JPS6217793B2 - - Google Patents

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JPS6217793B2
JPS6217793B2 JP55099458A JP9945880A JPS6217793B2 JP S6217793 B2 JPS6217793 B2 JP S6217793B2 JP 55099458 A JP55099458 A JP 55099458A JP 9945880 A JP9945880 A JP 9945880A JP S6217793 B2 JPS6217793 B2 JP S6217793B2
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JP
Japan
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word
language
rom
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JP55099458A
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JPS5723176A (en
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Shintaro Hashimoto
Masafumi Morimoto
Tosaku Nakanishi
Hideo Yoshida
Shigenobu Yanagiuchi
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Priority to US06/282,238 priority patent/US4443856A/en
Priority to DE19813128338 priority patent/DE3128338A1/de
Publication of JPS5723176A publication Critical patent/JPS5723176A/ja
Publication of JPS6217793B2 publication Critical patent/JPS6217793B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • G09B19/06Foreign languages
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/16Sound input; Sound output
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/40Processing or translation of natural language
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は異なる言語間で言語翻訳を行なう電子
式翻訳機に係り、特に入力した言語、或いは翻訳
した結果を音声出力できる電子式翻訳機に関する
ものである。 従来、外部入力した文章或いは翻訳した結果を
音声出力できる電子式翻訳機が提供されている。 しかし、これらは予め例文と、それを音声出力
するための情報を幾つもの例文について単にメモ
リーに記憶しておき、キー入力した内容と一致す
る例文を検索し、相当する音声情報によつて音声
報知を行なうものであつた。 そのため、少ないメモリー容量に多くの例文を
貯えることができないばかりか、メモリーに記憶
されていない例文、例えば一部分のみを変更する
ことにより得られる例文を音声出力できないとい
つた欠点があつた。 本発明は上述の従来の電子式翻訳機の諸欠点に
基づいてなされたもので、特に一部変更可能な例
文をメモリーに貯えておき、変更した文章につい
ても完全に音声報知できる電子式翻訳機を得るよ
うにしたものである。 また、他の目的はメモリー容量に制限がある場
合でも音声情報の記憶を効率的に行い、音声情報
を有しない例文や単語に対してもある程度音声報
知を可能にすることである。 本発明による電子式翻訳機の特徴事項を列挙す
れば次の通りである。 (1) 一部変更可能な個所を含む文、複数の単語及
びこれらの音声すべきデータをメモリーに貯
え、変更した箇所を含めて音声報知できるよう
にすることである。 前記文、単語は表示すべきデータとして言語
モジユールROMに貯えられ、一方これらの
文、単語を音声出力すべきデータとして音声モ
ジユールROMに貯えることが出来る。 この方法によれば、少ない例文でも一部変更
すれば所望の例文を作成することができるか
ら、メモリー容量に限度がある場合でも音声報
知できることである。 (2) また音声情報を有しない例文もしくは単語は
その綴り又は単純音を音声報知させるようにす
ることである。 この方法は重要な単語(又は例文)のみを音
声情報として記憶する場合でも自然に発声を行
うことができることである。 (3) 音声情報を有するか否かをメモリーの1ビツ
トに対応させて記憶させることである。 これにより音声情報の有無を少ないメモリー
容量で記憶できることである。 (4) さらに音声情報の有無に応じてそのことを知
らせるシンボルを表示させることである。 即ち、音声情報の有無の状態に応じたシンボル
によつて「発声」キーの操作に基づき出力される
音声報知形態を知ることができることである。 以下、実施例に基づいて本発明の電子式翻訳機
を詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例の外観を示す平面図
である。 図に於て、1はキー部であり、該キー部1はア
ルフアベツト、カタカナまたは記号等を入力する
キー及び翻訳等の各種機能を実行させるフアンク
シヨンキー、から成る。また2は表示部であり、
該表示部2は文字表示部3、現在指定されている
母国語(入力言語)及び他国語(出力言語)を示
すシンボルを表示する言語表示部4、並びに設定
