JPS6218433A - プライマ−組成物 - Google Patents

プライマ−組成物

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JPS6218433A
JPS6218433A JP60157284A JP15728485A JPS6218433A JP S6218433 A JPS6218433 A JP S6218433A JP 60157284 A JP60157284 A JP 60157284A JP 15728485 A JP15728485 A JP 15728485A JP S6218433 A JPS6218433 A JP S6218433A
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primer composition
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chloroprene
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はポリオレフィン系加硫ゴムをはじめとする各種
合成ゴム、あるいはポリオレフィン系合成樹脂や塩化ビ
ニルをはじめとする各種合成樹脂の表面に塗料や接着剤
を塗布するに際し、これらの密着力を強化するために下
塗剤として塗布されるプライマー組成物に関するもので
ある。
(従来の技術) 工業用ゴム製品には多くの種類があるが、とりわけエチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)
やエチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)などのポ
リオレフィン系加硫ゴムは耐候性、耐老化性、耐オゾン
性などに卓越した性能を示し、さらに使用温度範囲も−
50℃〜150°Cと広範囲であるなど、優秀な特長を
備えたゴムであるため、現在では多方面で使用されるよ
うになった。また、用途に応じて上記EPDMやEPM
に天然ゴム(NR)やスチレン−ブタジェン共重合ゴム
(SBR) 、ブタジェンゴム(BR)、イソブチレン
−イソプレン共重合ゴム(IIR)、クロロプレンゴム
(CR) 、アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴム
(N B R)などの合成ゴムをブレンドしたゴム、あ
るいはABS樹脂、スチレン樹脂(PS)、ポリエチレ
ン(PS)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂をブレ
ンドしたゴムも多方面で使用されている。
また、上記PP’PPEなどのポリオレフィン系合成樹
脂も、ポリオレフィン系加硫ゴムと同様、耐候性、耐老
化性、耐オゾン性などに卓越した性能を示し、かつ、安
価でもあることから車両用各種部品や電気製品など広範
囲の用途に使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上記EPDMやEPMなどのポリオレフィン系
加硫ゴムあるいはPPやPRなどのポリオレフィン系合
成樹脂は、その分子の主鎖中に極性基を含まないことか
ら反応性に乏しく、これらのゴムや樹脂を原料とする成
形物の表面に塗料や接着剤を塗布しても生じた塗膜が剥
離しやすいという欠点がある。
しかし、上記欠点に対しては従来から数々の対応策が試
みられているにも係わらず、いまだ満足な解決策が見出
されていないのが現状である。
また、塩化ビニルのように可塑剤を多量に含有する樹脂
を原料とする成形物は長期間の使用に伴って可塑剤が表
面に移行することから、表面に塗布された塗料や接着剤
の密着力が次第に低下するという欠点がある。
本発明者は上記問題点に鑑みて研究を重ねた結果、ポリ
オレフィン系加硫ゴム、ポリオレフィン系合成樹脂ある
いは塩化ビニルなど対し強固な密着力を備えたプライマ
ー組成物を見出すことにより、本発明に到達したもので
ある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明はEPDMやEPMなどのポリオレフ
ィン系加硫ゴム、PPやPRなどのポリオレフィン系合
