JPS62187509A - 継目無複合鋼管の製造方法 - Google Patents
継目無複合鋼管の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、継目無複合鋼管の製造方法に関する。
(従来の技術)
一般に、継目無鋼管は、プレスロールピアサ−法、傾斜
ロール穿孔法などにより、熱間穿孔を行なった後、プラ
グミル、マンドレルミルなどで圧延して製造される。材
料は、これらの穿孔、圧延過程で苛酷な塑性変形を受け
るため、単一材質の鋼管製造が主体であり、普通鋼、低
合金鋼、高合金鋼鋼管が前述のプロセスによって製造さ
れている。
ロール穿孔法などにより、熱間穿孔を行なった後、プラ
グミル、マンドレルミルなどで圧延して製造される。材
料は、これらの穿孔、圧延過程で苛酷な塑性変形を受け
るため、単一材質の鋼管製造が主体であり、普通鋼、低
合金鋼、高合金鋼鋼管が前述のプロセスによって製造さ
れている。
このようにして製造された鋼管には、使用時の管の内、
外面の酸化、腐食を防ぐため、塗料や樹脂剤の塗装或は
めっき処理などによる被覆がなされるのが普通である。
外面の酸化、腐食を防ぐため、塗料や樹脂剤の塗装或は
めっき処理などによる被覆がなされるのが普通である。
管に高い耐食性を付与するために、近年、ステンレス鋼
の継目無管が製造されるようになったが、普通鋼鋼管に
比し、穿孔圧延が非常に難しく、製造価格も高く、一般
的ではない。
の継目無管が製造されるようになったが、普通鋼鋼管に
比し、穿孔圧延が非常に難しく、製造価格も高く、一般
的ではない。
鋼管の内面および外面の一方または双方に、たとえばス
テンレス鋼のような異種金属層を形成せしめた、所謂複
合鋼管を、高い品質て安価に製造できれば産業上のメリ
ットは大きい。
テンレス鋼のような異種金属層を形成せしめた、所謂複
合鋼管を、高い品質て安価に製造できれば産業上のメリ
ットは大きい。
前述の如き、複合鋼管を製造する方法として、たとえば
特開昭53−78966号公報に開示された方法がある
。
特開昭53−78966号公報に開示された方法がある
。
しかしながら、かかる方法によって複合鋼管を製造する
ときは、ステンレス鋼或はニッケル合金と、鋼の変形能
の相違による延伸の違いに起因して鋼とステンレス鋼等
異種金属間の接合か十分ではなく、隙間ができてしまう
。
ときは、ステンレス鋼或はニッケル合金と、鋼の変形能
の相違による延伸の違いに起因して鋼とステンレス鋼等
異種金属間の接合か十分ではなく、隙間ができてしまう
。
その結果、この隙間部分から腐食が進行するほか、管そ
れ自体の強度も十分てはない。
れ自体の強度も十分てはない。
このほかに、複合鋼管の製造法として遠心鋳造によって
複合鋳管を得、これを圧延延伸して継目無複合鋼管とす
ることが考えられるけれども、低炭素系鋼を遠心鋳造法
によって鋳造することが難しく、またステンレス鋼等と
複合させた鋳鋼管を製造することは、さらに困難である
。
複合鋳管を得、これを圧延延伸して継目無複合鋼管とす
ることが考えられるけれども、低炭素系鋼を遠心鋳造法
によって鋳造することが難しく、またステンレス鋼等と
複合させた鋳鋼管を製造することは、さらに困難である
。
(発明が解決しようとする問題点)
この発′明は、上に述べた従来技術における問題点を解
決した継目無複合鋼管の製造方法を提供することを目的
としてなされた。
決した継目無複合鋼管の製造方法を提供することを目的
としてなされた。
(問題点を解決するための手段)
この発明の要旨とする処は、
1)鋼管の内周面および外層面の何れか一方または双方
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、継目無鋼管圧延プロセスに
よって、複合管を製造する′ようにしたことを特徴とす
る継目無複合鋼管の製造方法。
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、継目無鋼管圧延プロセスに
よって、複合管を製造する′ようにしたことを特徴とす
る継目無複合鋼管の製造方法。
2)鋼管の内周面および外周面の何れか一方または双方
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、次いでプラグと傾斜ロール
を用いて管を、周方向を主体とする圧延、鍛錬を行なっ
て、溶接肉盛金属の凝固組織を破壊した後、プラグミル
、マンドレルミル等による軸方向にメタルを延伸せしめ
る圧延を行なって複合管を製造するようにしたことを特
徴とする継目無複合鋼管の製造方法。
