JPS62183963A - ろう材貯溜槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は半田貯溜槽等のろう材貯溜槽に関し、特にろう
材の不純物を除去する装置を有するろう材貯溜槽に関す
る。

［発明の技術的背景］ 例えばＤＩＰ型ＩＣ等の電子部品の端子に予備半田を施
す時には、半田貯溜槽が一般に用いられ、この半田貯溜
槽に電子部品の端子を浸漬することにより行なわれる。

ところが経時変化により、半田表面には半田より比重の
軽い酸化物等の不純物が浮遊するようになる。このため
この不純物を除去する装置のついた半田貯溜槽が用いら
れてぎている。

第６図に示す従来例につぎまず説明する。図において半
田貯溜槽１は、溶融した半田２を貯溜する半田貯溜容器
３と、半田２の表面の酸化物等の不純物４を収集し、除
去する不純物除去板５と、半田貯溜容器３と隣り合って
設けられ不純物除去板５が収集した不純物４を貯溜する
不純物貯溜容器６とを有する。不純物除去板５は、半田
貯溜容器３の周囲にスプロケット７．８．９．１０によ
り閉ループを形成するヂエーン１１に一端が回動自在に
取り付けられ、スプロケット７をモータ１２で駆動する
ことで矢示Ａ方向に周回動させられることとなる。そし
てこの不純物除去板５が半田貯溜容器３上を矢示Ｂ方向
に移動させられる時、その自由端５ａにより半田表面の
酸化物等不純物４を収集し、この収集した不純物４を不
純物貯溜容器６に除去するようにしている。

［背景技術の問題点］ 上記した半田貯溜槽１においては、半田貯溜容器３に貯
溜された半田２表面が酸化した場合、不純物除去板５が
定期的にその□不純物を収集し、不純物貯溜容器６に除
去するようになっているため半田表面を常に清浄な面に
保つことができる。ところが不純物除去板５は、その自
由端５ａを半田貯溜容器３に浸漬する状態で不純物４を
収集し、この収集した不純物４をかぎ出すようにして除
去するために、不純物貯溜容器６には不純物４とともに
半田２自体もかき出されてしまい、半田２の損失母の増
大に続がってしまうといった欠点を有していた。

［発明の目的］ 本発明は上記した欠点を除去するために成されたもので
、不純物除去部材によって損失するろう材を極ツノおさ
えることのできるろう材貯溜槽を提供することを目的と
する。

［発明の概要］ 上記目的を達成するために本発明においては、ろう材貯
溜容器における不純物貯溜容器取付側の側面から対向す
る側面方向に向かって延び適宜長さを有する案内部材を
設け、不純物を除去する時に不純物除去部材がこの案内
部材によってろう材と非接触状態とされるようにしたこ
とを特徴とする。

［発明の実施例］ 以下本発明の実施例につき図面を参照しながら説明する
。第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は平
面図、第３図は第１図における部分拡大正面図を各々示
す。なお図において先に説明した第６図と同一部材には
同一符号を付しその説明は省略する。この実施例に示す
半田貯溜層２０において先に説明した第６図と相異゛す
る点は、半田貯溜容器２１０図中右方側面２２ａ１すな
わち不純物貯溜容器６の取り付けられた側面から対向す
る左方側面２２ｂに向かって傾斜し適宜長さを有する案
内板２３が形成されている点である。

本実施例では不純物貯溜容器６に一体形成されたものを
示している。この案内板２３は、不純物除去板５が収集
した不純物４を不純物貯溜容器６にかき出す直前におい
て、その自由端５ａが半田２と非接触状態とされるよう
に案内するためのもので、図においては不純物除去板５
の進行方向（矢示Ｂ）と直交する方向の２箇所に設けら
れた例が示される。案内板２３はその全体が半田２の表
面より上方に位置するようにするとともに、その自由端
２３ａ側の高さは、１半田２の表面より幾分高めに設定
されている。

