JPS62178718A - 内燃機関の燃焼室 - Google Patents
内燃機関の燃焼室Info
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- JPS62178718A JPS62178718A JP2102686A JP2102686A JPS62178718A JP S62178718 A JPS62178718 A JP S62178718A JP 2102686 A JP2102686 A JP 2102686A JP 2102686 A JP2102686 A JP 2102686A JP S62178718 A JPS62178718 A JP S62178718A
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- JP
- Japan
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- piston
- swirl
- combustion chamber
- combustion
- cylinder head
- Prior art date
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Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 82
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 4
- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/26—Cylinder heads having cooling means
- F02F1/36—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/38—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling the cylinder heads being of overhead valve type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、内燃機関の燃焼室、特にピストン頂部と該頂
部に対向するシリンダヘッドの下面との間にスキッシュ
ゾーンが形成され、且つスワール生成用の吸気通路を有
する内燃機関の燃焼室に関する。
部に対向するシリンダヘッドの下面との間にスキッシュ
ゾーンが形成され、且つスワール生成用の吸気通路を有
する内燃機関の燃焼室に関する。
（従 来 技 術）
例えば、特開昭５７−１９３７１７号公報によれば、所
謂片ペンＩ〜ルーフ型の燃焼室構造が示されている。こ
の燃焼室においては、第５図に示すように、ピストン１
の頂部に対向するシリンダヘッド２の下面２ａ （燃
焼室の天井面）が２つの傾斜面により屋根状に形成され
ていると共に、ピストン頂部の一側部に、該ピストン１
が上死点位置にある時に上記シリンダヘッド下面２ａの
一方の傾斜面との間にスキッシュゾーン３が形成される
ように隆起部１ａが設けられ、且つ該ピストン頂部の他
側部上面１ｂと上記シリンダヘッド下面２ａの他方の傾
斜面との間が燃焼空間４とされている。そして、上記ピ
ストン１の圧縮行程時には、上記スキッシュゾーン３か
ら燃焼空間４へ流入するスキッシュにより空気と燃料の
混合及び着火後における火炎の伝播が促進され、燃焼性
が向上されるようになっている。
謂片ペンＩ〜ルーフ型の燃焼室構造が示されている。こ
の燃焼室においては、第５図に示すように、ピストン１
の頂部に対向するシリンダヘッド２の下面２ａ （燃
焼室の天井面）が２つの傾斜面により屋根状に形成され
ていると共に、ピストン頂部の一側部に、該ピストン１
が上死点位置にある時に上記シリンダヘッド下面２ａの
一方の傾斜面との間にスキッシュゾーン３が形成される
ように隆起部１ａが設けられ、且つ該ピストン頂部の他
側部上面１ｂと上記シリンダヘッド下面２ａの他方の傾
斜面との間が燃焼空間４とされている。そして、上記ピ
ストン１の圧縮行程時には、上記スキッシュゾーン３か
ら燃焼空間４へ流入するスキッシュにより空気と燃料の
混合及び着火後における火炎の伝播が促進され、燃焼性
が向上されるようになっている。
一方、内燃機関の燃焼性を向上させるものとしては、上
