JPS62189457A - 主要画像検出方法及びこれを用いた写真焼付露光量決定方法 - Google Patents

主要画像検出方法及びこれを用いた写真焼付露光量決定方法

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JPS62189457A
JPS62189457A JP61032389A JP3238986A JPS62189457A JP S62189457 A JPS62189457 A JP S62189457A JP 61032389 A JP61032389 A JP 61032389A JP 3238986 A JP3238986 A JP 3238986A JP S62189457 A JPS62189457 A JP S62189457A
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寺下 隆章
Takao Shibagaki
柴垣 卓男
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
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    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色濃度判定で主要画像を検出するようにした
主要画像検出方法°と、これを用いた写真焼付露光量決
定方法に関するものである。
〔従来の技術〕
カラーネガフィルムやカラーポジフィルム等°のカラー
原画をカラー印画紙に焼き付ける場合は、カラー原画の
全画面を透過した赤色平均透過濃度。
緑色平均透過濃度、青色平均透過濃度を測定し、これら
の平均色濃度に応じて、赤色露光量、緑色露光量、青色
露光量をそれぞれ制御するのが普通である。一般的なカ
ラー原画では、主要画像(主要部)の他に、背景画像が
写っているのが殆どであるが、前述したLATD方式で
は主要画像に注目していないため、プリントされた写真
を観察した場合に、主要画像の濃度とカラーバランスと
が良好に仕上がっていないことがある。
LATD方式の問題点を解決するために、カラー原画を
モニタ用CRTに表示し、ライトベンを使用して主要画
像(例えば人物の頗)、の一部をスポット的に指示し、
この指示された部分の三色濃度(赤色濃度、緑色濃度、
青色濃度)を測定し、この三色濃度に応じて三色露光量
をそれぞれ制御する方法が提案されている(例えば特開
昭58−9136号)。しかし、この方法では、主要画
像の一部だけを指示するものであるため、主要画像の領
域全体の色濃度を正しく測定することができないという
問題がある。この問題は、ライトベン等の位置指定手段
を用いて主要画像と背景画像の境界を指定することによ
り解決することができるが、しかし二種類の画像の境界
を指定する作業が面倒で時間がかかるため、実施するこ
とは困難である。更に、主要画像の一部濃度に基づき露
光量を決定するためには、正確な色濃度を測定する必要
があるが、現実には非常に困難である。例えば、主要画
像が小さい場合や大きな濃淡をもつカラー原画がしばし
ば存在しているからである。また、この方法は、背景画
像を無視しているため、不自然なプリント写真が得られ
ることになる。
また、原画をいくつかの領域に分割し、これらの領域の
うちの1つを選択することにより、選択された領域内を
主要画像とし、この主要画像の各点(各画素)をスキャ
ンして得た複数の濃度値から少なくとも1個の濃度特徴
値を計算し、この濃度特徴値と、原画全体を透過した平
均透過濃度とに基づいて露光量を制御するようにした露
光量決定方法が提案されている(特公昭55−2941
2号)。しかし、この方法でも主要画像の正確な濃度特
徴値が必要であるが、単位領域が広いので、選択された
1個の領域内には、オペレータが主要画像であると認定
したものの他に、背景画像が含まれていることが多い。
例えば、逆光下で人物を撮影したシーンでは、選択され
た領域内に、人物と青空とが同時に含まれていることが
あるが、主要画像が人物か青空かを判定することができ
ず、そのため誤った濃度時rILMを用いることになる
また、選択された濃度特徴量だけでは、逆光シーンと認
定することも、平均透過濃度による露光の補正量を求め
ることもできない。
特開昭59−164547号には、カラー原画の主要画
像と背景画像とを観察し、その濃度差を経験的に判定し
て選択キーを操作することにより、予め用意された複数
の露光量演算式の中から、1個の露光量演算式を選択し
て露光量を演算する方法が記載されている。この方法で
は、シーン分類を細かくしておくことにより、高性能の
露光制御が可能となる。しかし、シーン分類の視覚判定
には、オペレータの個人差や、判定のあいまいさ等が伴
うため、細かいシーン分類を用意してもこれを有効に活
用することができない。したがって、この方法は、原理
的には優れているが、実用上は僅かな種類のシーン分類
が用意されることになる。
また、ポジ画像での肌色の範囲に相当するネガ上での色
(以下、単に肌色という)を予め定義しておき、カラー
原画をスキャンして得た各点(画素)の色濃度から、そ
の画素が肌色範囲に含まれるかどうかを自動的に判定し
、この肌色画素の平均色濃度を用いて露光量を制御する
方法が提案されている。(特開昭52−156624号
