JPS62194065A - スピン防止差動装置 - Google Patents

スピン防止差動装置

Info

Publication number
JPS62194065A
JPS62194065A JP3383286A JP3383286A JPS62194065A JP S62194065 A JPS62194065 A JP S62194065A JP 3383286 A JP3383286 A JP 3383286A JP 3383286 A JP3383286 A JP 3383286A JP S62194065 A JPS62194065 A JP S62194065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
spider
driven
differential cage
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3383286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07109238B2 (ja
Inventor
Mizuo Ishida
石田 瑞夫
Kiyoshi Fukushima
福島 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority to JP61033832A priority Critical patent/JPH07109238B2/ja
Publication of JPS62194065A publication Critical patent/JPS62194065A/ja
Publication of JPH07109238B2 publication Critical patent/JPH07109238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は車両等に採用されてデフケージ内に一体化され
、その両側部に形成されたスパイダのクラッチ歯に、ド
リブンクラッチをそれらドリブンクラッチに連結された
出力軸の0転数差に応じて係脱自在に噛合させるノース
ピンディファレンシャル装置に係り、特に上記スパイダ
とドリブンクラッチとの噛合時に発生する振動及び騒音
を低減させることのできるスピン防止差動装置に関する
[従来の技術] 一般にノースピンディファレンシャルIIは実公昭48
−44346号公報に紹介されており、例えばエンジン
等により伝達される回転駆動力を、左右の主力軸に撮り
分けてそれらに連結されるホイール等に伝達する。また
、それらホイールの旋回時には左右の出力軸の負荷に応
じて回転数差を保持させながら回転トルク伝速を行なわ
せるもので、具体的には、エンジン等の駆動力を、これ
に連結されたプロペラシャフト及びユニパーナルジヨイ
ント等を介してその回転方向を90’変えるためのドラ
イブピニオンに伝達する。このドライブピニオンは、上
記ディファレンシャル装置のデフケージに一体化された
リングギヤと噛合されてデフケージを回転させ、そのケ
ージ内の第1.第2の出力軸に駆動力を伝達するもので
ある。
このようなディファレンシャル5AKlは、デフケージ
と一体に回転するスパイダ部と、そのスパイダの両側部
にその左右方向から係脱自在に嵌合するそれぞれのドリ
ブンクラッチと、それらドリブンクラッチがその軸方向
に移動自在に■つ、ドリブンクラッチと一体的に回転駆
動すべくスプライン嵌合されてそのドリブンクラッチに
対して軸方向に移動自在な第1.第2の出力軸とから主
に構成される。
以下、第5図乃至第7図に基づいてこれを説明する。
第7図に示される如く、デフケージ1内には、これに一
体的にフランジ状に形成されたスパイダ3が設けられ、
その両側部は、デフケージの軸方向に対して垂直向を成
して設けられている。スパイダ3の軸芯部はfi1口さ
れて係合穴6が設けられ、これにスナップリング7を介
して、センタカム4が回転自在に設けられている。ここ
で、スパイダ3、スナップリング7及びセンタカム4で
スパイダ部19が構成される。
一方、スパイダ3及びセンタカム4の両側部には、それ
