JPS62270671A - プライマ−組成物 - Google Patents

プライマ−組成物

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JPS62270671A
JPS62270671A JP11388086A JP11388086A JPS62270671A JP S62270671 A JPS62270671 A JP S62270671A JP 11388086 A JP11388086 A JP 11388086A JP 11388086 A JP11388086 A JP 11388086A JP S62270671 A JPS62270671 A JP S62270671A
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polyurethane
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はポリオレフィン系加硫ゴムをはじめとする各種
合成ゴム、あるいはポリオレフィン系合成樹脂や塩化ビ
ニルをはじめとする各種合成樹脂の表面に塗料や接着剤
を塗布するに際し、これらの密着力を強化するために下
塗剤として使用されるプライマー組成物に関するもので
ある。
(従来の技術) 工業用ゴム製品には多くの種類があるが、とりわけエチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)
やエチレン−プロピレン共重合−fム(EPM)などの
ポリオレフィン系加硫ゴムは耐候性、耐老化性、耐オゾ
ン性などに卓越した性能を示し、さらに使用温度範囲も
一50℃〜150°Cと広範囲であるなど、優秀な特長
を備えたゴムであるため、現在では多方面で使用される
ようになった。また、用途に応じて上記EPDMやEP
Mに天然ゴム(NR)やスチレン−ブタジェン共重合ゴ
ム(SBR)、ブタジェンゴム(BR)、イソブチレン
−イソプレン共重合ゴム(IIR)、クロロプレンゴム
(CR)、アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴム(
NBR)などの合成ゴムをブレンドしたゴム、あるいは
ABS樹脂、スチレン樹脂(PS)、ポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂をブレンドし
たゴムも多方面で使用されている。
また、上記PPやPEなどのポリオレフィン系合成樹脂
もポリオレフィン系加硫ゴムと同様、耐候性、耐老化性
、耐オゾン性などに卓越した性能を示し、かつ安価でも
あることから、車両用各種部品や電気製品など広範囲の
用途に使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上記EPDMやEPMなどのポリオレフィン系
加硫ゴムあるいはPP、PEなどのポリオレフィン系合
成樹脂は、その分子の主鎖中に極性基を含まないことか
ら反応性に乏しく、これらのゴムや樹脂を原料とする成
形物の表面に塗料や接着剤を塗布しても生じた塗膜が剥
離しやすいという問題点がある。
しかし、上記問題点に対しては従来から数々の対応策が
試みられているにも係わらず、いまだ満足な解決策が見
出されていないのが現状である。
また、塩化ビニル樹脂のように可塑剤を多量に含有する
樹脂を原料とする成形物は長期間の使用に伴って可塑剤
が成形物の表面に移行することから、表面に塗布された
塗料や接着剤の密着力が次第に低下するという問題点が
ある。
本発明者は上記問題点に鑑みて研究を重ねた結果、ポリ
オレフィン系加硫ゴム、ポリオレフィン系合成樹脂ある
いは塩化ビニル樹脂など対し強固な密着力を備えたプラ
イマー組成物を見出すことにより、本発明に到達したも
のである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は (a)  クロロプレンゴム、 (bl  フェノール樹脂、 [C)  ポリイソシアネートおよび/またはポリウレ
タン、 (d)  分子末端に少なくとも一個の水酸基を備えた
主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマ
ー、 (a)  有機溶剤、 の混合物からなるプライマー組成物を採用することによ
り上記問題点の解決を図ったものである。
(作用) 上記構成からなるプライマー組成物はポリオレフィン系
加硫ゴムやポリオレフィン系合成樹脂あるいは塩化ビニ
ル樹脂などに対し強固な密着力を備えていることから、
これを下塗剤として用いることにより、ポリオレフィン
系加硫ゴムやポリオレフィン系合成樹脂、塩化ビニル樹
脂などからなる成形物の表面に塗布する塗料や接着剤の
密着力が著しく向上する。
(実施例) 以下、本発明のプライマー組成物の構成成分につき、具