、特開昭53−145620号)。しかし、この方法は
、人物の肌に似ている壁等がカラー原画に含まれている
場合には、これを人物の肌色として誤認したり、フィル
ム特性の経時変化や撮影光源により、灰色も肌色として
誤認することがあり、そのために露光制御を正しく行え
ないおそれがある。
〔発明の目的〕
本発明は、カラー原画の主要画像の領域を正確かつ自動
的に検出することができるようにした主要画像検出方法
を提供することを目的とするものである。
本発明は、高性能な露光制御を簡単に行うことができる
ようにした写真焼付露光量決定方法を提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、カラー原画を多
数の画素に分割して各画素の色濃度を測定し、画像指定
手段で指定したカラー原画の部分の色濃度と同一、又は
直接的もしくは間接的に類似した色濃度を持った画素を
検出し、これらの画素で形成された領域を主要画像であ
ると判定するものである。この色濃度としては、赤色、
緑色。
青色の三色濃度や、これらを組み合わせた値、あるいは
視覚濃度等がある。この組合せ値としては、三色濃度の
うち2つの色濃度を組み合わせたもの、あるいは三色濃
度から求めた灰色濃度等がある。
更には、三色濃度のうちの一色、例えば緑色濃度だけを
用いることもできる。
前記色濃度判定は、指定された部分の色濃度を基準値と
し、これと各画素の色濃度とを直接に比較する方法の他
に、基準値を変更する方法がある。
この後者の方法は、指定された部分と間接的に濃度判定
を行うものであり、これは色濃度に連続性があるものを
主要画像であるとみなすものである。
この方法には、主要画像の画素であると判定されたもの
であって、次に色濃度判定すべき画素と隣接している画
素の色濃度を基準値として用いる方法と、既に判定され
た主要画像の色濃度の平均値を用いる方法等とがある。
また、主要画像となることが多い画像のネガ上での色濃
度を予め定義しておき、指定された部分がこの色濃度で
ある場合には、各画素の色濃度が定義した色濃度の範囲
に含まれるかどうかを判定すれば、主要画像の領域を検
出することも可能になる。
本発明の写真焼付露光量決定方法は、カラー原画を多数
の画素に分割して各画素の色濃度を測定し、画像指定手
段で指定したカラー原画の部分の色濃度と、各画素の色
濃度とを直接又は間接的に比較することにより、指定さ
れた部分の色濃度と同−又は類似した色濃度を持った画
素を検出し、これらの画素から構成された領域を主要画
像と判定し、この主要画像を除いた部分の全部又は一部
を背景画像とし、前記主要画像に含まれた各画素の色濃
度から少なくとも1種類の画像枠微量を求め、また背景
画像領域に含まれる各画素の色濃度から少なくとも1種
類の画像枠微量を求め、これらの画像枠微量を用いてカ
ラー原画のシーンを分類し、各分類毎に予め用意された
複数の露光量演算式の中から1個の露光量演算式を選択
して露光量を決定するようにしたものである。
別の写真焼付露光量決定方法は、判定された主要画像と
、カラー原画全領域から、画像枠微量をそれぞれ算出し
、シーン分類を行って露光量を決定する。更に別の写真
焼付露光量決定方法は、主要画像領域に含まれた各画素
の色濃度から平均色濃度を求め、これから求めた主要画
像の色でシーン分類し、各シーンに対して用意されてお
り平均色濃度を演算項として含む露光量演算式を選択し
て露光量を決定する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
〔実施例〕
第1図は本発明を実施する写真焼付装置の一例を示すも
のである。白色光源10から放出された白色光は、拡散
筒11.ネガキャリヤ12を通り、焼付位置にセットさ
れたカラー原画例えばカラーネガフィルム13に達し、
これを下から照明する。
前記拡散筒11は、内面がミラー面に形成した角筒14
と、その両端部に固着した2枚の拡散板15とから構成
されている。この拡散筒11と、白色光源10との間に
は、照明光の赤色成分を調節するためのシアンフィルタ
16と、緑色成分を調節するためのマゼンタフィルタ1
7と、青色成分を調節するためのイエローフィルタ18
とが配置されている。フィルタ調節部19は、後述する
露光量演算式の演算結果に応じて、各色フィルタ16〜
18の光路20への挿入量をそれぞれ調節する。例えば
、シアンフィルタ16の挿入量を多くすれば、焼付光の
赤色成分が少なくなるから、赤色露光量が減少する。前
記カラーネガフィルム13は、写真焼付時にソレノイド
(図示せず)によって作動されるマスク21で上から押
さえ付けられる。
前記カラーネガフィルム13の上方には、レンズ24が
位置しており、シャッタ25が開いている間に、カラー
ネガ像がカラー印画紙26に結像される。シャッタ駆動
部27は、シャッタ25を一定時間だけ開いて標準露光
時間を与える。また、カラー印画紙26は、1コマの焼
付が終了すると、巻取りリール28に露光済みの部分が
巻き取られ、同時に未露光の部分が供給リール29から
引き出される。
前記光路20にハーフミラ−32が傾斜して配置されて
おり、このハーフミラ−32で反射した光がレンズ33
を通ってからハーフミラ−34に達する。このハーフミ
ラ−34を透過した光は、センサーユニット35に入射
し、また下方に反射した光は、カラーTVカメラ36に
入射する。センサーユニット35は、レンズ371色フ