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、次いでプラグと傾斜ロール
を用いて管を、周方向を主体とする圧延、鍛錬を行なっ
て、溶接肉盛金属の凝固組織を破壊した後、プラグミル
、マンドレルミル等による軸方向にメタルを延伸せしめ
る圧延を行なって複合管を製造するようにしたことを特
徴とする継目無複合鋼管の製造方法。
にある。
以下に、この発明の詳細な説明する。
発明者等は、ステンレス鋼と普通鋼の2層以上からなる
継目無複合鋼管の製造方法に関し、研究を進めた結果、
普通鋼鋼管の内面或は外面またはその双方に13% C
rステンレス鋼、18% Crステンレス鋼、18%
Cr −8% Niステンレス鋼などを溶接法によって
肉盛りし、こうして得られた多層複合鋼索管を加熱、圧
延することによって、鋼とステンレス鋼からなる高品質
の継目無複合鋼管を容易に製造できることを見出した。
継目無複合鋼管の製造方法に関し、研究を進めた結果、
普通鋼鋼管の内面或は外面またはその双方に13% C
rステンレス鋼、18% Crステンレス鋼、18%
Cr −8% Niステンレス鋼などを溶接法によって
肉盛りし、こうして得られた多層複合鋼索管を加熱、圧
延することによって、鋼とステンレス鋼からなる高品質
の継目無複合鋼管を容易に製造できることを見出した。
複合鋼管の製造に際し、鋼と異種金属管の接合を十分な
らしめるためには、複合せしめる金属同志が接触面で完
全に溶着していることが、大前提であることを、発明者
は実験等によって解明した。
らしめるためには、複合せしめる金属同志が接触面で完
全に溶着していることが、大前提であることを、発明者
は実験等によって解明した。
前述の前提条件を満足させるためには、溶接法による肉
盛りによって普通鋼鋼管の内面および外面の何れか一方
または双方に、必要な厚さの、複合合金肉盛を行なうこ
とが非常に有利である。
盛りによって普通鋼鋼管の内面および外面の何れか一方
または双方に、必要な厚さの、複合合金肉盛を行なうこ
とが非常に有利である。
このようにして得られた、複合鋼素管を、加熱し圧延し
て継目無複合鋼管とするに際しては、以下のことが重要
である。
て継目無複合鋼管とするに際しては、以下のことが重要
である。
即ち、先ず肉盛部を周方向に鍛錬し、溶接肉盛による鋳
造組織をある程度破壊した後に、管軸方向に延伸せしめ
る圧延を行なう。
造組織をある程度破壊した後に、管軸方向に延伸せしめ
る圧延を行なう。
肉盛を行なった表面をプラグミルやマンドレルミルで、
管軸、方向のみに伸ばすような圧延を行なうと、肉盛部
の鋳造(溶接、凝固)組織に亀裂が入り、均一に伸びな
い傾向がある。
管軸、方向のみに伸ばすような圧延を行なうと、肉盛部
の鋳造(溶接、凝固)組織に亀裂が入り、均一に伸びな
い傾向がある。
先に述べたように、先ず肉盛部を周方向に鍛錬する加工
を行なって肉盛部の鋳造組織を破壊すると、その後の、
管軸方向にメタルを流動せしめる圧延において、均一に
伸びることを、発明者等は見出した。
を行なって肉盛部の鋳造組織を破壊すると、その後の、
管軸方向にメタルを流動せしめる圧延において、均一に
伸びることを、発明者等は見出した。
それには、傾斜ロールによる拡管方式を採り、この過程
で肉盛部を周方向に鍛錬し、溶接凝固(鋳造)組織をあ
る程度破壊するようにすることが最も工業的に有利であ
る。
で肉盛部を周方向に鍛錬し、溶接凝固(鋳造)組織をあ
る程度破壊するようにすることが最も工業的に有利であ
る。
複合鋼管における、たとえばステンレス鋼といった複合
層の厚さは、肉盛溶接厚さの調節および、傾斜ロールに
よる圧延の条件、たとえばロール傾斜角、圧下量によっ
て制御することかできる。
層の厚さは、肉盛溶接厚さの調節および、傾斜ロールに
よる圧延の条件、たとえばロール傾斜角、圧下量によっ
て制御することかできる。
傾斜ロールによる拡管圧延を行なった後、複合鋼索管を
、ブラタミル或はマンドレルミルといったミルで、管軸
方向に延伸を行なう圧延によって製品管とする。
、ブラタミル或はマンドレルミルといったミルで、管軸
方向に延伸を行なう圧延によって製品管とする。
(実施例)
第1図(a)、(b)、(c)に、この発明を実施する
ときのプロセスを示す。
ときのプロセスを示す。
実施例1
継目無普通鋼鋼管(KG−15) 117)内面に、1
3X Crステンレス鋼2を、凡そ5■厚さに肉盛りし
、こうして得られた厚さ15rxtm、外径8Dram
、長さ1mの継目無複合鋼索管3を、1250°Cに加
熱し、傾斜ロール4.4′を有する拡管圧延機によって