成樹脂あるいは塩化ビニル樹脂からなる成形物の表面に
塗料や接着剤を塗布する際の下塗剤として、 (al  ポリメタクリル酸誘導体またはポリアクリル
酸誘導体の少なくとも一種と、クロロプレンゴムと、末
端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和もしく
は部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合物、も
しくは (b)  メタクリル酸誘導体またはアクリル酸誘導体
の少なくとも一種とクロロプレンとからなる重合体と、
末端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和もし
くは部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合物、 のいずれか一種からなるプライマー組成物を採用するこ
とにより上記問題点の解決を図ったものである。
(作用) 上記(a)  ポリメタクリル酸誘導体またはポリアク
リル酸誘導体の少なくとも一種と、クロロプレンゴムと
、末端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和も
しくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合物
や、(bl  メタクリル酸誘導体またはアクリル酸誘
導体の少なくとも一種とクロロプレンとからなる重合体
と、末端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和
もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合
物は、いずれもポリオレフィン系加硫ゴムやポリオレフ
ィン系合成樹脂あるいは塩化ビニル樹脂などに対し強固
な密着力を備えていることから、これを下塗り剤として
用いることにより、ポリオレフィン系加硫ゴムやポリオ
レフィン系合成樹脂、塩化ビニル樹脂などからなる成形
物の表面に塗布する塗料や接着剤の密着力が極めて向上
する。
(実施例) 以下、本発明のプライマー組成物の構成成分につき、具
体例を挙げて説明する。
まず、水酸基を含有する主鎖が飽和もしくは部公的に飽
和した炭化水素系ポリマーとは、七ツマー1分子中に1
個以上、好ましくは1.8〜5.0個の水酸基を含有し
、かつ、その主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した平均
分子量500〜5万、好ましくは1000〜2万のポリ
ヒドロキシポリブタジェンポリマー(特開昭5O−14
2695)、あるいは分子末端に水酸基を備えた平均分
子量1000〜5000のポリヒドロキシポリオレフィ
ン(三菱化成工業製、商品名「ポリテール−H」、「ポ
リテール−HAJ”)である。
上記炭化水素系ポリマーはいずれも分子中に水酸基を含
有することから、この水酸基の反応性を利用して種々の
特性を備えた組成物を得ることができるという特徴があ
る。
次に、ポリメタクリル酸誘導体とは、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、1so−ブチルメタクリレート、2−エチルへキシ
ルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートを常法に従って重合する
ことにより得られるポリマーを例示することができる。
また、ポリアクリル酸誘導体とは、メチルアクリレート
、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、1s
o−ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレ
ート、イソデシルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
グリシジルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリ
レートを常法に従って重合することにより得られるポリ
マーを例示することができる。
さらに、上記メタクリル酸誘導体やアクリル酸誘導体の
