JPS62177202A - 非通気性且つ透湿性手袋およびその製造方法 - Google Patents

非通気性且つ透湿性手袋およびその製造方法

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JPS62177202A
JPS62177202A JP61015847A JP1584786A JPS62177202A JP S62177202 A JPS62177202 A JP S62177202A JP 61015847 A JP61015847 A JP 61015847A JP 1584786 A JP1584786 A JP 1584786A JP S62177202 A JPS62177202 A JP S62177202A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、手袋に関し、更に詳しくは、各種作業用、一
般用、レジャー用等に有用である非通気性且つ透湿性手
袋に関する。
(従来の技術) 従来、各種作業用、一般用、レジャー用、防寒用等の手
袋は多数公知であり、大別すれば、繊維を基材とした手
袋、合成皮革を基材とした手袋、ゴムや合成樹脂等の可
撓性樹脂を基材とした手袋、更にはこれら繊維基材とゴ
ムや合成樹脂を組合せた手袋が挙げられる。
(発明が解決しようとしている問題点)m維を基材とし
た手袋は、安価で最も一般的であり、通気性を有してい
るため、着用時に汗をかいても蒸れることはないが、通
気性であることから、防水性や防寒−防風性は十分とは
云えない。
従って、防水性や防寒・防風性を有するとともに発汗に
よっても蒸れ感を生じない手袋が要望されている。
また、皮革や合成皮革等を基材とした手袋は、上記繊維
を基材とした手袋よりも高価且つ高性能であるが、上記
と同様に発汗による蒸れ感と防水性、防寒・防風性は両
立しないものである。
すなわち、蒸れ感をなくすように通気性を高めれば、防
水性、防寒・防風性等は低下し、一方、防水性等を高め
れば、着用感が低下し蒸れ感を生じるものである。
また、いわゆるゴム手袋やビニール手袋は、防水性や防
寒・防風性に優れるので、工業用、産業用の作業用手袋
等として広く使用されているが、通気性がないため、使
用中の発汗によって内部が蒸れ、着用感が著しく低下し
、且つ手袋内で手がすべる等の危険がある。
また、工業用としては、耐油性、耐溶剤性等が要求され
る場合には、これらの性能を有する材料を選択すること
によって耐油性等に優れた手袋があるが、同様に透湿性
等に欠ける。
また、上記の如き材料を組み合わせて形成した手袋、例
えば、内部を繊維基材とし、表面層を可撓性樹脂層とし
た手袋が広く使用されているが、これらの手袋であって
も上記と同様に透湿性と防水性、防寒・防風性等は依然
として両立しないものである。
以上の通り1着用時の発汗によって内部の蒸れ感を無く
し、しかも防水性、防寒・防風性を同時に有する手袋は
殆ど知られていない。
本発明者は、上記の如く、無孔質(すなわち非通気性、
液体不透過性)でありながら1発汗による水分のみを透
過し、防水性、防寒・防風性等を有する手袋を提案した
(U 、 S 、 5erialN。
772.412号明細書参照)。
この手袋は、連続被膜からなるものであるにも係わらず
、着用時の発汗による水分を手袋外に放湿できる特異な
性質を有するものであるが、このような非通気性且つ透
湿性手袋は、被膜が十分に薄い場合にのみ、十分に達成
され、被膜が十分に厚くなると透湿性が低下するという
欠点がある。
従って、本発明の目的は、十分な被膜厚さを有する連続
被膜であっても、十分な透湿性を有し、従って十分な防
水性、防寒・防風性等を同時に有する新規な手袋の提供
を目的とする。
以上の本発明の目的は以下の本発明によって達成された
(問題点を解決するための手段) すなわち1本発明は、少なくとも1層の可撓性樹脂層か
らなる手袋において、上記の可撓性樹脂層が吸水性樹脂
を含有することを特徴とする非通気性且つ透湿性手袋お
よびその製造方法である。
次に本発明を更に詳細に説明すると、木発明者は、以前
に特定の材料を使用することによって。
連続被膜であるために十分に防水性、防寒・防風性、耐
油性等を有しながら、着用時発汗による水分を手袋外に
放湿し得る手袋を開発したが、この手袋の場合には、そ
の被膜を厚くすることによって透湿性は低下するもので
あり、従って、強度面において不安があった。また、使
用する材料は特殊な材料に限定される欠点があった。
本発明者は、このような問題も解決すべく鋭意研究の結
果、手袋を形成するための可撓性樹脂層中に、吸水性樹
脂を包含させるときは、被膜を十分に厚くしても十分な
透湿性を保持できることを知見し、上記の欠点を解決し