ぞれの軸芯部を開口して形成された係合穴6及び開口部
に沿って周方向に所定間隔に、且つ軸芯部より径方向外
方に放射状に配設されたそれぞれ第1.第2のクラッチ
歯10a、10bが形成されており、他方デフケージ1
内には左右方向からそれぞれ移動されてそれら第1.第
2のクラッチ歯ioa、iobに係脱自在に噛合される
第1.第2のドリブンクラッチ2a 、2bが回転自在
に設けられている。
各ドリブンクラッチ2a、2b内には、夫々用1、第2
の出力軸8a、8bがスプライン嵌合されており、また
、第1.第2の出力軸8a、8b内には、夫々にスプラ
イン嵌合されてデフケージ1内よりデフケージ1外に突
出されるアクスルシャフト9a 、9bが設けられてい
る。
さて、スパイダ部19に上記ドリブンクラッチ2a 、
 2bを係脱自在に噛合させるために、夫々のドリブン
クラッチ2a、2bの軸方向の後方側は段状に縮径され
てフランジ部20.ガイド部20aが形成される一方、
第1.第2の出力軸8a。
8bの後方側には径方向外方に拡径されて、上記デフケ
ージ1の内面のボス部に面接触するフランジ部11が一
体的に形成されている。他方そのフランジ部11にはス
プリングシートが一体的に嵌合されており、そのスプリ
ングシート11aとフランジ20の背面との間には、そ
の間で所定の弾発力を付勢する圧縮コイルばね等の弾発
手段5が介設されている。
次に、第5回及び第6図に基づいてノースピンディファ
レンシャル装置のアクスルシャツ1−9a。
9bに連結されたホイールが、路上旋回時に、その旋回
のために要求される回転数差を生じさせつつその回転数
差を維持させる関係について説明する。
第5図に示されるようにスパイダ部19の第1のクラッ
チ歯10aとセンタカム4のクラッチ歯10bとは、共
に断面が台形状に形成されており、旋回時のホイールよ
りの回転力を一方の、例えば第1の出力軸8aが受けた
ときに、センタカム4の第2のクラッチ歯10bとドリ
ブンクラッチ2aの第3のクラッチ歯12bとの噛合が
くさび作用によって生じる分力により解かれる。このと
き他方の出力軸8bとスパイダ部19との噛み合いは保
持される。同時に第6図に示すようにスパイダ3の第1
のクラッチ歯10aと、これに噛合1゛るドリブンクラ
ッチ2aの第4のクラッチ歯12aとの噛合が解かれる
。ゆえに、第1.第2の出カ軸8a 、8bとの間に生
じる回転数差によって差動することができるものである
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のディファレンシャル5A置は
、エンジン等の駆動力をクラッチ等によって切られてア
イトリ°ング回転のまま惰性で旋回する際に、例えばス
パイダ部19の回転が第1の出力軸8aと第2の出力軸
8bとのそれぞれの回転に合せて変動されることによっ
て、スパイダ3の第1のクラッチ歯10aとドリブンク
ラッチ2bの第3のクラッチ歯12a及びセンタカム1
の第2のクラッチ歯10bとドリブンクラッチ2bの第
4のクラッチ歯12bとの間でバツクラツシ方向の歯間
干渉が発生され、これが振動と騒音(異音)発生の大き
な要因となっていた。
[発明の目的] 本発明は上記問題点を解消すべく創案されたもので、本
考案の目的はドリブンクラッチに噛合するセンタカム及
びスパイダとを衝撃なく噛み合わせて振動及び騒音(異
音)を消去するスピン防止差動独行を提供するものであ
る。
[発明の概要] 本発明はト記目的を達成すべく、駆動系から回転駆動さ
れるデフケージ内に、これと一体的に回転されるスパイ
ダを設け、そのスパイダにその両側部から係脱自在□に
噛合するドリブンクラッチを設けると共に、これ等ドリ
ブンクラッチ内にそれぞれ左右方向に延出した出力軸を
向い合せてスプライン嵌合したノースピンディファレン
シャル装置において、上記デフケートが駆動系から切り
離されて慣性力により回転され、上記いずれか一方の出
力軸に回転を規制されるようにスパイダとドリブンクラ
ッチが噛み合ったときに、上記出力軸の端部間に互いに
所定の摩擦力で係合し、一方の出力軸から他方の出力軸
に回転トルクを伝達させ、上記スパイダに噛合するドリ
ブンクラッチとの噛合をその回転方向に対して常時接触
