JPS6218225A - 合成樹脂製複合レンズの製造方法及びその製造用ガスケツト - Google Patents

合成樹脂製複合レンズの製造方法及びその製造用ガスケツト

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JPS6218225A
JPS6218225A JP60157349A JP15734985A JPS6218225A JP S6218225 A JPS6218225 A JP S6218225A JP 60157349 A JP60157349 A JP 60157349A JP 15734985 A JP15734985 A JP 15734985A JP S6218225 A JPS6218225 A JP S6218225A
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optical film
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    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光学膜体と第1、第2のモールドとをガスケ
ットに組込み形成した組立てモールドを、傾斜状態ある
いは垂直状態として後、その傾斜上端部分あるいは垂直
上端部分に設けられた注入口部から樹脂モノマーを注入
し、その際、光学膜体の両側に形成された空室内の空気
が順次排出されつつ雨空室の液面が略一致した状態で上
昇するようになすことを基本として、光学膜体5に歪を
生ぜしめることがないとともに気泡抱き込みのおそれも
ない等高品質の複合レンズを、高能率でしかも高歩留ま
りで製造することを可能とする、合成樹脂製複合レンズ
の製造方法及びその製造用ガスケットに関する。
(従来技術及びその問題点) 近年、偏光レンズの要望の高まりとともに、軽量であり
、耐衝撃性に優れ、しかも生産性の高い樹脂材料に着目
し、該樹脂材料を用いて高品質の偏光レンズを能率的に
かつ歩留まりよ(製造せんとする努力が続けられており
、その最近における従来例としては、特公昭59−36
244号公報が開示する製造方法あるいは特開昭59−
187819号公報が開示する製造方法等がある。
前者即ち、特公昭59−36244号公報が開示する製
造方法を、第8図に基づいて説明すれば、筒状をなすガ
スケットaの底部に下部モールドbを取付けて後、ガス
ケットa内に樹脂子ツマ−Cを所定量注入充填し、該樹
脂モノマーCの上面に偏光膜dを積層載置し、その後該
偏光膜d上部に樹脂モノマーeを所定量注入充填し、然
る後、上部モールドfをガスケットaの上部に取付け、
樹脂モノマーを重合硬化させて目的とする偏光レンズを
製造するものである。
しかしながら、該製造方法によるばあいには、出願人自
身も明細書において明言しているごとく、樹脂モノマー
C上面に偏光膜dを積層載置する際に、偏光膜dと樹脂
モノマーCとの接触境界面に気泡を抱込まないよう注意
する必要があり、又偏光膜d上に樹脂上ツマ−eを注入
、充填する際にも、偏光膜dと樹脂モノマーeとの境界
面に気泡を抱込まないように注意する必要があり、さら
には、上部モールドfをガスケットaに取付ける際にお
いても、樹脂モノマーeと上部モールドrとの境界面に
気泡を抱込まないように注意する必要があった。このよ
うなことから、セットgを完成するためには各工程の作
業を極めて慎重に行わざるを得す、しかもセットに至る
までのほとんど全ての作業を一人の作業者がせざるを得
ないことから作業能率が悪く、偏光レンズの量産はほと
んど不可能であった。
一方後者即ち、特開昭59−187819号公報が開示
する製造方法は、第9図に示すごとく、筒状をなすガス
ケツ1−hの上下に上部モールドi、下部モールドjを
固定するとともに、両モールドi、j間において、ガス
ケットhの内面kに設けた突片β上にガスヶ・7トhの
内面にとの間に間隙を有するよう偏光膜mを載置し、ガ
スケットhの上部に設けた注入口nより樹脂モノマーを
注入して充填せしめ、樹脂モノマーを重合硬化させて目
