JPH04266651A - 広角度ダンパ付きロックアップクラッチ - Google Patents

広角度ダンパ付きロックアップクラッチ

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Publication number
JPH04266651A
JPH04266651A JP4597491A JP4597491A JPH04266651A JP H04266651 A JPH04266651 A JP H04266651A JP 4597491 A JP4597491 A JP 4597491A JP 4597491 A JP4597491 A JP 4597491A JP H04266651 A JPH04266651 A JP H04266651A
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JP
Japan
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rotating body
plate
driven
compression coil
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP4597491A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Jufuku
寿福 康信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04266651A publication Critical patent/JPH04266651A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0226Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers
    • F16H2045/0231Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers arranged in series

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルクコンバータに用い
られるロックアップクラッチに関し、特に、入力側回転
体と出力側回転体との間の弾性的な連結状態が広範囲の
相対回転角度に亘って得られる広角度ダンパを備えたロ
ックアップクラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータに用いられるロックア
ップクラッチの一種として、入力側回転体と出力側回転
体との間の弾性的な連結状態が広範囲の相対回転角度に
亘って得られる広角度ダンパ付きロックアップクラッチ
が知られている。たとえば特開昭58−109724号
公報に記載されたものがそれである。この公報に記載さ
れた広角度ダンパ付きロックアップクラッチにおいては
、入力側回転体の一部を構成するハウジング内に出力側
回転体としてのハブが相対回転可能に設けられていると
ともに、このハブは外周面に一対のハブアームを3組備
えている。各組の一対のハブアーム間のノッチ内には摩
擦遅延プレートがそれぞれ嵌め入れられているとともに
、その摩擦遅延プレートが設けられていないハブアーム
間にはばね離隔装置を介して一対の圧縮コイルスプリン
グが3組設けられており、ハウジングへ入力された駆動
力は各組の一方の圧縮コイルスプリング,ばね離隔装置
,および各組の他方の圧縮コイルスプリングを介してハ
ブに伝達されるようになっている。上記摩擦遅延プレー
トは上記ハブアーム間のノッチと補完的な形状を有して
おり、ハブが摩擦遅延プレートと共に回転させられると
、摩擦遅延プレートおよびハブのノッチに設けられた傾
斜状の係合面の作用により摩擦遅延プレートの外周面が
ハウジングの内周面に押し付けられて摩擦力を生じ、こ
の摩擦力によってハウジングとハブとの相対回転が抑制
されることにより、アクセルペダルの踏込みを急激に解
除したときの急減速時や急加速時等において生じ易い伝
達トルクの振幅の大きな脈動が抑制されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記摩
擦遅延プレートの外周面とハウジングの内周面との間の
摩擦力は摩擦遅延プレートに生ずる遠心力に応じて変化
することから、前記急減速時や急加速時等における伝達
トルクの脈動を好適に抑制できない場合があった。すな
わち、たとえば、変速機のローギヤ時にエンジンの回転
数が比較的低い状態から急加速する場合においては、急
加速直前の摩擦遅延プレートの遠心力は比較的小さくて
その摩擦遅延プレートとハウジングとの間の摩擦力は比
較的小さいため、急加速時における伝達トルクの脈動を
