JP3012273U - グリップ用伸縮性テープ - Google Patents

グリップ用伸縮性テープ

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JP3012273U
JP3012273U JP1994015261U JP1526194U JP3012273U JP 3012273 U JP3012273 U JP 3012273U JP 1994015261 U JP1994015261 U JP 1994015261U JP 1526194 U JP1526194 U JP 1526194U JP 3012273 U JP3012273 U JP 3012273U
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JP1994015261U
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Inventor
淳一 山根
良弘 谷口
雅昭 民野
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サンファイブ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スポーツ用具等のグリップに巻付けて使用す
る際に、掌に違和感がなく、ズレや弛みが生じないグリ
ップ用伸縮性テープを提供する。 【構成】 多孔性軟質ウレタンシート2からなる。ま
た、多孔性軟質ウレタンシート2の少なくとも一方の面
に、合成樹脂弾性発泡体層4を全体又は部分的に形成し
た。また、多孔性軟質ウレタンシート2に親水性物質6
を分散した。また、多孔性軟質ウレタンシート2と合成
樹脂弾性発泡体層4の少なくとも一方に、親水性物質6
を分散した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グリップ用伸縮性テープに関する。詳しくは、テニス、バドミント ン、卓球、ホッケー等のラケット、ゴルフクラブ、野球のバット等のスポーツ用 具、電気ノコギリ、電動カンナ、チェンソー等の電動工具等の握り部分、すなわ ちグリップに巻付けて使用するグリップ用伸縮性テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、不織布に多孔性のポリウレタン被覆を施してなる透水性軟質シート の少なくとも表面に、合成樹脂弾性発泡体層を部分的に設けて凸部を形成したグ リップ用テープに関する考案が知られている(実公平4−20462号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のグリップ用テープには、多孔性のポリウレタ ン被覆を施す基布として、不織布が用いられているので、グリップ用テープの表 面には、不織布を形成している繊維による凹凸が現れ、そのためにグリップ用テ ープ自体の外観が不良となっていると共に、スポーツ用具等のグリップに巻付け て使用する際には、掌に違和感を感じるという欠点を有している。
【0004】 また、基布としての不織布に、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の 伸縮性を有さない繊維の不織布を使用しており、通常これらの繊維を不織布に成 形する場合、繊維と繊維とをバインダーにより接着して布状としているため、必 然的に伸縮性に乏しいものであった。従って、このグリップ用テープをスポーツ 用具等のグリップへ巻付けると、使用中に容易にズレや弛みが生じると共に、こ のズレや弛みを防止することは困難であった。
【0005】 本考案は、上記のような事情や問題点に鑑みてなされたものであって、スポー ツ用具等のグリップに巻付けて使用する際に、掌に違和感を感じることがなく、 さらにズレや弛みが生じないグリップ用伸縮性テープを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の手段とするところは、第1に、多孔性軟質 ウレタンシートからなることにある。 第2に、前記多孔性軟質ウレタンシートの少なくとも一方の面に、合成樹脂弾 性発泡体層を全体又は部分的に形成したことにある。 第3に、前記多孔性軟質ウレタンシートに親水性物質を分散したことにある。 第4に、前記多孔性軟質ウレタンシートと合成樹脂弾性発泡体層の少なくとも 一方に、親水性物質を分散したことにある。 第5に、前記親水性物質の形状が粉末状、短繊維状又はビーズ状であることに ある。 第6に、前記親水性物質がセルロース、キチン、キトサン、アルギン酸等の多 糖類からなることにある。 第7に、前記親水性物質が牛、馬等の皮革からなることにある。
【0007】 なお、本考案の多孔性軟質ウレタンシートの製造法としては、一定の間隙を有 するロールとナイフの間をウレタン樹脂の水可溶性有機溶媒溶液を塗布したポリ エチレンテレフタレートフィルム等の滑面を有する離型性基材を通過させ、塗布 したウレタン樹脂の水可溶性有機溶媒溶液の厚さを均一とした後、水中に浸漬す ることによりウレタン樹脂を固化させると共に、有機溶媒の水への溶出による細 孔を生成させ、次いで離型性基材を剥離する等の方法を挙げることができる。