数種を混合重合させて得たポリマーやメタクリル酸また
はアクリル酸のポリマーなどを使用することもできる。
本発明のプライマー組成物は上記例示の炭化水素系ポリ
マーと、ポリメタクリル酸誘導体および/またはポリア
クリル酸誘導体と、クロロプレンゴムを溶剤中で混合す
ることにより得られるが、このときの混合割合はクロロ
プレンゴム100重量部に対し、ポリメタクリル酸誘導
体および/またはポリアクリル酸誘導体が10〜500
重量部の範囲にあることが必要であって、500重量部
を超えるとプライマー組成物の硬度が高くなり、そのた
めに塗膜が跪くなってしまう。
また、10部以下では密着力の向上は見られない。
次に、プライマー組成物中の炭化水素系ポリマーの混合
割合は任意でよく、その割合を変えても密着効果に与え
る影響は殆どない。
また、本発明のプライマー組成物は上記例示の各種メタ
クリル酸誘導体、アクリル酸誘導体の中から選ばれた少
なくとも一種の誘導体とクロロプレンゴムとの混合物を
溶剤中で常法に従って反応させて得た重合体と、上記炭
化水素系ポリマーとを混合することによって得ることも
できる。
このときの重合体はクロロプレンゴム100重量部に対
し、メタクリル酸誘導体および/またはアクリル酸誘導
体を10〜500重量部の割合で配合したものであり、
500重量部を超えると前述したようにプライマー組成
物の硬度が高くなって塗膜が跪くなり、また、10部以
下では密着力の向上は見られない。
また、得られる重合体の構造については不明の点もある
が、メタクリル酸誘導体および/またはアクリル酸誘導
体の約95%がクロロプレンゴムとグラフト重合してい
るものと推定される。
また、このプライマー組成物中における重合体と炭化水
素系ポリマーとの混合割合も任意でよく、その割合を変
えても密着効果に与える影響は殆どない。
次に、上記プライマー組成物の適用対象となるものは前
記PP、PEや塩化ビニルなどの各種合成樹脂、あるい
はEPDMやEPMなどのポリオレフィン系力l硫ゴム
であり、さらにポリオレフィン系加硫ゴムの特性を失わ
ない範囲の量で前記NR,SBR,I IR,CR,N
BRなどのゴム成分やABS樹脂、PS、PE、PP、
エチレンー酢ビ共重合樹脂などの樹脂成分を含有したも
のも含まれる。
なお、上記ポリオレフィン系加硫ゴムや、これに上記例
示の各種ゴム成分や樹脂成分を添加したものには通常使
用される配合物、すなわち■加硫剤としてイオウ、モル
フォリンジスルフィド、ジクミルパーオキシド1、■加
硫促進剤として2−メルカプトベンゾチアゾール、ジメ
チルジチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、■老化防止剤・酸化防止剤・オゾン劣化防
止剤としてフェニル−α−ナフチルアミン、2゜6−ジ
ーt−ブチル−p−クレゾール、■充填剤としてカーボ
ンブラック、炭酸マグネシウム、クレー、■可塑剤とし
てジオクチルセバケート、鉱物油などが添加されている
上記プライマー組成物の塗布方法としてはなんら特殊な
設備は必要なく、ディッピング、スプレー、へヶ塗りな
ど通常の塗装方法を用いて塗布するだけでよい。
また、上記プライマー組成物は一液型のため可使時間が
非常に長く、溶剤の蒸発により粘度が上昇した場合は、
再度溶剤を加えて粘度調整をすればよく、使用する溶剤
とはn−ヘキサン、シクロヘキサンなどの飽和炭化水素
;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
;ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;
酢酸エチル、酢酸プロピルなどの酢酸エステル類;アセ
トン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケ
トン類から適宜選択された溶剤もしくは二種以上からな
る混合溶剤である。
以下、実施例を用いて本発明のプライマー組成物の構成
および密着効果につき、詳細な説明を行う。(部は全て
重量部である。) 実施例−1 クロロプレンゴム99部、ポリメチルメタクリレート4
9.5部および炭化水素系ポリマーとして三菱化成工業
製ポリヒドロキシポリオレフィン「ポリテール−HJ 