ィル名38、イメージセンサ−39とから構成されてお
り、カラーネガ像の各画素の三色信号(赤色、緑色、青
色)を、色毎に独立に、又はミックスした状態で出力す
る。この実施例では、コストを安くするために、1枚の
イメージセンサ−を使用して、100X100個の画素
(測定点)の三色信号を取り出しているが、この代わり
に赤色、緑色、青色の3枚のイメージセンサ−を用いて
もよい。イメージセンサ−39から取り出された三色信
号は、A/D変換器40でデジタル信号に変換され、次
に対数変換器41で濃度信号に変換されてから、I10
ボート42を介してマイクロコンピュータ43に取り込
まれる。このマイクロコンピュータ43は、周知のよう
に、I10ボート42.CPU44.RAM45.RO
M46とから構成されており、後述する露光量の演算や
各部の制御を行う。前記RAM45は、取り込んだ色濃
度信号を色毎に分離して、フレームメモリ部453〜4
5Cに記憶する。キーボード47は、各部の制御を行う
ためのキーを備えている。なお、前記ハーフミラ−32
は、白色光源10の光量を有効に活用するために、写真
焼付時に光路20から退避させるのがよい。
前記カラーTVカメラ36は、カラーネガ像を撮像して
ビデオ信号を出力する。このビデオ信号は、ネガ・ポジ
変換器48でポジ画像のビデオ信号に変換してから、コ
ントローラ49を介してカラーモニタ50に送られ、そ
の表示面にポジ画像51が表示される。このコントロー
ラ49は、同期信号から位置情報を発生して、これを位
置検出部52に送る。前記ポジ画像51を観察し、主要
画像であると判定された部分の一部を位置指定手段例え
ばライトベン53で指示する。このライトベン53は、
カラーモ二り50が発光した時に、入射した光を光電変
換して、信号を位置検出部52に送るから、ライトベン
53で指示した位置が検出され、この位置情報がマイク
ロコンピュータ43に送られる。
前記位置指定手段として、ライトベン53の他に、タッ
チパネル、ジョイステック、デジタイザ。
トラックボール、XYカーソル等を使用することができ
る。この他に、ネガキャリヤ12の下にスポット照明部
又は液晶パネルを配置し、主要画像の一部を照明又は減
光した状態と、しない状態とをイメージセンサ−ユニッ
ト35で測定し、この2回の測光値を比較することによ
り、照明状態が異なった部分の座標位置を検出してもよ
い。更には、ベース濃度を調べておき、主要画像の一部
をスポット照明した状態で濃度測定し、ベース濃度より
も小さい濃度となっている画素を検出してもよい。
第2図はイメージセンサ−を示すものである。
イメージセンサ−39は、受光面に青色フィルタを配置
した青色用光電変換部55.受光面に緑色フィルタを配
置した緑色用光電変換部56.受光面に赤色フィルタを
配置した赤色用光電変換部57とが交互に一定のピッチ
でマトリックスに配置されている。このマトリックスの
うち、3×3個の光電変換部55〜57でカラーネガ像
の1画素を測定するための画素測定部58が構成されて
いる。この画素測定58は、点線で囲んである。
各光電変換部の信号を読み出す場合には、同じ画素内で
は同じ色の信号を加算して読み出すか、あるいは色信号
がミックスした形で読み出してマイクロコンピュータ4
3にいったん取り込み、その後画素内での加算を行って
から、RAM45内に記憶させてもよい。この実施例で
は、同色の光電変換部が画素測定部58内で適当に敗ら
ばっているため、色レジストレーションの発生をかなり
小さくすることができる。画素測定部58の個数として
は、例えば縦100個、横100個程度あれば充分であ
る。なお、簡単には、横又は縦に一列に並んだ3個、も
しくは三角形を形成する3個゛の光電変換部で画素測定
部を構成してもよい。
第3図はマイクロコンピュータ43の機能プロ・ツク図
である。ライトベン53等の位置指定手段60から指定
された座標位置は、基準画素決定部61に送られて基準
画素が決定される。この基準画素の決定は、同じ色濃度
を持った複数の画素が同時に指定された時には、その中
心にある画素を基準画素とする。また、複数の画素が指
定され、かつその色濃度が異なっている場合には、予め
優先順位を決めておき、その優先順位で基準画素を決定
するのがよい。この場合に、優先された色濃度の画素が
複数ある場合には、その中心にある画素を基準画素と判
定する。
前記基準画素の位置及び色濃度は、画像領域決定部62
に送られ、この基準画素の色濃度(赤色濃度、緑色濃度
、青色濃度、又はこれらを組み合わせた値)と同−又は
類似した色濃度を持った画素を検出し、これらの画素で
形成された領域を主要画像の領域とし、そしてこの主要
画像以外の領域の全部を背景画像の領域と判定する。こ
の場合に、基準画素を中心にして、外側にある画素を順
次色濃度判定する。なお、主要画像以外の一部、例えば
主要画像から一定画素分だけ外側にある部分2画面の上
方にある部分1画面の縁に沿って枠取りした部分等を背
景画像としてもよい。
前記基準画素の色濃度としては、指定された部分の色濃
度をそのまま用いてもよいが、指定された部分の色が主
要画像の本来の色から少し偏っている場合には、これを
中心として色濃度判定が行われるから、類似色となる範
囲がずれる。そのため、主要画像でないものをそうであ
ると判定したり、あるいはこの逆の判定を行うおそれが
ある。
そこで、主要画像の判定を正確に行うために、主要画像