体例を挙げて説明する。
fa)  クロロプレンゴムとは、クロロプレンの乳化
重合により得られる非加硫ポリマーであって、耐候性、
耐オゾン性、耐熱老化性、耐薬品性などに優れた特性を
備えているとともに、各種ゴムや合成樹脂などに対して
高い密着性を示す接着性ポリマーである。
(bl  フェノール樹脂とは、Na OHなどのアル
カリを触媒としてフェノールとアルデヒド(主としてホ
ルムアルデヒド)とを加熱・縮合して得られる接着性ポ
リマーであるが、さらにテルペンフェノール樹脂やロジ
ン変性フェノール樹脂など、天然樹脂分を含有する変性
フェノール樹脂も使用される。
Ic)  ポリイソシアネートとは、2.4− トリレ
ンジイソシアネート、水添2,4−1−リレンジイソシ
アネート、4□4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添4.4゛−ジフェニルメタンジイソシアネート
、1.5−ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、1.6
−へキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネートなどのジイソシアネート、あるいは4.4’
、4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、トリ
ス−(p−イソシアネートフェニル)−チオフォスフェ
ートなどの多官能イソシアネートを重合して得られる接
着性ポリマーである。
またポリウレタンとは、上記例示のイソシアネートをポ
リオールとをモル比でイソシアネートが過剰となるよう
に重合し、ついで鎖延長剤を加えてさらに重合反応を行
うことにより得られる分子末端にNCO基またはOH基
を含有する接着性ポリマーである。
上記ポリオールとしてはポリエステルポリオールまたは
ポリエーテルポリオールのいずれを採用してもよ(、ポ
リエステルポリオールのポリオール成分としてはエチレ
ングリコール、1.2−プロピレングリコール、1.4
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2.3−
ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−
ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエチレングリコール、トリメチロー
ルプロパンヲ例示することができる。
また、有機酸成分としてはコハク酸、フタル酸、無水フ
タル酸、イソフタル酸、マレイン酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸などのジカルボン酸を例示するこ
とができる。
一方、ポリエーテルポリオールとしてはポリオキシプロ
ピレンジオール、ポリテトラメチレングリコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンジオールを例示することができ
る。
なお、ポリオールとしては上記例示のもの以外にもクロ
ロプレンゴムやアクリル樹脂など、種々のものが利用可
能であるが、塩化ビニル樹脂のように可塑剤を多量に含
有するポリマーに適用する場合には上記ポリエステルポ
リオールの使用が好ましい。
上記例示のポリイソシアネートやポリウレタンはそれぞ
れ単独で使用してもよく、また任意の割合で混合して使
用してもよい。
fdl  分子中に水酸基を含有する主鎖が飽和もしく
は部分的に飽和した炭化水素系ポリマーとしては、平均
分子量1000〜5000のポリヒドロキシポリオレフ
ィン(三菱化成工業型、商品名「ポリテール−H」、「
ポリテール−HAJ)、あるいは七ツマー1分子中に1
個以上、好ましくは1.8〜5.0個の水酸基を含有し
、かつその主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した平均分
子量500〜5万、好ましくは1000〜2万のポリヒ
ドロキシポリブタジェンポリマー(特開昭5O−142
695)を例示することができる。
上記炭化水素系ポリマーはいずれも分子中に水酸基を含
有することから、この水酸基の反応性を利用して種々の
特性を備えた組成物を得ることができる、という特徴が
ある。
従って、前記クロロプレンゴム、フェノール樹脂、ポリ
イソシアネートおよび/またはポリウレタン、上記例示
の炭化水素系ポリマーとを有機溶剤中で混合することに
より、各種ポリマーに対して強固な密着力を備えたプラ
イマー組成物が得られる。
また、クロロプレンゴム、フェノール樹脂、ポリイソシ
アネートおよび/またはポリウレタンを  ′混合する
際には、クロロプレンゴム100重量部に対して、フェ
ノール樹脂1〜200重量部、ポリイソシアネート0.