的とする偏光レンズを製造するものである。
しかしながら、該製造方法によるばあいには、樹脂モノ
マーの注入に際し、偏光膜mと下部モールドjとの間に
樹脂上ツマ−が充填された後において、偏光膜m上に樹
脂モノマーが供給されるようにしなければならず、従っ
て、注入口nよりの注入は、偏光膜mの下側に樹脂上ツ
マ−が充填されるまでは、注入液がガスケツ)hの内面
に沿って流下するように極めて慎重に行うことが必要と
なり、その結果、生産性が非常に悪く、しかも偏光膜m
と下部モールドjとの間に気泡を抱き込みやすく、又偏
光膜mが変形しやすいため、得られた偏光レンズの光学
的品質が不均一となりやすい他、製品歩留まりも悪いと
いう欠点があった。
本発明者は、前記した各実施例における問題は、モール
ドを水平にした状態で各工程の作業を行うために生ずる
ものである点に着目して鋭意研究を重ねた結果、光学膜
体を含む組立てモールドを傾斜状態あるいは垂直状態と
して後、その傾斜上端部分あるいは垂直上端部分に設け
られた注入口部から樹脂モノマーを注入し、その際、光
学膜体の両側に形成された空室部内の空気が順次排出さ
れつつ両空室の液面が略一致した状態で上昇するように
なすならば、両モールド間に形成される空室が光学膜体
により2分割されているとしても、空室に気泡を抱き込
むことなく樹脂モノマーの完全充填ができると考え、更
に研究を重ねた結果本発明に到達したのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る合成樹脂製複合レンズの製造方法(以下製
造方法という)は、筒状をなすガスケット1の内周突面
部13に設けられている対向する挟持片16.17間で
、偏光膜体等の光学膜体5の周縁部を挟持せしめ、該光
学膜体5の両側において第1のモールド2と第2のモー
ルド3とをガスケット1に緊密に固定し、該第1のモー
ルド2と光学膜体5との間に第1の空室21を又第2の
モールド3と光学膜体5との間に第2の空室22を夫々
形成し、このように組立てられたモールド26を傾斜状
態あるいは垂直状態とし、第1の空室21あるいは第2
の空室22の少なくとも一と連通ずるごとくガスケット
lの周壁23の傾斜上端部分あるいは垂直上端部分に設
けられた注入口部25より樹脂モノマーを注入し、該注
入の際、傾斜下端部分あるいは垂直下端部分において第
1、第2の空室21.22を連通状態とするようにガス
ケットlの内周突面部13を凹ませることによって形成
された連通溝20を通して、樹脂モノマーが一方の空室
から他方の空室内に流入するようになし、該樹脂モノマ
ーの注入に伴い、注入口部25と連通ずる空室内の空気
は該注入口部25から直接排出され、注入口部25と連
通しない空室内の空気は、傾斜上端部分あるいは垂直上
端部分において第1、第2の空室21.22を連通状態
とするようにガスケット1の内周突面部13を凹ませる
ことによって形成された連通溝19を経て注入口部25
から排出され、又は、該空室に連通ずるごとく設けられ
た排気口部から排出されるようになし、樹脂モノマーが
第1、第2の空室21゜22に充填された後において該
樹脂モノマーを重合硬化させ、然る後第1、第2のモー
ルド2.3、ガスケット1を取除いて偏光レンズを製作
することを特徴とする。
又本発明に係るガスケット1の−は、合成樹脂素材等を
用いて形成された可撓性を有する筒状をなし、その開口
両側の内周に、第1のモールド2及び第2のモールド3
の周縁部分9.10と当接しうる段部11,12を形成
し、該両段部11゜12間の内周突面部13には、偏光
膜体等の光学膜体5の周縁部分15を挟持する挟持片1
6,17を突設し、かつ周壁23には、光学膜体5及び
両モールド2,3を取付けた際に、第1のモールド2と
光学膜体5との間に形成される第1の空室21あるいは
第2のモールド3と光学膜体5との間に形成される第2
の空室22と連通ずるごとく樹脂モノマーの注入口部2
5を設け、該注入口部25側部分及びそれと略対向する
部分には、該第1、第2の空室21.22を連通する連
通419.20を、内周突面部13を凹ませることによ
って形成したことを特徴とする。