となることが多い画像の色(基準色)の範囲を色濃度(
基準色濃度)で定義しておき、基準画素の色濃度がこの
基準色の範囲に含まれる場合には、主要画像の判定に基
準色の定義を用いる。
逆にフィルム特性が異なることにより、基準色の色濃度
が偏っている場合に、正確な基準画素の色により、基準
色の範囲を変更して用いることができる。
一般的に、主要画像となることが多いものは人物である
から、基準色としてポジ画像での肌色を用いるのがよい
。また、雪、建造物1石造物等の灰色も主要画像となる
ことが多いため、灰色(中性色)を基準色として用いる
のがよい。これらの基準色は、第4図に示すように、R
−G (赤色濃度と緑色濃度との差)と、G−B (緑
色濃度と青色濃度との差)を軸とする色濃度座標上でそ
の範囲を決めることができる。また、三色濃度を軸とす
る閉じた色立体で定義することもできる。そして、位置
指定手段60で指定された画素の色濃度がこの定義した
範囲に含まれる場合には、これを基準色と判定する。
前記基準色による判定は、ネガ上で測定した色濃度を用
いて行われるから、実際はポジ画像での色に相当するネ
ガ上での色(補色)となる。以下の説明では、発明を理
解しやすいように、ポジ上での色で説明する。なお、ネ
ガ・ポジ変換して色濃度判定するシステムを用いれば、
肌色になることは勿論である。また、肌色の定義と、肌
色画素の検出方法は、例えば特開昭52−156624
号、特開昭53−145620号に記載されている。
また、基準色の検出を簡単に行うには、第5図に示すよ
うに、二次元の色濃度座標において、矩形で定義するの
もよい。この場合には、基準色の中心を((G−B)。
、  (R−G)。〕と、それからの距離α、βを決め
ておき、画素が((G−B)1 、  (R−G)1 
)の場合に、次式を成立する場合に、これを基準色とす
る。
1   (G−B)  。 −(G−B)11<   
 α+  (R−G)。−1−c)xi<  β基準色
メモリ部63には、前述した基準色の範囲を色濃度モ定
義したデータが記憶されている。
そこで、基準画素決定部61は、基準色メモリ部63の
データを用いて、基準画素の色濃度が基準色の濃度範囲
に含まれているかどうかを決定し、その結果を画像領域
決定部62に送る。この画像領域決定部62は、基準画
素が基準色であると判定された場合には、基準色メモリ
部63に記憶されたデータと各画素の色濃度を比較し、
色濃度判定で各画素が基準色かどうかを判定し、それに
より主要画像の画素を検出する。もし、基準画素がその
色濃度から基準色でないと判定されている場合には、画
像領域決定部62は基準画素の色濃度と同−又は類似し
た色濃度の画素を検出し、これを主要画像と決定する。
この色濃度の類似は、二次元又は三次元の色濃度座標に
おいて、円、矩形。
球体等の図形で定義しておき、基準画素の色濃度座標を
その図形の中心にした場合に、比較すべき画素の色濃度
がこの図形に含まれる時に、この画素の色濃度を基準画
素の色濃度に類似した色濃度であると判定する。
前記画像領域決定部62は、主要画像領域と背景画像領
域を決定することができるため、各領域内で露光制御の
ための特徴量を取り出して露光量を演算することも可能
である。例えば、主要画像の領域内で赤色平均濃度、緑
色平均濃度、青色平均濃度をそれぞれ算出し、これらの
平均色濃度を用いて各色の露光量を決定したり、あるい
は2つの領域の平均色濃度を用いて各色の露光量を決定
してもよい。本発明の露光量決定方法では、高性能の露
光制御を行うために、2つの領域から画像特徴量を算出
し、この画像特徴量を用いてシーン分類し、各シーン毎
に用意された露光量演算式を選択して露光量を決定する
ようにしている。この画像特徴量としては、色々なもの
が考えられるが、本実施例では平均色濃度を用いている
主要画像領域と背景画像領域の位置情報は、平均色濃度
演算部64に送られ、画像特徴量としての平均色濃度の
算出に用いられる。この平均色濃“度演算部64は、主
要画像領域の平均色濃度演算部65と、背景画像領域の
平均色濃度演算部66とから構成されており、各領域内
で色毎の平均濃度を算出する。すなわち、平均色濃度演
算部65は、主要画像領域に含まれる各画素の色濃度を
RAM45から読出して、赤色平均濃度、緑色平均濃度
、青色平均濃度をそれぞれ算出し、同様に平均色濃度演
算部66は背景画像領域の平均色濃度を算出する。この
平均色濃度としては、各画素の色濃度を加算した値を画
素数で割った算術平均値や、領域内での最大値と最小値
の中間値等が用いられる。
各領域の平均色濃度は、シーン分類情報の1つとして用
いられる灰色濃度差を算出するために、灰色濃度差演算
部67に送られる。ここで各領域毎に、赤色平均濃度、
緑色平均濃度、青色平均濃を用いた算術平均から灰色濃
度値が算出され、次に2個の領域の灰色濃度の差が算出
される。
シーン分類情報としては、灰色濃度差の他に2、主要画
像の平均色濃度が用いられる。これらのシーン分類情報
は、露光量演算式選択部68に送られ、2種類のシーン
分類情報の組み合わせからシーン分類が行われ、そして
各シーン毎に用意された露光量演算式が選択される。な
お、灰色濃度差の代わりに、灰色濃度の比や、2つの領
域の平均色濃度を線形に組み合わせた値をシーン分類情
報として用いることも可能である。前記露光量演算式と
しては、例えば特開昭52−23936号。