た手袋が得られることを知見したものである。
次に本発明の手袋の幾つかの例を図解的に示す添付図面
を参照して説明する。
第1図は、本発明の手袋の一部の可撓性樹脂層の断面を
図解的に示す図であり、第2図〜第7図は他の例の可撓
性樹脂層の断面を図解的に示す図である。
第1図〜第7図に示す如く1本発明の非通気性且つ透湿
性手袋は、手袋を構成する層の少なくとも1層の可撓性
樹脂層が、吸水性樹脂を含有することを特徴とするもの
であり、例えば、第1図示の如く、可撓性樹脂層が吸水
性樹脂を含有する唯−eの可撓性樹脂層であるもの、第
2図に示す如く、その少なくとも一方の面が粗面されて
いるもの、第3図示の如く吸水性樹脂を含有する可撓性
樹脂層が、基材上に形成されているもの、この例におい
ては基材は繊維からなるもの、多孔質の発泡層からなる
もの、合成皮革、天然皮革等いずれの基材でもよいもの
である。また、その表面は第2図示の如く粗面されてい
てもよいのは当然である。′また第4図示の例は吸水性
樹脂を含む可撓性樹脂層が多層構造になっているもので
あり、その少なくとも一方の表面は第2図示の如く粗面
化されたものでもよい、第5図示の例は、基材等の如き
任意の通気性基材によって吸水性樹脂を含む可撓性樹脂
層がサンドイッチされている例であり、また第6図示の
例は、繊維基材等の両面に吸水性樹脂を含む可撓性樹脂
層が形成されている例であり、更に第7図示の例は、繊
維基材等に吸水性樹脂を含む可撓性樹脂が含浸されてい
る例である。
以上の例は、本発明の手袋の構成を説明するための図で
あり、本発明の手袋はこれらの例に限定されず、その少
なくとも1層の可撓性樹脂層が、吸水性樹脂を含有して
いる限り、例示以外のいずれの手袋も本発明に包含され
るものである。
本発明の非通気性且つ透湿性手袋は、上記例示の如き構
成を有するものであり、可撓性樹脂は実質的に水不溶性
の可撓性樹脂材料から無孔質の連続被膜として形成され
る。従って従来技術のポリウレタンの湿式製膜による如
くの多孔性被膜とは木質的に異なり、実質的の非通気性
であり、空気等の気体は勿論、水、有機溶剤等をも透過
させないものであり、従って十分な防水性、防寒・防風
性、耐油性等を有するものである。
勿論、可撓性樹脂単独からなる被膜は従来公知であるが
、本発明者はこの内に吸水性樹脂を包含させた時は、手
袋の着用時手袋内で発汗により生じた水分は可撓性樹脂
層の表面にある吸水性樹脂によって速やかに吸収され、
該吸収された水分は速やかに可撓性樹脂層中を拡散し1
手袋の表面から容易に放湿されることを知見したもので
ある。
以上が本発明の基本的原理であるが、このような吸水性
樹脂を含む可撓性樹脂層からなる非通気性且つ透湿性手
袋の透湿性は、第2〜第7図のいずれかに示す如く、そ
の少なくとも一方の表面を粗面することにより著しく向
上することを知見した。例えば、第2図示の如く手袋の
外側の面を粗面化することによって、手袋の内部から吸
収された水分は粗面化によってその放湿速度が数倍〜数
十倍に増大されることを知見したものである(尚、本発
明において云う粗面化とは、平らな表面にいずれかの凹
凸を形成し、表面積を拡大する意味である。)。
このような放湿速度の増大に伴ない、手袋の内側表面に
おける吸湿速度は、樹脂層のいずれか一方が粗面化され
ていなくとも、一方が粗面化されていれば著しく増大す
るものであった。勿論手袋の内側および外側の両面が粗
面されれば、透湿性が一層向上することは勿論である。
また、第3〜7図示の如く、吸水性樹脂を含む可撓性樹
脂層を、繊維基材等の如く不均一な表面を有する基材と
組合せることによって、このような粗面化は容易に達成
することができる。
以上の如き構成および作用効果によって、本発明の手袋
は、非通気性でありながら十分な透湿性を示し得るもの
であり、また可撓性樹脂層を従来技術におけるよりも一
層厚くしても、使用する可撓性樹脂と吸水性樹脂の種類
、組合せ、相対使用量を変化させることにより、このよ
うな優れた透湿性を維持し得るものである。
以上の如き本発明の手袋を形成するのに好ましい材料を
以下に説明する0本発明の手袋の形成に使用する可撓性
樹脂としては、従来手袋の形成に使用されている可撓性
樹脂、例えば4天然ゴム、ポリブタジェン、ブタジェン
スチレンゴム、ブタジェンアクリロニトリルゴム、ポリ
クロロプレン、ポリイソプレン、クロルスルホン化ポリ
エチレン、ポリイソブチレン、イソブチレンインプレン
ゴム、アクリルゴム、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
ゴム、そのケン化物、多硫化系合成ゴム、ウレタンゴム
、フッ素ゴム、シリコーンゴム等のエラストマー;軟質
塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン等のポリオレフィン系樹脂、軟質アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等いずれ
も使用できるものである。
また、本発明において好ましい可撓性樹脂としては、上
記の如き種々の可撓性樹脂において、従来公知の技術に
よって部分的に親水性を付与した水不溶性の可撓性樹脂
が挙げられる。例えば、前記の如き可撓性樹脂を後から
親水性の材料で変性したり、あるいは前記の如き可撓性
樹脂を製造する際に、そのモノマーの一部、あるいは原
料の一部に共重合可能な親水性モノマーや原料を併用す
ることによって、親水性モノマー中位や親水性のセグメ
ントを導入した実質上水不溶性の可撓性樹脂が挙げられ
る。
このような水不溶性且つ親水性の可撓性樹脂を使用する
ことによって、これらの可撓性樹脂中に包含させる吸水
性樹脂tよF層その吸湿性および放湿性が促進されるこ
とを見い出したものである。
すなわち、手袋の着用によって、手袋内は必然的に高湿
度条件になるが、この手袋内の水分は、手袋の内面が親
水性を有するため、手袋の内面に吸着され易く、且つ手
袋の内面層には吸水性樹脂れていれば、水分の吸湿面積
は一層大となるので、手袋内の水分は一層速やかに吸収
される。このように吸収された水分は、手袋の可撓性樹
脂層中に吸水性樹脂が包含されている結果、可撓性樹脂
層を速やかに拡散し、その表面に移行する。
通常手袋の着用時には手袋内は高湿度であり、手袋外は
相対的に低湿度であるので、可撓性樹脂層の表面に達し
た水分は、可撓性樹脂層の表面から速やかに放湿される
。このとき可撓性樹脂層の表面が粗面化されていれば、
放湿面積が非常に大であるので、水分の放湿速度が一層
大となる。
このように本発明の手袋は、手袋内の高湿度と手袋外の
低湿度の差を利用し、手袋の可撓性樹脂層を透湿性の構
成にしたものであり、可撓性樹脂層を親水性且つ水不溶
性の可撓性樹脂から形成することにより、その透湿性が
一層顕著となった。
本発明において使用し、本発明の主たる作用効果を果す
吸水性樹脂とは、水と接触すると多量の水を吸収するが
、水には溶解しない樹脂であり、一般的には水溶性の高
い天然または合成ポリマーを架橋させて水不溶性にした
ものであり、これらの吸水性樹脂自体は従来技術、例え
ば使い捨ておむつ、水膨潤性止木材、水膨潤性塗料、土
壌保水剤等の分野で使用されているものであり、このよ
うな従来公知の吸水性樹脂はいずれも本発明において使
用できるものである。
具体的な例を挙げれば、例えば、デンプン−ポリ(メタ
)アクリル酸ナトリウムグラフト化物、デンプン−ポリ
アクリロニトリルグラフト化物のケン化物、セルロース
−ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、架橋ポリ(メタ
)アクリル酸ナトリウム、架橋ポリ(メタ)アクリル酸
カリウム、ビニルアルコール−(メタ)アクリル酸ナト
リウム=(メタ)アクリル酸共重合体、架橋インブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物、架橋カ
ルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、架橋ポリエ
チレンオキシドが挙げられる。
これらの吸水性樹脂は種々の商品名で、例えば、住友化
学、花王、三洋化成、大日精化工業、P&Gその他の化
学会社から容易に入手し得るものである。
上記の如き従来公知の吸水性樹脂はいずれも本発明にお
いて自由に使用できるものであるが、本発明の目的に最
も好ましいものは、上記吸水性樹脂の微粉末であり、そ
の平均粒子径が104m以下、好ましくはIILm以下
、更に好ましくは01OfN1.OILmの粒子径のも
のである。
通常吸水性樹脂は本発明で使用する前記可撓性樹脂とは
相溶性が良くないが、吸水性樹脂を上記の如き微細な粉
末として使用することによって前記可撓性樹脂中に均一
に分散させることができる。
本発明において更に好ましい吸水性樹脂は、親水性セグ
メントと疎水性セグメントからなる吸水性樹脂であって
、このような吸水性樹脂はその中に存在する疎水性セグ
メントの存在によって、前記可撓性樹脂中に均一分散性
を有し、且つ高い透湿性の手袋を与えることができる。
このようなブロックコポリマー型吸水性樹脂は「ダイス
ウェル」の商品名で種々の吸水度のものが大日精化工業
株式会社から入手でき、いずれも本発明において有用で
ある。
以上の如き吸水性樹脂は1手袋の製造にあたり、可撓性
樹脂100重量部あたり0.1〜100重量部、好まし
くは1〜30重量部の割合で使用する。使用量が少なす
ぎ菰と本発明の主たる目的である透湿性が十分に達成さ
