JPS6217786B2 - - Google Patents

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JPS6217786B2
JPS6217786B2 JP55049410A JP4941080A JPS6217786B2 JP S6217786 B2 JPS6217786 B2 JP S6217786B2 JP 55049410 A JP55049410 A JP 55049410A JP 4941080 A JP4941080 A JP 4941080A JP S6217786 B2 JPS6217786 B2 JP S6217786B2
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rom
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Masafumi Morimoto
Kunio Yoshida
Tosaku Nakanishi
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4941080A priority Critical patent/JPS56145462A/ja
Publication of JPS56145462A publication Critical patent/JPS56145462A/ja
Publication of JPS6217786B2 publication Critical patent/JPS6217786B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/40Processing or translation of natural language
    • G06F40/42Data-driven translation
    • G06F40/45Example-based machine translation; Alignment
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/40Processing or translation of natural language
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、異なつた言語間で言語翻訳を行う電
子式翻訳機に係り、特には限られた桁数の表示部
で文章等の表示を行う際、入力すべき位置を明確
に表示するようにした電子式翻訳機を提供するも
のである。更に述べるならば、本発明は、予め記
憶されている例文の一部の語句(単語または句)
を変更して翻訳することができる電子式翻訳機に
於て、変更可能箇所の語句を変更する状態に於て
は該変更可能箇所が常に表示部に於て表示される
ように、上記例文の表示部分を制御する手段を設
けたことを特徴とする電子式翻訳機を提供するも
のである。 従来の電子式翻訳機に於ては、例文の一部を変
更する場合、その例文全体の長さが表示部の桁数
よりも長ければ該例文を一度に表示できず、した
がつて変更可能箇所の表示も明確に行えない場合
があるという問題点があつた。 本発明は、上記問題点を解消することを目的と
してなされたものであり、例文の変更可能箇所に
キー入力を行う状態のときには、既にその箇所が
表示部内に現われているように制御する制御手段
を設ける構成としたことを特徴とするものであ
る。変更可能箇所が複数個存在する場合は、キー
入力可能箇所をキー操作等により順次指定して、
そのキー入力を行つていくが、この指定操作に基
づいて、変更可能箇所のうちの上記キー入力可能
箇所が表示部内に現われるように制御(表示内容
のシフト等)するわけである。 以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
る。 第1図は、本発明の一実施例の外観を示す平面
図である。 図に於て、1はキー部であり、該キー部1は、
アルフアベツト、カタカナまたは記号等を入力す
るキー及び翻訳等の各種機能を実行させるフアン
クシヨンキーから成る。また、2は表示部であ
り、該表示部2は、文字表示部3、現在指定され
ている毋国語(入力言語)及び他国語(出力言
語)を示すシンボルを表示する言語表示部4、並
びに設定状態等を示す各種シンボルを表示する各
種シンボル表示部5から成る。 第2図は、同実施例のシステム構成を示すブロ
ツク図である。 2は、第1図に示した表示部であり、該表示部
2に於ける文字表示、各シンボルの点灯・非点灯
等は、表示部駆動制御用IC6よりの出力信号に
よつて制御される。7は、第1図に示したキー部
1を構成するキーマトリツクス回路であり、1チ
ツプマイクロコンピユータ8のキーストローブ信
号出力端子及びキー入力端子に接続されている。
9,10及び11は、それぞれ言語ROM、言
語ROM及び言語ROMであり、電子式翻訳機
に於ける文章及び単語等を収容している。 本実施例に於ては、1つのROMが1言語に対
応している(すなわち、例えば、言語ROMは
英語、言語ROMは日本語、言語ROMは独語
というように)。また、言語ROM(英語
ROM)はセツトに内蔵された取り換え不可能な
ROMであり、言語ROM及びは、それぞれモ
ジユール及びとして任意に取り換え可能な
ROMとして構成している。 これら言語ROM9,10及び11は、アドレ
スバス12及びデータバス13によつて、1チツ
プマイクロコンピユータ8と結合されており、
CE1,CE2,CE3のチツプセレクト信号によつて
所定の言語ROM9,10または11の何れかを
選択すれば、該選択された言語ROMより文章ま
たは単語等を1チツプマイクロコンピユータ8に
読み出すことができる。なお、CE4は表示駆動制
御用IC6のチツプセレクト信号である。また、
R/Wは、読出しまたは書込みのいずれであるか
を指定するリード・ライト信号である。 第3図aは、第2図に示した1チツプマイクロ
コンピユータ8の内部システム構成を示すブロツ
ク図である。 インストラクシヨンROM14は、電子式翻訳