好適に抑制し難い場合があるのである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、急減速時や急
加速時等における伝達トルクの脈動を一層好適に抑制し
得る広角度ダンパ付きロックアップクラッチを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、軸方向の中間に空間を
有する第1回転体と、その第1回転体の空間内において
その第1回転体と相対回転可能に設けられた第2回転体
と、リング状部およびそのリング状部から径方向に突き
出すばね受部を有し、その第1回転体の空間内において
それら第1回転体および第2回転体との相対回転可能に
設けられた中間回転体と、その中間回転体のばね受部の
周方向の両側に設けられた一対の圧縮コイルスプリング
とを備え、前記第1回転体と前記第2回転体とが前記一
対の圧縮コイルスプリングの一方,前記中間回転体,お
よびそれら一対の圧縮コイルスプリングの他方を介して
周方向において弾性的に連結させられる形式の広角度ダ
ンパ付きロックアップクラッチであって、(a) 前記
第2回転体および前記中間回転体を軸方向において前記
第1回転体側へ付勢してその第1回転体に押し付ける付
勢手段と、(b) 前記第1回転体と前記第2回転体お
よび前記中間回転体との相互接触面の少なくとも一つに
設けられ、その相互接触面の摩擦係数を高めて第1回転
体および第2回転体の相対回転を抑制する摩擦手段とを
含むことにある。
【0006】
【作用および発明の効果】かかる構成の広角度ダンパ付
きロックアップクラッチにおいては、第1回転体あるい
は第2回転体へ入力された駆動力は、一方の圧縮コイル
スプリング,中間回転体,および他方の圧縮コイルスプ
リングを介して第2回転体あるいは第1回転体へ弾性的
に伝達されて出力されることとなる。このとき、第2回
転体および中間回転体は付勢手段により軸方向において
第1回転体にそれぞれ押し付けられており、第1回転体
と第2回転体および中間回転体との相互接触面の少なく
とも一つに設けられた摩擦手段により、その相互接触面
の摩擦係数が高められて相互接触面間の摩擦力が増大さ
せられることにより、第1回転体および第2回転体の相
対回転が好適に抑制されるため、急減速時や急加速時等
における伝達トルクの脈動が抑制される。この場合にお
いて、上記摩擦手段が設けられる相互接触面は軸方向と
対向する面であって、遠心力の影響を受けないため、伝
達トルクの脈動を従来に比べて一層好適に抑制すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1および図2は、本発明の広角度ダンパ
付きロックアップクラッチの一適用例を示す図であって
、トルクコンバータに用いられるものである。図におい
て、10は図示しない入力部材から入力された駆動力に
より回転させられる駆動板であり、12,14は駆動板
10の回転に伴って回転させられて図示しない出力部材
へ駆動力を出力する従動板である。駆動板10は環状を
成し、周方向において互いに所定間隔隔てた位置に4個
の円弧状穴16が形成されているとともに、外周側端面
には周方向の所定間隔毎に複数の切欠18が形成されて
おり且つ内周側端面には等間隔で4個の突起20(図2
においては2個のみ図示)が内周側へ向かって突設され
ている。従動板12,14は、駆動板10の円弧状穴1
6をそれぞれ挿通する4個のリベット22によりブッシ
ュ24を介して軸方向に所定間隔隔てて互いに一体的に
固定されており、これにより、従動板12と従動板14
との間に所定の空間が形成されるとともに、その空間内
において駆動板10は従動板12,14に対して所定角
度の相対回転が可能に設けられている。したがって、本
実施例においては、従動板12,14、リベット22、
およびブッシュ24によって第1回転体が構成されてお
り、駆動板10が第2回転体を構成している。なお、駆
動板10はその切欠18において前記入力部材と係合さ
せられて回転駆動される。
【0009】一方の従動板14の内周側には、他方の従
動板12側へ突き出して駆動板10の内周側を挿通する
円筒状部26が一体に設けられており、その円筒状部2
6の外周面には、従動板12と従動板14との間の空間
内に設けられた中間回転体28が相対回転可能に嵌合さ
れている。中間回転体28は、鋳造により一体成形され
たものであって、図4および図5に示すように、リング
状部30と、そのリング状部30の外周面から外周側へ
突き出し、リング状部30の周方向の等間隔毎に設けら
れた4個のばね受部32とを備えて構成されている。各
ばね受部32のリング状部30周方向と対向する両側面
と駆動板10の突起20との間には、図2に示すように
、一対の圧縮コイルスプリング34,36がそれぞれ介
挿されている。
【0010】従動板12の内周側端面には内周側へ突き
出す4個の爪部38(図2においては3個のみ図示)が
等間隔で一体に設けられているとともに、従動板14に
は、圧縮コイルスプリング34,36の径方向の両側に