れず、また使用量が多すぎると可撓性樹脂の柔軟性が不
十分となるので好ましくない。
本発明の非通気性且つ透湿性手袋は、上記の可撓性樹脂
と吸水性樹脂からなる可撓性樹脂層を有することを特徴
とするものであり、勿論、これらの吸水性樹脂を含有す
る可撓性樹脂層は、従来公知の添加剤、例えば、着色剤
、柔軟剤、可塑剤、帯電防止剤、安定剤、充填剤等も任
意に包含し得るは当然である。
本発明の非通気性且つ透湿性手袋は1次の如き幾つかの
好ましい方法によって提供される。
(1)可撓性樹脂を適当な溶剤に溶解し、この中に吸水
性樹脂の微粒子を均一に分散させて可撓性樹脂溶液を調
製し、この溶液をセラミック製や金属製等の手の形状の
手型に塗布あるいは手型をこの溶液中に浸清し、手型の
表面に溶液層を付与し、これを適当な方法で脱溶剤して
吸水性樹脂を含有する可撓性樹脂層を形成し、本発明の
非通気性且つ透湿性手袋を得る方法。
この方法で使用する溶剤は前記の可撓性樹脂を溶解する
溶剤であり、このような溶剤としては、使用する可撓性
樹脂に応じて、ヘキサン、メチルペンタン、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、テトラリン、アルキルベンゼン等の炭化水素溶剤
、工業用ガソリン、石油エーテル、石油ナフサ、灯油等
の混合溶剤、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム
、四塩化炭素、トリクロルエタン、トリクロルエチレン
、パークロルエチレン、クロルベンゼン、ジクロルベン
ゼン、クロルトルエン、フレオン類等のハロゲン化炭化
水素溶剤、メチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコール
、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン
、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、テトラヒ
ドロフルフリルアルコール等のアルコール系溶剤、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、
ジエチルカルピトール、ジオキサン等のエーテル系溶剤
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等のケトン系
溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート
等のエステル系溶剤、その他酢酸、フルフラール、アセ
トニトリル、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、二
硫化炭素、スルホラン、ジメチルスルホキシド、N−メ
チルピロリドン等の溶剤等の各種溶剤あるいはそれらの
混合物から適当なものを選択して使用する。
上記の如き溶剤から可撓性樹脂を溶解する溶剤を選択し
て溶液を調製し、この中に吸水性樹脂を分散させて、本
発明に使用する可撓性樹脂の溶液が得られるが、可撓性
樹脂溶液は約5〜50重量%の濃度がよく、分散させる
吸水性樹脂は使用した可撓性樹脂100重量部あたり0
.1〜100重量部の割合で添加する。吸水性樹脂は予
め適当な溶剤中でボールミル、サンドミルその他適当な
磨砕方法によりできるだけ微細に分散させておき、この
分散液を可撓性樹脂溶液に添加するのが好ましい。
本発明で使用する手型は、上記の溶剤に対して不活性な
材料からなる手型であればいかなるものでもよく1例え
ば、セラミック酸あるいは金属製のものが好ましい、こ
のような手型の表面に前記の吸水性樹脂を含む可撓性樹
脂溶液を付与する方法はいずれの方法でもよいが、好ま
しい方法は、可撓性樹脂溶液中に手型を浸漬し、引上げ
る方法である。この時は1手型の表面の可撓性樹脂溶液
が均一に分配されるように手型をゆっくりと回転させる
のが好ましい。
尚、樹脂溶液の塗布に際しては、成膜後にフィルムの剥
離を容易にするために手型の表面に予め剥離剤を塗布し
ておいたり、溶液中の可撓性樹脂を析出させるような貧
溶剤を塗布しておくことも好ましい。
次に手型の表面に付与された樹脂溶液層から溶剤を除去
する方法としては、加熱により溶剤を除去する方法(乾
式方法)と樹脂溶液層を有する手型を可撓性樹脂に対し
て貧溶剤であるが溶液中の溶剤と混和性を有する溶剤中
に浸漬して溶剤を抽出する方法(湿式方法)およびこの
両方法を組合せる方法が好ましい。
上記湿式方法による場合には、形成される被膜が、従来
の合成皮革における如く多孔質となり通気性になること
があるので注意を要する。
乾式方法を利用することにより、第1図示の如め貧溶剤
を塗布しておけば、溶液の塗布と同時にる。