機の各機能の実行を制御する命令(通常コード化
されている)を蓄えたものであり、ROMアドレ
スレジスタ15を順次アツプさせることにより、
該ROM14より上記命令が順次出力される。該
命令がCPU16に与えられると、該CPU16は
それを解読し、所定の処理を実行する。なお、1
7は制御論理回路、18は算術論理演算回路、1
9はアキユムレータ、20は内部データバスであ
る。データRAM21は、電子式翻訳機の各機能
の実行に於て必要となるデータの一時記憶用とし
て、またはプログラムの分岐におけるコンデイシ
ヨナルフリツプフロツプとして用いられるもので
あり、RAMアドレスレジスタ22により指定さ
れた領域にCPU16よりデータが書き込まれ、
また同領域よりCPU16にデータが読み出され
る。23は、キーストロープ信号出力用の出力バ
ツフアレジスタであり、該出力バツフアレジスタ
23の出力がキーストローブ信号KSとして前記
キーマトリツクス回路7に与えられると共に、該
回路7よりの出力信号がキー入力信号KIとして
前記CPU16に取りこまれる。 24は、外部メモリ(言語ROM9,10,1
1及び表示駆動制御用IC6中のRAM)用アドレ
スレジスタであり、その出力は前記アドレスバス
12に結合されている。すなわち、該アドレスレ
ジスタ24は外部メモリのアドレスを設定するも
のであり、その制御(インクリメント、デクリメ
ント及び任意の値の設定)はCPU16により行
われる。また、CPU16は、第2図に示した外
部メモリデータバス13と結合しており、外部メ
モリとの間のデータの転送は、このデータバス1
3を通じて行うことができる。CPU16から外
部メモリへのデータの転送、または外部メモリか
らCPU16へのデータの転送の方向性は、前記
リード・ライト信号R/Wによつて制御される。 25,26,27及び28は、CPU16より
の出力によつて制御されるセツト・リセツト制御
論理回路29によつて、セツトまたはリセツトさ
れるフリツプフロツプであり、その出力は、それ
ぞれチツプセレクト信号CE1,CE2,CE3及び
CE4として外部に出ている。前述したとおり、
CE1〜CE3は、言語ROMのチツプセレクト信号、
CE4は表示駆動制御用IC6のチツプセレクト信号
である。 第3図bは、第2図に於ける表示駆動制御用
IC6の主要内部構成を示すブロツク図である。 本実施例では、表示部2として液晶表示装置を
用いている。そして、その文字表示部3は、1桁
当り35(5×7)ドツト構成となつており、ま
た、言語表示部4及び各種シンボル表示部5の各
シンボルは1セグメント構成となつている。 表示駆動制御用IC6は、RAM30とそのアド
レスデコーダ31及びアドレスバツフア32、共
通電極信号発生部33、更には、セグメントバツ
フア34を含む構成となつており、RAM30の
各ビツトは表示部2の各ドツト(セグメント)と
1対1に対応している。すなわち、RAM30の
あるビツトに「1」を書き込むと、該ビツトに対
応する表示部2のドツト(セグメント)が点灯
し、「0」を書き込むと、該ビツトに対応するド
ツト(セグメント)は非点灯となる。 図に於て、S1,S2及びS3は、シンボル表示用の
セグメント電極信号、S4〜SNは文字表示用のセ
グメント電極信号である。また、H1〜H7は共通
電極信号である。 M1〜M7は、第1図に示す言語表示部4に於け
る“〓”シンボル(毋国語表示シンボル)に、ま
た、F1〜F7は“〓”シンボル(他国語表示シン
ボル)に対応しており、1,2,……,7の番号
は、「1→英語」,「2→独語」,「3→日本語」,
「4→仏語」,「5→スペイン語」,「6→〇語」,
「7→△語」のように、それぞれ1つの言語と対
応している。 MTは多義語、KAはカナ、SNは文、WDは
語、〓はそのまま〓の各シンボルに対応してい
る。 表示駆動制御用IC6は、1チツプマイクロコ
ンピユータ8から出力される表示すべき内容に対
応したデータがそのRAM30に書き込まれる
と、以後表示部2に所定の表示信号を出力するも
のであるが、一般的に使用されているものなの
で、詳細な説明は省略する。 第4図は、前記言語ROMのフオーマツトを示
す言語ROMフオーマツト図である。 言語ROMは、大きく分けて、制御データ領域
CDA、圧縮テーブル領域CTA、文章領域SA及び
単語領域WAの各領域から成り立つている。 単語は、綴がそのまま記憶されているのではな
く、圧縮されて言語ROM内に収容されている。
例えば、英語ROMの場合であれば、「AN」とい
う綴(文字列)は1つの圧縮コード(1バイトの
コード)CC1に変換されて、また「BA」という
綴は圧縮コードCC2に変換されて記憶されてい
る。同様に、英単語に於てその現出頻度の高い綴
をいくつか選定し、該選定された綴はそれぞれ対
応する圧縮コードに変換して記憶させている。そ
して、上記選定された各綴と圧縮コードとの対応
が、上記圧縮テーブル領域CTAに記憶されてい
る。更に述べるならば、入力単語と言語ROMに
記憶された単語との一致をとる場合には、上記入
力単語を上記圧縮テーブルに基づいて圧縮コード
を含むコード列に変換した後、言語ROMに記憶
された単語(圧縮コードを含むコード列の形で記
憶されている)と順次比較していく構成となつて
いる。また、言語ROM内に記憶されている単語
を表示させるため、元の綴に戻す場合も、上記圧
縮テーブルが用いられる。 圧縮テーブルは、各言語によつて異なつてい
て、各言語毎に最も圧縮率が高くなるように決め
られている。 また、単語は47のカテゴリーに分類され、各
カテゴリー毎に順次配置されている(第4図に於
て、WG1はカテゴリー1の単語グループ、WG2
はカテゴリー2の単語グループ、WG3はカテゴ
リー3の単語グループ、WG4はカテゴリー4の
単語グループ、WG5はカテゴリー5の単語グル
ープ、WG6はカテゴリー6の単語グループ、
…、WG47はカテゴリー47の単語グループを、
それぞれ記憶する記憶領域である。)。 一方、文章も、上記圧縮された単語の集まりか
ら構成されている。また、文章も同様に14のカテ
ゴリーに分類され、各カテゴリー毎に順次配置さ
れている(第4図に於て、SG1はカテゴリー1に
