JPH08266840A - 集塵機用ダスト払い落し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフライン方式と同等のダスト払い落し効果
を発揮できる一方、オンライン方式と同等の構造と設置
スペースで、低コストにて実施可能な集塵機用のダスト
払い落し装置を提供する。 【構成】 集塵機の機体１の内部を仕切板２によって吸
込口５を設けた集塵室３と、ファンの吸引作用が及ぶク
リーン室４に仕切り、仕切板２の集塵室３側に取付けた
多数のフイルタ７…の各口元７ａ…をクリーン室４内に
開口し、このクリーン室４内に移動自在に取付けた一側
開口型の払い落しボックス体１０内に、フイルタ７の口
元７ａに対して圧縮エアーを噴射するブローチューブを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、吸引した含塵エアーを
フイルタで濾過する集塵機の技術分野で利用されるもの
であって、具体的には、集塵によってフイルタに付着、
堆積したダストを、フイルタの内部に圧縮エアーを吹込
んで払い落す集塵機用ダスト払い落し装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】フイルタに付着、堆積したダストを、フ
イルタの内部に圧縮エアーを吹込んで払い落す集塵機用
ダスト払い落し装置には、従来より、例えば実開平４−
９８４１６号公報に記載されているように、ファンで含
塵空気を吸引しながらダストの払い落しを行うオンライ
ン方式（ＯＮ ＬＩＮＥ方式）と、例えば実公昭６３−
４４０９３号公報に見られるように、集塵機のクリーン
側を複数室に仕切り、ダンパー等を用いて流路を含塵エ
アーの流れと払い落されたダストの落下方向が一致する
ように切換えて、含塵エアーを吸引せずにダストを払い
落すことができるように構成したオフライン方式（ＯＦ
Ｆ ＬＩＮＥ方式）とがある。

【０００３】上記の各方式のうち、前者のオンライン方
式は、フイルタから払い落されたダストが圧縮エアー、
又は、含塵エアーの流動によって落下が妨げられ、フイ
ルタに再付着してしまう問題があるのに対し、後者のオ
フライン方式では、含塵エアーの流れと払い落されたダ
ストの落下方向が同一であるため、払い落されたダスト
が舞い上がってフイルタに再付着することがなく、ダス
トを速やかに落下させて回収できる利点を備えるもので
あって、ダスト払い落し装置としてはオフライン方式の
方がオンライン方式よりも優れた機能を発揮することが
できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記オフライ
ン方式の払い落し装置の場合は、上述した公報にも記載
されているように大きな排気ダクトとブローチューブ、
及び、クリーン側の各室を切換えるためのダンパと云っ
た大掛かりな装置が必要なため、集塵機の全体が大型化
してしまうとか、広い設置スペースが必要で価格も高い
と云った各種の問題点があった。

【０００５】従って本発明の技術的課題は、オフライン
方式と同等のダスト払い落し効果を発揮できる一方、オ
ンライン方式と同等の構造と設置スペースで、低コスト
にて実施可能なダスト払い落し装置を提供することであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。

【０００７】集塵機の内部を仕切板によって含塵エアー
の吸込口を設けた集塵室と、ファンの吸引作用が及ぶク
リーン室の２室に仕切り、上記仕切板の集塵室側には複
数のフイルタを各口元をクリーン室側に開口した状態で
並べて取付け、上記吸込口よりクリーン室内に吸込んだ
含塵エアーを上記の各フイルタで濾過し、濾過後の清浄
エアーをクリーン室を通して外部へ排気するように構成
した集塵機に於いて、

【０００８】（１） 上記クリーン室の内部に、上記各
フイルタの口元を１個又は複数個ずつ囲んでフイルタか
らの気流を遮断することができる一側開口型の払い落し
ボックス体を移動自在に取付けると共に、このケース体
の内部には、フイルタの口元に向けて払い落し用の圧縮
エアーを噴射するブローチューブを取付けること。

