JPS62181579A - ゴ−スト除去装置 - Google Patents

ゴ−スト除去装置

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JPS62181579A
JPS62181579A JP61004148A JP414886A JPS62181579A JP S62181579 A JPS62181579 A JP S62181579A JP 61004148 A JP61004148 A JP 61004148A JP 414886 A JP414886 A JP 414886A JP S62181579 A JPS62181579 A JP S62181579A
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Tadaaki Tanaka
忠明 田中
Bunkichi Suzuki
鈴木 文吉
Masanori Yokota
横田 昌典
Tetsuo Miyazaki
宮崎 徹郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、テレビジジン電波の受信に適し、電波を反
射する物体が動く場合(列車や航空機)や、自動車内で
テレビジョン電波を受信するときに生じる変化の速いゴ
ースト(変動ゴーストと称し、変化速度は最大5サイク
ル/秒程度と仮定する)を除去するよう構成したゴース
ト除去装置に関するものである。
(従来の技術) ゴースト除去方式については、第8図(d)、(e)に
示すように一般にフィードフォワード方式とフィードバ
ック方式が考えられる。ゴーストを除去するためには、
ゴーストの遅延時間tdと振幅比g(正ゴーストか負ゴ
ース1〜の極性も含めて)を知ることにより除去するこ
とができる。フィードフォワード方式は遅延時間tdと
振幅比gとを計測し、入力信号を時間tdだけ遅延させ
3倍したものを入力信号から減算すればゴースト成分が
除去できる。フィードバック方式では除去後に残留する
ゴースト成分がある範囲以内に収束するまで、人力信号
に掛ける量を自動調整していく方式である。
両方式とも実用化する場合、その入力信号の基準として
は、第2図(a)の垂直パルスのP点のようにその後に
平坦な信号が続くパルス部分が考慮されるが、入力信号
は一般に雑音を含んでいるので、遅延時間tdと振幅比
gの計測に誤差を生じるため、従来は毎フレームごとの
ゴースト検出部分、の信号を加算してその平均値を求め
雑音を低減していた。例えばN回の加算ではS/Hの改
善率は5倍である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の方式によれば信号のS/Nは改善され、ゴースト
除去の精度は上昇するが、前記のS/Nの改善のため例
えば加算回数をN=100とすれば、加算に要する時間
は100/30 = 3.3 (秒)となり、冒頭に述
べた変動ゴーストに対しては時間がかかり過ぎる。現在
この種変動ゴースト用除去装置としては、フィードバン
ク方式を採用した実用機はあるが、この方式では雑音の
低減とゴーストをあるレベル以下に抑圧するまで5〜8
秒程度を要しており、変動ゴーストへの完全対応は無理
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、ゴーストの遅延時間td、入力信号に
対する振幅比gを短時間で検出し、入力信号に混入して
いる雑音をゴースト除去する上で問題とならない程度に
まで速やかに低減し、従来方式に比べて所要時間を著し
く短縮し、変動ゴーストの除去に適合したゴースト除去
装置を提供せんとするものである。
半導体技術の進歩に伴ってテレビジョン受像機は増々小
形化され、自動車内での視聴を可能にしたり、小型軽量
化したテレビジョン受像機のポータプル化がすすんでい
る。このような形態でのテレビジョン電波の受信環境で
は受信入力レベルが低下することも多く (信号対雑音
比が小さくなる)、ゴースト波も複数で、かつゴースト
の遅延時間、振幅が変動する。
本発明の目的は、さらにこのような受信環境でも適用で
きるゴースト除去装置を提供せんとするものである。
すなわち本発明ゴースト除去装置は、入力映像信号を所
望のサンプル周波数でA/D変換するA/D変換部と、
当該A/D変換部と共働して、ゴースト信号の遅延時間
を求めるための信号基点を決定する基点決定部と、前記
A/D変換されたサンプル値の次のサンプル値との差分
値を順次に求める差分計算部と、前記差分値の系列で制
御されるタップ加重保持部とトランスバーサルフィルタ
とをすくなくとも具え、実時間でゴーストを除去するよ
うにしたことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図に本発明一実施例にかかるゴースト除去装置構成
のブロック線図を、第2図に本発明で使用する基準信号
(ゴーストを検出するための信号)の−例を示す。第2
図(a)の点Pは従来例でも使用されてきたゴースト検
出のための基準信号点であり、第2図(b)の点Qは垂
直同期信号のブランキング期間の水平期間に矩形波パル
スを重畳して作った基準信号点である。
第1図のA/D変換部1は前述の基準信号(ステップ状
の波形でその振幅は一定値に保持されているものとする
)の取り込みを行なうところで、その取り込み開始は基
点決定部2からの指示による。
基点決定部2では同期検出部10によって入力信号の垂
直同期を検出し、第2図の点Pまたは点Qの少し前にA
/D変換部スタートパルスを発生し、これにより発振器
8から発生するクロックパルスに同期してカウンタ9で
カウントを開始する。カウンタ9がカウントを開始する
と同時に、入力信号は前記クロックパルスA/D変換さ
れその値がメモリ記憶部7にメモリされる。さらに基点