5〜50重量部が適量であって、フェノール樹脂が1重
量部以下、200重量部以上、ポリイソシアネートおよ
び/またはポリウレタンが0.5重量部以下、50重量
部以上ではいずれも密着力の低下が観察された。
さらに、炭化水素系ポリマーとの混合に際しては、炭化
水素系ポリマー100重量部に対してクロロプレンゴム
、フェノール樹脂、ポリイソシアネートおよび/または
ポリウレタンの混合物が1〜99重量部の割合とすれば
よい。
(e)  次に、混合の際に使用する有機溶剤としては
n−ヘキサン、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン
、などの飽和炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素;ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、などのエーテル類;酢酸エチル、酢酸プロピルなど
の酢酸エステル類;アセトン、シクロヘキサノン、エチ
ルシクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケトン
類;トリクロルエチレン、テトラクロルエチレン、メチ
ルクロロホルムなどの塩素系炭化水素から適宜選択され
た溶剤もしくは二種以上からなる混合溶剤を例示するこ
とができる。
次に、上記ブライマー組成物の適用対象となるものは前
記PP、PEや塩化ビニルなどの各種合成樹脂、あるい
はEPDMやEPMなどのポリオレフィン系加硫ゴムで
あり、さらにポリオレフィン系加硫ゴムの特性を失わな
い範囲の量で前記NR,SBR,I IR,CR,NB
Rなどのゴム成分やABS樹脂、PSSPE、PP、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)などの樹脂成
分を含有したものも含まれる。
なお、上記ポリオレフィン系加硫ゴムや、これに上記例
示の各種ゴム成分や樹脂成分を添加したものには通常使
用される配合物、すなわち■加硫剤としてイオウ、モル
フォリンジスルフィド、ジクミルパーオキシド1、■加
硫促進剤として2−メルカプトベンゾチアゾール、ジメ
チルジチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、■老化防止剤・酸化防止剤・オゾン劣化防
止剤としてフェニル−α−ナフチルアミン、2゜6−ジ
ーt−ブチル−p−クレゾール、■充填剤としてカーボ
ンブラック、炭酸マグネシウム、クレー、■可塑剤とし
てジオクチルセバケート、鉱物油などが添加されている
上記ブライマー組成物の塗布方法としてはなんら特殊な
設備は必要なく、ディッピング、スプレー、ハケ塗りな
ど通常の塗装方法を用いて塗布するだけでよい。また、
上記ブライマー組成物は一液型であって可使時間が非常
に長いため、溶剤の蒸発により粘度が上昇した場合は、
再度溶剤を加えて粘度調整をすればよい 〔実施例−1〕 クロロプレンゴム、フェノール樹脂、ポリイソシアネー
トを有機溶剤中で混合して下記の表−1〜4に示す組成
物(以下、CR系ポリマーと略称する)を調整した。な
お、使用したフェノール樹脂はタマノル520S、タマ
ノル521 (いずれも荒用化学社製、フェノール樹脂
)、タマノル803 (同社製、テルペンフェノール樹
脂)、タマノル340 (同社製、ロジン変性フェノー
ル樹脂)である。
表−1(CR系ポリマー−1) (表中の部は重量部である。以下、同様)表−2(CR
系ポリマー−2) 表−3(CR系ポリマー−3) 表−4(CR系ポリマー−4) 次に、上記CR系ポリマーと前記分子末端に水酸基を備
えた平均分子量1000〜5000のポリヒドロキシポ
リオレフィン(「ポリテール−H」または「ポリテール
−HAJ)とをトルエン中で混合して下記の表−5〜9
に示すプライマー組成物−1〜5を調整した。
表−5(プライマー組成物−1) 表−6(プライマー組成物−2) 表−7(プライマー組成物−3) 表−8(プライマー組成物−4) 表−9(プライマー組成物−5) 次に、上記プライマー組成物−1〜5の密着力を調べる
ため、以下の方法で試験を行った。
表−10の組成からなるゴム配合物を160°C30分
