JP2009222433A - 電力測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
各負荷にて使用される電気量を検出する検出装置と、検出装置で検出された負荷にて使用された電気量に関するデータを編集し出力するセンタ装置との通信を行う伝送専用線をなくすことにより電力測定システムの占有体積を減らし、狭い場所にも取り付け容易な電力測定システムを提供する。
【解決手段】
需要家にて使用される電化製品である各負荷毎に検出装置103、104、105、106を設け、当該検出装置にて各負荷の使用電流に関するデータを作成し、無線電波または配電線搬送にてセンタ装置102に伝送する。
一方、センタ装置102は、配電線の電圧を検出し、検出装置103、104、105、106から送信された各負荷の使用電流に関するデータと演算し、各負荷に関する使用電力を算出し、記憶・報知することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は被測定系の使用電力量等を測定する電力測定システムに関する。
従来より、一般家庭や工場、事業所の使用電力量を測定する電力量計が普及してきてい
る。当該電力量計は被測定系の使用電力量を測定する使用量検出手段と、使用量検出手段
で検出した使用量をデータに編集する制御部と、制御部にて編集されたデータを表示する表示部とを具備している。
また、多回路の電力量を測定することができる測定装置がある。(例えば特許文献1)
特開2004−85413公報(第4頁、図1)
近年、各需要家において使用される電化製品は様々であり、電力の使用量は増大する傾向にある。特にオール電化マンション等では調理器具や暖房器具も電気駆動であるため、使用電力量は大きなものとなってきている。需要家は、各電化製品ごとに使用電力量を測定し省電力化を計ろうとしている。各電化製品毎の電力を測定するには多回路の電力量を測定することができる測定装置が便利である。当該多回路を測定することができる測定装置は、各電化製品の電流や電力を測定する検出装置と、当該検出装置で測定された各電化製品の電流や電力に関するデータを編集し、表示や伝送にて出力するセンタ装置から構成されている。しかし、当該検出装置とセンタ装置とは伝送線にて結線されており、例えば配電盤内部等に当該検出装置ならびにセンタ装置を設置する場合、当該伝送線が邪魔になり、配電盤内に収納し難いという欠点があった。
本発明は前記問題点に鑑み、各負荷にて使用される電気量を検出する検出装置と、検出装置で検出された負荷にて使用された電気量に関するデータを編集し出力するセンタ装置との通信を行う伝送専用線をなくすことにより電力測定システムの占有体積を減らし、狭い場所にも取り付け容易な電力測定システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電力測定システムは、需要家内の指定された負荷の使用電流に関するデータを測定する電流測定手段と、前記電流測定手段にて測定された使用電流に関するデータを送信する第一の通信手段とを具備した検出装置と、前記負荷に印加された電圧を測定する電圧検出手段と、前記検出装置の第一の通信手段から送出された使用電流に関するデータを受信する第二の通信手段と、前記電圧検出手段にて測定された電圧値と前記第二の通信手段により受信された使用電流に関するデータを演算し、前記負荷の使用電力に関するデータを算出する算出手段とを具備したセンタ装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、各負荷にて使用される電気量を検出する検出装置と、検出装置で検出された負荷にて使用された電気量に関するデータを編集し出力するセンタ装置との通信を行う伝送専用線をなくすことにより電力測定システムの占有体積を減らし、狭い場所にも取り付け容易な電力測定システムを提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による電力測定システムの実施例1について図1を参照して説明する。
本電力測定システム100は一例としてセンタ装置102、検出装置103、104、105、106からなるものとする。
101は配電線で、電力を需要家内の電化製品である各負荷に供給する。
102はセンタ装置で、後述する検出装置103、104、105、106から負荷である各電化製品毎の使用電流に関するデータを通信にて取得する。通信は電波による無線伝送により行われる。なお、当該通信は配電線に伝送信号を重畳させる、いわゆる配電線搬送方式等にて行われるものであってもよい。センタ装置102の内部構成は後述する。
103、104、105、106は検出装置で、需要家にて使用される負荷である各電化製品毎の使用電流に関するデータを測定する。また、センタ装置102に対し、各負荷の使用電流に関するデータを通信にて送出する。通信は電波による無線伝送により行われる。なお、当該通信は配電線に伝送信号を重畳させる、いわゆる配電線搬送方式等にて行われるものであってもよい。検出装置103の内部構成は後述する。
107、108、109、110は負荷で、需要家で使用されている各電化製品がこれに当たる。例えば負荷107はエアコン、負荷108は床暖房機器、負荷109は電気温水器等の電力供給会社により選択された消費電力の大きい電化製品が該当する。一方、負荷110はその他の電化製品である。上記では各検出装置一台につき一台の電化製品である負荷を接続しているが、検出装置一台につき複数台の電化製品である負荷を接続しても構わない。
