JPS62184702A - 照明器具の反射体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光源として直管形蛍光ランプを使用する照明
器具の反射体に関するものである。

従来の技術 従来、いわゆる逆富士形と称される照明器具の反射体は
、断面形状略Ｖ字形又は略Ｕ字形の反射板とこの反射板
の長手方向両端部に固定された端板とからなるものであ
り、これらの反射板と端板とは鋼板をプレス加工するこ
とによって別個に形成し、後に組立固定することが一般
的である。

反射板と端板との固定手段としては、実公昭５３−４９
２４７号公報に記載されたように５端板の縁部を内側に
折曲げ、この折曲部を反射板の端部内周面にスポット溶
接するものがある。他の固定手段としては、実開昭５０
−５０５９１号公報に記載されたように、取付ネジを用
いて端板を反射板に固定するものもある。

発明が解決しようとする問題点 まず、実公昭５３−４９２４７号公報に記載されたよう
なスポット溶接による場合は、反射板の外面に溶接跡を
生じ、外観を損なうという欠点がある。また、複数箇所
をスポット溶接するために工程数が多くなり、自動スポ
ット溶接機を導入するという大掛かりな設備を必要とす
る。

実開昭５０−５０５９１号公報に記載されたように取付
ネジを用いる場合は、部品点数が増加し。

また、ネジ穴等の形成位置に関して高精度が必要となる
。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、反射板
と端板との組立固定を簡単かつ確実に行ないうるととも
に外観を向上させうる照明器具の反射体を得ることを目
的とする。

問題点を解決するための手段 樋状の反射板の長手方向端部を覆う端板に反射板の受け
面部に内接する折曲片を形成する。受け面部と折曲片と
のいずれか一方に中央部に取付穴が形成されたかしめ用
打ち出し部を形成し、他方にかしめ用打ち出し部が挿通
される挿通孔を形成する。

作用 かしぬ用打ち出し部を挿通孔に挿通し、かしめ用打ち出
し部をかしめて受け面部と折曲片とをかしめ固定するこ
とにより反射板と端板との組立固定を行なう。反射板と
端板とを固定した後、かしめ用打ち出し部に形成した取
付穴に取付ネジ等の取付具を挿通して反射板及び端板の
天井面等への取付を行なう。

実施例 本発明の第一の実施例を第１図ないし第６図に基づいて
説明する。まず、予め表面処理を施したカラー鋼板を折
曲げて樋状の反射板１が形成されている。この反射板１
は、天井面等へ取付けた際にその天井面等に平行に対向
する平面部２と、平面部２から斜め上方向きに傾斜した
傾斜面部３と、傾斜面部３から上方に立ち上がった立ち
上がり部４と、立ち上がり部４の上端部から内方向きに
折曲げた折曲片部５とからなる断面形状略Ｕ字形に形成
されている。前記平面部２の長手方向両端部には直管形
蛍光ランプ用ソケット（図示せず）が挿通される開口６
が形成されている。前記平面部２の前記開口６周辺は後
述する端板の折曲片が内接する受け面部７とされており
、この受け面部７には、中央部に取付穴８が形成された
かしめ用打ち出し部９が上方向きに打ち出して形成され
ている。なお、この取付穴８は反射板１を後述する器具
本体に取付ける際の反射板取付部とされるものである。

また、前記折曲片部５の長手方向端部にはこの折曲片部
５とは独立に折曲げ自在な折曲片端部１０が形成され、
折曲片端部１０には後述する端板を固定するための凸部
１１が形成されている。

つぎに、前記反射板１の長手方向端部を覆う一対の端板
１２が設けられており、これらの端板１２も前記反射板
１と同様子め表面処理を施されたカラー鋼板が使用され
ている。前記端板１２には前記受け面部７に内接する折
曲片１３と、前記立ち上がり部４に内接する側面部１４
とが折曲げて形成されている。前記折曲片１３には、前
記開口６に対向して位置するとともに前記直管形蛍光ラ
ンプ用ソケットが挿通される開口１５が形成されており
、さらに、前記かしめ用打ち出し部９が挿通される挿通
孔１６が形成されている。また、前記側面部１４には前
記折曲片端部１０を内側に折曲げた際に前記凸部１１が
挿入される挿入孔１７が形成されている。

このような構成において、反射板１と端板１２とを組立
固定する場合には、まず、端板１２の折曲片１３を受け
面部７に内接させ、及び、側面部１４を立ち上がり部４
に内接させる。この状態においては、第２図に示すよう
に開口６と開口１５とが対向し、及び、かしめ用打ち出
し部９が挿通孔１６に挿通される。ついで、かしめ用打
ち出し部９をかしめて受け面部７と折曲片１３とをかし
め固定することにより反射板１と端板１２とを固定する
。さらに、折曲片端部１０を内側に折曲げて凸部１１を
側面部１４の挿入孔１７に挿入し、反射板１と端板１２
との上端側における固定を行なう。したがって、反射板
１と端板１２との組立固定を簡単にしかも溶接跡等によ
り反射板ＩＡ４の外観を損なうことなく行なえる。

