JP2013167523A - 検出装置および方法、並びに、検出システム - Google Patents

検出装置および方法、並びに、検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出する。
【解決手段】無線センサ111の容量結合センサ121は、導電線181に印加される回路電圧により導電線181と検出電極131の間の結合容量を介して検出電極131から出力される検出電流Iv1を変換した検出電圧Vv2を出力する。MPU124は、検出電圧Vv2に基づいて回路電圧の位相を検出し、変流器122の測定値に基づいて、導電線181を流れる回路電流の位相および電流実効値を検出し、さらに導電線を流れる回路電力の力率を検出する。通信部125は、検出した電流実効値および力率を親機112に送信する。親機112のMPU153は、無線センサ111で検出された電流実効値および力率、並びに、電圧実効値検出部151で検出された回路電圧の実効値に基づいて、回路電力の状態を検出する。本発明は、例えば、電力検出システムに適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置および方法、並びに、検出システムに関し、特に、導電体を流れる電力の状態を検出する場合に用いて好適な検出装置および方法、並びに、検出システムに関する。
従来、ケーブルの絶縁被覆の一部を検出電極で覆い、導電線に印加される電圧より高い周波数の電圧を検出電極に印加し、検出電極と導電線の間の静電容量を測定することにより、非接触で導電線に印加される電圧の値を測定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−25253号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、導電線に高周波の電圧を印加する発振器を設ける必要がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により、導電線等の導電体を流れる電力の状態を検出できるようにするものである。
本発明の第1の側面の検出装置は、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極と、導電体に印加される電圧である回路電圧により電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、変換された電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部と、導電体を流れる電力である回路電力の状態を検出する他の検出装置と通信を行う通信部とを備える。
本発明の第1の側面の検出装置においては、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流が測定され、導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から電流が出力され、出力された電流が抵抗により電圧に変換され、変換された電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相が検出され、導電体を流れる電力である回路電力の状態を検出する他の検出装置と通信が行われる。
従って、簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出することができる。
この電圧位相検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。この通信部は、例えば、無線の通信装置により構成される。
この検出装置においては、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の実効値を検出する電流実効値検出部とをさらに設け、通信部には、検出された回路電力の力率および回路電流の実効値を含む情報を他の検出装置に送信させることができる。
これにより、他の検出装置で電力の状態を検出する負荷を軽減することができる。
この電流位相検出部、電流実効値検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。
この検出装置においては、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、回路電力の力率を検出する力率検出部をさらに設け、この通信部には、検出された回路電力の力率および回路電流の実効値を含む情報を他の検出装置に送信させることができる。
これにより、簡易な構成により、非接触で導電体を流れる電力の力率を検出することができる。また、他の検出装置で電力の状態を検出する負荷を軽減することができる。
この力率検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。
この検出装置においては、回路電流の方向を検出する電流方向検出部と、変流器から出力される電流の全波整流波形を生成する整流部と、全波整流波形および回路電流の方向の検出値に基づいて、回路電流の波形を復元する波形復元部とをさらに設け、この電流位相検出部には、復元された回路電流の波形に基づいて、回路電流の位相を検出させ、この電流実効値検出部には、復元された回路電流の波形に基づいて、回路電流の実効値を検出させることができる。
これにより、例えば、ADコンバータによる回路電流の測定分解能を高めたり、ADコンバータのダイナミックレンジを下げたりすること可能になる。
この電流方向検出部は、例えば、比較回路により構成される。この整流部は、例えば、全波整流回路により構成される。この波形復元部は、例えば、アナログの演算回路、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。
この検出装置においては、整流部により整流された電流による電力を少なくとも1つの動力源とすることができる。
これにより、バッテリ等の交換を行わずに、検出装置を安定して長時間動作させることができる。
この通信部には、回路電流の測定値、および、検出された回路電圧の位相を含む情報を他の検出装置に送信させることができる。
これにより、他の検出装置で複数の測定点において導電体を流れる電力の状態を容易に検出することができる。
本発明の第2の側面の検出装置は、絶縁体で覆われた導電体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極と、導電体に印加される電圧である回路電圧により電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、変換された電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部とを備える。