記の如ぎスキッシュゾーンを設ける以外に、スワール生
成用の吸気通路を設けて燃焼室内へ流入する吸気を旋回
させ、これにより混合気の生成ないし火炎の伝播を促進
させる所謂スワールを利用する方法がある。
記の如ぎスキッシュゾーンを設ける以外に、スワール生
成用の吸気通路を設けて燃焼室内へ流入する吸気を旋回
させ、これにより混合気の生成ないし火炎の伝播を促進
させる所謂スワールを利用する方法がある。
ところで、上記のようにスキッシュゾーンを形成するた
めに隆起部を設けた片ベントルーフ型の燃焼室において
、更にスワールを利用しようとした場合には、第６．７
図に示すようにピストン頂部における隆起部１１ａと反
対側の側部１１ｂに設けられた燃焼空間１２内にスワー
ルを発生させることになる。その場合に、スワールを減
衰させないようにするためには、上記燃焼空間１２のス
ワールが通過する箇所の容積を十分に確保する必要があ
るが、このようにするために燃焼空間１２を鎖線で示す
ように上記隆起部１１ａ側に広げると、該隆起部１１ａ
とこれに対向するシリンダヘッド下面との間に形成され
るスキッシュゾーン１３の面積が狭くなって強力なスキ
ッシュが生成できないという問題が生じる。
めに隆起部を設けた片ベントルーフ型の燃焼室において
、更にスワールを利用しようとした場合には、第６．７
図に示すようにピストン頂部における隆起部１１ａと反
対側の側部１１ｂに設けられた燃焼空間１２内にスワー
ルを発生させることになる。その場合に、スワールを減
衰させないようにするためには、上記燃焼空間１２のス
ワールが通過する箇所の容積を十分に確保する必要があ
るが、このようにするために燃焼空間１２を鎖線で示す
ように上記隆起部１１ａ側に広げると、該隆起部１１ａ
とこれに対向するシリンダヘッド下面との間に形成され
るスキッシュゾーン１３の面積が狭くなって強力なスキ
ッシュが生成できないという問題が生じる。
（発 明 の 目 的）
本発明は内燃機関の燃焼室における上記のような実情に
鑑みてなされたもので、ピストン頂部の一側部に隆起部
を形成することにより該側部にスキッシュゾーンが設け
られ且つ他側部にスワール。
鑑みてなされたもので、ピストン頂部の一側部に隆起部
を形成することにより該側部にスキッシュゾーンが設け
られ且つ他側部にスワール。
が形成される燃焼空間が設けられる構造において、スキ
ッシュゾーンを犠牲にすることなく強力なスワールが生
成保持される燃焼室を実現し、これによりスキッシュと
スワールとを有効に利用して良好な燃焼性を得られるよ
うにすることを目的とする。
ッシュゾーンを犠牲にすることなく強力なスワールが生
成保持される燃焼室を実現し、これによりスキッシュと
スワールとを有効に利用して良好な燃焼性を得られるよ
うにすることを目的とする。
（発 明 の 構 成）
本発明に係る内燃機関の燃焼室は上記目的達成のため次
のように構成したことを特徴とする。
のように構成したことを特徴とする。
即ち、ピストン頂部の一側部に当該ピストンが上死点位
置にある時にシリンダヘッドの下面との間にスキッシュ
ゾーンが形成されるように隆起部が設けられ、且つ該ピ
ストン頂部の他側部上面と上記シリンダヘッドの下面と
の間が燃焼空間とされていると共に、スワール生成用の
吸気通路が設、けられた構成において、上記ピストン頂
部における隆起部の燃焼空間側の側面に沿って該側面と
燃焼空間側の上面とに跨る凹溝を設ける。そして、該凹
溝を平面視でその中央部が隆起部側に湾曲するように形
成する。
置にある時にシリンダヘッドの下面との間にスキッシュ
ゾーンが形成されるように隆起部が設けられ、且つ該ピ
ストン頂部の他側部上面と上記シリンダヘッドの下面と
の間が燃焼空間とされていると共に、スワール生成用の
吸気通路が設、けられた構成において、上記ピストン頂
部における隆起部の燃焼空間側の側面に沿って該側面と
燃焼空間側の上面とに跨る凹溝を設ける。そして、該凹
溝を平面視でその中央部が隆起部側に湾曲するように形
成する。
上記の構成によれば、スキッシュゾーンを形成するため
の隆起部の側面に沿って凹溝が形成されるので、該隆起
部のシリンダヘッド下面に対向する面の面積、即ちスキ
ッシュゾーンを減少させることなく、燃焼空間における
スワールの通路の容積が増大することになる。また、該
凹溝は平面視でその中央部が隆起部側に湾曲するように
形成されるので、該凹溝が燃焼室における燃焼空間側の
内周面に滑かに連続することになる。
の隆起部の側面に沿って凹溝が形成されるので、該隆起