決定部2では点Pまたは点Qを検出し、このタイミング
でメモリ記憶部7のメモリ番地を歩進させるカウンタ9
の内容を基点決定部2の基点ホールド11に保持する。
第3図(a)〜(e)はこの間の動作を理解するための
図で(a)はA/Dスタートパルス、(b)は基点決定
パルス、(c)は入力信号のA/D変換、(d)はカウ
ンタの歩進、(e)は基点ホールドの内容を示す。第3
図の場合には基点ホールドの内容は「6」である。
次に、第1図の差分計算部3では、A/D変換部1のメ
モリ記憶部7からサンプル値を順次読出し制御部12を
介して読出し、これを保持器13に保持して次のサンプ
ル点のサンプル値から引算器14により差引いて差分値
を求め、シフトレジスタ15に順次記憶していく。この
差分値はゴーストをステップ状に近似しているので、こ
れをトランスバーザルフィルタの制御に用いることがで
きる。
この場合、ゴーストの遅延時間は基準信号の基点から差
分値までの時間であるから、この差分値をタップ加重保
持部4のタップ加重メモリ17に転送する場合、基点決
定部2の基点ボールド11の内容に1を加えた数値を先
頭番地とすればよいことになる。第3図(f)、 (g
)はこの間の動作を理解するための図で、(f)は差分
値の時間変化、(g)はタップ加重メモリの差分値の転
送を示したものである。なお、差分値をタップ加重メモ
リー7に転送する場合、基点に続く2〜3個程度のサン
プル値は基準信号のあと引きの影響を受けるので、この
部分はタップ加重メモ1月7の内容を零とする。
タップ加重保持部4のタップ加重メモリー7にサンプル
値が読出し制御部16により転送が終った時点で、タッ
プ加重メモ1月7の内容に従ってトランスバーサルフィ
ルタ5を制御する。トランスバーサルフィルタ5では、
各サンプル点で差分に比例したゴースト信号が生成され
る。このときトランスバーサルフィルタ5の出力の極性
は、基準信号が立下がりの場合には入力信号に重畳して
いるゴーストに対しては逆極性であるから、トランスバ
ーサルフィルタ5の出力を入力信号に加えればよい。第
4図(a)〜(C)は基準信号が立下りの場合のトラン
スバーサルフィルタ5の出力が逆極性となる状況を示し
たもので、(a)は基準信号、(b)はゴースト部分の
差分値、(c)はトランスパーザルフィルタの出力を示
す波形である。なお第1図のトランスバーザルフィルタ
5は出力加重形であるが、遅延素子の入力にタップ利得
を乗じる入力加重形のものでもよい。
基点の決定方法としては、前述の方法の他に、第3図(
f)に示す差分値で基準信号の近辺で差分値(絶対値で
)が最大となる点を基点とする方法などもある。
またこの発明を実施する場合、入力信号に雑音(ここで
はランダム雑音)があるときには、差分値がその影響を
受けるので雑音によって偽ゴーストを作ることになる。
第5図は雑音がある場合にフィルタを使用する場合の構
成の一例で、第6図にフィルタ22の一構成例を示す。
テレビジョン信号をフィルタ(低域通過フィルタ)に通
すと、波形の高域部分か除去されるため波形がなまって
くる。このためゴースト部分の波形もなまってくるので
、差分値から作った擬似ゴーストは入力信号に含まれる
もとのゴースト波形に比べて、遅延時間があいまいにな
り両者を加算した出力には波形がなまった部分番こゴー
ストが残留する。
従って雑音が小さい場合にはできるだけ通過帯域を広く
した方がよい。このため第6図ではまず読出し制御部3
0にあるデータ読出し制御32で差分値を読出し、雑音
測定部33で雑音を測定する。次の係数メモリ34では
雑音に応じてデジタルフィルタ35へ供給する係数を選
択する。この係数はフィルタのインパルス応答のサンプ
ル値(サンプル間隔は入力信号のA/D変換と同一)で
あり、例えば通過帯域がIMHz 、  2MIIz 
、  3MHz 、  4MIIzなどの場合の係数を
用意しておく。係数メモリ34に係数を読出した時点で
、続出制御部30にあるデーク続出制御31によって順
次差分値をデジタルフィルタ35に入力する。デジタル
フィルタ35では、入力の先頭のサンプル値からM番目
(Mはデジタルフィルタ35のタップ数)のサンプル値
以降で正常な出力が得られることになる。
入力の基準信号の振幅が変化する場合には、差分値が入
力信号のゴースト振幅と対応しなくなるI ため、そのときの基準信号の振幅に応じて差分値を補正
する必要がある。例えば基準信号の振幅を1としてゴー
ストが0.1の場合と、基準信号が0.5でゴーストが
同じ0.1の場合と比べると、後者の方は基準信号の振
幅に対してゴーストの量は0.110.5 =0.2と
なり、前者に比べてゴーストの相対量は2倍になる。従
って差分値の補正は基準信号の振幅に逆比例して補正す
る必要がある。
第7図は基準信号の振幅Sを求めるために、基点を中心
として前後に2〜3サンプル点以上離れた2つの差分値
をA/D変換部6から読出し、引算器14によって振幅
Sを求める場合の構成例を示す。
第7図の正規化部23では規定の入力のときの振幅Sを
規定振幅Soとすると、So/Sの計算をSo/S演算
24で行ないこれを保持農工3に保持する。この値を掛
算器25に与えて差分針算部3の出力とH1算すれば、
差信号は正規化されたことになる。
また、入力信号のレベルが変動し雑音が無視できない場
合には、ゴースト除去装置の構成の中に前述の第5図の
フィルタ22と第7図の正規化部23を含めばよい。こ
のときフィルタの選択は、それぞれで求めた雑音量と振
幅を利用して信号対雑音比を求めこれの大小によって選
択する。
ゴーストが大きい場合には入力信号を8倍(ゴーストの
量)して遅延させて入力信号から差し引くとゴーストは
除去できるが、新たに2倍の遅延時間をもつゴースト(
振幅はg2)が生じる。第9図(a) 、 (b) 、
 (c)はこの間の動作を理解するための図である。こ
