JPS62179491A - 反転押え付ミシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、予め定められた制御プログラムに従って縫製
する反転押え付ミシンに関し、特に定められた模様プロ
グラムにより形状を拡大または縮小することができる反
転押え付ミシンに関する。

災米扱帆 従来、磁気カードや磁気テープまたはフロッピーディス
ク等の記憶媒体に縫製の縫いパターンを記憶させ、この
情報に基づいて被加工ホルダーを移動させる電子制御ミ
シンが知られている。またこの種のミシンの中で被加工
布上にアップリケやワッペン等を縫い付ける場合には、
このアップリケ等を被加工布の上に保持して共に移動さ
せる布押え装置を設けた反転押え付ミシンが提案されて
いる。第７図はこの反転押え付ミシンの斜視図で。

ミシン本体１のテーブル２の上に反転クランク軸３を介
して布押え装置４が設けられ、この布押え装置４で被加
工布を押えて移動し、針５によって布押え装置４の周囲
を縫うようにしている。

ここで、第８図に示すように被加工布６を縫う場合、被
加工物６を布押え装置４で押え、反転クランク軸３で囲
まれた部分の８点から点線７で示したように縫い始め、
この反転クランクＩｐＨＩ３まで布押え装置４の周囲を
縫い、反転クランク軸３の所にきたとき、反転クランク
軸３を点ｍ３′のように反転させてＥ点まで縫い、８点
とＥ点の間で重ね縫いをするようにしている。

また、第９図に示したように模様プログラムの原始パタ
ーンＡ（Ｓ→１→２→３→４→Ｅ）　を元に模様をＸ軸
とＹ軸とに拡大する場合は、縫い始め点Ｓと縫い終り点
Ｅは固定としてパターンＢ（Ｓ→１′→２′→３′→４
′→Ｅ）のようにｏ’を基準に拡大演算をを行ない、新
たなパターンを作成していた（特願昭５９−１６０７７
６号参照）。

明が解“しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の反転押え付ミシンで
は、第９図に示すような模様パターンを拡大して縫う場
合は満足されるが、第１０図（ａ）に示すようなパター
ンを拡大した場合、縫い始め点Ｓと縫い終り点１・：は
固定とし、他の１〜６の点は移動の対象となるため、第
１０図（ｃ）に示したように点１が点１′点６が点６′
へ移動するので１反転クランク軸３と針５との干渉が発
生し、針折れ等のトラブルが発生するという問題があっ
た。

また第１０図（ｂ）に示したようにラベル付けの縫い上
り品質を向上させるためには、模様パターンを拡大した
ときにおいても、−辺は全て重ねｊいとしたい要望に対
して、模様の形状が変化するので、その要望が満たされ
ないという問題があった６ 間Ｖ点をり決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために、ミシン本体に
反転クランク軸を介して接続され、被加工布を押えて移
動させる布押え装置と、上記被加工布に縫い付ける模様
パターンの形状に応じて拡大または縮小の座標値を演算
する演算装置と、上記拡大または縮小の演算を外部から
指示する指示装置と、上記指示装置の指示に対応して上
記演算装置を制御する制御装置とを備えた反転押え付ミ
シンにおいて、上記指示装置で拡大の演算または縮小を
指示した場合、上記反転クランク軸の範囲の演算点は変
更しないように演算することを特徴とする。

土り１ 本発明によれば、縫い始め点Ｓと縫い終り点Ｅは固定と
し、その他の点は点０′を基準に拡大または縮小におけ
る移動の対象とする部分を、予め反転クランク軸によっ
て囲まれるエリアを設定し、このエリアに属する変曲点
情報（図形のアウトラインを規定する情報）は拡大また
は縮小の移動対象外とし、このエリア外の変曲点情報の
みを拡大または縮小の移動対象とすることにより、従来
の機能を維持し、かつ欠点を改善し、用途を拡大させる
。

ヌ」１吋 第１図は、本発明の詳細な説明するための図で、反転ク
ランク軸３を反転させることによって囲まれるエリア８
を設定し、このエリア８に屈する変曲点情報は拡大また
は縮小の移動対象外とし、縫い始め点Ｓと縫い終り点Ｅ
は固定とし、その他の点は点○′を基準に拡大または縮
小における移動の対象とする。