本発明の第2の側面の検出装置においては、絶縁体で覆われた導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から電流が出力され、出力された電流が抵抗により電圧に変換され、変換された電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相が検出される。
従って、簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出することができる。
この電圧位相検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。
この検出装置においては、導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、導電体を流れる電力である回路電力の力率を検出する力率検出部とをさらに設けることができる。
これにより、簡易な構成により、非接触で導電体を流れる電力の力率を検出することができる。
この電流位相検出部、力率検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。
本発明の第2の側面の検出方法は、絶縁体で覆われた導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相を検出する電圧位相検出ステップを含む。
本発明の第2の側面の検出方法においては、絶縁体で覆われた導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相が検出される。
従って、簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出することができる。
この電圧位相検出ステップは、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により実行される。
この検出方法においては、変流器により測定された導電体を流れる電流である回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相を検出する電流位相検出ステップと、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、導電体を流れる電力である回路電力の力率を検出する力率検出ステップとをさらに含めることができる。
これにより、簡易な構成により、非接触で導電体を流れる電力の力率を検出することができる。
この電流位相検出ステップ、力率検出ステップは、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により実現される。
本発明の第3の側面の検出システムは、n台(nは自然数)の第1の検出装置、および、第2の検出装置を備える検出システムにおいて、第1の検出装置は、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極と、導電体に印加される電圧である回路電圧により電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、変換された電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部と、第2の検出装置と通信を行う第1の通信部とを少なくとも備え、第2の検出装置は、第1の検出装置と通信を行う第2の通信部と、回路電圧の実効値、回路電流の実効値、および、導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、回路電力の状態を検出する電力検出部とを少なくとも備え、第1の検出装置または第2の検出装置が、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、回路電力の力率を検出する力率検出部と、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の実効値を検出する電流実効値検出部とを備える。
本発明の第3の検出システムにおいては、第1の検出装置により、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流が測定され、導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相が検出され、第2の検出装置と通信が行われ、第2の検出装置により、第1の検出装置と通信が行われ、回路電圧の実効値、回路電流の実効値、および、導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、回路電力の状態が検出され、第1の検出装置または第2の検出装置により、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相が検出され、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、回路電力の力率が検出され、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の実効値が検出される。
従って、簡易な構成により、各測定点において導電体を流れる電力の状態を検出することができる。
この電圧位相検出部、電力検出部、電流位相検出部、力率検出部、電流実効値検出部は、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により構成される。この第1の通信部、第2の通信部は、例えば、無線の通信装置により構成される。
この検出システムにおいては、電流位相検出部、および、電流実効値検出部を、第1の検出装置に設け、第1の通信部には、検出された回路電圧の位相、回路電流の位相、および、回路電流の実効値を含む情報を第2の検出装置に送信させることができる。
これにより、第2の検出装置の負荷を軽減することができる。
この検出システムにおいては、電流位相検出部、力率検出部、および、電流実効値検出部を、第1の検出装置に設け、第1の通信部には、検出された回路電力の力率および回路電流の実効値を含む情報を第2の検出装置に送信させることができる。
これにより、第2の検出装置の負荷を軽減することができる。
この検出システムにおいては、電流位相検出部、力率検出部、および、電流実効値検出部を、第2の検出装置に設け、この第1の通信部には、回路電流の測定値、および、検出された回路電圧の位相を含む情報を第2の検出装置に送信させることができる。
これにより、第1の検出装置の負荷を軽減することができる。
この検出システムにおいては、第2の検出装置に、回路電圧の実効値を検出する電圧実効値検出部をさらに設けることができる。
これにより、より正確に電力の状態を検出することができる。