させてチャタリング等のバツクラツシ成分の歯間衝撃に
よる振動及び騒音(異音)並びに早期摩耗を消去すると
共に、フレッテングコロージョン等による振動及び騒音
を抑υ1しようとするものである。
[実施例] 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて具体
的に説明する。
第1図及び第2図に示される如く、デフケージ1内には
、その回転方向に対して7ランジ状または十字軸状に形
成されたスパイダ3の両側部がデフケージ1の軸方向に
対して垂直面をなして一体的に収容されている。スパイ
ダ3の両側部には、その係合部6に沿って所定間隔毎に
且つその軸芯より径方向外方に向って1i51射状に断
面矩形状の第1のクラッチ歯10aが一体に形成されて
いる。
また、第1のクラッチ歯10aのいずれか1枚は、スパ
イダ3の上記係合穴6の内周面より、さらに径方向内方
に突出されてストッパ部13として形成されており、そ
のストッパ部13は、スパイダ3の両側部に、相対向し
て夫々形成されている。
さらに、スパイダ3の係合穴6の内周面には、これに沿
ってC字形のスナップリング7を嵌合するための第1の
円周溝部14が形成されている。
一方、上記スパイダ3の係合穴6には、これに上記スナ
ップリング7を介して円盤状のセンタカム4が収容され
ている。センタカム4には、その外周部に沿って上記ス
ナップリング7を嵌合する第2の円周溝部15が形成さ
れると共に、その外周部には、外周部より径方向内方に
向って、且つその周方向に沿って適宜間隔毎に矩形状に
切り欠かれた適宜数の第1の係合部17が形成されてい
る。また、センタカム4の第1の係合部17間の1つに
は、上記ストッパ部13を係合させるべく外周部より径
方向内方に向って適宜切り欠かれた第20係止部1Bが
設けられている。ざらに、センタカム4にはその両側部
に、上記第1.第2の係止部17,18の底部が成す基
礎円より内方に、且つその基礎円の周方向に沿って適宜
間隔をおいて第2のクラッチ歯10bが配設されている
。第2のクラッチ歯10bのそれぞれはその断面が台形
状に形成されておりこれがセンタカム4の軸芯に対して
fill状に配設されている。
このようなスパイダ3.スナップリング7及びセンタカ
ム4からスパイダ部19が形成される。
一方、スパイダ部19の第1.第2のクラッチ歯10a
、10bに係鋭自在に噛合されるドリブンクラッチ2a
、2bの夫々は、図示されるように円筒状に形成されて
おり、その噛合側となる一端にフランジ部20として一
体に形成されている。
7ランジ部20の噛合側の端部には、上記第1゜第2の
クラッチ歯10a、10bに対してそれらに同時に噛合
される第3.第4のクラッチ歯12a、1,2bが一体
に形成される一方、その第3゜第4のクラッチ歯12a
、12bとの間の7ランジ部20の端部には、周方向に
沿って後述するボールドアウトリング218.21bを
回転自在に嵌合する第3の円周溝部16が形成されてい
る。
この円周溝部16は上記端部より軸方向に所定の深さを
有し円周溝部16の底部はドリブンクラッチ2a、2b
の軸中心方向に屈曲されて形成され、軸方向の垂直断面
が断面り字状の溝として形成される。即ち、この第3の
円周溝部16に嵌合されるホールドアウトリング21a
 、21bが嵌合後において軸方向に外れることのない
ように形成される。他方、円筒状のドリブンクラッチ2
a、2b内には、その軸方向に沿ってスプライン嵌合部
22が形成されており、このスプライン嵌合部22の夫
々には、第1.第2の出力軸8a 、 8bのスプライ
ン部23が嵌合されている。
第1.第2の出力軸8a 、8bにはそのスプライン部
23より所定間隔をおいて軸方向の後方側に、径方向外
方に拡径されて第2のフランジ部11が一体的に形成さ
れており、そのフランジ部11より軸方向後方側は、そ
のフランジ部11より縮径されて上記デフケージ1に回
転自在に収容されている。
他方、ホールドアウトリング21a、21bの夫々は、
上記第3の円周溝部16に嵌合されるために、軸方向の
断面が1字形に形成されている。
ホールドアウトリング21a、21bには、上記ドリブ