 (商品名)1部をトルエン/n−ヘキサン=1/1か
らなる混合溶剤4850部で溶解してプライマー組成物
を調整した。
実施例−2 クロロプレンゴム90部とメチルメタクリレート90部
とを、固形分が3%になるよう、トルエン/n−ヘキサ
ン−1/1からなる混合溶剤で希釈し、重合開始剤とし
てベンゾイルパーオキサイド0.05部を加えて80℃
、8時間反応を行って重合体を得た。
次に、上記重合体を含有する粘稠液をトルエン/n−ヘ
キサン=l/1からなる混合溶剤58710部で希釈し
、さらに「ポリテール−HJIO部を加えてプライマー
組成物を調整した。
実施例−3 クロロプレンゴム80部、ポリエチルメタクリレ−1−
160部および炭化水素系ポリマーとして三菱化成工業
製ポリヒドロキシポリオレフィン[ポリテール−HAJ
  (商品名)20部をトルエン/n−ヘキサン−1/
1からなる混合溶剤8406部で溶解してプライマー組
成物を調整した。
実施例−4 クロロプレンゴム50部とメチルアクリレート50部と
を、固形分が3%になるよう、トルエン/n−ヘキサン
=1/1からなる混合溶剤で希釈し、重合開始剤として
ベンゾイルパーオキサイド0.05部を加えて80℃、
8時間反応を行って重合体を得た。
次に、上記重合体を含有する粘稠液をトルエン/n−ヘ
キサン=1/1からなる混合溶剤3950部で希釈し、
さらに「ポリテール−HAJ50部を加えてプライマー
組成物を調整した。
実施例−5 クロロプレンゴム20部、ポリプロピルメタクリレート
500部および「ポリテール−H」80部をトルエン/
n−ヘキサン=1/1からなる混合溶剤19400部で
溶解してプライマー組成物を調整した。
実施例−6 クロロプレンゴム10部とメチルアクリレート1部とを
、固形分が3%になるよう、トルエン/n−ヘキサン=
1/1からなる混合溶剤で希釈し、重合開始剤としてベ
ンゾイルパーオキサイド0.05部を加えて80℃、8
時間反応を行って重合体を得た。
次に、上記重合体を含存する粘稠液をトルエン/n−ヘ
キサン=1/1からなる混合溶剤3233部で希釈し、
さらに「ポリテール−HAJ90部を加えてプライマー
組成物を調整した。
実施例−7 クロロプレンゴム1.0部、ポリメチルメタクリレート
1.0部および「ポリテール−H」99部をトルエン/
n−ヘキサン=l/1からなる混合溶剤3233部で溶
解してプライマー組成物を調整した。
次に、上記実施例−1〜7のプライマー組成物の密着力
を調べるため、以下の方法により密着試験を行った。
試験−1 表−1の組成からなるゴム配合物を160℃、30分間
加硫処理してEPDMからなる2鰭厚の基材を製造し、
これを10100wX100角に裁断して試験片を作成
した。
表−1 次に、上記試験片のそれぞれに実施例−1〜7のプライ
マー組成物をディッピング法により塗布して室温で30
分間風乾後、表−2の組成からなるウレタン配合物を乾
燥窒素ガス中で80℃、3時間反応させて得たウレタン
塗料を塗布して室温で24時間硬化させた。
表、−2 その後、各試験片のウレタン塗膜の密着力をゴバン目試
験により調べた結果、いずれの試験片も充分な密着力(
100/10 Q)を示した。
試験−2 表−3の組成からなる塩化ビニル樹脂を170℃で押出
成形して2龍厚の基材を製造し、これを1100wX1
00角に裁断して試験片を作成した。
表−3 次に、上記試験片のそれぞれに実施例−1〜7のプライ
マー組成物をディッピング法により塗布して室温で30
分間風乾後、表−2の組成からなるウレタン配合物を乾
燥窒素ガス中で80℃、3時間反応させて得たウレタン
塗料を塗布して室温で24時間硬化させた。
その後、各試験片のウレタン塗膜の密着力をゴバン目試
験により調べた結果、いずれの試験片も充分な密着力(
100/100)を示した。
試験−3 上記試験−1において作成したEPDM基材からなる試
験片のそれぞれに実施例−1〜7のプライマー組成物を
ディッピング法により塗布して室温で30分間風乾後、
表−4の組成からなるクロロプレン系接着剤を塗布して
室温で24時間風乾させた。
表−4 その後、各試験片の表面に塗布されたクロロプレン系接
着剤からなる塗膜の密着力をゴバン目試験により調べた
結果、いずれの試験片も充分な密着力(100/100
)を示した。