の新たに生じたゴースト(2次のゴーストと称す)を除
去するためには、第9図(d)に示すように遅延時間が
2倍の位置に82を差分値列に加えればよい。
第9図で、(a)はゴースト(g)のある入力信号、(
b)は2次ゴースト(g2)まで考慮したゴースト打消
し信号、(c)はゴースト除去後の信号、(d)は2次
ゴーストを除去するための差分値列を示している。
第10図はゴーストが大きい場合、新たに生じるゴース
トを除去する場合の回路構成例であり、演算部45はタ
ップ加重保持部50に先立って前述の2次ゴースト分を
生成し、追加する機能を持つ。
演算部45は一般的には次のような演算を行なう。
いま基点を零としてそれに続くゴーストを振幅がg!零
も含めて考える)で遅延時間をi (実際にはiL  
T :サンプリング間隔)とする(+=1.2゜−−−
−−、N : Nはゴーストの最大許容時間)。このと
きi番目のゴーストを除去しようとするとj番目のゴー
ストが遅延時間i+jの位置に新たに振幅−giXgj
の2次ゴーストとして発生する。このように新たに生じ
るすべてのゴーストはで表わすことができる。もちろん
、遅延時間の最大値はi、=N、j=Nのときに2Nと
なる。前述したとおり基準信号の基点を零とした差分値
列は入力信号のゴーストであるから、この差分値列に上
式の数値列を加えてやれば2次のゴーストは除去できる
ことになる。第10図の乗算器50で前記の演算を行な
い、その結果を遅延時間に対応して記憶゛14 部51に加算していく(記憶部51には元の差分値の系
列を最初に入れておく)。
基準信号の基点を零として得られた差分値列は雑音成分
を含んでおり、この雑音により偽ゴーストを生成するこ
とになる。この偽ゴーストが画質を損傷する場合には上
記差分値列の中で、ある数値αより小さいものはゴース
トは無いものと判定する方法がある。しかし、この方法
では振幅の小さいゴーストは除去できなくなる。このた
め、得られた差分値列を順次加算し、加算して得られた
数値(絶対値)が数値α以上のときゴースト有りと判定
し、その時点て加算値をゴースト振幅とする。この間、
数値α以下のときは差分値列は零と置いていく。この方
法は元の差分値列に含まれる雑音は平均値か零であると
いう性質を利用するものである。
第11図(a) 、 (b) 、 (c)はこの間の動
作を理解するための図であり、第11図(c)において
時間t3でΔSl+ΔS2+ΔS3をゴーストと見なし
、時間t1とt2ではゴースト無しとして扱う。時間t
3でゴーストを検出したので時間t4から加算を行なっ
ていくのである。以上により、差分値列は時間1.〜t
6の間では、0,0.ΔS、+ΔS2+ΔS1+  o
ΔS4+ΔS5,0となる。第11図(d)はこの状況
を示している。第11図で、(a)はゴースト波形、(
b)は差分値列、(c)は差分値の加算信号、(d)は
新らしい差分値列を示している。
第12図は雑音により生じる偽ゴーストの発生を防くた
めの一構成例であり、差分値加算部51において前述の
処理を行なう。すなわち、差分計算部3から入ってくる
差分値列を順次、加算器52に加算していく(最初は加
算器の初期値を零としておく)。加算した結果、その数
値(絶対値)があらかじめ定めた数値αより小さい場合
には、ゲート53は動作させずシフトレジスタ54の内
容を零とおく。逆に、大きい場合にはゲート53を動作
させて、その数値をシフトレジスタ54に送ると同時に
加算器52の内容を零とする。
本発明をすべてデジタル化することは容易であり、第1
3図にその一構成例を示す。第13図で差分計算部3か
らタップ加重保持部4の間、および基点決定部2は第1
図のものと同一であるが、A/D変換器57が第1図A
/D変換部1に比べて本線系と共用になっている。トラ
ンスバーサルフィルタ59はデジタル式のものであり、
この構成はシフトレジスタ60、乗算器62、加算器6
1から成る。加算器63でゴーストを除去した後、D/
A変換器64によってアナログ信号を得る。
(発明の効果) 本発明装置を使用すれば、ゴーストの検出をフィールド
毎に行ない、ゴースト除去制御もそれに応じてフィール
ド毎に行なうことができるので、動作時間が速く、変動
ゴーストに対してすぐれた応答特性を有している。
従って、自動車内でのテレビジョン受信、列車や空航周
辺でのテレビジョン受信、さらにはポータプル型テレビ
ジョン受信機への応用などに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の一実施例に係るゴースト除去装
置構成のブロック線図を示し、第2図は、基準信号の2
例(a) 、 (b)を示し、第3図(a)〜輸)は第
1図示装置の動作を具体的に説明するための図、 第4図(a)〜(c)は基準信号が立下りの場合のトラ
ンスバーサルフィルタの出力を理解するための各波形図
、 第5図は、フィルタを用いる場合の本発明装置の一構成
例を示す図、 第6図は、第5図に使用するフィルタの一構成例を示す
図、 第7図は、入力信号の振幅が変化する場合の本発明装置
の他の構成例を示す図、 第8図(a)〜(e)は、ゴースト除去の基本概念を説
明するための図、 第9図(a)〜(d)は、2次ゴーストの発生とその除
去を説明するための図、 第10図は、2次ゴーストを除去するための一構成例を
示す図、 第11図(a)〜(d)は、雑音による偽ゴーストを避
ける方法を説明するための図、 第12図は、雑音による偽ゴーストを避けるための一構
成例を示す図、 第13図は、デジタル化したときの一構成例を示す図で
ある。 1・・・A/D変換部     2・・・基点決定部3
・・・差分計算部     4・・・タップ加重保持部
5・・・トランスバーサルフィルタ 6・・・A/D変換器     7・・・メモリ記憶部
8・・・発振器       9・・・カウンタ10・
