JPS62228735A - 歯車伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明は、歯車伝動装置に関し、特に、入力軸が内燃機
関のように急激な回転ムラがある軸に接続されている場
合において、各歯車の当接によって発生する騒音を防止
するだめの新規な改良に関するものである。

ｂ、従来の技術 従来、用いられていたこの種の歯車伝動装置としては、
例えば、自動車等の内燃機関を有するものの減速装置と
して、広く採用されているが、いずれの場合においても
、図面には示していないが、入力軸の入力歯車と出力軸
の出力歯車との間に減速用の歯車列が設けられ、この出
力歯車は一枚の歯車によって構成されていた。

従来の歯車伝動装置は、前述したように構成されており
、入力歯車が内燃機関（図示せず）の回転に連動して回
転駆動を受けると、歯車列で所定の減速を受け、出力歯
車が所定の回転数で回転するように構成されていた。

Ｃ１発明が解決しようとする問題点 従来の歯車伝動装置は、前述したように構成されていた
ため、例えば、入力軸に入ってくる回転に速度ムラがあ
って無負荷運転している場合、歯車伝動装置における従
動歯車は自己の慣性によって一様の速さで回転をしよう
とする。

従って、入力軸の瞬間回転速度が増速の時は、駆動側歯
面が接触し、瞬間回転速度が減速の時は、反駆動側歯面
が接触するため、各歯面の急激が衝突による騒音の発生
となっていた。

このような騒音を避けるだめの具体的な手段としては、
歯車伝動装置全体のバツクラツシを少な（する方法が採
用され℃いるが、このバツクラツシを少なくする方法と
しても、歯車列の構造上、限度があった。従って、従来
の歯車伝動装置を装着した自動車等においては、この騒
音を減することが大きい課題となっていた。

本発明は、以上のような問題点を速やかに除去すると共
に、前述の騒音を殆んど無視し得る程度に減少させるよ
うにした歯車伝動装置を得ることを目的とするものであ
る。

ｄ１問題点を解決するだめの手段 本発明による歯車伝動装置は、入力軸の入力歯車に接続
された歯車列と、前記歯車列に接続され、軸方向に可動
な状態で設けられた出力歯車を有する出力軸と、前記出
力軸上に回転可能に設けられ、前記出力歯車に接合して
設けられた補助歯車と、前記出力軸に設けられ、前記出
力歯車及び補助歯車を軸方向において一方向に付勢する
だめのばね部材とを備え、前記補助歯車の歯数は、前記
出力歯車の歯数とは異なって形成されている構成である
。

００作　用 本発明による歯車伝動装置においては、出力歯車と補助
歯車の歯数が異なるため、出力歯車と補助歯車は互いに
摩擦を伴なって異なる回転をし、軽いブレーキがかかっ
た状態となるために、入力軸と出力軸の間にある歯車の
噛合は、入力軸に大巾な回転変動があった場合でも、常
に駆動側歯面が接触するようになり、バツクラツシのな
い噛合を達成することができる。従って、入力軸に大巾
な回転変動がある場合でも、常に騒音の殆んどない歯車
伝動装置を得ることができる。

ｆ、実施例 以下、図面と共に本発明による、歯車伝動装置の好適な
実施例について詳細に説明する。

第１図から第３図迄は本発明による歯車伝動装置を示す
ためのもので、各々異なる実施例を示している。

第１図の構成の場合、歯車箱１の下端には入力歯車２を
有する入力軸３が回転自在に設けられ、歯車箱１の上端
には出力歯車４及び補助歯車５を有する出力軸６が回転
自在に設けられている。

前記入力歯車２と出力歯車４との間には、所定の減速比
を有する歯車列の歯車７が噛合配列されている。

前記出力歯車４は、出力軸６上に形成されたキー、スプ
ライン又はクラッチ等の手段からなる結合手段８トよっ
て軸方向に可動で、回転方向に固定されておシ、前記補
助歯車５は回転軸６の回転方向において自由な状態で設
けられている。

この補助歯車５の歯数は、出力歯車４の歯数よシは１〜
３枚異なって形成されており、これらの出力歯車４及び
補助歯車５は、歯車列７に常時噛合している。

前記出力軸６上における前記出力歯車４に隣接する位置
には、固定リング９ａで保持されたカラ一部材９が設け
られ、このカラ一部材９に設けられたばね部材１０は補
助歯車５に当接し、出力歯車４及び補助歯車５は、矢印
Ａ方向に付勢されている。

