JP3085827B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JP3085827B2
JP3085827B2 JP05216670A JP21667093A JP3085827B2 JP 3085827 B2 JP3085827 B2 JP 3085827B2 JP 05216670 A JP05216670 A JP 05216670A JP 21667093 A JP21667093 A JP 21667093A JP 3085827 B2 JP3085827 B2 JP 3085827B2
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義郎 早矢仕
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株式会社新東工機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば木工所等で発
生する切削粉塵等の塵埃を濾過収集する集塵装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の集塵装置としては、例え
ば図4及び図5に示すような構成のものが知られてい
る。
【0003】この従来構成においては、ケース31内に
仕切り板32が配設され、この仕切り板32には複数の
有底筒状のフィルタ33が吊り下げ支持されている。ケ
ース31の側部には吸気口34が設けられ、この吸気口
34からケース31内に含塵空気が圧送供給されて、フ
ィルタ33により含塵空気中の塵埃が濾過される。ケー
ス31の上部には排気口35が設けられ、塵埃濾過後の
清浄空気が、この排気口35からケース31外に排出さ
れる。
【0004】ケース31内の上部には複数の供給パイプ
36が延長配置され、それらの下面には隣接する1組の
フィルタ33内に開口する複数の供給口37が設けられ
る。各供給パイプ36にはバルブ38を介してコンプレ
ッサ等の空気供給源39が接続されている。そして、バ
ルブ38の開閉により、空気供給源39から供給パイプ
36を介して各組のフィルタ33内に、塵払い用空気が
選択的に供給され、フィルタ33の外周面に付着してい
る塵埃が払い落される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
集塵装置においては、1つのケース31内に複数のフィ
ルタ33が吊り下げ支持され、吸気口34から各フィル
タ33の外周に含塵空気を圧送供給しながら、供給パイ
プ36から特定のフィルタ33内に塵払い用空気を選択
的に供給するようになっているため、特定のフィルタ3
3上から払い落された粉塵が、塵埃濾過中の他のフィル
タに再び付着してしまって、集塵効果が著しく低下する
という問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、複数のフィルタ中で特定のフィルタを
選択して塵払いを行う際に、そのフィルタ上から払い落
された粉塵が、塵埃濾過中の他のフィルタに再び付着す
るおそれを防止することができて、集塵効果を高めるこ
とができる集塵装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の集塵装置においては、ケース内に区画
形成された複数の集塵室と、それらの集塵室内に配設さ
れた複数のフィルタと、各集塵室内に含塵空気を選択的
に流通させる流通手段と、前記各集塵室内のフィルタに
対し塵払い用空気を、含塵空気の流通方向と逆方向へ選
択的に供給する供給手段とを備え、前記流通手段は、前
記フィルタ内を流通した前記含塵空気を排出する排出口
と、同排出口と前記集塵室が選択的に連通するように切
換配置される排気切換ダンパと、同ダンパの切換配置に
より前記含塵空気を流通させる集塵室と連結するように
前記含塵空気の風圧で開閉可能とした吸気切換ダンパを
含んで構成されているものである。
【0008】
【作 用】上記のように構成された集塵装置において
は、流通手段により各集塵室内に含塵空気が選択的に流
通され、その含塵空気中の塵埃がフィルタによって集塵
室ごとに濾過される。また、供給手段により特定のフィ
ルタに対し塵払い用空気が、含塵空気の流通方向と逆方
向へ選択的に供給され、そのフィルタに付着している塵
埃が払い落される。
【0009】このとき、複数の集塵室がケース内に各別
に区画形成されているため、特定のフィルタ上から払い
落された粉塵が、塵埃濾過中の他のフィルタに再び付着
するおそれはない。従って、各フィルタについて所定時