・・同期検出部    11・・・基点ホールド12・
・・読出し制御部   13・・・保持器14・・・引
算器       15・・・シフトレジスタ16・・
・読出し制御部   17・・・タップ加重メモリ18
・・・遅延素子     19・・・掛算器20.21
・・・加算器    22・・・フィルタ23・・・正
規化部     24・・・So/S演算25・・・掛
算器      30・・・読出し制御部3L32・・
・データ読出制御 33・・・雑音測定部    34・・・係数メモリ3
5・・・デジタルフィルタ 41・・・遅延振幅の制御
42・・・td、 gの検出   43・・・td、 
 Δgの検出44・・・A/D変換部    45・・
・演算部46・・・データ読出制御  47・・・記憶
部48・・・乗算器      50・・・タップ加重
保持部51・・・差分値加算部   52・・・加算器
53・・・ゲート       54・・・シフトレジ
スタ55・・・レベル判定器   57・−A/D変換
器58・・・基準信号記憶部 59・・・トランスバーサルフィルタ 60・・・シフトレジスタ  61・・・加算器62・
・・乗算器      63・・・加算器64・・・D
/八へ換器 派 −−〇 第8図 時間− 第9図 手続補正書 昭和62年 2月25日 特許庁長官 黒  1) 明  雄 殿1、事件の表示 昭和61年特許願第 4148号 2、発明の名称 ゴースト除去装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (435)  日  本  放  送  協  会4、
代理人 (訂正)明   細   書 1、発明の名称 ゴースト除去装置 2、特許請求の範囲 ■、 入力映像信号を所定のサンプル周波数で八/[1
変換するAID変換部と、当該A/D変換部と共働して
、ゴースト信号の遅延時間を求めるための信号基点を決
定する基点決定部と、前記A/D変換されたサンプル値
支次のサンプル値との差分値を順次に求める差分計算部
と、前記差分値の系列で制御される叉ヱ1加重員五尿掻
1ゑタップ加重保持部と工狙巴久ヱプ■重育で  のタ
ップピロを可゛できるトランスバーサルフィルタとをす
くなくとも具え剋とを特徴とするゴースト除去装置。 2、 前記差分計算部の出力が、前記入力映像信号に含
まれるノイズ振幅に応じて、通過帯域特性が変えられる
適応形フィルタを介して、前記タップ加重保持部に入力
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
ゴースト除去装置。 3、 前記入力映像信号のレベルが変動するとき、これ
に対応するため、正規化部が備えられることを特徴とす
る請求の範囲第1項または第2項に記載のゴースト除去
装置。 4、前記基点を求めるためのステップ状波形が、通常の
テレビジョン信号の同期信号に限定せず、別に設けたス
テップ状波形であることを特徴とする請求の範囲第1項
から第3項のいずれかに記載のゴースト除去装置。 5、前記人力映像信号に含まれるゴースト成分が大きい
とき、前記差分値の系列を用いて、前記大き梵J−スト
成分によって新たに生じるゴーストを除去する演算部が
備えら芥不ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から
第4項のいずれかに記載のゴースト除去装置。 6、 前記差分値に含まれるノイズによる別のゴースト
の発生を除去し、かつ微小なゴーストも除去できるよう
、前記差分値の系列を演算処理する差分値加算部が備え
られていることを特徴とする特許請求の範囲第1項から
第5項のいずれかに記載のゴースト除去装置。 7、 前記トランスバーサルフィルタがデジタル処理さ
れることを特徴とする請求の範囲第1項から第6項のい
ずれかに記載のゴースト除去装置。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) この発明は、テレビジョン電波の受信に適し、電波を反
射する物体が動く場合(列車や航空機)や、自動車内で
テレビジョン電波を受信するときに生しる変化の速いゴ
ースト(変動ゴーストと称し、変化速度は最大5サイク
ル/秒程度と仮定する)も除去するよう構成したゴース
ト除去装置に関するものである。 (従来の技術) ゴースト除去方式については、第8図(d)、(e)に
示すように一般にフィードフォワード方式とフィードバ
ック方式が考えられる。ゴーストを除去するためには、
ゴーストの遅延時間tdと振幅比g(正ゴーストか負ゴ
ーストの極性も含めて)を知ることにより除去すること
ができる。フィードフォワード方式は遅延時間tdと振
幅比gとを計測し、入力信号を時間tdだけ遅延させ8
倍したものを入力信号から減算すればゴースト成分が除
去できる。フィードバック方式では除去後に残留するゴ
ースト成分がある範囲以内に収束するまで、入力信号に
掛ける量を自動調整していく方式である。 両方式とも実用化する場合、その入力信号の基準として
は、第2図(a)の垂直パルスのP点のようにその後に
平坦な信号が続くパルス部分が考慮されるが、入力信号
は一般に雑音を含んでいるので、遅延時間tdと振幅比
gの計測に誤差を生じるため、従来は毎フレームごとの
ゴースト検出部分の信号を加算してその平均値を求め雑
音を低減していた。例えばN回の加算ではS/Nの改善
率は5倍である。 (発明が解決しようとする問題点) 上述の方式によれば信号のS/Nは改善され、ゴースト
除去の精度は上昇するが、前記のS/Nの改善のため例
えば加算回数をN=100とすれば、加算に要する時間
ば100/30ζ3.3(秒)となり、冒頭に述べた変
動ゴーストに対しては時間がかかり過ぎる。現在ゴース
ト用除去装置としては、フィードバック方式を採用した
実用機はあるが、この方式では雑音の低減とゴーストを