間加硫処理してEPDMからなる21m厚の基材を製造
し、これをloommXloom−角に裁断して試験片
を二枚作成した。
次に、図に示すようにこの二枚の試験片3の各片面端部
に前記表−1のプライマー組成物−1を塗布した後、室
温で30分間風乾してプライマ一層1を形成した。
次いで、表−11に示す組成のクロロプレンゴム系接着
剤2を上記プライマ一層1の表面に塗布し、同じく室温
で30分間風乾した後、再試験片1を接合して室温で2
4時間放置した。
その後、この試験片1を図の矢印方向に引張ってその引
張り剪断強度を測定し、表−13に示す結果を得た。
また、プライマー組成物−2〜5および下記の表−12
に示す組成のプライマー組成物(比較例−1)を使用し
て同様の引張り剪断試験を行った結果についても表−1
3に示す。
表−10 表−11 表−12(比較例−1) 表−13 その結果、プライマー組成物−1〜5を使用した試験片
の引張り剪断強度は極めて大きいものであった。なお、
比較例−1のプライマー組成物はフェノール樹脂とポリ
イソシアネートを欠くため、引張り剪断強度が低下した
以下の比較例−2〜10の各組成物は従来よりポリオレ
フィン系加硫ゴムやポリオレフィン系合成樹脂用の下塗
剤として使用されているものである。
比較例−2 「エステルレジン−20」 (東洋紡績製、飽和ポリエ
ステル樹脂)をメチルエチルケトン/トルエン=179
からなる混合溶剤で希釈してプライマー組成物を調整し
た。
比較例−3 「ビニライト−VMCHJ  (ユニオンカーバイド製
、塩ビニ酢ビ共重合樹脂)をメチルエチルケトン/トル
エン=1/1からなる混合溶剤で希釈してプライマー組
成物を調整した。
比較例−4 「エスレソク・BM−2J  (積木化学製、ブチラー
ル樹脂)をブタノール/キシレン=1/1からなる混合
溶剤で希釈してプライマー組成物を調整した。
比較例−5 「オレスター・M2S−80AJ  (三井東圧製、湿
気硬化型ポリウレタン樹脂)をトルエンで希釈してプラ
イマー組成物を調整した。
比較例−6 「デスモフェン−100J(バイエル類、ポリヒドロキ
シ化合物)/「デスモジュール−R」(バイエル類、ポ
リイソシアネート)=1/1.5からなる混合物をメチ
レングリコール/酢酸ブチル/トルエン=1/1/1か
らなる混合溶剤で希釈してプライマー組成物を調整した
比較例−7 [ベツコゾール・J−534J  (大日本インキ化学
工業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)とナフテン酸
コバルト(乾燥剤)とをミネラルベースで希釈してプラ
イマー組成物を調整した。
比較例−8 「ベッコゾール・J−524J  (大日本インキ化学
工業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)/「スーパー
ベッカミン・J−100J  (大日本インキ化学工業
製、ブチル化メラミン樹脂)=4/1からなる混合物を
キシレンで希釈してプライマー組成物を調整した。
比較例−9 「アクリロイド・C−110VJ  (ローム&ハース
製、熱可塑性アクリル樹脂)/ニトロセルロース=99
/1からなる混合物をトルエンで希釈してプライマー組
成物を調整した。
比較例−IO 「アクリディック・47−712J  (大日本インキ
化学工業製、熱硬化性アクリル樹脂)/「スーパーへメ
ラミン・47−508J  (大B本インキ化学工業製
、ブチル化メラミン樹脂)=4/1からなる混合物をト
ルエン/酢酸ブチル−1/1からなる混合溶剤で希釈し
てプライマー組成物を調整した。
そこで、これらの組成物を下塗剤として前記EPDMか
らなる試験片に塗布し、その上に前記表=11に示す組
成のクロロプレンゴム系接着剤を塗布して試験片同士を
接合した後、前述した方法で引張り剪断強度を測定した
その結果、これらの下塗剤を使用した試験片の引張り剪
断強度はいずれも極めて小さいものであった。(1,0
kg/cnl以下) 〔実施例−2〕 1、Ll−1−リクロルエタン/ジメチルホルムアミド
= 100/60の混合溶剤中でポリエステルポリオー
ル、イソシアネートを溶解し、乾燥窒素ガス中で80℃
