JP2007333534A - 電力量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】100は端子ユニットであり、負荷へ流れる電流を測定するコイル部を具備している。 150は電力量測定ユニットで、使用電力量を測定し表示する測定回路を内蔵しており、端子ユニット100と組み合わされることにより電力量計を構成する。電力測定ユニット150は、端子ユニット100に着脱可能な構造となっている。 交換時には電力量測定ユニット150のみ交換できる構造とした。
【選択図】 図1
Description
り付けられている電力量計を一旦、給電用導線から取り外すことが必要とされるが、電力量計を取り外すと給電用導線が遊んでしまい取り付け作業が行いにくい。また、当該交換作業は通電された状態で行われる場合もあり、作業者は感電等に対し注意を要する。交換
作業の作業性ならびに安全性の向上を考慮したものとして電力量計本体と端子ブロック部が分離する電力量計がある(例えば特許文献1)。
本発明は、交換時の作業を容易にすることができる電力量計を提供することを目的とする。
を具備した端子部と、前記端子部の前記第1のコイル部が発生した磁界に正比例した電流信号を発生する第2のコイル部と、前記端子部の前記電流線の電圧に正比例した電圧信号を発生する電圧検出手段と、前記第2のコイル部が発生した電流信号と前記電圧検出手段
が発生した電圧信号とを乗算し消費電力量を算出する電力演算手段とを具備した電力量測定部とを有したことを特徴とする。
100は端子ユニットで、後述する電力量測定ユニットと組合わされることにより電力量計を構成する。
205は2側負荷側用端子で導電性金属により構成されており、需要家の負荷側に供給される2側負荷側導線が接続される。
子202に、他端は1側負荷側用端子203に接続され電源側から負荷側へ電流を導通さ
せる。1側電流線206は中ほどにコイル部207を有している。図において電流線20
6のコイル部207は1巻であるが複数回巻としてもよい。1側電流線206は端子ユニット100の端子ユニット筐体201に覆われていて外部からは直接目視することができない。端子ユニット筐体201は樹脂の厚みが薄くなったコイル収納部208を有しており、当該部分に収まるよう1側電流線206のコイル部207は曲げられた構造となっている。
251は電力量測定ユニット筐体で風雨に耐えるような例えばポリカーボネイトのような樹脂により構成されており、内部電子部品等各部品をカバーする。
252はプリント基板で電子部品等の各部品を保持している。
側電源側用端子202から1側負荷側用端子203に流れる電流を正比例した、例えば1
mA〜100mA等の低レベルの電流に変換する。
256は2側電圧端子で導電性金属により構成されており、端子ユニット100内の2側電流線209に電気的に接続され、外部から2側電源側用端子204に供給される電圧を検出する。2側電圧端子256は、端子ユニット100の導通孔257(図1に図示)を介し金属材質の持つ弾力性にて2側電流線209に接続される。
258は電力演算部でいわゆるA−Dコンバータやマイクロコンピュータ等の半導体部品等により構成されており、コイル253で検出した1側電源側用端子202から1側負荷側用端子203に流れる電流に正比例した電流と、1側電圧端子254ならびに2側電圧端子256にて検出した1側電源側用端子202と2側電源側用端子204間の電圧を乗算し被測定系の使用電力量を算出し表示する。
ような手順で電力量測定ユニット150は端子ユニット100に固定される。
取引きに用いられるところ計量法にて、決められた期間のみ使用が許されており、当該期間が満了した場合は交換することが必要とされる。また、電力量計が故障した場合も交換
することが必要とされる。電力量測定ユニット150を取外すあたり、先ず封印ネジのワ
イヤ(図中不示)をワイヤ固定部102a,102bから外し、端子ユニット100に電力量測定ユニット150を固定しているネジ152a,152bを外す。次に電力量測定
ユニット150を端子ユニット100から外す。1側電圧端子254、2側電圧端子25
6は1側電流線206、2側電流線209に接触しているのみであり、コイル253はコイル部207に重ね合わせられているのみであるため、2本のネジ152a,152bを外すことにより電力量測定ユニット150を端子ユニット100から取外すことが可能となる。
電力量計の交換作業は、検定制度に決められている使用可能期間満了時に行われており、電力量計の交換頻度は10年等の長期間であった。従来、電力を使用する需要家は、一つの電力会社から電力を購入することしかできず、当該需要家が使用可能期間中程で購入先である電力会社を変更することは考えられなかった。従って、使用可能期間中程で電力量計を交換する必要性は原則生じなかった。しかし、電力自由化が促進され一定の電力会社以外の新規の電力供給会社も電力を販売することが可能となった。需要家は自由に電力供給会社を選択できるようになった。需要家に設置されている電力量計の所有権は電力供給会社にある場合が多いため、需要家が電力供給会社を変更する都度、電力量計の交換が行われる可能性がある。需要家は有利な電力料金やサービスを求めるため、この電力供給会社の変更は頻繁に行われることも考えられる。また、各電力供給会社は独自の料金メニューやサービスを需要家に供給するため、需要家に設置される電力量計の機能は各電力供給会社により異なり、電力量計を共通化することは困難である。従来の電力量計では、交換を行う場合、端子ブロック部の多数のネジ着脱作業が必要であり、頻繁に電力量計の交換を行うには作業が煩雑であったという問題点があった。
本実施例を用いれば、少ない本数のネジの着脱にて電力量測定ユニット150の交換を行うことができる。
また、本実施例を用いれば電力量測定ユニット150のみ交換することができるので、従来の電力量計の交換時のように導線が遊んでしまうこともなく、作業が行いやすく、導線どうしの短絡も無く安全に交換作業を行うことができる。