又本発明に係るガスケット1の他は、合成樹脂素材等を
用いて形成された可撓性を有する筒状をなし、その開口
両側の内周に、第1のモールド2及び第2のモールド3
の周縁部分9.10と当接しうる段部11,12を形成
し、該両段部11゜12間において内方に突出する内周
突面部13には、偏光膜体等の光学膜体5の周縁部分1
5を挟持する挟持片16.17を突設し、かつ周壁23
には、光学膜体5及び第1、第2のモールド2.3を取
付けた際に、第1のモールド2と光学膜体5との間に形
成される第1の空室21及び第2のモールド3と光学膜
体5との間に形成される第2の空室22の双方と連通ず
るごとく樹脂モノマーの注入口部25を設け、該注入口
部25と略対向する部分には、該第1、第2の空室21
.22を連通ずる連通溝20を、内周突面部13を凹ま
せることによって形成したことを特徴とする。
(実施例) 以下本発明に係る製造方法及びガスケア)の実施例を図
面に基づいて説明する。
第1〜3図は、本発明の製造方法を実施する隙に用いら
れるガスケット1を例示し、その開口両側には、第3図
に示すごとく、第1のモールド2、第2のモールド3が
取付けられ、両モールド2゜3間には、第11第2のモ
ールドの取付けに先立ち、光学膜体(本実施例において
は偏光膜体5a)5が取付けられる。ここに第1のモー
ルド2、第2のモールド3は、夫々、目的とする偏光レ
ンズ6 (第4図に示す)の凹球面、凸球面を形成する
、例えばガラスモールドとして形成されている。
又前記光学膜体(偏光膜体5a)5は、フィルム状又は
比較的肉厚のシート状素材を用いてなり、製造すべき偏
光レンズの凹球面、凸球面に相応した球面状に形成され
、本実施例においては、ガスケットlの内周突面部13
の内径に略等しい外径を有する。又後述する樹脂モノマ
ー29との接着を高めるために接着コート処理が施され
ている。
該ガスゲット1は、合成樹脂素材等を用いて形成された
可撓性を有する例えば円筒状をなし、その開口両側の内
周には、第1のモールド2及び第2のモールド3の周縁
部分9,10と当接しうる段部11,12が周設されて
いる。該両段部11゜12間には、内方に突出する内周
突面部13が形成されており、該内周突面部13には、
第2のモールド取付用段部12の周縁部分に沿い、偏光
膜体5aの周縁部分15を、該偏光膜体5aが樹脂モノ
マーの注入、充填時に回転しないよう挾持する挟持片1
6.17が内方に突出するごとく周設されており、該偏
光膜体5aの取付けを容易とするため、段部11側の挟
持片17は内周突面部13から僅かに突出する程度とす
るのが好ましい。
又内周突面部13の対向部位には、該内周突面部13を
横切るごとく連通溝19,20が凹設さており、その結
果、第3図に示すごとく、偏光膜体5a及び両モールド
2.3を取付けた際に生ずる、第1のモールド2と偏光
膜体5aとの間に形成される第1の空室21と、第2の
モールド3と偏光膜体5aとの間に形成される第2の空
室22とは、前記連通溝19,20によって連通状態と
される。
又周壁23には、一方の連通溝(例えば連通溝19)の
溝底の段部11寄りにおいて開口する樹脂モノマーの注
入口部25が設けられている。
次に、前記したガスケット1、第1、第2のモールド2
,3、光学膜体(本実施例においては偏光膜体5a)5
を用いて複合レンズ(本実施例においては偏光レンズ)
を製造する方法を第3図により説明すれば、次のごとく
である。
即ち・まず・ガスケット1の内周突面部13に設けられ
ている挟持片16.17間で偏光膜体5aを樹脂モノマ
ーの注入、充填時において回転しないように挟持せしめ
て後、第1のモールド2及び第2のモールド3を、その
周縁部分9.li<段部11,12と当接するようガス
ケット1の開口両側の内周に緊密に固定し、第1のモー
ルド2と偏光膜体5aとの間に第1の空室21が、又第
2のモールド3と偏光膜体5aとの間に第2の空室22
が夫々形成され、両モールド2.3間の間隙が目的とす
るレンズの厚みに相当したものとなった組立てモールド
26を構成する。なお本実施例においては、偏光膜体5
aを、その偏光軸の方向が対向する連通/J$19.2