また上記乾式方法と湿式方法を組合せ、例えばf型上の
樹脂溶液に最初に貧溶剤を適用して表面のみを粗面化し
、次いで乾式方法により、溶剤をまた、最初に上記の如
くして第1図示の如き表面平滑な手袋を形成しておき、
次いで更にその表面に同一または異なる樹脂溶液を付与
し、次いで上記の如く湿式方法により成膜すれば、最表
面が粗面化された手袋を得ることができる。
以上の如くして、本発明の第1図、第2図、第れるが、
この手袋の被膜の厚さは、使用する樹脂溶液の濃度や粘
度を変化させることにより数pmの厚さから数1107
zの厚さに変化させることができ、また、手型への樹脂
溶液の付与、溶剤の除去による成膜の工程を複数回繰返
すことにより数10JLmから数層−の厚手の手袋も形
成することができる。
本発明の最も顕著な効果は、このように厚手の手袋とし
ても十分な透湿性を有する非通気性且つ透湿性手袋を提
供し得る点である。すなわち、本発明者が以前に提案し
た如き技術によれば、数ルm〜10数ILmの厚さの場
合には十分な透湿性を有する手袋を提供できるが、この
場合には被膜の厚みを増す程に透湿性はその厚さに従っ
て低下し、厚みが数1101L以上、特に数1100p
L以上になると殆ど透湿性を失うという欠点が生じるた
め、透湿性が高く厚手の強度に優れた手袋は提供できな
かったが、本発明においてはこのような問題が十分に解
決された。
すなわち、可撓性樹脂中に吸水性樹脂を包含させること
によって、通気性は全く示さないが、手袋の着用時に発
汗しても生じた水分は次々に吸水性樹脂を含有する可撓
性樹脂層中に吸収され、すなわち可撓性樹脂層の吸湿容
量が著しく増大しているため、厚みを大にしても透湿性
は何ら低下せず、むしろ向上するものであり、従って高
い透湿性と高い物理的強度という要求が同時に満足され
たものである。
(2)手型の表面に予め繊維等からなる通気性基材、例
えばメリヤス織り等の基材手袋を装着させておき、これ
を手型として上記(1)の方法を実施する方法。
この方法によれば、手袋の内側が例えば繊維基材からな
るため非常に着用感が良好で、強度も大であり、防水性
と防寒・防風性を同時に有する優れた本発明の非通気性
且つ透湿性手袋が提供される。また、吸水性樹脂を含有
する樹脂のみから形成した本発明の手袋は、水中に長時
間浸漬しておくと、手袋自体が膨張するという欠点が生
じるが、上記の如き基材上に被膜を形成する場合は。
基材が非膨張性であるため、樹脂層は膨張して厚くはな
るが、サイズが変化することはない。
このよう方法で使用される基材手袋としては、木綿等の
天然繊維、ポリエステル、ポリアミド、アセテート、ポ
リアクリル等の合成繊維からなる織り手袋または編手袋
が一般的であるが、その他天然皮革や合成皮革等からな
る手袋も使用できる。
この方法の大きな利点の1つは、第4図示の如く、この
方法によれば、使用する基材手袋自体が粗面化されてい
るため、基材手袋の表面に形成される可撓性樹脂層の内
側は必然的に粗面化されるため、非常に高い透湿性を有
する非通気性且つ透湿性手袋が提供される点であり、ま
た前記(1)の方法の如く形成される可撓性樹脂層の外
表面を同時に粗面化することによって、一層優れた透湿
性を有する手袋を提供することができる。更にこの方法
によれば、手型に装着した基材手袋に、可撓性樹脂の貧
溶剤を予め含浸しておくことにより、基材手袋の表面で
樹脂溶液中の可撓性樹脂が析出するため、一層粗面化を
促進させることができ、また、樹脂溶液の基材手袋中へ
の過剰な含浸を防止して風合に優れた本発明の非通気性
且つ透湿性手袋を提供することができる。
(3)予め吸水性樹脂を含有する任意の厚さの可撓性樹
脂フィルムを作成しておき、このフィルムの2枚を重ね
て手型状に切断し且つ端部を貼り合せて手袋とする方法
、尚、この方法では手袋の甲側あるいは掌側のみを吸水
性樹脂を含有する可撓性樹脂フィルムとし、他は一般の
非透湿性のフィルムでもよい。
この方法では、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の如く、溶剤
に溶解するのが困難である熱可塑性樹脂が容易に使用で
きる。すなわち、必要量の吸水性樹脂を可撓性樹脂中に
混練し、これをTダイ法、インフレーション方法、カレ
ンダー法等の一般的なフィルム化技術によって容易に吸
水性樹脂を含有する可撓性樹脂フィルムを形成すること
ができるからである。
(4)ポリ塩化ビニル系樹脂を可撓性樹脂として使用す
る場合において、ポリ塩化ビニル系樹脂を液状の可塑剤
中に分散させたペーストゾルまたはオルガノゾルを使用
して前記(1)〜(3)の方法を施す方法。
この方法によれば、市販のペーストゾルあるいはオルガ
ノゾル中に適当量の吸水性樹脂を添加し、上記(1)〜