属する文〔S1,…,S1−i1〕のグループを記
憶する記憶領域、SD2はカテゴリー2に属する文
〔S2,…,S2−i2〕のグループを記憶する記憶
領域、…、SG14はカテゴリー14に属する文
〔S14,…,S14−i14〕のグループを記憶する記
憶領域である。)。 なお、単語領域WAの1番目から14番目までに
配置されている各カテゴリーは、文章領域SAの
同一番目のカテゴリーと同じになるように構成し
ている。 また、単語は、256語毎に区切られており、こ
れら256語単位の先頭単語のアドレス(より正確
に述べるならば、先頭単語の最初の文字コードま
たは圧縮コードが記憶されている領域のアドレ
ス。第4図に於けるN0,N1,N2,N3,N4,…)
は、単語スタートアドレスとして、単語スタート
アドレステーブル領域WSTAに記憶されてい
る。なお、本実施例に於ては、アドレスは2バイ
トで表現されるため、上記各スタートアドレスは
上位バイト(N0(H),…Ni(H))と下位バイト(N0
(L),…,Ni(L))とに分割されて記憶されてい
る。上記単語スタートアドレステーブルは、ある
番号に対応した単語を見出だすときの処理時間を
短縮するときに用いられる。 更に、CSAは、文章領域SAのスタートアドレ
スCS(CS(H),CS(L))を記憶している文章領域ス
タートアドレス記憶領域である。 また、LNAは言語名の単語番号LN(LN(H),
LN(L))を記憶する記憶領域である。ここで、言
語名の単語番号LNの定義は以下のとおりであ
る。例えば、英語ROMであれば、その記憶単語
の中に「ENGLISH」という単語(すなわち、当
該言語ROMの言語名を示す単語)が含まれてい
る。上記言語名の単語番号LNとは、上記当該言
語ROMの言語名を示す単語の単語番号である。
なお、単語番号とは、ある単語が、上記単語領域
WAの1番目の単語から数えて何番目に記憶され
ているかを示す番号である。 後述の説明によつて明らかとなるであろうが、
上記言語名の単語番号LNを記憶させておくこと
は、現在指定されている毋国語及び他国語の表示
を、文字表示部3を用いて、例えば「ENGLISH
→ニホンゴ」(毋国語が英語、母国語が日本語の
場合)のように表示させる場合に有効なものとな
る。すなわち、上記のような表示は、言語名の単
語番号の代わりに、言語名を示す単語それ自体
を、言語ROMの所定領域に記憶させておくこと
によつても実現可能であるが、言語名を示す単語
は当該言語ROMの記憶単語の中に含まれている
ことが通常であるので、本実施例のような方法を
とることにより、データの圧縮が可能となるわけ
である。尚、音声出力式電子式翻訳機の場合に
は、表示の代わりに、毋国語及び他国語を示す単
語を音声出力させるようにしてもよい。 第14図に於て、LCは1バイトの言語コード
であり、上位4ビツトは言語ROMの分野を示
し、下位4ビツトは言語名を示す。ここで分野と
は、電子式翻訳機の対象とする分野、例えば経
済、工学、医学などである。なお、本実施例に於
て言語コードの下位4ビツトコードと言語名の対
応は下記第1表のとおりである。
【表】 なお、「〇語」及び「△語」には任意の言語を
割り当てることができる。 また、BC(「11111111」)はバウンダリーコー
ド、EC(「11111111」)はROMエンドコードであ
る。 第5図は、第4図に於ける単語領域WAの詳細
を示した、言語ROM単語領域フオーマツト図で
ある(英語ROMの場合)。 単語領域に於て、データは1バイト単位に並べ
られている。1つの単語の先頭データの8ビツト
目は「1」になつており、先頭でないデータの8
ビツト目は「0」になつている。そして、1ビツ
ト目から7ビツト目までが文字コードまたは圧縮
コード記憶用となつている。圧縮とは、
「WATCH」についてみると「WA」という2文
字が1バイトの圧縮コードで、また「CH」とい
う2文字が他の1バイトの圧縮コードで記憶され
ており、結局「WATCH」という5文字の単語
が、単語領域に於ては3バイトで記憶されてい
る。 単語は、1つの意味概念のもとに、各言語間で
1対1に対応づけられているが、同綴異義語につ
いては、これらを区別するために注釈をつけてい
る。第5図に示した例では、「WATCH」に対し
ては「CLOCK」と「SEE」の2つの意味概念が
あり、これらを区別するために、「WATCH
(CLOCK)」,「WATCH(SEE)」というように
( )で注釈を示す。これらの注釈は、単語領域
において注釈コードC3(7E;16進表記)の後に
続いて配置されている。注釈の( )は、単語の
後につける場合もあるが、前につける場合もあ
り、このときには、注釈は、注釈コードC2
(7D;16進表示)の後に続いて配置されている。
第5図に於ける「LOVE」に対する注釈
「THE」は「(THE)LOVE」と表示される。 単語の中には複合語もあり、これらも1つの意
味概念のもとに1対1対応がつけられている。第
5図に示す例では「HOT DOG」という複合語の
例が示されている。複合語は、該複合語を構成す
る各単語間にスペースコードC0(7B;16進表
記)を入れて形成する。ここで、もし1つの単語
が言語ROM内に収容されていて、同時に、その
単語が、複合語の先頭単語になつている場合に
は、その単語の最終文字コード(圧縮コード)の
後に、複合語コードC1(7C;16進表記)をつけ
る。第5図の例でいえば、「HOT」という単語が
これに相当する。「HOT」は、これ自身独立した
単語であると同時に「HOT DOG」という複合語
の先頭単語にもなつているため、「HOT」という
単語の後に複合語コードC1をつけている。これ
は、「HOT」という単語を見出だしたとき、この
単語で始まる複合語があることを示すためであ
る。 単語は、47のカテゴリーに分類されて並べられ
ていることは、前に述べたが、このカテゴリーの
区切りを示すために、カテゴリー区分コードC4
(7F;16進表記)が用いられる。このコードは、
各カテゴリーの最後の単語の後に入れられる。第
5図の例では、「HOT DOG」という単語(複合
語)があるカテゴリーの最後の単語であることが