0を結ぶ直線と合致するように挟持片16.17により
挟持せしめるものとする。なお第3図において27はク
ランプ手段である。
次に、このように組立てられた組立てモールド26をガ
スケット1に設けられている注入口部25が上端に位置
するよう、かつ第1の空室21が上となるように、傾斜
状態とし、注入口部25から、例えば上側に位置する第
1のモールド2の球状面に沿わせて、樹脂上ツマ−29
を注入する。
なお該樹脂モノマーとしては、メチルメタアクリレート
、トリメチロールプロパントリアクリレート、シアノエ
チルメタアクリレート、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート等、合成樹脂製レンズの製造のために従
来採用されている周知のものを用いることができ、これ
らを夫々単独で用いたホモポリマーでもよく、又コポリ
マーでもよく、さらには注入、充填作業に支障を生じな
い程度に部分重合されたプレポリマーでもよい。
前記樹脂上ツマ−29の注入、充填の際、前記したごと
く、第1の空室21と第2の空室22とが、注入口部2
5例の上の連通溝19と対向して設けられている傾斜下
端部の連通溝20によって連通状態とされているため、
第1の空室21内に注入された樹脂モノマー29は下の
連通溝20を通って第2の空室22内に流入することと
なり、従って第1の空室21における液面30と第2の
空室22における液面31とは略一致した状態で上昇す
る。そして、組立てモールド26が傾斜状態にあること
から、樹脂モノマー29の注入に伴い、自ずから、注入
口部25と連通ずる第1の空室21内の空気は矢印F1
で示すごとく、注入口部25から直接排出され、又注入
口部25と直接連通しない第2の空室22内の空気は、
矢印F2で示すごとく、上の連通溝19を経て注入口部
25から円滑に排出され、第1、第2の空室21゜22
内には何ら気泡が抱き込まれることなく、樹脂モノマー
29が完全充填されることとなる。
このように、第1、第2の空室21.22内に樹脂モノ
マー29が充填された後、注入口部25を栓(図示せず
)によって封じ、この状態で樹脂モノマー29を加熱重
合させ、次いで各モールド2.3、ガスケット1より離
型することにより目的とする複合レンズ(本実施例にお
いては偏光レンズ)が得られることとなる。
第4図はかかる製造方法によって得られた偏光レンズ6
を示すものであり、ガスケット1の両速通溝19.20
と対応する部位には、咳連通溝19.20の形状と合致
した突部32.33が形成されており、該突部32,3
3は、偏光軸を定める指標となりうる。即ち該偏光レン
ズ6にあっては、両突部32,33を結ぶ直線は偏光軸
を明示する。というのは、前記したように、偏光膜体5
aは、その偏光軸方向が対向する連通溝19,20を結
ぶ直線と合致するように挟持片16,17に挟持せしめ
られ、しかも樹脂モノマーの注入、充填時において回転
しないように挟持せしめるからである。
第5図はガスケット1の他の構成をその使用状態ととも
に示すものであり、前記したガスケットの構成と相違す
る点は、注入口部25を、第1の空室21と第2の空室
22の双方と連通ずるごとく設けた点にある。なお、第
1の空室21内の空気、第2の空室22内の空気の排出
は同図において矢印F3、F4で示すごとくである。
なお本発明において、光学膜体5とは、偏光膜体、調光
膜体、調光・偏光膜体等の透光性膜体をいい、該光学膜
体を含む複合レンズは、完成レンズであっても半完成レ
ンズであってもよい、又ガスケット1は、好ましくは円
筒状であるが、長方形、正方形、長円形等任意の横断面
形状をとることができるとともに、該ガスケット1に設
けられている挟持片16.17は、実施例で示した環状
をなすものに限定されず、対向する突片として形成され
た挟持片であってもよく、千鳥状に突設された挟持片で
あってもよい。そして該挟持片による光学膜体5の周縁
部の挟持状態は、樹脂モノマー注入時において光学膜体
5が回転不能となる挟持に限定されず、光学膜体5の周
縁部を挟持片に挟持せしめるばあいの作業性等を考慮し
、多少緩い挟持であってもよい。さらに、挟持片16.
