JPS62197946A - テ−プスピ−ド検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く諾ｔトの利用分野〉 本発明は、例えばＲ−ＤＡＴ（ロータリー・デジタルオ
ーディオテープ）のようなテープレコーダにおいて、特
に再生、録音等の通常スピードに比し数十倍、数百倍も
の速いスピードで送られるテープのデータを読み取る必
要のある高速サーチ動作時等におけるテープスピードの
検出する装置に関する。

〈従来の技術〉 従来、この種のスピードを検出する方法としては確たる
ものが開発されておらず、単純な方法として、 ■　オプシ５ン・トラックに記録した固有周波数を磁気
的に検出する手段、 ＠　テープに直接ローラを接触させてテープスピードに
比例して増減するローラの回転数を検出する手段、 が知られている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記の手段による場合は、実用上オプシ
ョン・トラックに固有周波数を記録した後でなければス
ピードの検出ができないため、実際問題として実施困難
又は不能である。

また、後者口の手段による場合は、ローラ及びテープの
製作時の寸法精度やそれの長期安定度等からみて、＠−
ラの直径が小さく、高速度で回転させられるので、スリ
ップ現象などを発生し易くて、内部入ベースも狭隘であ
るのでローラの取付けも困難であり、所期検出の正確性
、安定性に欠けるものであった。

く問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる実情に鑑み、テープスピードを極めて正
確に検出することができる装置を提供する。αに目的が
ある。

上記の目的を達成するために本発明に係るテープスピー
ド検出装置は、テープの供給側リール及び巻取側リール
各々の回転速度を検出する検出器を設け、これら両検出
器からの二つの出力データの演算によりテープスピード
を検出するように構成した点に特徴を有するものである
が、補正をせずに、正確な計算値を得るスピード検出装
置である。

く作用〉 このような特徴構成を有する本発明に係るスピード検出
装置の背景は次のとおりである。

テープスピードと各リールの回転速度との間には次のよ
うな関係式がある。

Ｗｓ：供給側リールの回転速度 Ｗｔ：巻取側リールの回転速度 ａ：ハブ径 Ｄ　二′Ｎｋ大巻径 Ｖ：テープスピード ■式からテープスピードは、 −＝π”（Ｄ”−ａ”）Ｔｓ”＋ＴＬ”・＝・■の式で
表わされる。

Ｔｓ：供給側リールの周期 Ｔｔ：巻取側リールの周期 従って、本発明装置で得た周期Ｔ　ｓ　＊　Ｔ　ｔの値
を演算して、サーボ電圧としてモータに印加することに
よりテープスピードを一定に保つことができる。

■式で、二乗の項を単に周期の和に置き換えて簡略化す
ると、 （Ｔ　ｓ）２＋　（Ｔ　ｔ）”→（Ｔ　ｓ）＋　（Ｔ　
ｔ）　−、−■となって、上記０式の（Ｔｓ）＋（Ｔｔ
）の検出は従来から比較的簡単であるので簡略法として
用いられるが、結果は誤差が多くあまり正確とはいえな
い。

本発明装置は、上記のような関係式及び置換式に着眼し
て、テープスピードを、上記■式の（（Ｔ　ｓ）２＋　
（Ｔ　ｔ）２］を２末項を含んだまま両リールの回転速
度を検出する検出器からの二つの出方データ（周期デー
タ）としてとり出し、そのデータを二重の積分回路を通
して後、ＡＣ−ＤＣ変換し、さらに加算演算することに
よって極めて正確に検出でさるものである。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

ｆｉ１図はＲ−ＤＡＴの要部の概略構成を示し、（１）
はテープ（Ｔ）の供給側リール、（２）は巻取側リール
、（３）はドラム、（４）はキャプスタンであって、前
記両リール（１）、（Ｚ）に夫々、各々の回転速度を磁
気的に、又は光学的に検出する検出器ＣＦＣＩ）、（Ｆ
Ｇ２）が設けられている。これら検出器（Ｆに１）、（
Ｆに２）の二つの出力データを演算することにより、テ
ープスピードを検出するのであるが、この場合、演算す
べき出力データとしては既述の■式を利用することから
周期データが望ましく、その周期計測回路として次のよ
うな手段を用いる。

第２図はこの発明のテープスピード検出サーボ回路の一
実施例（第３図）のブロック図であって、検出器（ＦＧ
　１　）　、　（ＦＧ２　）の出力を、それぞれ二つの
積分回路を直列接続した二重積分回路（Ｓ。

＋Ｓ１°＞ｓ　（Ｓ２　＋Ｓ２　’　）を通して積分し
、その出力を次段のＡＣ−ＤＣ変換器（ＡＤＣ）にかけ
て、ＡＣ信号をＤＣ信号に変換した後、加算器（Ｌ）に
よって加算し、その出力をスピード検出値としてとり出
す。

