JPS62192399A - インシユリン誘導体およびそれらの製造方法 - Google Patents

インシユリン誘導体およびそれらの製造方法

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JPS62192399A
JPS62192399A JP62029945A JP2994587A JPS62192399A JP S62192399 A JPS62192399 A JP S62192399A JP 62029945 A JP62029945 A JP 62029945A JP 2994587 A JP2994587 A JP 2994587A JP S62192399 A JPS62192399 A JP S62192399A
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ハルトムート・レーベルマン
エリク・パウル・パーク
ノルベルト・ハイムブルガー
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    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インシュリン誘導体、それらの製造方法およ
びそれらの用途に関する。
インシュリンは約6,000ダルトンの分子量を有する
ポリにプチドホルモンである。その2つのアミノ酸鎖A
およびBはジスルフィド橋により 6一 連結されている。インシュリンは膵臓のβ細胞において
プルインシュリンの形で合成され、そしてC−ペプチド
と称される部分の除去を伴うタンパク分解修飾を受けて
活性型として分泌される。それは哺乳動物のグルコース
代謝において重要な機能を果している。それは、血糖低
下作用のほか、タンツクおよび脂肪酸代謝にも影響を及
ぼしている。
インシュリンを真性糖尿病の治療に使用できることは知
られている。プpタミンまたはスはルミジンまたは類似
の化合物、あるいは亜鉛塩を添加すると、例えば皮下投
与した場合に血糖を長期にわたって持続的に低下する離
溶性インシュリン誘導体が得られる。しかしながら、こ
れらの長期持続性デポ−インシュリン誘導体を用いると
副作用が起ることがある。更に、皮下投与した場合、し
ばしばこれらの難溶性インクニリン化合物は吸収が一様
でない。
これに対し、可溶性インシュリンは速効性がある。しか
しながら、その作用は数時間後に消失する。
そこで、本発明の目的は、筋肉内または皮下投与により
吸収されることができ、しかも易溶性であるのみならず
、可溶性インシュリンまたは作用持続性デポ−インシュ
リンの欠点を有しないか僅かな程度にしか有しないイン
シュリン誘導体を開発することにある。
驚くべきことに、インシュリンを生理学的に許容される
炭素化合物に結合することにより、可溶性インシュリン
に匹敵する速効性を示すが後者よりも、デポ−インシュ
リンに近い著しく長い作用持続時間を有する水溶性イン
シュリン誘導体を製造できることが見出された。
更にまた、驚くべきことに、インシュリンをプロテイナ
ーゼ阻害剤に結合することにより、タンパク分解的不活
性化から守られたインシュリン誘導体を製造できること
が見出された。
更に、驚くべきことに、インシュリンをジスルフィド橋
を介して生理学的に許容される炭素化合物に結合するこ
とにより、明確なインシュリン対炭素化合物化学量論を
有するインシュリン誘導体を得ることができることが見
出された。
本発明は、一般式I X−(Yl−8−8−Y2−Z−”インシュリン”)、
I又は■ A−8−Y3−Z−”インシュリン”      ■(
式中、 Xは、生理学的に許容される炭素化合物の残基であり、 Y1、Y2*よびY3は、相互に独立して、化学結合ま
たは有機化学橋を意味し、 Sは硫黄原子であり、 “インシュリン”は、天然、半合成もしくは合成インシ
ュリンもしくは遺伝子工学により製造されたインシュリ
ンまたはその非必須アミノ基を有しない生物活性アナロ
ーグの生物活性ペプチド部分を表わし、 2は、インシュリンの生物活性に必須でないアミノ基で