ンクラッチ2a、2bがスパイダ部19に噛合された際
に、スパイダ3のストッパ部13を収容する切り欠き部
24が形成されておりまた、ホールドアウトリング21
a 、21bにはその周方向に沿って適宜間隔をおいて
、センタカム4の第1の係止部17に係合される突起部
25が一体に形成されている。即ち、一方のドリブンク
ラッチ2aがスパイダ部19より離れて、その噛み合い
を解かれた際に、・ホールドアウトリング21a。
21bの切り欠き81124は、スパイダ3のストッパ
部13に当り、さらに他方のドリブンクラッチ2bがス
パイダ部19と噛合して回転すると上記ドリブンクラッ
チ2aのホールドアウトリング21aの突起部25がセ
ンタカム4の係止部17より外れ、ホールドアウトリン
グ21とドリブンクラッチ2aとは相対的回転差を生じ
たまま、回転されることになる。
また、上記ドリブンクラッチ2a、2bの7ランジ部2
0の背面と上記第1.第2の出力軸Ba。
8bのフランジ部11との間には、常時ドリブンクラッ
チ2a、2bをスパイダ部19に噛合させるための弾発
力を付勢する圧縮コイルばね等の弾発手段5が設けられ
ている。 ・ さて上記の如く構成されるスピン防止差動装置にはスパ
イダ部19とドリブンクラッチ2a、2bの噛合に際し
、そのバックラッシ成分のチャタリング、またはフレッ
テングコロージョン等による騒音(異音)及び振動を防
止するために、上記第1.第2の出力軸Ba、Bbのス
プライン部23の端部間に所定圧力で付勢し合って互に
回転トルクを伝達する押圧部材26が設けられている。
この押圧部材26は、実施例では一端側が上記センタカ
ム4の内径部31にそれぞれの先端部が互いに接触すべ
く向い合せて回転自在に収容されると共に、他端側が上
記第1の出力@8a及び第2の出力軸8bのスプライン
部23側の端部に回転自在に収容され、その軸方向に沿
って順次縮径された縮径部27を有する耐摩耗性部材2
8a。
28bと、上記それぞれの縮径部27に嵌合され上記耐
摩耗性部材28a 、28bと上記スプライン部23側
端部との間で所定の付勢ノ〕を発揮゛する例えばさらば
ね等の弾発部材29とから構成されるものである。また
、上記第1.第2の出力軸8a、8bのフランジ部11
の背面とデフケージ1の内面の基部との間には、その間
で所定の摩擦力を発揮するそれぞれ1枚以上の耐摩耗性
を有するスラストワッシャ30が設けられており、これ
によって上記スパイダ3よりデフケース1の慣性による
回転が規制され、上記ドリブンクラッチ2a。
2bとスパイダ部19との噛合変動騒音(異音)が抑制
される。
以下、本発明の実施例の作用について具体的に説明する
エンジン等の駆動装置よりクラッチ等を介してデフケー
ジ1を回転駆動させると、このデフケージ1内に一体的
に設けられたスパイダ3が回転駆動される。これと同時
にスパイダ3内にスナップリング7を介して収容される
センタカム4は、その外周部に設けられた第2の係止部
18と上記スパイダ3の両側部に対向して形成されたス
トッパ部13とに夫々ホールドアウトリング21a、2
1bの突起部25.切り火ぎ部24が係合されることに
よってスパイダ3と一体的に回転される。
このようなスパイダ部19のスパイダ3には第1のクラ
ッチM10aが、センタカム4には第2のクラッチ歯1
0bがその両側部に設けられており、これらに係脱自在
に噛合されるそれぞれ第1゜第2のドリブンクラッチ2
a、2bについて説明する。
第1.第2のドリブンクラッチ2a、2b内にそれぞれ
軸方向に移動自在に、且つそれらと一体的に回転駆動す
べくスプライン嵌合された第1゜第2の出力軸8a、8
bは、その両出力軸の回転数が一定である場合には、そ
れぞれドリブンクラッチ2a、2bのクラッチ部2oの
背面部とそれぞれの出力軸8a、8bのフランジ部11
との間に設けられた弾発手段5によってドリブンクラッ
チ2a、2bが常時スパイダ部19に噛合させる方向に
付勢されており、この結果上記第1のクラッチ歯10a
とドリブンクラッチ2a、2bの第3のクラッチ歯12
aとが、上記第2のクラッチm1obと、ドリブンクラ
ッチ2a、2bのクラッチ歯12bとが噛合される。し
たがってデフケージ1の回転駆動力が、それぞれ第1.
