、熔融することにより製造
する方法、場合によっては、更に塩基性物質、例えば炭
酸アンモニウム、 重炭酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウム、安息香酸アンモニウムを添加して加熱熔融しても
よい。
さらに(3)樹脂と多価金属の炭酸塩、酸化物、水酸化
物を用い、有機カルボン酸アンモニウム等の塩基性物質
と加熱熔融して製造できる。
多価金属塩化に用いられる金属はマグネシウム、アルミ
ニウム、銅、カルシウム、亜鉛、スズ、バリウム、コバ
ルトおよびニッケル等があげられるが、顕色剤の性能と
しては亜鉛が一般的に用いられる。
これらの重合体多価金属塩の水性懸濁液は、前記のオリ
ゴスチレンスルホン酸誘導体の無機塩を用いることによ
り、常法でコロイドミル、ロールミル、アトライター、
サンドグラインダーなどを用いて湿式微粒化することに
より製造することができる。
水性懸濁液中のサリチル酸樹脂多価金属化物の含有量は
、60重重量板下の希望する範囲で任意に製造すること
ができるが、使用する塗布装置(コーターフの形式に適
した低濃度から高濃度までの水性塗料の調製を容易なら
しめる1こめに、および重合体水性懸濁液の運搬取扱い
の上から、なるべ(高濃度であることが有利である。
また、水性懸濁液中のサリチル酸樹脂多価金属化物の平
均粒子径は、10ミクロン以下、好ましくは05〜5ミ
クロンの範囲である。10ミクロンを越える粒子が多い
と水性懸濁液の静置保存時の沈降物が多くなり、また、
感圧複写紙の発色性能、とくに発色直後の濃度が低下す
る。他方1ミクロン以下では、水性懸濁液が増粘挙動を
示し、高濃度化および水性懸濁液の取扱いが容易でな(
なる。
サリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液を用いて感圧
複写紙を作成するに際しては、感圧複写紙の紙面特性を
調節するために、(1)無機または有機顔料、(2)顔
料分散剤、(3)コーティングバインダー、(4)その
他の各種添加剤を混合して、塗工様式にあわせて水性塗
料を調製し原紙に塗工、乾燥して感圧複写紙とする。こ
こで用いられる(1)無機または有機顔料としては、カ
オリン、焼成カオリン、ベントナイト、メルク、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム(アルミナ
〕、酸化ケイ素(シリカ〕、サチンホワイト、酸化チタ
ン、ポリスチレンエマルジョンなどが、(2)顔料分散
剤としては、メタリン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソー
ダ、トリポリリン酸ソーダなどのリン酸塩類およびポリ
アクリル酸ソーダなどのポリカルボンなどの変性でん粉
類、カゼイン、ゼラチンなどの水溶性たん白質、スチレ
ン−ブタジェンラテックス(SB几J、メチルメタアク
リレートーブタジエンラテソクス(MBRJ 、酢酸ビ
ニール重合体エマルジョン、ホリヒニールアルコール、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロースなどの合成、半合成バインダー
が、(4)その他の各種添加剤としては、螢光増白剤、
消泡剤、粘度調節剤、ダスティング防止剤、スライムコ
ントロール剤、潤滑剤、耐水化剤などが用いられる。
本発明のフェノールホルムアルデヒド重合体多価金属塩
の水溶性懸濁液と前記の各種成分を混合分散して調製し
た水性塗料は、エアナイフコーター、ニア’L/−)”
コーター、フラジコーター、ロールコータ−、パーコー
ター等で基紙上に塗布乾燥して感圧複写紙顕色シートと
する。