本発明の第3の側面の検出方法は、n台(nは自然数)の第1の検出装置、および、第2の検出装置を備える検出システムの検出方法において、第1の検出装置により実行される、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する測定ステップと、導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相を検出する電圧位相検出ステップと、第2の検出装置に検出結果を送信する送信ステップと、第2の検出装置により実行される、第1の検出装置から検出結果を受信する受信ステップと、回路電圧の実効値、回路電流の実効値、および、導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、回路電力の状態を検出する電力検出ステップと、第1の検出装置または第2の検出装置により実行される、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相を検出する電流位相検出ステップと、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、回路電力の力率を検出する力率検出ステップと、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の実効値を検出する電流実効値検出ステップとを含む。
本発明の第3の側面の検出方法においては、第1の検出装置により、絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流が測定され、導電体に印加される電圧である回路電圧により、絶縁体を介して導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、回路電圧の位相が検出され、第2の検出装置と通信が行われ、第2の検出装置により、第1の検出装置と通信が行われ、回路電圧の実効値、回路電流の実効値、および、導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、回路電力の状態が検出され、第1の検出装置または第2の検出装置により、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の位相が検出され、検出された回路電圧の位相および回路電流の位相に基づいて、回路電力の力率が検出され、回路電流の測定値に基づいて、回路電流の実効値が検出される。
従って、簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出することができる。
この測定ステップは、例えば、変流器により実行される。この電圧位相検出ステップ、電力検出ステップ、電流位相検出ステップ、力率検出ステップ、電流実効値検出ステップは、例えば、デジタルの演算回路、マイクロコンピュータ、または、各種のプロセッサ等により実効される。この送信ステップ、受信ステップは、例えば、無線の通信装置により実行される。
本発明の第1の側面乃至第3の側面によれば、簡易な構成により、導電体を流れる電力の状態を検出することが可能になる。
本発明を適用した電力検出システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。 容量結合センサ121の構成例を示す図である。 無線センサのMPUにより実現される機能の構成例を示すブロック図である。 無線センサの処理を説明するためのフローチャートである。 容量結合センサ121の特性の理論値を示すグラフである。 「電気設備の技術基準の解釈(平成23年7月1日改正)」の「別表第4 低圧絶縁電線、多心型電線及び低圧ケーブルの絶縁体の厚さ」を示す図である。 容量結合センサの測定結果の例を示すグラフである。 親機の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した電力検出システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。 電流方向検出部の第1の構成例を示す回路図である。 電流方向検出部の第2の構成例を示す回路図である。 電流方向検出部の第3の構成例を示す回路図である。 無線センサのMPUにより実現される機能の構成例を示すブロック図である。 無線センサの処理を説明するためのフローチャートである。 電流波形を復元する方法を説明するための図である。 電流波形を復元する方法を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(変流器から出力される電流を全波整流せずに検出する場合の例)
2.第2の実施の形態(変流器から出力される電流を全波整流して検出する場合の例)
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[電力検出システム101の構成例]
図1は、本発明を適用した電力検出システムの第1の実施の形態である電力検出システム101の構成例を示している。
電力検出システム101は、n台(nは自然数)の子機としての無線センサ111−1乃至111−n、および、親機112を含むように構成される。
無線センサ111−1乃至111−nは、電力の状態を検出したい場所(測定点)にそれぞれ設置される。そして、親機112は、無線センサ111−1乃至111−nから送信されてくる情報に基づいて、無線センサ111−1乃至111−1が設置された各測定点における電力の状態を検出する。
なお、電力検出システム101が設置される場所に特に制限はなく、例えば、一般家庭、ビル、工場、商業施設、公共施設等が想定される。また、無線センサ111−1乃至111−n、および、親機112は、必ずしも同じ建物内に設置する必要はなく、それぞれ異なる建物に設置したり、あるいは、屋外に設置したりすることが可能である。さらに、無線センサ111−1乃至111−nおよび親機112は、回路を流れる公称電圧が同じ場所にそれぞれ設置される。
なお、以下、無線センサ111−1乃至111−nを個々に区別する必要がない場合、単に無線センサ111と称する。
各無線センサ111は、容量結合センサ121、変流器122、抵抗123、MPU(Micro Processing Unit)124、および、通信部125を含むように構成される。
容量結合センサ121は、無線センサ111が設置されている測定点において、ケーブル102の導電体である導電線181に印加される回路電圧Vcの位相を検出するために用いられる。
図2は、容量結合センサ121の詳細な構成例を示している。容量結合センサ121は、検出電極131、抵抗132、オペアンプ133、および、シールド電極134を含むように構成される。
検出電極131は、ケーブル102の導電線181の周囲を覆う絶縁体である絶縁被覆182に接触または近接するように設置され、結合容量Cpを介して導電線181と容量結合される。
抵抗132の一端は、検出電極131、および、オペアンプ133の非反転入力端子(+)に接続され、他の一端は、グラウンドに接続されている。
オペアンプ133の反転入力端子(−)は、オペアンプ133の出力端子に接続されている。
シールド電極134は、検出電極131の周囲を取り囲むように設けられるとともに、グラウンドに接続され、検出電極131を外界から静電遮蔽する。