部のシリンダヘッド下面に対向する面の面積、即ちスキ
ッシュゾーンを減少させることなく、燃焼空間における
スワールの通路の容積が増大することになる。また、該
凹溝は平面視でその中央部が隆起部側に湾曲するように
形成されるので、該凹溝が燃焼室における燃焼空間側の
内周面に滑かに連続することになる。
（発 明 の 効 果）
以上のように本発明によれば、−側部にスキッシュゾー
ンが設けられ、且つ他側部にスワールが形成される燃焼
空間が設けられる内燃機関の燃焼室において、スキッシ
ュゾーンを減少させることなく、燃焼空間内に十分な容
積を有し且つ滑かに連続するスワール通路が形成される
ことになる。
ンが設けられ、且つ他側部にスワールが形成される燃焼
空間が設けられる内燃機関の燃焼室において、スキッシ
ュゾーンを減少させることなく、燃焼空間内に十分な容
積を有し且つ滑かに連続するスワール通路が形成される
ことになる。
これにより、吸気行程時に発生されるスワールの減衰が
抑制されると共に、圧縮行程終了時には強力なスキッシ
ュが発生されて、空気と燃料との混合及び着火後におけ
る火炎の伝播が促進され、もって燃焼が短時間で行われ
、また燃料が完全燃焼されて燃焼性が向上されることに
なる。
抑制されると共に、圧縮行程終了時には強力なスキッシ
ュが発生されて、空気と燃料との混合及び着火後におけ
る火炎の伝播が促進され、もって燃焼が短時間で行われ
、また燃料が完全燃焼されて燃焼性が向上されることに
なる。
（実 施 例）
以下、本発明の実施例について説明する。
第１図に示すように、エンジン２０は、シリンダブロッ
ク２１と、該ブロック２１の上面にガスケット２２を介
して設置されたシリンダヘッド２３とを有し、シリンダ
ブロック２１に設けられたシリンダボア２４と、該ボア
２４内に嵌合されたピストン２５の上面と、シリンダヘ
ッド２３の下面とで燃焼室２６が画成されている。
ク２１と、該ブロック２１の上面にガスケット２２を介
して設置されたシリンダヘッド２３とを有し、シリンダ
ブロック２１に設けられたシリンダボア２４と、該ボア
２４内に嵌合されたピストン２５の上面と、シリンダヘ
ッド２３の下面とで燃焼室２６が画成されている。
この燃焼室２６の天井面（シリンダヘッド下面）は互い
に反対方向に傾斜する２つの傾斜面２３ａ。
に反対方向に傾斜する２つの傾斜面２３ａ。
２３ｂによって形成されて屋根状に窪まされ工いる。ま
た、このシリンダヘッド２３の屋根状の傾斜面２３ａ、
２３ｂには、高負荷用ボート２７ａと低負荷用ボート２
７ｂとから構成゛されて一方の側面から上記燃焼室２６
に通じる吸気ボート２７と、他方の側面から燃焼室２６
に通じる排気ポート２８とが夫々開口されていると共に
、これら各ボート２７．２８の燃焼室２６への開口部を
□夫々開閉する吸気弁２９と排気弁３０とが備えられて
いる。ここで、上記低負荷用ボード２７ｂは吸気ポート
２７の上流側において高負荷用ボート２７ａから分岐さ
れていると共に、吸気ポート２７の開口部の直上流位置
において上記シリンダボア２４に対して略接線方向（第
２図参照）に開口され、これにより該低負荷用ボート２
７ｂから燃焼室２６内に流入する気流によってスワール
が形成されるようになっ゛ている。尚、図示しないが、
上記高負荷用ポー１−２７８の上流部にはシャッタバル
ブが設けられており、当該エンジン２０の低負荷時には
該シャッタバルブが閉じられて吸気が上記低負荷用ポー
１−２７ ｂのみから燃焼室２６へ供給され、また高負
荷時には上記シャッタバルブが間かれて吸気が高負荷用
ボーｌ−２フａζ低負荷用ポート２７ｂとの両方から燃
焼室２６へ供給されるようになっている。
た、このシリンダヘッド２３の屋根状の傾斜面２３ａ、
２３ｂには、高負荷用ボート２７ａと低負荷用ボート２
７ｂとから構成゛されて一方の側面から上記燃焼室２６
に通じる吸気ボート２７と、他方の側面から燃焼室２６
に通じる排気ポート２８とが夫々開口されていると共に
、これら各ボート２７．２８の燃焼室２６への開口部を
□夫々開閉する吸気弁２９と排気弁３０とが備えられて
いる。ここで、上記低負荷用ボード２７ｂは吸気ポート
２７の上流側において高負荷用ボート２７ａから分岐さ
れていると共に、吸気ポート２７の開口部の直上流位置
において上記シリンダボア２４に対して略接線方向（第
２図参照）に開口され、これにより該低負荷用ボート２
７ｂから燃焼室２６内に流入する気流によってスワール
が形成されるようになっ゛ている。尚、図示しないが、
