JPS63109046A - 結露防止材 - Google Patents

結露防止材

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JPS63109046A
JPS63109046A JP25387286A JP25387286A JPS63109046A JP S63109046 A JPS63109046 A JP S63109046A JP 25387286 A JP25387286 A JP 25387286A JP 25387286 A JP25387286 A JP 25387286A JP S63109046 A JPS63109046 A JP S63109046A
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JP
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activated carbon
film
water
polymer
microporous
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Application number
JP25387286A
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Inventor
坂根 忠義
小島 真壽士
西桜 光一
仲 靖司
雅則 上本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高分子重合体を主体とするシート状のものであ
りながら、結露防止性を有し、かつ透湿性、吸湿性、吸
水性、防水性のある特に衣料用の防寒衣および雨衣等に
適した結露防止材に関するものである。
[従来の技術] 従来より各種の防水性コーティング布帛が提案され、実
用に供されている。特に安価で比較的製法の簡単な、た
とええば塩化ビニル、合成ゴム、アクリル酸エステル樹
脂、ウレタン樹脂、アミノ酸樹脂などを繊維基材に被覆
した防水性コーティング布帛がレインコート等の防水衣
料用途に実用に供されている。しかしながら、これらの
基材は防水性について一応の効果を奏するものの、衣服
として着用した時に、ムレによる不快感を与え、またテ
ントなどは使用したとぎにその内部に水蒸気が凝結し、
水滴が天井から落るなどの欠点がある。一方着用時のむ
れをを改善し、透湿性を強調した防水性布帛として、特
公昭60−47954、特公昭47955などにみられ
る透湿性、防水性コーチイングイ5帛が提案され、実用
に供されているが、これらの基材は透湿性や防水性につ
いて一応の効果はみられるものの、衣服として外気温の
低い時に着用した場合、衣服内の暖かい側、すなわちコ
ーテイング膜面に水滴が付@プるいわゆる結露現象が発
生するという欠陥がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は上述した従来技術の欠点を改善し、高分
子m合体を主体とする素材でありながら結露防止性を右
し、かつ透湿性、吸湿性、吸水性、防水性のある結露防
止材を提供することにある。
[問題点と解決するための手段] 本発明は上述した目的を達成するため、高分子重合体を
主体とする合成重合体から構成された微多孔質皮膜が、
境界膜を介して多層に積層されており、該微多孔質皮膜
の少なくとも一層に活性炭が含有されシート状に形成さ
れていることを基本とするものである。
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に使用する高分子m合体としては、ポリウレタン
、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、クロロブレンなどの高分子重
合体が適用できるが、特にポリウレタンが最適である。
このポリウレタン重合体としてはポリエステル系あるい
はポリエーテル系のポリウレタン重合体が挙げられる。
これらの重合体は一般に湿式凝固法によって微多孔質皮
膜を形成する機能を有するものである。
黙しながら、本発明の多層からなるポリウレタン微多孔
質皮膜は、特公昭60−47955に示されるように、
その表面に多数の微細な小孔をイ1し、皮膜内部に該小
孔と連通した比較的大なる空洞部を有し、かつ隣接する
該空洞部相互を仕切る壁面の少なくとも一部に連通孔を
右プる構造を具備している。この構造のため、高い透湿
性と耐水性を得ることが可能となる。したがってこのよ
うな構造を17るためにはポリウレタン重合体を主体と
する塗布溶液は特別に調整される必要がある。
然しながら、高分子重合体に活性炭粉末を混練し、微多
孔質皮膜を形成した際、その表面または細小孔部の壁面