そして、商用電源や自家発電装置等により構成される交流の電源103から導電線181に交流の電圧(以下、回路電圧Vcと称する)が印加されると、結合容量Cpを介して、検出電極131から交流の電流(以下、検出電流Iv1と称する)が出力される。検出電流Iv1は、抵抗132により交流の電圧(以下、検出電圧Vv1と称する)に変換され、さらにオペアンプ133により増幅されて、増幅後の電圧(以下、検出電圧Vv2と称する)がMPU124に供給される。
なお、以下、電流や電力の潮流方向について、図2の矢印Aの方向、すなわち、電源103から負荷等に流れる方向を正の方向とし、矢印Aと逆方向、すなわち、電源103に向かって流れる方向を負の方向とする。
図1に戻り、変流器122は、ケーブル102の絶縁被膜182の周囲に設置され、導電線181を流れる交流の電流(以下、回路電流Icと称する)を交流の電流(以下、検出電流Ii1と称する)に変換する。検出電流Ii1は、抵抗123により交流の電圧(以下、検出電圧Vi1と称する)に変換され、MPU124に供給される。
なお、変流器122は、例えば、回路電流Icが矢印A(図2)の方向に流れるとき、検出電流Ii1の値が正になり、回路電流Icが矢印Aと逆方向に流れるとき、検出電流Ii1の値が負になる方向に設置される。
MPU124は、検出電圧Vv2および検出電圧Vi1に基づいて、導電線181を流れる電力(以下、回路電力Pcと称する)の力率PFc、および、回路電流Icの実効値Ircを検出し、検出結果を通信部125に通知する。
通信部125は、所定の方式により無線通信を行う通信装置等により構成され、検出した力率PFcおよび電流実効値Ircを含む情報(以下、検出情報と称する)を親機112に送信する。
なお、通信部125の通信方式には、任意の方式を採用することができる。
親機112は、電圧実効値検出部151、通信部152、および、MPU(Micro Processing Unit)153を含むように構成される。
電圧実効値検出部151は、例えば、コンセント(outlet)等に接続して使用する接触式の電圧測定器により構成され、回路電圧Vcの実効値Vrcを検出し、検出結果をMPU153に供給する。
通信部152は、無線センサ111の通信部125と同様の通信方式により無線通信を行う通信装置等により構成され、各無線センサ111から検出情報を受信し、MPU153に供給する。
MPU153は、電力検出部161を含む機能を実現する。
電力検出部161は、各無線センサ111により検出された力率PFcおよび電流実効値Irc、並びに、電圧実効値検出部151により検出された電圧実効値Vrcに基づいて、各無線センサ111の測定点における電力の状態を検出する。そして、電力検出部161は、必要に応じて、例えば、各測定点における電力の状態を表示装置(不図示)に表示させたり、記録媒体(不図示)に記録したり、他の装置(不図示)に送信したりする。
[MPU124の機能の構成例]
図3は、無線センサ111のMPU124の機能の構成例を示すブロック図である。
MPU124は、ADコンバータ(ADC)201a,201b、電圧位相検出部202、電流位相検出部203、力率検出部204、および、電流実効値検出部205を含む機能を実現する。
ADC201aは、検出電圧Vv2を所定のサンプリング周期でサンプリングすることによりデジタルの信号(以下、電圧信号Sv1と称する)に変換し、電圧位相検出部202に供給する。
ADC201bは、検出電圧Vi1を所定のサンプリング周期でサンプリングすることによりデジタルの信号(以下、電流信号Si1と称する)に変換し、電流位相検出部203および電流実効値検出部205に供給する。
電圧位相検出部202は、電圧信号Sv1に基づいて、回路電圧Vcの位相θvを検出し、検出結果を力率検出部204に通知する。
電流位相検出部203は、電流信号Si1に基づいて、回路電流Icの位相θiを検出し、検出結果を力率検出部204に通知する。
力率検出部204は、回路電圧Vcの位相θvおよび回路電流Icの位相θiに基づいて、回路電力Pcの力率PFcを検出し、検出結果を通信部125に通知する。
電流実効値検出部205は、電流信号Si1に基づいて、回路電流Icの実効値Ircを検出し、検出結果を通信部125に通知する。
[電力検出システム101の処理]
次に、電力検出システム101の処理について説明する。
(無線センサ111の処理)
まず、図4のフローチャートを参照して、無線センサ111の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、無線センサ111の電源がオンされたとき開始され、オフされたとき終了する。
ステップS1において、無線センサ111は、電圧位相を検出する。具体的には、容量結合センサ121は、上述したように、導電線181に印加される回路電圧Vcを検出電圧Vv2に変換し、ADC201aに供給する。ADC201aは、アナログの検出電圧Vv2をデジタルの電圧信号Sv1にA/D変換し、電圧位相検出部202に供給する。電圧位相検出部202は、電圧信号Sv1に基づいて、検出電圧Vv2の位相θv’を検出する。なお、位相θv’の検出方法には、任意の方法を採用することができる。
次に、電圧位相検出部202は、検出電圧Vv2の位相θv’に基づいて、回路電圧Vcの位相θvを検出する。ここで、図5乃至図7を参照して、回路電圧Vcの位相θvの検出方法について説明する。
図5は、抵抗132の抵抗値Rsを1MΩに設定した場合の容量結合センサ121の入出力特性および検出特性の理論値を示している。具体的には、容量結合センサ121の入出力特性として、回路電圧Vcの周波数fcおよび結合容量Cpを変化させた場合の、回路電圧Vcとオペアンプ133による増幅前の検出電圧Vv1の比率(以下、入出力電圧比と称する)が示されている。また、容量結合センサ121の検出特性として、回路電圧Vcの周波数fcおよび結合容量Cpを変化させた場合の、回路電圧Vcの位相θvに対する検出電圧Vv2の位相θv’が示されている。
回路電圧Vcの位相θvを基準とした場合の検出電圧Vv2の位相θv’は、次式(1)により算出される。
Figure 2013167523
ただし、ω=2πfcである。
位相θv’は、図5および式(1)に示されるように、回路電圧Vcの周波数fcが小さくなるほど−90°(90°の進み)に近づき、回路電圧Vcの周波数fcが大きくなるにつれて−90°から遅れてゆく。また、位相θv’は、結合容量Cpが小さくなるほど−90°に近づき、結合容量Cpが大きくなるほど−90°から遅れてゆく。
入出力電圧比は、回路電圧Vcの周波数fcが小さくなるほど小さくなり、回路電圧Vcの周波数fcが大きくなるほど大きくなる。また、入出力電圧比は、結合容量Cpが小さくなるほど小さくなり、結合容量Cpが大きくなるほど大きくなる。