示されている。また、単語領域WAの終わりに
は、単語領域終端コードC5(FF;16進表記)が
つけられている。 第6図は、第5図で示した単語領域WAで用い
られる文字、圧縮コード及び制御コードを示す図
である。 単語領域に於てデータは1バイト単位であり、
1データあたり256種類の組合せを取り得るが、
前述したように8ビツト目は、単語の先頭データ
かどうかを示すことに用いられるので、残り7ビ
ツトすなわち128種類の組合せを取り得る。第6
図に於て、斜線部のコードは、数字、記号または
制御コードであり、各言語で共通のものである。
他は、基本的な文字(第6図ではアルフアベツ
ト)を表わす文字コードと圧縮コードに割当てる
ことができる。C0〜C5の制御コードは第5図で
示した各コードである。 第7図は、第4図に於て示した言語ROMフオ
ーマツトに於ける圧縮テーブルの詳細を示す図で
ある(英語ROMの場合)。第6図の圧縮コードと
対応している。8ビツト目が「1」のデータの下
位7ビツトは文字コードを示し、8ビツト目が
「0」のデータの下位7ビツトは、その上の文字
列の圧縮コードとなつている。C6は圧縮テーブ
ル終端コードである。なお、この圧縮テーブルは
言語によつて異なり、各言語に於て最も効率のよ
い圧縮コードを選ぶ。 第8図は、第4図に於ける言語ROMフオーマ
ツトの文章領域SAの詳細を示す、言語ROM文章
領域フオーマツト図である(英語ROMまたは日
本語ROMの場合)。 文章は、いくつかの単語の集まりであるが、個
個の単語は単語領域に於けるのと同様に圧縮され
て記憶されている。単語の始まりは、8ビツト目
が「1」で示され、次の8ビツト目が「1」にな
るまでが、1つの単語の文字コードまたは圧縮コ
ードを示している。文章の区切りには、2種類の
コードC7及びC8が使われており、C7は肯定文、
C8は疑問文の後の区切りコードとして使われ
る。肯定文区切りコードC7は「FE」、疑問文区
切りコードC8は「FC」(共に16進表記)であ
る。 文章は、14のカテゴリーに分類されて並べら
れていることは、前に述べたが、このカテゴリー
の区切りを示すためにカテゴリー区分コードC9
(FF;16進表記)が使われる。このコードは、各
カテゴリーの最後の文章の区切りコードC7また
はC8の次につけられる。第8図aの例では
「GOOD LUCK.」という文章があるカテゴリー
の最後の文章になつている。 この文章領域に於ては、1つの文章が、2以上
のカテゴリーに含まれることがあり、この場合、
そのまま文章を記憶すると、言語ROMのバイト
数が増えるため、共通する文章は、1つのカテゴ
リーに於てのみその文章をそのまま記憶させてお
き、他のカテゴリーに於ては、上記文章の記憶さ
れている領域の先頭アドレスを記憶させるように
して、ROMのバイト数を減少させている。アド
レス記憶コードC10(FD;16進表記)は、このた
めの制御コードであり、このコードに続く2バイ
トに、共通する文章の最初の単語の先頭文字コー
ド(圧縮コード)のアドレスSSAが記憶されてい
る。 本電子式翻訳機においては、これらの文章を表
示部に呼び出して翻訳することができるが、文章
の中には、一部の単語または句を別の単語または
句に変換して翻訳することができるものがある。
これらの変換可能な単語または句は、( )で囲
まれて表示される。( )は1つの文章で最大2
個まであり、( )を伴つた文章の例が第8図に
示されている。 1つの( )をもつ文章の例として 「A LITTLE MORE(MILK) PLEASE.
」が示されている。この場合ある単語が( )内
の単語であることは、( )1コードC11(FA;
16進表記)で示され、このコードにつづく8ビツ
ト目が「0」のデータの下位7ビツトのコード
が、( )内単語の文字(圧縮)コードとなる。
もし( )内に複数個の単語つまり句があるとき
には、( )1コードC11を上記各単語間に挿入す
る。例えば、( )内の句が「CHECK IN」の場
合には、「( )1コードC11,CHECK,( )1
コードC11,IN」という順に並ぶ(第8図b参
照)。 また、2つの( )をもつ文章の例として
「IWANT(2)TICKETS TO (TOKYO).」が示
されている。この場合(2)は( )1コードC11
示されるが、(TOKYO)は( )2コードC12
(FB;16進表記)で示される。1つの文章の中で
常に( )1コードC11が先にくるとは限らな
い。第8図cは、上記例文に対応する日本語の文
章を示したものであり、この場合( )2コード
C12が先にきている。これは、2つの言語間にお
ける語順の相違からきている。本電子式翻訳機に
おいては、英語の文章においては最初の( )を
( )1コードC11、後の( )を( )2コード
C12で示し、他言語の文章においては、それを英
語に翻訳したときに最初にくる( )が( )1
コードC11、後にくる( )が( )2コードC12
となるように定めている。 なお、( )が1つの文章においては、つねに
( )1コードC11を用いる。 〔本電子式翻訳機に於ける各処理の説明〕 (1) 表示。 1図を参照する。 文字表示部3は、アルフアベツト、カタカナ、
数字及び記号を表示する。言語表示部4に於て
は、母国語を示すシンボル“▲”と他国語を示す
シンボル“〓”が、各言語(英語、独語、日本
語、仏語、スペイン語、〇語〔第6の言語〕及び
△語〔第7の言語〕)のそれぞれに対応して設け
られている。更に、各種シンボル表示部5に於て
は、多義語を翻訳したときに点灯する多義語シン
ボル“〓”、カタカナ入力可能なときに点灯し、
アルフアベツト入力可能なときには非点灯となる
カナシンボル“〓”、文章呼び出しモードのとき
に点灯する文シンボル“〓”、単語呼び出しモー
ドのときに点灯する語シンボル“〓”、翻訳した
とき、文法的に正しくないケースのある場合に点
灯するシンボル“〓”が設けられている。 これらの表示は、第2図に示した表示駆動制御
用IC6に、1チツプマイクロコンピユータ8
が、対応したデータを書き込むことにより、行わ
せることができる。 (2) 翻訳の概念 第2図に示すシステム構成によれば、本電子式
翻訳機は3カ国語間の相互翻訳が可能である。第