17の突設部位は、ガスケットlの内周突面部13の両
段部11,12間の任意部位に設定してよく、実施例で
示したごとくレンズ凹面近傍部位に限定されるものでは
ない。又本発明に係るガスケットにおいて、注入口部2
5を、第1の空室21あるいは第2の空室22の一と連
通させるばあいには、注入口部25と連通しない空室内
の空気は、実施例において示したばあいのように連通溝
19を経て注入口部25から排出されるようになす他、
第2の空室22に連通するごとく周壁23に設けられた
排気口部(図示せず)から排出されるようにしてもよい
。一方性入口部25を、第1の空室21及び第2の空室
22の双方と連通ずるごとく設けるばあいには、連通溝
は、傾斜下端部分(組立てモールド26が傾斜状態にあ
るばあい)、あるいは垂直下端部分(組立てモールド2
6が垂直状態にあるばあい)にのみ設けられてもよい。
なおこのばあい、第6図に示すごとく、対向する部位に
偏光軸を定める指標となる小孔(切欠等でもよい)34
.35を設けておくのがよい。又本発明にいう[ガスケ
ット1の注入口部25側部分の連通溝19と略対向する
部分に連通溝20を設ける]とは、注入口部25側部分
の連通溝19と対向する部位に連通溝20を設けること
の他、注入された樹脂モノマーが、注入側の空室から他
方の空室に支障な((即ち光学膜体5に歪等を生ぜしめ
ることなく)流入するものであれば、第7図に示すごと
く前記対向部位から稍離れた部位に連通/1120が設
けられていてもよいことを意味する。
又本発明にいう「ガスケット1の注入口部25と略対向
する部分に連通溝20を設ける」も、同様に理解される
べきである。さらに下の連通溝20の個数は複数であっ
てもよく、又連通溝19,20の幅は、空室内の空気の
排出状態や連通溝20を通しての樹脂モノマーの流入状
態等を考慮して適宜のものに設定される。
(発明の効果) 上述したごとく、本発明の合成樹脂製複合レンズの製造
方法及びその製造用ガスケットによれば、光学膜体を含
む組立てモールドを傾斜状態あるいは垂直状態として後
、その傾斜上端部分あるいは垂直上端部分に設けられた
注入口部から樹脂モノマーを注入し、その際、光学膜体
の両側に形成された空室内部の空気が順次排出されつつ
液面が略一致した状態で上昇するため、従来のごとくモ
ールドを水平にした状態で樹脂モノマーを注入、充填す
るばあいとは異なり、樹脂モノマーの注入に伴い、空室
内の空気は、自ずから、傾斜上端部分あるいは垂直上端
部分に設けられている注入口部あるいは排気口部から円
滑に排出され、従って、気泡の抱き込みを招(ことなく
空室内に樹脂モノマーを完全充填することができ、又第
1、第2の空室内の液面が略−敗して上昇することから
、光学膜体に無理な力が作用せず歪等を生ぜしめるおそ
れもなく、品質の優れる複合レンズを高歩留まりで製造
することができる。しかもこのように空室内の空気を自
動的排出させうるため、樹脂モノマーの注入作業に際し
、従来の製造方法によるばあいのごとき慎重さは要求さ
れず、従って作業が容易であり、製造能率の大幅な向上
を期すことができて複合レンズを量産しうろこととなる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガスケットを例示する斜視図、第2図
はその部分斜視図、第3図は組立てモールド内への樹脂
モノマーの注入状態を示す断面図、第4図は製造された
複合レンズを例示する斜視図、第5図はガスケットの他
の例をその使用状態及び組立てモールド内への樹脂上ツ
マ−の注入状態とともに示す断面図、第6図は光学膜体
を例示する斜視図、第7図はガスケットの他の例を示す
正面図、第8〜9図は従来における複合レンズの製造方
法を説明するための説明図である。 1・・・ガスケット、2・・・第1のモールド、3・・
・第2のモールド、5・・・光学膜体、11.12・・
・段部、13・・・内周突面部、16.17・・・挟持
片、19゜20・・・連通溝、21・・・第1の空室、
22・・・第2の空室、23・・・周壁、25・・・注
入口部、26・・・組立てモールド。 特許出願人  ミカサ工業株式会社 代理人 弁理士  岡 本 清 −部 Ts2図 第1 因 第4図 第6因 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)筒状をなすガスケット1の内周突面部13に設け