一方、電源103の周波数は、通常50Hzまたは60Hzであり、容量結合センサ121は、図5の点線で囲んだ範囲内で使用されると想定される。従って、結合容量Cpが10pF以下の場合、回路電圧Vcと検出電圧Vv2の位相差を90°とみなしても、その誤差は0.3%以内であり、一般的な電力計算では、十分許容される範囲となる。
また、図6は、原子力安全・保安委より公表されている「電気設備の技術基準の解釈(平成23年7月1日改正)」の「別表第4 低圧絶縁電線、多心型電線及び低圧ケーブルの絶縁体の厚さ」を示している。そして、ケーブル102の絶縁被覆182の厚さが図6に示される絶縁体の厚さを満たす場合、例えば、検出電極131の面積を100mm程度に設定すれば、1pF以上の結合容量Cpを確保することができる。
従って、検出電極131の面積を適切に調整し、結合容量Cpを0.1〜10pFの範囲内に設定することにより、許容される誤差の範囲内で、検出電圧Vv2の位相θv’に基づいて、回路電圧Vcの位相θvを検出することができる。
図7は、回路電圧VcがAC100V、回路電流Icが0.2A、周波数fcが50Hz、かつ、検出電極131の面積Sが約100mm、抵抗132の抵抗値Rsが10MΩの場合に、検出電圧Vv2を測定した結果を示すグラフである。検出電圧Vv2の位相は、回路電圧Vcから約89.9°進んでいる。
以上により、検出電圧Vv2の位相θv’を検出し、位相θv’から90°遅らせた位相を回路電圧Vcの位相θvとして求めることにより、ほぼ正確に位相θvを検出することができる。そして、電圧位相検出部202は、検出した位相θvを力率検出部204に通知する。
図4に戻り、ステップS2において、無線センサ111は、電流位相を検出する。具体的には、変流器122は、導電線181を流れる回路電流Icを検出電流Ii1に変換する。検出電流Ii1は、抵抗123により検出電圧Vi1に変換され、ADC201bに供給される。ADC201bは、検出電圧Vi1をデジタルの電流信号Si1にA/D変換し、電流位相検出部203および電流実効値検出部205に供給する。
電流位相検出部203は、所定の検出方法により、電流信号Si1に基づいて、回路電流Icの位相θiを検出する。なお、位相θiの検出方法には、任意の方法を採用することができる。電流位相検出部203は、検出した位相θiを力率検出部204に通知する。
ステップS3において、力率検出部204は、回路電圧Vcの位相θvと回路電流Icの位相θiに基づいて、回路電力Pcの力率PFcを検出する。力率検出部204は、検出した力率PFcを通信部125に通知する。
ステップS4において、電流実効値検出部205は、電流信号Si1に基づいて、電流実効値Ircを検出する。なお、電流実効値Ircの検出方法には、任意の方法を採用することができる。電流実効値検出部205は、検出した電流実効値Ircを通信部125に通知する。
ステップS5において、通信部125は、電流実効値Ircおよび力率PFcを含む検出情報を親機112に送信する。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が、例えば、所定の間隔で実行される。
次に、図8のフローチャートを参照して、図4の無線センサ111の処理に対応して実行される親機112の処理について説明する。
ステップS21において、通信部152は、各無線センサ111から送信されてくる、電流実効値Ircおよび力率PFcを含む検出情報を受信する。
ステップS22において、電圧実効値検出部151は、電圧実効値Vrcを検出する。そして、電圧実効値検出部151は、検出結果を電力検出部161に通知する。
なお、上述したように、各無線センサ111および親機112は、回路を流れる公称電圧が同じ場所に設置されるため、親機112において検出した電圧実効値は、各無線センサ111の測定点における電圧実効値とほぼ等しくなる。
ステップS23において、電力検出部161は、電力を算出する。具体的には、電力検出部161は、無線センサ111の測定点における皮相電力をS、有効電力をP、無効電力をQとすると、次式(2)乃至(4)により有効電力Pおよび無効電力Qを算出する。
Figure 2013167523
また、電力検出部161は、力率PFc>0で有効電力P>0の場合、無線センサ111の測定点における回路電力Pcの潮流方向を図2の矢印Aにより示される正の方向であると判定する。一方、電力検出部161は、力率PFc<0で有効電力P<0の場合、無線センサ111の測定点における回路電力Pcの潮流方向を図2の矢印Aとは逆方向であると判定する。
なお、回路電力Pcが矢印Aと逆方向に流れるのは、例えば、電源103が商用電源である場合に、自家発電システムにより生成された電力のうちの余剰電力を、商用電源である電源103側に供給し、販売している状態である。
電力検出部161は、各無線センサ111の測定点について、以上の電力の算出を行う。
また、電力検出部161は、必要に応じて、例えば、各測定点における電力の状態を表示装置(不図示)に表示させたり、記録媒体(不図示)に記録したり、他の装置(不図示)に送信したりする。
その後、処理はステップS21に戻り、ステップS21以降の処理が実行される。
以上のようにして、電力検出システム101では、各無線センサ111に高周波の発振器や電圧測定器を設けることなく、簡易な構成により、複数の測定点における電力の状態を正確に検出することができる。
また、一般に、高周波の発振器と比較して、通信部125を構成する通信装置の方が消費電力が低いため、各無線センサ111の消費電力を低減することができる。
さらに、一般に、電圧測定器は、安全性および信頼性への要求が高く、製造コストが高い。また、電圧測定器は、電力系統に直接挿入する必要があり、設置工事が必要になり、工事中に停電が発生する。さらに、設置工事には、第2種電気工事士以上の資格が必要であり、一般の人には実施できない。従って、電圧測定器を親機112のみに設置するようにすることにより、コストの削減や設置作業の軽減を実現することができる。
<2.第2の実施の形態>
[電力検出システム301の構成例]
図9は、本発明を適用した電力検出システムの第2の実施の形態である電力検出システム301の構成例を示している。なお、図中、図1と対応する部分には同じ符号を付しており、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるので省略する。
電力検出システム301は、図1の電力検出システム101と比較して、無線センサ111−1乃至111−nの代わりに、無線センサ311−1乃至311−nが設けられている点が異なる。なお、以下、無線センサ311−1乃至311−nを個々に区別する必要がない場合、単に無線センサ311と称する。
無線センサ311は、無線センサ111と比較して、抵抗123の代わりに、電流方向検出部321、整流器322、抵抗323、計装アンプ324、および、電源325が設けられ、MPU124の代わりに、MPU326が設けられている点が異なる。