あり、 Aは、水素原子であるか、またはメルカプトを含有し生
理学的に許容される炭化水素化合物の残基であり、そし
て mは、1〜20の整数である) で示されるインシュリン誘導体に関する。
生理学的に許容される炭素化合物としては、デキストラ
ン、ヒドロキシエチル−デンプン、ゼラチンまたは関連
の分解されもしくは架橋されたコラーゲン化合物、ポリ
アミノ酸化合物、ポリオキシエチレンまたはポリビニー
ルピロリドンおよびそれらの誘導体を用いることができ
るが、可溶性ポリマー、特にポリばプチドまたはタン/
ぞりを用いるのが好ましい。分子量は500〜t5X1
0’ダルトンであるが2,000〜500,000ダル
トンが好ましい。
特に好ましいインシュリン誘導体においては用いられる
生理学的に許容される炭素化合物は、酵素阻害剤、特に
プロテイナーゼ阻害剤例えばアルファ1−アンチトリプ
シンである。
Y1、Y2およびY3は、相互に独立して、化学結合ま
たは有機化学橋、炭素原子または水素原子がヘテロ原子
特にH,OlPまたはSにより置き換えられていてもよ
い好ましくは脂肪族、芳香脂肪族または芳香族炭化水素
残基であることができる。
好ましいインシュリン誘導体においては、Y1またはY
3は、結合を表わしそしてY2は−CH2−CH2−C
0−基を含む。
2はインシュリンの生物活性に必須でないアミノ基であ
るが、インシュリンのB[のN−末端アミノ酸であるの
が好ましい。
特に好ましいインシュリン誘導体の場合には、B鎖に次
のN末端配列を有するインシュリンが用いられる。すな
わち、Phe (1) −Val (2) −Asn 
6)−Glu(4)−Hls(5)−I、5u(6)。
z−1インシユリン”は天然、半合成または合成インシ
ュリンまたは遺伝子工学により製造されたインシュリン
、またはその生物活性アナローグを表わす。B鎖がN末
端またはC末端短縮または延長を受けた1インシユリン
”を用いることも可能である。
しかしながらN末端アミノ酸としてA鎖にグリシン、そ
してB鎖にフェニルアラニンを有するインシュリンを用
いるのが好ましい。
特に好ましく用いられるインシュリンはヒト、ブタまた
はウシのものである。
1インシユリン”は非必須アミノ基2を含まないインシ
ュリンの生物活性にプチド部分を表わす。
人がメルカプトを含有する生理学的に許容される炭化水
素化合物の残基を表わす場合には、かかるものとして炭
素原子または水素原子がヘテロ原子、特にN、OlPま
たはSによって置き換えられていてもよい脂肪族、芳香
脂肪族または芳香族のものを用いることができる。この
炭素化合物は、1〜50、好ましくは1〜20個の炭素
原子、そして0〜30、好ましくは0〜15個のヘテロ
原子を含有する。好ましいインシュリン誘導体において
は、メルカプトピリジン、システィン、メルカプトプロ
ピオン酸、メルカプトピリジンカルボン酸、メルカプト
コハク酸、グルタチオン、システアミンまたはチアミン
が用いられる。特に好ましいインシュリン誘導体の場合
には、置換されたピリジル残基、例えば2−ピリジルチ
オが用いられる。本発明はまた、インシュリンの生物活
性に必須でないアミノ基をメルカプトまたは式■ (保護基)−8−Y3−Z−インシュリン    ■と
しての保護された形のメルカプト基を含有する基に変え
、そして適切な場合には、チオールと反応させて式■ま
たは■で示される化合物を得ることより成る式Iまたは
■で示されるインシュリン誘導体の製造方法に関する。
本発明は特に、こういったタイプの方法であって、イン
シュリンのA鎖のN末端アミノ酸およびインシュリンの
B鎖のリジンB−29にアミノ保護基を選択的に付与し
、そしてそのインシュリンのB鎖のN末端アミノ酸をメ
ルカプトまたは保護された形のメルカプト基を含みそし
てアミノ基と反応し得る化合物と反応させ、それによっ
てそのメルカプト基をインシュリンB鎖のN末端アミノ
酸に共有結合させ、そしてアミノ保護基および適切な場
合にはメルカプト保護基を除去し、そして適切な場合に
は、式X−Y1−EIHで示される化合物と反応させる
ことより成る方法に関する。