第２図は１本発明の１実施例の要部ブロック図で、大き
く分けて操作卓１５、制御部１６及び駆動部１７とで構
成され、操作卓１５はインタフェース２０を介して制御
回路２１に接続される。また縫いパターンが記憶された
読み書きメモリ（ランダムアクセスメモリＲＡＭ）２２
．書き込み可能な記憶回路２３及び各動作のプログラム
シーケンスを記憶した読み出し専用の記憶回路（リード
オンリメモリＲＯＭ）　２５もまた制御回路２１に接続
されている。さらに、制御部１６にインタフェース２０
を介して反転押え駆動回路２６が接続され、この反転押
え駆動回路２６に第７図の布押え装置４をＸ軸に駆動す
るパルスモータ２７及びＹ方向に移動するパルスモータ
２８が接続され、さらにミシン本体１を駆動するミシン
駆動回路２９が接続されている。

このように構成した本実施例の反転押え付ミシンの縫い
パターンの拡大及び縮小動作について説明する。第３図
及び第４図はフローチャート、第５図及び第６図（ａ）
〜第６図（ｃ）は拡大・縮小縫いパターンの説明図をそ
れぞれ示す。また第６図（ａ）〜第６図（ｃ）はＹ軸方
向を横方向に描いている。ここで、操作卓１５の読出し
キー３１を押して拡大または縮小の元となる元縫ｙ））
＜ターン３０（第５図）を読み書きメモリ２２から読み
出す。

この元縫いパターン３０を拡大する場合は操作卓１５の
拡大キー３２を押すとともに倍率キー３３により拡大倍
率βを入力する。また、計数増減キー６０で縫製時の針
数を増減するか、または継目長増減キー６１′Ｔ：縫製
時の縫い目長さを増減するかを入力する。

制御回路２１は記憶回路２５から拡大モード３４を選択
し、このプログラムシーケンスに従って以下の特徴ある
動作を制御する。

即ち、拡大中心点が反転クランク軸３の中心点０′（第
５図）に選定される。この点Ｏ′の座標値はこの例では
座標原点１０を原点（０，０）として（０，α）で記憶
されている（第５図）。この状態で元縫いパターン３０
の各変曲点Ｄ１、Ｄ２、Ｄｌ、Ｄ４の座標点（Ｘ、Ｙ）
、及び縫い始め点Ｓ、縫い終り点Ｅの座標は座標原点１
０を原点として記憶されているので、第３図のブロック
３６で示すように死線パターン３０の各点の座標値が拡
大原点０′を原点とする座標値にそれぞれ変換される。

即ち、元縫いパターンの各変曲点及び縫い始め点Ｓ及び
縫い終り点ＥのＹ座標値に対し、制御回路２１内の第一
の演算回路３７で（Ｙ−α）の演算がそれぞれ行なわれ
る。

次に、第３図のブロック３８に示すように変換された変
曲点Ｄ□〜Ｄ４の座標値（ｘ、ｙ−α）を、入力された
倍率βで拡大するＸ・βおよび（Ｙ−α）・βの演算が
第一の演算回路３７によって行なわれる。このとき、制
御回路２１は元縫いパターン３０の最初の原点を示す座
標値の縫い始め点Ｓと。

最後の縫い点を示す座標値を縫い終り点Ｅとを第１図の
斜線部分のエリア内の点と判別し、この点Ｓ及びＥにつ
いては、この拡大演算を禁止するように制御する。

次に、第３図のブロック３９に示すように、この拡大縫
いパターン４０の各点の座標を布押え装置４が実際に制
御される座標原点１０を原点とする縫いパターンの座標
値を変換するための演算が行なわれる。即ち、拡大縫い
パターン４０の各変曲点Ｄ１〜Ｄ４のＹ座標値β（Ｙ−
α）にαを加算するβ（Ｙ−α）＋αの演算が第一の演
算回路３７でそれぞれ行なわれる。本実施例では、倍率
βを２倍としたので１元縫パターン３０の各変曲点Ｄ１
〜Ｄ４は第５図に示したようにＦ□〜Ｆ、にそれぞれ拡
大される。