反射板１と端板１２とを固定した後は、第６図において
示すように、取付穴８を挿通する取付ネジ１８によって
天井面等に固定されたシャーシ等の器具本体１９に設け
られたネジ孔２０を有する反射板取付金具２１を介して
反射板１を器具本体１９に取付ける。したがって、かし
め用打ち出し部９を形成することにより同時に器具本体
１９への反射板取付部をも形成することとなる。

なお１本実施例においては、受け面部７にかしめ用打ち
出し部９を形成し、折曲片１３に挿通孔１６を形成した
が、受け面部７に挿通孔を形成し。

折曲片１３に下方向きに立ち上がるかしめ用打ち出し部
を形成してもよい。この場合、かしめ用打ち出し部の先
端が反射板１の表面に現れることとなるが、器具本体１
９への取付時に取付ネジ１８の頭部によりあるいは頭部
に摘み部を設けた摘みラッチ等の取付具を使用すること
によって覆われるため１反射板１の外観を損なうことは
ない。

ついで、本発明の第二の実施例を第７図ないし第９図に
基づいて説明する。なお、第１図ないし第６図において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する６本実施例は、断面形状が略Ｖ字形の反射板２２を
用いたものであり。

反射板２２の長手方向両端部には山形の頂部を絞り加工
した受け面部である絞り加工面２３が形成されている。

この絞り加工面２３には上方向きに打ち出したかしめ用
打ち出し部９が形成され、かしめ用打ち出し部９の中央
部には天井面等に固定した器具本体１９への取付用の取
付ネジ１８を挿通するための取付穴８が形成されている
。

つぎに、前記反射板２２の長手方向端部を覆う一対の端
板２４が設けられており、これらの端板２４には前記絞
り加工面２３に内接する折曲片である舌片２５が形成さ
れている。この舌片２５には前記かしめ用打ち出し部９
が挿通される挿通孔１６が形成されている。

このような構成において、舌片２５を絞り加工面２３に
内接させ、かしめ用打ち出し部９を挿通孔１６に挿通し
、かしめ用打ち出し部９をかしめて反射板２２と端板２
４とを固定する。なお、折曲片端部１０を内側に折曲げ
て凸部１１を挿入孔１７に挿入することによって反射板
２２と端板２４との上端側の固定を行なう。反射板２２
と端板２４とを固定した後は、取付穴８に取付ネジ１８
を挿通させて反射板２２等を天井面に予め固定した器具
本体１９に固定する。

なお、前記実施例においては、端板１２．２４の側面部
１４はそれぞれ反射板１，２２の折曲片端部１０の折曲
げにより固定するようにしたが、側面部１４を折曲片端
部１０の内面に挿着させる構造を採用することができ、
また、その他変形例として公知の保持構造を種々採用で
きるものである。

発明の効果 本発明は、上述のように反射板の受け面部とこの受け面
部に内接する端板の折曲片とのいずれか一方に形成した
かしめ用打ち出し部を、受け面部と折曲片とのいずれか
他方に形成した挿通孔に挿通し、かしめ用打ち出し部を
かしめて反射板と端板とを固定したことにより、反射板
と端板との固定を簡単かつ確実に、しかも反射板等の外
観を損なうことなく行なうことができ、かしめ用打ち出
し部の形成時に反射板等を天井面等に固定するための取
付穴を同時に形成することができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示すもので反射板と端
板どの分解斜視図、第２図は反射板と端板とを組立てた
状態を示す斜視図、第３図はその縦断側面図、第４図は
反射板と端板とを固定した状態を示す斜視図、第５図は
その縦断側面図、第６図は反射板等の天井面等への取付
状態を示す分解斜視図、第７図は本発明の第二の実施例
を示すもので反射板と端板の分解斜視図、第８図は反射
板と端板とを組立てた状態を示す縦断側面図、第９図は
反射板と端板とを固定した状態を示す縦断側面図である
。 １・・・反射板、７・・・受け面部、８・・・取付穴（
反射板取付部）、９・・・かしめ用打ち出し部、１２・
・端板、１３・・・折曲片、１６　・挿通孔、１９・・
・器具本体、２２・・・反射板、２３・・・絞り加工面
（受け面部）、２４・・端板、２５・・・舌片（折曲片
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 樋状の反射板とこの反射板の長手方向端部を覆う端板と
   を設け、前記端板に前記反射板の受け面部に内接する折
   曲片を形成し、前記受け面部と前記折曲片とのいずれか
   一方に中央部に取付穴が形成されたかしめ用打ち出し部
   を形成するとともに前記受け面部と前記折曲片とのいず
   れか他方に前記かしめ用打ち出し部が挿通される挿通孔
   を形成して受け面部と折曲片とをかしめ固定させ、前記
   取付穴を天井面等の取付面に取付けられた器具本体への
   反射板取付部としたことを特徴とする照明器具の反射体
   。