に活性炭粉末が位置することによって、この微細小孔部
を閉塞あるいは閉塞しないまでもその断面積を小さくす
るため、特公昭60−47955のような高い耐水圧が
17られにくい。
したがって本発明者らは、この活性炭皮膜に池の微多孔
質皮WA層を積層し、多層m迄とすることによって高い
透湿性および防水性が1qられるのではないかという点
に想到した。
この活性炭を含有した微多孔質皮膜層は、多層に積層さ
れた微多孔質皮膜の何番目かの位置にあっても良いが、
好ましくは皮膜の表面となる位置に活性炭層が位置して
いるのが、結露防止性、吸湿性、吸水性の点で好ましい
。また微多孔質皮膜の孔径は境界膜を介して互いに対向
していてもよく、また対向づる位置よりずれていてもよ
い。より好ましくは、シート状に形成した時、皮膜の表
面となる層の微多孔質皮膜の孔径は、他の微多孔質皮膜
層の孔径より緻密な描込とすることによって吸水性を良
くすることが出来る。
ここで言う境界膜とは、活性炭を含む層と活性炭を含ま
ない層及び孔径の違う皮膜層を積層したとき、これら皮
膜層間には境界となる膜、層、線などがみられるため、
これを境界膜として積層の区分を行う。
また、高分子重合体に混練する粉末状の活性炭としては
、おが屑、ヤシ殻、石炭などを主体として(qられるも
のが使用可能である。
粉末粒子の大きさは、高分子m合体を微多孔性シート状
に形成した際、凸凹を持った皮膜表面にすることが好ま
しく、粒径が40μより大きく250μより細かいもの
が良い。より好ましくは60μより100μからなるも
のがよい。40μより細かい場合は、粒子が細かすぎる
ため、合成重合体をシート状に膜形成したとき、表面の
凸凹が出にくく鏡面状体となるため好ましくない。
また粒径が250μより大ぎい場合は、粒子が大きすぎ
るため、合成重合体をシート状に膜形成した時、厚さが
不揃いになりやすく、また活性炭粉末が膜から飛び出し
て他の物体と凍られた時に剥離したり、膜が破れたり、
あるいはその他の物体を傷イ]けたり、汚したりするこ
とがあるため好ましくない。
活性炭は吸湿率31.7%(20’C190%RH)と
高い吸湿性に加えて、吸水性、脱臭性を有してあり、綿
繊維の吸湿率が10〜12%(20℃、90%R]1)
で有るのに比べて著しく高い特性を有している。
本発明ではこの活性炭を粉末状にして高分子重合体に混
練し多層に積層された微多孔質皮膜の少なくと・し−層
に活性炭を含有せしめた皮膜層を形成さUることにより
、その高分子m合体が本来布する防水性や透湿性を低下
させることなく結露防止性、吸湿性、吸水性を有するシ
ート状物を得ることができる。
この活性炭粉末の高分子重合体に対する混練比は、10
〜200重量%であることが好ましい。
10重口%より少ない場合は吸湿性が綿繊維の水準より
低下するようになり、また200重M%より多い場合は
高分子重合体をW&維基材などに皮膜状にコーティング
するとき、その皮膜が剥離、脱落しやすくなる。
また本発明では、活性炭粉末を混練するに当り、他の吸
水剤(アニオン系界面活性剤等)、脱臭剤、香料などを
混合してもよい。
本発明の高分子重合体シートは結露水分量が3Mm2 
・分収下、好ましくは結露水分部が2g/m2 ・分収
下であるものが、水滴生成性の上から選択される。上記
範囲を越える結露水分団を有するものは衣服や肌にヌレ
が生じ易くなるので好ましくない。
また活性炭粉末を含有した微多孔質皮膜層を有する多層
に積層されたシート状物は、それ単独で使用してもよい
が、好ましくは織編物、不織布などの布帛状繊維基材の
表面に皮膜状にコーティングするのがよい。
第1図は本発明に係る結露防止材の横断面図である。
第1図に示すように結露防止材1はイ5帛状の繊ta基
材2の表面に活性炭粉末を混練しない高分子重合体3を
皮膜状にコーティングさせる。このコーテイング膜は繊
維基材2の両面に設けるようにしてもよい。このように
繊維基材と複合さけることにより高分子重合体皮膜の引
張強度や引裂強度が補強され、その用途を著しく拡大す
ることができる。
そして更にこのコーテイング膜面上に活性炭粉末を含む
高分子重合体5を皮膜状にコーティングさせたものであ
る。
この図は後記するごとく、実施例の走査型電子顕微鏡写
真と対比させて説明する。
次に本発明(係る結露防止材の製造方法の一例を説明す
る。
第一工程:布帛状の繊維基材にポリウレタン重合体溶液
の浸透をその基材厚さの%以下に抑制するため、及び基
材に撥水性機能をイ」与するための処理をあらかじめ施
す。
第二工程:ポリウレタン重合体を主体として含有する極
性0機溶剤溶液を前記基材の少なくとも片面に塗布する
第三工程:凝固液中に浸漬し、ポリウレタン微多孔質皮
膜を形成させる。
第四工程:活性炭粉末が混合されたポリウレタンm合体