上記高負荷用ポー１−２７８の上流部にはシャッタバル
ブが設けられており、当該エンジン２０の低負荷時には
該シャッタバルブが閉じられて吸気が上記低負荷用ポー
１−２７ ｂのみから燃焼室２６へ供給され、また高負
荷時には上記シャッタバルブが間かれて吸気が高負荷用
ボーｌ−２フａζ低負荷用ポート２７ｂとの両方から燃
焼室２６へ供給されるようになっている。
一方、ピストン２５の頂部２５ａにおける上記吸気ポー
ト２７側の側部には上記シリンダヘッド下面における一
方の傾斜面２３ａに沿うように隆起部２５ｂが形成され
、該ピストン２５が上死点位置に達した際に該隆起部２
５１１ｊの傾斜状の上面２５ｂ′ と上記シリンダヘッ
ド２３の傾斜面２３ａとの間にスキッシュゾーンＸが形
成されるようになっている。また、ピストン２５の頂部
２５ａにおける上記排気ポート２８側の側部は平坦とさ
れ、該上面２５ｃとシリンダヘッド下面の他方の傾斜面
２３ｂとの間に所要の容積を有する燃焼空間Ｙが形成さ
れている。
ト２７側の側部には上記シリンダヘッド下面における一
方の傾斜面２３ａに沿うように隆起部２５ｂが形成され
、該ピストン２５が上死点位置に達した際に該隆起部２
５１１ｊの傾斜状の上面２５ｂ′ と上記シリンダヘッ
ド２３の傾斜面２３ａとの間にスキッシュゾーンＸが形
成されるようになっている。また、ピストン２５の頂部
２５ａにおける上記排気ポート２８側の側部は平坦とさ
れ、該上面２５ｃとシリンダヘッド下面の他方の傾斜面
２３ｂとの間に所要の容積を有する燃焼空間Ｙが形成さ
れている。
然して゛、上記ピストン２５の頂部２５ａにおいては、
隆起部２５．ｂの燃焼空間Ｙ側の側面２５．ｂ″から該
燃焼空間Ｙ側の上面２５Ｃに跨る凹溝２５ｄが上記側面
２５ｂ″に沿って設けられている。
隆起部２５．ｂの燃焼空間Ｙ側の側面２５．ｂ″から該
燃焼空間Ｙ側の上面２５Ｃに跨る凹溝２５ｄが上記側面
２５ｂ″に沿って設けられている。
この凹溝２５６は、第３図に示すように、断面形状が上
方の点Ｏを中心として上記隆起部２５ｂの燃焼空間Ｙ側
の側面２５ｂ”と燃焼空間Ｙ側の上面２５ｃとを比較的
小さな曲率半径Ｒａの円で円 。
方の点Ｏを中心として上記隆起部２５ｂの燃焼空間Ｙ側
の側面２５ｂ”と燃焼空間Ｙ側の上面２５ｃとを比較的
小さな曲率半径Ｒａの円で円 。
弧状に切欠いた形状とされている。そして、上記点Ｏは
、排気ポート２８側の斜上方に位置する点Ｐを中心とし
て比較的大きな曲率半径Ｒｂで円弧を描いた軌跡０’
（第２図参照）上に位置するように設定されている。
、排気ポート２８側の斜上方に位置する点Ｐを中心とし
て比較的大きな曲率半径Ｒｂで円弧を描いた軌跡０’
（第２図参照）上に位置するように設定されている。
その結果、該凹溝２５ｄは、−ピストン２５の頂部２５
ａにおける中央部においては最も深く、また両端部側に
移行するに従って徐々に浅く形成されていると共に、上
記点Ｐが排気ポート２８側に寄っているので、凹溝２５
．ｄの中央が隆起部２５ｂ側に湾曲した形状となってい
る。また、この実施例では、第２図に明かなように凹溝
２５ｄの底面２５ｄ’（隆起部２５ｂの燃焼空間Ｙ側の
側面２５ｂ″）と隆起部２５ｂの上面２５ｂ′ との間
に形成される稜部の両端２５ｅ。
ａにおける中央部においては最も深く、また両端部側に
移行するに従って徐々に浅く形成されていると共に、上
記点Ｐが排気ポート２８側に寄っているので、凹溝２５
．ｄの中央が隆起部２５ｂ側に湾曲した形状となってい
る。また、この実施例では、第２図に明かなように凹溝
２５ｄの底面２５ｄ’（隆起部２５ｂの燃焼空間Ｙ側の
側面２５ｂ″）と隆起部２５ｂの上面２５ｂ′ との間
に形成される稜部の両端２５ｅ。
２５ｅが切落されてシリンダヘッド２３の下面との間の
間隔が大きく設けられている。
間隔が大きく設けられている。
上記の構成によれば、吸気弁２９が開いた状態でピスト
ン２５が下動する吸気行程時には吸気ボート２７から燃
焼室２６内に吸、気（混合気）が吸入されるが、エンジ
ン２０の高負荷時には主として高負荷用ボート２７ａか
ら大間の吸気が吸入され、低負荷時には低負荷用ボート
２７ｂのみから吸気が吸入される。特に、この低負荷用
ボート２７ｂは断面積が小さく、且つシリンダボア２４
に対して略接線方向に間口されているので、低負荷時に
は吸気量が少ないにも拘らず燃焼ｖ２６内に強力なスワ
ールが生成されることになる。
ン２５が下動する吸気行程時には吸気ボート２７から燃
焼室２６内に吸、気（混合気）が吸入されるが、エンジ
