JPS62161030A

JPS62161030A - 電子体温計

Info

Publication number: JPS62161030A
Application number: JP61003069A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Kobayashi; 敏幸小林
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1986-01-09
Filing date: 1986-01-09
Publication date: 1987-07-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、電子体温計、特に操作される毎に操作の動
作開始と動作停止を交互に繰返すスイッチを有する電子
体温計に関する。

（ロ）従来の技術電子体温計には、いわゆるワンタッチ式の電源スィッチ
を用い、この電源スィッチを表示部の近傍に設けたもの
がある。この種の電子体温計は、電源スィッチを１凹径
作すると電源がオンし、測定動作が開始され、次にもう
１凹径作されると電源がオフし、測定が停止する。さら
にもう１凹径作すると、再度電源がオンする。つまり、
スイッチが操作される毎に、測定の動作開始と動作停止
を交互に繰返すようになっている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点一般に、電子体温計は小型であるため、上記ワンタッチ
式の電源スィッチを用いた電子体温計では、測定者が電
子体温計を測定部位から外す時に誤ってスイッチに触れ
てしまい、電源がオフし、測定温度の表示が消えてしま
うという問題があった。

この発明は、上記問題点に着目し、測定終了後にスイッ
チを誤って操作しても、表示が消滅しない電子体温計を
提供することを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明の電子体温計は、操作される毎に動作開始機能
と動作停止機能を交互に営むスイッチ（５）と、温度測
定手段（７，８，９）と、この温度測定手段で測定され
る温度の最高値を更新保持する最高温度記憶手段（１０
、ＳＴ４〜ＳＴ６．５Ｔ１４．５Ｔ１５）と、この最高
温度を表示する表示手段（４、ＳＴ７．５Ｔ１６）とを
含むものにおいて、表示手段の読取可能時を検出する手
段（ＳＴ８．５Ｔ９）と、この読取時から所定の時間を
計時するタイマ手段（ＳＴ１２．５Ｔ１７）と、前記所
定の時間に亘り前記スイッチの動作停止機能を禁止する
禁止手段（ＳＴ２１〜５Ｔ２３）とを特徴的に備えてい
る。

（ホ）作用この電子体温計では、スイッチが操作されると測定動作
が開始される。表示値の読取可能時（測定終了時）が検
出されるまでにスイッチが再操作されると、測定動作が
停止し、表示手段の表示も消える。

しかし、測定が進行し、表示値の読取可能時が検出され
ると、以後はタイマ手段が所定時間を計時するまで、ス
イッチの動作停止機能が禁止される。そのため、この間
でスイッチを操作しても、電子体温計の動作は停止せず
、表示手段の表示も消滅しない。読取可能時検出から所
定時間経過後にスイッチが操作されると、電子体温計の
動作は停止する。

（へ）実施例以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第３図は、この発明の実施例電子体温計の外観平面図で
ある。この電子体温計１は、本体部２と細棒状の測定部
３から構成され、本体部２の表面に表示器４、ワンタン
チ式のスイッチ５及びブザー６が設けられており、測定
部３の先端にサーミスタ等の温度センサ７が設けられて
いる。

第４図は、実施例電子体温計１の回路ブロック図である
。温度センサ７で体温に応じた温度が電気信号（アナロ
グ量）に変換され、Ａ／Ｄ変換器８でデジタル値に変換
されてＣＰＵ９に取込まれ、測定温度データとしてメモ
リ１０に記憶されるようになっている。

ＣＰＵ９では、測定される温度の最高値を更新し、メモ
リ１０に保持記憶し、体温として表示器４に表示する。

また、測定温度の上昇率を算出し、その上昇率が所定値
Ｘ　’Ｃ／ｓｅｃ　（Ｑ、１℃／ｓｅｃ〕より小さくな
ったか否かを判断し、所定値Ｘ℃７ｓｅｃより小さくな
ると、表示器４に表示される温度を体温として読取りを
促す報知をなすためのブザー６を動作させるようになっ
ている。さらにＣＰＵ９は、取時可能検出点から所定時
間（例：０．５ｓｅｃ）を計時するタイマ機能、この所
定時間内においてスイッチ５の動作停止機能を禁止する
機能等を備えている。１１は、電源電池である。