あるレベル以下に抑圧するまで5〜8秒程度を要してお
り、変動ゴーストへの完全対応は無理である。 (問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、ゴーストの遅延時間td、入力信号に
対する振幅比gを短時間で検出し、入力信号に混入して
いる雑音をゴースト除去する上で問題とならない程度に
まで速やかに低減し、従来方式に比べて所要時間を著し
く短縮し、変動ゴーストの除去に適合したゴースト除去
装置を提供せんとするものである。 半導体技術の進歩に伴ってテレビジョン受像機は増々小
形化され、自動車内での視聴を可能にしたり、小型軽量
化したテレビジョン受像機のポータプル化がすすんでい
る。このような形態でのテレビジョン電波の受信環境で
は受信入力レベルが低下することも多く (信号対雑音
比が小さくなる)、ゴースト波も複数で、かつゴースト
の遅延時間、振幅が変動する。 本発明の目的は、さらにこのような受信環境でも適用で
きるゴースト除去装置を提供せんとするものである。 すなわち本発明ゴースト除去装置は、入力映像信号を所
定のサンプル周波数でA/D変換するA/D変換部と、
当該^/D変換部と共働して、ゴースト信号の遅延時間
を求めるための信号基点を決定する基点決定部と、前記
A/D変換されたサンプル値と次のサンプル値との差分
値を順次に求める差分計算部と、前記差分値の系列で制
御されるタップ加重値を保持するタップ加重保持部と、
前記タップ加重値で複数のタップ利得を可変できるトラ
ンスバーサルフィルタとをすくなくとも具えることを特
徴とするものである。 (実施例) 第1図に本発明一実施例にかかるゴースト除去装置構成
のブロック線図を、第2図に本発明で使用する基準信号
(ゴーストを検出するための信号)の−例を示す。第2
図(a)の点Pは従来使用されてきたゴースト検出のた
めの基準信号点であり、第2図(b)の点Qは垂直同期
信号のブランキング期間の水平期間に矩形波パルスを重
畳して作った基準信号点である。 第1図のA/D変換部1は前述の基準信号(ステップ状
の波形でその振幅は一定値に保持されているものとする
)の取り込みを行なうところで、その取り込み開始は基
点決定部2からの指示による。 基点決定部2では同期検出部10によって入力信号の垂
直同期を検出し、第2図の点Pまたは点Qの少し前にA
/D変換部スタートパルスを発生し、これにより発振器
8から発生するクロックパルスに同期してカウンタ9で
カウントを開始する。カウンタ9がカウントを開始する
と同時に、入力信号は前記クロックパルスでA/D変換
されその値がメモリ記憶部7にメモリされる。さらに基
点決定部2では点Pまたは点Qを検出し、このタイミン
グでメモリ記憶部7のメモリ番地を歩進させるカウンタ
9の内容を基点決定部2の基点ホールド11に保持する
。第3図(a)〜(e)はこの間の動作を理解するため
の図で(a)はA/Dスタートパルス、(b)は基点決
定パルス、(c)は入力信号のA/D変換、(d)はカ
ウンタの歩進、(e)は基点ホールドの内容を示す。第
3図の場合には基点ホールドの内容は「6」である。 次に、第1図の差分計算部3では、A/D変換部1のメ
モリ記憶部7からサンプル値を順次読出し制御部12を
介して読出し、これを保持器13に保持して次のサンプ
ル点のサンプル値から引算器14により差引いて差分値
を求め、シフトレジスタ15に順次記憶していく。この
差分値はゴーストをステップ状に近似しているので、こ
れをトランスバーサルフィルタの制御に用いることがで
きる。 この場合、ゴーストの遅延時間は基準信号の基点から差
分値までの時間であるから、この差分値をタップ加重保
持部4のタップ加重メモリ17に転送する場合、基点決
定部2の基点ホールド11の内容に1を加えた数値を先
頭番地とすればよいことになる。第3図(f)、 (g
)はこの間の動作を理解するための図で、(f)は差分
値の時間変化、(g)はタップ加重メモリの差分値の転
送を示したものである。なお、差分値をタップ加重メモ
リ17に転送する場合、基点に続く2〜3個程度のサン
プル値は基準信号のあと引きの影響を受けるので、この
部分はタップ加重メモリ17の内容を零とする。 タップ加重保持部4のタップ加重メモリ17にサンプル
値が読出し制御部16により転送が終った時点で、タッ
プ加重メモリ17の内容に従ってトランスバーサルフィ
ルタ5を制御する。トランスバーサルフィルタ5では、
各サンプル点で差分に比例したゴースト信号が生成され
る。このときトランスバーサルフィルタ5の出力の極性
は、基準信号が立下がりの場合には入力信号に重畳して
いるゴーストに対しては逆極性であるから、トランスバ
ーサルフィルタ5の出力を入力信号に加えればよい。第
4図(a)〜(c)は基準信号が立下りの場合のトラン
スバーサルフィルタ5の出力が逆極性となる状況を示し
たもので、(a)は基準信号、(b)はゴースト部分の
差分値、(c)はトランスバーサルフィルタの出力を示
す波形である。なお第1図のトランスバーサルフィルタ
5は出力加重形であるが、遅延素子の入力にタップ利得
を乗じる入力加重形のものでもよい。除去性能を高める
ため、生成したゴースト成分と本線系との時間調整を行
なう。すなわち、差分値はあるザンプル(A点)と次の
サンプル点(B点)のサンプル値の差で、これをA点(
またはB点)のゴーストとするよりも、理想的にはA、
B点の中間点で考えるべきである。このため、差分値を
A点に置いた場合には生成した成分は本線系に対しサン
プリング間の2分の1だけ進むので、トランスバーサル
フィルタの出力側に遅延素子を入れればよい。または他
の方法としてA、B点の差分値を半分に分け、A。 B点それぞれに与えてやる方法もある。 第1図でトランスバーサルフィルタ5の構成は全タップ