(3)の方法を実施すればよく、溶剤を殆ど使用する必
要がないのでコスト的に非常に有利である。
本発明の非通気性且つ透湿性手袋は、以上の如き構成で
あり、且つ上記の如き方法によって提供されるが、用途
によっては、例えば、医薬品分野、医療分野、IC,L
SI分野等の如く指先や掌等から放出される水分(汗)
の付着を嫌う分野もあり、このような用途の手袋とする
場合には。
本発明の手袋の指先、指部分あるいは掌部分等の必要部
分に非透湿性の被膜を付着させるのが好ましい。このよ
うに必要部分に非透湿性の層を形成することによって1
手袋の指先等で物にふれてもその物を水分で汚染するお
とがない。
このような非透湿性の層は、本発明の透湿性手袋を前述
の如き可撓性樹脂の溶液(吸水性樹脂を含有しないもの
)中に必要な部分だけ浸漬し、引き上げ、乾燥する方法
あるいは溶液をはけやスプレー等で必要部分に塗布し、
乾燥させる方法等いずれの方法によっても形成すること
ができる。形成される非透湿性の層の厚みはいずれの厚
みでもよいが、一般的には、約0.1〜1100p程度
である。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、水や油あるいは有機溶剤等
の液体、更に空気等の気体を実質上通過させず、着用時
に発汗により生じる水分を速やかに吸収し且つ手袋の外
側に放湿することができる非通気性且つ透湿性手袋が提
供される。
また、本発明によれば、可撓性樹脂層の厚みを大とする
と透湿性が失われるという従来技術の問題点を解決し、
厚手であり、且つ高い透湿性を有する非通気性且つ透湿
性手袋が提供される。
以上の如き本発明の手袋は、一般用、工業用、作業用、
レジャー用等種々の用途に有用である。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。な
お、文中2部または%とあるのは特に断りのない限り重
量基準である。
実施例1 本発明で使用する吸水性樹脂を含有する可撓性樹脂溶液
を下記の成分を混合および加熱溶解して調製した。
層液」 親水性セグメント(ポリエチレンオキサイド)を10%
含有するポリウレタン      20部吸水性樹脂(
ダイスウェル、20%トルエン/シクロヘキサン分散体
、平均粒子径約0.01gm、大日精化工業製、水吸収
度50倍)       5部ジメチルホルムアミド 
        60部メチルエチルケトン     
     15部症掖λ 液木性セグメント含有しないポリウレタン20部 吸水性樹脂(ダイスウェル、20%トルエン/シクロヘ
キサン分散体、平均粒子径約0.05 p、 m、大日
精化工業製、水吸収度50倍)       10部ジ
メチルホルムアミド         60部トルエン
              10部症痙層 液性ポリウレタン(スパンデックス)   20部吸水
性樹脂(ダイスウェル、20%トルエン/シクロヘキサ
ン分散体、平均粒子径約0.11Lm、大日精化工業製
、水吸収度100倍)      5部ジメチルホルム
アミド         70部溶解剤(塩化リチウム
)         5部症腋」 生ゴム                20部吸水性
樹脂(ダイスウェル、20%トルエン/シクロへキサン
分散体、平均粒子径約0.05 g m、大日精化工業
製、水吸収度50倍)      15部安定剤   
            0.1部加硫剤      
           1部トルエン        
      64部症痙層 液タジェン系合成ゴム         20部吸水性
樹脂(ダイスウェル、20%トルエン/シクロヘキサン
分散体、平均粒子径約0.01 #L m、大日精化工
業製、水吸収度150倍)      5部安定剤  
             0.1部加硫剤     
            1部トルエン       
       74部症掖J 液オプレン系合成ゴム         20部吸水性
樹脂(ダイスウェル、20%トルエン/シクロヘキサン
分散体、平均粒子径約0.05gm、大日精化工業製、
水吸収度50倍)      15部安定剤     
          0.1部加硫剤        
         1部キシレン          
     64部症掖1 液ニライト樹脂XYHL (ポリビニルブチラール)2
0部 吸水性樹脂(スミカゲル、30%トリクロルエチレン分
散体、平均粒子径約0.5μm、住友化学製、水吸収度
50倍)            15部トリクロルエ
チレン          65部症腋」 ビニライト樹脂AYAF (ポリ酢酸ビニル一部ケン化
物)                 20部吸水性
樹脂(スミカゲル、30%トリクロルエチレン分散体、