【０００９】（２） 払い落しボックス体の一側面に、
ボックス体内の負圧がクリーン室内の負圧よりも高くな
ると開く逆止弁を設けること。

【００１０】（３） 払い落しボックス体の内部に、コ
ンプレッサから送られて来る圧縮エアーを貯蔵するヘッ
ダータイプとブローチューブを設け、これ等ヘッダーパ
イプとブローチューブの間には、ヘッダーパイプからブ
ローチューブへの圧縮エアーの供給を制御するパイロッ
ト弁及びダイヤフラム弁から成る開閉弁装置を設けるこ
と。

【００１１】（４） クリーン室の内部に制御運転可能
なモータによって搬送移動されるチェーン又はワイヤの
如き移送手段を設けて、この移送手段に払い落しボック
ス体を取付けること。

【００１２】（５） 払い落しボックス体の開口された
口縁部にゴム又はフエルト等を用いて構成したパッキン
体を取付ける一方、フイルタの口元の周囲には、上記ボ
ックス体のパッキン体が押接される同じくゴム又はフエ
ルト等を用いて造ったパッキン受枠を設けること。

【００１３】（６） 集塵室とクリーン室を仕切る仕切
板の集塵室側に、複数本のフイルタを横一列に並設した
一組のフイルタ群を、上下縦方向に多段式に並べて取付
け、上記クリーン室の内部には、一側面に上記横一列に
並設した一組のフイルタ群の各口元を同時に囲い込むこ
とができる開口部を設け、且つ、内部には上記フイルタ
群の各口元に対して同時に圧縮エアーを噴出することが
できるブローチューブを取付けた一側開口型の払い落し
ボックス体を、上下移動自在に取付けること。

【００１４】

【作用】上記（１）〜（６）で述べた手段は以下の如く
作用する。

【００１５】上記（１）で述べた手段によれば、払い落
しボックス体を移動してフイルタの口元を囲むと、フイ
ルタが密閉されてフイルタからの気流が流れなくなり、
フイルタ内部と払い落しボックス体内が同圧になるか
ら、この状態で払い落しボックス体内に設けたブローチ
ューブから圧縮エアーをフイルタの内部に吹き込めば、
ファンによる吸引運転を続けながらダンパ等によって流
路を切換えることなく、前述したオフライン方式と同等
の払い落しを行うことを可能にする。

【００１６】上記（２）で述べた手段によれば、払い落
し時にブローチューブから噴射される圧縮エアーによっ
て払い落しボックス体内のエアーがフイルタ側へ誘引さ
れて負圧となり、その結果、払い落しボックス体内がク
リーン室側よりも負圧になるため、この負圧によって逆
止弁が開いて払い落しボックス体内にクリーン室側のエ
アーを取込んで、ブローチューブから圧縮エアーをフイ
ルタ内に円滑に吹込むことができるから、ファンによる
吸引運転を続けながらフイルタに付着したダストを効率
良く払い落すことを可能にする。

【００１７】上記（３）で述べた手段によれば、コンプ
レッサから送られて来る圧縮エアーをヘッダーパイプ内
に貯蔵しながら、パイロット弁とダイヤフラム弁から成
る開閉弁装置によってこの貯蔵された圧縮エアーを一定
間隔でパルスジェット式に噴射して、フイルタに付着し
たダストを効果的に払い落すことを可能にする。

【００１８】上記（４）で述べた手段によれば、１台の
払い落しボックス体をクリーン室内で制御移動すること
により、決められたフイルタの口元にこの払い落しボッ
クス体をセットしてダストを払い落すことができるた
め、複数のフイルタを配列順、又は、目詰りが激しい順
番に自由に払い落すことを可能にする。

【００１９】上記（５）で述べた手段によれば、払い落
しボックス体を移動してフイルタの口元にセットするに
当って、その口縁部をパッキン体によってフイルタの口
元の周囲に設けたパッキン受枠側に密接できるため、払
い落しボックス体内の気密状態が保たれて逆止弁の開放
と外気の取入れを正確に行うことを可能にする。