ここでセンタ装置102の内部構造について図2を参照して説明する。
図2において、102はセンタ装置本体である。
201は入力端子部で、真鋳や銅等の導電性のある金属からなる導電部分が、フェノール樹脂やPBT樹脂等、絶縁性の高いプラスチック等の材質からなる固定部分に配置された構成からなり、配電線101が接続される。
202は電圧検出部で、電圧トランスとアナログ−デジタル変換器を組合せた回路等により構成されており、入力端子部201から入力される電圧に正比例したデジタルデータ信号を出力する。
203はゼロクロス検出部で、コンパレータ等からなる回路により構成されており、入力端子201に外部から印加された交流電圧のゼロクロスを検出し、ゼロクロスのタイミングを示すタイミング信号を出力する。
204は通信部で、無線電波を送受信するRF−IDや無線送受信回路により構成されており、検出装置103、104、105、106に対しゼロクロス検出部203がゼロクロスを検出した時にゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を通信にて送出し、検出装置103、104、105、106から送出される負荷の使用電流に関するデータである電流の実効値、位相差に関するデータを通信にて受信する。なお通信部307は、トランス等からなる配電線搬送用のインタフェース回路等により構成された配電線搬送方式を用いるものであってもよい。
205は電力乗算部で、デジタル乗算回路等により構成されており、電圧検出部202で検出された入力端子201に入力された電圧の電圧値に関するデータと、通信部204にて受信された各検出装置103、104、105、106にて検出された各負荷の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータより、各検出装置103、104、105、106の使用電力を算出し使用電力データとして出力する。
206は記憶部でRAMのような半導体メモリにより構成されており、電力乗算部205から出力された使用電力データをもとに作成される各検出装置103、104、105、106に対する各負荷の使用電力データならびに使用電力量データを記憶する。
207は表示部で液晶表示器等により構成されており、各検出装置103、104、105、106に対する各負荷の使用電力データならびに使用電力量データを表示する。
208は制御部でマイクロコンピュータ等により構成されており、検出装置103、104、105、106に対し、ゼロクロス検出部203がゼロクロスを検出した時にゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を通信にて送出し、検出装置103、104、105、106から送出される負荷の使用電流に関するデータである電流の実効値、位相差に関するデータを通信にて受信するよう通信部204を制御する。
また、制御部208は通信部204を介し受信した検出装置103、104、105、106から送出された各負荷の使用電流に関するデータである電流の実効値、位相差に関するデータを電力乗算部205に送出し、電圧検出部202で検出された電圧値に関するデータと、各検出装置103、104、105、106から送出された電流値ならびに位相差に関するデータより、各負荷の使用電力データを算出するよう電力演算部205を制御する。
また、制御部208は、各検出装置103、104、105、106に対する各負荷の使用電力データを電力乗算部205から受信し、各検出装置103、104、105、106に対する負荷の使用電力データならびに使用電力量データを作成し記憶部206に記憶させるとともに表示部207に表示させる。
なお、センタ装置102の電源(図中不示)は、電池や入力端子201に印加される電圧を回路用電圧に変換するドロッパ回路等の回路が用いられる。
次に検出装置103の内部構造について図3を参照して説明する。なお個別電力量検出装置104、105、106も同様の構成となっている。
図3において、103は検出装置本体である。
301は入力端子部で、真鋳や銅等の導電性のある金属からなる導電部分が、フェノール樹脂やPBT樹脂等、絶縁性の高いプラスチック等の材質からなる固定部分に配置された構成からなり、配電線101が接続される。
302は出力端子部で、真鋳や銅等の導電性のある金属からなる導電部分が、フェノール樹脂やPBT樹脂等、絶縁性の高いプラスチック等の材質からなる固定部分に配置された構成からなり、負荷107が接続される。
303a、303bは導線であり、銅等の金属材料からなる導電線により構成されており、入力端子301と出力端子部302とを電気的に導通させている。
304は電流検出部で、電流トランス等により構成されており、導線303aに流れる電流に正比例した低レベルの電流を出力する。なお、本構成例における検出装置103は、配電線101を入力端子部301、出力端子部302を介し、導線303a303bにて中継し負荷107に電力を供給するようにし、導線303aに電流検出部304を設ける構造としたが、配電線101にて直接負荷107に電力を供給するようにしておき、電流検出部304をクランプ型やドーナツ型の電流センサにて構成し、配電線101に直接電流検出部304を取り付ける構造としてもよい。
