JPS62179621A - 電子体温計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、電子体温計、特に不注意でスイッチに触れ
ても、表示等が消滅しないようにした電子体温計に関す
る。

（ロ）従来の技術 電子体温計は、いわゆるワンタッチ式の電源スィッチを
用い、この電源スィッチを表示部近傍に設けたものがあ
る。この種の電子体温計は、電源スィッチを１回操作す
ると電源がオンし、測定動作が開始され、次にもう１回
操作すると電源がオフし、測定が停止される。さらにも
う１回操作されると再度電源がオンする。つまり、スイ
ッチが操作される毎に測定の動作開始と動作停止を交互
に繰返すようになっている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 一般に、電子体温針は小型であるため、測定部と表示部
が一体型のペン式の電子体温計であって、しかも上記ワ
ンタッチ式の電源スィッチを用いたものでは、測定者が
電子体温計を測定部位から外す際に誤ってスイッチに触
れてしまい、電源がオフし、測定温度の表示が消えてし
まうという問題があった。

この発明は、上記問題点に着目し、測定終了後に測定部
位より体温計を外す際にスイッチを誤って操作しても表
示が消滅しない電子体温計を提供することを目的として
いる。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明の電子体温計は、操作されると動作停止機能を
営むスイッチと、体温測定手段と、測定された体温を表
示する表示手段を含むものにおいて、スイッチの動作停
止機能の操作時に、スイッチの操作時間が基準時間より
長いか否かを判別する手段を備え、操作時間が基準時間
より短い場合に動作停止機能を働かすようにしている。

（ホ）作用 この電子体温計では、電源オフのスイッチが誤って操作
されても、それが体温計を測定部位から外す際の誤った
操作による場合には、スイッチを操作している時間が基
準時間より長いものとなるため、計器は動作停止機能を
発揮しない。しかし、測定部位から体温計を外し、改め
て電源をオフする場合には操作が基準時間よりも短くな
り、動作停止機能が発揮される。

（へ）実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第２図は、この実施例電子体温計１の外観平面図である
。この電子体温計１は、本体部２と細棒状の測定部３と
から構成され、本体部２の表面に表示器４、ワンタンチ
式のスイッチ５が設けられており、測定部３の先端には
サーミスタ等の温度センサ６が設けられている。

第３図は、実施例電子体温計１の回路ブロック図である
。温度センサ６で体温に応じた温度が電気信号（アナロ
グ量）に変換され、Ａ／Ｄ変換器７でデジタル値に変換
されて、ＣＰＵ８に取込まれ、測定温度データとしてメ
モリ９に記憶されるようになっている。

ＣＰＵ８は、所定のサンプリングタイム（例：１秒）毎
に温度センサ６で検出される温度の最高値を更新・保持
し、この最高温度を対応として表示器４に温度表示する
機能、いわゆる体温測定機能を有する他、電源スィッチ
５の動作停止機能のための操作時に、操作を開始してか
ら停止するまでを計時する機能、計時された操作時間が
所定の基準時間よりも大か否かを判別する機能、操作時
間が所定の基準時よりも小の場合に測定動作を停止する
機能を備えている。なお、１ｏは電源電池である。

次に、第１図に示すフロー図により、実施例電子体温計
１のソフト構成及び動作を説明する。

体温計の動作停止状態において、先ずスイッチ５が操作
されると、スイッチ５のオン立上がりに応答して電子体
温計１の動作が開始され、メモリ９のクリア等のイニシ
ャライズ処理がなされ〔ステップＳＴ（以下ＳＴという
）■〕、サンプルタイミングの到来毎に温度測定を行う
（Ｓｒ２）。

測定された温度は、体温として表示器４に表示される（
Ｓｒ３）。この表示器４に表示される温度は、通常、測
定開始と同時に体温表示が現れるのではなく、測定開始
と共に、時間の経過により温度センサ６の温度が体温に
平衡・収束する最高温度が保持されて表示されるもので
ある。従って、測定開始後、動作停止のためにスイッチ
５が操作されない限り、Ｓｒ１の“スイッチ操作が”の
判定がＮＯとなり、温度測定と温度表示がサンプルタイ
ミング毎に繰返され、表示器４の表示は平衡体温に向か
って上昇することになる。