状態等を示す各種シンボルを表示する各種シンボ
ル表示部5からなる。 第2図は同実施例のシステム構成を示すブロツ
ク図である。 2は、第1図に示した表示部であり、該表示部
2に於ける文字表示、各シンボルの点灯、非点灯
等は表示駆動制御用IC6よりの出力信号によつ
て制御される。7は、第1図に示したキー部1を
構成するキーマトリツクス回路であり、9,10
及び11は、それぞれ言語ROM、言語ROM
及び言語ROMであり、電子式翻訳機に於ける
文章及び単語等を収容している。 本実施例に於ては、1つのROMが1言語に対
応している(すなわち、例えば、言語ROMは
英語、言語ROMは日本語、言語ROMは独語
というように)。また、言語ROM(英語
ROM)はセツトに内蔵された取り換え不可能な
ROMであり、言語ROM及びは、それぞれモ
ジユール及びとして任意に取り換え可能な
ROMとして構成している。 これら言語ROM9,10及び11は、アドレ
スバス12及びデータバス13によつて、1チツ
プマイクロコンピユータ8と結合されており、
CE1,CE2,CE3のチツプセレクト信号によつて
所定の言語ROM9,10または11の何れかを
選択すれば、該選択された言語ROMにより文章
または単語等を読み出すことができる。なお、
CE4は表示駆動制御用IC6のチツプセレクト信号
である。55は言語ROMに対応する取り換え可
能な音声情報を貯える音声モジユールROMであ
り、説明を簡略にするため1ケ国の言語に対する
音声モジユールROMのみを示している。言語
ROMに表示すべき単語や例文がデイジタル的に
記憶されているのに対し、音声モジユールROM
55には所定の単語や例文を音声合成するための
デジタル情報が記憶されている。音声合成は1チ
ツプマイクロコンピユータ8により音声モジユー
ルROM55をアクセスすることによつて行われ
る。52は音声信号出力またはキーストローブ信
号を出力するためのラツチ回路であり、信号Pに
よつてデータバス13のデータをラツチする。5
3は52のラツチ回路出力をD/A変換しスピー
カ54を駆動するための駆動回路である。またキ
ー読み込みの場合は52のラツチ出力をキースト
ローブ信号としてキーマトリツクス回路7へ出力
する。 第3図aは、第2図に示した1チツプマイクロ
コンピユータ8の内部システム構成を示すブロツ
ク図である。 インストラクシヨンROM14は、電子式翻訳
機の各機能の実行を制御する命令(通常コード化
されている)を蓄えたものであり、ROMアドレ
スレジスタ15を順次アツプさせることにより、
該ROM14より上記命令が順次出力される。該
命令がCPU16に与えられると、該CPU16は
それを解読し、所定の処理を実行する。なお、1
7は制御論理回路、18は算術論理演算回路、1
9はアキユムレータ、20は内部データバスであ
る。データRAM21は、電子式翻訳機の各機能
の実行に於て必要となるデータの一時記憶用とし
て、またはプログラムの分岐におけるコンデイシ
ヨナルフリツプフロツプとして用いられるもので
あり、RAMアドレスレジスタ22により指定さ
れた領域にCPU16よりデータが書き込まれ、
また同領域よりCPU16にデータが読み出され
る。23は、キーストローブ信号出力用の出力バ
ツフアレジスタであり、該出力バツフアレジスタ
23の出力がキーストローブ信号KSとして前記
キーマトリツクス回路7に与えられると共に、該
回路7よりの出力信号がキー入力信号KIとして
前記CPU16に取りこまれる。 24は、外部メモリ(言語ROM9,10,1
1及び表示駆動制御用IC6中のRAM)用アドレ
スレジスタであり、その出力は前記アドレスバス
12に結合されている。すなわち、該アドレスレ
ジスタ24は外部メモリのアドレスを設定するも
のであり、その制御(インクリメント、デクリメ
ント及び任意の値の設定)はCPU16により行
われる。また、CPU16は、第2図に示した外
部メモリデータバス13と結合しており、外部メ
モリとの間のデータの転送は、このデータバス1
3を通じて行うことができる。CPU16から外
部メモリへのデータの転送、または外部メモリか
らCPU16へのデータの転送の方向性は、前記
リード・ライト信号R/Wによつて制御される。 25,26,27,28及び56は、CPU1
6よりの出力によつて制御されるセツト・リセツ
ト制御論理回路29によつて、セツトまたはリセ
ツトされるフリツプフロツプであり、その出力
は、それぞれチツプセレクト信号CE1,CE2
CE3,CE4及びCE5として外部に出ている。前述
したとおり、CE1〜CE3は、言語ROMのチツプセ
レクト信号、CE4は表示駆動制御用IC6のチツプ
セレクト信号である。 第3図bは、第2図に於ける表示駆動制御用
IC6の主要内部構成を示すブロツク図である。 本実施例では、表示部2として液晶表示装置を
用いている。そして、その文字表示部3は、1桁
当り35(5×7)ドツト構成となつており、ま
た、言語表示部4及び各種シンボル表示部5の各
シンボルは1セグメント構成となつている。 表示駆動制御用IC6は、RAM30とそのアド
レスデコーダ31及びアドレスバツフア32、共
通電極信号発生部33、更にはセグメントバツフ
ア34を含む構成となつており、RAM30の各
ビツトは表示部2の各ドツト(セグメント)と1
対1に対応している。すなわち、RAM30のあ
るビツト「1」を書き込むと、該ビツトに対応す
る表示部2のドツト(セグメント)が点灯し、
「0」を書き込むと、該ビツトに対応するドツト
(セグメント)は非点灯となる。 図に於て、S1,S2及びS3は、シンボル表示用の
セグメント電極信号、S4〜SNは文字表示用のセ
グメント電極信号である。また、H1〜H7は共通
電極信号である。M1〜M7は、第1図に示す言語
表示部4に於ける“▲”シンボル(母国語表示シ
ンボル)に、また、F1〜F7は“〓”シンボル
(他国語表示シンボル)に対応しており、1,
2,……7の番号は、「1→英語」,「2→独語」,
「3→日本語」,「4→仏語」,「5→スペイン語」,