試験−4 次に、上記試験−1において作成したEPDM基材から
なる試験片を二枚用意し、両試験片のそれぞれに前記実
施例−1のプライマー組成物をディッピング法により塗
布して室温で30分間風乾後、表−4の組成からなるク
ロロプレン系接着剤を塗布した。その後、両試験片を接
着剤塗布面同士が重なり合うように貼り合わせて室温で
24時間風乾後、30鶴/秒の速度で引張り剪断試験を
行った。また、実施例−2〜7のプライマー組成物につ
いても同様の方法で引張り剪断試験を行い、表−5に示
す結果を得た。
以下の比較例−1〜9の組成物は従来、ポリオレフィン
系加硫ゴムやポリオレフィン系合成樹脂用の下塗り剤と
して用いられているものである。
比較例−1 「エステルレジン−20」 (東洋紡績型、飽和ポリエ
ステル樹脂)をメチルエチルケトン/トルエン=1/9
からなる混合溶剤で希釈してプライマー組成物を調整し
た。
比較例−2 [ビニライト−VMCHJ  (ユニオンカーバイド類
、塩ビニ酢ビ共重合樹脂)をメチルエチルケトン/トル
エン−1/1からなる混合溶剤で希釈してプライマー組
成物を調整した。
比較例−3 「エスレソク・BM−2J  (積木化学製、ブチラー
ル樹脂)をブタノール/キシレン−1/1からなる混合
溶剤で希釈してプライマー組成物を調整した。
比較例−4 「オレスター・M2S−80AJ  (三井東圧製、湿
気硬化型ポリウレタン樹脂)をトルエンで希釈してプラ
イマー組成物を調整した。
比較例−5 [デスモフェン−100j  (バイエル製、ポリヒド
ロキシ化合物)/「デスモジュール−R」(バイエル製
、ポリイソシアネート)−1/1.5からなる混合物を
メチレングリコール/酢酸ブチル/トルエン= 1/1
/1からなる混合溶剤で希釈してプライマー組成物を調
整した。
比較例−6 「ペソコゾール・J−534J  (大日本インキ化学
工業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)とナフテン酸
コバルト(乾燥剤)とをミネラルベースで希釈してプラ
イマー組成物を調整した。
比較例−7 「ペソコゾール・J−524」 (大日本インキ化学工
業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)/[スーパーベ
ッカミン・J−100J  (大日本インキ化学工業製
、ブチル化メラミン樹脂)=4/1からなる混合物をキ
シレンで希釈してプライマー組成物を調整した。
比較例−8 「アクリロイド・(、−110VJ(ローム及ハース製
、熱可塑性アクリル樹脂)/ニトロセルロース=99/
1からなる混合物をトルエンで希釈してプライマー組成
物を調整した。
比較例−9 「アクリゾインク・47−712J  (大日本インキ
化学工業製、熱硬化性アクリル樹脂)/[スーパーベッ
カミン・4’l−508」 (大日本インキ化学工業製
、ブチル化メラミン樹脂)’=4/1からなる混合物を
トルエン/酢酸ブチル−1/1からなる混合溶剤で希釈
してプライマー組成物を調整した。
次に、前記試験−1において作成したEPDM基材から
なる試験片のそれぞれに上記比較例−1〜9のプライマ
ー組成物をディッピング法により塗布して室温で30分
間風乾後、前記表−2の組成からなるウレタン塗料を塗
布して室温で24時間硬化させた。その後、各試験片の
表面に塗布されたウレタン塗膜の密着力をゴハン目試験
により調べたが、いずれの試験片の塗膜も殆ど密着して
いなかった(0/100)。
また、前記試験−4と同様の方法により引張り剪断試験
を行ったが、比較例−1〜9のいずれの場合も剪断強さ
は殆ど出なかった。
以上の試験結果から、前記実施例=1〜7のプライマー
組成物の密着力はポリオレフィン系加硫ゴムや塩化ビニ
ル樹脂の下塗り剤に用いて充分な強度を示すことが判明
した。
次に、前記実施例−1〜7のプライマー組成物を、自動
車用各種成形物に塗料、接着剤を塗布する際の下塗り剤
として適用した使用例につき、説明する。
使用例−1,グラスラン ドアサツシュのウィンドガラスとの摺動部位に使用され
るグラスラン用ポリオレフィン系加硫ゴムは一例として
表−1の組成により構成される。
この組成からなるEPDM配合物を押出成形後、160
℃で30分間加硫して自動車用グラスラン基材を製造し