を主体として含有する極性0機溶剤溶液を前記述ポリウ
レタン微多孔質皮膜の上に形成させる。
第五工程:第四工程で1qられたものを凝固液中に浸漬
し、活性炭を含有したポリウレタン微多孔質皮膜を形成
させる。
本発明では、第一工程を省略し、第二工程から実施する
ようにしてもよい。しかし、吸湿性、透湿性を向上させ
ると共にコーティング布帛の風合を改良するためには、
第一工程の前処理を施すことが望ましい。この前処理手
段としては、繊維基材の表面でかつポリウレタン重合体
溶液を塗布する面を加熱加圧して繊維の断面形状を変形
し、繊維間隙を狭くしておく方法、あるいはi維塁材に
シリコーン系あるいは弗素系などの溌水剤を施す方法な
どがある。そしてこれらの前処理をイ「串状繊維基材に
適宜施すことにより、ポリウレタン重合体溶液の塗布に
あたり、該重合体溶液の該繊維基材に対する浸透を抑制
すると同時に、該繊維基材を構成する繊維と合成重合体
との結合を弛緩する。従って、それによって風合が柔軟
で結露防止性、吸湿性、吸水性、透湿性、防水性に富ん
だ活性炭コーティング布帛を得ることが出来る。 本発
明において、透湿性を損なわずポリウレタン重合体皮膜
と布帛状繊維基材との剥離強度を向上させるため、該重
合体を塗布する繊f4を基材表面にポリウレタン重合体
とは組成を異にする合成重合体、とくに接着機能を有す
る合成重合体を全面に薄くあるいは部分的に点状乃至線
状として間歇的に塗布しておくことも好ましい。
上述の製造方法において使用する活性炭を混練しない微
多孔質皮膜層のポリウレタン重合体溶液の組成、及び活
性炭粉末が混練された微多孔質皮膜層のポリウレタン重
合体溶液の組成の一例を示す。
本発明において活性炭を混練しないポリウレタン重合体
の組成は、ポリウレタン重合体8乃至25徂ω%を含有
するジメチルホルムアミドによって代表される極性有機
溶剤溶液に弗素系溌水材0゜1乃至1.0重量%、ポリ
イソシアネート類0.2乃至3重量%、及び非イオン界
面活性剤1乃至8重量%を配合した調合液の使用が望ま
しい。
次に活性炭粉末が混練されたポリウレタン重合体溶液の
組成はポリウレタンm合体8乃至255重量を含有する
ジメチルホルムアミドによって代表される極性有機溶剤
溶液に粒径が40μ〜250μ(望ましくは60μ〜1
00μ)からなる活性炭粉末対ポリウレタン重合体比較
10乃至200重ω%(望ましくは50〜150重量%
)、非イオン界面活性剤1乃至10fflffi%を配
合した調合液の使用が望ましい。
本発明に使用する非イオン界面活性剤としては、通常市
販されている非イオン界面活性剤の任意のものが使用で
きる。とくにポリプロピレングリコールとのブロック体
よりなる非イオン界面活性剤が好ましい結果を与える。
上記調合液の塗布方法としては、ナイフオーバーロール
コータ−その他通常のコーテイング機を使用し、任意の
厚さに均一に塗布する。
第三工程、第五工程についてはとくに限定されないが、
凝固液としてジメチルホルムアミド5ないし15mm%
を含有する水溶液を用いるのが有利である。
[実施例] 実施例において用いる評価項目について説明する。
(1)  皮膜の表面の凹凸=v!断面を走査型電子顕
微鏡で150(8の写真を取り、この写真上の直線10
cm間における膜表面に相当する断面の軌跡の長さを測
定して表わした。
(2)  結露水分m:水温60°C(7)水2000
〜4000 ccが入った容器の中膜水面から5〜10
cm離して、氷の入った箱18X18X5cm(タテX
ヨコX高さ)を置き、箱の上面に9X9cm(タテXヨ
コ)の穴を開け、その穴を寒ぐようにシート状物(試料
>10X10X10タテXヨコ)を貼り付け、60秒間
に結露した水分子ft(A>を次式で測定した。
結露水分量(A>=B−C B:60秒間結露させたシート状物総組0C=シート状
物の皮膜のイ」着水分をろ紙で拭き取った俊のmm (3)  吸湿率:JIS  L10g6  ただし繊
維基材の素材はポリアミド繊維など、化学、合成繊維で
構成されていること、20℃、90%RH条件下で実施
(4〉  吸水率:10X10X10タデXヨコ)厚さ
5mmのダンボール紙に試料1010X10rタテXヨ
コ)を貼り付け、水深的2〜3 mmの中に試料を下に
して60秒間浸漬した後の吸水率(X%)を次式で求め
た。
吸水率X(%)= (Y−Z)/ZX100Y:60秒
間浸漬後、ダンボール紙から試料を外し皮膜表面の付着
水分を口紙で ふき取った後の試料の総重量。
Z:浸漬する前の試料の手口 (5〉  透湿度:JIS  Z−0208による。
(6)  耐水圧:JIS  L−1079によった。
染色されたナイロンタフタ(70d使い密度タテXヨコ
=123X87本/inに弗素系n水剤水分散液を処理
し、乾燥熱処理をプる。因みに該撥水剤の付着mは0.