4図に示すように1つの言語ROMには文章と単
語とが収容されており、これらは、各言語ROM
間で1対1の対応をしている。これらの対応づけ
を行うのは、すべての言語ROMに共通な文章番
号、単語番号である。たとえば、英語の言語
ROMにおいて第100番目の文章が「GOOD
MORNING.」であるとすると、日本語の言語
ROMにおける第100番目の文章は「オハヨウ。」
であり、独語の言語ROMにおけるそれは
「GUTEN MORGEN.」となるように配置されて
いる。 単語においても同様であり、英語の言語ROM
の第500番目の単語が、「SEE」であるとする
と、日本語の言語ROMにおいて第500番目の単語
は、「ミル」であり、独語の言語ROMのそれは
「SEHEN」である。 つまり、各言語ROM間において1つの意味概
念のもとに1対1の対応づけがなされており、本
電子式翻訳機における翻訳とは、文章または単語
が、母国語の言語ROM内で第何番の番号(文章
番号または単語番号)がつけられているかを先ず
見出だし、次に他国語の言語ROM内で、その番
号がつけられている文章または単語を引き出すこ
とを意味する。 翻訳機能を分解すると次のステツプであらわせ
る。 Γ 第1ステツプ……母国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第2ステツプ……文章または単語が、選択さ
れた言語ROM内で第何番の番号がつけられて
いるかを見出だす。 Γ 第3ステツプ……他国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第4ステツプ……選択された言語ROM内で
上記番号がつけられている文章または単語を引
き出す。 (3) カテゴリーを指定して呼び出した文章の翻
訳。 第4図の言語ROMフオーマツトに示すよう
に、言語ROM内には文章を記憶する文章領域SA
があり、これらの文章は各カテゴリーに分類され
て並べられている。カテゴリーに分類したのは、
文章の呼び出し方式と関連しており、第1図にお
けるL1,L2,……,L14のL字形に並んだキー
(カテゴリーキー)は、各カテゴリーを指定する
キーとなつている。これらのキーが文章を呼出キ
ーとして有効となるのは、文・語キー(「文/
語」)41を押して、各種シンボル表示部5に於
ける文シンボル“〓”が点灯した後である。たと
えば、文・語キー41を押したあと、L3のキー
(「ル」)を押すと、第3番目のカテゴリーの第1
の文章が文字表示部3に呼び出される。1つのカ
テゴリーの中には、いくつかの文章が入つてお
り、サーチキー(「サーチ」)42を押すと、順次
これらの文章が呼び出され、カテゴリーの最後の
文章までくれば、また第1の文章にもどる。 文章を呼び出したとき、その文章番号も同時に
見出だしておき、翻訳キー(「翻訳」)43を押す
と、第2項で示した翻訳の第3ステツプ及び第4
ステツプにより文章の翻訳が行われる。 カテゴリーを指定して呼び出した文章の翻訳機
能は次のステツプに分解される。 Γ 第1ステツプ……母国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第2ステツプ……文・語キー41を押して文
シンボル“〓”を点灯させる。 Γ 第3ステツプ……カテゴリーキー(L1,…
…,L14のどれか)を押す。 Γ 第4ステツプ……サーチキー42の押圧によ
り順次文章を呼び出す(このステツプで文章の
番号は見出だされる)。 所望の文章が呼び出された時点で翻訳キー43
を押すと次のステツプに入る。 Γ 第5ステツプ……他国語として指定されてい
る言語の言語ROMを選択する。 Γ 第6ステツプ……選択された言語ROM内
で、第4ステツプにて見出だされた番号がつけ
られている文章を引き出す。 (4) 入力された単語の翻訳。 文字キー44によつて単語の綴を入力し、翻訳
キー43を押すと、言語表示部4で示された母国
語から他国語への翻訳を行う。 この場合、入力された綴によつて次の各場合が
ある。 (i) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語がない
場合。 (ii) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語が唯一
つある場合。 (iii) 母国語として指定されている言語の言語
ROM内に、入力された綴と同綴の単語が複数
個ある場合。 (i)は、入力単語が言語ROMに入つていない場
合であり、これを示すために、入力された綴の後
に!!をつけて表示する。たとえば、「AB−
ALONE」という単語は言語ROMに入つていない
場合、「ABALONE」と入力した後翻訳キー43
を押すと、「ABALONE!!」と表示する。 (ii)は、入力単語が母国語ROM(母国語として
指定されている言語の言語ROM)内にある場合
であり、母国語ROM内における単語番号を見出
だし、次に他国語ROM(他国語として指定され
ている言語の言語ROM)を選択して、該ROM内
で上記単語番号と同番号が付けられている単語を
引き出し表示する。 たとえば、500番目の単語の意味概念が「見
る」であるとすると、英語ROMの第500番目の単
語は「SEE」であり、日本語ROMの第500番目の
単語は「ミル」である。いま母国語として英語
を、また他国語として日本語を選択した後、
「SEE」と入力して翻訳キー43を押すと、まず
英語ROMにおける単語領域の1番目の単語を読
み出し、該単語の綴と入力単語の綴との一致をと
る。一致していなければ単語番号を記憶するカウ
ンタを「1」アツプして、次の単語に移り一致を
とる。このようにして「SEE」の入つている位
置まできて一致が成立すると、そのときの単語番
号は500番となつている。次に日本語ROMを選択
し、該日本語ROM内の単語領域における第500番
目の単語を読み出す。当然のことながら、この単
語は「ミル」である。つまり、「SEE」を入力し
て翻訳キー43を押すと「ミル」が表示され、単
語の翻訳を行つたことになる。 (iii)は同綴異義語の場合であり、これらの単語に