、プラグ6と傾斜ロール4,4′間て、複合鋼素管3の
溶接肉盛部2の鋳造組織を破壊する周方向鍛錬を主体と
する拡管圧延を行なった。
3X Crステンレス鋼2を、凡そ5■厚さに肉盛りし
、こうして得られた厚さ15rxtm、外径8Dram
、長さ1mの継目無複合鋼索管3を、1250°Cに加
熱し、傾斜ロール4.4′を有する拡管圧延機によって
、プラグ6と傾斜ロール4,4′間て、複合鋼素管3の
溶接肉盛部2の鋳造組織を破壊する周方向鍛錬を主体と
する拡管圧延を行なった。
第1図(b)において、7はマンドレルバ−であって、
マンドレル6を保持する。8は拡管後の複合素管である
。
マンドレル6を保持する。8は拡管後の複合素管である
。
拡管圧延後、13% Crステンレス鋼層の厚さは2゜
5+nmとなった。
5+nmとなった。
然る後、第1図(C)に示すプラグミルによって、管軸
方向の圧延を行なって、ステンレス鋼層の厚さが2■の
、内径65mm、外径8[]ms+、長さ2200■に
延伸された完全な内面ステンレス鋼の継目無複合鋼管を
得ることができた。
方向の圧延を行なって、ステンレス鋼層の厚さが2■の
、内径65mm、外径8[]ms+、長さ2200■に
延伸された完全な内面ステンレス鋼の継目無複合鋼管を
得ることができた。
第1図(C)において、9,9′はプラグミル圧延ロー
ル、10は素管、11はプラグ、12はマンドレルバ−
113は継目無複合鋼管である。
ル、10は素管、11はプラグ、12はマンドレルバ−
113は継目無複合鋼管である。
実施例2
厚さ10+s+1、外径75mm、長さ1000mmの
普通鋼鋼管の内面と外面に、5US430 (17X
Crステンレス鋼)を、5III11厚さに溶接肉盛し
、第1図(a) 、 (b) 、 (c)に示すプロセ
スで、周方向鍛錬、管軸方向延伸圧延を行ない、5US
430ステンレス鋼層の厚さ21IIlの内径65mn
、外径80mmの内外面か、S[JS430ステンレス
鋼の継目無複合鋼管を製造した。
普通鋼鋼管の内面と外面に、5US430 (17X
Crステンレス鋼)を、5III11厚さに溶接肉盛し
、第1図(a) 、 (b) 、 (c)に示すプロセ
スで、周方向鍛錬、管軸方向延伸圧延を行ない、5US
430ステンレス鋼層の厚さ21IIlの内径65mn
、外径80mmの内外面か、S[JS430ステンレス
鋼の継目無複合鋼管を製造した。
これらは、何れもステンレス鋼と普通鋼の境界部か完全
に溶着した複合鋼管てあり、また、圧延による延伸をさ
らに高めれば所望の厚さ、径、長さの継目無複合鋼管を
得ることができる。
に溶着した複合鋼管てあり、また、圧延による延伸をさ
らに高めれば所望の厚さ、径、長さの継目無複合鋼管を
得ることができる。
また、ステンレス鋼以外の金属を複合層とすることも、
勿論可能である。
勿論可能である。
(発明の効果)
この発明は、以上述べたように構成しかつ作用せしめる
ようにしたから、高品質の継目無複合鋼管を、簡潔なプ
ロセスによって得ることができる。
ようにしたから、高品質の継目無複合鋼管を、簡潔なプ
ロセスによって得ることができる。
第1図(a) 、 (b) 、 (c)は、この発明に
なる継目無複合鋼管の製造方法を実施するときの態様を
示す図である。 l:鋼管、2:肉盛層、3:継目無複合鋼索管、4.4
’:傾斜ロール、6:マンドレル、7:マンドレルバー
、8:拡管圧延された複合素管、9.9′ニブラグミル
における圧延ロール、IO:素管、11ニブラグ、12
:マンドレル、13:継目無複合鋼管。
なる継目無複合鋼管の製造方法を実施するときの態様を
示す図である。 l:鋼管、2:肉盛層、3:継目無複合鋼索管、4.4
’:傾斜ロール、6:マンドレル、7:マンドレルバー
、8:拡管圧延された複合素管、9.9′ニブラグミル
における圧延ロール、IO:素管、11ニブラグ、12
:マンドレル、13:継目無複合鋼管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)鋼管の内周面および外周面の何れか一方または双方
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、継目無鋼管圧延プロセスに
よって、複合管を製造するようにしたことを特徴とする
継目無複合鋼管の製造方法。 2)鋼管の内周面および外周面の何れか一方または双方
に異種金属を溶接法によって肉盛りし異種金属層を形成
せしめた後、これを加熱し、次いでプラグと傾斜ロール
を用いて管を、周方向を主体とする圧延、鍛錬を行なっ
て、溶接肉盛金属の凝固組織を破壊した後、プラグミル