好ましい手順においては、まずグリシンA−1とリジン
B−29のアミノ基をペプチド化学での常法により、例
えばt−ブチルオキシカルボニル活性エステル誘導体と
反応させてt−ブチルオキシカルボニル基(Boo)を
導入する(生成する誘導体はビスーBoO−インシュリ
ンと呼ばれる)ことにより選択的に保護する。特に好ま
しい方法においては、t−ブチルオキシカルボニルヒド
ロキシスクシンイミドエステル(Boc−O8u ; 
Chew、 Bsr、 (1975) 108.275
8〜2763)が用いられる。次にメルカプト基を、適
切な場合にはそれを保護された形で含む化合物の形で導
入する。メルカプト基の保護された形とは、メルカプト
基がジスルフィド結合を介して別のメルカプト含有成分
例えばピリジンチオンに結合した化合物として定義され
る。次いでそのメルカプト含有成分を還元条件下に分裂
除去することができる。
好ましい手順においては、ビスーBoo−インシュリン
誘導体をチオール、またはメルカプトを保護された形で
含有する反応性成分、例えばチオアルカンイミデート、
チオラクトンまたはピリジルチオエステルと反応させる
。そのメルカプト基は、インタクトのまたは短縮された
インシュリンB鎖のN末端アミノ基をメルカプト含有活
性エステルと反応させることによって導入され、そして
例えばヒ・ドロキシスクシンイミドの、または0−また
はp−ニトロフェノフルのエステルを用いることができ
る。
特に好ましい手順において用いられる反応性成分は、N
−スクシンイミジル6−(2−ピリジルジチオ)−プロ
ピオネートである。
次いで、そのt−ブチルオキシカルボニル(BOO)保
護基をペプチド化学での常法により、例えばトリフルオ
ロ酢酸またはHC1/酢酸混合物(好ましくはトリフル
オロ酢酸)で処理することによって分裂除去する。
前述の方法で製造されたメルカプト含有インシュリン誘
導体を今度は、一般式■で示されるインシュリン誘導体
を製造するために、メルカプトまたは保護された形のメ
ルカプト基を含む生理学的に許容される炭素化合物と接
触させる。
インシュリン−5−s−炭素コンプレックスは、いずれ
もがメルカプト基を保護されたまたは保護されない形で
含むインシュリンと炭素化合物の間にジスルフィドを形
成することにより製造される。
好ましい手順において用いられる生理学的に許容される
炭素化合物はメルカプト含有タン、Jり例えばプロテイ
ナーゼ阻害剤またはメルカプト含有担体である。アルフ
ァ1−アンチトリプシンは特に好ましい方法に用いられ
る。しかしながら、最初は保護されたまたは保護されな
い形でメルカプト基を含まない担体を用いることもでき
る。このタイプの担体物質には、メルカプト基含有イン
シュリンと反応させる前に、反応性成分例えばチオラク
トンまたはN−スクシンイミジル6−(2−ピリジルジ
チオ)プロピオネート(SPDP)と反応させるが、1
9FDPと反デlマ一 応させるのが特に好ましい。
一般式■で示されるインシュリン誘導体の製造には、前
述の方法により製造されたメルカプト含有インシュリン
誘導体をメルカプトまた・は保護された形のメルカプト
基を含有する生理学的に許容される炭素化合物と反応さ
せる。インシュリン−8−3−炭素化合物はジスルフィ
ド形成により製造される。
好ましい手順において用いられるメルカプト含有炭素化
合物は、例えばピリジンチオン、システィン、メルカプ
トプロピオン酸、メルカプト酢酸、ピリジンチオンカル
ボン酸、グルタチオン、システアミン、メルカプトコハ
ク酸またはチアミンである。特に好ましい手順において
は、ピリジンチオンが用いられる。
前述の方法により製造されたアルファ1−アンチトリプ
シン−8−8−インシュリンコンプレックスまたはピリ
ジルー5−8−インシュリンコンプレックスは、インシ
ュリンの生物活性を保持し、生理学的IIHでさえも水
に可溶でありしかも、筋肉内または皮下投与のいずれに
よっても吸収を受けることができ、アルファ1−アンチ
トリプシン−8−8−インシュリンコンプレックスにあ
ってはタン/1り分解的不活性化から保護され、インシ