間おき等に順次塵払いを行えば、フィルタに目詰まりを
生じることなく、集塵効率の高い状態で長時間に亘って
連続的に集塵運転を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した集塵装置の一実
施例を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、ケース1は密
閉箱型状に形成され、その下部外側には複数の支持脚2
が設けられている。区画板3はケース1内の中間部に立
設配置され、この区画板3によりケース1の内部が2つ
の集塵室4,5に区画されている。仕切り板6は各集塵
室4,5内の上部に水平に配設され、これらの仕切り板
6には有底筒状のフィルタ7が吊り下げ支持されてい
る。一対の開閉蓋8は各フィルタ7の上端開口部に開閉
可能に取り付けられ、図示しないシリンダ等の駆動装置
によって開閉される。
【0012】流通手段としての流通機構9は前記ケース
1内に設けられ、各集塵室4,5内に含塵空気を選択的
に流通させて、その含塵空気中の塵埃をフィルタ7によ
って濾過させる。すなわち、吸気パイプ10は両フィル
タ7の下方において横方向へ延びるように、ケース1に
貫通して設けられ、その両端には吸気口11が設けられ
ると共に、中間部には連通口12が設けられている。そ
して、この吸気パイプ10のいずれか一方の吸気口11
には、図示しないブロワ等の含塵空気の供給源が選択的
に接続され、他方の吸気口11には閉塞蓋13が取り付
けられる。
【0013】吸気ダクト14は前記吸気パイプ10と交
差するように区画板3の中間部に配設され、その内部に
は吸気パイプ10の連通口12が開口されている。一対
の吸気切換ダンパ15は吸気ダクト14の両側に開閉可
能に取り付けられ、風圧によって選択的に開閉される。
そして、この吸気切換ダンパ15の開放により、吸気パ
イプ10が吸気ダクト14を介して集塵室4,5に選択
的に連結されて、フィルタ7による集塵が行われる。
【0014】一対の塵容器16は前記各集塵室4,5内
の底部に出し入れ可能に配置され、上面を開口した箱型
状に形成されている。そして、各集塵室4,5内におい
てフィルタ7により集塵等が行われる際に、そのフィル
タ7の外周面から落下する塵埃が各塵容器16内に堆積
収容される。また、この塵容器16内に堆積収容された
塵埃は、塵容器16をケース1から取り出すことによっ
て容易に捨てることができる。
【0015】排気口17は前記ケース1の上面に設けら
れ、図示しないブロワ等の吸引源に接続される。排気切
換ダンパ18は区画板3の上端部に回動可能に取り付け
られ、図示しないシリンダ等の駆動装置により、図1に
実線及び鎖線で示す2位置に切換配置される。そして、
この排気切換ダンパ18の切換により、各集塵室4,5
が排気口17に選択的に連通され、塵埃濾過後の清浄空
気が排気口17からケース1外に排出される。
【0016】図1及び図3に示すように、供給手段とし
ての供給機構19は前記ケース1内に設けられ、各集塵
室4,5内のフィルタ7に対し、塵払い用空気を含塵空
気の流通方向と逆方向へ選択的に供給される。すなわ
ち、一対の供給パイプ20は仕切り板6の上方において
ケース1内に横方向へ延長配置され、それらの内端には
各フィルタ7内に開口する供給口21が設けられてい
る。
【0017】コンプレッサ等の空気供給源22は切換バ
ルブ23を介して前記供給パイプ20の外端に接続され
ている。そして、この切換バルブ23の切り換えによ
り、空気供給源22から一方の供給パイプ20を介して
集塵室4,5内のフィルタ7に、塵払い用空気が選択的
に供給され、フィルタ7の外周面に付着している塵埃が
払い落される。
【0018】なお、図示しないが、前記ケース1の両側
部には各集塵室4,5に連通する補助排気口が設けら
れ、その内面にはフィルタが接合配置されると共に、外
面には開閉蓋が取り付けられている。そして、この開閉
蓋がシリンダ等の駆動装置によって開閉され、各集塵室
4,5内のフィルタ7の塵払い動作時に、空気供給源2
2から供給される空気が補助排気口からケース1外へ排
出されるようになっている。
【0019】次に、前記のように構成された集塵装置に
ついて動作を説明する。さて、この集塵装置の運転時に
は、図示しないシリンダ等の駆動装置により、流通機構
を構成する排気切換ダンパ18が、図1に実線で示す
位置と鎖線で示す位置とに、所定時間おきで交互に切換
配置される。また、この動作と連動して、フィルタ7上
の開閉蓋8が、図1及び図3に示す開放位置と閉成位置
とに交互に切換配置される。さらに、これらの動作に連
動して、供給機構19の切換バルブ23が切り換えら