305は数値化部で、アナログ−デジタル変換器等の回路により構成されており、電流検出部304から出力された低レベルの電流をデジタルデータ信号に変換し出力する。
306は通信部で、無線電波を送受信するRF−IDや無線送受信回路により構成されており、センタ装置からゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を通信にて受信し、負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータを送信する。なお通信部307は、トランス等からなる配電線搬送用のインタフェース回路等により構成された配電線搬送方式を用いるものであっても構わない。
307は記憶部でRAMのような半導体メモリにより構成されており、数値化部305から出力されたデジタルデータ信号をもとに作成された負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータを記憶する。
308は制御部でマイクロコンピュータ等により構成されており、センタ装置102から、配電線101の電圧のゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を受信し、負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータを送信するよう通信部306を制御する。
また、制御部308は、通信部306を介しセンタ装置102からゼロクロス信号を受信したタイミングにて、電流検出部304から出力された低レベルの電流をデジタルデータ信号に変換し出力するよう数値化部305を制御する。
また、制御部308は、通信部306を介しセンタ装置102からゼロクロス信号を受信したタイミングと、数値化部305から出力された負荷107の電流に関するデジタルデータ信号のゼロクロスのタイミングより位相差を算出する。
また、制御部308は、負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータを記憶部308に記憶させるよう制御する。
なお、検出装置103の電源(図中不示)は、電池や入力端子301に印加される電圧を回路用電圧に変換するドロッパ回路等の回路が用いられる。また、電流検出部304から出力される低レベルの電流信号を回路用電圧に変換するものであってもよい。なお、この場合、数値化部305を間欠動作させ、数値化部305がデジタルデータ信号の作成を行わない期間に回路用電圧に変換する動作を行うようにすることが望ましい。
さらに、センタ装置102で電源用の直流電圧を作成し、電源専用線にて検出装置103に電源を供給するように構成してもよい。
次に、本実施例の動作について図1、図2、図3、図4を参照しつつ説明する。
図4に示すV1のような波形の電圧が図2に示すセンタ装置102の入力端子部201ならびに検出装置103を介し負荷107に入力される。また、図4に示すA1のような波形の電流が負荷107にて使用される。
入力端子部201に入力された電圧V1は、ゼロクロス検出部203に印加される。ゼロクロス検出部203はコンパレータ回路等により構成されており、入力端子部201に入力された電圧V1のゼロクロス(図4中a1、a2、a3・・・)を検出し、そのタイミングを制御部208に伝える。ゼロクロスのタイミングを検出した制御部208は即座に通信部204を介し、無線電波にてゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を各検出装置103、104、105、106に報知する。
検出装置103は通信部306を介し、センタ装置102から無線電波にて送出されたゼロクロスのタイミングを示すゼロクロス信号を受信する。すると制御部308は、数値化部305からの信号をもとに、通信部306がゼロクロス信号を受信した時点(図4中a1)と電流検出部304にて検出された電流のゼロクロスの時点(図4中b1)の時間差(図4中c1)から位相差φを算出する。また、制御部308は数値化部305を制御し、電流一周期分(図4中d1)の実効値(または平均値)A1を算出する。その後、直ちに制御部308は通信部306を介し、負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値A1ならびに位相差φに関するデータを無線電波にてセンタ装置102に送信する。
センタ装置102は通信部204を介して、検出装置103の通信部307から無線電波にて送信された負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値A1ならびに位相差φに関するデータを受信する。その後、制御部208は電力乗算部205に当該受信した電流の実行値A1と位相差φに関するデータを入力し使用電力P1=V1・A1cosφを算出させる。なお、ここでV1は電圧検出部202にて検出された負荷107に印加されている電圧実行値(または平均値)である。制御部208は、検出装置102からの負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値ならびに位相差に関するデータの送信がある毎に、つまり電圧V1の一周期毎(図4中a1、a2、a3・・・)に、当該使用電力P1を電力乗算部205に算出させ、当該算出された使用電力値P1をもとに負荷107で消費された使用電力データならびに使用電力量データを作成し記憶部206に記憶させ、表示部207に表示させる。