第2の出力軸8a 、 8bに伝達される。
一方、上記第1.第2の出力軸Qa 、 8bの出力軸
の回転数差を必要とする場合、即ち、旋回時などには、
第5図に示す如く、例えば第1の出力軸8aが8bより
早く回るものとして第1のドリブンクラッチ2aの断面
台形状の第4のクラッチ歯1211とセンタカム4の断
面台形状の第2のクラッチ歯10bとに競り合うことに
よって生じるくさび力が作用する。ドリブンクラッチ2
aの第4のクラッチ歯12aに作用するくさび力が上記
弾発手段5の付勢力に打ち勝ったときに噛合が解かれる
。これと同時に、第6図に示す如くスパイダ3の第1の
クラッチ歯10aと、ドリブンクラッチ2aの第3のク
ラッチ歯12aとの噛合が解かれ、これによってドリブ
ンクラッチ2aは第1の出力軸8aと共にスパイダ部1
9よりも早く回ることができる。
他方、ドリブンクラッチ2aの離脱後、ドリブンクラッ
チ2aに回転自在に設けられたホールドアウトリング2
1aは、切り欠き部24とセンタカム4のストッパ部1
3との係合及び突出部25とセンタカム4の第1の係止
部17との係合が解除されるからドリブンクラッチ2a
に対して自由回転を許される。ところが、他方8のドリ
ブンクラッチ2bとスパイダ部19との噛合は保持され
ているため依然回転駆動される。このためドリブンクラ
ッチ2aのホールドアウトリング21aの突出部25が
、回転するスパイダ3上の上記ス1〜ツバ部13に当る
まで回転されてその突出部25がセンタカム4上に[2
状態と<【る。この結果ドリブンクラッチ2aはホール
ドアウトリング21aを介してスパイダ部19に対して
離脱を維持することができる。
このようなホールドアウトリング21aのホールド作用
の解除は、スパイダ部19より遅く回転するドリブンク
ラッチ2aの回転がスパイダ19より早くなるとドリブ
ンクラッチ2aの第3の円周溝部16に対してホールド
アウトリング21aは所定の把持力で嵌合されているた
めに、センタカム4の第1の係止部17及びストッパ部
13に対してホールドアウトリング21aの突起部25
及び切り欠き部24が係合する位置に回転されて上記弾
発手段5の付勢力を受けることによって噛み合されボー
ルドが回復される。また第1の出力軸8aの回転がスパ
イダ部19より早く回ろうとしドリブンクラッチ2bの
第3のクラッチ歯12aとスパイダ3のクラッチ歯10
aとのバックラッシュにより、上記同様にホールド解除
がなされることになる。また、これとは別に入力側であ
るデフケージ1を逆回転することによってホールド解除
することも可能である。
さて、本発明の実施例にあっては、エンジン側がクラッ
チ等でその回転駆動力の伝達を切られる、つまりアイド
リング運転で、上記第1.第2の出力軸(3a 、Qb
のいずれかにホイール等の旋回運動における回転差が生
じた場合、ドリブンクラッチ2a、2bの第3.第4の
クラッチ歯12a。
12bと、スパイダ部19の第1.第2のクツチ南10
a、10b問に発生するバックラッシ成分の歯間衝撃に
よる撮動及び異名を防止するための押圧部材26.スラ
ストワッシャ30について説明する。
第1図、第2図に示される如く、豆いに向い合せて設け
られた第1.第2の出力軸8a 、8bとのスプライン
部23側の端部に、きらばね等の第2の弾発部材29の
付勢力によって耐摩耗性部材28a 、28b I′]
互間にその付勢力に応じた摩擦力が発生する。同時にそ
の押圧力により出力4118a、8bの7ランジ部11
とデフケージ1との間に設けられたスラストワッシャ3
0がその間で所定の摩擦力を発揮する。この結果、一方
の例えばエンジン側がクラッチ等でその回転駆動力の伝
達が切られる状態において、第1の出力軸8aにりも第
2の出力軸8bが早く回転する際に生じるバックラッシ
に相当する慣性回転及びヂVタリング等が抑制される。
これは、第1.第2の出力軸8a、8bが、予め上記耐
摩耗性部材28a、28bと第2の弾発部材29から成
る押圧部材26によって、第1.第2の出力軸8a、8
bのフランジ部11とデフケージ1との間に設けられた
スラストワッシty 30によって所定の回転トルクを
発生させるためであり、減速されようとするスパイダ部
19に対して第2の出力軸8bがスパイダ部19に噛み
合ったまま、あるいはその慣性回転を緩衝されながら回
転するために、そこで発生する歯問雨撃力が抑制、ある
いは緩められ、振動及び騒音(異音)を抑制することが
できる。
次に伯の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、この実施例は、押圧部材26aが
上記出力軸8a 、8bのフランジ部11とデフケージ