3 i1%である。
ポリエステル系ポリウレタンエラストマー15重M部、
弗素系溌水剤0.4重徂部、トリメチロールプロパン・
ヘキサメヂレンジイソシアネート(モル比1:3H’J
加物i、QIff1部およびポリプロピレングリコール
・ポリプロピレングリコールブロック休(非イオン界面
活性剤)5徂口部をジメチルホルムアミド78.6ff
iff1部に溶解して調合した塗料液(粘度9000c
ps/30℃)を1nた。この塗料液を上記1發水処理
したナイロンタフタに150g/1T12(We↑〉と
なるよう塗イFし、次いでジメチルホルムアミドを10
重量%含′4:Jする水溶液中に浸漬して30’Cにて
5分間ゲル化させた。そしてこれを80℃にて30分間
湯洗し、熱風乾燥後140℃にて3分間熱処理を行う。
さらにポリエステル系ポリウレタエラストマ−18千聞
部、椰子殻活性炭(74μ〜149μ)9ないし18f
f[部、スルホコハク酸アルキルエステルの金属塩(ア
ニオン系界面活性剤)Oないし3重量部、ジメチルホル
ムアミド7Offlffi部より調合された塗料液(粘
度4000cos/25℃)を冑た。
この塗料液を前記した活性炭を含まない樹脂層の上部に
リバースコーターを用いて160g/cnf(we t
 )塗布し、次いでジメチルホルムアミドを10ffl
ff1%含右する水溶液中に浸漬して30℃にて5分間
ゲル化させしかるのち、80°Cにて10分間湯洗し、
急速熱風乾燥して、第1表の実施例3.4.5に示すも
のを得た。
第1表の実施例1.2のものは、本発明3.4.5の繊
維基材ナイロンタフタに代わり、あらかじめ溌水・カレ
ンダー加工されたポリエステルタフタ(75d使い密度
タテXヨコ=107X99本/1nch)に、前記本実
施例3.4.5と同様の製造方法を行って皮膜形成した
のち、ポリエステルタフタから該皮膜を剥離して1qた
ものである。ポリエステルタフタは、あらかじめ溌水・
カレンダー加工されているため、該皮膜の剥離は容易で
あり、皮膜の破れなどの破損はない。
1qられた製品は、透湿度4700g/m224hr以
上、耐水圧2000mH2O/−以上で防水性、透湿性
に優れ、かつ皮膜表面は活性炭粉末で凸凹があるため、
結露水分母2.19/Tr12分以下、吸湿率7.3%
(20°C−90%R1/48hr)以上と結露が発生
しにくい新規な積層型結露防止材であった。
また吸水率は7.0%以上有し、ざらにアニオン系界面
活性剤を混合することにより、吸水率は11%以上有す
るようになった。
本実施例6に示したものは、積層されたコーティング皮
膜の表面にあたる層の微多孔質皮膜の孔径が、伯の層の
微多孔質皮膜の孔径より、緻密な構造をなす。
実施例6について以下に説明する。
染色されたナイロンタック<706使い密度タテXヨコ
=123X87本/1nch)ニ弗素系溌水剤水分さね
きを!2!l理系、乾燥熱処理をする。因みに該IP!