所定時間が経過し、測定者が測定を終了しようとして測
定部位から電子体温計１を外し、スイッチ５を操作する
と、Ｓｒ１の判定がＹＥＳとなり、次にＣＰＵＢ内のタ
イマが起動される（Ｓｒ１）。

このタイマのセント時間は、第４図に示す時間ｔｓであ
り、この時間ｔｓは、通常、動作停止するために操作さ
れる時間よりは長い値であり、測定部位より電子体温計
１を取外す際に誤ってスイッチ５を操作する時間（第４
図ａ参照）よりは小さな値に選定されるものである。タ
イマの起動後、次にＳｒ１でタイムアツプか否か判定さ
れる。上記時間ｔｓが経過していないとこの判定はＮｏ
であり、次にＳｒ１に移り、スイッチ操作終了か否か判
定される。スイッチ５がオンされているとこの判定もＮ
Ｏであり、再度ＳＴ６に戻り、タイマがタイムアツプす
るまでＳｒ１、Ｓｒ１の動作が繰返されることになる。

測定部位から電子体温計１を外した状態で、正規に動作
停止のためにスイッチ５が操作された場合には、第４図
すに示すように操作時間が短く、Ｓｒ１でタイムアツプ
する以前にＳｒ１のスイッチ操作が終了することになり
、測定動作が停止することになる（第４図Ｃ参照）。し
かしながら、測定中に測定部位から外す際に誤ってスイ
ッチ５を操作した場合には、比較的長い時間（第４図Ｃ
参照）で操作することになるので、タイマがタイムアツ
プするまではスイッチ操作が終了していす、Ｓｒ１でタ
イマがタイムアツプしたことが判定されると、Ｓｒ１の
判定がＹＥＳとなり、この時点でスイッチ操作終了が判
定されると（Ｓｒ１）、再びＳｒ４に戻り、スイッチ５
が次に続いて操作されるまではＳｒ１、Ｓｒ３の動作を
繰返すことになる。従って、この場合には動作停止のた
めのスイッチ５が操作されたことにならない扱いとなる
。

なお、上記実施例において、体温測定手段として温度セ
ンサ、Ａ／Ｄ変換器、ｃｐｕ等を使用する場合を例に上
げたが、この発明において体温測定手段は実施例のもの
に限定されるものではなく、周知の他の手段、例えばサ
ーミスタと標準抵抗を切替えて発振器に接続し、その発
振周波数を比較してデジタル温度値を出力するセンサ等
を用いるものであってもよい。

（１・）発明の効果 この発明によれば、測定動作を停止するために電源スィ
ッチを操作しても、動作時間が所定時間よりも短い場合
のみ動作停止機能を発揮するようにしており、所定の基
準時間よりも長い場合には動作停止機能を禁止するよう
にしているので、電子体温計を測定部位から外す際に誤
ってスイッチを操作する、操作時間が長い場合には、電
源スィッチのオフ機能が無効となるので、表示が消滅し
てしまう等の不都合が回避できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例電子体温計のソフト構成
及び動作を説明するためのフロー図、第２図は、同実施
例電子体温計の外観平面図、第３図は、同実施例電子体
温計の回路ブロック図、第４図は、同電子体温計の動作
を説明するためのタイムチャートである。 ４：表示器、　　５：スイッチ、 ６：温度センサ、８：ＣＰＵ。 ９：メモリ。 特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社（ばか１
名） 代理人　　　　　弁理士　　中　村　茂　信′！ｓ１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）操作されると動作停止機能を営むスイッチと、体
   温測定手段と、測定された体温を表示する表示手段を含
   む電子体温計において 前記スイッチの動作停止機能の操作時に、スイッチの操
   作時間が基準時間より長いか短いかを判別する手段を備
   え、操作時間が基準時間よりも短い場合に、前記動作停
   止機能を働かすようにしたことを特徴とする電子体温計