1との間の出力軸8a 、8bを包囲して所定の弾発力
を付勢するばね等の弾発部材35と、その弾発部材35
とデフケージ1の内面との間に位置されて上記出力軸8
a、8bを、上記弾発部材35の付勢力を間接的にデフ
ケージ1に伝達するスラストワッシャ30aとが設けら
れた例を示している。したがって、弾発部材35の付勢
力に相当するPg l!ツノによってデフケージ1と第
1、第2の出力軸8a 、 8bとの間で発生するフレ
ッテイングユロージュン、または異音及び撮動を抑制す
ることができる。
第4図は、押圧部材26を成す上記弾発部材35とスラ
ストワッシャ30aとをデフケージ1外のアクスルシャ
フト36に訳合しそれらをアクスルシャフト36に一体
的に設Gノだ規制部材37によってデフケージ1の外面
に所定の付勢力を発揮するように位置させた例を示す。
ゆえに、第3図、第4図に示された押圧部材26a 、
26bは、デフケージ1の慣性回転を抑えることによっ
て上記したフレッティングユロージジン、または異音、
及び振動を抑制できるJ:うにしたものである。
[発明の効果] 以上、本発明によれば次の如く優れた効果を発揮する。
(1)  ノースピンディスアレンシャル装置が、これ
を駆動する駆動装置より駆動力を切られて、これに設け
られた出力軸のいずれか一方が回転が早くなった場合に
、出力軸にスプライン嵌合ざれるドリブンクラッチとス
パイダ部とのそれぞれのクラッチ歯間に発生するバック
ラッシ成分の歯間緩衝くチャタリング)を防止し撮動と
騒音(異音)を抑制できる。
(2)  出力軸またはこれに連結されるアクスルシャ
フトとデフケージとの聞に摩擦力を発生する耐摩耗性を
有するスラストワッシャ、さらにその間に弾発手段を設
けることによってフレッティングコロ−ジョン等による
早期摩耗。
錯角き異音、振動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適−実施例を示す概略断面図、第2
図は第1図の概略斜視図、第3図。 第4図は他の実施例を示す概略図、第5図、第6図はド
リブンクラッチとスパイダ部の噛合状態を示す図、第7
図は従来のノースピンディファレンシャル装置を示す図
である。 図中、1はデフケージ、2はドリブンクラッチ、8は出
力軸、19はスパイダ部、26は摩擦継手、28は耐摩
耗性部材、29は弾発手段である。 特許出願人   自動車部品工業株式会社代理人弁理士
  絹  谷   信  雌用1図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 駆動装置により回転駆動されるデフケージ内に
    、これと一体的に回転されるスパイダ部を設け、該スパ
    イダ部にその両側部から係脱自在に噛合するドリブンク
    ラツチを設けると共に、これ等ドリブンクラッチ内にそ
    れぞれ左右方向に延出した出力軸を向い合せてスプライ
    ン嵌合したノースピンディフアレンシャル装置において
    上記デフケージが駆動系から切り離されて慣性力により
    回転されたときに、この回転を規制して上記ドリブンク
    ラツチとスパイダ部との噛合変動を規制するために、上
    記出力軸の端部間に所定の弾発力を付勢してそれぞれの
    出力軸をデフケージに押圧させる押圧部材を設けたこと
    を特徴とするスピン防止差動装置。
  2. (2) 上記押圧部材が上記出力軸の端部間に設けられ
    互いに押圧される少くとも2枚の耐摩耗性部材と、これ
    ら耐摩耗性部材を互いに上記出力軸の端部から所定の圧
    力で押圧すべく設けられた弾発部材とから構成された上
    記特許請求の範囲第1項記載のスピン防止差動装置。
JP61033832A 1986-02-20 1986-02-20 スピン防止差動装置 Expired - Lifetime JPH07109238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61033832A JPH07109238B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 スピン防止差動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61033832A JPH07109238B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 スピン防止差動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62194065A true JPS62194065A (ja) 1987-08-26
