JPS6218272A - インクジエツト記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクを吐出させ被記録物に画像、文字等を
記録するインクジェット記録方法に関する。

従来の技術 所定値以上の電位差が設けられた場合、その電位差が印
加されている間インクが吐出し、電位差が所定値以下に
なるとインクの吐出が停止されるインクジェット記録装
置の一実施例として第３図に示すようなものがある。

インク室４に隣接するインク吐出口２に対向して、空気
吐出口１が設けられており、空気室５を介して送られて
くる空気が流出している。前記空気吐出口１の前面には
電極３が設けられており、この電極３とインク室内のイ
ンクとの間に電位差を設けると、前記インク吐出口２に
保持されているインクのメニスカスが引き伸ばされ、前
記空気吐出口１を通って空気流の加速を受けながら、飛
翔する。

第３図に示したインクジェット記録装置の電極３とイン
ク室内のインクとの間に印加される電圧は、例えば、第
４図のごとくである。すなわち、予めバイアス電圧Ｖｂ
を印加しておき、それに重畳した形態で信号電圧ｖｓを
印加する。バイアス電圧Ｖｂの値はそれだけではインク
が吐出しない範囲（３００〜５００ｖ程度）の電圧が選
択され、インクの吐出の準備をする。そして信号電圧ｖ
ｓが印加されている期間にのみインクの吐出がなされる
。インクの吐出が可能な最小の信号電圧■Ｓ（閾値電圧
Ｖｏｈと称する）は、信号電圧ＶＳが印加されている時
間（パルス幅ＰＷと称す）に依存し、パルス幅ＰＷが短
かい程、閾値電圧が上昇する傾向にある。

第５図は、その−特性例であり、ＰＷ＝３００μＳでは
Ｖｏｈ　＝　３００Ｖ　、　ＰＷ　＝　２００μｓでは
Ｖｏｈ　＝　３ｓｏｖとい“うように変化する。

第６図は、信号電圧Ｖｓが印加された場合のインクによ
るドツトの形成のされ方を示したものである。第６図（
ａ）は画像信号が０１０１０１１０１１１０　（１はＣ
）Ｎ、Ｏは０ＦＦ）と入力された場合の信号電圧ＶＳの
波形を示す。（ｂｌはその時のドツトの形成のされ方を
示し、０１１０　、０１１１０　、の場合は０１０の場
合に比較して２倍あるいは３倍の時間インクが吐出し、
それだけ長いドツトが形成される。

第６図に示すような信号形態によりインクを吐出させた
場合、それによって得られる記録画素の周波数「ｐは信
号電圧■ｓのパルス幅ｐｗ＝＋ｌ／ｒｐによって決定さ
れる。

例えばＶｓ　＝　３００Ｖの場合にはＰＷ≧３００μｓ
であるので、記録画素の最高周波数は３．３Ｋ）Ｉｚと
なる。

そして、さらに記録画素の周波数を高くするためには信
号電圧Ｖｓを高くする必要がある。

発明が解決しようとする問題点 以上詳細な説明のように、第６図のような信号形態にお
いては、記録画素の周波数を高くするためには、信号電
圧Ｖｓを高くする必要が生じ、安全性や価格の面で問題
があり、逆に信号電圧Ｖｓを低くすれば、記録画素の周
波数が低下し、記録速度が遅くなるという難点があった
。

本発明はこのような欠点を解消を解消するためになされ
たもので、低信号電圧で高速記録が可能なインクジェッ
ト記録方法を得ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、記録画素の周波数をｆＰとすると、少なくと
も、信号電圧Ｖｓの最小パルス幅ｐｗを１／ｆＰ＜　Ｐ
”　＜　２／ｆＰに設定し、この信号電圧■による静電
力によりインクを吐出させるようにしたインクジェット
記録方法である。

作　　　　用 信号電圧Ｖｓはインクに印加され、その静電力によシイ
ンクは吐出する。このとき、信号電圧込のの最小パルス
幅は記録画素の周波数ｆＰの逆数より大きいので、信号
電圧ｖｓを高くしなくとも記録画素の周波数を高めるこ
とができるので、見かけ上の応答性で向上し高速記録が
可能となる。

実施例 第１図は本発明の一実施例における動作波形を示す。第
１図（ａ）は画素の出現周期を決定するクロックパルス
であり、ｆＰの周波数を有している（ｂ）は、前記クロ
ックパルスに同期して出力された０１０１０１１０１１
１０で表わされる画像信号である。（Ｃ）は、本発明で
採用される信号電圧Ｖｓの波形を示したもので、そのパ
ルス幅ＰＷが画像信号（ｂ）のパルス幅ＬＡｐよりα（
但しＯ〈α＜　１／ｆＰ　）だけ大きくなっている。（
ｄ）は（Ｃ）の信号電圧Ｖｓにより吐出されたインクに
より記録されるドツトの形状を記したものである。