ここで、本発明の拡大モード（及び縮小モード）におい
ては、縫い始め点Ｓ及び縫い終り点Ｅの座標値は死線パ
ターン３０と同一であり、拡大（及び縮小）されない。

次に、針数増減か、縫目長さ増減かが判断される（第３
図ブロック６６）。いま、針数増減であれば、拡大パタ
ーンの縫目長さは死線パターン３０の縫目長さであるの
で、演算回路６２で以下の演算が行なわれる（第３図ブ
ロック６４）。これを第６図（ａ）及び第６図（ｂ）を
参照して説明する。例えば、拡大縫いパターンの変曲点
（以下、単に変曲点と言う）Ｆ、及びＦ２間の距離が演
算され、この距離ＦＬＦ２を死線パターン３０の縫目長
さで除算して計数を演算する。このとき、針数が整数以
外となれば、小数点以下を４捨５人して針数の補正を行
ない、変曲点Ｆ１とＦ２間の針数を定める。この補正し
た計数で距離Ｆ工Ｆ２を除算し、この縫目長さを次の縫
点ｆ０までの長さとし、点ｆ０の座標値を演算する。次
に、縫点ｆ０と変曲点Ｆ２との距１１ｉｆ、Ｆ、が演算
され、この距離ｆ。Ｆ２を上記補正された針数から点ｆ
０の１針分を減じた計数で除算する。この結果を次の縫
点ｆ１までの縫目長さとして点ｆ１の座標値が演算され
る。以下、同様な演算が行なわれ、各縫点座標値は拡大
された値の座標値とされる。

このとき、縫い始め点Ｓ及び縫い終り点Ｅに関しては、
縫い始め点Ｓと変曲点Ｆ、の聞及び変曲点Ｆ４と縫い終
り点Ｅの間で同様な演算が行なわれる。そして、他の点
の座標値も同様に演算され、拡大縫いパターン４０が自
動的に作成される。

一方、縫目長さ増減信号が入力されていれば、ブロック
６６で縫目長さ増減が判別される。また、制御回路２１
は座標処理範囲が縫い始め点Ｓと次の変曲点Ｆ、の聞及
び縫い終り点Ｅの前の変曲点Ｆ４と縫い終り点Ｅの間で
あるか、あるいはこれ以外の範囲であるかを判別する（
第３図ブロック６５）。

上記の範囲であると判別されると、この範囲しこついて
は、縫い始め点Ｓ及び変曲点Ｆ□を変曲点とするブロッ
ク６４で示した針数増減の演算を演算回路６３で行なわ
せる。

座標処理範囲が上記範囲外であれば、縫目長さ増減の演
算が行なわれる。いま、縫目長さ増減力１元縫パターン
３０の縫目長さの２倍と入力されてν）れば、拡大パタ
ーンの縫目長さは死線ノ（ターンの縫目長さの２倍であ
るので、演算回路６３で以下の演算が行なわれる（第３
図ブロック６７）。これを第６図（ａ）及び第６図（Ｑ
）を参照して説明する。上述のように、例えば変曲点Ｆ
１及びＦｔの座標値が演算される。この状態で縫点Ｌｌ
を定めるには、死線パターン３０の変曲点Ｄ工と次の縫
ｂ）点ｄ０との相対座標値（点Ｄ１から点ｄ０への移動
量。

即ちΔＸ１及びΔＹ工）が上記縫目長さ増減情報に基づ
いてそれぞれ２倍される。第６図（ａ）及び第６図（ｃ
）では、縫点ｄＩ、の相対Ｘ座標Δｘ１は零であり、相
対Ｙ座標値ΔＹ１のみが２ΔＹｉとなる。この相対座標
値（０，２ΔＹ１）と変曲点Ｆｉの座標値に基づいて、
次の縫点ｆ。′の座標値が演算される。以下、同様にこ
の縫点ｆ　、ｌの座標値と変換された相対座標値（０，
２ΔＹ２）とに基づいて次の縫点ｆ　、ｌの座標値が演
算される。縫点ｆ、Ｉの座標値も同様に演算され、この
ときも最後の点Ｆ２の座標値は拡大された座標値となる
。

