JPH04296172A - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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Publication number
JPH04296172A
JPH04296172A JP3061621A JP6162191A JPH04296172A JP H04296172 A JPH04296172 A JP H04296172A JP 3061621 A JP3061621 A JP 3061621A JP 6162191 A JP6162191 A JP 6162191A JP H04296172 A JPH04296172 A JP H04296172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ghost
phase
gcr
waveform
Prior art date
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Pending
Application number
JP3061621A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Sasaki
幹雄 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3061621A priority Critical patent/JPH04296172A/ja
Publication of JPH04296172A publication Critical patent/JPH04296172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号中に挿入され
たGCR信号を用いてゴースト除去を行なうゴースト除
去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機は大型化の傾
向にあり、クリヤービジョンの放送開始とあいまって、
高画質化の要求がなされている。その中でもゴースト除
去が大きな注目を集めており、GCR信号方式が提案さ
れ導入された。GCR信号については、「テレビジョン
学会技術報告ROFT89−4、pp19−24」で報
告されている。
【0003】以下に従来のゴースト除去装置について説
明する。図3(a)は、従来のゴースト除去装置の構成
を示すブロック図である。図3(a)において、31は
映像信号をデジタル化するA/D変換器、32はゴース
トを除去するためのトランスバーサルフィルター、33
はゴーストを除去した映像信号をアナログ信号に戻すD
/A変換器、35は映像信号中に挿入されたGCR信号
を取り込むためのメモリ、34はメモリ35にデータを
取り込むスイッチ、36はCPU、38はタイミング発
生回路、37はROMである。CPU36はトランスバ
ーサルフィルター32にタップ係数を与えるように接続
されている。タイミング発生回路38はfv、fH、2
fHのタイミング信号から、映像信号中に挿入されたG
CR信号を抜き取るためのGCRゲート信号を作りだす
と共に、CPU36にGCRゲートのタイミングを通知
するように構成されている。GCR信号は、図4(a)
に示すように、WRB信号と0ペデスタル信号が、WR
B信号→0ペデスタル信号→WRB信号→0ペデスタル
信号→0ペデスタル信号→WRB信号→0ペデスタル信
号→WRB信号の8フィールドで一巡するシーケンスで
同一水平期間に送出される。これらの8フィルードの信
号に対して1式に示す演算を行うことにより、図4(b
)に示すGCR信号を得ることができる。ただし、Fn
(n=1〜8)は第nフィールドの信号を表している。
【0004】
【数1】
【0005】図4(b)のGCR信号を1サンプリング
クロックによる差分をとると、同図の下段のような波形
を得る。この波形を拡大すると図4(c)のようなSI
N(x)/x波形で、この波形はゴースト等の歪がなけ
れば同図のように約4.2MHzまでフラットな周波数
成分を持つ波形である。しかしながら、図4(c)に示
される波形は、理想的なGCR信号を表わしており、テ
レビジョン受像機で処理される映像信号から抜き取った
GCR信号は、すでに述べたように、電波の伝送係やチ
ューナの帯域フィルタ等の影響で少なからず歪みを受け
ているので、理想的な波形とはならない。ゴースト除去
装置は、GCR信号を用いてゴーストの検出並びに除去
を行なう装置であり、ゴートス除去の手法(アルゴリズ
ム)としてはMSE法、ZF法等種々の手法が提案され
ているが、いづれの手法でも、入力された映像信号中の
GCR信号波形が、基本的には理想的なGCR信号波形
と同一になるように制御されるものである。一例として
ZF(Zero  Forcing)法を用いて、トラ
ンスバーサルフィルター32のタップ係数を求める過程
について説明する。図3(a)で、トランスバーサルフ
ィルターの出力信号を{Yk}、基準信号を{Rk}、
トランスバーサルフィルターの出力信号と基準信号との
差分信号を{Ek}とすれば、トランスバーサルフィル
ターのn回目のタップ係数C{i}{n}はZF法では
2式に基づいて修正される。ただし、αは一回の修正量
を決めるための係数である。
【0006】
【数2】
【0007】図3(a)のCPU36は、1式に示す同
期加算、フィールドシーケンス処理を行なった後、2式
の演算を行なって、残留ゴースト量が十分小さくなるま
で、タップ係数の修正を繰り返し行なう。ここで、基準
となるGCR信号はROM37に書かれている。元のG
CR信号の取込は、スイッチ34をタイミング発生回路