、3時間反応させた後、鎖延長剤を加えてさらに80℃
、3時間反応させてポリウレタン−1〜4を調整した。
使用したポリエステルポリオール、イソシアネート、鎖
延長剤を下記の表−14〜17に示す。
表−14(ポリウレタン−1) 表−15(ポリウレタン−2) 表−16(ポリウレタン−3) 表−17(ポリウレタン−4) 次に、上記ポリウレタンとクロロプレンゴムとフェノー
ル樹脂とを有機溶剤中で混合して下記の表−18〜21
に示すCR系ポリマー−5〜8を調整した。
表−18(CR系ポリマ=−5) 表−19(CR系ポリマー−6) 表−20(CR系ポリマー−7) 表−21(CR系ポリマー−8) 次に、上記CR系ポリマーと前記分子末端に水酸基を備
えた平均分子量1000〜5000のポリヒドロキシポ
リオレフィン(「ポリテール−HAJ)とをトルエン中
で混合して下記の表−22〜25に示すプライマー組成
物−6〜9を調整した。
表−22(プライマー組成?1−6) 表−23(プライマー組成物−7) 表−24(プライマー組成?l−8) 表−25(プライマー組成物−9) 次に、上記プライマー組成物−6〜9の密着力を調べる
ため、以下の方法により引張り剪断試験を行った。
表−26の組成からなる塩化ビニル樹脂を170℃で押
出成形して2■■厚の基材を製造し、これを100m5
X 100+n角に裁断して二戊の試験片を作成した。
表−26 次に、前記実施例−1の場合と同様、この二枚の試験片
の各片面にプライマー組成物−6をそれぞれ塗布した後
、室温で30分間風乾してプライマ一層を形成し、前記
表−11のクロロプレンゴム系接着剤をプライマ一層の
表面に塗布した後、室温で30分間風乾して試験片同士
を接合して室温で24時間放置した。そして、前記実施
例−1の場合と同様の方法でその引張り剪断強度を測定
し、表−28に示す結果を得た。また、プライマー組成
物−7〜9および下記の表−27に示す組成のプライマ
ー組成物(比較例−11)を使用して同様の引張り剪断
試験を行った結果についても表−28に示す。
表−27(比較例−11) 表−28 その結果、プライマー組成物−6〜9を使用した試験片
の引張り剪断強度はいずれも極めて大きいものであった
。なお、比較例−11のプライマー組成物はフェノール
樹脂の割合が過剰であったため、引張り剪断強度が低下
した。
また、前記比較例−2〜10の各組成物を下塗剤として
その表面に前記クロロプレンゴム系接着剤を塗布して試
験片同士を接合した後、前述した方法で引張り剪断強度
を測定した結果、これらの下塗剤を使用した試験片の引
張り剪断強度はいずれも極めて小さいものであった(1
、Q kg / cnl以下)。
以上の試験結果から、前記プライマー組成物−1〜9は
いずれもEPDMや塩化ビニル樹脂に接着剤を塗布する
際の下塗剤として優れた密着力を発揮するものであるこ
とが判明した。
〔実施例−32 次に、EPDMからなる基材に塗料を塗布する際の下塗
剤として前記プライマー組成物−1〜5を使用した場合
の塗膜の密着力を以下の方法で測定した。
前記実施例−1で使用したE P D Mからなる試験
片に前記プライマー組成物−1〜5をそれぞれディッピ
ング法により塗布して室温で30分間風乾後、表−29
の組成からなるウレタン配合物を乾燥窒素ガス中で80
℃、3時間反応させて得たウレタン塗料を塗布して室温
で24時間硬化させた。
表−29 その後、各試験片に塗布されたウレタン塗膜の密着力を
ゴバン目試験により測定した結果、いずれの試験片も充
分な密着力(l OO/100)を示した。
一方、前記比較例−2〜10の各組成物をディッピング
法により上記各試験片に塗布して室温で30分間風乾後
、前記ウレタン塗料を塗布して室温で24時間硬化させ
た。そして、この塗膜の密着力をゴバン目試験により測
定したが、いずれの傅膜もその密着力は極めて弱かった
(0/l。
0)。
〔実施例−4〕 次に、塩化ビニル樹脂からなる基材に塗料を塗布する際
の下塗剤として前記プライマー組成物−6〜9を使用し
た場合の塗膜の密着力を以下の方法で測定した。
前記実施例−2で使用した塩化ビニル樹脂からなる試験
片に前記プライマー組成物−6〜9をそれぞれディッピ
ング法により塗布して室温で30分間風乾後、前記表−