JPH07109238B2 JPH07109238B2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=12397462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61033832A Expired - Lifetime JPH07109238B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 スピン防止差動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07109238B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2729445A1 (fr) * 1995-01-18 1996-07-19 Titan Wheel Int Inc Differentiel avec moyen elastique precharge
KR100541491B1 (ko) * 2002-10-28 2006-01-16 에스앤티중공업 주식회사 차동 제한 장치
JP2010210043A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nissan Motor Co Ltd 駆動力伝達装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844346U (ja) * 1971-09-29 1973-06-09
JPS502135A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844346U (ja) * 1971-09-29 1973-06-09
JPS502135A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2729445A1 (fr) * 1995-01-18 1996-07-19 Titan Wheel Int Inc Differentiel avec moyen elastique precharge
KR100541491B1 (ko) * 2002-10-28 2006-01-16 에스앤티중공업 주식회사 차동 제한 장치
JP2010210043A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nissan Motor Co Ltd 駆動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07109238B2 (ja) 1995-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0126648B1 (ko) 연결장치
JP6015613B2 (ja) 車両用動力伝達装置のスプライン位置出し歯打ち緩衝機構
US7413067B2 (en) Dog clutch
JPH0868428A (ja) 変速機の同期装置
JP2007078128A (ja) 車両用伝達トルク制限装置
EP0361686B1 (en) Manual transmission and gear rattle damper therefor
JP2010518343A (ja) 弾性ディスク手段を含む改善されたロッキングディファレンシャル
CN108691926B (zh) 扭矩限制器
JPS62194065A (ja) スピン防止差動装置
JP3638620B2 (ja) トルク変動吸収装置
JP2011127657A (ja) 捩じり振動減衰機構
JP2020143760A (ja) 多板式摩擦クラッチ
JP3336540B2 (ja) 動力伝達装置の防振機構
JPS62228735A (ja) 歯車伝動装置
JP2000257698A (ja) ギヤ装置
JP3201988B2 (ja) 動力伝達機構
JP2686187B2 (ja) 動力伝達用緩衝ギヤ
JP3567592B2 (ja) 一方向クラッチ及びそれを有するスタータ
JP4145817B2 (ja) 差動制限機構付き差動装置
JPH07119763A (ja) 2方向差動クラッチ
JP2006017226A (ja) トルクリミッタ装置、その製造方法、及びその組み付け方法
KR100364220B1 (ko) 차동제한장치
JPS632695Y2 (ja)
JP2017198292A (ja) ギヤ減速装置
JPH04266651A (ja) 広角度ダンパ付きロックアップクラッチ