平均粒子径約0.5 gm、住友化学製、水吸収度50
倍)            15部黄色顔料    
          0.5部トリクロルエチレン  
        65部症痙層 液ニライト樹脂VYHH(、塩化ビニル・酢酸ビニルコ
ポリマー)              20部吸水性
樹脂(スミカゲル、30%トルエン分散体、平均粒子径
約0.51Lm、住友化学製、水吸収度25倍)   
               15部ジメチルホルム
アミド         65部症疲旦 塩化ビニル系樹脂           15部可塑剤
                5部吸水性樹脂(架
橋ポリアクリル酸ソーダ、水吸収度50倍)     
           5部ジメチルホルムアミド  
       75部症1■ アセチルブチルセルロース(37%ブチリル)20部 吸水性樹脂(デンプンアクリロニトリルグラフト化物の
ケン化物、水吸収度100倍)    5部メチルエチ
ルケトン          75部症痰旦 N−メトキシメチル化ナイロン      20部吸水
性樹脂(架橋化ポリエチレンオキシド、水吸収度30倍
)               10部塩化カルシウ
ム粉末          10部メチルアルコール 
          60部症直且 ポリ塩化ビニリデン          20部吸水性
樹脂(架橋化ポリスチレンスルホン酸ソーダ、水吸収度
300倍)          1部ジメチルホルムア
ミド         60部テトラヒドロフラン  
        19部実施例2 溶液1〜13の夫々を30〜35℃の保温漕に入れ、十
分に脱泡処理してから、その中に、表面に微細な凹凸を
賦与した陶器製の手型をゆっくりと同一速度で手型の手
元まで浸漬し、再び同様に引き上げ、液切れしたところ
で手型を反転し、7o−ioo℃の温度勾配を有する乾
燥機で20分間乾燥する。この処理を1回ないし複数回
行い、十分に溶剤を蒸発後、手型が40℃以下に冷えな
い内に手袋を離型し、下記の如き種々の本発明の手袋を
得た。
No、”       o         tal 
   1     1     106     2 
      to         9111    
 4        to        12022
   13       to       151実
施例3 溶液1〜3.9〜lOおよび12〜13の夫々セ を30〜35℃の保温漕に入れ、十分に脱泡ておく。一
方、金属製の手型に、水を十分に吸収させ適度に絞った
メリヤス酸の手袋を被着する。これを各々の溶液中にゆ
っくりと浸漬し、手元まで十分に含浸させ、以下実施例
2と同様に脱溶剤し、本発明の7種の手袋を得た。樹脂
層の厚みはそれぞれ約10〜157Lmであった。
実施例4 溶液1〜3.9〜10および12〜13の夫々し を30〜35℃の保温漕に入れ、十分に脱〆おく、一方
、金属製の手型に、水を十分に吸収させ適度に絞ったメ
リヤス酸の手袋を被着する。これを各々の溶液中にゆっ
くりと浸漬し、手元まで十分に含浸させて引き上げ、液
切れしたところで、表面に水蒸気を吹き付け、表面を粗
面化する。以下実施例2と同様に脱溶剤し、本発明の7
種の手袋を得た。樹脂層の厚みはそれぞれ約10〜15
#Lmであり、表面は艶消し状であった。
実施例5 溶液4〜8および11の夫々を30〜35℃の保温漕に
入れ、十分に脱−髪おく、一方、金属製の手型に、水を
十分に吸収させ適度に絞ったメリヤス酸の手袋を被着す
る。これを各々の溶液中にゆっくりと浸漬し1手元まで
十分に含浸させて引き上げ、以下実施例2と同様に脱溶
剤し、本発明の6種の手袋を得た。樹脂層の厚みはそれ
ぞれ約110N15ILであった。
実施例6 実施例2で得たNo、2の手袋の5木の指の部分のみを
、親水性セグメントを有さないポリウレタンの10%ジ
メチルホルムアミド溶液中に浸漬して引き上げ、実施例
2と同様に乾燥して、指の部分のみが非透湿性の層を有
する本発明の手袋を得た。この層の厚みは約3pLmで
あった。
この手袋は十分な透湿性を有するとともに、指先で物を
つまんでも、その物に水分が全く付着することがなかっ
た。
実施例7 実施例6において、手袋の掌の部分にポリウレタン溶液
をはけで塗布し、同様にして掌の部分に非透湿性の層を
形成した。この層の厚みは約5トmであった。この手袋
で水分の付着を嫌う物品をつかんでも、その物には水分
が全く付かず、しかも手の甲部分は十分に透湿性である
ので手袋全体としては十分な透湿性を示した。
比較例 実施例1において、吸水性樹脂を使用しないことを除き
、他は実施例1と同様にして樹脂溶液を調製し、これら
の溶液を使用し、他は実施例2〜5と同様にして、それ