同54−28131号に開示されたものや、あるいは極
値情報(最大値、最小値)1画面位置平均濃度情報(画
面の上半分や下半分)、ヒストグラム情報等を特@量と
する露光器量演算式が使用される。また、これらの露光
量演算式に、主要画像の平均色濃度や背景画像の平均色
濃度を特徴量として加えてもよい。
特徴量演算部69は、RAM45に記憶された各画素の
色濃度から、露光量演算式に用いられる特微量を算出し
、これを露光量演算部68に送り、選択された露光量演
算式に代入して、青色露光量。
緑色露光量、赤色露光量をそれぞれ算出する。この各色
の露光量は、フィルタ調節部19に送られ、色フィルタ
16〜18の光路20への挿入量がそれぞれ調節される
第6図は露光制御の手順を示すものであり、これを参照
して第1図の写真焼付装置の作動について簡単に説明す
る。カラーネガフィルム13が移送手段(図示せず)で
移送され、そのプリントすべき′コマがネガキャリヤ1
2の上に位置決めされ゛る。フィルタ調節部19は、色
フィルタ16〜18の先端を光路20内の標準位置に挿
入した状態に保持しているため、白色光源IOから放出
された白色光は、その一部が色フィルタ16〜18を通
り、拡散筒11で充分に拡散されてから、カラーネガフ
ィルム13に達する。このカラーネガフィルム13を透
過した光は、レンズ24.ハーフミラ−32,レンズ3
3をそれぞれ通り、ハーフミラ−34に入射する。この
ハーフミラ−34を透過した光は、センサーユニット3
5に入射し、またハーフミラ−34で反射された光はカ
ラーTVカメラ36に入射する。
前記センサーユニット35は、カラーネガ像をスキャン
して各画素の三色成分をそれぞれ測定し、各画素の色信
号を出力する。この色信号は、対数変換、濃度変換され
てから、マイクロコンピュータ43のRAM45に色毎
に分離された状態で格納される。また、カラーTVカメ
ラ36から出力されたビデオ信号は、ネガ・ポジ変換さ
れてからカラーモニタ50に送られ、ポジ画像で表示さ
れる。このカラーモニタ50を観察して、主要画像であ
ると認られる部分をライトベン53で指す。
このライトベン53で指示された位置情報は、マイクロ
コンピュータ43に入力される。
前記マイクロコンピュータ43は、前述した手順により
基準画素を決定し、この基準画素から主要画像と背景画
像とを検出し、その結果をRAM45の画像領域テーブ
ルに書き込む。第7図は、画像領域テーブルをカラーネ
ガ像に対応した状態で示しである。ここで、点線で囲ん
だ画素73は、第2図に示す画素測定部58で測定され
る1画素の領域である。ハツチングで示した基準画素7
4の位置が決まると、これを中心にして矩形状をした判
定エリヤ75を決める。主要画像は、基準画素74の周
辺に広がっており、これから比較的離れた位置にあるも
のは主要画像でないことが多いという経験則を利用し、
主要画像を高精度で検出するためである。なお、判定エ
リヤ75を決めないで、基準画素74との連続性を考慮
して主要画像の領域を判定してもよい。
判定エリヤ75の決定後に、基準画素74の色濃度から
、これが基準色かどうかを調べ、基準色の場合には基準
色メモリ63に記憶した基準色の定義を使用し、RAM
45から読み出した色濃度と比較して、各画素が基準色
かどうかを判定し、その結果を画像領域テーブルに書き
込む。基準画素74が基準色でない場合には、基準画素
の色濃度と同−又は類似しているかどうかを判定する。
この色濃度判定により、ハツチングで示した主要画像7
6の領域が決定され、そして主要画像領域76の外側に
ある領域が背景画像領域と決定される。
別の方法としては、主要画像と判定された画素数(面積
)が一定値に達した時に、主要画像の検出を停止しても
よい。これは、主要画像が広い範囲で分布している場合
には、その一部だけを主要画像であると判定し、残りは
背景画像とみなすものである。この判定方法は、判定時
間を短縮し、指定した部分を中心とした領域を重点とし
た画像特徴量を求めることができる。主要画像の最大画
素数は、全画素数の1/4〜1/100程度の範囲がよ
い。この場合には、背景画像としては、主要画像を除い
た画面の縁に接した枠形の領域とするのがよい。
次に、各画像領域の画像特徴量が算出され、この画像特
徴量からシーン分類が行われ、そしてシーンに対応した
露光量演算式が選択される。この選択された露光量演算
式に、特微量を代入して各色毎の露光量が算出される。
算出された各色の露光量に応じて、その補色の色フィル
タ16〜18が標準位置から退避され、又は光路20の
中心に向かって更に挿入され、焼付光の三色光成分が調
節される。
キーボード47のプリントキーを操作すれば、シャッタ
25が一定時間だけ開き、カラーネガ像がカラー印画紙
26に焼き付られる。この焼付後に、カラー印画紙26
及びカラーネガフィルム13は、1コマ分だけ給送され
る。これとともに、フィルタ調節部19は、色フィルタ
16〜18を光路20の標準位置に戻す。
前記実施例では、色フィルタ16〜18を用いて各色の
露光量を訓節し、濃度とカラーバランスが良好なプリン
ト写真を作成している。しかし、カラーネガ像によって
は、色フィルタ16〜18で補正しきれないこともある
が、この場合には、シャッタ25の露光時間をステップ
的に短縮又は延長し、その分色フィルタ16〜18の光
路への挿入量を加減すればよい。また、露光量演算式で