ュリンと生理学的に許容される物質の間に明確な化学量
論を有し、そして可溶性インシュリンまたは作用持続性
デポ−インシュリンよりも有利な薬力学的性質を有する
ことにより、特に優れている。
アルファ1−アンチトリプシン−インシュリンコンプレ
ックスの静脈内投与および皮下投与についての薬力学的
データは第1表に示されている。
前述の方法により製造されたインシュリンとアルファ1
−アンチトリプシンまたはピリジンチオンの間のコンプ
レックスは代謝障害例えば真性糖尿病の治療に用いるこ
とができる。
これらのインシュリン化合物は、血液と等張で殺菌性と
され、そして適切な場合には適当な生理学的に許容され
る添加剤および安定剤を含む剤の形で投与することがで
きる。
前記インシュリン誘導体は非経腸的に、例えば静脈内、
筋肉内、皮下的に、あるいはインシュリンポンプにより
投与することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 アルブミン−8−8−インシュリンコンプレックスa)
ビスーBoo−インシュリン 1gのブタインシュリンを37.5−のDMXF M2
S−のH2Oおよび2.7−のjN NaHCO3溶液
に溶解した。次に2−のDMFに溶解した930■のt
−ブチルオキシカルボニル−ヒドロキシスクシンイミド
エステルを添加した。その混合物を室温で4時間攪拌し
、pHを50%酢酸で6.9に調節し、そして溶媒を回
転蒸発器で除去した。
油状残留物を10−のメタノールと混合した後約250
−のジエチルエーテルに注いだ。沈殿をガラスフリット
上で除去し、酢酸エチルおよびジエチルエーテルで数回
洗浄し、KOHおよびP 4010で乾燥した。次に乾
燥沈殿を6−の0.5%NH4HCO3に溶解し、そし
て0.5%NH4HCO3中の■ 5ephadsx  G −50,fでのゲル濾過にか
けた。ビスーBoa−インシュリンを含有する両分を合
一した後凍結乾燥した。重量:0.85り。
b)  PI)P−ビスーBoa−インシュリン600
μtのN−スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ
)プロピオネート(5PDP )溶液(20ミリモル/
lz エタノール中)を6−の0.1モル/を燐酸ナト
リウム、100ミリモル/l)l&cL −、1)H7
,5、中の56wqのビスーBoo−インシュリン誘導
体を攪拌しながら滴加した。その溶液を室温に30分間
放置した。2−ピリジル−8−8−CH2−CH2−C
o−Nu−G171−インシュリン−ビス−Eoo(P
DP−ビス−13oo−インシュリン)を59/l H
T1411CO5、pHa、s、中の8ephad*x
 G−50でのゲル濾過にかけることにより不純物から
分離し、次いで凍結乾燥した。
0)FDP−インシュリン 30wIIのPDP−ビスーBoc−インシュリンを4
0μtのアニソールを含有する400μtのトリフルオ
ロ酢酸に溶解した。その溶液を、水分を排除して、室温
に60分間および4℃に15分間放置した。その溶液を
次に約100−の冷エーテルに注いだ。沈殿をエーテル
で数回洗浄し、3−の59/l liH4HcOg 、
pH8,5、に溶解し、そして不純物を5ephaae
X@a −50でのゲル濾過により除去した。次に純粋
なFDP−インシュリンを凍結乾燥した。0.5ミリモ
ル/lジチオスレイトール(DTT)で還元後、Uvス
ペクトルにおいてλmy、x 545 nmに付加的な
吸収帯が明白となったが、これは遊離のピリジンチオン
に相当する。
6)アルブミン−8−8−インシュリン36岬のメルカ
プトアルブミンを4−の50ミリモル/を燐酸カリウム
、200ミリモル/1NaCt、 pH8,5、に溶解
し、そしてその溶液を同じ緩衝液1−中の3.3119
のPDP−インシュリンと混合した。その反応溶液を室
温に1時間、および4℃に4時間放置した。形成したア
ルブミン−8−8−インシュリンコンプレックスヲBi
ogel■P100でのゲル濾過により反応成分から除
去した。約72,000ダルトンの生成物に相当するバ