ぞれ本発明の手袋に対応する比較例手袋を製造した。
評価例 実施例2〜5および比較例の夫々の手袋について、夫々
中に水を一杯に入れ、30分間放置したところ、いずれ
の手袋からも水漏れは生じなかった。
次にこれらの手袋を十分に乾燥した後、夫々対応する手
袋を一方づつ、両手に装着し、両方とも手首を密閉し、
温度30℃、相対湿度70%RHに調節した部屋で1時
間軽作業したところ、本発明の手袋は、1時間後も殆ど
蒸れ感を感じなかったのに対し、比較例の手袋はいずれ
も1分経過で蒸れ感が生じ、10分間で内部が濡れた状
態になり、更に30分後には内部に汗がたまり、ぬるぬ
るした状態になった。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は1本発明の手袋の断面を図解的に示す図で
ある。 第1図 第2図 ≦:〉こぢヌ卜函コ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1層の可撓性樹脂層からなる手袋にお
    いて、上記の可撓性樹脂層が吸水性樹脂を含有すること
    を特徴とする非通気性且つ透湿性手袋。
  2. (2)可撓性樹脂層が、エラストマーからなる特許請求
    の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋。
  3. (3)可撓性樹脂層が、プラスチックからなる特許請求
    の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋。
  4. (4)可撓性樹脂が、ポリウレタン系樹脂からなる特許
    請求の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋
  5. (5)可撓性樹脂が、親水性基または親水性セグメント
    を有する水不溶性可撓性樹脂からなる特許請求の範囲第
    (1)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋。
  6. (6)吸水性樹脂が、アニオン性基を有するものである
    特許請求の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透湿性
    手袋。
  7. (7)吸水性樹脂が、0.001〜1.0μmの平均粒
    子径を有する粒子である特許請求の範囲第(1)項に記
    載の非通気性且つ透湿性手袋。
  8. (8)吸水性樹脂が、可撓性樹脂100重量部あたり0
    .1〜100重量部の割合で存在する特許請求の範囲第
    (1)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋。
  9. (9)可撓性樹脂層が、10〜2,000μmの厚さで
    ある特許請求の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透
    湿性手袋。
  10. (10)可撓性樹脂層の少なくとも1方の面が、粗面化
    されている特許請求の範囲第(1)項に記載の非通気性
    且つ透湿性手袋。
  11. (11)可撓性樹脂層が、繊維基材の表面に形成されて
    いる特許請求の範囲第(1)項に記載の非通気性且つ透
    湿性手袋。
  12. (12)吸水性樹脂を含む可撓性樹脂溶液を手型の表面
    に付与し、次いで溶剤を除去することを特徴とする非通
    気性且つ透湿性手袋の製造方法。
  13. (13)手型の表面には微細な凹凸形状が付与されてい
    る特許請求の範囲第(12)項に記載の非通気性且つ透
    湿性手袋の製造方法。
  14. (14)溶剤の除去を蒸発により行う特許請求の範囲第
    (12)項に記載の非通気性且つ透湿性手袋の製造方法
  15. (15)溶剤の除去を、可撓性樹脂を溶解しない貧溶剤
    により抽出して行う特許請求の範囲第(12)項に記載
    の非通気性且つ透湿性手袋の製造方法。
  16. (16)可撓性樹脂溶液を手型の表面に複数回付与する
    特許請求の範囲第(12)項に記載の非通気性且つ透湿
    性手袋の製造方法。
  17. (17)手型の表面に基材を付与し、次いで吸水性樹脂
    を含む可撓性樹脂溶液を付与し、次いで溶剤を除去する
    ことを特徴とする非通気性且つ透湿性手袋の製造方法。
  18. (18)基材の表面には可撓性樹脂を溶解しない貧溶剤
    が付与されている特許請求の範囲第(17)項に記載の
    非通気性且つ透湿性手袋の製造方法。
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