29の組成からなるウレタン塗料を塗布して室温で24
時間硬化させた。
その後、各試験片に塗布されたウレタン塗膜の密着力を
ゴバン目試験により測定した結果、いずれの試験片も充
分な密着力(100/100)を示した。
一方、前記比較例−2〜10の各組成物を下塗剤として
使用した場合は、前記実施例−3の場合と同様、いずれ
の塗膜もその密着力は極めて弱かった(0/100)。
以上の試験結果から、前記プライマー組成物−1〜9は
いずれもEPDMや塩化ビニル樹脂に塗料を塗布する際
の下塗剤として優れた密着力を発揮するものであること
が判明した。
次に、前記プライマー組成物−1〜9を自動車用各種ゴ
ム製品に塗料や接着剤を塗布する際の下塗剤として用い
た使用例を説明する。
使用例−1:ドアウェザ−ストリップ 自動車のボディとドアとの隙間をシールするドアウェザ
−ストリップにはEPDMが多用されている。
そこで、EPDMからなるウェザ−ストリップ基材の表
面にプライマー組成物−1〜9をそれぞれ塗布し、その
上に前記表−29に示す組成のウレタン塗料を塗布して
室温で1時間風乾後、さらにジメチルシリコーンオイル
(10万C3t )のトルエン5重・量%溶液を塗布し
た。
使用例−2ニゲラスラン ドアサツシュのウィンドガラスと摺動する箇所に使用さ
れるグラスランにもEPDMが多用されている。
そこで、EPDMからなるグラスラン基材の表面にプラ
イマー組成物−1〜9をそれぞれを塗布し、その上に前
記表−29に示す組成のウレタン塗料を塗布して室温で
24時間風乾した。
次に、上記のような処理が施されたウェザ−ストリップ
およびグラスランの表面に形成された塗膜の耐摩耗試験
を下記の方法で行った。
試験機二       KI型摩耗試験機試験条件: 摩擦子       ガラス(厚さ5mm)荷重   
     3 kg 摩擦子のサイクル  60回/分 摩擦子のストローク 145關 試験方法: 上記のウェザ−ストリップおよびグラスランの一部を試
験機に取付け、試験条件に従って塗膜表面を摩擦した。
その結果、いずれの場合も5万回の繰り返し摩擦によっ
ても基材の露出は見られなかった。
さらに、上記各塗膜の追従性につき180°折曲げ試験
を行ったが、いずれも極めて良好な追従性を示し、EP
DMの特長である柔軟性および屈曲性は何ら損なわれて
いなかった。
次に、前記比較例−2〜10の各組成物を用いて上記の
耐摩耗試験を行ったが、ウェザ−ストリップおよびグラ
スランとも100〜150回の繰り返し摩擦によって基
材が露出してしまった。
使用例−3=静静電上製品ニ グラスランにはウィンドガラスとの摺動面には繊維によ
る静電植毛加工が施された製品がある。
前記グラスラン基材にプライマー組成物−1〜9をそれ
ぞれディッピング法により塗布して室温で30分間放置
し、次いでその表面に前記表−29の組成からなるウレ
タン接着剤を塗布した後、ナイロン−66短繊維からな
るパイルを静電植毛してこのウレタン接着剤を熱風で硬
化させることにより、静電植毛製品を得た。
次に、上記のような処理が施された静電植毛製品におけ
る塗膜の耐摩耗試験を下記の方法で行った。
試験機;       往復動型摩耗試験機試験条件: 摩擦子       ガラス(厚さ5龍)摩擦子のサイ
クル  60回/分 摩擦子のストローク 145龍 試験方法: 上記静電植毛製品の一部を試験機に取付け、試験条件に
従って塗膜表面を摩擦した。
その結果、2万回の摩擦繰り返し後においても基材の露
出は見られなかった。
また、前記プライマー組成物−1〜9はさらに次のよう
な用途に使用することもできる。
使用例−4:ダイヤフラム プライマー組成物−1〜9をそれぞれ塗布して室温で3
0分間放置した後、前記表−29の組成からなるウレタ
ン塗料を塗布したアクリロニトリル−ブタジェン共重合
ゴム(NBR)製ダイヤフラム基材の耐ガソリン性を調
べるため、未処理のダイヤフラムとともに24℃のガソ
リン中に48時間浸漬して、次式により浸漬前後の質量
変化率を測定した。
ΔW−((W2−W、)/Wl ) X 100 (%
)(Wlは浸漬前の、またW2は浸漬後の質量である。
)その結果、未処理のダイヤフラムのΔWは30%であ
ったのに対し、上記処理の施されたもののΔWは20.