【００２０】上記（６）で述べた手段によれば、多数の
フイルタを上下方向に多段に並べて取付けた大型集塵機
の場合でも、払い落しボックス体をクリーン室内で上下
方向に移動しながら複数段のフイルタ群を１段ずつ払い
落すことができるから、前述したオンライン方式に相当
する比較的簡単な払い落し装置を用いて大型集塵機のダ
ストの払い落しをオフライン方式と同等のレベルで効果
的に行うことを可能にする。

【００２１】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。

【００２２】

【実施例】以下に、上述した本発明に係る集塵機用ダス
ト払い落し装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳
細に説明する。

【００２３】図１は本発明に係るダスト払い落し装置を
実施した大型集塵機の全体構成を示したものであって、
図中、１は集塵機の機体、１ａはこの機体１を支える支
脚、２は機体１の内部を含塵エアーを吸込む吸込口５を
設けた集塵室３と、吸引用ファン（図示せず）の吸引作
用が及ぶクリーン室４の２室に仕切る仕切板であって、
集塵室３の底部にはロータリーバルブ６Ｒを備えたホッ
パ６が連設され、更に、クリーン室４の下端部にはファ
ン側のダクト（図示せず）を接続するフランジ４ａが設
けられている。

【００２４】７…は上記仕切板２の集塵室３側に横向き
に取付けた多数のフイルタであって、図示した集塵機の
場合は、図２に示した平断面図の記載からも明らかなよ
うに、複数本のフイルタ７…を横一列に並設したフイル
タ群を、上下方向に多段形成した構成に成っていて、こ
れ等各フイルタ７…の口元７ａ…が図３並びに図４に示
した拡大断面図に記載したようにクリーン室４内に向け
て開口している。

【００２５】従って以上述べた如き構成の集塵機によれ
ば、ファンの吸引力をクリーン室４側に及ぼすと、その
吸引作用が各フイルタ７…を通して集塵室３側に及ぶた
め、含塵エアーが吸込口５から集塵室３内に吸引されて
フイルタ７…で濾過され、清浄エアーのみが各口元７ａ
…を通ってクリーン室４側に吸引される。

【００２６】次に、上述した如き構成の集塵機に実施す
る本発明のダスト払い落し装置の構成を図面と共に説明
する。

【００２７】図中、９は上述したクリーン室４の上端部
に連設した駆動室９ａ内に設けた巻上げ装置（スプロケ
ット又はギヤ等）であって、遠隔操作で制御駆動するモ
ータ（図示せず）によって回転されるこの巻上げ装置９
には、チェーンとかワイヤ等の移送手段８，８が掛渡さ
れていて、この移送手段８，８が巻上げ装置９の回転に
従ってクリーン室４内を上下に移動する仕組に成ってい
る。

【００２８】１０はこの移送手段８，８に取付けられ、
且つ、移送手段８，８と共にクリーン室４内を上下に移
送できるように構成した払い落しボックス体で、このボ
ックス体１０は図２に記載の如く横長に形成され、而か
も、その一側面は、図３並びに図４の記載から明らかな
如く、上記横一列に並設した複数のフイルタ７…群の各
口元７ａ…を一度にその内側面に囲い込むことができる
ように大きく開口されている。

【００２９】図３と図４に於いて、１０Ｈは上記ボック
ス体１０の大きく開口した口縁部分に設けたゴム又はフ
エルト製のパッキン体であって、上記各フイルタ７…の
口元７ａ…の周辺部には、ダスト払い落し時にこのパッ
キン体１０Ｈが押接されて払い落しボックス体１０内を
気密に保つことができる同じくゴム又はフエルト製のパ
ッキン受枠１Ｈが突設されている。

【００３０】また、１１は上記払い落しボックス体１０
の内部に取付けたヘッダパイプであって、このヘッダパ
イプ１１はフレキシブルホースを通してコンプレッサ
（いずれも図示せず）から送られて来る圧縮エアーを貯
蔵して、この圧縮エアーを同じく上記のボックス体１０
内に取付けたブローチューブ１３に供給する仕組に成っ
ている。

