JPS6212325A

JPS6212325A - 静止形保護継電器の点検方式

Info

Publication number: JPS6212325A
Application number: JP60146552A
Authority: JP
Inventors: 茂森
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-07-05
Filing date: 1985-07-05
Publication date: 1987-01-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は静止形保護継電器の点検方式に係り。

静止形保護継電器に設置されたフィルタの特性変化を高
精度に検出するに好適な静止形保護継電器の点検方式に
関する。

〔発明の背景〕

静止形継電器を点検する方法として１例えば。

日立評論第６１巻Ａｌｌ、ｐ２７の図４に示されるよう
に、入カドランスの１次側にＴ　ｌ　＃　’ｒｚ　ＩＴ
３．Ｔ４なる点検巻線を設け、ここからＣｌｙＣｍ、Ｃ
ｓ、Ｃ４，Ｃ５，ＣＩ端子に印加する入力に相当する点
検信号を印加し点検する方式がある。この方式は１点検
信号として基本波を使用するため、素子の微小変化まで
は検出できない。第２図は係る従来の一例を示しており
、入力変成器２の１次側に点検巻線を設け１本来の入力
信号ＩＫ点検信号１０を重畳し、継電器演算回路９が。

点検信号に相当する応動管するかどうかにより。

回路内部の不良を検出する。第３図は、入力信号１に対
し、入力変成器２の出力部３で点検信号１１を重畳する
方式であり、いずれの場合も１点検信号を基本波として
いるため、フィルタ４等の特性変化分は検出しにくく高
精度な点検はできない。ここで、保護継電器は多くの場
合にその入力部にフィルタを設けており、所定の周波数
成分のみを抽出するあるいは所定の信号移相をする上で
不可欠の回路となっている。従って、フィルタの経年変
化によりその特性変化すると、保護継電器の正しい動作
を期待できない、このため、適宜フィルタの高精度点検
をすることが望まれる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、静止形保護継電器のフィルタ部の特性
変化を高精度に見つけることのできる静止形保護継電器
の点検方式を提供するＫある。

〔発明の概要〕

静止形保護継電器には、対歪波特性を改善するため、フ
ィルタが設けられているが、フィルタの部品不良によっ
て、フィルタ特性が変化すると。

そのまま継電器の特性変化となって現れる。本発明にお
いては、一般には基本波をその共振周波数とした所のフ
ィルタが、共振周波数から外れた高調波域で、急峻な変
化をすることを利用し１点検信号として高調波を用いて
、特にフィルタ部の特性変化を見つけ易くしたものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第５図、第６図によ
り説明する。第１図の１は電圧または電流入力、２は変
成器であり、変成器２の出力と。

高調波点検信号源６の出力を加算器３で合成した後１点
検の対象とするフィルタ４に取込む。一方。

点検信号は移相回路７．ゲイン調整回路８に印加される
。そして、ここで、フィルタ４から出力される点検用高
調波信号を減算器５で打消すことのできる位相と大きさ
に変換し、継電器の演算回路９の入力とする。一方５の
出力を高調波抽出回路５０に導入後、誤差検出回路５１
で誤差分を検出する。第５図は一具体例であり、オペア
ンプ２４にて、基本波と高調波が加算され、フィルタ４
の入力となる。一方高調波はオペアンプ２６で構成され
た移相器の、抵抗器２２とコンデンサ２７で位相調整し
、抵抗器２３でゲインを調整され、オペアンプ２５に入
力する。オペアンプ２５はフィルタ４の出力と移相器の
出力を減算する回路を構成し、その出力からは、定常的
には基本波のみ出力するようにしており、その出力は、
継電器の演算回路９に入力すると同時に高調波抽出回路
、誤差検出回路にも印加する。本実施例によれば１点検
信号を高調波としているため１Ｍ４図のように。

フィルタの特性が例えば１２から１３に変化したような
場合、基本周波数ｆｃＯ所のゲイン誤差εＣに対し、高
調波ｆ、の所のゲイン誤差εＨが大きいため、フィルタ
の特性変化が見つけやすい。