このように演算された拡大パターン４０の各点の座標値
は記憶回路２３内に記憶される。

この状態で、操作卓１５の縫キー４２を押すと、記憶回
路２５の縫いモード４２が選択され、縫いモードのプロ
グラムシーケンスに従って駆動部１７が制御され、パル
スモータ２７及び２８に記憶回路２３内の拡大パターン
の各点の座標値に従って布押え装置４を移動し、拡大パ
ターンに対応して通常のｍ製と同様な縫製が行なわれる
。

また、第５図に（３０’）で示す死線パターンを縮小す
る場合にも、上述と同様な動作が行なわれる。

即ち、操作卓１５の縮小キー４４を押して縮小モード３
４を選択するとともに、倍率キー３３で縮小率１１βを
入力する。この状態で上述と同様な動作が行なわれ、第
５図に（４０’）で示すような縮小された縫パターンの
各点の座標が作成され、記憶回路２３に記憶される。

また、反転押え付縫いパターンの拡大または縮小の場合
には、第４図に示すような動作が行なわれてもよい、即
ち、第３図のブロック３６及び３８で示した演算を行な
い、第５図のように拡大された変曲点Ｆ□〜Ｆ４を決定
する（第４図のブロック３６及び３８）１次に、この変
曲点Ｆ１〜Ｆ４を０１点を原点としたままの座標値で、
第３図のブロック６６．６５．６４及び６７で行なった
演算と同様な演算を行なう（第４図のブロック６６、６
５．６４及び６７）６次に。

この０２点を原点として拡大（または縮小）された縫い
パターン４０（または４０′）の座標データを第３図の
ブロック３９で行なった演算と同様な演算で原点１０を
原点とする座標値を換算する（第４図のブロック３９）
。

このようにして、反転押え付ミシンにおいても縫いパタ
ーンの拡大及び縮小を行なってａ製することが可能とな
る。

次に、第１０図（ａ）の模様において、前記実施例につ
いて拡大すると、変曲点１と６は設定エリア内の点とし
て、第３図のブロック３８で判別され、拡大・縮小の演
算を禁止するように制御される。その他の変曲点Ｓ、２
，３．４．５．Ｅは第３図のブロック３９のように一般
座標として拡大・縮小の演算が行なわれ、第３図のフロ
ーチャートに基づいて演算がなされ、その結果、第１０
図（ｃ）の模様が得られ、ラベル付の縫い上り品質が向
上し、また針と反転クランク軸３との干渉のない安全制
御が可能となり、反転押え付ミシンの用途が一層拡大さ
れる。

又皿魚亙至 以上の説明から明らかなように、本発明は、拡大・縮小
の演算を禁止するエリアを設定することにより、従来の
機能は維持しながら特殊な縫い模様にも対応することが
可能であり、用途が拡大するという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するための図、第２図は本
発明の１実施例の構部ブロック図、第３図及び第４図は
フローチャート、第５図及び第６図（ａ）〜第６図（ｃ
）は拡大・縮小績し）ノ（ターンの説明図、第７図は本
発明を実施する反転押え付ミシンの斜視図、第８図〜第
１０図は従来例の欠点を説明するための図である。 １５・・・操作卓、１６・・・制御部、１７・・・駆動
部、２０・・・インタフェース、２１・・・制御回路、
２２・・・読み書きメモリ、２３・・・書き込み可能な
記憶回路、　２５−−−読み出し専用の記憶回路、２６
・・・反転押え駆動回路、２７．２８・・・パルスモー
タ、２９・・・ミシン駆動回路。 出願人　　東京重機工業株式会社 第９図 ｆτ） 区　（Ｌ、　　　　　　　　、ｚ Ｌ） 派 ｑコ 昧

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミシン本体に反転クランク軸を介して接続され、被加工
   布を押えて移動させる布押え装置と、上記被加工布に縫
   い付ける模様パターンの形状に応じて拡大または縮小の
   座標値を演算する演算装置と、上記拡大または縮小の演
   算を外部から指示する指示装置と、上記指示装置の指示
   に対応して上記演算装置を制御する制御装置とを備えた
   反転押え付ミシンにおいて、上記指示装置で拡大または
   縮小の演算を指示した場合、拡大、縮小の演算を禁止す
   るエリアを設定したことを特徴とする反転押え付ミシン
   。