に加重を行なっているが、この構成を簡単にするには加
重量が“零”または“零”に近いものは無視することに
より可能となる。すなわち、例えば第1図読出し制御部
16で加重量を選別し、タップ番号と連動してトランス
バーサルフィルタを制御できるようにし、トランスバー
サルフィルタは加重量に対応するタップ数だけ遅延時間
を可変できるように構成すればよい。 基点の決定方法としては、前述の方法の他に、第3図(
f)に示す差分値で基準信号の近辺で差分値(絶対値で
)が最大となる点を基点とする方法などもある。 なお、第1図差分計算部3はデジタル演算を行っている
が、A/D変換器6の前でのアナログ演算による差分計
算構成でもよい。この方法はA/D変換器の前で入力信
号に含まれるハムなどの直流分に近い成分があらかじめ
除かれることや、A/11変換器の人力が小さくなるな
どの特長がある。 またこの発明を実施する場合、入力信号に雑音(ここで
はランダム雑音)があるときには、差分値がその影響を
受けるので雑音によって偽ゴーストを作ることになる。 第5図は雑音がある場合にフィルタを使用する場合の構
成の一例で、第6図にフィルタ22の一構成例を示す。 テレビジョン信号をフィルタ(低域通過フィルタ)に通
すと、波形の高域部分が除去されるため波形がなまって
くる。このためゴースト部分の波形もなまってくるので
、差分値から作った擬似ゴーストは入力信号に含まれる
もとのゴースト波形に比べて、遅延時間があいまいにな
り両者を加算した出力には波形がなまった部分にゴース
トが残留する。 従って雑音が小さい場合にはできるだけ通過帯域を広く
した方がよい。このため第6図ではまず読出し制御部3
0にあるデータ読出し制御32で差分値を読出し、雑音
測定部33で雑音を測定する。次の係数メモリ34では
雑音に応じてデジタルフィルタ35へ供給する係数を選
択する。この係数はフィルタのインパルス応答のサンプ
ル値(サンプル間隔は入力信号のA/D変換と同一)で
あり、例えば通過帯域がIMHz 、 2MHz 、 
 3MHz 、  4MHzなどの場合の係数を用意し
ておく。係数メモリ34に係数を読出した時点で、続出
制御部30にあるデータ続出制御31によって順次差分
値をデジタルフィルタ35に入力する。デジタルフィル
タ35では、入力の先頭のサンプル値からM番目(Mば
デジタルフィルタ35のタップ数)のサンプル値以降で
正常な出力が得られることになる。なお、デジタルフィ
ルタの機能を電気回路で簡素に実現するため、第1回A
/D変換部1の前に通過帯域が1.2,3゜4 MHz
のフィルタを用意しておき、雑音のレベルに応じて切換
えて選択することもできる。 入力の基準信号の振幅が変化する場合には、差分値が入
力信号のゴースト振幅と対応しなくなるため、そのとき
の基準信号の振幅に応じて差分値を補正する必要がある
。例えば基準信号の振幅を1としてゴーストが0.1の
場合と、基準信号が0.5でゴーストが同じ0.1の場
合と比べると、後者の方は基準信号の振幅に対してゴー
ストの量は1.010.5 =2.0となり、前者に比
べてゴーストの相対量は2倍になる。従って差分値の補
正は基準信号の振幅に逆比例して補正する必要がある。 第7図は基準信号の振幅Sを求めるために、基点を中心
として前後に2〜3サンプル点以上離れた2つの差分値
をA/D変換部1から読出し、引算器14によって振幅
Sを求める場合の構成例を示す。 第7図の正規化部23では規定の入力のときの振幅Sを
規定振幅Soとすると、So/Sの計算をSo/S演算
24で行ないこれを保持器13に保持する。この値を掛
算器25に与えて差分計算部3の出力と掛算すれば、差
信号は正規化されたことになる。この方法により、1回
のゴースト検出および除去操作で除去性能を高めること
が可能となる。 また、入力信号のレベルが変動しかつ雑音が無視できな
い場合には、ゴースト除去装置の構成の中に前述の第5
図のフィルタ22と第7図の正規化部23を含めばよい
。このときフィルタの選択は、それぞれで求めた雑音量
と振幅を利用して信号対雑音比を求めこれの大小によっ
て選択する。 ゴーストが大きい場合には人力信号を8倍(ゴーストの
量)して遅延させて入力信号から差し引くとゴーストは
除去できるが、新たに2倍の遅延時間をもつゴースト(
振幅はgz)が生じる。第9図(a) 、 (b) 、
 (c)はこの間の動作を理解するための図である。こ
の新たに生じたゴースト(2次のゴーストと称す)を除
去するためには、第9図(d)に示すように遅延時間が
2倍の位置に82を差分値列に加えればよい。 第9図で、(a)はゴース) (g)のある入力信号、
(b)はゴースト打消し信号、(c)はゴースト除去後
の2次ゴーストが発生した信号、(d)は2次ゴースト
も除去するための差分値列を示している。 第10図はゴーストが大きい場合、新たに生じるゴース
トを除去する場合の回路構成例であり、演算部45はタ
ップ加重保持部4に先立って前述の2次ゴースト分を生
成し、追加する機能を持つ。 演算部45は一般的には次のような演算を行なう。 いま基点を零としてそれに続くゴーストを振幅がg= 
 (零も含めて考える)で遅延時間をi (実際にはi
T、T:サンプリング間隔)とする(+=1゜2、−−
−−−、 N : Nはゴーストの最大許容時間)。こ
のときi番目のゴーストを除去しようとするとj番目の
ゴーストが遅延時間i十jの位置に新たに振幅−giX
gjの2次ゴーストとして発生する。 このように新たに生じるすべてのゴーストはで表わすこ
とができる。もちろん、遅延時間の最大値はi =N、
  j =Nのときに2Nとなる。前述したとおり基準
信号の基点を零とした差分値列は入力信号のゴーストで
あるから、この差分値列に上式の数値列を加えてやれば
2次のゴーストは除去できることになる。第10図の乗
算器48で前記の演算を行ない、その結果を遅延時間に