    られている対向する挟持片16、17間で、偏光膜体等
    の光学膜体5の周縁部を挟持せしめ、該光学膜体5の両
    側において第1のモールド2と第2のモールド3とをガ
    スケット1に緊密に固定し、該第1のモールド2と光学
    膜体5との間に第1の空室21を又第2のモールド3と
    光学膜体5との間に第2の空室22を夫々形成し、この
    ように組立てられたモールド26を傾斜状態あるいは垂
    直状態とし、第1の空室21あるいは第2の空室22の
    少なくとも一と連通するごとくガスケット1周壁23の
    傾斜上端部分あるいは垂直上端部分に設けられた注入口
    部25より樹脂モノマーを注入し、該注入の際、傾斜下
    端部分あるいは垂直下端部分において第1、第2の空室
    21、22を連通状態とするようにガスケット1の内周
    突面部13を凹ませることによって形成された連通溝2
    0を通して、樹脂モノマーが一方の空室から他方の空室
    内に流入するようになし、該樹脂モノマーの注入に伴い
    、注入口部25と連通する空室内の空気は該注入口部2
    5から直接排出され、注入口部25と連通しない空室内
    の空気は、傾斜上端部分あるいは垂直上端部分において
    第1、第2の空室21、22を連通状態とするようにガ
    スケット1の内周突面部13を凹ませることによって形
    成された連通溝19を経て注入口部25から排出され、
    又は、該空室に連通するごとく設けられた排気口部から
    排出されるようになし、樹脂モノマーが第1、第2の空
    室21、22に充填された後において該樹脂モノマーを
    重合硬化させ、然る後第1、第2のモールド2、3、ガ
    スケット1を取除いて偏光レンズを製作することを特徴
    とする合成樹脂製複合レンズの製造方法。
  2. (2)合成樹脂素材等を用いて形成された可撓性を有す
    る筒状をなし、その開口両側の内周に、第1のモールド
    2及び第2のモールド3の周縁部分9、10と当接しう
    る段部11、12を形成し、該両段部11、12間にお
    いて内方に突出する内周突面部13には、偏光膜体等の
    光学膜体5の周縁部分15を挟持する挟持片16、17
    を突設し、かつ周壁23には、光学膜体5及び第1、第
    2のモールド2、3を取付けた際に、第1のモールド2
    と光学膜体5との間に形成される第1の空室21、ある
    いは第2のモールド3と光学膜体5との間に形成される
    第2の空室22と連通するごとく樹脂モノマーの注入口
    部25を設け、該注入口部25側部分及びそれと略対向
    する部分には、該第1、第2の空室21、22を連通す
    る連通溝19、20を、内周突面部13を凹ませること
    によって形成したことを特徴とする合成樹脂製複合レン
    ズ製造用のガスケット。
  3. (3)合成樹脂素材等を用いて形成された可撓性を有す
    る筒状をなし、その開口両側の内周に、第1のモールド
    2及び第2のモールド3の周縁部分9、10と当接しう
    る段部11、12を形成し、該両段部11、12間にお
    いて内方に突出する内周突面部13には、偏光膜体等の
    光学膜体5の周縁部分15を挟持する挟持片16、17
    を突設し、かつ周壁23には、光学膜体5及び第1、第
    2のモールド2、3を取付けた際に、第1のモールド2
    と光学膜体5との間に形成される第1の空室21及び第
    2のモールド3と光学膜体5との間に形成される第2の
    空室22の双方と連通するごとく樹脂モノマーの注入口
    部25を設け、該注入口部25と略対向する部分には、
    該第1、第2の空室21、22を連通する連通溝20を
    、内周突面部13を凹ませることによって形成したこと
    を特徴とする合成樹脂製複合レンズ製造用のガスケット
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