【００３１】更に図中、１２は同じく払い落しボックス
体１０内に取付けたパイロット弁とダイヤフラム弁とか
ら成る開閉弁装置であって、上述したヘッダパイプ１１
とブローチューブ１３の間に設けたこの開閉弁装置１２
は、ヘッダパイプ１１内に貯蔵した圧縮エアーを一定間
隔でブローチューブ１３側に送る仕組に成っていて、こ
の様にしてブローチューブ１３側に送られて来る圧縮エ
アーは、ブローチューブ１３に形成した噴射口１３ａよ
り各フイルタ７…の口元７ａ…に向けてパルス噴射さ
れ、その衝撃でフイルタ７…に付着したダストを払い落
すことができるように構成されている。

【００３２】また、１４は払い落しボックス体１０の側
面（図面では底面）に開閉作動自在に取付けた逆止弁で
あって、この逆止弁１４は払い落しボックス体１０の内
部がクリーン室４の内部よりも負圧になると、図４に示
す如く開動して取入口１０ａを開き、払い落しボックス
体１０内にクリーン室４側のエアーを取入れる仕組に成
っている。

【００３３】尚、図１と図２に於いて１Ｓ…は機体１の
途中に設けた作業用のステップであり、また、図３と図
４に示した（ ）付きの数字は、各部の圧力の状況を示
す。

【００３４】本発明に係る集塵機用ダスト払い落し装置
は以上述べた如き構成であるから、フイルタ７…に付着
したダストを払い落す場合は、先ず、巻上げ装置９を回
転して移送手段８，８によって図３に示すように払い落
しボックス体１０を払い落しを行うフイルタ７…の口元
７ａ…の部分にセットする。

【００３５】図３はブローチューブ１３から圧縮エアー
をパルス噴射する直前の状況を示したものであって、こ
のセット状態では各フイルタ７…の口元７ａ…は払い落
しボックス体１０で密閉されていて、フイルタ７…側か
らの気流が遮断されるため、フイルタ７…の内部と払い
落しボックス体１０内は同圧となり、この時点で逆止弁
１４は閉じられている。

【００３６】次いで、図４に示すようにブローチューブ
１３から各フイルタ７…の口元７ａ…に向けて圧縮エア
ーがパルス噴射されると、払い落しボックス体１０のエ
アーがフイルタ７側に誘引されて、ボックス体１０の内
部がクリーン室４側よりも負圧になるため、同図に記載
の如く逆止弁１４が内側に開いて取入口１０ａを開口
し、クリーン室４側のエアーを払い落しボックス体１０
内に取込む。

【００３７】以上の動作から、ファンを回転してクリー
ン室４に吸引作用を及ぼしながら、前述したオフライン
方式と同等の払い落しを行って、フイルタ７…に付着し
たダストを払い落すことができる。

【００３８】この様にして横一列のフイルタ群の払い落
しを終えたら、再び移送手段８，８による払い落しボッ
クス体１０の移動と、圧縮エアーによる払い落しを行
い、且つ、これ等の動作を何回か繰返すことによって、
集塵機内に取付けた各フイルタ７…の払い落しを済ませ
ることができる。

【００３９】尚、図示した実施例には、フイルタ７…が
機体１の集塵室３内に横向きに、而かも、上下多段に取
付けられ、払い落しボックス体１０をクリーン室４内で
上下方向に移動して、順次フイルタ７…に付着したダス
トを払い落す所謂上下移動方式が記載されているが、本
発明は、クリーン室４と集塵室３を上下２室に仕切板２
で仕切り、このクリーン室４内で払い落しボックス体１
０を横方向に移動しながら、仕切板２に吊下げたフイル
タ７…の口元７ａ…に払い落し用の圧縮エアーをパルス
噴射してダストを払い落す構造の所謂横移動方式に対し
ても、同様に実施可能であることは勿論である。

【００４０】

【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る集塵機
用ダスト払い落し装置によれば、払い落しボックス体を
移動することによって、払い落すフイルタのみがオフラ
イン方式の状態になり、その他のフイルタは通常通り含
塵エアーを吸引してダストを濾過することができるか
ら、オンライン方式と同等の構成と設置スペースによっ
て、オフライン方式と同等の優れた払い落し効果を発揮
できる利点を備え、且つ、全体を低コストにて造れる経
済性も備えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るダスト払い落し装置を備えた集塵
機の内部構成を説明した正面図である。