た。次に、この基材表面に前記実施例−1のプライマー
組成物をディッピング塗布して室温で30分間風乾後、
表−6の組成のウレタン■料を塗布して室温でさらに2
4時間硬化させた。
表−6 なお、表−6中のウレタンプレポリマーとは表−7およ
び表−8の組成からなる配合物をそれぞれ乾燥窒素ガス
中で80℃、30分間反応させ、得られたそれぞれのウ
レタンを100/4(1(重量比)の割合で混合して調
整したものである。
表−7 表−8 使用例−2,ドアウェザ−ストリップ 自動車のボディとドアとの隙間をシールするウェザ−ス
トリップは一例として表−9の組成のEPDM配合物を
押出成形後、200℃で5分間加表−9 次に、このウェザ−ストリップ基材の表面に前記実施例
−2のプライマー組成物をディッピング塗布して室温で
30分間風乾後、表−10の配合物を乾燥窒素ガス中で
80°C13時間反応させ、さらに1,6−ヘキサンジ
オール24.8部とジメチルホルムアミド170部とを
加えて乾燥窒素ガス中で80℃、20分間反応させて得
たウレタン塗料をその上に塗布して24時間放置してプ
ライマー組成物とウレタン塗料とを硬化させた。その後
、ジメチルシリコーンオイル(10万C3t)のトルエ
ン5%溶液をこのウレタン塗膜の上に塗布した。
表−10 使用例−3,静電植毛製品 使用例−1のグラスランにはガラス摺動部位に短繊維に
よる静電植毛加工を施した製品もある。
このグラスラン基材の表面に実施例−3のプライマー組
成物をディッピング塗布して室温で30分間風乾した。
次いで、表−11の配合物を乾燥窒素ガス中で80℃、
3時間反応させて得たウレタン接着剤をその上に塗布し
てナイロン66短繊維からなるパイルを静電植毛し、さ
らに同ウレタン接着剤を100℃の熱風で3分間硬化し
て静電植毛製品を得た。
表−11 次に、使用例−1および3の処理を施した基材の塗膜の
耐摩耗性につき、以下の方法で試験を行った。
試験機二  KI型摩耗試験機 試験条件: 摩擦子     ガラス(厚さ 5龍)荷重     
  3kg 摩擦子のサイクル    60回/分 ・摩擦子のストローク  145mm 基材を上記試験機に取り付け、既述の条件で基材表面を
摩擦した。
その結果、5万回の繰り返し摩擦によっても基材の露出
は見られない、という好結果を得た。
また、使用例−2の処理を施した基材の塗膜の耐摩耗性
につき、以下の方法で試験を行った。
試験機:   往復動式摩耗試験機 試験条件: 摩擦子     ガラス(厚さ 5mm)摩擦子のサイ
クル    60回/分 摩擦子のストローク  145龍 基材を上記試験機に取り付け、既述の条件で基材表面を
摩擦した。
その結果、2万回の繰り返し摩擦によっても基材の露出
は見られない、という好結果を得た。
また、使用例−1〜3の各基材の追従性について180
度折曲状験を行ったが、いずれも極めて良好な追従性を
示し、ポリオレフィン系加硫ゴムの特性である柔軟性、
屈曲性は何ら損なわれることがなかった。
使用例−4,樹脂モール 自動車ボディの側面に装着されるモールは、ポリエチレ
ンフオームなどを基材とする両面粘着テープを介してボ
ディに取り付けられている。
そこで、前記表−3の配合からなる塩化ビニル樹脂を1
70℃で押出成形してモールを製造し、これを用いて以
下の試験を行った。
すなわち、(al  第1図に示すように、ポリエチレ
ンの5倍発泡体からなるテープ3の片面に実施例−4の
プライマー組成物4および接着剤5aとしてG−17(
コニシ製、クロロプレンゴム系接着剤)を、また非処理
面に市販の両面テープ用アクリル系粘着剤6をそれぞれ
塗布して両面粘着テープ7aを調整し、この両面粘着テ
ープ7aを介して塩化ビニル樹脂製モール2をアクリル
塗装鉄板1に貼り付けた。
(b)  上記tal中のプライマー組成物として実施
例−4のものを用いた(他は(a)と同じ)。
(C1上記(a)中のプライマー組成物として実施例−
4のものを用いたく他は(a)と同じ)。
(d)  次に、第2図に示すように、ポリエチレンの
5倍発泡体からなるテープ3の片面に実施例−4のプラ
イマー組成物4および粘着剤5bとしてダイアナール8
82(三菱レーヨン製、アクリル系粘着剤)を、また非
処理面には市販の両面テープ用アクリル系粘着剤6をそ
れぞれ塗布して両面粘着テープ7bを調整し、この両面