対応して記憶部49に加算していく(記憶部49には元
の差分値の系列を最初に入れておく)。 同様な方法で1次と2次ゴースト除去で生じる新たなゴ
ーストも除去できる。このような方法を用いることによ
り1回のみのゴースト検出、除去でゴースト除去効果が
上がる。 基準信号の基点を零として得られた差分値列は雑音成分
を含んでおり、この雑音により偽ゴーストを生成するこ
とになる。この偽ゴーストが画質を損傷する場合には上
記差分値列の中で、ある数値αより小さいものはゴース
トは無いものと判定する方法がある。しかし、この方法
では振幅の小さいゴーストは除去できなくなる。このた
め、得られた差分値列を順次加算し、加算して得られた
数値(絶対値)が数値α以上のときゴースト有りと判定
し、その時点で加算値をゴースト振幅とする。この間、
数値α以下のときは差分値列は零と置いていく。この方
法は元の差分値列に含まれる雑音は平均値が零であると
いう性質を利用するものである。 第11図(a) 、 (b) 、 (c)はこの間の動
作を理解するための図であり、第11図(c)において
時間t3でΔS、+ΔS2+ΔS3をゴーストと見なし
、時間t1とt2ではゴースト無しとして扱う。時間t
3でゴーストを検出したので時間t4から加算を行なっ
ていくのである。以上により、差分値列は時間1.〜t
6の間では、0.0.ΔS、+ΔS2+ΔS、l、O。 ΔS4+ΔS1,0となる。第11図(d)はこの状況
を示している。第11図で、(a)はゴースト波形、(
b)は差分値列、(c)は差分値の加算信号、(d)は
新らしい差分値列を示している。 第12図は雑音により生じる偽ゴーストの発生を防ぐた
めの一構成例であり、差分値加算部51において前述の
処理を行なう。すなわち、差分計算部3から入ってくる
差分値列を順次、加算器52に加算していく(最初は加
算器の初期値を零としておく)。加算した結果、その数
値(絶対値)があらかしめ定めた数値αより小さい場合
には、ゲート53は動作させずシフトレジスタ54の内
容を零とおく。逆に、大きい場合にはゲート53を動作
させて、その数値をシフトレジスタ54に送ると同時に
加算器52の内容を零とする。 本発明をすべてデジタル化することは容易であり、第1
3図にその一構成例を示す。第13図で差分計算部3か
らタップ加重保持部4の間、および基点決定部2は第1
図のものと同一であるが、^/D変換器57が第1図A
/D変換部1に比べて本線系と共用になっている。トラ
ンスバーサルフィルタ59はデジタル弐のものであり、
この構成はシフトレジスタ60、乗算器62、加算器6
1から成る。加算器63でゴーストを除去した後、D/
A変換器64によってアナログ信号を得る。 本発明は前述したとおり、ゴーストを検出しトランスバ
ーサルフィルタを制御するまでの時間が短いため変動ゴ
ーストの除去に優れてるが、据置形に対しても適用でき
ることは勿論である。この場合には、第14図に示すよ
うに、第1回目の除去後の残留分をさらに除去するため
、切換器70を加算器21の出力側に接続して残留ゴー
ストの検出を行なう。このときタップ加重保持部4は第
1回目の差分系列を保持しておく。ゴースト検出部71
は例えば第1図のA/D変換部1、基点決定部2、差分
計算部3から構成されるもので、この場合には第1回目
の差分列を保持し、さらに第2回目の差分系列を検出し
た後にこれを加える機能を持たせる。第2回目の差分系
列を第1回目の差分系列に加算した後この新しい差分系
列でトランスバーサルフィルタ5を制御し、必要に応じ
て第3回目以降の除去操作もくりこむ。 また、他の構成例を第15図に示す。移動受信用の場合
には切換器70を入力側に接続する。第15図の動作説
明を第16図に示す。第16図において、入力信号(a
)に対して第15図トランスバーサルフィルタ5の出力
は(b)となり、加算器21の出力は(c)となる。引
き続きトランスバーサルフィルタ5の入力は(c)であ
るからその出力は(d)となり、加算器21の出力は(
e)となる。従って、この場合には残留のゴーストは次
々に打ち消されていく。据置形の場合には、除去性能を
高めるため前述の動作に引き続き、切換器70を出力側
に接続し、ゴーストの残留成分をゴースト検出部71に
より検出し、検出した成分を現在のタップ加重に加えて
補正すればよい。 (発明の効果) 本発明装置を使用すれば、ゴーストの検出をフィールド
毎に行ない、ゴースト除去制御もそれに応じてフィール
ド毎に行なうことができるので、動作時間が速く、変動
ゴーストに対してすぐれた応答特性を有している。 従って、自動車内でのテレビジョン受信、列車や空航周
辺でのテレビジョン受信、さらにはポータプル型テレビ
ジョン受信機への応用などに好適である。 4、図面の簡単な説明 第1図は、本発明装置の一実施例に係るゴースト除去装
置構成のブロック線図を示し、第2図は、基準信号の2
例(a) 、 (b)を示し、第3図(a)〜輸)は第
1図示装置の動作を具体的に説明するための図、 第411Z(a)〜(c)は基準信号が立下りの場合の
トランスバーサルフィルタの出力を理解するだめの各波
形図、 第5図は、フィルタを用いる場合の本発明装置の一構成
例を示す図、 第6図は、第5図に使用するフィルタの一構成例を示す
図、 第7図は、入力信号の振幅が変化する場合の本発明装置
の他の構成例を示す図、 第8図(a)〜(e)は、ゴースト除去の基本概念を説
明するための図、 第9図(a)〜(d)は、2次ゴーストの発生とその除
去を説明するための図、 第10図は、2次ゴーストを除去するための一構成例を
示す図、 第11図(a)〜(d)は、雑音による偽ゴーストを避
ける方法を説明するための図、 第12図は、雑音による偽ゴーストを避けるための一構
成例を示す図、 第13図は、デジタル化したときの一構成例を示す図、 第14図、第15図は、本発明装置でさらに残留ゴース