【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿った平断面図である。

【図３】圧縮エアーをパルス噴射する直前の状態を示し
た本発明の要部拡大断面図である。

【図４】圧縮エアーをパルス噴射した状態に於ける本発
明の要部拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 集塵機の機体 １Ｈ パッキン受枠 ２ 仕切板 ３ 集塵室 ４ クリーン室 ５ 吸込口 ７ フイルタ ７ａ 口元 ８ 移送手段 １０ 払い落しボックス体 １０Ｈ パッキン体 １１ ヘッダーパイプ １２ 開閉弁装置 １３ ブローチューブ １３ａ 噴射口 １４ 逆止弁

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 集塵機の内部を仕切板によって含塵エア
   ーの吸込口を設けた集塵室と、ファンの吸引作用が及ぶ
   クリーン室の２室に仕切り、上記仕切板の集塵室側には
   複数のフイルタを各口元をクリーン室側に開口した状態
   で並べて取付けて、上記吸込口よりクリーン室内に吸込
   んだ含塵エアーを上記の各フイルタで濾過し、濾過後の
   清浄エアーをクリーン室を通して外部へ排気するように
   構成した集塵機に於いて、 上記クリーン室の内部に、上記各フイルタの口元を１個
   又は複数個ずつ囲んでフイルタからの気流を遮断するこ
   とができる一側開口型の払い落しボックス体を移動自在
   に取付けると共に、このケース体の内部には、フイルタ
   の口元に向けて払い落し用の圧縮エアーを噴射するブロ
   ーチューブを取付けたことを特徴とする集塵機用ダスト
   払い落し装置。
2. 【請求項２】 払い落しボックス体の一側面に、ボック
   ス体内の負圧がクリーン室内の負圧よりも高くなると開
   く逆止弁を設けたことを特徴とする請求項１記載の集塵
   機用ダスト払い落し装置。
3. 【請求項３】 払い落しボックス体の内部に、コンプレ
   ッサから送られて来る圧縮エアーを貯蔵するヘッダータ
   イプとブローチューブを設け、これ等ヘッダーパイプと
   ブローチューブの間には、ヘッダーパイプからブローチ
   ューブへの圧縮エアーの供給を制御するパイロット弁及
   びダイヤフラム弁から成る開閉弁装置を設けたことを特
   徴とする請求項１記載の集塵機用ダスト払い落し装置。
4. 【請求項４】 クリーン室の内部に制御運転可能なモー
   タによって搬送移動されるチェーン又はワイヤの如き移
   送手段を設けて、この移送手段に払い落しボックス体を
   取付けたことを特徴とする請求項１記載の集塵機用ダス
   ト払い落し装置。
5. 【請求項５】 払い落しボックス体の開口された口縁部
   にゴム又はフエルト等を用いて構成したパッキン体を取
   付ける一方、フイルタの口元の周囲には、上記ボックス
   体のパッキン体が押接される同じくゴム又はフエルト等
   を用いて造ったパッキン受枠を設けたことを特徴とする
   請求項１記載の集塵機用ダスト払い落し装置。
6. 【請求項６】 集塵室とクリーン室を仕切る仕切板の集
   塵室側に、複数本のフイルタを横一列に並設した一組の
   フイルタ群を、上下縦方向に多段式に並べて取付け、上
   記クリーン室の内部には、一側面に上記横一列に並設し
   た一組のフイルタ群の各口元を同時に囲い込むことがで
   きる開口部を設け、且つ、内部には上記フイルタ群の各
   口元に対して同時に圧縮エアーを噴出することができる
   ブローチューブを取付けた一側開口型の払い落しボック
   ス体を、上下移動自在に取付けたことを特徴とする請求
   項１、２、３、４又は５記載の集塵機用ダスト払い落し
   装置。