以上のように本実施例を用いれば、交換時の作業を容易にすることができる電力量計を提供することができる。
図3において、実施例1と相違する点は、実施例1では電力量測定ユニット150のコイル253と、端子ユニット100の1側電流線206のコイル部207は電力量測定ユニット筐体251ならびに端子ユニット筐体201を介し空気をコアとする空芯結合型の電流トランスを形成していたが、実施例2では電力量測定ユニット300のコイル253の中心部に鉄等の磁性体により構成されたコア301を有している点である。電力量測定ユニット300を端子ユニット100に取付けると電力量測定ユニット300のコイル253の中心部分に設けられたコア301が、端子ユニット100の1側電流線206のコイル部207の中心部に挿入され、コア301をコアとする電流トランスが形成される。
このように本実施例を用いれば、少ない本数のネジの着脱にて電力量測定ユニット300の交換を行うことができる。
また、本実施例を用いれば電力量測定ユニット300のみ交換することができるので、従来の電力量計の交換時のように導線が遊んでしまうこともなく、作業が行いやすく、導線どうしの短絡も無く安全に交換作業を行うことができる。
以上のように本実施例を用いれば、交換時の作業を容易にすることができる電力量計を提供することができる。
101a,101b 固定部
102a,102b ワイヤ固定部
150 電力量測定ユニット
151a,151b 固定部
152a,152b ねじ
201 端子ユニット筐体
202 1側電源側用端子
203 1側負荷側用端子
204 2側電源側用端子
205 2側負荷側用端子
206 1側電流線
207 コイル部
208 コイル収納部
209 2側電流線
251 電力量測定ユニット筐体
252 プリント基板
253 コイル
254 1側電圧端子
255 導通孔
256 2側電圧端子
257 導通孔
258 電力演算部
300 電力量測定ユニット
301 コア
302 電力量測定ユニット筐体
303 凸部
Claims (6)
- 外部の電源側から供給された電流を負荷側へ導通させる複数の電流線と、
前記複数の電流線のうち少なくとも一つに配置され、負荷側へ流れる電流を当該電流に正比例した磁界に変換する第1のコイル部と
を具備した端子部と、
前記端子部の前記第1のコイル部が発生した磁界に正比例した電流信号を発生する第2のコイル部と、
前記端子部の前記電流線の電圧に正比例した電圧信号を発生する電圧検出手段と、
前記第2のコイル部が発生した電流信号と前記電圧検出手段が発生した電圧信号とを乗算し消費電力量を算出する電力演算手段と
を具備した電力量測定部と
を有したことを特徴とする電力量計。 - 前記端子部は、前記第1のコイル部と面する部分が他の部分より薄く形成された前記第1のコイル部を覆う筐体を具備したことを特徴とする請求項1記載の電力量計。
- 前記電力量測定部の前記第2のコイル部は、前記端子部の第1のコイル部の内径以上外径以下の径にて形成されたことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の電力量計。
- 前記電力量測定部の前記第2のコイル部は、
前記端子部の前記第1のコイル部が発生した磁界を伝達するコア部と、
前記コア部により伝達された磁界に正比例した電流信号を発生するコイルと
を有したことを特徴とする請求項1記載の電力量計。 - 前記電力量測定部の前記コア部は、一端が前記コイル内に位置し、組合せ時には他端が前記端子部の第1のコイル部に挿入される組合せ構造を具備したことを特徴とする請求項4記載の電力量計。
- 前記電力量測定部の前記第2のコイル部は、プリント基板上のパターンにより形成させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の電力量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006165164A JP2007333534A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 電力量計 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007333534A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156802A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-16 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | 小型トランス |
JPS62189666A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-19 | Onkyo Corp | テ−プスピ−ド制御装置 |
-
2006
- 2006-06-14 JP JP2006165164A patent/JP2007333534A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS61156802A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-16 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | 小型トランス |
JPS62189666A (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-19 | Onkyo Corp | テ−プスピ−ド制御装置 |
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