又、第２図に示す構成は、第１図の構成の他の実施例を
示すものであり、出力歯車４と補助歯車５の出力軸６に
対する取付溝道は、第１図の構成と同様であるが、ばね
部材１０が出力歯車４と固定リング９ａとの間に介装さ
れておシ、出力歯車４及び補助歯車５が矢印Ｂの方向に
常時付勢されている。尚、他の部分は第１図と同様のた
め、同一符号を付し、その説明は省略する。

さらに、第３図に示す構成は、第２図の他の実施例を示
すものであり、出力軸６と出力歯車４との間に、ハスバ
のスプライン接合部１１が形成され、負荷発生時に、こ
のスプライン接合部１１にスラストが発生する構成であ
る。尚、他の部分は第２図と同様のため、同一符号を付
し、その説明は省略する。

本発明による歯車伝動装置は、前述したように構成され
ており、以下に、その動作について説明する。

＠１図及び第２図の構成において、入力軸６に接続され
た内燃機関（図示せず）が作動した場合、歯車列７を介
して出力歯車４及び出力軸６が回転するが、出力歯車４
と補助歯車５は各々歯数が異なってばね部材１０で付勢
されているだめ、出力歯車４と補助歯車５は互いに摩擦
を伴なって異なる回転をし、互いに軽いブレーキがかか
った状態となる。

従って、入力軸６と出力軸６０間にある各歯車４，５．
７及び２の噛合状態は、入力軸３に急激な回転変動があ
った場合でも、常に駆動側歯面（図示せず）が互いに噛
合し、バックラッシのない状態となっており、装置の発
生がほぼ完全に防止される。

又、第６図の構成の場合、出力軸６と出力歯車４との接
続が、ハスパのスプライン接合部１１によってなされて
いるため、出力軸６に大きい負荷がかかった場合、スプ
ライン接合部１１に発生したスラストによって、出力歯
車４がばね部材１０のばね力に抗して、補助歯車５から
遠ざかる方向に移動し、出力歯車４と補助歯車５間の摩
擦力が殆んどなくなり、負荷運転中における出力歯車４
と補助歯車５間の摩際損失が殆んどゼロとなるものであ
る。

ｇ０発明の効果 本発明による歯車伝動装置は、以上のような構成と作用
とを備えているため、入力軸に急激な回転速度の増減速
が加わった場合においても、補助歯車の作用により、常
に駆動側歯面が接触するようになシ、作動時の騒音をほ
ぼ無くすことができる。

従って、自動車等にこの歯車伝動装置を用いた場合、騒
音抑えに対する寄与は大きく、自動車等の静粛性を一層
高めることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による歯車伝動装置を示すだめのもので、
第１図は全体構成を示す概略断面図、第２図は第１図の
他の実施例を示す概略断面図、第６図は第２図の他の実
施例を示す概略断面図である。 １は歯車箱、２は入力歯車、３は入力軸、４は出力歯車
、５は補助歯車、６は出力軸、７は歯車列の歯車、８は
結合手段、１ｏはばね部材、１１はハスバのスプライン
接合部である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力軸（３）の入力歯車（２）に接続された歯車
   列の歯車（７）と、前記歯車（７）に接続され、軸方向
   に可動な状態で設けられた出力歯車（４）を有する出力
   軸（６）と、前記出力軸（６）上に回転可能に設けられ
   、前記出力歯車（４）に接合して設けられた補助歯車（
   ５）と、前記出力軸（６）に設けられ、前記出力歯車（
   ４）及び補助歯車（５）を軸方向において一方向に付勢
   するためのばね部材（１０）とを備え、前記補助歯車（
   ５）の歯数は、前記出力歯車（４）の歯数とは異なって
   形成されていることを特徴とする歯車伝動装置。
2. （２）前記出力歯車（４）と出力軸（６）とが、ハスバ
   のスプライン接合部（１１）によって接続され、前記出
   力軸（６）に負荷がかかつた場合、前記スプライン接合
   部（１１）にスラストが発生し、前記ばね部材（１０）
   のばね力に抗して前記出力歯車（４）が前記補助歯車（
   ５）から離れる方向に移動するようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の歯車伝動装置。