JPS62189666A - テ−プスピ−ド制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばＲ−ＤＡＴ（ロータリー・デジタルオ
ーディオテープ）のようなチープレコーグにおいて、特
に再生、録音等の通常スピードに比し数十倍、数百倍も
の速いスピードで送られるテープのデータを読み取る必
要のある高速サーチ動作時等におけるテープスピードを
検出して、その検出したスピードを基にして実際力テー
プスピードが設定値になるように自動制御するための装
置に関する。

く従来の技術〉 従来、この種のスピード検出方法としては確たるものが
開発されておらず、単純な方法として、 ■　オプション・トラックに記録した固有周波数を磁気
的に検出する手段、 ＠　テープに直接ローラを接触させてテープスピードに
比例して増減するローラの回軒数を検出する手段、 が知られている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 然し乍ら、前者■の手段による場合は、実用上オプショ
ン・トラックに固有周波数を記録した後でなければスピ
ード検出及びそれに基づく制御ができないため、実際問
題として実施困難又は不能である。＊た、後者口の手段
による場合は、ローラ及びテープの製作時の寸法精度や
それの長期安定度等からみて、スリップ現象などを発生
し易くて、所期検出の正確性、安定性に欠けるものであ
った。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる実情に鑑み、テープスピードを極めて正
確に検出して、その検出値に基づいてテープスピードを
極めて高精度にコントロールできる制御装置を提供する
ことを目的とする。

上記の目的を達成するために、テープの供給側リール及
び巻取側リール各々の回転速度を検出する検出器を設け
、これら両検出器からの二つの出力データの演算により
テープスピードを検出して、テープの供給側リール及び
巻取側リール各々の回転速度を検出する検出器を設け、
これら両検出器からの二つの出力データの演算によりテ
ープスピードを検出し、その検出スピード値と設定スピ
ード値とを比較して、その誤差値をリール駆動モータの
制御値として出力するように構成した点に特徴を有する
ものである。

〈作用〉 このような特徴構成を有する発明に係る制御装置の背景
は大のとおりである。

テープスピードと各リールの回転速度との間には次のよ
うな関係式がある。

Ｗｓ：供給側リールの回転速度 Ｗ【：巻取側リールの回転速度 ａ：ハブ径 Ｄ：最大巻径 Ｖ　：テープスピード ０式からテープスピードは、 の式で表られされる。

Ｔｓ：供給側リールの周期 Ｔｔ：＠取側リールの周期 ０式で、二乗の項を単に周期の和に置き換えると、 （Ｔ　ｓ）２＋　（Ｔ　ｔ）”−＋　（Ｔ　ｓ）＋　（
Ｔ　ｔ）　・−・−・−■となる。

本発明装置は、上記のような関係式及び置換式に１眼し
て、テープスピードを、両リールの回転速度を検出する
検出器からの二つの出力データ（特に周期データ）の演
算によって正確に検出できるものであり、またそのテー
プスピード検出値と設定スピード値との比較による誤差
値をリール駆動モータにフィードパ？りして、テープス
ピードが設定スピードになるように制御することによっ
て、既述の高速サーチ時等におけるデータ読み取りを確
実、正確なものにできるに至るのである。

〈実施例〉 じＩ下木登ｎ１１め↓鳩仔ａ参Ｍ面を二某づいで詳述す
る。

第１図はＲ−ＤＡＴの！部の概略構成を示し、（１）は
テープ（Ｔ）の供給側リール、（２）は巻取側リール、
（３）はドラム、（４）はキャプスタンであって、前記
両リール（１）、（２）に夫々、各々の回転速度を磁気
的に、又は光学的に検出する検出器（ＦＧＩ）−（ＦＣ
：２）が設けられている。これら検出器（ＦＣ，）、（
Ｆ（、）の二つの出力データを演算することにより、テ
ープスピードを検出するのであるが、この場合、演算す
べき出力データとしては既述の０式を利用することから
周期データが望ましく、その周期計測回路として次のよ
うな手段を用いる。

第２図はアナログスイッチ（ＳＷ）を制御して周期を計
測する回路であって、そのスイッチ（ＳＷ＞を波形整形
された（ＦＧＩ）又は（Ｆに２）でＯＮｔ、（ＳＷ）が
ＯＮの期間中、図中定電流源（ＳＴ）からコンデンサー
（Ｃｄ）に充電される。充電時間（１）と充電電圧（Ｖ
）は、 となり、リール回転速度の変化に比例した、（Ｆｌｌ：
Ｉ）−（Ｆ（ｚ）のパルス巾の変化によって、第３図（
ロ）で示すように、パルス巾と比例した電圧（Ｖｓ）或
いは（Ｖｔ）が得られる。これをサンプルホールド（Ｓ
ｌりに通すことにより、第３図（ハ）で示すような周期
計測データ出力（Ｔｓ）又は（Ｔｔ）が得られるのであ
る。