電流方向検出部321は、回路電流Icの方向を検出し、検出した方向を示す電流方向検出信号DをMPU326に供給する。具体的には、変流器122から出力された検出電流Ii1は、整流器322内のダイオードおよび抵抗323により電圧Vi11に変換され、電流方向検出部321に入力される。電流方向検出部321は、電圧Vi11の値が正の場合、Lowレベル(例えば0V)の電流方向検出信号Dを出力し、電圧Vi11の値が負の場合、Hiレベル(例えば、所定の電圧VDD)の電流方向検出信号Dを出力する。
従って、電流方向検出信号Dは、回路電流Icが矢印A(図2)の方向に流れている場合(回路電流Icの値が正の場合)、Lowレベルになり、回路電流Icが矢印Aと逆の方向に流れている場合(回路電流Icの値が負の場合)、Hiレベルになる。
ここで、図10乃至図12を参照して、電流方向検出部321の回路の構成例について説明する。
図10は、オペアンプ351を用いた比較回路により電流方向検出部321を構成した例を示している。この回路では、オペアンプ351の反転入力(−)に電圧Vi11が入力され、非反転入力(+)がグラウンドに接続されている。そして、オペアンプ351の反転入力に入力される電圧Vi11の値が正の場合、Lowレベルの電流方向検出信号Dが出力され、電圧Vi11の値が負の場合、Hiレベルの電流方向検出信号Dが出力される。
図11は、N型のMOSFET361および抵抗362からなるnMOSインバータにより電流方向検出部321を構成した例を示している。そして、MOSFET361の閾値電圧vthを適切に設定することにより、MOSFET361のゲートに入力される電圧Vi11の値が正の場合、Lowレベルの電流方向検出信号Dが出力され、電圧Vi11の値が負の場合、Hiレベルの電流方向検出信号Dが出力される。
図12は、C−MOSFET371からなる相補型MOSインバータにより電流方向検出部321を構成した例を示している。そして、C−MOSFET371のゲートに入力される電圧Vi11の値が正の場合、Lowレベルの電流方向検出信号Dが出力され、電圧Vi11の値が負の場合、Hiレベルの電流方向検出信号Dが出力される。
なお、図10の回路の方が、図11または図12の回路と比較して、MOSFETの閾値のばらつきの影響を受けないため、検出精度を高くすることができる。一方、図11または図12の回路の方が、図10の回路と比較して、回路規模、消費電力、コストを削減することができる。
図9に戻り、整流器322は、全波整流回路により構成され、変流器122から供給される交流の検出電流Ii1を全波整流する。整流器322により全波整流された電流は、抵抗323により電圧に変換され、計装アンプ324により所定のゲインで増幅される。従って、計装アンプ324から出力される全波整流信号Vi12の波形は、回路電流Icを全波整流した波形とほぼ等しくなる。計装アンプ324から出力された全波整流信号Vi12は、MPU326に供給される。
電源325は、バッテリ等の充電可能な電源により構成される。電源325は、整流器322により全波整流された電流により充電され、充電した電力を無線センサ311の各部に動力源として供給する。
MPU326は、検出電圧Vv2、電流方向検出信号D、および、全波整流信号Vi12に基づいて、回路電力Pcの力率PFc、および、電流実効値Ircを検出し、検出結果を通信部125に通知する。
[MPU326の機能の構成例]
図13は、MPU326の機能の構成例を示すブロック図である。なお、図中、図3と対応する部分には同じ符号を付しており、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるので省略する。
MPU326は、図3のMPU124と比較して、波形復元部401が追加されている点が異なる。
ADC201bは、全波整流信号Vi12を所定のサンプリング周期でサンプリングすることによりデジタルの信号(以下、全波整流信号Si11と称する)にA/D変換し、波形復元部401に供給する。
波形復元部401は、後述するように、全波整流信号Si11および電流方向検出信号Dに基づいて、回路電流Icの波形を復元した信号(以下、復元信号Si12と称する)を生成する。従って、復元信号Si12は、回路電流Icの値を所定のサンプリング周期でサンプリングしたデジタル信号となる。波形復元部401は、生成した復元信号Si12を電流位相検出部203および電流実効値検出部205に供給する。
[電力検出システム301の処理]
次に、電力検出システム301の処理について説明する。
(無線センサ311の処理)
まず、図14のフローチャートを参照して、無線センサ311の処理について説明する。なお、例えば、この処理は、無線センサ311の電源がオンされたとき開始され、オフされたとき終了する。
ステップS101において、図3のステップS1の処理と同様に、回路電圧Vcの位相θvが検出される。
ステップS102において、無線センサ311は、電流波形を復元する。具体的には、電流方向検出部321は、変流器122から出力される検出電流Ii1を整流器322内のダイオードおよび抵抗323により変換した電圧Vi11の正負の符号に基づいて、回路電流Icの方向を示す電流方向検出信号Dを生成し、波形復元部401に供給する。
また、変流器122から出力された検出電流Ii1は、整流器322により全波整流された後、抵抗323により電圧に変換され、さらに計装アンプ324により増幅され、ADC201bに供給される。ADC241bは、計装アンプ324から供給される全波整流信号Vi12をデジタルの全波整流信号Si11にA/D変換し、波形復元部401に供給する。
波形復元部401は、全波整流信号Si11および電流方向検出信号Dに基づいて、回路電流Icの波形を復元した復元信号Si12を生成する。ここで、図15および図16を参照して、波形復元部401の処理の具体例について説明する。
図15は、波形復元部401に入力される全波整流信号Si11および電流方向検出信号Dの具体例を示している。波形復元部401は、全波整流信号Si11のサンプリング値のうち、電流方向検出信号DがHiレベルのときのサンプリング値の符号を反転し、電流方向検出信号DがLowレベルのときのサンプリング値をそのまま変更しない。これにより、図15の全波整流信号Si11から、図16に示される復元信号Si12が生成される。
波形復元部401は、以上のようにして生成した復元信号Si12を、電流位相検出部203および電流実効値検出部205に供給する。
ステップS103において、電流位相検出部203は、復元信号Si12に基づいて、図3のステップS2の処理と同様に、回路電流Icの位相θiを検出し、位相θiを力率検出部204に通知する。
ステップS104において、図3のステップS3の処理と同様に、回路電力Pcの力率PFcが検出される。
ステップS105において、電流実効値検出部205は、復元信号Si12に基づいて、図3のステップS4の処理と同様に、電流実効値Ircを検出し、電流実効値Ircを通信部125に通知する。
ステップS106において、図3のステップS5の処理と同様に、電流実効値Ircおよび力率PFcを含む検出情報が親機112に送信される。