第１図の信号では、（Ｃ）に示すように信号電圧ｖｓの
パルス幅ＰＷがαだけ長くなった分、ＯＦＦになってい
る時間が短かぐなるが、一応ドット間に余白を生じさせ
ることができるパルス幅ＰＷを選定すれば、見かけ上、
長いパルス幅ｐｗで、信号電圧Ｖｓを高くすることなく
記録画素周波数の高い記録条件を選ぶことができる。

実施例ではＶｓ　＝　３００Ｖで実験を行ったが、従来
の信号形態ではｆＰ　＝　１７’ＰＷ　＝　３．３　Ｋ
Ｈｚが記録画素の最高周波ａ　テアッｆｃ　カ、ＰＷ　
＝　１／ｆＰ　＋１００　＝３００（ｇｑ）に設定する
ことによって、ｆＰ＝５ＫＩ（ｚまで高めることができ
た。

なお、第１図において、原理的には信号電圧ＶＳのパル
ス幅ｐｗを長くするのは、それが最小のパルス幅である
時のみであれば十分てちゃ、例えば画像信号が旧１０　
、０１１１０のように２以上連続してＯＮになる状態の
場合には、それに対応する信号電圧Ｖｓのパルス幅ＰＷ
を画像信号のそれより長くする必要はない。したがって
パルス幅ｐｗはＰＷ　＝　ｎ／ｆＰ十α 但し、Ｏくα＜　１／ｆＰ　　　　ｎは正の整数と表わ
すことができる。ここで、ｎ　＝　ｌのときが最小のパ
ルス幅であり、そのときのパルス幅ＰＷｍｉｎば １／ｆＰ　（ＰＷｍｉ　ｎ　（２／ｆＰとなる。

回路作製上は第１図のような信号形態が実現性があり、
例えば第２図のような回路により実現できる。すなわち
、クロックパルス発生器１１で第１図（ａｊのクロック
パルスを発生させ、これと画像信号発生器１２からの画
像信号（第１図（ｂ）参照）の論理積を・υの回路１３
でとり、再トリガ可能なモノマルチ１４に入力し、その
出力をドライバー１５により増幅することにより、第１
図（Ｃ）の信号電圧Ｖｓの波形が得られる。この時、第
１図でパルス幅ＰＷを長くするαの値は、モノマルチ１
４から出力されるパルス幅を設定することによって決定
される。

上記の方法は、第３図に示したような空気流と静電力を
利用したインクジェット記録装置に限らず、インクに静
電力を印加する各種方式のインクジェット記録装置に適
用できる。

発明の効果 以上のように、本発明は画像信号周波数に応じたパルス
幅の信号電圧をインクに印加して、この信号電圧に応じ
てインク吐出を制御するようにしたインクジェット記録
方法で、インクジェット記録装置に印加される信号電圧
Ｖｓを高くすることなく、記録画素周波数を高くするこ
とができ、安価で安全な駆動回路で、高速記録が可能な
インクジェット記録装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における信号波形図、第２図は
本発明の実施例における回路ブロック図、第３図は本発
明が適用されるインクジェット記録装置の一実施例を示
す断面側面図、第４図は従来のインクジェット記録方法
における信号波形図、第５図は第２図のインクジェット
記録装置の特性を示すグラフ、第６図は従来のインクジ
ェット記録方法における信号波形図である。 ２・・・インク吐出口、３・・・電極、４・・・インク
室、１１・・・タロツクパルス発生器、１２・・・画像
信号発生器、１３・・−ＡＮＤ回路、１４・・・モノマ
ルチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１［２コ 第２図 ｔｌ 第３図 第４図 ｖｂ′ 第５図 ０　　１００　　　ＺＯＯ３００４００ｓｈ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）所定の周波数ｆ＿Ｐに従って入力される画像信号に
   対応して、少なくとも、その最小のパルス幅が１／ｆ＿
   Ｐより大で２／ｆ＿Ｐより小なる値を有する信号電圧を
   インクに印加し、前記信号電圧が印加されている間に、
   インク吐出口よりインクが吐出され、前記信号電圧が印
   加されていない時にはインクを吐出しないことを特徴と
   するインクジェット記録方法。 ２）信号電圧のパルス幅Ｐ＿Ｗが Ｐ＿Ｗ＝ｎ／ｆ＿Ｐ＋α　但し、０＜α＜１／ｆ＿Ｐｎ
   は正の整数 で表わされることを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   記載のインクジェット記録方法。