「6→〇語」,「7→△語」のように、それぞれ1
つの言語と対応している。 MTは多義語、KAはカタカナ、SNは文、WD
は語、*はそのまま*の各シンボルに対応してい
る。 表示駆動制御用IC6は、1チツプマイクロコ
ンピユータ8から出力される表示すべき内容に対
応したデータがそのRAM30に書き込まれる
と、以後表示部2に所定の表示信号を出力するも
のであるが、一般的に使用されているものなの
で、詳細な説明は省略する。 第4図は、前記言語ROMのフオーマツトを示
す言語ROMフオーマツト図である。 言語ROMは、大きく分けて、制御データ領域
CDA、圧縮テーブル領域CTA、文章領域SA及び
単語領域WAの各領域から成り立つている。 単語は、綴がそのまま記憶されているのではな
く、圧縮されて言語ROM内に収容されている。
例えば、英語ROMの場合であれば、「AN」とい
う綴(文字列)は1つの圧縮コード(1バイトの
コード)CC1に変換されて、また「BA」という
綴は圧縮コードCC2に変換されて記憶されてい
る。同様に、英単語に於てその現出頻度の高い綴
をいくつか選定し、該選定された綴はそれぞれ対
応する圧縮コードに変換して記憶させている。そ
して、上記選定された各綴と圧縮コードとの対応
が、上記圧縮テーブル領域CTAに記憶されてい
る。更に述べるならば、入力単語と言語ROMに
記憶された単語との一致をとる場合には、上記入
力単語を上記圧縮テーブルに基づいて圧縮コード
を含むコード列に変換した後、言語ROMに記憶
された単語(圧縮コードを含むコード列の形で記
憶されている)と順次比較していく構成となつて
いる。また、言語ROM内に記憶されている単語
を表示させるため、元の綴に戻す場合も、上記圧
縮テーブルが用いられる。 圧縮テーブルは、各言語によつて異なつてい
て、各言語毎に最も圧縮率が高くなるように決め
られている。 また、単語47のカテゴリーに分類され、各カ
テゴリー毎に順次配置されている(第4図に於
て、WG1はカテゴリー1の単語グループ、WG2
はカテゴリー2の単語グループ、WG3はカテゴ
リー3の単語グループ、WG4はカテゴリー4の
単語グループ、WG5はカテゴリー5の単語グル
ープ、WG6はカテゴリー6の単語グループ、…
…WG47はカテゴリー47の単語グループを、そ
れぞれ記憶する記憶領域である。)。 一方、文章も、上記圧縮された単語の集まりか
ら構成されている。また、文章も同様に14のカテ
ゴリーに分類され、各カテゴリー毎に順次配置さ
れている(第4図に於て、SG1はカテゴリー1に
属する文〔S1-1,……,S1-i1〕のグループを記
憶する記憶領域、SG24はカテゴリー2に属する
文〔S2-1,……,S2-i2〕のグループを記憶する
記憶領域、……、SG14はカテゴリー14に属す
る文〔S14-1,……S14-i14〕のグループを記憶す
る記憶領域である。)。 なお、単語領域WAの1番目から14番目までに
配置されている各カテゴリーは、文章領域SAの
同一番目のカテゴリーとそれぞれ同じになるよう
に構成している。 下記第1−1表は、カテゴリー番号とカテゴリ
ー名との対応を示す表である。
【表】 また、単語の各カテゴリー領域の最初の記憶単
語は、そのカテゴリー名を示す単語となつてい
る。 第4図a,b及びdに、それぞれ英語ROM、
独語ROM及び日本語ROMの各場合の例を示す。 また、単語は、256語毎に区切られており、こ
れら256語単位の先頭単語のアドレス(より正確
に述べるならば、先頭単語の最初の文字コードま
たは圧縮コードが記憶されている領域のアドレ
ス。第4図に於けるN0,N1,N2,N3,N4……)
は、単語スタートアドレスとして、単語スタート
アドレステーブル領域WSTAに記憶されてい
る。なお、本実施例に於ては、アドレスは2バイ
トで表現されるため、上記各スタートアドレスは
上位バイト(N0(H)、……Ni(H)と下位バイ
ト(N0(L)、……Ni(L))とに分割されて記
憶されている。上記単語スタートアドレステーブ
ルは、ある番号に対応した単語を見出だすときの
処理時間を短縮するときに用いられる。 更に、CSAは、文章領域SAのスタートアドレ
スCS(CS(H)、CS(L))を記憶している文章
領域スタートアドレス記憶領域である。 また、LNAは言語名の単語番号LN(LN
(H)、LN(L))を記憶する記憶領域である。こ
こで、言語名の単語番号LNの定義は以下のとお
りである。例えば、英語ROMであれば、その記
憶単語の中に「ENGLISH」という単語(すなわ
ち、当該言語ROMの言語名を示す単語)が含ま
れている。上記言語名の単語番号LNとは、上記
当該言語ROMの言語名を示す単語の単語番号で
ある。なお、単語番号とは、ある単語が、上記単
語領域WAの1番目の単語から数えて何番目に記
憶されているかを示す番号である。 後述の説明によつて明らかとなるであろうが、
上記言語名の単語番号LNを記憶させておくこと
は、現在指定されている母国語及び他国語の表示
を、文字表示部3を用いて、例えば「ENGLISH
→ニホンゴ」(母国語が英語、他国語が日本語の
場合)のように表示させる場合に有効なものとな
る。すなわち、上記のような表示は、言語名の単
語番号の代わりに、言語名を示す単語それ自体を
言語ROMの所定領域に記憶させておくことによ
つても実現可能であるが、言語名を示す単語は当
該言語ROMの記憶単語の中に含まれていること
が通常であるので、本実施例のような方法をとる
ことにより、データの圧縮が可能となるわけであ
る。尚、音声出力式電子式翻訳機の場合には表示
の代わりに、母国語及び他国語を示す単語を音声
出力させるようにしてもよい。 第4図aに於て、LCは1バイトの言語コード
であり、上位4ビツトは言語ROMの分野を示
し、下位4ビツトは言語名を示す。ここで分野と
は、電子式翻訳機の対象とする分野、例えば経
済、工学、医学などである。なお、本実施例に於
て言語コードの下位4ビツトコードと言語名の対
応は下記第1−2表のとおりである。
【表】
〔本電子式翻訳機に於ける各処理の説明〕
(1) 表 示 第1図を参照する。 文字表示部3は、アルフアベツト、カタカナ、