次に、第１図及び第２図に示すフロー図により、実施例
電子体温計のソフト構成及び動作を説明する。

先ず、スイッチ５が操作されると、スイッチ５０オン立
上りに応答して、電子体温計１の動作が開始し、メモリ
１０のクリア等のイニシャライズ処理がなされた〔ステ
ップＳＴ（以下ＳＴという）１〕後、サンプルタイミン
グ（例：１ｓｅｃ）の到来毎（ＳＴ２）に、ＳＴ３以降
の処理を行う。

ＳＴ３では、フラグＦ＋が１か否か判定される。

このフラグＦ１は、測定値（表示体温）が読取可能時点
（測定終了報知点）に達した時に立てられるフラグであ
り、測定開始当初はＦ１＝０である。

そのため、ＳＴ３の判定はＮｏとなり、この時点におけ
る温度測定値Ｔｘが求められる（ＳＴ４）。

この温度測定値Ｔｘをそれまでの最高温度Ｔ　ｍａｘと
比較しくＳ　Ｔ　５　）　、Ｔ　ｘ　＞Ｔｍａｘの場合
に、今回の温度測定値Ｔｘを最高温度Ｔｍａｘとして更
新しくＳＴ　６）　、Ｔ　ｘ　＞Ｔｍａｘでない場合に
はそのままとし、最高温度Ｔｍａｘを測定体温として表
示器４に表示する（ＳＴ７）。続いて、今回のサンプル
タイミングの温度測定値から前回のサンプルタイミング
の温度測定値を減算して温度上昇率Ｘ（”Ｃ／５ｅｃ）
を算出する（ＳＴ８）。この算出した温度上昇率Ｘが所
定値Ｘｋ（例：Ｘｋ＝０．１℃／５ｅｃ）以下か否か判
定する（ＳＴ９）。

この判定がＮｏの場合、温度測定値Ｔｘが第５図のａ点
〜ｂ点を上昇中であることを意味し、この場合はサンプ
ルタイミングの到来毎にＳＴ２〜ＳＴ９の処理が繰返さ
れる。

やがて温度上昇率ＸがＸｋに達すると、Ｓｒ１の判定が
ＹＥＳとなり、続いてブザー６が所定時間オンされ、ブ
ザー音による報知がなされる（ＳＴＩＯ）とともに、フ
ラグＦ１が１とされる（ＳＴｌｌ）。この時点でなされ
るブザー報知により、測定者は表示器４の表示温度がほ
ぼ体温に平衡してきており、読取可能時点、つまり測定
終了点であることを知ることができる（第５図のｂ点）
、また、この報知時点でＣＰＵ９に内蔵のタイマが起動
され、計時を開始しくＳＴＩ　２）　、Ｓｒ１に戻る。

次のサンプルタイミングでは、フラグＦ、＝１なので、
Ｓｒ１の判定がＹＥＳとなり、５Ｔ１３に移って温度測
定値Ｔｘを求め、最高温度Ｔｍａｘを更新し、表示する
（ＳＴ１４〜５Ｔ１６）。従って５Ｔ１３、・・・・・
・、５Ｔ１６では、Ｓｒ１、・・・・・・、Ｓ”ｒ７と
全く同様の処理が行われる。続いて、タイマで所定時間
ｔｋを計時したか否か判定され（ＳＴ１７）、タイムア
ツプしていなければＳｒ１に戻り、タイムアツプするま
でＳｒ１、Ｓｒ１．５Ｔ１３、・・・・・・、５Ｔ１７
の処理を繰返す。