1%まで低下したことから、実施例−4のプライマー組
成物はダイヤフラム基材の耐ガソリン性向上に卓効を示
すことが判明した。
使用例−5=ブレ一キシリンダーカツププライマー組成
物−1〜9をそれぞれ塗布して室温で30分間放置した
後、前記表−29の組成からなるウレタン塗料を塗布し
たスチレン−ブタジェン共重合ゴム(SBR)製ブレー
キシリンダーカップ基材の耐グリコール性を調べるため
、未処理のブレーキシリンダーカップ本体とともに市販
の低分子量エチレングリコール中に24℃、200時間
浸漬したのち、前記ダイヤフラムについて行った方法に
より浸漬前後の質量変化率ΔWを測定した。
その結果、未処理のブレーキシリンダーカップ本体のΔ
Wは3.5%であったのに対し、上記処理の施されたも
ののΔWは1.5%まで低下したことから、前記ゴム組
成物はブレーキシリンダーカップ本体の耐グリコール性
向上に卓効を示すことが判明した。
使用例−5:ワイパーブレード EPDMからなるワイパーブレードの表面にプライマー
組成物−1〜9をそれぞれ塗布して室温で30分間放置
した後、前記表−29の組成からなるウレタン塗料を塗
布した結果、未処理のものに比較して追従性に優れ、か
つ摺動時の摩擦抵抗の低いワイパーブレードが得られた
以上の各試験結果から、プライマー組成物−1〜9はポ
リオレフィン系加硫ゴムに塗料や接着剤を塗布する際の
下塗剤として極めて有用なものであることが判明した。
また、プライマー組成物−1〜9はプライマーとしての
みならず、単独で接着剤として使用することも可能であ
り、さらに顔料、染料などを添加して塗料として使用す
ることも可能である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明のプライマー組成物はポリ
オフィン系加硫ゴム、ポリオフィン系合成樹脂あるいは
塩化ビニル樹脂など、各種のゴム、合成樹脂に対して極
めて強固な密着力を示す−という効果を発揮し、上記各
種のゴム、合成樹脂からなる基材の表面に接着剤や塗料
を塗布する際の下塗剤として極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
図は二枚の試験片の各一端にプライマ一層を形成した後
、クロロプレンゴム系接着剤を介して両試験片の端部を
接合した状態を模式的に示す断面図である。 1・・・プライマ一層、2・・・接着剤、3・・・試験
片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)クロロプレンゴム、 (b)フェノール樹脂、 (c)ポリイソシアネートおよび/またはポリウレタン
    、 (d)分子末端に少なくとも一個の水酸基を備えた主鎖
    が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマー、 (e)有機溶剤、 の混合物からなるプライマー組成物。 2、前記クロロプレンゴム100重量部に対して、フェ
    ノール樹脂が1〜200重量部、ポリイソシアネートお
    よび/またはポリウレタンが0.5〜50重量部の割合
    で混合されている特許請求の範囲第1項記載のプライマ
    ー組成物。 3、前記炭化水素系ポリマーが末端に少なくとも一個の
    水酸基を備え、かつその平均分子量が1000〜500
    0のポリヒドロキシポリオレフィンである特許請求の範
    囲第1項記載のプライマー組成物。
JP11388086A 1986-05-19 1986-05-19 プライマ−組成物 Granted JPS62270671A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999003907A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Primer composition and bonding of organic polymeric substrates
KR100862433B1 (ko) * 2005-06-03 2008-10-08 요코하마 고무 가부시키가이샤 프라이머 조성물

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