は第5図に示す注釈がつけられている。どちらの
意味をとるかは、本電子式翻訳機を使う人間が決
めることであり、先ず入力した単語には複数の意
味概念があることを示すために、入力単語の後に
「注釈」と「!?」とを付けて表示する。たとえ
ば第5図に於て示されている「WA−TCH」を例
にとると、まず「WATCH」と入力して翻訳キー
43を押すと、「WATCH(CLO−CK)!?」
と表示される。 ここでサーチキー42を押すと、同綴異義語の
他の単語を表示する。すなわち、「WATCH
(SEE)!?」と表示する。 「WATCH(CLOCK)!?」と表示された
後、または「WATCH(SEE)!?」と表示され
た後に翻訳キー43を押すと、(iii)の場合と同様に
して対応する訳語が表示される。 また、このような「注釈」のついた単語を翻訳
したときには、第1図に示した各種シンボル表示
部5における多義語シンボル“〓”が点灯する。
このシンボルの表示は、翻訳された単語にはまだ
他にも別の意味のあることを示すために行うもの
である。 (5) 複数個の単語の翻訳。 本電子式翻訳機に於ては、単語を2つ以上入力
して、これらを翻訳することができる。複数個の
単語の入力にはスペースキー(「スペース」)45
が用いられる。単語の綴を入力してスペースキー
45を押し、その単語が母国語ROM内にあれ
ば、次の単語を入力することができる。 入力した単語が母国語ROM内にない場合、ま
たは同綴異義語の場合には、第4項の(i)または(iii)
に於て示したのと同じ処理が行われる。 たとえば、「I」,「AM」,「A」及び「BOY」
の単語が英語ROM内にある場合、「I」「スペー
ス」「AM」「スペース」「A」「スペース」
「BOY」と入力すると、文字表示部3に於て「I
AM A BOY」と表示される。 ここで翻訳キー43を押すと、他国語が日本語
であれば「ワタシハ デス ヒトツノ シヨウネ
ン」と表示される。 このように、複数個の単語の翻訳においては、
語順、文法とは無関係に、ただ語対語の翻訳を行
う。したがつて、これらを1つの文章とみた場合
には、入力した文章は文法的に正しいものである
が、翻訳後の文章は通常文法的には正しいもので
はない。このことを示すために上記のような翻訳
を行つた場合には、第1図に示した各種シンボル
表示部5におけるシンボル“〓”を点灯する。 (6) ( )付文章における単語入力と翻訳。 第8図に示したように、言語ROMに収容され
た文章の中には、その中の単語または句を変えて
翻訳することができるものが含まれている。これ
らの可変部は、文章を呼び出したときに( )で
囲まれて表示される。第3項で述べた方法によつ
て第8図にも示す下記の例文が呼び出されたとす
る。 「A LITTLE MORE(MILK)PLEASE.」
なお、この場合、カツコは2重カツコ「〓 〓」
で表示される。上記文章に対応する日本語文が第
8図d(日本語ROMの内容を示す図)に示され
ている。 ( )内を変えずに翻訳キー43を押すと、
「(ミルク)ヲ モウスコシ クダサイ。」と表示
される。 なお、この場合、カツコは上記のとおり1重カ
ツコで表示される。 上記英語文が表示されているときに、文字キー
44を用いて「COFFEE」と入力すると、表示
は、 「A LITTLE MORE〓COFFEE〓〓
PLEASE.」となり、ここで翻訳キー43を押す
と、 「(コーヒー)ヲ モウスコシ クダサイ。」と
表示される。ただし、これは、「COFFEE」とい
う単語が英語ROMに収容されている場合であ
り、他の場合には、前記第4項の(i)または(iii)に於
て示したのと同様の処理が行われる。 ( )内を変えた場合の翻訳は次の手順で示さ
れる。 ( )付例文の呼び出しは、前記第3項の第1
〜第4ステツプに示されているので、第5ステツ
プから記述すると、 Γ 第5ステツプ……( )内へ単語を入力し、
翻訳キー43を押す。 Γ 第6ステツプ……母国語ROM内で、入力単
語と同綴の単語及びその番号を見出だす。 ここで、入力された綴と同綴の単語がない場
合、または同綴の単語が複数個ある場合は、前記
第4項の(i)または(iii)と同じ処理を行うが、第4項
の(ii)の場合には、次のステツプに進む。 Γ 第7ステツプ……他国語ROMを選択する。 Γ 第8ステツプ……既に記憶されている文章番
号と同番号の文章を、上記他国語ROMより引
き出しバツフアレジスタに入れる。このとき
( )コードC11またはC12もバツフアレジスタ
に入れられる。 Γ 第9ステツプ……第6ステツプにて見出ださ
れた単語番号と同番号の単語を、上記他国語
ROMより引き出し、第8ステツプにてバツフ
アレジスタに入れられた( )コードで示され
る( )の中に、上記単語を入れる。 ( )が2つある文章への語句の入力には
( )キー(「( )」)46が用いられる。 例えば「I WANT(2)TICKETS TO
(TOKYO).」という例文を呼び出すと、前のカ
ツコは2重カツコで表示され、後のカツコは1重
カツコで表示される。そして、入力単語または句
は2重カツコ内の部分へ入力される構成となつて
いる。上記( )キー46を押すと2重カツコは
前から後へ移り、後の( )内の部分への入力が
可能となる。2重カツコは、上記( )キー46
を押す毎に入れ換わる。 単語または語句の入力後の翻訳の手順は、上記
ステツプと同様である。 (7) 非翻訳(ホールド)機能。 人名、固有名詞など本来翻訳できない単語の場
合は、その入力後ホールドキー(「HLD」)47
を押す。これによつて上記単語はホールドされ
(非翻訳扱いとなり)、翻訳キー43を押すと、上
記単語に関しては入力綴をそのまま表示させる。 本電子式翻訳機に於ては、これと同等な機能を
次のような方法でも実現させている。 人名、固有名詞など、一般に言語ROMに収容
されていない綴を入力して翻訳キー43を押す
と、第4項で述べたように、入力綴の後に
「!!」を付けて表示するが、この状態でもう一
度翻訳キー43を押すと、上記ホールドキー47
によつてホールドしたのと同じように処理され
る。 (8) 自動非翻訳機能。 0〜9$(ドル).(ピリオド,省略符):(コ