数字及び記号を表示する。言語表示部4に於て
は、母国語を示すシンボル“▲”がと他国語を示
すシンボル“〓”が、各言語(英語、独語、日本
語、仏語、スペイン語、〇語〔第6の言語〕及び
△語〔第7の言語〕)のそれぞれに対応して設け
られている。更に、各種シンボル表示部5に於て
は、多義語を翻訳したときに点灯する多義語シン
ボル“〓”、カタカナ入力可能なときに点灯し、
アルフアベツト入力可能なときには非点灯となる
カナシンボル“〓”、文章呼び出しモードのとき
に点灯するシンボル“〓”、単語呼び出しモード
のときに点灯する語シンボル“〓”、翻訳したと
き、文法的に正しくないケースのある場合に点灯
するシンボル“〓”が設けられている。 これらの表示は、第2図に示した表示駆動制御
用IC6に、1チツプマイクロコンピユータ8
が、対応したデータを書き込むことにより、行わ
せることができる。 (2) 翻訳の概念 第2図に示すシステム構成によれば、本電子式
翻訳機は3カ国語間の相互翻訳が可能である。第
4図に示すように1つの言語ROMには文章と単
語とが収容されており、これらは、各言語ROM
間で1対1の対応をしている。これらの対応づけ
を行うのは、すべての言語ROMに共通な文章番
号、単語番号である。たとえば、英語の言語
ROMにおいて第100番目の文章が「GOOD
MORNING.」であるとすると、日本語の言語
ROMにおける第100番目の文章は「オハヨウ。」
であり、独語の言語ROMにおけるそれは
「GUTEN MOGEN.」となるように配置されてい
る。 単語においても同様であり、英語の言語ROM
の第500番目の単語が、「SEE」であるとする
と、日本語の言語ROMにおいて第500番目の単語
は、「ミル」であり、独語の言語ROMのそれは
「SEHEN」である。 つまり、各言語ROM間において1つの意味概
念のもとに1対1の対応づけがなされており、本
電子式翻訳機における翻訳とは、文章または単語
が、母国語の言語ROM内で第何番の番号(文章
番号または単語番号)がつけられているかを見出
だし、次に他国語の言語ROM内で、その番号が
つけられている文章または単語を引き出すことを
意味する。 翻訳機能を分解すると次のステツプであらわせ
る。 Γ 第1ステツプ……母国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第2ステツプ……文章または単語が、選択さ
れた言語ROM内で第何番の番号がつけられて
いるかを見出だす。 Γ 第3ステツプ……他国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第4ステツプ……選択された言語ROM内で
上記番号がつけられている文章または単語を引
き出す。 (3) カテゴリーを指定して呼び出した文章の翻
訳。 第4図の言語ROMフオーマツトに示すよう
に、言語ROM内には文章を記憶する文章領域SA
があり、これらの文章は各カテゴリーに分類され
て並べられている。カテゴリーに分類したのは、
文章の呼び出し方式と関連しており、第1図にお
けるL1,L2,……,L14のL字形に並んだキー
(カテゴリーキー)は、各カテゴリーを指定する
キーとなつている。各カテゴリーキーL1,…
…,L14の近傍には、それぞれそのキーによつて
指定されるカテゴリーを示す絵シンボルが印刷さ
れている。例えば、「ヒコウキ」のカテゴリーを
指定するキーL1の近傍には「」のような絵シン
ボルが印刷されている。このシンボル表示によつ
て各キーの指定カテゴリーを判別することができ
る。 これらのキーが文章呼び出しキーとして有効と
なるのは、文・語キー(「文/語」)41を押し
て、各種シンボル表示部5に於ける文シンボル
“〓”が点灯した後である。たとえば、文・語キ
ー(「文/語」)41を押したあと、L3のキー
(「ル」)を押すと、第3番目のカテゴリーの第1
の文章が文字表示部3に呼び出される。 1つのカテゴリーの中には、いくつかの文章が
入つており、サーチキー(「サーチ」)42を押す
と、順次これらの文章が呼び出され、カテゴリー
の最後の文章までくれば、また第1の文章にもど
る。 文章を呼び出したとき、その文章番号も同時に
見出だしておき、翻訳キー(「翻訳」)43を押す
と、第2項で示した翻訳の第3ステツプ及び第4
ステツプにより文章の翻訳が行われる。 カテゴリーを指定して呼び出した文章の翻訳機
能は次のステツプに分解される。 Γ 第1ステツプ……母国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第2ステツプ……文・語キー41を押して文
シンボル“〓”を点灯させる。 Γ 第3ステツプ……カテゴリーキー(L1,…
…,L14のどれか)を押す。 Γ 第4ステツプ……サーチキー42の押圧によ
り順次文章を呼び出す(このステツプで文章の
番号は見出だされる)。 所望の文章が呼び出された時点で翻訳キー43
を押すと次のステツプに入る。 Γ 第5ステツプ……他国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第6ステツプ……選択された言語ROM内
で、第4ステツプにて見出だされた番号がつけ
られている文章を引き出す。 (4) 入力された単語の翻訳 文字キー44によつて単語の綴を入力し、翻訳
キー43を押すと、言語表示部4で示された母国
語から他国語への翻訳を行う。 この場合、入力された綴によつて次の各場合が
ある。 (i) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語がない
場合。 (ii) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語が唯一
つある場合。 (iii) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語が複数
個ある場合。 (i)は、入力単語が言語ROMに入つていない場
合であり、これを示すために、入力された綴の後