トを低域するための装置の略ブロック線図、第16図(
a)〜(e)は、第15図の動作を説明するための図で
ある。 1・・・A/D変換器     2・・・基点決定部3
・・・差分計算部     4・・・タップ加重保持部
5・・・トランスバーサルフィルタ 6・・−A/D変換器     7・・・メモリ記憶部
8・・・発振器       9・・・カウンタ10・
・・同期検出部    11・・・基点ホールド12・
・・読出し制御部   13・・・保持器14・・・引
算器       15・・・シフトレジスタ16・・
・読出し制御部   17・・・タップ加重メモリ18
・・・遅延素子     19・・・掛算器20.21
・・・加算器    22・・・フィルタ23・・・正
規化部     24・・・So/S演算25・・・掛
算器      30・・・読出し制御部31、’32
・・・データ読出制御 33・・・雑音測定部    34・・・係数メモリ3
5・・・デジタルフィルタ 41・・・遅延振幅の制御
42・・・td、 gの検出   43・・・td、 
Δgの検出44・・=A/DA/D変換器 45・・・
演算部46・・・データ読出制御  47.49  ・
・・記憶部48・・・乗算器      50・・・タ
ップ加重保持部51・・・差分値加算部   52・・
・加算器53・・・ゲート       54・・・シ
フトレジスタ55・・・レベル判定器   57・・−
A/D変換器58・・・基準信号記憶部 6乙 59・・・トランスバーサルフィルタ 60・・・シフトレジスタ  61・・・加算器62・
・・乗算器      63・・・加算器64・・・D
/A変換器    70・・・切換器71・・・ゴース
ト検出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力映像信号を所望のサンプル周波数でA/D変換
    するA/D変換部と、当該A/D変換部と共働して、ゴ
    ースト信号の遅延時間を求めるための信号基点を決定す
    る基点決定部と、前記A/D変換されたサンプル値の次
    のサンプル値との差分値を順次に求める差分計算部と、
    前記差分値の系列で制御されるタップ加重保持部とトラ
    ンスバーサルフィルタとをすくなくとも具え、実時間で
    ゴーストを除去するようにしたことを特徴とするゴース
    ト除去装置。 2、前記差分計算部の出力が、前記入力映像信号に含ま
    れるノイズ振幅に応じて、通過帯域特性が変えられる適
    応形フィルタを介して、前記タップ加重保持部に入力さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のゴ
    ースト除去装置。 3、前記入力映像信号のレベルが変動するとき、これに
    対応するため、正規化部が備えられることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項または第2項に記載のゴースト
    除去装置。 4、前記基点を求めるためのステップ状波形が、通常の
    テレビジョン信号の同期信号に限定せず、別に設けたス
    テップ状波形であることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項から第3項のいずれかに記載のゴースト除去装置
    。 5、前記入力映像信号に含まれるゴースト成分が大きい
    とき、前記差分値の系列を用いて、前記大きい前記ゴー
    スト成分によって新たに生じるゴーストを除去する演算
    部が備えられていることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項から第4項のいずれかに記載のゴースト除去装置
    。 6、前記差分値に含まれるノイズによる別のゴーストの
    発生を除去し、かつ微小なゴーストも除去できるよう、
    前記差分値の系列を演算処理する差分値加算部が備えら
    れていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から
    第5項のいずれかに記載のゴースト除去装置。 7、前記トランスバーサルフィルタがデジタル処理され
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第6項
    のいずれかに記載のゴースト除去装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01231575A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Nec Home Electron Ltd ゴースト除去装置
JPH01231574A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Nec Home Electron Ltd ゴースト除去装置
US4947252A (en) * 1988-03-22 1990-08-07 Nec Home Electronics Ltd. Ghost canceling apparatus
JPH02265381A (ja) * 1989-04-05 1990-10-30 Nec Home Electron Ltd ゴースト除去装置
US5345274A (en) * 1993-01-25 1994-09-06 Nec Corporation Ghost canceling circuit promptly responsive to channel change

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