ロン),?などの数字及び記号は、ひと続きの語
の中に他の文字がなければ、上記ホールドキー4
7を押さなくても自動的に第7項の機能が実行さ
れる。 (9) 各カテゴリー内単語の呼び出し。 第4図の言語ROMフオーマツト図に示すよう
に、単語は47のカテゴリーに分類されて並べられ
ているが、これらの単語を文章の場合と同様にカ
テゴリー別に呼び出すことができる。 (10) 入力綴に基づく単語サーチ。 入力された綴を含むすべての単語をランダムに
サーチすることができる。 以下に実際のキー操作例を示す。 A.単語の翻訳(第2表乃至第6表参照)。 なお、第2表乃至第6表に於ては、英語が母国
語として、また独語が他国語として指定されてい
る。したがつて、言語表示部4においては「英
独」の表示が行われている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 単語の綴を入力し、翻訳キー43を押すと、言
語表示部4に於て示される母国語から他国語への
翻訳を行う。翻訳キー43を連続して押せば、も
との母国語を表示し、以下、翻訳キー43を押す
毎に、母国語と他国語を交互に表示する(第2
表)。 また、入力綴と同綴の単語が母国語ROM内に
ない場合は、入力綴の後に「!!」を付けて表示
する。ここでサーチキー42を押せば、母国語
ROMに記憶されている単語の中で上記入力綴に
近い綴をもつ単語を「!?」のマークと共に表示
する。これは、本電子式翻訳機が「『……』では
ないか」とたずねていることを示す(第3表及び
第4表)。 更に、入力単語が多義語の場合には、翻訳キー
43を押すと、入力単語と同綴の単語が「注釈」
及び「!?」のマークと共に表示される。ここ
で、サーチキーを押すと、別の「注釈」をもつ同
綴異義語が、その「注釈」及び「!?」のマーク
と共に表示される。所望の注釈をもつ単語が表示
された時点で翻訳キー43を押すと翻訳が実行さ
れる(第5表)。 「LOVE」には名詞と動詞の2つがあり、
「(THE)LOVE!?」の表示は、翻訳機が「名
詞の『LOVE』であるか」とたずねていることを
示す。また、「(TO)LOVE!?」の表示は、同
様に「動詞の『LOVE』であるか」とたずねてい
ることを示す。 最後に第6表について説明すると、「ABC」と
いう綴の語は英語ROM内にないが、これを固有
名詞のような扱いにしてしまうことを示してい
る。すなわち、この場合「ABC」は非翻訳単語
となる。 B.複数個の単語の翻訳(第7表及び第8表参
照。) なお、第7表及び第8表に於ては、英語が母国
語として、また日本語が他国語として指定されて
いる。従つて言語表示部4に於ては、「英日」の
表示が行われている。
【表】
【表】 スペースキー45を用いることにより、単語を
複数個並べて語対語の翻訳を行うことができる。
スペースキー45を押したとき表示は入力単語の
ままであるが、内部に於ては翻訳動作を行つてお
り、また、「!!」,「!?」のマークについては
A.の単語の翻訳の場合と同様である。 この複数個の単語の翻訳(語対語の翻訳)に於
ては、語尾変化や語順などにおいて文法的に正し
くない場合があるので、すべての語対語の翻訳の
後に於て、各種シンボル表示部5に於けるシンボ
ル“〓”を点灯させる。 C.非翻訳機能(第9表及び第10表参照)。 なお、第9表及び第10表に於ては、英語が母国
語として、また独語が他国語として指定されてい
る。従つて、言語表示部4に於ては、「英独」の
表示がなされている。
【表】
【表】 人名、固有名詞など本来翻訳できないものに対
しては、ホールドキー47によつてその単語をホ
ールドし、この単語のみ翻訳しない(第9表)。 第9表の例に於てホールドキー47を押さず
に、翻訳キー43を押すと、「OSAKA」は英語
ROM内に記憶されていないということで、
「!!」マークの表示が行われるが、つづけて翻
訳キー43を押すと「OSAKA」はホールドさ
れ、上記と同じ結果となる(第10表)。 D.自動非翻訳機能(第11表参照)。 なお、第11表に於ける、母国語、他国語の指定
は、第9表及び第10表に於けるそれと同一であ
る。
【表】 E.例文の呼び出しと翻訳(第12表参照)。 なお、第12表に於ては英語が母国語として、ま
た日本語が他国語として指定されている。
【表】
【表】 例文の呼び出しは、文・語キー41の押圧によ
つて文シンボル“〓”を点灯後、カテゴリーキー
によつて、その対応したカテゴリーの第1例文を
呼び出す(なお、文シンボル“〓”は、このカテ
ゴリーキーの押圧によつて消える)。さらに、サ
ーチキー42によつて、そのカテゴリー内で順次
例文を呼び出す。所望の例文を呼び出した後、翻
訳キー43によつて例文の翻訳を行う。翻訳後、
サーチキー42を押せば、次の例文を呼び出す。
以下、サーチキー42を押す毎に順次例文が呼び
出される。そのカテゴリーの最後の例文までき
て、さらにサーチキー42を押すと最初の例文に
戻る。 ( )付例文の場合も( )内を変えないとき
は、( )なし例文の場合と同等の扱いとなり、
これら例文の翻訳は、常に文法的に正しいもので
あるので、各種シンボル表示部5に於けるシンボ
ル“〓”は点灯しない。 F.( )付例文に於ける語句入力と翻訳(第13
表乃至第17表参照)。 なお、第13表、第14表、第16表及び第17表に於
ては、英語が母国語として、また日本語が他国語
として指定されており、第15表に於ては、日本語
が母国語として、また英語が他国語として指定さ
れている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 ( )付例文の呼び出しもE項と全く同様であ
る。例文を呼び出した後、文字を入力すると、2
重カツコ内の語句がクリアされて、入力した文字
が入る。( )付例文を翻訳すると、2重カツコ
は1重カツコとなり、この1重カツコ内へは入力
できない(第13表)。なお、カツコ内を変えた場
合には、語尾変化または単語そのものが文法的に
適切ではない場合があるので、カツコ内を変えて
翻訳した後は、各種シンボル表示部5に於てシン
ボル“〓”が点灯する。第13表に於ては、No.8以
降は、上記シンボル“〓”が点灯している。 ( )付例文でカツコは最大2つであり、2つ