に!!をつけて表示する。たとえば、
「ABALONE」という単語は言語ROMに入つてい
ない場合、「ABALONE」と入力した後翻訳キー
43を押すと、「ABALONE!!」と表示する。 (ii)は、入力単語が母国語ROM(母国語として
指定されている言語の言語ROM)内にある場合
であり、母国語ROM内における単語番号を見出
だし、次に他国語ROM(他国語として指定され
ている言語の言語ROM)を選択して、該ROM内
で上記単語番号と同番号が付けられている単語を
引き出し表示する。 たとえば、500番目の単語の意味概念が「見
る」であるとすると、英語ROMの第500番目の単
語は「SEE」であり、日本語ROMの第500番目の
単語は「ミル」である。いま母国語として英語
を、また他国語として日本語を選択した後、
「SEE」と入力して翻訳キー43を押すと、まず
英語ROMにおける単語領域の1番目の単語を読
み出し、該単語の綴と入力単語の綴との一致をと
る。一致していなければ単語番号を記憶するカウ
ンタを「1」アツプして、次の単語に移り一致を
とる。このようにして「SEE」の入つている位
置まできて一致が成立すると、そのときの単語番
号は500番となつている。次に日本語ROMを選択
し、該日本語ROM内の単語領域における第500番
目の単語を読み出す。当然のことながら、この単
語は「ミル」である。つまり、「SEE」を入力し
て翻訳キー43を押すと「ミル」が表示され、単
語の翻訳を行つたことになる。 (iii)は同綴異義語の場合であり、これらの単語に
は第5図に示す注釈がつけられている。どちらの
意味をとるかは、本電子式翻訳機を使う人間が決
めることであり、先ず入力した単語には複数の意
味概念があることを示すために、入力単語の後に
「注釈」と「!?」とを付けて表示する。たとえ
ば第5図に於て示されている「WATCH」を例に
とると、まず「WATCH」と入力して翻訳キー4
3を押すと、 「WATCH(CLOCK)!?」と表示される。 ここでサーチキー42を押すと、同綴異義語の
他の単語を表示する。 すなわち、「WATCH(SEE)!?」と表示す
る。 「WATCH(CLOCK)!?」と表示された
後、または「WATCH(SEE)!?」と表示され
た後に翻訳キー43を押すと、(ii)の場合と同様に
して対応する訳語が表示される。 また、このような「注釈」のついて単語を翻訳
したときには、第1図に示した各種シンボル表示
部5における多義語シンボル“〓”が点灯する。
このシンボルの表示は、翻訳された単語には、ま
だ他にも別の意味のあることを示すために行うも
のである。 (5) 複数個の単語の翻訳。 本電子式翻訳機に於ては、単語を2つ以上入力
して、これらを翻訳することができる。複数個の
単語の入力にはスペースキー(「スペース」)45
が用いられる。単語の綴を入力してスペースキー
45を押し、その単語が母国語ROM内にあれ
ば、次の単語を入力することができる。 入力した単語が母国語ROM内にない場合、ま
たは同綴異義語の場合には、第4項の(i)または(iii)
に於て示したのと同じ処理が行われる。 たとえば、「I」,「AM」,「A」及び「BOY」
の単語が英語ROM内にある場合、「I」「スペー
ス」「AM」「スペース」「A」「スペース」
「BOY」と入力すると、文字表示部3に於て、
「I AM A BOY」と表示される。 ここで翻訳キー43を押すと、他国語が日本語
であれば、 「ワタシハ デス ヒトツノ シヨウネン」と
表示される。 このように、複数個の単語の翻訳においては、
語順、文法とは無関係に、ただ語対語の翻訳を行
う。したがつて、これらを1つの文章とみた場合
には、入力した文章は文法的に正しいものである
が、翻訳後の文章は通常文法的には正しいもので
はない。このことを示すために上記のような翻訳
を行つた場合には、第1図に示した各種シンボル
表示部5におけるシンボル“〓”を点灯する。 (6) ( )付文章における単語入力と翻訳。 第8図に示したように、言語ROMに収容され
た文章の中には、その中の単語または句を変えて
翻訳することができるものが含まれている。これ
らの可変部は、文章を呼び出したときに( )で
囲まれて表示される。第3項で述べた方法によつ
て第8図にも示す下記の例文が呼び出されたとす
る。 「A LITTLE MORE (MILK)
PLEASE.」 なお、この場合、カツコは2重カツコ「〓」で
表示される。 上記文章に対応する日本語文が第8図d(日本
語ROMの内容を示す図)に示されている。 ( )内を変えずに翻訳キー43を押すと、 「(ミルク)ヲ モウスコシ クダサイ。」と表
示される。 なお、この場合、カツコは上記のとおり1重カ
ツコで表示される。 上記英語文が表示されているときに、文字キー
44を用いて「COFFEE」と入力すると、表示
は、 「A LITTLE MORE 〓COFFEE-
PLEASE.」となり、ここで翻訳キー43を押す
と、 「(コーヒー) ヲ モウスコシ クダサイ。」 と表示される。 ただし、これは、「COFFEE」という単語が英
語ROMに収容されている場合であり、他の場合
には、前記第4項の(i)または(iii)に於て示したのと
同様の処理が行われる。 ( )内を変えた場合の翻訳は次の手順で示さ
れる。 ( )付例文の呼び出しは、前記第3項の第1
〜第4ステツプに示されているので、第5ステツ
プから記述すると、 Γ 第5ステツプ……( )内へ単語を入力し、
翻訳キー43を押す。 Γ 第6ステツプ……母国語ROM内で、入力単
語と同綴の単語及びその番号を見出だす。 ここで、入力された綴と同綴の単語がない場
合、または同綴の単語が複数個ある場合は、前記
第4項の(i)または(iii)と同じ処理を行うが、第4項
の(ii)の場合には、次のステツプに進む。 Γ 第7ステツプ……他国語ROMを選択する。 Γ 第8ステツプ……既に記憶されている文章番
号と同番号の文章を、上記他国語ROMより引
き出しバツフアレジスタに入れる。このとき
( )コードC11またはC12もバツフアレジスタ