ンドがSDSゲルにおいて明らかとなり、そしてこれは
DTTによる還元後約66,000ダルトンと6、 O
OOダルトンの2つのバンドに分かれる。
実施例 2 PDP−インシュリンを実施例1と同様にして製造した
。27tqのアルファ1−アンチトリプシンを、50ミ
リモル/を燐酸カリウムおよび200ミリモル/ tN
aCt(pH8,5)および25ミリモル/lジチオス
レイトールを含有する2ゴの溶液に溶解した。その還元
溶液を37℃に1時間および4℃に1時間放置し、次い
で、還元剤を同緩衝液中の5ephadex■G−50
でのゲル濾過により除去した。前記緩衝液6−中の27
■のアルファ1−アンチトリプシン−SHを緩衝液1−
中の3、2 m9のPDP−インシュリンと混合した。
コンプレックス混合物の処理および後処理は実施例1と
同様にして行った。約60,000ダルトンの分子量を
有するバンドは8DSゲルにおいて明らかであった。D
TTで還元後、これは、約54,000および<S、0
00ダルトンの分子量を有する2つのバンドに分かれた
。その精製アルファ1−アンチトリプシン−8−8−イ
ンシュリンコンプレックスは、キモトリプシン、トリプ
シンおよびエラスターゼなどのプロテアーゼに対し阻害
作用を示した。
実施例 6 アルフア1−アンチトリプシン−8−8−インシュリン
コンプレックスを、ブタインシュリンをヒトインシュリ
ンに置き換えて実施例2と同様にして製造した。
第1表 可溶性インシュリンまたはアルファ1−アンチトリプシ
ン−インシュリンコンプレックス投与後のウサギ血糖レ
ベルの初期レベルに対する経時変化(%) 静脈内   皮 下 0.52034183245854585S工=可溶性
インシユリン C工=アルファ1−アンチトリプシン−8−8−インシ
ュリンコンプレックス IU=国際インシュリン単位 各血糖レベルはウサギ4匹についての測定値の平均であ
る。11IPのインシュリンを含む物質は25工Uのイ
ンシュリンの血糖低下作用を有するものと仮定された。
実施例 4 26一 アルファ1−アンチトリプシン−8−8−インシュリン
コンプレックスを、ウシインシュリンをブタインシュリ
ンの代りに用いて実施例2と同様に製造した。
実施例 5 膵臓トリプシン阻害剤(PT工)−S−S−インシュリ
ンコンプレックス まず、PT工を、y、 Bio1、 Chew、 23
5(2)、696〜404(1960)と同様にしてN
−アセチル−DL−ホモシスティンチオラフタンと反応
させた。
メルカプト基を含有する阻害剤が得られた。コンプレッ
クスを得るためのFDP−インシュリンとの反応は実施
例1と同様にして行った。PTエニー−S−インシュリ
ンコンプレックスはプラスミンおよびトリプシンに対し
て阻害作用を示した。120,000ダルトンの分子量
を有するバンドは8DSゲルにおいて明らかであった。
実施例 6 アミノ基含有デキストランを実施例3と同様にしてに一
アセチルーDL−ホモシスティンチオラクトンと反応さ
せた。デキストラン1モルあたりのメルカプト含量は約
4モルのメルカプト基であった。このコンプレックスを
得るための引き続(PDP−インシュリンとの反応は、
実施例1と同様にして行った。
実施例 7 システインー5−8−インシュリンコンプレックス 実施例1と同様にして製造され、そして5−の50ミリ
モル/を燐酸ナトリウムおよび150ミリモル/ L 
MhCL、 pH5,0、に溶解されたFDP−インシ
ュリン(25q)を同緩衝液100μを中の0、75 
gのシスティン塩酸塩と反応させた。その反応後に、遊
離ピリジンチオンを343 nmで測定した。反応生成
物を5 g/ L NILHCOs % PH8−3、
中の5ephade!■G −50,、でのゲル濾過に
より不純物から分離し、そして凍結乾燥した。
実施例 8 チアミン−3−8−インシュリンコンプレックス2−の
50ミリモル/を燐酸す) IJウム中の25WIのP
DP−インシュリンを0.719のジチオスレイトール
で処理した。次に、同緩衝液2−中の3■のチアミンテ
トラヒドロフルフリールジスルフィドと反応させた。反
応生成物から、5 g/ L  NaHCO3、pHs
、 5、中の5ephadex■G −50,、でのゲ
ルシ過により不純物を除き、そして凍結乾燥した。
実施例5〜8のインシュリン化合物は、ウサギのモデル
において血糖低下作用を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I またはII ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中、 Xは、生理学的に許容される炭素化合物の残基であり、 Y_1、Y_2およびY_3は、相互に独立して、化学
    結合または有機化学橋を意味し、 Sは硫黄原子であり、 “インシュリン”は、天然、半合成もしくは合成インシ
    ュリンもしくは遺伝子工学により製 造されたインシュリンまたはその非必須アミノ基を有し
    ない生物活性アナローグの生物活性ペプチド部分を表わ
    し、 Zは、インシュリンの生物活性に必須でないアミノ基で
    あり、 Aは、水素原子であるか、またはメルカプトを含有し生
    理学的に許容される炭化水素化 合物の残基であり、そして mは、1〜20の整数である) で示されるインシュリン誘導体。 2)Y_1、Y_2およびY_3が、相互に独立して、
    化学結合または有機化学橋、または、炭素原子または水
    素原子がヘテロ原子特にN、O、PまたはSにより置き
    換えられていてもよい脂肪族、芳香脂肪族または芳香族
    炭化水素残基である特許請求の範囲第1項記載のインシ
    ュリン誘導体。 3)Xが可溶性の生理学的に許容されるポリマーまたは
    ポリペプチドの残基である特許請求の範囲第1項記載の
    インシュリン誘導体。 4)Xがプロテイナーゼ阻害剤、好ましくはアルファ_
    1−アンチトリプシンの残基である特許請求の範囲第1
    項記載のインシュリン誘導体。 5)Aが水素原子であるか、または炭素原子または水素
    原子がヘテロ原子、特にN、O、PまたはSにより置き
    換えられていてもよい脂肪族、芳香脂肪族または芳香族
    炭化水素化合物の残基である特許請求の範囲第1項記載
    のインシュリン誘導体。 6)Aが1〜50個の炭素原子を含むが好ましくは1〜
    20個の炭素原子および0〜30、好ましくは0〜15
    個のヘテロ原子を有する含む特許請求の範囲第1項記載
    のインシュリン誘導体。 7)Aがピリジンチオンのもしくは置換ピリジンチオン
    の残基、所望によりアミノ、ヒドロキシルもしくはカル
    ボキシルにより置換されたメルカプトアルカンの残基、
    システインのもしくはシステイン含有ペプチドの残基、
    またはチアミンの残基である特許請求の範囲第1項記載
    のインシュリン誘導体。 8)インシュリンの生物活性に必須でないアミノ基をメ
    ルカプトまたは式III ▲数式、化学式、表等があります▼III としての保護された形のメルカプト基を含有する基に変
    え、そして適切な場合にはチオールと反応させることよ
    り成る特許請求の範囲第1項記載のインシュリン誘導体
    の製造方法。 9)インシュリンのA鎖のN末端アミノ酸および同じイ
    ンシュリンのB鎖のリジンB−29にアミノ保護基を選
    択的に付与し、そしてそのインシュリンのB鎖のN末端
    アミノ酸をメルカプトまたは保護された形のメルカプト
    基を含みそしてアミノ基と反応し得る化合物と反応させ
    、それによつてそのメルカプト基をインシュリンB鎖の
    N末端アミノ酸に共有結合させ、そしてアミノ保護基お
    よび適切な場合にはメルカプト保護基を除去し、そして
    適切な場合には、式X−Y_1−SHで示される化合物
    と反応させることより成る特許請求の範囲第8項記載の
    方法。 10)特許請求の範囲第1項記載の化合物の代謝障害、
    特に真性糖尿病治療への使用。
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