一般に水性塗料の塗布量は、乾燥重量で0.5に夕以上
、好ましくは1〜1011/dである。水性塗料を塗布
したシートの発色性能は、主として水性塗料中のサリチ
ル酸樹脂多価金属化物の濃度に支配され、109/d以
上の塗布量は発色性能の向上には効果なく、また経済的
にも不利である。
(実施例) 以下、本発明を実施例および比較例をあげて具体的に詳
述する。
なお、実施例および比較例により得られた水性懸濁液の
性能および水性塗料、感圧複写紙の性能を表−1にまと
めて示す。
各種性能試験方法をつぎに示す。
A)水性懸濁液の性能 (I)色相 水性懸濁液をメイヤーバーで、上質紙上に乾燥重量で5
 g/yrlとなるように塗布したシート(水性懸濁液
塗布シート)を4枚重ね合わせ、TSS型ハンター比色
計(東洋精機製〕でブルーフイルターを用いて反射率を
求める。水性懸濁液塗布シートの白色度(白さ〕は、反
射率(A)で表示する。
反射率(A)が高い程、水性懸濁液が白いことを示し、
その差が1ポイント@)程度あると肉眼で優劣の識別可
能である。
(II)粘度 微粒化して得た水性懸濁液を25℃で、B型粘度計、轟
10−ター、5Orpmの条件で粘度測定した数字で表
わす(単位Cp)。
(9)高温保存安定性 水性懸濁’flV2kgを内容積21のステンレスビー
カーに装入し、ガラス製攪拌羽根(イカリ型、径100
mmノ100 rpmで攪拌しながら、35℃で1週間
保存し、保存前後のr過性を7.54の200メツシー
篩の沢過時間(sec )で比較する。高温保存試験r
過時間が、長いことは水性懸濁液の中でサリチル酸樹脂
多価金属化物粒子が凝集し、篩の目を詰めることを意味
し、高温分散性が良くないことを示す。
■起泡性 内容積1000 mlのメスシリンダーに水性懸濁液2
00m1を入れ、下部に装入したガラスフィルター状ガ
ス導入管から窒素ガスを1400 cc/f11inの
速度で5m1n吹き込み、泡による増量分が伺ccかを
測定する。
また、水性懸濁液化時の発泡増量の程度を肉眼で視感判
定して表示した。
B)水性塗液の性能 実施例および比較例の水性塗液を用いて、次のような組
成の感圧複写紙ブレードコーティング用水性塗液(固型
分60%〕を作成してその性能を測定した。
組成                固型重量部(C
)スチレンブタジエンラテソクス6(d)酸化澱粉  
             6(e)ポリアクリル酸ソ
ーダ塩(顔料分散剤)05上記の60チ固型分の水性塗
料500gをホモミキサー(特殊機化工製、M型)で室
温(25℃)で50分間高速攪拌し、塗料液温、塗料粘
度および後述する方法で作成した感圧複写紙の発色性能
(発色立上り速度、発色濃度Jを比較測定する。
高速攪拌時の機械的剪断力、および熱によって塗料中の
サリチル酸樹脂多価金属化物の微小粒子が凝集傾向を示
し、塗料粘度および感圧複写紙の発色性能、とくに発色
直後の着色像の濃度に影響を与える。
塗料中でのサリチル酸樹脂多価金属化物の分散状態が悪
いと、高速攪拌試験により塗料の増粘傾向およびサリチ
ル酸樹脂多価金属化物の比表面積の減少による発色性能
の低下が認められ、塗工上および感圧複写紙の品質上問
題を有する。
、 り感圧複写紙としての性能 前項で述べ1こホモミキサーによる機械的および熱的安
定性試験を終えた水性塗料を上質紙に乾燥塗布量が6 
g/rrlとなるようにメイヤーバーで塗布乾燥して、
複葉型感圧複写紙顕色シートを得る。
(1)発色濃度および速度 複葉型感圧複写紙顕色シートにおいては、クリと顕色シ
ートの両塗布面を対向させ、上下に上質紙をあわせて、
また単葉型感圧複写紙顕色シートは上下に上質紙をあわ
せて、電動タイプライタ−でコバルトブルーに発色させ