その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が、例えば、所定の間隔で実行される。
一方、親機112は、この無線センサ311の処理に対応して、上述した図8のフローチャートに従った処理を実行する。
以上のようにして、電力検出システム301でも、電力検出システム101と同様に、各無線センサ311に高周波の発振器や電圧測定器を設けることなく、簡易な構成により、複数の測定点における電力の状態を正確に検出することができる。
また、変流器122の電流により電源325を充電して、充電した電力により無線センサ311を動作させることにより、バッテリ等の交換を行わずに、無線センサ311を安定して長時間動作させることができる。
また、全波整流した波形をADC201bに入力することにより、全波整流せずに入力した場合と比較して、2倍の分解能で回路電流Icを測定することが可能になる。あるいは、全波整流せずに入力した場合と比較して、ADC201bのダイナミックレンジを1/2に設定することができる。
<3.変形例>
以下、上述した本技術の実施の形態の変形例について説明する。
例えば、無線センサ111または無線センサ311の電圧位相検出部202、電流位相検出部203、力率検出部204、および、電流実効値検出部205のうちの任意の機能を、親機112に設けるようにすることも可能である。例えば、電流位相検出部203、力率検出部204、および、電流実効値検出部205を親機112に設ける場合、回路電圧Vcの位相θv、および、電流信号Si1(のサンプリング値)を含む検出情報を、無線センサ111または無線センサ311から親機112に送信するようにすればよい。
また、以上の説明では、電圧実効値検出部151を親機112内に設ける例を示したが、親機112の外に設けるようにしてもよい。あるいは、例えば、電圧実効値検出部151が回路電圧Vcの瞬時値を測定し、MPU153が測定された瞬時値に基づいて、電圧実効値Vrcを算出するようにしてもよい。さらに、電圧実効値検出部151を、接触式の電圧測定器ではなく、非接触式の電圧測定器により構成するようにしてもよい。
また、電圧実効値検出部151を省略して、電源103の公称電圧等に基づく定数として、電圧実効値Vrcを親機112に設定するようにしてもよい。
さらに、親機112ではなく、無線センサ111または無線センサ311のうちの1つに、電圧測定器を設けて、親機に回路電圧Vcの瞬時値や実効値を送信するようにしてもよい。
また、無線センサ111または無線センサ311と親機112との間の通信を、無線通信ではなく有線通信にすることも可能である。さらに、無線センサ111または無線センサ311と親機112とは、必ずしも直接通信する必要はなく、ネットワークやサーバ等を介して通信するようにすることも可能である。
また、電流方向検出部321を実現する回路は、図10乃至図12の例に限定されるものではなく、入力電圧の正負の符号により、出力信号のレベルが変化する回路であればよい。また、入力電圧の正負の符号と出力信号のレベルとの対応関係は、上述した例と逆になってもよい。すなわち、入力電圧が正の場合に出力電圧のレベルがHiになり、入力電圧が負の場合に出力電圧のレベルがLowになってもよい。
さらに、例えば、図10の電流方向検出部321の回路において、オペアンプ351の非反転入力(+)を、変流器122の端子であって、オペアンプ351の反転入力(−)が接続されている端子と異なる方の端子に接続するようにしてもよい。これにより、変流器122の端子間の電位差の方が、端子とグラウンドの間の電位差よりも大きくなるため、電流Icが微小のときに誤検出が発生しにくくなる。
さらに、整流器322から出力される全波整流された電流による電力を、電源325に充電せずに、電圧変換等を行なって、直接無線センサ311の各部に供給するようにしてもよい。
また、必ずしも無線センサ311の全ての駆動電力を、整流器322から出力される全波整流された電流による電力で賄う必要はなく、一部のみ賄うようにしてもよい。すなわち、整流された電力を無線センサ311の複数の動力源のうちの1つとして用いるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ(例えば、図1のMPU124、MPU153や、図9のMPU326等)や、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。すなわち、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
101 電力検出システム
102 ケーブル
103 電源
111−1乃至111−n 無線センサ
112 親機
121 容量結合センサ
122 変流器
123 抵抗
124 MPU
125 通信部
131 検出電極
132 抵抗
133 オペアンプ
134 シールド電極
151 電圧実効値検出部
152 通信部
153 MPU
161 電力検出部
201a,201b ADコンバータ
202 電圧位相検出部
203 電流位相検出部
204 力率検出部
205 電流実効値検出部
301 電力検出システム
311−1乃至311−n 無線センサ
321 電流方向検出部
322 整流器
323 抵抗
324 計装アンプ
325 電源
326 MPU
401 波形復元部

Claims (16)

  1. 絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、
    前記絶縁体を介して前記導電体との間に結合容量を形成する電極と、
    前記導電体に印加される電圧である回路電圧により前記電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、
    前記変換された電圧の位相に基づいて、前記回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部と、
    前記導電体を流れる電力である回路電力の状態を検出する他の検出装置と通信を行う通信部と
    を備える検出装置。
  2. 前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の実効値を検出する電流実効値検出部と
    をさらに備え、
    前記通信部は、検出された前記回路電圧の位相、前記回路電流の位相、および、前記回路電流の実効値を含む情報を前記他の検出装置に送信する
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 検出された前記回路電圧の位相および前記回路電流の位相に基づいて、前記回路電力の力率を検出する力率検出部を
    さらに備え、
    前記通信部は、検出された前記回路電力の力率および前記回路電流の実効値を含む情報を前記他の検出装置に送信する