は、色補正量を算出して色フィルタ16〜18を制御し
、露光量が不適正なもの(オーバーネガ像。
アンダーネガ像、逆光ネガ像)に対しては、別に濃度補
正量を算出し、シャッタ26の露光時間を標準露光時間
から延長又は短縮してもよい。
第8図は位置指定手段としてタッチパネルセンサー80
を用いたものである。このタッチパネルセンサー80で
は、指81で位置指定が行われるから、同時に多数の画
素が指定されることになる。
この場合には、第9図に示す手順により、基準画素の位
置と色を決定する。
次に、第9図ないし第12図を参照して、第6図のフロ
ーチャートを詳細に説明する。この第9図は基準画素の
位置と色濃度の決定の手順の具体例を示すものである。
指定された複数の画素の中に、肌色の画素があるかどう
かについて判定が行われる。もし、1個の肌色画素が存
在している場合に↓よ、これを基準画素とし、かつ定義
された肌色を色濃度判定に用いる。肌色画素が複数ある
場合には、これらの中心にある画素を基準画素とする。
肌色の画素がない場合には、灰色画素があるかどうかに
ついて判定される。もし、灰色画素が1個ある場合には
、それを基準画素とし、かつ定義された灰色を色濃度判
定に用いる。灰色の画素が複数ある場合に、その中心に
ある画素を基準画素とする。灰色画素がない場合には、
指定された画素が1個の場合には、それを基準画素とし
、かつこの画素の色濃度を主要画像の判定に用いる。指
定された画素が複数の場合には、その中心にある画素を
基準画素とし、かつその色濃度を判定の基準として用い
る。
第1θ図は主要画像領域を検出するための色濃度判定を
示すものである。基準画素の色濃度を読み出し、これが
肌色の濃度範囲かどうかを判定する。もし、肌色の濃度
範囲である場合には、前述した測定エリヤ内の各画素の
色濃度を読み出し。
隣接する肌色の画素を探す。基準画素が、肌色でなくて
灰色の場合には隣接する灰色の画素を探す。
基準画素が肌色、灰色のいずれでもない場合には、基準
画素の色濃度と同−又は類似した色濃度の画素を探して
主要画像の領域を決定する。
前記色濃度判定は、基準画素の色濃度と各画素の色濃度
の差もしくはその絶対値、又は比を取り、予め定めた範
囲内例えば色濃度差が0.05よりも小さい場合には、
これを主要画像に含まれる画素として判定する0色濃度
が赤色、緑色、青色の三色の場合には、各色毎に調べら
れ、もし−色でも定められた範囲内でない場合には、こ
の画素を主要画像でないと判定する。
別の色濃度判定としては、2つ又は3つの色濃度を組み
合わせた値、例えば赤色濃度と緑色濃度の差、緑色濃度
と青色濃度の差を用いて行ってもよい。また、三色濃度
から算出した灰色濃度(赤色、緑色、青色の三色の平均
濃度、又はこれらを重み付けしたものの平均濃度)や、
この灰色濃度と各色濃度の比を用いて判定を行うことが
できる。
なお、この灰色濃度は、色フィルタを付けないイメージ
センサ−を用いて直接に求めることができる。前記主要
画像領域の検出において、肌色や灰色等の基準色判定を
省略することも可能である。
この基準色判定は、性能向上に役立つが、逆に主要画像
領域の検出のバラツキを大きくする可能性もある。
更に、基準画素との直接的な比較の他に、主要画像の画
素であると判定されており、かつ判定すべき画素に隣接
した画素の色濃度を判定基準値として用いたり、あるい
は検出済み画素の色濃度の平均値を判定基準値として用
いてもよい。
第11図は、画像特@量とシーン分類情報の演算手順を
示すものである0画像領域テーブルに記憶された判定結
果を参照して、RAM45から順゛次読み出した各画素
の色濃度を主要画像と背景画像とに分ける。そして、各
画像領域内で、色毎に濃度値を加算し、かつその個数を
調べる。ここで、Dlは、主要画像領域に含まれる画素
の濃度であり、D2は背景画像に含まれる画素の濃度で
ある。
また、iは個々の画素を表し、jは色を表す、j=1は
赤色であり、j=2は緑色であり、j=3は青色である
。N1は、主要画像領域に含まれる画素の個数であり、
N2は背景画像領域に含まれる画素の個数である。
各領域内で色毎に加算された濃度値を個数で割るから、
主要画像領域の平均色濃度と、背景画像領域の平均色濃
度が算出される。この平均色濃度には、記号の上に横棒
が付しである。こうして求めた平均色濃度を画像特徴量
とし、これらからシーン分類情報を算出する。このシー
ン分類情報は、RG(主要画像領域の赤色平均濃度と緑
色平均濃度の差)、C,B(主要画像領域の緑色平均濃
度と青色平均濃度の差)、ΔD(主要画像領域の灰色濃
度と背景画像の灰色濃度の差)である。この八〇の代わ
りに、赤色平均濃度、緑色平均濃度、青色平均濃度、又
はこれらの組合せ値を用いることができる。
第12図はシーン分類を示すものである。このシーン分
類では、主要画像の色味(RG、GB)から、粗くシー
ン分類を行い、次にその中でΔDを用いて細かくシーン
分類する。主要画像として多い被写体と、その色(ポジ
画像での色)の関係は次の通りである。
肌色(FL)   ・・・人物 灰色(G「)  ・・・雪、建造物1石造物等緑〜青(
CB)  ・・・風景、植物 、 そこで、本実施例では、主要画像の色味から、肌色
(FL)、灰色(Gr)、緑〜青(GB)。
その他(Z)の4種類に分類している。
また、ΔDによる細分類は、−0,10未満、−o、i
oから0.05未満、0.05から0゜20未満、0.