、TSS型ハンター比色計でアンバーフィルターを用い
て反射率を求める。発色濃度の測定は打圧発生後1分、
発色後20時時間一ついて行ない、発色前、発色後1分
、発色後20時間の反射重工。、I1、I2を用いて初
期発色率〔J1〕−五云=It刈00(鉤、到達発色率
〔J2〕=Io−I2 −7−×100(@で表示する。初期発色率と到達発色
率の差が小さく、到達発色率が高いことが発色速度、濃
度ともに好ましい。
ω)顕色シートの白色度 前掲の方法で塗布乾燥した顕色シートを4枚重ね合わせ
、ハンター比色計でブルーフイルターを用いて反射率を
求める。顕色シートの白色度(白さ〕は反射率CPIで
表示し、CFIが大きい程顕色シートが白いことを示し
、その差が05ポイント程度で肉眼で判別可能である。
偵)耐光黄変性 未発色の顕色シートを10時間日光照射し、照射前後の
反射率に1、K2 (ハンター比色計、ブルーフイルタ
ー使用)を測定する。K1とに2の差はフェノールホル
ムアルデヒド重合体の光酸化黄変と分散剤の光黄変に基
づく顕色シートの黄変の程度を示す。
光黄変の程度はΔに=に1−に2で表示し、ΔKが小さ
い程顕色シートの光黄変が少ないことを示す。
合成例1 反応器にサリチル酸138!9(1モルフ、メシチレ7
361g(3モル〕、α、α−ジメトキシーパラキシレ
7332g(2モル〕を装入し、触媒としてp−トルエ
ンスルホン酸2,9と無水塩化亜鉛を加えた。攪拌しな
がら加熱し150℃〜160℃で4時間反応を行なった
ところ、1 ’a’4のメタノールが流出し反応が終了
した。
反応終了後、トルエン200omlを加えて反応生成物
を溶解させ、更に温水を加えて水可溶性成分を取り除き
、トルエンを減圧下に留去させ、ついで熔融樹脂を排出
し冷却して淡赤褐色透明の樹脂を得た。
該樹脂100gをフラスコに装入し、加熱して150〜
160℃の温度で熔融させた。ついであらかじめ安息香
酸亜鉛52gと重炭酸アンモニウム209を混合させた
ものを攪拌下に熔融樹脂へ60分にわたって徐々に添加
した。この後、160℃の温度で1時間攪拌し反応を終
了しに0反応終了後、熔融樹脂を排出して、玲′に/χ
冷却後、粉砕を行なってサリチル酸−メシチレン樹脂亜
鉛化物の粉末125gを得た(軟化点104℃〕。
合成例2 サリチル酸13B、9(1モル)、メシチレン240.
9(2モルノ、p −tertオクチルフェノール20
6g(1モル〕、α、α′−ジメトキシーp−キシレン
’552g(2モル)を用いた以外は実施例1と同様に
してサリチル酸−メシチレン−p−ter tオクチル
フェノール樹脂亜鉛化物を得た。
(軟化点96℃〕 実施例1 合成例1で得たサリチル酸メシチレン樹脂亜鉛化物の微
粉100g、オリゴスチレンスルホン酸ナトリウム塩(
分子量5000、スルホン化度65%)20チ水溶液2
5g、および水137.5,9を加えて混合し、サンド
グラインダーで6時間処理して、平均粒子径2.5ミク
ロンの白色の水性懸濁液を得た。(固型分40wt係〕 比較例1 オリゴスチレンスルホン酸ナトリウム塩に代えて、マレ
イン酸−ジイソブチレン共重合体ケン化物のナトリウム
塩(日本油脂膜、ポリスターOMJを同量用いた以外は
、実施例1と同様に処理して懸濁液化を試みたが、懸濁
スラリーが非常に粘稠でかつ著しい発泡が認められ、か
つ、できあがった泡は放置しても容易に消失しなかった
比較例2 マレイン酸−ジイソブチレン共重合体のナトリウム塩に
かえてリグニンスルホン酸のナトリウムだ。
実施例2 合成例2で得たサリチル酸−メシチレン−p −ter
 tオクチルフェノールの亜鉛化物の微粉1009、オ
リゴスチレンスルホン酸のアンモニウム塩(分子量70
000.スルホン化度0.8 Jの30%水溶液13.