ン２０の高負荷時には主として高負荷用ボート２７ａか
ら大間の吸気が吸入され、低負荷時には低負荷用ボート
２７ｂのみから吸気が吸入される。特に、この低負荷用
ボート２７ｂは断面積が小さく、且つシリンダボア２４
に対して略接線方向に間口されているので、低負荷時に
は吸気量が少ないにも拘らず燃焼ｖ２６内に強力なスワ
ールが生成されることになる。
次に、上記ピストン２５が下死点から１勅し且つ吸気弁
２９が閉じられて圧縮行程に移行するの 。
２９が閉じられて圧縮行程に移行するの 。
であるが、該行程の後半部においては、ピストン２５の
上昇に伴って該ピストン２５の一側部における隆起部２
５ｂの上面２５ｂ′と、これに対向するシリンダヘッド
下面の一方の傾斜面２３ａとの間のスキッシュゾーンＸ
から他側部に形成される燃焼空間Ｙに吸気が押し出され
て、スキッシュが発生されることになる。そして、これ
らのスワールとスキッシュにより、空気と燃料の混合な
いし混合気の着火後における火炎の伝播が促進されて該
燃焼室２６内における燃焼が促進され、また燃料が完全
燃焼されることになる。
上昇に伴って該ピストン２５の一側部における隆起部２
５ｂの上面２５ｂ′と、これに対向するシリンダヘッド
下面の一方の傾斜面２３ａとの間のスキッシュゾーンＸ
から他側部に形成される燃焼空間Ｙに吸気が押し出され
て、スキッシュが発生されることになる。そして、これ
らのスワールとスキッシュにより、空気と燃料の混合な
いし混合気の着火後における火炎の伝播が促進されて該
燃焼室２６内における燃焼が促進され、また燃料が完全
燃焼されることになる。
ところで、このようにピストン頂部の一側部にスキッシ
ュゾーンが形成される所謂片ペントルーフ型の燃焼室構
造においては、他側部に設けられる燃焼空間が狭くなる
ために、該空間に生成されるスワールが減衰し易いとい
う問題がある。しかし、上記の構成によれば、ピストン
頂部２５ａの一側部における隆起部２５ｂの側面２５ｂ
“に燃焼空間Ｙ側の上面２５Ｃに跨る凹溝２５ｄが設け
られて、燃焼空間Ｙにおけるスワール生成空間の容積が
大ぎくされており、また該凹溝２５６は断面形状が円弧
状とされているため、スワールの流れに対して抵抗が少
なく、これによりスワールの減衰が抑制されることにな
る。更に、上記凹溝２５ｄは平面視で隆起部２５ｂ側に
弯曲するように形成されているから、この凹溝２５６と
燃焼室２６の排気ボート２８側の内周面とが滑かに連続
することになり、これによってもスワールの減衰が抑制
されることになる。
ュゾーンが形成される所謂片ペントルーフ型の燃焼室構
造においては、他側部に設けられる燃焼空間が狭くなる
ために、該空間に生成されるスワールが減衰し易いとい
う問題がある。しかし、上記の構成によれば、ピストン
頂部２５ａの一側部における隆起部２５ｂの側面２５ｂ
“に燃焼空間Ｙ側の上面２５Ｃに跨る凹溝２５ｄが設け
られて、燃焼空間Ｙにおけるスワール生成空間の容積が
大ぎくされており、また該凹溝２５６は断面形状が円弧
状とされているため、スワールの流れに対して抵抗が少
なく、これによりスワールの減衰が抑制されることにな
る。更に、上記凹溝２５ｄは平面視で隆起部２５ｂ側に
弯曲するように形成されているから、この凹溝２５６と
燃焼室２６の排気ボート２８側の内周面とが滑かに連続
することになり、これによってもスワールの減衰が抑制
されることになる。
尚、この実施例においては、ピストン頂部２５ａにおけ
る隆起部２５ｂの上面２５ｂ′と側面２５ｂ″との間に
形成される稜部の両端２５ｅ、２５ｅが切落とされてシ
リンダヘッド下面との間の間隔が大きく設けられている
ので、隆起部２５ｂの両端２５ｅ、２５ｅからの鎖線で
示すａ方向へのスキッシュが発生せず、従って隆起部２
５ｂの中央部から燃焼空間Ｙの中央部へ流れるｂ方向の
スキッシュが上記ａ方向のスキッシュにより減衰される
といった不具合が防止される。
る隆起部２５ｂの上面２５ｂ′と側面２５ｂ″との間に
形成される稜部の両端２５ｅ、２５ｅが切落とされてシ
リンダヘッド下面との間の間隔が大きく設けられている
ので、隆起部２５ｂの両端２５ｅ、２５ｅからの鎖線で
示すａ方向へのスキッシュが発生せず、従って隆起部２
５ｂの中央部から燃焼空間Ｙの中央部へ流れるｂ方向の
スキッシュが上記ａ方向のスキッシュにより減衰される
といった不具合が防止される。
また、この実施例においては、吸気ボート２７側にスキ
ッシュゾーンＸが、排気ボート２８側に燃焼空間Ｙが設