粘着テープ7bを介して塩化ビニル樹脂製モール2をア
クリル塗装鉄板1に貼り付けた。
(e)  上記tdl中のプライマー組成物として実施
例−5のものを用いた(他は(dlと同じ)。
(f)  上記(d)中のプライマー組成物として実施
例−5のものを用いた(他は(d)と同じ)。
(a 比較例−1として、第3図に示すように、ポリエ
チレンの5倍発泡体からなるテープ3の片面に接着剤5
aとして上記G−17のみを塗布した(他は(a)と同
じ)。
(hl  比較例−2として、第4図に示すように、ポ
リエチレンの5倍発泡体からなるテープ3の片面に粘着
剤5bとして前記ダイアナール882のみを塗布した。
(他は+d)と同じ。) 次に、上記(a)〜(h)の各モール2につき、引張り
速度30鶴/分の条件で引張り剪断試験を行い、表−1
2に示す結果を得た。
表−12(単位:g/cJ) 以上の試験結果から、上記実施例−1〜7のプライマー
組成物の表面に塗布された塗料、接着剤の密着力は極め
て強固なものであり、自動車用各種成形物の下塗り剤と
して充分な効果を発揮することが判明した。
発明の効果 以上詳述したように、ポリオレフィン系加硫ゴムやポリ
オレフィン系合成樹脂からなる成形物の表面に各種塗料
、接着剤を塗布する際に本発明のプライマー組成物を下
塗剤として用い、その上に各種の塗料、接着剤を塗布す
れば極めて強固な密着力を得ることができる。また、ポ
リオレフィン系加硫ゴムの場合には同ゴムの特性である
柔軟性、屈曲性が損なわれることはない。
従って、このプライマー組成物は上記自動車用各種成形
物を始め、強固な密着力の要求されるポリオレフィン系
加硫ゴムやポリオレフィン系合成樹脂その他広範な用途
に適用することのできる優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のプライマー組成物を下塗
剤として用いたモールの取付構造を示す断面図、また第
3図および第4図はそれぞれ従来のモールの取付構造の
一例を示す断面図である。 2・・・モール、4・・・プライマー組成物。 特許出願人       豊田合成株式会社代理人  
   弁理士     恩田博宣図面その1 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ポリメタクリル酸誘導体またはポリアクリル
    酸誘導体の少なくとも一種と、クロロプレンゴムと、末
    端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和もしく
    は部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合物、も
    しくは (b)メタクリル酸誘導体またはアクリル酸誘導体の少
    なくとも一種とクロロプレンとからなる重合体と、末端
    に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖が飽和もしくは
    部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとの混合物、 のいずれか一種からなるプライマー組成物。 2、前記ポリメタクリル酸誘導体またはポリアクリル酸
    誘導体の少なくとも一種と、クロロプレンゴムとの混合
    比は10〜500/100(重量比)である特許請求の
    範囲第1項記載のプライマー組成物。 3、前記メタクリル酸誘導体またはアクリル酸誘導体の
    少なくとも一種とクロロプレンとの配合比は10〜50
    0/100(重量比)である特許請求の範囲第1項記載
    のプライマー組成物。
JP60157284A 1985-06-19 1985-07-17 プライマ−組成物 Granted JPS6218433A (ja)

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US06/876,209 US4849468A (en) 1985-06-19 1986-06-19 Adhesive compositions

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