タイムアツプすると、つまり読取可能時検出点から所定
時間ｔｋが経過する（第５図のＣ点参照）と、５Ｔ１７
の判定がＹＥＳとなり、フラグＦ２が１とされる（ＳＴ
１８）。

さて、以上の実施例電子体温計１の動作中にスイッチ５
が操作された場合について説明する。

スイッチ５が操作されると、そのオン立上りに応答して
、第２図に示す割込処理が進行する。先ず、体温計１の
動作が第５図のｂ点に達していす、測定終了前の状態で
ある場合には、フラグＦ　ｌ　は０であるから、Ｓｒ１
１のＦ　＋　＝　１か”の判定がＮＯとなり、動作停止
の処理がなされる（ＳＴ２３）。

体温計の動作が第５図のｂ点を越え、Ｃ点に至るまでの
状態にある場合には、フラグＦ＋＝１、フラグＦ２＝０
であるから、スイッチ５の操作に応答する割込処理では
５Ｔ２１の判定ＹＥＳ、５Ｔ２２の判定Ｎｏでリターン
する。つまり、スイッチ５の操作に応答して、何の処理
もなされず、動作停止に禁止がかかる。第５図のｂ点で
ブザー６による報知音を聞き、表示値を読取るために測
定者が測定部位より測定部３を外そうとして、誤ってス
イッチ５を操作しても、第５図のｂｃ間はスイッチ５の
動作停止に禁止がかかるので、動作停止もなされず、表
示も消滅しない。

次に、体温計１の動作が第５図の０点以降の状態にある
場合には、フラグＦ、＝１、フラグＦ２＝１であるから
、割込処理では５Ｔ２１の判定ＹＥＳ、５Ｔ２２の判定
ＹＥＳとなり、動作停止の処理がなされる（ＳＴ２３）
。

なお、上記実施例において、温度測定手段として温度セ
ンサ、Ａ／Ｄ変換器、ｃｐｕ等を使用する場合を例に上
げたが、この発明において、温度測定手段は実施例のも
のに限定されるものではなく、周知の他の手段、例えば
サーミスタと標準抵抗を切替えて発振器に接続し、その
発振周波数比較によりデジタル温度値を出力するセンサ
等を用いてもよい。

（ト）発明の効果この発明によれば、読取可能時から所定時間経過時点ま
での間、スイッチの動作停止機能を禁止するようにして
いるので、電子体温計を身体から外す際に誤ってスイッ
チを操作することがあっても、その操作が禁止により無
効とされるので、表示が消滅してしまう等の不都合が回
避できる。

また、生産段階での調整は、恒温水槽等、一定温度の中
に入れて行われることがあるが、この場合、所定温度降
下でスイッチの動作停止の禁止を解除すると、スイッチ
操作による動作停止の禁止が不可能になるが、この発明
では、所定時間の経過でスイッチの動作停止の禁止が解
除されるので、測定者の通常測定を行う際の動作停止機
能を有しつつ、且つ、上記の如き調整時でもスイッチ操
作による動作停止をなすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例電子体温計のソフト構成
及び動作を説明するためのメインフロー図、第２図は、
同割込フロー図、第３図は、同実施例電子体温計の外観
平面図、第４図は、同実施例電子体温計の回路ブロック
図、第５図は、同実施例電子体温計の動作を説明するた
めの温度測定値変化を示す説明図である。４：表示器、　　　５；スイッチ、７：温度センサ、９：ＣＰＵ、１０：メモリ。特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社代理人　
　　　　弁理士　　中　村　茂　信第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）操作される毎に動作開始機能と動作停止機能を交
互に営むスイッチと、温度測定手段と、この温度測定手
段で測定される温度の最高値を更新保持する最高温度記
憶手段と、この最高温度を表示する表示手段とを含む電
子体温計において、表示手段の読取可能時を検出する手
段と、この読取可能時から所定の時間を計時するタイマ
手段と、前記所定の時間に亘り前記スイッチの動作停止
機能を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とする電
子体温計。