而して、テープスピードを一定にして前記周期データ（
Ｔｓ）、（Ｔｔ）の和を加算器（ＡＣ）で計算すると、
ｔＪＩＪ４図（イ）で示すようにテープの巻始めと巻終
りとでは、巻取径の変化によって（ΔＤ）なる偏差があ
り、これをそのままスピード制御信号（エラー信号）に
使用するとなると、第４図（ロ）で示すように電圧値（
ｄ）において（Δｄ）なる偏差が生じる。この偏差は数
％であるから、使用条件、外部回路の工夫等でそのまま
使用することが可能な場合もあるが、本実施例では第５
図の実線で示すように補正カーブを用いて偏差を補正し
た後の周期データ・を用いるのである。

以上の点を加味して構成したテープスピード検出装置ｆ
ｆ　（Ｘ、　）をブロック図で示せば第６図で示す通り
である。

すなわち、テープの供給側リール（１）及び巻取側リー
ル（２）各々の回転速度を検出する検出器（ＦＣ，）及
び（ＦＣ２）の出力を波形整形器（Ｒ１）及び（Ｒ２）
で波形整形して出力し、当該出力の周期を測定する周期
計測ｉ（Ｎ、）及び（Ｒ２）で測定し、その測定値を、
補正回路（Ｉｌ＋）及び（Ｒ２）で補正した後側出力を
加算器（ＡＣ）に入力して、加算計算を打ってスピード
値を検出する。

そして、このようにして検出したスピード値と設定スピ
ード値とをコンパレータ（Ｃ）を介して比較してその誤
差値をリール駆動モータの制御値として出力しモータを
回転制御することにより、テープスピードを所定値に維
持するものである。

第７図は前記の周期計測及び演算の別方式のブロック図
であっく、周期データ（Ｔｓ）又は（Ｔｔ）を得るにあ
たって、前記検出器（ＦＣ，）又は（ＦＣ２）のパルス
立上り点から一定周期のクロックパルスをカウンタ（Ｋ
）によってクロックパルス数をカウントしパルス立下り
点でデータラッチ（ＤＲ）する。ラッチされたパルス数
計数値をマイクロプロセッサ（Ｍｌ’）が読み取りＭＰ
内で変換テーブル（Ｔ）によるパルス数の変換（Ｉ正）
を行なった後、設定速度データとの比較演算を行ない、
誤差数値即ち、パルス数で出力する。これをＤ／Ａ変換
器（ＤＡＣ）で変換したアナログ値を制御値として出力
（ＯＵＴ）させるものである。

尚、出力データの演算回路は上記したような回路以外に
、アナログマルチプライヤ−を通して、近県的２乗値を
得る回路、又は対数増巾器を通すことによって逆対数を
得る回路等があるが、いかなる構成のものであっても良
い。

〈発明の効果〉 以上詳述したことからも既に明らかなように、テープス
ピードの検出を、供給側及び巻取側の両す−ル各々の回
転速度の検７ｐデータの演ユにより行なうものであるか
ら、既述した従来のΦや＠の場合に比べて、固有周波数
の記録など、検出にあたっての予４Ｂ動作が不要であっ
て、非常に簡単、便利に実施できるとともに、構成部材
の寸法精度等に起因する誤差発生がなく、所期のテープ
スピーｌ／検出を極めて正確にかつ長期安定的に行ない
得て、特に、Ｒ−Ｄ　Ａ　Ｔの高速サーチ時等における
データ読み取りを正確なものにできる。

また、上記本発明で得られた正確な現在のテープスピー
ドを基にして、設定スピードとの比較結果で得た誤差値
をフィードバックしてテープスピードを設定スピードに
なるように制御するものであるから、テープスピードの
制御精度が極めて高く、テープの性能を者しく向上でき
るに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はＲ−ＤＡＴの￥ｊ一部の概略構成図、第２図は
アナログスイッチ制御方式の周期計測回路、第３図（イ
）、（ｔ７）、（ハンは第２図の回路における出力状態
を示すものである。第４図（イ）、（ロ）は周期データ
の和の偏差状況を示すグラフ、第５図はその偏差の補正
カーブを示すグラフ、第６図は全体ブロック図、第７図
は周期計測及び演算の別例を示すブロック図である。 （１）は供給側リール、（２）は巻取側リール、（Ｆ（
：、）、（ＦＧ２）は回転速度検出器である。 −Ｎ 琺　　　　　　　　　　　　　　　敏 Ｃ 栽

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］テープの供給側リール（１）及び巻取側リール（
   ２）各々の回転速度を検出する検出器（ＦＧ＿１）及び
   （ＦＧ＿２）を設け、これら両検出器（ＦＧ＿１）、（
   ＦＧ＿２）からの二つの出力データの演算によりテープ
   スピードを検出し、その検出スピード値と設定スピード
   値とを比較して、その誤差値をリール駆動モータの制御
   値として出力するように構成してあることを特徴とする
   テープスピード制御装置。 ［２］前記両検出器（ＦＧ＿１）、（ＦＧ＿２）の出力
   データが周期測定データである特許請求の範囲第１項に
   記載のテープスピード制御装置。