、マンドレルミル等による軸方向にメタルを延伸せしめ
る圧延を行なって複合管を製造するようにしたことを特
徴とする継目無複合鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2780886A JPS62187509A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 継目無複合鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2780886A JPS62187509A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 継目無複合鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62187509A true JPS62187509A (ja) | 1987-08-15 |
Family
ID=12231276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2780886A Pending JPS62187509A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 継目無複合鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62187509A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002523246A (ja) * | 1998-08-27 | 2002-07-30 | フォース ツール アンド バルブ リミテッド | パイプの製造方法 |
JP2006217827A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Agritecno Yazaki Co Ltd | 薬剤散布装置 |
CN103212602A (zh) * | 2012-01-18 | 2013-07-24 | 番禺珠江钢管有限公司 | 双层金属复合焊管机械扩径工艺 |
CN108311542A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-07-24 | 太原科技大学 | 一种不锈钢管与碳钢管轧制三层复合管的方法 |
CN108356089A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-08-03 | 太原科技大学 | 一种不锈钢管与碳钢管轧制成复合管的方法 |
CN114769322A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-07-22 | 太原科技大学 | 一种双金属复合无缝钢管的热轧轧制规程优化方法 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP2780886A patent/JPS62187509A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002523246A (ja) * | 1998-08-27 | 2002-07-30 | フォース ツール アンド バルブ リミテッド | パイプの製造方法 |
JP2006217827A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Agritecno Yazaki Co Ltd | 薬剤散布装置 |
CN103212602A (zh) * | 2012-01-18 | 2013-07-24 | 番禺珠江钢管有限公司 | 双层金属复合焊管机械扩径工艺 |
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CN108356089A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-08-03 | 太原科技大学 | 一种不锈钢管与碳钢管轧制成复合管的方法 |
CN114769322A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-07-22 | 太原科技大学 | 一种双金属复合无缝钢管的热轧轧制规程优化方法 |
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