水剤のイ」4徂は0.3手口%で有る。
ポリエステル系ポリウレタンエラストマー15m0部、
弗素系日水剤0.4重量部、トリメチロールプロパンへ
キサメヂレンジイソシアネート(モル比1:3)付加物
1.0重量部およびポリプロピレングリコール・ポリエ
ヂレングリコールブロック体(非イオン界面活性剤)5
重足部をジメチルホルムアミド8.6mm部に溶解して
調合した塗料液(粘度9000cps/30”C)を冑
た。この塗料液を用いて150g/m2(wet>m布
し、次いでジメチルホルムアミドを10ffiffi%
含有する水溶液中に浸漬し、30℃にて5分間ゲル化さ
せたのら、80℃にて30分間湯洗し、しかるのら熱風
乾燥俊140℃、3分間の熱処理を行う。
さらに水を分散出来る性能を有するポリエーテル系ポリ
ウレタン溶液100mff1部、メヂルエヂルケトン1
2重に部、トリオール121ff1部、椰子殻活性炭(
74μ〜149μ)30手弔部、スルホコハタ酸アルキ
エステルの金属塩系アニオン界面活性剤0.3重り部、
水25重開部より調合された塗料液(粘fR4000c
 ps/25℃)ヲ前記jqられた塗布膜面にリバース
ロールコータ−を用いて150g/m2(wet>m布
し、急速熱風乾燥を行い、第1表、本実施例6を得た。
得られた製品は、透湿度5000g / m224hr
以上、耐水圧2000 mH2O/−以上、吸湿率9.
2%、吸水率24.2%結露水分量0.699/m2・
分で、防水性、透湿性に優れ、かつFir、rの吸水性
能を有し、皮膜表面は活性炭粉末で凸凹があるため、結
露が発生しにくい新規な結露防止材であった。
第1図は上記実施例6で17られた複合型結露防止材断
面の走査型電子顕微鏡写真である。 。
第1図において繊紺塁材2の面に1層目のポリウレタン
重合体を主体とする合成重合体から(14成された直径
10〜50μのマクロポーラスを有する微多孔質皮膜3
があり、この膜の微多孔は旧水性のある孔壁で構成され
ているので非常に高い防水性がある。微多孔層の膜表面
に2層目の活性炭粉末を混練した微多孔性高分子体皮膜
5があり、直径0.1〜5μの連通した親水性の微多孔
を有する。この微多孔を介して毛細管現象により水を吸
収しやすくし、また活性炭粉末を含む高分子重合体をコ
ーティングして成る微多孔質皮E5の表面は凸凹がある
ため結露しにくい。第1層目と第2層目との間には境界
膜4が存在する。
なお比較例1として、活性炭粉末を混練した1層式のポ
リウレタン微多孔質布帛を以下に示す。
染色されたナイロンタック(タテ・ヨコ70dナイロン
フィラメント使い、タテ密度Xヨコ密度−123X87
本/インヂ〉、に弗素系溌水剤水分散液を絞り率60%
でパッディング処理し、乾燥熱処理を施す、弗素系溌水
剤の付着罪は0.3重量%である。
ポリエステル系ポリウレタン溶液100重最部、ポリイ
ソシアネート4重量部、メチルエチルケトン30部より
なる塗料液(粘度6000cpS/25℃)を前記処理
済布帛にナイフロートコーティング法により付着m 3
0 g / m2で塗布、乾燥し接着層とした。
次いでポリエステル系ポリウレタン溶液18千聞部、椰
子殻活性炭(74μ〜149μ)9重M部、ジメチルホ
ルムアミド70IfM部よりなるポリウレタン塗料液を
ナイフオーバーロールコータ−を用いて150g/m2
(wet> 塗布した後、ジメチルホルム7ミド3重量
部含む水中に浸漬凝固させ、水洗、急速熱風乾燥して活
性炭を含有した微細気孔を有するシート状物を冑た。得
られたシート状物は、高い吸湿性、吸水性、結露防止性
を有していたが、耐水圧が1000 MH20/ ca
と低く防水性布帛用途には適しないものであった。
さらに比較例2として、前記比較例1の接着層まで処理
した基布に、椰子殻活性炭を混練しない前記ポリウレタ
ンオーバーロールコータ−を用いて150g/Tr+2
(we t )塗布し、以下同様に処理して活性炭を含
有しない微細気孔を有するシート状物を)qだ。
)7られた結露防止剤は吸湿、吸水性が劣り、しかも皮
膜表面は凸凹がなく、鏡面状態となっており、結露しや
すいものであった。
さらに比較のため、綿100%織物の性能を、第1表、
比較例3に示す。綿織物の織物表面は織糸の凸凹が大き
く、しかも綿特有の優れた吸湿、吸水性を示すため、結
露しにくい素材であるが、防水性はまったく無い。
[参考例] 第2表に示したものは次の条件で試おlを作成した。
ポリウレタン25mm%を含有するケトン系溶剤溶液に
活性炭の粒径、混練率(対ポリウレタン重重比)をかえ
て投入し、スクリュー型攪拌はで混練した。この混練溶