位置する部分を共に収容する4個の円弧状開口40(図
1において1個のみ図示)が等間隔で設けられており、
各組の圧縮コイルスプリング34,36の駆動板10の
突起20側の端面は、その突起20の駆動板10軸方向
両側に位置する従動板12の爪部38および従動板14
の円弧状開口40の従動板14周方向と対向する端面と
それぞれ当接させられている。これにより、駆動板10
が図2において左回り方向へ回転駆動される場合には、
その駆動力は、駆動板10の突起20から圧縮コイルス
プリング36,中間回転体28のばね受部32,および
圧縮コイルスプリング34を介して従動板12,14へ
弾性的に伝達される一方、駆動力が図2中右回り方向へ
回転駆動される場合には、駆動力は、駆動板10から圧
縮コイルスプリング34,中間回転体28,および圧縮
コイルスプリング36を介して従動板12,14へ弾性
的に伝達されるようになっている。この場合において、
圧縮コイルスプリング34,36が中間回転体28を介
して互いに直列に設けられることにより、駆動板10と
従動板12,14との間の相対回転可能な回転角度が大
きく得られて広範囲の伝達トルクに亘って好適な吸振能
が得られるのである。本実施例においては、圧縮コイル
スプリング34,36がクレームにおける一対の圧縮コ
イルスプリングを構成している。
【0011】上記駆動板10には、更に、径方向におい
て相対向する位置において一対の穴42が設けられてお
り、それら穴42内には前記圧縮コイルスプリング34
,36より大きいばね定数を有する圧縮コイルスプリン
グ44がそれぞれ収容されている。従動板12,14の
駆動板10の一対の穴42にそれぞれ対応する位置には
、一対の円弧状開口46(従動板14側は図1において
1個のみ図示)がそれぞれ形成されており、圧縮コイル
スプリング44の径方向の両側に位置する部分がそれら
円弧状開口46内に従動板12,14の周方向の移動可
能にそれぞれ収容されている。これにより、圧縮コイル
スプリング34,36の撓み量が予め定められた所定量
を超えると圧縮コイルスプリング44の一端部が従動板
12,14の円弧状開口46の周方向と対向する一端面
と当接し、圧縮コイルスプリング34,36だけでなく
圧縮コイルスプリング44を介しても駆動力が従動板1
2,14へ弾性的に伝達されるようになっている。低燃
費化のために低車速でロックアップクラッチを係合させ
る場合において、圧縮コイルスプリング34,36にて
エンジンのサイクル変動を好適に吸収することができる
。また、圧縮コイルスプリング44にて従来と同様比較
的大きなトルク変動によるショックを好適に吸収するこ
とができるのである。図7において実線で示すものは、
駆動板10と従動板12,14との相対回転角度の変化
による伝達トルク特性の一例を示しており、比較的緩や
かな傾斜部分aは圧縮コイルスプリング34,36の撓
みに基づくものであり、比較的急な傾斜部分bは圧縮コ
イルスプリング34,36,44の撓みに基づくもので
ある。なお、図7において、一点鎖線にて示すものは、
広角度ダンパを備えていない従来のロックアップクラッ
チにおける伝達トルク特性の一例を示している。
【0012】上記中間回転体28のばね受部32は、図
4および図5に示すように、リング状部30径方向の断
面が略円形状を成し、リング状部30に対して従動板1
4側ヘ所定量偏った位置に設けられているとともに、ば
ね受部32のリング状部30周方向と対向する両側面は
外周側へ向かうに連れて互いに離隔するように傾斜させ
られている。リング状部30の従動板14側と反対側に
位置する側面48であって且つ外周側において各ばね受
部32に隣接する部分には、図4乃至図6に示すように
、周方向の所定長さに亘って従動板14側と反対側へ突
き出す突出部50がそれぞれ設けられており、この突出
部50によりばね受部32の基部側が厚肉とされてばね
受部32の強度が補強されている。リング状部30の突
出部50が設けられていない側面48と従動板12の爪
部38との当接に基づいて中間回転体28の前記円筒状
部26からの外れが防止されるようになっており、従動
板12の爪部38の厚みによる軸方向スペースの増大が
防止されている。
【0013】上記中間回転体28のリング状部30の外
周面には、図3,図5,および図6等に示すように、全
周に亘って所定半径のR状外周面52が形成されており
、これにより、リング状部30は従動板14側から従動
板12側へ向かうに連れて径が大きくなっている。また
、リング状部30に設けられた突出部50の外周面にも
、図6に示すように、R状外周面52と同一半径のR状
外周面54がR状外周面52に連なる状態で形成されて
いる。圧縮コイルスプリング34,36は、従動板12
の爪部38が設けられていない内周縁部と従動板14の
円弧状開口40の外周側端面との当接に基づいて外周側
への移動が規制されているとともに、中間回転体28の
リング状部30のR状外周面52および突出部50のR