に入れられる。 Γ 第9ステツプ……第6ステツプにて見出ださ
れた単語番号と同番号の単語を、上記他国語
ROMより引き出し、第8ステツプにてバツフ
アレジスタに入れられた( )コードで示され
る( )の中に、上記単語を入れる。 ( )が2つある文章への語句の入力には
( )キー(「( )」)46が用いられる。 例えば「I WANT (2) TICKETS TO
(TOKYO).」という例文を呼び出すと、前のカ
ツコは2重カツコで表示され、後のカツコは1重
カツコで表示される。そして、入力単語または句
は2重カツコ内の部分へ入力される構成となつて
いる。上記( )キー46を押すと2重カツコは
前から後へ移り、後の( )内の部分への入力が
可能となる。2重カツコは、上記( )キー46
を押す毎に入れ換わる。 単語または語句の入力後の翻訳の手順は、上記
ステツプと同様である。 (7) 非翻訳(ホールド)機能。 人名、固有名詞など本来翻訳できない単語の場
合は、その入力後ホールドキー(「HLD」)47
を押す。これによつて上記単語はホールドされ
(非翻訳扱いとなり)、翻訳キー43を押すと、上
記単語に関しては入力綴をそのまま表示させる。 第9図は音声モジユールROM(例えば第2図
で示すROM55)のフオーマツトを示す音声モ
ジユールROMのフオーマツト図である。 音声モジユールROMは主として大きく分け
て、音声合成の際、振巾制御を行なうための振巾
制御テーブル領域LT、音声合成の際、ピツチ制
御を行なうためのピツチ制御テーブル領域PIT、
音声合成の際、休止音の休止時間を制御するため
のテーブル領域POT、単語スタートアドレステ
ーブルa、例文スタートアドレステーブルb、文
字スタートアドレステーブルc、単語が音声を伴
なうか否かを示すテーブルd1、例文が音声を伴な
うか否かを示すテーブルd2、さらに例文ごとの音
声情報を蓄えるテーブルSB、音声合成の際、基
となる音声情報を蓄えるテーブルとから成り立つ
ている。 第10図は第9図に示した音声モジユール
ROMの単語、例文、文字のそれぞれのスタート
アドレステーブルa,b,c及び単語、例文の音
声を伴なうか否かを示すテーブルdの詳細を示す
図である。即ち、aは音声出力できる単語の音声
情報の先頭アドレスをテーブルとして記憶してお
り、音声を伴なう単語であるか否かを判別し(後
述)、音声を伴う単語のみ先頭から順に記憶して
いる。図示の例では単語番号が15,20,9
0,……のものが音声付単語であることを示して
いる。又同図bは音声付例文の音声情報の先頭ア
ドレスをテーブルとして記憶する。この情報によ
つて先頭アドレスを指定すればその例文を音声出
力することができる。同図cはアルフアベツト等
の各文字に対するテーブルであり、各文字コード
とその文字の音声情報のスタートアドレスを共に
記憶している。従つて音声出力させる文字コード
をこのテーブルよりサーチすることによつてスタ
ートアドレスを得ることができる。同図dは前述
の音付きであるか音付きでないかを記憶するテー
ブルであり、単語と例文の2つのテーブルを記憶
している。図に示す番号は単語番号又は例文番号
であり、各1ビツトがセツトかリセツト状態であ
るかによつて音声付きかそうでないかを記憶して
いる。 こゝで言語ROM及び音声モジユールを用いて
音声出力する場合の一例について述べると、まず
或る例文が言語ROMの例文番号の9番目に相当
する場合、その9番目の例文が音声付か否かを音
声モジユールROMの記憶テーブル(第10図
d)によつて検索する。 この記憶テーブルにおいて例文番号1,2,
4,5,7,9……がセツトされ音付きの例文で
ある場合、9番目の例文番号は6番目に相当し、
続いて音声付例文の音声情報の先頭アドレスをテ
ーブルとして記憶する第10図bの6番目のアド
レスを指定し、この指定された内容をアドレスと
して例文ごとに音声情報を貯えるSBテーブルを
検索し、更にSBテーブルをアドレスとして音声
合成の際、基となる音声情報を貯えるVDテーブ
ルに基づいて音声データを出力するものである。 第11図は本発明による一例の電子式翻訳機の
動作を説明するためのフローチヤートである。 先ず、所望のカテゴリーの例文を呼び出すため
の操作を行う場合、「文/語」キーを所定回押圧
することにより、S9において例文モードであるこ
とを示すフラツグF1(第3図aに示すデータ
RAM21の所定領域を使用)がセツトされ例文
モードとなる。続いて、所望のカテゴリーキー
(第1図のL1,……,L14の何れか)を押圧する
(S7)ことにより、対応するカテゴリーの先頭の例
文をメモリから読み出し入力バツフアIBへ入れ
る(S12)。その後F1をリセツトし(S13)、状態判
別を行う(S14)。この状態判別ではその例文が括
弧付であるか否か、音声付であるか否かの判別を
行なう。 続いて「サーチ」キーを押すことにより
(S5)、同一カテゴリーの次の例文が入力バツフア
IBに入力され(S15)、状態判別が行われる
(S16)。状態判別を行つた結果、音声報知可能で
あれば(((・のシンボルが表示され、(第1図5
1)、その例文が音付であることをオペレータに
知らせる。 所望の例文を呼び出した後、その例文が括弧付
であり括弧内を変更する制御は「( )」キーによ
つて変更する括弧位置を指定し(S6,S17)、しか
る後文字キーにより括弧内を変更する。この様に
して設定した文章を翻訳する場合は「翻訳」キー
を操作する。そして翻訳結果を音声報知する場合
は「発声」キーを操作するが翻訳前の文章を音声
報知する場合は「翻訳」キーの操作前に「発声」
キーを操作する。また例文を呼び出さず、直接文
章を入力する場合は「文字」キーと「スペース」
キーによつて入力するが、「スペース」キーを押
圧すれば単語検索が行われ、状態判別が行われる
(S4→S20→S21)。 とくに状態判別ルーチンS14,S16,S18,S21
S24は次のような判別を行なう。 すなわち、S21の状態判別ルーチンでは「スペ
ース」キーを押す直前に入力した単語が音声付き
の単語であるか否かを第9,10図に示した音声
モジユールROM内の所定のテーブルより検索を