けられるようにピストン頂部２５ａにおける隆起部２５
ｂや凹溝２５ｄ等を形成したが、反対に排気ボート２８
側にスキッシュゾーンＸが、吸気ポート２７側に燃焼空
間Ｙが設けられるようにピストン頂部２５ａを形成して
もよく、これによっても同様の効果が得られる。
ッシュゾーンＸが、排気ボート２８側に燃焼空間Ｙが設
けられるようにピストン頂部２５ａにおける隆起部２５
ｂや凹溝２５ｄ等を形成したが、反対に排気ボート２８
側にスキッシュゾーンＸが、吸気ポート２７側に燃焼空
間Ｙが設けられるようにピストン頂部２５ａを形成して
もよく、これによっても同様の効果が得られる。
ところで、上記ピストン２５においては頂部２・５ａの
片側のみに隆起部２５ｂが設けられているので、この隆
起部２５ｂの分だけ一側部の重ａが他側部に対して重く
なるが、この実施例においては、第１図に示すようにコ
ネクティングロッド３１にピストンピン３２を介して連
−結される該ピストン２５のボス部２５「を補強するた
めの補強リブ２５（＋ 、２５（ｌが隆起部２５ｂの反
対側の側部に傾斜させて設けられており、これによりピ
ストン２５の全体の重量バランスが保持されている。
片側のみに隆起部２５ｂが設けられているので、この隆
起部２５ｂの分だけ一側部の重ａが他側部に対して重く
なるが、この実施例においては、第１図に示すようにコ
ネクティングロッド３１にピストンピン３２を介して連
−結される該ピストン２５のボス部２５「を補強するた
めの補強リブ２５（＋ 、２５（ｌが隆起部２５ｂの反
対側の側部に傾斜させて設けられており、これによりピ
ストン２５の全体の重量バランスが保持されている。
尚、第２，４図に鎖線で示すようにピストン頂部２５ａ
における隆起部２５ｂの上面２５ｂ′と側面２５ｂ”と
の間の稜部における低負荷用ボート２７ｂの指向位置に
切欠部２５ｈを設ければ、上記ボート２７ｂから燃焼室
２６に流入する吸気の流れが該稜部により阻止されて減
衰することが防止されると共に、該切欠部２５ｈを吸気
が通過することによりその流れに積極的に方向性が付与
されることになり、これにより強力なスワールが生成さ
れることになる。 また、第４図に鎖線で示すように、
上記ピストン頂部２５ａの隆起部２５ｂにおける上部が
切落された両端部をピストン２５の周面に沿って上記凹
溝２５ｄを囲むように燃焼空間Ｙ側に延長してもよく、
このように延長部２５ｉ 、２５ｉを設けることにより
、スワールが凹溝２５ｄ内と燃焼空間Ｙとの間で良好に
案内されて、該スワールの減衰が更に抑制されることに
なる。
における隆起部２５ｂの上面２５ｂ′と側面２５ｂ”と
の間の稜部における低負荷用ボート２７ｂの指向位置に
切欠部２５ｈを設ければ、上記ボート２７ｂから燃焼室
２６に流入する吸気の流れが該稜部により阻止されて減
衰することが防止されると共に、該切欠部２５ｈを吸気
が通過することによりその流れに積極的に方向性が付与
されることになり、これにより強力なスワールが生成さ
れることになる。 また、第４図に鎖線で示すように、
上記ピストン頂部２５ａの隆起部２５ｂにおける上部が
切落された両端部をピストン２５の周面に沿って上記凹
溝２５ｄを囲むように燃焼空間Ｙ側に延長してもよく、
このように延長部２５ｉ 、２５ｉを設けることにより
、スワールが凹溝２５ｄ内と燃焼空間Ｙとの間で良好に
案内されて、該スワールの減衰が更に抑制されることに
なる。
第１〜４図は本考案の実施例を示すもので、第１図は燃
焼室及びその周辺の縦断面図、第２〜４図は夫々ピスト
ンの平面図、縦断正面図及び要部斜視図である。また、
第５図は従来例を示す縦断正面図、第６図及び第７図は
従来の問題点を示すピストンの平面図及び縦断正面図で
ある。 ２０・・・内燃機関（］ンジン）、２３・・・シリンダ
ヘッド、２５・・・ピストン、２５ａ・・・ピストン頂
部、２５ｂ・・・隆起部、２５ｄ・・・凹溝、２６・・
・燃焼室、２７ｂ・・・スワール生成用吸気通路（低負
荷用ポート）、ｘ・・・スキッシュゾーン、Ｙ・・・燃
焼空間。
焼室及びその周辺の縦断面図、第２〜４図は夫々ピスト
ンの平面図、縦断正面図及び要部斜視図である。また、
第５図は従来例を示す縦断正面図、第６図及び第７図は
従来の問題点を示すピストンの平面図及び縦断正面図で
ある。 ２０・・・内燃機関（］ンジン）、２３・・・シリンダ
ヘッド、２５・・・ピストン、２５ａ・・・ピストン頂
部、２５ｂ・・・隆起部、２５ｄ・・・凹溝、２６・・