制御部208は同様にして、負荷108、109、110についても、各負荷毎の使用電力データならびに使用電力量データを作成し記憶部206に記憶させ、表示部207に表示させる。
さらに、制御部208は負荷107、108、109、110の総和である使用電力データならびに使用電力量データを作成し記憶部206に記憶させ、表示部207に表示させる。
なお、制御部208は、通信部(図中不示)を用い外部のパーソナルコンピュータ等に各負荷ならびに負荷の総和の使用電力データならびに使用電力量データを伝送するようにしてもよい。
また、本実施例では使用電力として有効電力P1=V1・A1cosφを算出するものとしたが、無効電力Q1=V1・A1sinφ、皮相電力R1=V1・A1を算出するものであってもよい。
本実施例を用いれば、電流を検出する検出装置103と、データを編集し出力するセンタ装置102間の通信が無線または配電線搬送にて行われるため、検出装置103とセンタ装置102間を結ぶ伝送線が不要となり、例えば家庭用配電盤のような狭い場所にも、容易に取り付けることができる電力測定システムを提供することができる。また、検出装置103の電流検出部をクランプ型の電流検出部にて構成した場合、各負荷に既に接続されている配電線101を切断し検出装置103、104、105、106の端子に固定する工事を行う等の作業を行うことなしに、検出装置を配電線101に取り付けることができ検出装置103の取り付け作業を容易にすることができる。
以上のように本発明を用いれば、各負荷にて使用される電気量を検出する検出装置と、検出装置で検出された負荷にて使用された電気量に関するデータを編集し出力するセンタ装置との通信を行う伝送専用線をなくすことにより電力測定システムの占有体積を減らし、狭い場所にも取り付け容易な電力測定システムを提供することができる。
本発明による電力測定システムの実施例2について図5、図6を参照して説明する。なお、この実施例2の各部について図1、図2、図3に示す実施例1の電力測定システムの各部と同一部分は同一符号で示す。
この実施例2が、実施例1と相違する点は、実施例1ではセンタ装置102がゼロクロス検出部203にて配電線101に現れる電圧波形のゼロクロスを検出し、通信にて検出装置103にゼロクロスの時期を報知しているのに対し、実施例2では、検出装置103が検出装置103内のゼロクロス検出部601にてゼロクロスを検出している点である。
図5にセンタ装置、図6に検出装置の内部構成を示す。
図2に示す実施例1にかかるセンタ装置102はゼロクロス検出部203を具備しているが、図5における実施例2にかかるセンタ装置501はゼロクロス検出部を具備していない点で、実施例1と実施例2のセンタ装置は相違する。
図3に示す実施例1にかかる検出装置103はゼロクロス検出部203を具備していないが、図6における実施例2にかかる検出装置601はゼロクロス検出部602を具備している点で、実施例1と実施例2の検出装置は相違する。
図6において602はゼロクロス検出部で、コンパレータ等からなる回路により構成されており、入力端子301に外部から印加された交流電圧のゼロクロスを検出し、ゼロクロスのタイミングを示すタイミング信号を出力する。
次に、本実施例の動作について説明する。
図4に示すV1のような波形の電圧が図6に示す検出装置601の入力端子部301に入力される。入力端子部301に入力された電圧V1は、ゼロクロス検出部602に印加される。ゼロクロス検出部602はコンパレータ回路等により構成されており、入力端子部301に入力された電圧V1のゼロクロス(図4中a1、a2、a3・・・)を検出し、そのタイミングを制御部308に伝える。ゼロクロスのタイミング(図4中a1)を検出した制御部308は、数値化部305からの信号をもとに、ゼロクロス信号を受信した時点(図4中a1)と電流検出部304にて検出された電流のゼロクロスの時点(図4中b1)の時間差(図4中c1)から位相差φを算出する。また、制御部308は数値化部305を制御し、電流一周期分(図4中d1)の実効値(または平均値)A1を算出する。
その後、直ちに制御部308は通信部306を介し、負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値A1ならびに位相差φに関するデータを無線電波にてセンタ装置102に送信する。
センタ装置501は通信部204を介して、検出装置601の通信部307から無線電波にて送信された負荷107の使用電流に関するデータである電流実効値A1ならびに位相差φに関するデータを受信する。その後、制御部208は電力乗算部205に当該受信した電流実行値A1と位相差φに関するデータを入力し使用電力W1=V1・A1cosφを算出させる。なお、ここでV1は電圧検出部202にて検出された負荷107に印加されている電圧実行値(または平均値)である。制御部208は、電圧V1の一周期毎(図4中a1、a2、a3・・・)に、当該消費電力W1を電力乗算部205に算出させ、当該算出された消費電力値W1をもとに負荷107で消費された消費電力データならびに消費電力量データを作成し、記憶部206に記憶させ、表示部207に表示させる。