行ない、その状態を決定する。 また、S16或いはS14の状態判別ルーチンでは読
み出した例文が括弧付きであるか否か、又括弧が
2つあるか否か判別し、後述する如く読み出した
時はVS=1となる。S18では変更した括弧が第1
の括弧であるか、第2の括弧であるかを判別す
る。S24では変更された括弧がどの括弧であるか
によつてVSの値(つまり、後述するいずれの音
声報知状態を示すコードか)を決定する。或いは
単語単位で文字入力されているかどうかを判別す
る。 次に音声報知の場合について説明する。 「発声」キーを押圧すれば、ステツプS22にて
レジスタの設定が行われる。 こゝでレジスタは第3図aに示すデータRAM
21の所定領域を使用している。 レジスタについては、第14図に示されるD,
T,Vレジスタが用いられる。 Dレジスタは最終的に表示される内容を記憶す
る。 Tレジスタは例文の音声情報スタートアドレ
ス、単語の音声情報スタートアドレス等を記憶
し、第10図に示した各テーブルによつて音付き
であるか否か、又音声情報スタートアドレスを読
み出し、このレジスタの内容を設定する。 またTレジスタの先頭の2バイトに例文又は単
語の音声情報スタートアドレスが記憶される。さ
らに図に示すTep,Tvp,Tspは後述する如くそ
れぞれポインタであり、各々は次の通りである。 Tep……第2括弧内の単語に関する情報の終了を
示すポインタ。 Tvp……Tレジスタの読取り位置を指定するポイ
ンタ。 Tsp……第2括弧内の単語に関する情報の始まり
を示すポインタである。 第12図には第11図に示される音声出力ルー
チン(S23)の詳細なフローチヤートが示される。 図中、V Sはそれぞれ音声報知状態を示すコ
ードであり、次の意味をもつ。 VS=1……括弧なしの音付例文或いは括弧内を
変更しなかつた音声例文を音声報知する状
態を示すコード。 VS=2……括弧が1つの例文で、その括弧内が
変更された場合、或いは括弧が2つの例文
で第1番目の括弧内だけを変更した例文を
音声報知する状態を示すコード。 VS=3……括弧が2つの場合、第2の括弧内だ
けが変更された場合のコード。 VS=4……括弧が2つある例文であつて、両方
の括弧内が変更された場合のコード。 VS=5……例文を読み出したのではなく、単語
単位で入力した場合に全ての単語が音声付
きである場合のコード。 VS=6……単語単位で文を入力した場合、音付
きの単語とそうでない単語が含まれている
場合のコード。 VS=7……全ての単語が音声データを有しない
場合のコード。 また、VO1,VO2,VO3……VO7は各音声
報知処理を表わしている。先ず、VS=1の場
合、VO1にてTレジスタのTvpで指定される例
文スタートアドレスを読み取り、例文を最後まで
音声出力する。上記した如くTvpはTレジスタの
ポインタであり、その内容によりTレジスタの読
み取り位置を指定する。なお、このときTレジス
タには先頭の2バイトに例文の音声スタートアド
レスが記憶されている。 VS=4の場合、先ずフラツグWSをセツトし、
VO2の処理にてポインタVspで指定されるTレ
ジスタの例文スタートアドレスによつて第1の括
弧の前まで音声報知し、また括弧の後に相当する
例文の音声情報アドレスを待避しておく。また例
文がその括弧で終りの場合はENDフラツグをセ
ツトする。上記フラツグWS,ENDは第3図aの
RAM21の所定領域に設けられ、とくにWSフラ
ツグは括弧内を変更したその括弧の数が2個であ
る場合にセツトされるフラツグであり、ステツプ
m11では第1括弧の後ろから第2括弧の前まで音
声報知する。 こゝで一例の文章を挙げて音声報知する場合を
説明する。 “DOES(THIS BUS) STOP AT
(HILTON)?” こゝで、第1括弧内の“THIS”及び“BUS”
が何れも音声付きの単語であり、第2括弧内の
“HILTON”が音声付きでない単語であると仮定
すれば、第14図に示したTレジスタの(1)〜(4)は
次のように内容が設定される。 (1) 例文の音声情報スタートアドレス (2) “THIS”の音声情報スタートアドレス (3) “BUS”の音声情報スタートアドレス (4) “HILTON”の綴りをそのまゝ音声報知す
ることを示すコードFF,FFが記憶される。 ポインタTsp,Tepは前述した如く、Tspは第
2括弧内の単語に関する情報の始まりを示し、
Tepは第2括弧内の単語に関する情報の終了を示
している。 続いてステツプm6のDV1の処理に進み、Dレ
ジスタ(第14図参照)のポインタDvpを第1括
弧内の先頭の文字まで進める。次にステツプm7
へ進み、音付きの単語或いは音付きでない単語を
単語ごとに音声報知する(SUBで示される。)
SUBの処理手順は第13図に示される。図に於
て、Tは第14図に示されるTvpで指定されてい
るTレジスタの内容を示し、Dは同図のDvpで示
されているDレジスタの内容を示している。また
A,VはそれぞれレジスタでAはアキユムレータ
である。 前述の如くTレジスタの(2)の領域には
“THIS”の音声スタートアドレスが記憶されて
いるからステツプn1→n2と進み(即ち、単語の綴
りをそのまま音声報知することを示すコードFF
であるかを判断する。)、処理ルーチンVO4にて
TレジスタのTvpの指定する単語の音声スタート
アドレスによつて、その単語“THIS”を音声報
知する。その後DレジスタのDの内容が空白コー
ドの次の位置(“BUS”のB)までポインタDvp
を進めておき、SUB処理を終了する。n4はA=
U,)はアキユムレータの内容がスペースコード
か( )コードかを判断するジヤツジである。 SUB処理が終了すると第12図のステツプは
m7からm8へ進み、括弧内を変更したその括弧の
数が2個であるからフラツグWSはセツト状態に
あり、かつTvp=Tspでない(Tレジスタの読取
り位置が第2括弧内の単語に関する情報の始まり
を示すポインタであるか)ため再びSUBの処理
を実行する(m8→m9→→m7)。 なおTvpのポインタは音声報知後、自動的に2