液をナイロンフィラメント100%使い織物にナイフコ
ータを用いて100g/m2(wet)塗布し、乾燥処
理を行ったのち、弗素系撥水剤1手足%含有する溶液中
に浸漬、ヒートセットを行ったのち、コーティング皮膜
面を水洗、急速乾燥を行った。く非微多孔膜)第2図は
第2表の結果のうち、膜表面の凸凹と結露水分量の関係
を示すグラフである。
第3図は第2表の結果のうち膜表面の凸凹と吸湿率の関
係を示すグラフである。
第1図および第2図から明らかなように、膜表面の凸凹
が大きくなると結露水分量は減少し、吸湿率は増加する
ことがわかる。
第1表からもわかるように、活性炭の粒径が大きくなる
程、また活性炭の混練率が増すほど、膜表面の凸凹は増
大する。
本実施例において、活性炭の粒径は変化させなかったも
の1、粒径も変化(膜表面の凸凹)させた場合にも同様
の傾向を示すものと推定される。
[発明の効果] 本発明の結露防止材は、上述したように微多孔性高分子
重合体皮膜が、境界膜を介して多層に積層されており、
該微多孔質皮膜の少なくとも一層に活性炭を含有してい
るため、本来の防水性、透湿性を有することは勿論、混
入された活性炭粉末により高い吸湿性、吸水性、結露防
止性を有するようになる。したがって外気温の低い時に
衣服として6用した場合でおっても、その内側に結露が
発生するのを防止、又は軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る結露防止材の例であり、実施例6
で得られた複合型結露防止材断面の走査型電子顕微鏡写
真である。 第2図は第2表の結果のうち、膜表面の凸凹と結露水分
量の関係を示すグラフである。 第3図は第2表の結果のうち膜表面の凸凹と吸湿率の関
係を示すグラフである。 図中 1:結露防止材   2:繊維基材 3:活性炭粉末を含まない高分子重合体層4:境界膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、高分子重合体を主体とする合成重合体から構成
    された微多孔質皮膜が、境界膜を介して多層に積層され
    ており、該微多孔質皮膜の少なくとも一層に活性炭が含
    有されたシート状に形成されていることを特徴とする結
    露防止材。
  2. (2)、活性炭皮膜をなす微多孔質皮膜に混練する活性
    炭粉末の粒子が40μより250μからなることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の結露防止材。
  3. (3)、活性炭皮膜層をなす微多孔質皮膜に混練する活
    性炭粉末の混合率が10〜200重量%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の結露防止材。
  4. (4)、境界膜を持った多層からなる微多孔質皮膜のい
    ずれかの面に繊維基材を積層した特許請求の範囲第(1
    )項記載の結露防止材。
  5. (5)、高分子重合体がポリウレタン重合体である特許
    請求の範囲第(1)項ないし第(4)項記載の結露防止
    材。
  6. (6)、結露水分量が3.0g/m^2分以下であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(5
    )項記載の結露防止材。
  7. (7)、吸湿率が6.0%以上(20℃、90%RH)
    で、かつ吸水率が5.0%以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項ないし第(6)項記載の結露
    防止材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201303A (ja) * 2000-12-27 2002-07-19 Toray Coatex Co Ltd 多孔性シート材料
WO2003106543A1 (en) * 2002-06-13 2003-12-24 Kappler, Inc. Microporous membrane with adsorbent multi-functional filler
CN111155320A (zh) * 2019-12-28 2020-05-15 江苏国信复合材料科技股份有限公司 清香型汽车坐垫革用pvc浆料及其采用该pvc浆料制造清香型汽车坐垫革的制备方法

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