次に上記構成による作動について説明する。まず従来と
同様にモータ１２の駆動により不純物除去板５は矢示Ａ
方向に回動され、半田貯溜容器２１上方において矢示Ｂ
方向に移動させられる。さて不純物除去板５がその自由
端５ａを半田貯溜容器２１内の半田２表面に浸漬する状
態で左方側面２２ｂから右方側面２２ａに向かって移動
させられた時、この自由端５ａにて半田２表面に浮遊し
ている酸化物等の不純物４を収集する。そして不純物除
去板５が案内板２３上方に到達すると、この不純物除去
板５の自由端５ａは案内板２３と当接しながら移動して
いく。このため不純物除去板５の自由端５ａは半田２と
直接接触することなく、浮ぎ上がる状態とされ、この不
純物除去板５が矢示Ｂ方向への移動により収集し半田上
面に浮遊している不純物４だけに接触することとなる。

そしてさらに不純物除去板５の移動により、不純物４だ
けが半田貯溜容器２１の右方側面２２ａを乗り越え不純
物貯溜容器６に貯溜されることとなる。

この後、清浄された半田面に電子部品ａの端子すが浸漬
され、端子すの半田付けが行なわれる。

なお不純物貯溜容器６を通過した不純物除去板５は閉ル
ープを描いて移動し再度半田貯溜容器２１の左方側面２
２ｂに達し上記と同様な動作が繰り返されるものである
。

上記実施例によれば、不純物除去板５によって半田貯溜
容器２１外に損失する半田２の量を極力減少させること
が可能となる。すなわら上記したように、半田貯溜容器
２１内の不純物４を収集する時には不純物除去板５の自
由端５ａは半田２に浸漬されてはいるものの、収集した
不純物４を不純物貯溜容器６にかき出す直前にその自由
端５ａが案内板２３によって半田面より浮き上がる状態
とされ、不純物４だけが半田貯溜容器２１よりかき出さ
れるからである。

なお上記実施例においては、案内板２３を半田貯溜容器
２１の右方側面２２ａに位置するように設けたが、不純
物除去板５の進行方向（矢示Ｂ）と直交する側面に取り
付けるようにしてもよい。

また案内板２３を２個設けたが片方でもかまわないし、
また不純物除去板５と同じ幅の一枚板で形成し、不純物
除去板５の自由端５ａの全体が接触するようなものでも
かまわない。さらに不純物除去板５が半田貯溜容器２１
の左方側面２２ｂからも方側面２２ａ方向に向けて移動
する場合について説明した。しかしながら第４図に概略
を示すように、不純物除去板５が半田貯溜容器２１上に
て矢示Ｃ１−Ｃ２→Ｃ３−Ｃ４のようにブロック運動を
するようにしてもかまわない。

ざらに第５図に示すように、第１図を用いて説明した不
純物貯溜容器６、案内板２３を半田貯溜容器２１に対し
対称に２個ずつ設け、不純物除去板５を往復動させるよ
うにしてもかまわない。

［発明の効果］ 本発明によるろう材貯溜槽によれば、不純物除去部材に
よりろう材表面の不純物を取り除く時に、不純物と一緒
にろう材自体が除去されてしまう現象を防止することが
でき、ろう材の損失量を極力少なくすることが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は平面
図、第３図は第１図における部分拡大正面図、第４図は
別の実施例を示す概略正面図、第５図はさらに別の実施
例を示す概略正面図、第６図は従来の半田貯溜槽の正面
図を各々示す。 １．２０・・・半田貯溜槽、２・・・半田、３．２１・
・・半田貯溜容器、４・・・不純物、５・・・不純物除
去板、６・・・不純物貯溜容器、２３・・・案内板。 特許出願人　　　東芝精機株式会社 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）溶融したろう材を貯溜するろう材貯溜容器と、こ
   のろう材貯溜容器の上方でろう材と接触しながら少なく
   とも一方向に移動して前記ろう材貯溜容器内のろう材表
   面の不純物を収集し、除去する不純物除去部材と、前記
   ろう材貯溜容器と隣り合って設けられ前記不純物除去部
   材が収集した不純物を貯溜する不純物貯溜容器と、を具
   備するろう材貯溜槽において、前記ろう材貯溜容器にお
   ける前記不純物貯溜容器取付側の側面から対向する側面
   方向に向かって延び適宜長さを有する案内部材を設け、
   この案内部材により前記不純物除去部材がろう材と非接
   触状態とされるようにしたことを特徴とするろう材貯溜
   槽。