    請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記回路電流の方向を検出する電流方向検出部と、
    前記変流器から出力される電流の全波整流波形を生成する整流部と、
    前記全波整流波形および前記回路電流の方向の検出値に基づいて、前記回路電流の波形を復元する波形復元部と
    をさらに備え、
    前記電流位相検出部は、復元された前記回路電流の波形に基づいて、前記回路電流の位相を検出し、
    前記電流実効値検出部は、復元された前記回路電流の波形に基づいて、前記回路電流の実効値を検出する
    請求項2に記載の検出装置。
  5. 前記整流部により整流された電流による電力を少なくとも1つの動力源とする
    請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記通信部は、前記回路電流の測定値、および、検出された前記回路電圧の位相を含む情報を前記他の検出装置に送信する
    請求項1に記載の検出装置。
  7. 絶縁体で覆われた導電体を介して前記導電体との間に結合容量を形成する電極と、
    前記導電体に印加される電圧である回路電圧により前記電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、
    前記変換された電圧の位相に基づいて、前記回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部と
    を備える検出装置。
  8. 前記導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、
    検出された前記回路電圧の位相および前記回路電流の位相に基づいて、前記導電体を流れる電力である回路電力の力率を検出する力率検出部と
    をさらに備える請求項7に記載の検出装置。
  9. 絶縁体で覆われた導電体に印加される電圧である回路電圧により、前記絶縁体を介して前記導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、前記回路電圧の位相を検出する電圧位相検出ステップを
    含む検出方法。
  10. 変流器により測定された前記導電体を流れる電流である回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の位相を検出する電流位相検出ステップと、
    検出された前記回路電圧の位相および前記回路電流の位相に基づいて、前記導電体を流れる電力である回路電力の力率を検出する力率検出ステップと
    をさらに含む請求項9に記載の検出方法。
  11. n台(nは自然数)の第1の検出装置、および、第2の検出装置を備える検出システムにおいて、
    前記第1の検出装置は、
    絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する変流器と、
    前記絶縁体を介して前記導電体との間に結合容量を形成する電極と、
    前記導電体に印加される電圧である回路電圧により前記電極から出力される電流を電圧に変換する抵抗と、
    前記変換された電圧の位相に基づいて、前記回路電圧の位相を検出する電圧位相検出部と、
    前記第2の検出装置と通信を行う第1の通信部と
    を少なくとも備え、
    前記第2の検出装置は、
    前記第1の検出装置と通信を行う第2の通信部と、
    前記回路電圧の実効値、前記回路電流の実効値、および、前記導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、前記回路電力の状態を検出する電力検出部と
    を少なくとも備え、
    前記第1の検出装置または前記第2の検出装置が、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の位相を検出する電流位相検出部と、
    検出された前記回路電圧の位相および前記回路電流の位相に基づいて、前記回路電力の力率を検出する力率検出部と、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の実効値を検出する電流実効値検出部と
    を備える検出システム。
  12. 前記電流位相検出部、および、前記電流実効値検出部が、前記第1の検出装置に設けられ、
    前記第1の通信部は、検出された前記回路電圧の位相、前記回路電流の位相、および、前記回路電流の実効値を含む情報を前記第2の検出装置に送信する
    請求項11に記載の検出システム。
  13. 前記電流位相検出部、前記力率検出部、および、前記電流実効値検出部が、前記第1の検出装置に設けられ、
    前記第1の通信部は、検出された前記回路電力の力率および前記回路電流の実効値を含む情報を前記第2の検出装置に送信する
    請求項11に記載の検出システム。
  14. 前記電流位相検出部、前記力率検出部、および、前記電流実効値検出部が、前記第2の検出装置に設けられ、
    前記第1の通信部は、前記回路電流の測定値、および、検出された前記回路電圧の位相を含む情報を前記第2の検出装置に送信する
    請求項11に記載の検出システム。
  15. 前記第2の検出装置は、
    前記回路電圧の実効値を検出する電圧実効値検出部を
    さらに備える請求項11に記載の検出システム。
  16. n台(nは自然数)の第1の検出装置、および、第2の検出装置を備える検出システムの検出方法において、
    前記第1の検出装置により実行される、
    絶縁体で覆われた導電体を流れる電流である回路電流を測定する測定ステップと、
    前記導電体に印加される電圧である回路電圧により、前記絶縁体を介して前記導電体との間に結合容量を形成する電極から出力される電流を抵抗により変換した電圧の位相に基づいて、前記回路電圧の位相を検出する電圧位相検出ステップと、
    前記第2の検出装置に検出結果を送信する送信ステップと、
    前記第2の検出装置により実行される、
    前記第1の検出装置から前記検出結果を受信する受信ステップと、
    前記回路電圧の実効値、前記回路電流の実効値、および、前記導電体を流れる電力である回路電力の力率に基づいて、前記回路電力の状態を検出する電力検出ステップと、
    前記第1の検出装置または前記第2の検出装置により実行される、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の位相を検出する電流位相検出ステップと、
    検出された前記回路電圧の位相および前記回路電流の位相に基づいて、前記回路電力の力率を検出する力率検出ステップと、
    前記回路電流の測定値に基づいて、前記回路電流の実効値を検出する電流実効値検出ステップと
    を含む検出方法。
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