このようにして検出器（Ｉ（：１　）、　（Ｆ（：２）
の出力を二重の積分回路（Ｓ２＋Ｓ２’）−（Ｓ２＋Ｓ
２’）に通すことにより、■式の（Ｔ　ｓ２）または（
Ｔ　ｔ”）がｒ：周波数 として検出できる。すなわち、ｔｊｒＪ４図に表わされ
る周波数ｖｓ検出出力のリールサーボ検出特性のように
、１／ｒ２の特性は逆対数特性を表わすから０式は厳密
に成立する。

而して、テープスピードを一定にして前記周期データ（
ＴＳ”）ｔ（Ｔｔ２）の和を計算すると、第５図（イ）
で示すようにテープの巻始めと巻終りとでは、巻取径の
変化によって生ずる（ΔＤ）なる偏差は殆んどゼロであ
って、そのままスピード制御信号（エラー信号）に使用
しても、第５図（ロ）で示すように電圧値（ｄ）におい
て生ずる（Δｄ）なる偏差は殆んどゼロ％であるから、
使用条件、外部回路等の外部条件に全く無関係にそのま
ま使用して正確な検出データを得られる。したがって、
本実施例では従来のように第６図の実線で示すように補
正カーブを用いて偏差を補正する必要なく検出した周期
データをそのまま用いることができるので、データの正
確さが保持できる。すなわち、検出した値を補正するス
ピード検出装置は、あくまで（Ｔ　ｓ＋　Ｔ　Ｌ）を得
ることを目標としている簡略法であるので、いくら補正
しても、誤差を皆無にすることは不可能であり、本発明
のように（Ｔ　ｓ”＋　Ｔ　ｔ”）を直接検出するに比
較して、着しく不正確である。

そして、本発明装置においてはこのようにして補正しな
いで検出した真値のスピード値と設定スピード値とをコ
ンパレータ（Ｃ）を介して比較してその誤差値をリール
駆動モータの制御値として出力しモータを回転制御する
ことにより、テープスピードを所定値に正確に維持する
ものである。

〈発明の効果〉 以上詳述したことからも既に明らかなように本第１発明
による時は、テープスピードの検出を、供給側及Ｖ巻取
側の両す−ル各々の回転速度の検出データの演算により
行なうものである゛から、記述した従来の■や＠の場合
に比べて、固有周波数の記録など検出にあたっての予備
動作が不要であって、非常に簡単、便利に実施できる。

そして、構成部材の寸法精度等に起因する誤差発生がな
く、また、簡略方式のような偏差を補正することをも必
要としないから、ズバリ正確な２乗値（Ｔｓ”＋Ｔｔ２
）そのままが得られるので、所期のテープスピード検出
を極めて正確にかつ長期安定的に行ない得て、特に、Ｒ
−ＤＡＴの高速サーチ時等におけるデータ読み取りを正
確なものにできる。

また、本発明による時は、上記のように本発明で得られ
た正確なテープスピードの加算演算成分を基にして、設
定スピードとの比較結果で得た誤差値をフィードバック
してテープスピードを設定スピードになるように制御す
ると、テの性能を者しく向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はＲ−ＤＡＴの要部の概略構成図、第２図はこの
発明の構成を示すブロック図、第３図はこの発明の実施
例回路図、第４図はこの発明の検出出力の特性を示す図
、第５図（イ）、（ロ）は従来例（点線）とこの発明（
実線）の周期データの和の偏差状況を示す図、第６図は
従来例（点Ｒ）の偏差の補正カーブ及びこの発明の検出
出力（実線）を示す図である。 （１）は供給側リール、（２）は巻取側リール、ＣＦＣ
Ｉ）、（ＦＧ２）は回転速度検出器、（Ｓ、、Ｓ、”）
、（Ｓ２゜Ｓ２゛）はそれぞれ積分回路、（＾ＤＣ）は
ＡＣ−ＤＣ変換器、（Ｃ）はコンパレータである。 第２図 Ｎ　５　図（イ）　　　　　　　　　　第　５　図（ロ
）丁５−Ｉ−Ｔｔ 第４図 ０ＬＩＴ　ＰＬＩＴ Ｘｈｌ　Ｐｕ丁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープの供給側リール（１）及び巻取側リール（２）各
   々の回転速度を検出する検出器（ＦＣ１）及び（ＦＧ２
   ）を設け、これら両検出器（ＦＣ１）、（ＦＧ２）から
   の二つの出力データを、それぞれ二つの直列した積分回
   路（Ｓ＿１、Ｓ＿１′、Ｓ＿２、Ｓ＿２′）によって積
   分し、それらの出力をＡＣ−ＤＣ変換器（ＡＤＣ）によ
   って直流電圧出力に変換し、それらの出力を加算器によ
   って加算して後、予め設定したスピード検出値とコンパ
   レータ（Ｃ）に入力して、その差の出力をモータに入力
   する誤差電圧としてとり出すことを特徴とするテープス
   ピード検出装置。