・燃焼室、２７ｂ・・・スワール生成用吸気通路（低負
荷用ポート）、ｘ・・・スキッシュゾーン、Ｙ・・・燃
焼空間。
Claims (1)
- （１）ピストン頂部の一側部に当該ピストンが上死点位
置にある時にシリンダヘッドの下面との間にスキッシュ
ゾーンが形成されるように隆起部が設けられ、且つ該ピ
ストン頂部の他側部上面と上記シリンダヘッドの下面と
の間が燃焼空間とされていると共に、スワール生成用の
吸気通路が設けられた内燃機関の燃焼室であって、上記
ピストン頂部における隆起部の燃焼空間側の側面に沿っ
て該側面と燃焼空間側の上面とに跨る凹溝が設けられて
いると共に、該凹溝が、平面視でその中央部が上記隆起
部側に湾曲するように形成されていることを特徴とする
内燃機関の燃焼室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61021026A JP2572728B2 (ja) | 1986-02-01 | 1986-02-01 | 内燃機関の燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61021026A JP2572728B2 (ja) | 1986-02-01 | 1986-02-01 | 内燃機関の燃焼室 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62178718A true JPS62178718A (ja) | 1987-08-05 |
| JP2572728B2 JP2572728B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=12043499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61021026A Expired - Lifetime JP2572728B2 (ja) | 1986-02-01 | 1986-02-01 | 内燃機関の燃焼室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572728B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05240045A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Mitsubishi Motors Corp | 渦流生成型内燃機関 |
| US5459200A (en) * | 1994-10-11 | 1995-10-17 | Shell Oil Company | Polyurethane coatings and adhesives containing monohydroxylated diene polymers and epoxidized derivatives thereof |
| US5461112A (en) * | 1994-10-11 | 1995-10-24 | Shell Oil Company | Epoxidized monohydroxylated block polymer, epoxy resin, curing agent and epoxy diluent |
| US5500481A (en) * | 1995-05-17 | 1996-03-19 | Shell Oil Company | Compositions containing epoxidized monohydroxylated diene polymers, amino resins, and reactive reinforcement agents |
| US5711269A (en) * | 1995-03-28 | 1998-01-27 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | In-cylinder injection internal combustion engine |
| US5721316A (en) * | 1995-07-12 | 1998-02-24 | Shell Oil Company | Process for incorporation of expoxidized polydienes into epoxy resins |