バイト進められる。 更にSUBの処理を第13図について説明する
と、Tvpで指定されているTレジスタの内容Tは
“BUSの音声情報スタートアドレスであるため、
前記と同様にn1→n2と進み、VO4にて“BUS”
の音声報知が行われる。その後、DレジスタのD
の内容が括弧コード(閉括弧)の次の位置
(“STOP”のS)までポインタDvpを進めてお
き、SUBの処理を終了する。 この時点でTvp=Tsp(つまり、第2括弧内の
単語の始まりを示すポインタ)となるため、第1
2図においてステツプm7→m8→m9→m10→m11
進み、フラツグWSがリセツトされ、VO5にお
いて第1括弧の後から第2括弧の前まで音声報知
を行い、第2括弧の後のアドレスを待避してお
く。また例文が第2括弧の発声により終了となる
ことを判別し、そうであればENDフラツグをセ
ツトする。 その後DV2の処理にて、Dvpを第2括弧内の先
頭文字を指示するまで進めておき再びSUBの処
理を行う(m11→→m12→m7)。 Tレジスタの(4)、即ち“HILTON”の綴りを
そのまゝ音声することを示すコードはFF,FFで
あるため、SUB処理の第13図に於て、n1→n7
n8→n9と進む。n1はTvpで指定されているTレジ
スタの内容Tの上位1バイトがFFであるかを判
断し、n7はTvpの内容を1バイト進め、さらにn8
で下位1バイトを検出し、n9において更に1バイ
ト進めるように構成される。ステツプn13のVO3
の処理はVレジスタの文字の音声情報スタートア
ドレスによつて文字を音声報知するものであり、
n12のステツプでは第2括弧内の“HILTON”を
1文字ごとにその文字の音声情報スタートアドレ
スを前述の第10図のテーブルCから読み取りV
レジスタへ入力する。即ち、n10→n11→n12→n13
→n14→n10の繰返しによりDレジスタ内の第2括
弧内の“HILTON”の綴りが音声報知される。 このときTvp=Tepであり、つまり第2括弧内
の単語の終りを示すポインタであり、、ENDフラ
ツグがセツトされているため、その後m8→m13
m14と進み、一連の音声報知を終了する。 また、もし(HILTON)の後にまだ文が続く
場合は第12図のステツプm15にて第2括弧の後
ろから文の最後まで音声報知を行い終了する。 VS=3、即ち、括弧が2つで、第2括弧内の
み変更された場合は、m16のVO7にてTvpで指定
されるTレジスタの例文の音声スタートアドレス
によつて第2括弧の前まで音声報知し、括弧の後
ろのアドレスを記憶しておく。 また括弧の後ろで文が終了する場合はENDフ
ラツグをセツトする。 その後の処理はVS=4の場合の一部と殆んど
同様である。またVS=2の場合、フラツグWSが
セツトされないこと以外はVS=4と同じであ
る。 VS=5又は6の場合は、Tレジスタの領域(1)
に例文に関する情報が設定されず、前述のSUB
の処理をTvp=Tepとなるまで繰返えし実行す
る。 VS=7の場合はDが空白コードとなるまで、
或いはDvp=63となるまでm20→m21→m22の処理
を実行する。DV3の処理にてDの文字コードに
対する音声情報スタートアドレスを前述のテーブ
ルから読みとり(第10図C)、Vレジスタに入
力し、VO3の処理にて前述と同様にその文字の
音声報知を行なう。 なお、Dレジスタは64桁であるため、ステツプ
m23でDvpのポインタが63であるかどうか判別さ
れる(Dvpは0から始まる。) 上述の実施例は音声情報を有しない単語はその
綴りを発声するものであるが、その部分だけ或る
特定音(例えばピーという単純音)を発生するよ
うに構成することができる。 この場合は、TレジスタのFF,FFコードを検
出してDレジスタ内の1単語分、ポインタを進め
るまで上記音を発生させることによつて達成でき
る。また第1図に示したシンボル51は音声情報
の有無の状態に応じて表示されるシンボルであ
り、前述の状態判別によつて点灯、非点灯状態で
「発声」キーを操作すれば前述のDレジスタの内
容を1文字ごと発声することになる。 また第13図において、Tレジスタの内容Tが
FF,FFと設定されていれば、n8→n15→n16→n3
と進み音声報知を行わない。これはアルフアベツ
ト等の文字以外の記号などで音声報知を行わない
場合である。 以上詳細に説明したように、本発明の電子式翻
訳機は、一部変更可能な例文を変更した文につい
ても完全に音声報知することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子式翻訳機の一例の平
面図、第2図及び第3図はブロツク図、第4図は
言語ROMフオーマツト図、第5図は言語ROM単
語領域フオーマツト図、第6図はコード図、第7
図は圧縮テーブル図、第8図は言語ROM文章領
域フオーマツト図、第9図は音声モジユール
ROMのフオーマツト図、第10図は第9図ROM
の詳細のフオーマツト図、第11図,第12図及
び第13図はフローチヤート図、第14図はレジ
スタ構成図を示す。 図中、1:キー部、2:表示部、50:発声キ
ー、51:シンボル、9〜11:言語ROM、5
5:音声モジユールROM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 変更可能な単語又は句を含む母国語の例文を
    記憶する第1メモリと、 前記第1メモリに記憶された母国語の例文を翻
    訳した他国語の例文を記憶する第2メモリと、 前記母国語の例文中の変更可能な単語又は句に
    該母国語の別な単語又は句を入力する入力手段
    と、 前記入力手段で入力される母国語の単語又は句
    を翻訳した他国語の単語又は句を記憶する第3メ
    モリと、 前記入力手段で入力された母国語の単語又は句
    を含む例文を、前記第2メモリ及び第3メモリ中
    の他国語の例文及び単語によつて翻訳し、その翻
    訳された他国語の例文を音声出力する出力手段と を具備することを特徴とする電子式翻訳機。
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