38で発生したGCRゲート信号により、端子1の側に
倒して行なわれ、端子2の側に倒してトランスバーサル
フィルター32の出力がメモリ35に取り込まれる。そ
の結果として、A/D変換器31に入力された映像信号
に挿入されたGCR信号波形は、基準となるGCR信号
の波形とほぼ等しくなり、伝送路でテレビジョン信号が
受けたゴースト障害、アンテナの不整合、チューナーや
映像検波段での周波数特性、位相特性等が改善される。
【0008】上述のゴースト除去処理の過程で、コース
ト検出は図3(b)のように行なわれる。図3(b)は
、従来のゴースト検出方法の一例を示すブロック図であ
る。同図において、41はゴーストを含むGCR信号で
GCRゲート信号により取り込まれる。42はフィール
ドシーケンス処理を行ない。S/N改善等を行なう同期
加算部、46は基準となるGCR信号、43は減算部で
、同期加算部42のデータから基準GCR信号46を減
算して、ゴースト検出信号44を作り出す。この動作を
、図5を用いて説明する。図5は図3(b)のゴースト
検出方法における波形の状態を示したものである。図5
において、波形51は同期加算後のゴーストを含むGC
R信号波形である。波形はサンプリングされているので
、波形に示す○印で示した点だけが観測される。図3(
b)の同期加算部42の波形に相当する。波形52は基
準GCR信号であり、一般的にはCPUからアクセスで
きるROMに置かれる。波形53は、波形51のゴース
トを含むGCR信号波形から波形52の基準GCR信号
を減算して検出されたゴースト信号である。正しくゴー
ストを検出するためには、51と52の波形が減算をす
る前に、その振幅と位相が一致していなければならない
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図3(b
)のような構成では、同期加算後のGCR信号の位相が
ずれた場合、誤ってゴーストが検出されることになる。 図6は、図5と同様に波形61が同期加算後のゴースト
を含むGCR信号波形、波形62が基準GCR信号であ
る。波形63は、波形61のゴーストを含むGCR信号
波形から波形62の基準GCR信号を減算して検出しさ
れたゴースト信号である。波形61は図5の波形51を
サブキャリア換算で、π/8(約17.5nS)だけ位
相を進めている。このような状態で、波形62の基準G
CR信号とピーク合わせをして減算をすると、波形63
のように基準GCR信号の近傍に誤差信号が現われ、ゴ
ーストと検出されてしまう。このように、ゴーストが無
くても位相がずれると位置あわせが正しくできなくなり
、ゴーストの無い部分でもゴースト成分として検出され
ることになる。もちろん、ゴーストと検出されても基本
的にはゴースト除去動作により波形が等化されるので、
直ちに問題となるわけではない。しかしながら、位相ず
れにより検出されるゴーストは、図6の例のようにわず
かな位相ずれにより比較的大きな誤差となり、波形等化
されても画像の安定性が低下したり、画質が変動したり
するので好ましくない。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のゴースト除去装置は、A/D変換した映像信
号に挿入されたGCR信号を8フィルードシーケンスの
GCR信号送出内容により加算する手段と、加算したG
CR信号の位相検出手段と、位相検出手段の出力により
A/D変換器に与えるサンプリングクロックの映像信号
に対する位相を制御する手段を備えたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成によって、A/D変換した
映像信号に挿入されたGCR信号の位相が、放送局の送
像機の要因や電波の伝搬路、受信機側のフィルター回路
やサンプリングクロックの発生回路等の影響で変化した
状態で検出されても、検出されたGCR信号の位相の状
態に応じてA/D変換器に与えるサンプリングクロック
の映像信号に対する位相を動かすことができるので、位
相ずれにより検出されるゴースト信号を小さくすること
ができ、画像の安定性の向上や画質変動を少なくするこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例のゴースト除去装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
実施例におけるゴースト除去装置のゴースト検出部のブ
ロック図を示すものである。ゴースト除去装置の構成に
ついては、前述の従来例にて説明した図3(a)と同様
なので説明を割愛する。図1において、1はゴーストを
含むGCR信号をデジタル化された映像信号より検出す
るGCR信号検出回路で、GCRゲート信号により取り
込まれる。2はフィールドシーケンス処理を行ない、S
/N改善等を行なう同期加算部、6は基準となるGCR
信号源、3は比較器で同期加算部2と基準GCR信号源
6の出力信号を比較してゴースト検出信号4を作る。5
は同期加算部2で加算されたGCR信号の位相を検出す
る位相検出部、10は映像信号からバースト信号を取り
出すバーストゲート回路、9は位相検出部5の出力によ
り、バーストの位相をシフトする移相器、8は移相器9
から出力されるバーストに位相ロックしたサンプリング
クロックを発生するクロック発生器、7はA/D変換器
で、クロック発生器8から出力されるサンプリングクロ
ックで動作する。
【0013】取り込んだGCR信号の位相検出を図2(
a),(b)を用いて説明する。図2(a)はGCR信
号波形の中心部分を表わしたもので、GCR信号の最大
値をg0とし、その前後の信号の大きさをそれぞれg−
1、g1として、g−1、g1の差をg0で割った値を
gとすればGCR信号の位相φとgとの間には図2(b