の( )付例文を呼び出すと、前のカツコが2重
カツコになつている。ここでカツコキー46を押
すと、2重カツコは前から後に移る。以下、カツ
コキー46を押す毎に前・後のカツコの1重,2
重が反転する。いずれの場合も、2重カツコ内の
部分に語句を入力することができる(第14表)。
なお、第14表に於ては、No.5に於て、シンボル
“〓”が点灯する。 カツコ内へ入力した単語が母国語ROM内に収
容されていない場合、または多義語である場合の
処理は、A項の単語の翻訳及びB項の複数個の単
語の翻訳の場合と同様である(第15表及び第16
表)。なお、第15表に於ては、No.5以降は、シン
ボル“〓”が点灯しており、また、第16表に於て
は、No.5に於てシンボル“〓”が点灯する。 カツコ内へ入力した単語の非翻訳機能または自
動非翻訳機能に関してもC項またはD項と同様で
ある(第17表)。なお、第17表に於ては、No.8に
於てシンボル“〓”が点灯する。 G.3カ国語間相互の翻訳(第18表及び第19表参
照)。
【表】
【表】 第1図に於て、指定反転キー(「▲〓」)48及
び言語キー(「言語」)49は、母国語(入力言
語)及び他国語(出力言語)の変更を指示するキ
ーであり、これらのキーの操作によつて、第18表
に示す如く、母国語及び他国語の変更を行うこと
ができる。第18表に於て、母国語表示シンボル
“▲”の点灯している言語が母国語として、ま
た、他国語表示シンボル“〓”の点灯している言
語が他国語として指定されている。 この母国語・他国語変更機能と、A項〜F項で
述べた翻訳機能とを組み合わせることにより、単
語翻訳、複数個の単語の翻訳、及び例文翻訳の3
カ国語間相互翻訳が可能となる(第19表)。 H.各カテゴリー内単語の呼び出しと翻訳(第20
表及び第21表参照)。
【表】
【表】
【表】 単語は47のカテゴリーに分類されて配置されて
いる。このうち最初の14のカテゴリーは例文の14
のカテゴリーと同一となつており、呼び出し方も
例文の場合のそれと同様である。翻訳キー43で
翻訳後、サーチキー42を押せば次の単語が呼び
出される。(第20表)。 また、現在入力されている単語と同じカテゴリ
ーの単語を順次呼び出すことができる。(第21
表)。 I.入力綴に基づく単語サーチ(第22表参照)。
〔2重括弧位置の表示方法〕
第13図は、第12図に示すS42の詳細を示す
フローチヤートである。 図に於て、pと1は、入力バツフアIBより出
力バツフアDBに情報を転送する際のポインタで
ある。IBの先頭は「p=0」であり、「1=p+
23」の関係がある。 先ず、「p=0」(従つて「1=23」)とし、入
力バツフアIBのp−1間に2重括弧コードが開
き括弧、閉じ括弧とも存在するかどうか判別す
る。存在すればpの値はそのままでIBのp−1
間の内容を出力バツフアDBへ転送する(n1→n2
→n3→EXIT)。存在しなければ、n3→n4→n5と進
む。n4でポインタpが「1」アツプされ、n5で入
力バツフアIBのpの位置が2重括弧の開き括弧
コードであるかどうか判別される。開き括弧コー
ドであれば、「EXIT」に進む。開き括弧コード
でなければn6→n7と進み、IBのp−1間に2重括
弧の閉じ括弧コードがあり且つこの閉じ括弧と1
との間に一つの単語が存在するかどうかが判別さ
れる。存在すれば、「EXIT」に進み、不存在な
らばn4に戻つてポインタpが「1」アツプされ、
以下上記判別動作を繰り返す。 なお、n6,n7の判別に於ては、ピリオド(.)
や疑問符(?)も一つの単語と見做される(第1
1図c)。n5またはn7の判別結果がYESになれ
ば、そのときのp−1間の内容が出力バツフア
DBに転送される。 以詳細に説明したように、本発明の電子式翻訳
機によれば、予め記憶された例文を読み出しこれ
を表示させ、表示された例文の一部の語句を変更
し翻訳することが可能な電子式翻訳機において、
変更可能箇所の語句を必ず表示部に表示させる構
成としたことから、表示部の変更可能な語句を見
ながら変更入力を行うことができ、その入力操作
が簡単になるだけでなく、その入力が確実なもの
となる。 また、変更可能な語句を例文中の他の語句と区
別して表示させる構成としたことから、変更入力
すべき箇所の語句が他の語句と区別されて明確に
なり、より入力操作が簡単になると共に、その入
力がより確実なものとなる。 更に、表示部における表示面積に限界のあるも
のにおいては、例文がすべて表示されなくとも変
更可能な語句が必ず表示部に表示されることにる
ため、特に有効なものとなり、その効果は非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面図、第2図及び第3図はブロツク
図、第4図は言語ROMフオーマツト図、第5図
は言語ROM単語領域フオーマツト図、第6図は
コード図、第7図は圧縮テーブル図、第8図は言
語ROM文章領域フオーマツト図、第9図乃至第
11図は動作説明図、第12図及び第13図はフ
ローチヤート、第14図はバツフア状態図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め記憶されている例文を読み出し、この読
    み出した例文を表示部に表示させると共にこの例
    文の一部の語句を変更して翻訳することのできる
    電子式翻訳機において、上記例文中の変更可能箇
    所の語句を変更する状態においては該変更可能箇
    所が常に表示部にて表示されるように、上記例文
    中の表示する領域を制御する手段を設けたことを
    特徴とする電子式翻訳機。 2 上記変更可能箇所の語句を例文中の他の語句
    と区別して表示させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の電子式翻訳機。
JP4941080A 1980-04-14 1980-04-14 Electronic translator Granted JPS56145462A (en)

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