20以上の4段階で行われる。
これらの分類により、Fl−Fl6の露光量演算式のい
ずれか1つが選択される。この関係を次表に示す。
前記露光量演算式Flとしては、次のものが用いられ、
色毎にその色の特徴量を用いて露光量が算出され、対応
した色と補色の色フィルタがそれぞれ調節される。ここ
で、jは赤色、緑色、青色のいずれか1つを表す。
Xj=  −3,59+ (3,7XDFMXj)+ 
(1,8XDFMIj) −(3,7XDCAj)+ 
(1,1xDCMX、)+(0,5xDCMIJ)−(
1,OXDLWAJ )+(1,I XDLWXJ )
−(0,8XNHCNJ )  (2,3XNLCNj
)+(0,5XN5DJ )−(0,6XNGRAY)
前記露光量演算式に用いられている特@量は次の通りで
ある。
DFMX、:画面全体の最大濃度 DFMIt:画面全体の最小濃度 DCA、   :画面中心部の平均濃度DCMXj :
画面中心部の最大濃度 DCMI、:画面中心部の最小濃度 DLWA、:画面下半分の平均濃度 DLWXJ  :画面下半分の最大濃度NHCN、:0
.8 x(DFMXj−DFMI、)+DFMI、より
も大きい濃度の画素数NLCN、:0.2 X(DFM
X、−DFMI、’)+DFMI、よりも小さい濃度の
画素数NSD、?画面周辺部の平均コントラストNGR
AY :画面中の灰色画素の個数又は面積その他の露光
量演算式F2〜F16は、シーンに応じて係数を変えた
ものが用いられる。勿論、別の特徴量を用いた露光量演
算式を使用してもよい。また、露光量演算式F1〜F1
6は、三色についてそれぞれ演算することなく、−色又
は三色の平均の露光量として求め、別の方法で求めた三
色の色バランス量とにより、露光量を決定してもよい。
更に、露光補正量演算式として、別に求めた基本露光量
に対する露光補正量を求めてもよい。基本露光量の決定
には、例えば、背景画像の画像時f&ft等を用いるこ
とができる。
シーン分類の例としては、主要画像の色とΔDの組合わ
せの方法を挙げたが、必ずしも全部の組合わせでシーン
分類する必要はなく、少ないシーン分類で高い得率が得
られるのが望ましいことは当然である。また、主要画像
の色又はΔDの一方だけでシーン分類しても有効である
。主要画像の色だけでシーン分類する場合は、主要画像
の色濃度に基づき露光量を決定するのがよい。また、別
の方法としては、主要画像の画像枠微量と、カラー原画
全面の画像特徴量との比較値によってシーン分類を行っ
てもよい。この方法は、背景画像の画像枠微量を用いる
方法に比べて、分類精度や得率が悪くなるが、それでも
従来の露光量決定方法に比べて、より高い性能を得るこ
とができる。更に、主要画像の色で主要画像の種類を指
定してシーン分類する代わりに、オペレータの視認で見
出した主要画像の種類(例えば人物、風景、花等)をキ
ーボード等で直接に入力し、この指定された主要画像の
種類をシーン分類要素として用いることも有効であり、
この場合も本発明に含まれるものである。
上記実施例は、本発明を写真焼付装置に利用したもので
あるが、本発明はネガ検定機等に用いることができるも
のである。
〔発明の効果〕
本発明は、カラー画像の一部を指定するだけで主要画像
の領域を自動的に検出することができるから、操作が極
めて簡単になり、しかも色濃度判定で主要画像を検出す
るから、正確な検出を行うことができる。
また、本発明の写真焼付露光量決定方法では、指定され
た主要画像の一部から、主要画像の領域と、背景画像の
領域とを自動的に判定し、これらから画像枠微量をそれ
ぞれ演算し、この画像枠微量を用いてシーン分類し、シ
ーン分類毎に予め用意しておいた複数の露光量演算式の
中から1個の演算式を選択して露光量を演算するように
したか Jら、オペレータの個人差等に影響されること
なく、高性能の露光制御を行うことができる。
また、本発明は、主要画像の正確な検出により、正確な
画像特徴量が求められ、主要画像と背景画像との関係を
含むシーンの分類が細か(、かつ正確に行うことが可能
となる。各シーンに対して予め定められた露光量演算式
は、主要画像と背景画像との関係が類似な画像に対して
適用されるため、高精度の演算式を決定することができ
る。主要画像が小さくて不正確な特徴量であっても、こ
れをシーン分類に使用しているため、露光量の精度低下
は小さい。また、背景画像を考慮しているため、自然な
感じのプリント写真を作成することができる。更に、主
要画像の平均色濃度を用いれば、主要被写体が何である
かを判定することが可能になり、この主要被写体刑に露
光量演算式を用意しておけば、風景2人物、静物等が小
さい場合でも、仕上がりが良好となり、得率がほぼ10
0%となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する写真焼付装置を示す概略図で
ある。 第2図はイメージセンサ−の−例を示す説明図である。 第3図はマイクロコンピュータの機能ブロック図である
。 第4図は基準色を定義した二次元色濃度座標を示すグラ
フである。 第5図は類偵色の範囲を示す二次元色濃度座標のグラフ
である。 第6図は第1図に示す装置の露光制御の手順を示すフロ
ーチャートである。 第7図は画像領域テーブルを示す説明図である。 第8図はタッチパネルセンサーを示す説明図である。 第9図は基準画素の位置と色濃度を判定する手順を示す
フローチャートである。 第10図は主要画像領域の判定手順を示すフローチャー
トである。 第11図は画像特徴量と、シーン分類情報の算出手順を
示すフローチャートである。 第12図はシーン分類と露光量演算式の選択を示すフロ
ーチャートである。 10・・白色光源 13・・カラーネガフィルム 16・・赤色フィルタ 17・・緑色フィルタ 18・・青色フィルタ 26・・カラー印画紙 32.34・・ハーフミラ− 35・・センサーユニット 36・・カラーTVカメラ 50・・カラーモニタ 51・・ポジ画像 53・・ライトペン 74・・基準画素 75・・測定エリヤ 76・・主要画像領域 80・・タッチパネルセンサー。 派 ト 濠 −だ芒、渚G)+ 第11図 手続補正書 昭和61年 3月22日

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラー原画を多数の画素に分割して各画素の色濃
    度を測定し、画像指定手段で指定したカラー原画の部分
    の色濃度に対し、所定の関係の色濃度を持った画素を検
    出し、これらの画素で形成された領域を主要画像である
    と判定することを特徴とする主要画像検出方法。