| US5750627A (en) * | 1995-11-16 | 1998-05-12 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
| US5806482A (en) * | 1995-03-28 | 1998-09-15 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | In-cylinder injection internal combustion engine |
| US5922467A (en) * | 1996-10-15 | 1999-07-13 | Shell Oil Company | Method for coating crosslinkable epoxidized monohydroxylated diene polymer coating compositions on primed substrates |
| US6043316A (en) * | 1996-11-13 | 2000-03-28 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
| US6525142B1 (en) | 1994-10-11 | 2003-02-25 | Kraton Polymers U.S. Llc | Monohydroxylated diene polymers and epoxidized derivatives thereof |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB1560430A (en) * | 1976-07-28 | 1980-02-06 | Citroen Sa | Internal combustion engines |
| DE2926489A1 (de) * | 1979-06-30 | 1981-01-22 | Bayerische Motoren Werke Ag | Brennraum fuer eine gemischverdichtende, fremdgezuendete brennkraftmaschine |
| JPS57136846U (ja) * | 1981-02-19 | 1982-08-26 |
-
1986
- 1986-02-01 JP JP61021026A patent/JP2572728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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| US5750627A (en) * | 1995-11-16 | 1998-05-12 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
| US5962077A (en) * | 1995-11-16 | 1999-10-05 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
| US5916941A (en) * | 1995-11-16 | 1999-06-29 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
| US5922467A (en) * | 1996-10-15 | 1999-07-13 | Shell Oil Company | Method for coating crosslinkable epoxidized monohydroxylated diene polymer coating compositions on primed substrates |
| US6043316A (en) * | 1996-11-13 | 2000-03-28 | Shell Oil Company | Crosslinkable hydroxy terminated polydiene polymer coating compositions for use on substrates and a process for preparing them |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2572728B2 (ja) | 1997-01-16 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |