JPS6219223A - 集塵方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば工場等の各種処理設備から発生する
排気ガス等の含塵空気を集塵処理する集塵方法及びその
装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に、上述した含塵空気を集塵処理するのには、機内
に多数のバグを設けたバグフィルタと称される集塵装置
が多く利用されている。特に清浄空気排気側に設けたフ
ァンの吸引作用により発塵源から含塵空気を集塵機内の
バグに導通して濾過集塵するサクションタイプで、しか
も機内のバグにｉ１１′ｉＡ捕集したダストを適時パル
スエアーの噴射により払い落として該バグの再生を図る
逆洗タイプのものが多い。

つまり、第３図に示す如く下部にホッパー１ａを有した
集１！！ｌ（ハウジング）１の内部上方寄り部に多数の
取付穴付き仕切り板２を設けて、クリーンサイドＡとダ
ーティ−サイドＢとに区画すると共に、その仕切り板２
の各取付穴に上端口部を嵌合する状態で止め付けて該取
付穴と同数の縦長有底筒状をなすバグ３を垂設している
。また集塵機１の下部ホッパー１ａに発塵源（図示せず
）から導通した導入ダクト４を接続し、上部クリーンサ
イドＡに接続して排気ダクト５を延出し、この排気ダク
ト５の先端を吸引ファン６を介して排量７に接続してい
る。更に集塵ｖａｌの上部に逆洗パルスエアー供給機構
８として高圧エアーを貯溜するヘッダー９と、これから
電気シーケンス的に開閉するダイヤフラム弁１０を介し
て上記クリーンサイドＡ内に延出したパルス供給管１１
とを設け、このパルス供給管１１に上記各バグ３内にこ
の上端口部からパルスエアーを噴射するノズル１１ａを
形成している。なお上記集塵機１の下部ホッパー１ａの
下端には払い落としダスト排出用ゲート１２を設けてい
る。

そして、吸引ファン６の吸引作用により、発塵源からの
含塵空気を導入ダクト４を介して集塵瀘１内のダーティ
−サイド已に導入し、そこから各バグ３に通してダスト
を濾過捕集し、該バグ３内に抜けた清浄空気は上端口部
からクリーンサイドＡを介して排気ダクト５より吸引し
、排量７から屋外等に排気する。こうした集塵運転中に
タイマー又はバグの圧損抵抗検知器等によりバグ再生時
期が来ると、逆洗パルスエアー供給聚構８のダイヤフラ
ム弁１０が短時間開閉作動を繰返し、これにてヘッダー
９から高圧エアーをパルス供給管１１に供給して、その
各ノズル１１ａからパルスエアーとして各バグ３内に上
端口部より噴射する。

こうしたパルスエアーの含塵空気流と逆向きの噴射によ
り各バグ３の外周面に付着捕集されていたダストを払い
落として該バグ３を再生し、その払い落としたダストは
下部ホッパー１ａに落下させて排出用ゲート１２より適
時様外に除去するようにしている。

ところで、こうした従来の集塵方法及び装置では、集塵
機１内における含塵空気の流れ方向（実線矢印で示す）
並びにクリーンエアーの吸引排気方向に対して逆洗用の
パルスエアーの噴射方向（点線矢印で示す）が完全に逆
となるので、非常に高い圧力のパルスエアーを噴射しな
いと、バグの捕集ダストの払い落としができず、また払
い落としによりバグ３から分離したダストが導入ダクト
４からの含塵空気流により押し戻される如くして下部ホ
ッパー１ａになかなか沈降できず、バグに再付着するな
ど、逆洗によるバグ再生の効率があまり良くなく、バグ
の高圧損を招く問題があった。

そこで、第４図に示す如く集塵機１の上部寄り部に導入
ダクト４を接続し、各バグ３は上下端を開放したものと
し、この各バグ３の下端口部に排気ダクト５を接続して
機外に導出した構成のものがあるが、しかしこの場合、
パルスエアー噴射方向とクリーンエアーの吸引排気方向
とが同じとなるので、上方から噴射されたパルスエアー
の多くが排気ダクト５側の吸引力によりバグ３内をその
まま下端方に通り抜けて行ってしまい、該バグ３に対す
る逆洗パルスエアーとしての十分な働きをせず、この為
にバグ３の捕集ダストの払い落とし効果が不十分となり
、やはりバグの高圧損を招く問題があった。特に排気ダ
クト５側の吸引ファン６のクリーンエアーのサクション
圧が大きいもの程、逆洗パルスエアーによるダスト払い
落とし効果が低い問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、逆洗パル
スエアーの噴射によるバグ捕集ダストの払い落としが非
常に効率良くできると共に、その払い落としたダストの
バグへの再付着を防止できて、バグ再生効果の向上が図
れ、引いてはバグの圧力損失の低減による省エネルギー
化や経費の節減に役立つようになる集塵方法及びその装
置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明の集塵方法は、上記目的を達成すべく、発塵源
からの含塵空気を導入ダクトを介して集塵機内のバグに
導通して該空気中のダストを濾過捕集し、これにて清浄
化した空気はバグ内からその下端側より排気ダクトを介
して吸引ファンにより外部に排気するようにし、そのバ
グに捕集したダストは適時法バグ内に上端側からパルス
エアーを噴射することで機内下部に払い落として除去し
、そのパルスエアー噴射時は上記排気ダクト中の空気流
を止めて、即ち排気側への吸引作用を止めて、該パルス
エアーによるバグ捕集ダストの逆洗払い落とし効果を高
めると共に、払い落とされたダストのバグへの再付着を
防止するようにしたものである。

また、この発明の集塵装置は、上記と同じ目的を達成す
べく、含塵空気中のダストを濾過捕集するバグを内蔵し
た集塵機と、この１！！！機内に発塵源からの含塵空気
を導入する導入ダクトと、集塵殺内のバグによりダスト
が濾過捕集されて清浄化した空気を該バグ内から集塵機
外に排気する排気ダクト及び吸引ファンと、バグに捕集
したダストを適時法バグ内に上端側からパルスエアーを
噴射することで機内下部に払い落として除去する逆洗パ
ルスエアー供給機構とを備えてなるｌ！履装置に於いて
、上記排気ダクトをバグの下端側に接続して設けると共
に、その排気ダクト途中に上記パルスエアーの噴射によ
るバグ捕集ダスト払い落とし時開成して該排気ダクト中
の空気流を止めるダンパーを設けて構成したものである
。

〔発明の実施例〕

以下この発明の一実施例を説明する。

まず・説明０便宜上第１図及び第２図１より０　　　「
の発明の集塵装置の構成から先に述べると、図中２０は
１！塵機（ハウジング）で、内部が複数空に区画されて
、その各区画室２１ａ、２１ｂ、２１Ｃ内が更に上端寄
り部に位置する多数の取付穴付き仕切り板２２に上部ク
リーンサイドＡと下部ダーティ−サイドＢとに区画され
、その各ダーティ−サイドＢの下端にはホッパー２３ａ
、２３ｂ。

２３ｃが設けられている。そして上記各区画室２Ｉａ、
２１ｂ、２１ｃ内の仕切り板２２の各取付穴に上端口部
を嵌合する状態で止め付けて該取付穴と同数の縦長筒状
をなすバグ２４がダーティ−サイドＢ側に垂下する状態
に設けられている。これら各バグ２４は上端が開口され
ているだけでなく、下端も開口されているものである。

また２５は発ｔｌｌ（図示せず）から含塵空気を上記集
塵機２０内に導入する導入ダクトで、この導入ダクト２
５はそれぞれ分岐したインレットダクト２５ａを介して
上記各区画室２１ａ、２１ｂ。

２１ｃのダーティ−サイドＡの上部寄り部に接続されて
いる。なおそのダーティ−サイドＢ内のインレットダク
ト２５ａの接続部に対向する位置には気流拡散用邪魔板
２６が設けられている。

２７はクリーンエアーの排気ダクトで、これはそれぞれ
分岐した多数のアウトレットダクト２７ａを有し、これ
らが上記集塵機２０の各区画室２１ａ、２１ｂ、２ＩＣ
の下部ホッパー２３ａ、２３ｂ、２３ｃの側壁を貫通し
て各ダーティーサイドＢ内の各バグ２４の下端口部と連
通ずる状態に接続されている。この排気ダクト２７の各
アウトレットダクト２７ａ途中にはソレノイド等の駆動
機構２８により開閉せしめられるダンパー２９が設けら
れている。なお上記排気ダクト２７の先端側は吸引ファ
ン３０を介して排量３）に接続されている。

３２は集１機２０の上部に配した逆洗パルスエアー供給
機構で、高圧エアーを貯溜するヘッダ３３と、これから
それぞれ電気シーケンス的に開閉するダイヤフラム弁３
４を介して上記区画室２１ａ、２１ｂ、２１ｃの各上部
クリーンサイドＡ内に延出したパルス供給管３５とから
なり、その各パルス供給管３５に上記各バグ２４の上端
口部と対向してパルスエアー嗅出用のノズル３５ａが形
成されている。

次に、上述した構成の集塵装置を用いて行なうこの発明
の集塵方法を説明すると、まず排気ダクト側の吸引ファ
ン３０を稼動させて、その吸引作用により発ａｇＡから
の含塵空気を導入ダクト２５から各分岐インレットダク
ト２５ａを介して集塵機２０の各区画室２１ａ、２１ｂ
、２１ｃのダーティ−サイド内上部に導入する。そして
その含塵空気を邪魔板２６により拡散してバグ２４に通
してダストを濾過捕集せしめる。その各バグ２４内に通
り抜けた清浄空気は該バグ２４内からこの下端口部より
排気ダクト２７の各アウトレットダクト２７ａに吸引さ
せて、ファン３ｏより排量３）から屋外等に排気する。

こうして含塵空気の集塵運転を行ない、その運転中にタ
イマー又はバグの圧損抵抗検知器等によりバグ再生時期
が来たら、上部逆洗パルスエアー供給機１１１３２のダ
イヤフラム弁３４を短時間開閉作動せしめ、これにてヘ
ッダー３３内に溜められていた轟圧エアー（２〜７Ｋｇ
／−Ｇ程度）をパルス供給管３５に圧送して、その各ノ
ズル３５ａからパルスエアーとして各バグ２４内に上端
口部より噴射する。この際上記タイマ又は検知器等から
の信号或いは上記パルスエアー供給曙橋３２の動作開始
に電気的に連動するなどして駆動機構２８を作動させて
排気ダクト２７の各アウトレットダクト２７ａのダンパ
ー２９を閉じる。これにて排気ダクト２７の各アウトレ
ットダクト２７ａ中の空気流を上記パルスエアーの噴射
時の間一時停止する。これで各バグ２４内にはファン３
ｏによる吸引作用が働かず、この状態で上端開口から各
バグ２４内に噴射された高圧パルスエアーは従来の如く
圧力低下をきたすことなく該バグ２４の内側から外側に
向けて吹き出して、良好に捕集ダストの逆洗払い落とし
を行なうようになる。これにて各バグ２４から外側に剥
離したダストはダーティ−サイドＢ内を沈降落下して下
部ホッパー２３ａ〜２３Ｃ内に堆積する。この際含塵空
気の導入ダクト２５のインレットダクト２５ａが上方部
にあって排気ダクト２７のアウトレットダクト２７ａが
下方部にあることで、もともとダーティ〜サイドＢ内の
気流が上方から下方に向かって流れていること、またダ
ンパー２９の閉成により排気ダクト２７側からの吸引作
用がバグ２４内に作用しないことから、上記払い落とさ
れたダストが該バグ２４に再付着されるようなことが無
くなり、ダストが下部ホッパー２３ａ〜２３Ｃ内に迅速
且つ確実に沈降落下するようになり、これにてバグ２４
の捕集ダストの逆洗パルスエアーによる払い落としが非
常に効率良くできて、捕集ダストの除去並びにバグ再生
が効果的にできる。

なお、上記バグ捕集ダストの払い落とし終了後は、パル
ス供給機構３２が作動停止すると同時に、ダンパー２９
が駆動機構２８により開状態とされて、通常の集塵運転
に戻り、次のバグ捕集ダスト払い落とし時期が来たら、
再度パルス供給機構３２が作動すると同時に、ダンパー
２９を閉じて、上記同様にダスト払い落とし動作を行な
う。こうすることでバグの高圧損を招くことなく長期間
に亘り効率良い集塵運転が可能となる。

また、発塵源からの含塵空気の連続集塵を行なう場合は
、各区画室２１ａ〜２１Ｃごとに時間をずらして一区画
ごと順にバグの捕集ダスト払い落とし再生を行ない、そ
れ以外の区画室では集塵運転を続行する。例えば第１の
区画室２１ａを選択して、その区画室２１ａに対応する
箇所のみのパルス供給機構３２のダイヤフラム弁３４を
開閉動作せしてパルスエアーを噴射すると同時に、同区
画室２１ａに対応する排気ダクトのアウトレットダクト
２７ａのダンパー２９を閉じて、該区画室２１ａ内のバ
グ２４の捕集ダスト払い落とし再生を行ない、その時他
の第２．第３の区画室２１ｂ。

２１ｃでは通常の集塵運転状態を保つ。そして第１の区
画室２１ａ内のバグ再生終了後に集塵運転に復帰したら
、第２の区画室２Ｉｂ内のバグ捕集ダスト払い落とし再
生を行ない、第１及び第３区画室２１ａ、２１ｃでは集
塵運転状態を続行すると行った具合に、発塵源からの含
塵空気の吸引導通を止めずに連続集塵行なうようにする
。

〔発明の効果〕

この発明は上述した如くなしたから、逆洗パルスエアー
の噴射によるバグ捕集ダストの払い落としが非常に効率
良くできると共に、その払い落としたダストのバグへの
再付着を防止できて、バグ再生効果の向上が図れ、引い
てはバグの圧力損失の低減による省エネルギー化や経費
の節減に役立つようになる非常に浸れた集農方法及びそ
の装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す要部断面した戦略的
構成図、第２図は同正面図、第３図は従来例を示す概略
的構成図、第４図は他の従来例を示す概略的構成図であ
る。 ２ｏ・・・集聾機、２１ａ〜２１Ｃ・・・区画！、２２
・・・仕切り板、Ａ・・・クリーンサイド、Ｂ・・・ダ
ーティ−サイド、２３ａ〜２３Ｃ・・・下部ホッパー、
２４・・・バグ、２５・・・導入ダクト、２５ａ・・・
インレットダクト、２６・・・邪魔板、２７・・・排気
ダクト、２７ａ・・・アウトレフ１−ダクト、２８・・
・駆動灘構、２９・・・ダンパー、３０・・・吸引ファ
ン、３）・・・排量、３２・・・パルス供給礪構、３２
・・・ヘッダ、３４・・・ダイヤフラム弁、３５・・・
パルス供給管、３５ａ・・・ノズル。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ［ 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）発塵源からの含塵空気を導入ダクトを介して集塵
   機内のバグに導通して該空気中のダストを濾過捕集し、
   これにて清浄化した空気はバグ内から排気ダクトを介し
   て吸引ファンにより外部に排気し、バグに捕集したダス
   トは適時該バグ内に上端側からパルスエアーを噴射する
   ことで機内下部に払い落として除去する集塵方法に於い
   て、上記バグ内の清浄空気を該バグの下端側から排気ダ
   クトにより吸引排気し、上記パルスエアーの噴射による
   バグ捕集ダスト払い落とし時は上記排気ダクト中の空気
   流を止めることを特徴とする集塵方法。
2. （２）含塵空気中のダストを濾過捕集するバグを内蔵し
   た集塵機と、この集塵機内に発塵源からの含塵空気を導
   入する導入ダクトと、集塵機内のバグによりダストが濾
   過捕集されて清浄化した空気を該バグ内から集塵機外に
   排気する排気ダクト及び吸引ファンと、バグに捕集した
   ダストを適時該バグ内に上端側からパルスエアーを噴射
   することで機内下部に払い落として除去する逆洗パルス
   エアー供給機構とを備えてなる集塵装置に於いて、上記
   排気ダクトをバグの下端側に接続して設けると共に、そ
   の排気ダクト途中に上記パルスエアーの噴射によるバグ
   捕集ダスト払い落とし時閉成して該排気ダクト中の空気
   流を止めるダンパーを設けて構成したことを特徴とする
   集塵装置。
3. （３）導入ダクトは集塵機の上部側に接続して含塵空気
   を導入する構成とされていることを特徴とする特許請求
   の範囲第２項記載の集塵装置。