なお、本実施例のセンタ装置501の通信部204、検出装置601の通信部306は、無線電波を送受信するRF−IDや無線送受信回路により構成されているものとしたが、配電線101に伝送信号を注入し通信を行う配電線搬送用のインタフェース回路等により構成されていてもよい。
本実施例を用いれば、電流を検出する検出装置601と、データを編集し出力するセンタ装置501間の通信が無線または配電線搬送にて行われるため、検出装置601とセンタ装置501間を結ぶ伝送線が不要となり、例えば家庭用配電盤のような狭い場所にも、容易に取り付けることができる電力測定システムを提供することができる。
以上のように本発明を用いれば、各負荷にて使用される電気量を検出する検出装置と、検出装置で検出された負荷にて使用された電気量に関するデータを編集し出力するセンタ装置との通信を行う伝送専用線をなくすことにより電力測定システムの占有体積を減らし、狭い場所にも取り付け容易な電力測定システムを提供することができる。
本発明による電力測定システムの構成を示す図 本発明の実施例1にかかるセンタ装置の内部構成を示す図 本発明の実施例1にかかる検出装置の内部構成を示す図 タイミングを示す波形図 本発明の実施例2にかかるセンタ装置の内部構成を示す図 本発明の実施例2にかかる検出装置の内部構成を示す図
符号の説明
100 電力測定システム
101 配電線
102 センタ装置
103、104、105、106 検出装置
107、108、109、110 負荷
201 入力端子部
202 電圧検出部
203 ゼロクロス検出部
204 通信部
205 電力検出部
206 記憶部
207 表示部
208 制御部
301 入力端子部
302 出力端子部
303a、303b 導線
304 電流検出部
305 数値化部
306 通信部
307 記憶部
308 制御部
501 センタ装置
601 検出装置
602 ゼロクロス検出部

Claims (7)

  1. 需要家内の指定された負荷の使用電流に関するデータを測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段にて測定された使用電流に関するデータを送信する第一の通信手段と
    を具備した検出装置と、
    前記負荷に印加された電圧を測定する電圧検出手段と、
    前記検出装置の第一の通信手段から送出された使用電流に関するデータを受信する第二の通信手段と、
    前記電圧検出手段にて測定された電圧値と前記第二の通信手段により受信された使用電流に関するデータを演算し、前記負荷の使用電力に関するデータを算出する算出手段と
    を具備したセンタ装置と、
    を有することを特徴とする電力測定システム。
  2. 前記検出装置は、
    前記負荷に印加された電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を具備し、
    前記ゼロクロス検出手段にてゼロクロスが検出された時点と、前記負荷に印加された電流のゼロクロスがあった時点の時間差から前記電流測定手段にて位相差値を算出し、
    前記負荷に関する電流の実効値または平均値、ならびに前記位相差値を前記使用電流に関するデータとして、前記第一の通信手段を介し前記センタ装置に対し伝送することを特徴とする請求項1記載の電力測定システム。
  3. 前記センタ装置は、
    前記負荷に印加された電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を具備し、
    前記ゼロクロス検出手段にてゼロクロスが検出された場合に前記第二の通信手段によりゼロクロスがあった時点を示す信号を伝送し、
    前記検出装置は、
    前記第一の通信手段により前記ゼロクロスがあった時点を示す信号を受信した時点と、前記負荷に印加された電流のゼロクロスがあった時点の時間差から前記電流測定手段にて位相差値を算出し、
    前記負荷に関する電流の実効値または平均値、ならびに前記位相差値を前記使用電流に関するデータとして、前記第一の通信手段を介し前記センタ装置に対し伝送することを特徴とする請求項1記載の電力測定システム。
  4. 前記検出装置の第一の通信手段は無線電波送信回路により構成され、
    前記センタ装置の第二の通信手段は無線電波受信回路により構成されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の電力測定システム。
  5. 前記検出装置の第一の通信手段の無線電波送信回路はRF−IDにより構成されていることを特徴とする請求項4記載の電力測定システム。
  6. 前記検出装置の第一の通信手段は配電線搬送方式送信回路により構成されており、
    前記センタ装置の第二の通信手段は配電線搬送方式受信回路により構成されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の電力測定システム。
  7. 前記センタ装置は負荷の使用電力に関するデータを出力する表示手段、通信手段のうち少なくとも一つを具備したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の電力測定システム。
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