状外周面54と従動板14の円弧状開口40の内周側端
面との当接に基づいて内周側への移動が規制されている
【0014】上記駆動板10と中間回転体28との間に
は、図1,図3,図8,および図9に示すように、比較
的薄い肉厚を有する皿ばね状の板ばね56が所定の予圧
状態で介挿されている。この板ばね56は周方向におい
て所定間隔隔てて設けられた4個の穴58内に前記リベ
ット22およびブッシュ24が挿通させられることによ
り従動板12,14と一体的に回転させられるようにな
っている。板ばね56は、従動板12と略同様の平面形
状を有しており、従動板12の円弧状開口46と略同様
の形状を有して円弧状開口46と対応する位置に設けら
れ、圧縮コイルスプリング44を板ばね56周方向の移
動可能に収容する一対の円弧状穴60と、従動板12の
爪部38と対応する位置に設けられ、その爪部38の従
動板12周方向の幅寸法より小さい幅を有する4個の爪
部62とを備えて構成されており、その弾性復帰力によ
り、外周縁部において駆動板10を従動板14に押し付
けるとともに爪部62において中間回転体28のリング
状部30を押圧してリング状部30の側面48を従動板
12の爪部38に押し付ける。したがって、本実施例に
おいては、上記板ばね56が付勢手段を構成している。
【0015】ここで、本実施例においては、さらに、中
間回転体28のリング状部30の側面48には、その表
面にたとえば20〜40μのショットにてショットブラ
ストを行った後研磨することにより、たとえば図10に
示すように、30%程度の平坦率および0.07±0.
02程度の摩擦係数を有する凹凸表面64が形成されて
いる。これにより、中間回転体28のリング状部30と
従動板12の爪部38との間の摩擦力が高められて駆動
板10と従動板12,14との間の相対回転が好適に抑
制されるため、アクセルペダルの踏込みを急激に解除し
たときの急減速時や急加速時等において伝達トルクの脈
動が効果的に抑制される。この場合において、上記凹凸
表面64が設けられた中間回転体の側面48は軸方向と
対向する面であって、遠心力の影響を受けないため、前
述の特開昭58−109724号公報に記載されている
広角度ダンパ付きロックアップクラッチのように摩擦遅
延プレートの外周面とハウジングの内周面との間の摩擦
力に基づいて前記伝達トルクの脈動を抑制する場合に比
べて、その伝達トルクの脈動を一層好適に抑制すること
ができる。本実施例においては、上記凹凸表面64が摩
擦手段を構成している。
【0016】しかも、上記公報に記載の従来の広角度ダ
ンパ付きロックアップクラッチにおいては伝達トルクの
急激な変動を抑制するために3個の摩擦遅延プレートが
設けられているのに対し、本実施例によれば、中間回転
体28に表面加工を施すことにより形成された凹凸表面
64にて摩擦手段が形成されており、摩擦手段としての
部材を別個に要せず、伝達トルクの急激な変動を抑制す
るために板ばね56を1個設けるだけでよいため、従来
に比べて部品点数を削減することができる利点がある。
【0017】また、駆動板10と従動板14との間の摩
擦力に基づいて駆動板10の回転と同時に従動板12,
14へある程度の大きさの脈動に抑制されてトルクが伝
達されるが、本実施例によれば、中間回転体28のリン
グ状部30の側面48に摩擦手段としての凹凸表面64
が設けられているので、駆動板10と従動板12,14
との相対回転当初においては、圧縮コイルスプリング3
4,36の一方の弾性力がリング状部30と従動板12
との間の摩擦力に打ち勝つまでは中間回転体28は回転
せず、その弾性力が摩擦力に打ち勝つと中間回転体28
が従動板12に対して滑りつつ相対回転させられてトル
ク伝達が行われることとなるため、伝達トルクの脈動を
一層平滑化し得る利点がある。
【0018】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様で実施することもで
きる。
【0019】たとえば、前記実施例では、中間回転体2
8にショットブラスト等の表面加工を施すことによりそ
のリング状部30の側面48に形成された凹凸表面64
にて摩擦手段が構成されているが、摩擦手段としての所
定の摩擦材を側面48に固着するようにしてもよい。
【0020】また、前記実施例では、中間回転体28の
リング状部30の従動板12と接触する側の側面48に
摩擦手段が設けられているが、その中間回転体28の側
面48、従動板12の中間回転体28の側面48と接触
する面、駆動板10の従動板14に対する軸方向の接触
面、および従動板14の駆動板10に対する軸方向の接
触面のうちの少なくとも一つに摩擦手段が設けられてお
れば本発明の効果を得ることができる。この場合におい
て、さらに、板ばね56と中間回転体28や駆動板10
との間の接触面にも摩擦手段を設けるようにしてもよい
【0021】また、前記実施例では、従動板12と略同
様の平面形状を有して中間回転体28と駆動板10との