フィルタの特性に変化があった場合は、第１図の減算回
路５において、フィルタ４の出力に含まれる高調波分と
、ゲイン調整回路８の出力とが等しくなくなり、打消す
ことができなくなる。この場合、減算回路５の出力に高
調波分が残り、そのまま継電器の演算回路９に入力され
るため、継電器の特性変化となると同時に高調波抽出フ
ィルタ５０で高調波分のみ抽出し、誤差検出回路５１で
検出することにより継電器の不要応動を防止する。

第６図は、各部の波形を示している。２９０は入力変成
器２の出力波形、１４０は高調波信号源６の出力、１７
０は（基本波＋高調波）のフィルタ４の出力波形、２５
０は信号１７０より高調波分を除去した波形を表す。θ
は、フィルタ４での基゛水波の遅れ角を表す。第６図２
５０は正常時の波形であり、高調波を含まないが１回路
に誤差が生じた場合は波形２５０に高調波分が残り歪波
となる。本発明はハード不良を見つけるだめのものであ
る。従って言及したフィルタ４はアナログフィルタであ
るが、高調波抽出フィルタ５０および検出回路５１けア
ナログ、ディジタルどちらでも良い。以上は１点検信号
が印加された後の継電器内部の動作について述べたが１
本発明の適用について以下に述べる。第７図は１本発明
を自動点検方式に適用する場合のものであり、自動点検
装置６００より点検指令６１を発し、スイッチ６３を閉
じてやれば１点検信号６０がリレー演算部４０に印加さ
れ、前述の演算を行い、結果を点検出力端子５００に出
力する。すなわち１点検装置６００を含めた自動点検機
能付保護継電装置４００として適用する場合である６ま
た。第８図のように点検装置を６０１なる別個の装置と
して扱い１手動でスイッチ６４を制御する構成にするこ
とにより。

保護継電装置４０１と独立して取り扱うことができる保
守用装置としても適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、高調波を点検信号に使用するため、フ
ィルタ特性の急峻な部分に点検ポイントを置くことにな
る。従って、フィルタを構成している素子に特性変化を
生じた場合、大きなゲイン誤差１伎相誤差となって現れ
、検出し易くなる。

また１本発明によれば、フィルタ以外の素子に特性変化
があっても、高調波打消部（減算回路）で。

高調渡分が残るため、素子不良を見つけることができる
。特に、素子破損に至る前の特性変化を見つけることが
出来るので予防保全的効果が犬である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を説明するブロック図、第２図。第３図は従来技術を説明するブロック図、第４図は本発
明を説明するフィルタの特性図、第５図は本発明の一具
体列を示す回路図、第６図は本発明を説明する波形図で
ある。、第７図、第８図は本発明を説明する概念図であ
る。１・・・電圧または電流入力、２・・・入力変成器、３
・・・基本波と高調波の合成部、４・・・フィルタ、５
・・・点検信号打消部、６・・・高調波信号、７・・・
移相回路。８・・・ゲイン調整回路、９・・・演算回路、１０・・
・基本波截検入力、１１・・・基本波信号、１２．１３
・・・フィルタ特性、２２・・・位相ＦＪ４ｐ抵抗、２
３・・ゲイン調整抵抗、　２４〜２６・・オペアンプ、
２７・・・コンデンサ、５０・・・高調波抽出フィルタ
、５１・・・誤差　、−検出回路。

Claims

【特許請求の範囲】

１、電圧あるいは電流を入力するための変成器、該変成
器の出力側に接続されたフィルタ、該フィルタ回路の出
力を入力とする演算回路よりなる静止形保護継電器にお
いて、高調波を発生する信号源、該信号源からの高調波
信号と前記変成器出力とを合成する第１の合成回路、前
記信号源からの高調波信号を移相しゲインを変更する移
相・ゲイン変化回路、該移相・ゲイン変化回路の出力と
前記フィルタの出力とを合成する第２の合成回路、該第
２の合成回路の出力側の高調波抽出用フィルタ、該フィ
ルタの出力側の誤差検出回路を設け、前記、高調波発生
源からの信号を自動または手動で制御し、保護継電器に
印加する手段を備えたことを特長とする静止形保護継電
器の点検方式。