3gおよび水94.7.9を加えて混合しン〕を得た。
比較例3 オリゴスチレンスルホン酸のアンモニウム塩に変えて、
ナフタレ7スルホン酸のホルムアルデヒド縮合物のす)
 IJウム塩を同量用いた以外を工、実施例2と同様に
処理して淡褐色の水性g濁液(平均粒子径2〜4ミクロ
ン)を得た〇 実施例3 合成例1で得たサリチル酸メシチレン樹脂亜鉛化物の微
粉100g、オリゴスチレンスルホン酸のLi塩(分子
f12万)の20%水溶液10gおよびドデシルベンゼ
ンスルホン酸Naの20%水溶液10gおよび水144
gを刀0えて混合し、ボールミルで24時間処理して、
平爾驚子径ナン/ミクロンの白色の水性懸濁液を4た。
実施例1〜6、比較例1〜6で得られた分を液について
性bF評価した結果を表−1にまとめて示すO (発明の効果) 以上から明らかな如く、本発明によれば分散剤として特
定のオリゴスチレンスルホン酸誘導体の塩あるいは必要
に応じて他の界面活性剤を併用することにより、(1)
着色が少なく高度に白色で、(2)極めて安定に分散さ
れ、高い気温下での長期保存でも凝集や沈降物が少゛な
(、(3)広いpH範囲にわたって安定な水性懸濁液を
得ることができ、かつサリチル酸樹脂多価金属化物に共
存する酸、アルカリ、塩類などの影響を受けにくく、(
4)水性懸濁液化作業中の増粘や発泡が少な(、(5)
感圧複写紙製造用水性塗料(他の水性塗料構成成分と混
合したもの〕が熱および機械的安定性にすぐれ、(6)
水性塗料調整時および塗工時循環塗料の発泡が少がく、
塗工作業性が優れ、(力分散剤自身が光曝露時あるいは
保存時に黄色劣化し、品質低下をきたしてしまうことの
ない優れた感圧複写紙を与える、等のすぐれた特徴を有
するサリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液を製造す
ることが可能となった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サリチル酸樹脂多価金属化物を水に分散させた懸
    濁液を製造するに際し、分散剤として一般式( I )▲
    数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
    、MはNa^+、K^+、Li^+、Cs^+、Rb^
    +、Fr^+またはNH_4^+を示し、nは5〜10
    000の整数、mは1〜10000でnを越えない整数
    である。なお一つの分子の中に、異なるRを有するもの
    であってもよい)で表わされるオリゴスチレンスルホン
    酸誘導体の塩を使用することを特徴とするサリチル酸樹
    脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法。
  2. (2)サリチル酸樹脂多価金属化物がサリチル酸、ポリ
    アルキルベンゼンおよびα,α′−ジアルコキシ−p−
    キシレンからなる共縮合樹脂の多価金属化物である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)サリチル酸樹脂多価金属化物がサリチル酸、ポリ
    アルキルベンゼン、p−置換フェノールおよびα,α′
    −ジアルコキシ−p−キシレンからなる共縮合樹脂の多
    価金属化物である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP61035352A 1986-02-21 1986-02-21 サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法 Pending JPS62195040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61035352A JPS62195040A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61035352A JPS62195040A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62195040A true JPS62195040A (ja) 1987-08-27

Family

ID=12439471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61035352A Pending JPS62195040A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62195040A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506683A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 ケメタル コーポレイション 金属加工流体の調製

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506683A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 ケメタル コーポレイション 金属加工流体の調製

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910005584B1 (ko) 수성현탁액과 그 제법
JPS62195040A (ja) サリチル酸樹脂多価金属化物水性懸濁液の製造方法
JP3105354B2 (ja) 顕色剤組成物、水性懸濁液及びそれを用いた感圧複写紙用顕色シート
WO1980002820A1 (en) Heat-sensitive recording sheet
JPS63170454A (ja) サリチル酸樹脂多価金属化物の水性懸濁液の製造方法
JP2624286B2 (ja) 水性懸濁液
JPS63170080A (ja) 水性懸濁液
JPS61271347A (ja) フエノ−ルホルムアルデヒド重合体多価金属塩の水性懸濁液の製造方法
JP2889237B2 (ja) 感圧複写紙用顕色剤水分散液の製造方法
JPS62176876A (ja) 感圧複写紙用顕色剤組成物
US5208209A (en) Fluoran compounds, process for preparation thereof and recording materials comprising said compound
JPH01115448A (ja) 水性懸濁液
JP3225095B2 (ja) 顕色剤組成物及びその用途
JPS6023788B2 (ja) フエノールホルムアルデヒド重合体水性懸濁液の製造方法
JP3012904B1 (ja) サリチル酸誘導体の製造法
JP2598797B2 (ja) 水性懸濁液
EP0420024A2 (en) Fluoran compounds, process for preparation thereof and recording materials comprising said compound
JP2972974B2 (ja) 顕色剤および顕色シート
JPH07102735B2 (ja) 改良された画像形成方法
JP3091774B2 (ja) フルオラン化合物の結晶性プロパノール和物およびその製造法ならびに該結晶性プロパノール和物を含有する記録材料
JPS6031678B2 (ja) 感圧複写紙用顕色剤組成物
JP3014426B2 (ja) フルオラン化合物の結晶、該結晶の単離法および該結晶を含有する記録材料
JP2706751B2 (ja) 感圧記録紙用顕色剤および顕色シ−ト
JP2895096B2 (ja) 新規フルオラン誘導体、その製造方法およびそれを用いた発色性記録材料
JP3904172B2 (ja) 感圧記録材料用顕色剤組成物、その水分散液および感圧記録材料