間に設けられた板ばね56にて付勢手段が構成されてい
るが、必ずしもその必要はなく、たとえば、従動板12
をばね鋼板にて構成してその従動板とリベット22の頭
部との間に付勢手段としての皿ばねを予圧状態で介挿す
るようにしてもよい。
【0022】また、前記実施例では、中間回転体28と
第2回転体としての駆動板10は軸方向において隣接す
るように配設されているが、中間回転体と第2回転体と
が径方向において隣接するように配設されている場合に
おいても本発明を適用することができる。
【0023】また、前記実施例では、中間回転体28の
リング状部30のばね受部32はそのリング状部30の
外周面から外周側へ突き出させられているが、ばね受部
を中間回転体のリング状部の内周面から内周側へ突き出
すように構成することも可能である。
【0024】また、前記実施例では、第1回転体が従動
側回転体(従動板12,14)であり且つ第2回転体が
駆動側回転体(駆動板10)である形式の広角度ダンパ
付きロックアップクラッチに本発明が適用された場合に
ついて説明したが、前述の特開昭58−109724号
公報に記載されているように第1回転体が駆動側回転体
であり且つ第2回転体が従動側回転体である形式の広角
度ダンパ付きロックアップクラッチにおいても本発明を
適用し得ることは勿論である。
【0025】その他一々例示はしないが、本発明はその
精神を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々の
変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるI−I視断面を拡大して示す図で
ある。
【図2】本発明の広角度ダンパ付きロックアップクラッ
チの一実施例を示す図であって、従動板12の一部を切
り欠き且つ板ばね56を取り除いて示す図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図2の中間回転体の正面図である。
【図5】図4におけるV−V視断面図であって、ばね受
部の一部を省略して示す図である。
【図6】図4におけるVI−VI視断面を拡大して示す
図である。
【図7】図2の広角度ダンパ付きロックアップクラッチ
の伝達トルク特性の一例を示す図であって、従来と比較
して示す図である。
【図8】図1の板ばねの正面図であって、縮小して示す
図である。
【図9】図8におけるIX−IX視断面図である。
【図10】図1の中間回転体の側面48の表面加工状態
の一例を示す図であって、摩擦手段を示す図である。
【符号の説明】
10  駆動板(第2回転体) {12,14  従動板、22  リベット、24  
ブッシュ}第1回転体 28  中間回転体 30  リング状部 32  ばね受部 34,36  圧縮コイルスプリング 56  板ばね(付勢手段) 64  凹凸表面(摩擦手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向の中間に空間を有する第1回転体と
    、該第1回転体の空間内において該第1回転体と相対回
    転可能に設けられた第2回転体と、リング状部および該
    リング状部から径方向に突き出すばね受部を有し、該第
    1回転体の空間内において該第1回転体および該第2回
    転体との相対回転可能に設けられた中間回転体と、該中
    間回転体のばね受部の周方向の両側に設けられた一対の
    圧縮コイルスプリングとを備え、前記第1回転体と前記
    第2回転体とが前記一対の圧縮コイルスプリングの一方
    ,前記中間回転体,および該一対の圧縮コイルスプリン
    グの他方を介して周方向において弾性的に連結させられ
    る形式の広角度ダンパ付きロックアップクラッチであっ
    て、前記第2回転体および前記中間回転体を軸方向にお
    いて前記第1回転体側へ付勢して該第1回転体に押し付
    ける付勢手段と、前記第1回転体と前記第2回転体およ
    び前記中間回転体との相互接触面の少なくとも一つに設
    けられ、該相互接触面の摩擦係数を高めて該第1回転体
    および第2回転体の相対回転を抑制する摩擦手段とを含
    むことを特徴とする広角度ダンパ付きロックアップクラ
    ッチ。
JP4597491A 1991-02-19 1991-02-19 広角度ダンパ付きロックアップクラッチ Pending JPH04266651A (ja)

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JP4597491A JPH04266651A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 広角度ダンパ付きロックアップクラッチ

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