れ、空気供給源22が供給パイプ20を介して各集塵室
4,5のフィルタ7内に交互に接続される。
【0020】そして、排気切換ダンパ18の切換配置に
基づいていずれか一方の集塵室4,5が排気口17に連
通された状態で、含塵空気が吸気口11から吸気パイプ
10及び吸気ダクト14を流通すると、前記含塵空気の
風圧により吸気切換ダンパ15が選択的に開閉されて、
含塵空気が集塵室4,5内に圧送供給される。即ち、排
気切換ダンパ18が図1の実線の位置に切換配置される
と、図1に示すように吸気ダクト14に取り付けられた
左側の吸気切換ダンパ15が開放し、右側の吸気切換ダ
ンパ15が閉鎖することで、含塵空気は、集塵室4側に
圧送供給される。そして、含塵空気は、集塵室4,5内
フィルタ7により含塵空気中の塵埃が濾過される。ま
た、塵埃濾過後の清浄空気は、開閉蓋8の開放部を通し
て上方に移動された後、排気口17からケース1外に強
制排出される。
【0021】このとき、他方の集塵室5,4側において
は、空気供給源22から供給パイプ20を介してフィル
タ7内に塵払い用空気が供給され、そのフィルタ7の外
周面に付着している塵埃が払い落される。このとき、集
塵室4,5がケース1内に各別に区画形成されているた
め、集塵室5,4内のフィルタ7から払い落された粉塵
が、集塵動作中である他の集塵室4,5内のフィルタ7
に再び付着するおそれはない。従って、各集塵室4,5
内のフィルタ7について、集塵動作と塵払い動作とを所
定時間おきに交互に行えば、フィルタ7に目詰まりを生
じることなく、集塵効率の高い状態で、長時間に亘って
連続的に集塵運転を行うことができる。
【0022】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下
のように変更しても良い。 (1)図6に示すように、集塵室4,5内に複数のフィ
ルタを装着したり、ファン24をケース1内に装着す
ること。 (2)ケース1内に3個以上の複数の集塵室を区画形成
したり、流通機構9や供給機構19の構成を適宜に変更
すること。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、複数のフィルタ中で特定のフィルタを選
択して塵払いを行う際に、そのフィルタ上から払い落さ
れた粉塵が、塵埃濾過中の他のフィルタに再び付着する
おそれを防止することができて、集塵効果を高めること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した集塵装置の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】従来の集塵装置を示す縦断面図である。
【図5】図4のC−C線における断面図である。
【図6】集塵装置の実施例の別例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ケース、4…集塵室、5…集塵室、7…フィルタ、
9…流通手段としての流通機構、10…吸気パイプ、1
4…吸気ダクト、15…吸気切換ダンパ、17…排気
口、18…排気切換ダンパ、19…供給手段としての供
給機構、20…供給パイプ、22…空気供給源、23…
切換バルブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に区画形成された複数の集塵室
    と、それらの集塵室内に配設された複数のフィルタと、
    各集塵室内に含塵空気を選択的に流通させる流通手段
    と、前記各集塵室内のフィルタに対し塵払い用空気を、
    含塵空気の流通方向と逆方向へ選択的に供給する供給手
    段とを備え、前記流通手段は、前記フィルタ内を流通し
    た前記含塵空気を排出する排出口と、同排出口と前記集
    塵室が選択的に連通するように切換配置される排気切換
    ダンパと、同ダンパの切換配置により前記含塵空気を流
    通させる集塵室と連結するように前記含塵空気の風圧で
    開閉可能とした吸気切換ダンパを含んで構成されている
    ことを特徴とする集塵装置。
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ITMI20071121A1 (it) * 2007-06-01 2008-12-02 Guido Valentini "aspiratore per polveri con pulizia automatica dei filtri"

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