)に示すような関係がある。このグラフで、GCR信号
の位相φは映像信号のサブキャリヤに換算して表示して
おり、π/16は約8.7nSに相当する。グラフに示
す通り、gとφとの間にはほぼ直線的な関係がある。 そこで、この位相検出出力φを移相器9に与えてバース
トの位相をφに応じて変化させ、変化の方向を常にφが
0に近づくように制御するとGCR信号は正しい位相で
検出されることになる。ここで、移相器9はA/D変換
器7に入力される映像信号とサンプリングクロックの相
対的に位相を変化させることができればよいので、図1
のようにバーストゲート回路10の後段ではなく前段で
もよく、またクロック発生器8の後段に置いてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、A/D変換した
映像信号中に挿入されたGCR信号を8フィールドシー
ケンスのGCR信号送出内容にそって加算する手段と、
加算したGCR信号の位相を検出する手段と、1個以上
の基準となるGCR信号を発生する手段と、前記GCR
信号の位相検出手段の出力により、前記基準GCR信号
を選択する手段と、選択された基準GCR信号と前記加
算したGCR信号とを減算することによりゴースト検出
する手段を備えたゴースト除去装置であり、かかる構成
により、取り込んだGCR信号の位相ずれによりゴース
ト信号として検出される誤差信号を小さくすることがで
き、画像の安定性の向上や画質変動を少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるゴースト除去装置の
ゴースト検出部のブロック図
【図2】(a)図1の位相検出部におけるGCR信号波
形図 (b)図1の位相検出部における位相検出演算結果を示
す図
【図3】(a)ゴースト除去装置の構成図(b)従来例
のゴースト検出のブロック図
【図4】(a)GCR信号
の8フィールドシーケンス波形図 (b)8フィールドシーケンス処理後のGCR信号波形
とその1クロック差分波形図 (c)理想的なGCR信号を示す波形図
【図5】GCR
信号の位相があっている時のゴースト検出状態を示す図
【図6】GCR信号の位相があっていない時のゴースト
検出状態を示す図
【符号の説明】
1  GCR信号検出回路 2  フィールドシーケンスにそってGCR信号を加算
する同期加算部 3  比較器 4  検出されたゴースト信号 5  同期加算したGCR信号の位相を検出する位相検
出部 6  基準GCR信号源 7  A/D変換器 8  サンプリングクロック発生器 9  移相器 10  バースゲート回路 31  A/D変換器 32  トランスバーサルフィルター 33  D/A変換器 34  取り込むデータを選択するスイッチ35  メ
モリ 36  CPU 37  ROM 38  タイミング発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GCR信号を含む映像信号をA/D変換す
    るA/D変換器と、A/D変換器の出力信号から8フィ
    ールドシーケンスのGCR信号送出内容によりGCR信
    号を加算する手段と、加算したGCR信号の位相検出手
    段と、位相検出手段の出力によりA/D変換器に与える
    サンプリングクロックの映像信号に対する位相を制御す
    る手段を備えたゴースト除去装置。
JP3061621A 1991-03-26 1991-03-26 ゴースト除去装置 Pending JPH04296172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3061621A JPH04296172A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 ゴースト除去装置

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JP3061621A JPH04296172A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 ゴースト除去装置

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JPH04296172A true JPH04296172A (ja) 1992-10-20

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ID=13176437

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JP3061621A Pending JPH04296172A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 ゴースト除去装置

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JP (1) JPH04296172A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077637A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Victor Co Of Japan Ltd ゴースト除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077637A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Victor Co Of Japan Ltd ゴースト除去装置

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