  2. (2)前記主要画像の検出は、1画素毎に順次行うよう
    にし、この際に新たに主要画像であると判定された画素
    の色濃度を用いて、次の画素の色濃度と比較することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の主要画像検出方
    法。
  3. (3)前記主要画像の検出は、1画素毎に順次行うよう
    にし、この際に主要画像であると判定されている全部の
    画素の平均色濃度を用いて、次の画素の色濃度と比較す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の主要画
    像検出方法。
  4. (4)前記色濃度は、赤色濃度、緑色濃度、青色濃度で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3
    項いずれか記載の主要画像検出方法。
  5. (5)前記主要画像は、同じ色の色濃度の差又は比が一
    定値以内である画素から形成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の主要画像検出方法。
  6. (6)前記色濃度は、赤色濃度、緑色濃度、青色濃度の
    組合せ値であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第3項いずれか記載の主要画像検出方法。
  7. (7)前記組合せ値は、2つの色濃度の差又は比であり
    、これらの値が一定値以内の画素で主要画像が形成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の主要画
    像検出方法。
  8. (8)前記組合せ値は、赤色濃度、緑色濃度、青色濃度
    から求めた灰色濃度であることを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載の主要画像検出方法。
  9. (9)前記色濃度は、視覚濃度であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれか記載の主要
    画像検出方法。
  10. (10)前記色濃度は、緑色濃度であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれか記載の主
    要画像検出方法。
  11. (11)前記主要画像の検出は、主要画像であると判定
    された画素の個数が一定値に達した時に中止することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第10項いずれ
    か記載の主要画像検出方法。
  12. (12)複数の露光量演算式の中からカラー原画のシー
    ン分類に応じて1つの露光量演算式を選択し、この露光
    量演算式を用いて露光量を決定する写真焼付露光量決定
    方法において、 前記カラー原画を多数の画素に分割して各画素の色濃度
    を測定し、画像指定手段で指定したカラー原画の部分の
    色濃度と所定の関係にある画素を検出し、これらの画素
    で形成される領域を主要画像領域と判定し、この主要画
    像に含まれた各画素の色濃度から少なくとも1種類の画
    像特徴量を求め、また主要画像を除く全部又は一部を背
    景画像と判定し、この背景画像に含まれた各画素の色濃
    度から少なくとも1種類の画像特徴量を求め、これらの
    画像特徴量を用いてカラー原画をシーン分類して露光量
    を決定することを特徴とする写真焼付露光量決定方法。
  13. (13)前記画像特徴量は、領域内に含まれた各画素の
    赤色濃度、緑色濃度、青色濃度から求めた灰色濃度であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の写真
    焼付露光量決定方法。
  14. (14)前記シーン分類は、主要画像と背景画像の灰色
    濃度の差又は比で行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第13項記載の写真焼付露光量決定方法。
  15. (15)複数の露光量演算式の中からカラー原画のシー
    ン分類に応じて1つの露光量演算式を選択し、この露光
    量演算式を用いて露光量を決定する写真焼付露光量決定
    方法において、 前記カラー原画を多数の画素に分割して各画素の色濃度
    を測定し、画像指定手段で指定したカラー原画の部分の
    色濃度と所定の関係にある画素を検出し、これらの画素
    で形成される領域を主要画像領域と判定し、この主要画
    像に含まれた各画素の色濃度から少なくとも1種類の画
    像特徴量を求め、またカラー原画の全領域に含まれた各
    画素の色濃度から少なくとも1種類の画像特徴量を求め
    、これらの画像特徴量を用いてカラー原画をシーン分類
    して露光量を決定することを特徴とする写真焼付露光量
    決定方法。
  16. (16)前記画像特徴量は、赤色、緑色、青色から求め
    た灰色濃度であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    5項記載の写真焼付露光量決定方法。
  17. (17)前記シーン分類は、カラー原画の全領域の灰色
    濃度と、主要画像の灰色濃度の差又は比で行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第16項記載の写真焼付露光量
    決定方法。
  18. (18)複数の露光量演算式の中からカラー原画のシー
    ン分類に応じて1つの露光量演算式を選択し、この露光
    量演算式を用いて露光量を決定する写真焼付露光量決定
    方法において、 前記カラー原画を多数の画素に分割して各画素の色濃度
    を測定し、画像指定手段で指定したカラー原画の部分の
    色濃度と、各画素の色濃度の差又は比が所定値以内にあ
    る画素を検出し、これらの画素で形成される領域を主要
    画像であると判定し、この主要画像の平均色濃度から求
    めた色でカラー原画をシーン分類するとともに、この平
    均色濃度を演算要素とする露光量演算式を用いて露光量
    を決定することを特徴とする写真焼付露光量決定方法。
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