【0008】 また、ウレタン樹脂の水可溶性有機溶媒溶液としては、例えば、三洋化成工業 株式会社製造、カタログ番号:サンプレン LQ−3316、サンプレン LQ −3358を挙げることができる。そして、ウレタン樹脂の水可溶性有機溶媒溶 液の濃度としては、5〜30重量/容量%の範囲を挙げることができる。さらに 、水可溶性有機溶媒としては、使用するウレタン樹脂の種類にもよるが、ジメチ ルホルムアミド、メチルエチルケトン、トルエン、イソプロピルアルコール等を 挙げることができる。
【0009】 また、滑面を有する離型性基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ プロピレン、ポリ塩化ビニル等のフィルムを挙げることができる。そして、本考 案の多孔性軟質ウレタンシートとしては、表面が平滑であり、厚さが0.1〜3 .0mm、好ましくは0.3〜1.5mmの範囲であるシートが望ましい。
【0010】 また、多孔性軟質ウレタンシートに合成樹脂弾性発泡体層を形成した、いわゆ る多層シートを製造する方法としては、ウレタン系エマルジョン(例えば、大日 本インキ化学工業株式会社製造、カタログ番号:DICFOAM F−520) 、アクリル系エマルジョン(例えば、大日本インキ化学工業株式会社製造、カタ ログ番号:ボンコート AN−127)、合成ゴム系ラテックス(例えば、大日 本インキ化学工業株式会社製造、カタログ番号:ラックスター DS−615) 、NBR系ラテックス(例えば、日本ゼオン株式会社製造、カタログ番号:Ni pol LX531)、SBR系ラテックス(例えば、日本ゼオン株式会社製造 、カタログ番号:Nipol 4850A)、アクリレート系ラテックス(例え ば、日本ゼオン株式会社製造、カタログ番号:Nipol LX820)等を、 ミキサーを使用した機械発泡で発泡させた後、多孔性軟質ウレタンシートに全体 的又は部分的に塗布又は印刷し、次いで溶媒を加熱乾燥等の方法で除去すること により製造する方法を挙げることができる。また、これらのエマルジョン又はラ テックス等には、増粘剤、架橋剤、起泡剤、粘着防止剤等の添加剤を添加するこ とができる。
【0011】 また、多孔性軟質ウレタンシート及び合成樹脂弾性発泡体層に分散させる親水 性物質としては、セルロース、キチン、キトサン、アルギン酸等の多糖類や、牛 、馬等の皮革等を挙げることができ、その形状としては、5mm以下の短繊維、 粒径100μm以下の粉末又はビーズ等を挙げることができる。そして、この親 水性物質の使用量としては、多孔性軟質ウレタンシート又は合成樹脂弾性発泡体 層に対して、0.5〜20重量%、好ましくは0.8〜10重量%の範囲を挙げ ることができる。
【0012】 また、多孔性軟質ウレタンシートに親水性物質を分散した、いわゆる複合シー トを製造する方法、及び多孔性軟質ウレタンシートと合成樹脂弾性発泡体層の少 なくとも一方に親水性物質を分散した、いわゆる多層複合シートを製造する方法 としては、短繊維状、粉末状、又はビーズ状等の親水性物質を分散させた、ウレ タン樹脂の水可溶性有機溶媒溶液又は合成樹脂弾性発泡体層の形成に用いるエマ ルジョン又はラテックス等を使用して製造する方法を挙げることができる。
【0013】
【作用】
本考案の第1の手段によれば、グリップ用伸縮性テープは、不織布等の基布を 用いない多孔性軟質ウレタンシートからなるものであり、表面が平滑であるので 、グリップ用伸縮性テープ自体の外観が向上すると共に、スポーツ用具等のグリ ップに巻付けて使用する際には、掌に対する感触が良好となり、掌に違和感を感 じることがない。
【0014】 また、多孔性軟質ウレタンシート自体は伸縮性を有しているので、スポーツ用 具等のグリップへの巻付けの際は、グリップ用伸縮性テープの伸縮性を利用して 、長さ方向に軽く引張りながら巻付けていくことができ、また巻付け後のテープ はその収縮力によりグリップに密着しているので、ずれたり弛んだりしにくくな る。
【0015】 さらに、多孔性軟質ウレタンシートは、伸縮性に加え、適度の柔軟性や弾力性 をも有しているので、手触りがソフトで衝撃を和らげる機能を有することとなり 、さらに多数の細孔を有しているので、汗や雨水等でグリップが濡れた場合でも 速やかに水分を吸収し、滑りにくくなる。
【0016】 また、第2の手段によれば、多孔性軟質ウレタンシートの少なくとも一方の面 に、合成樹脂弾性発泡体層を全体又は部分的に形成して、いわゆる多層シートと しているので、多孔性軟質ウレタンシートのみの場合と比較して柔軟性や弾力性 がさらに増し、掌になじみやすく、衝撃吸収の効果がより向上すると共に、合成 樹脂弾性発泡体層も多数の細孔を有していることから、滑り止めの効果もより向 上することとなる。
【0017】 また、第3の手段によれば、多孔性軟質ウレタンシートに親水性物質を分散し て、いわゆる複合シートとしているので、多孔性軟質ウレタンシート単相の場合 と比較して、水分の吸収が促進されることとなる。
【0018】 また、第4の手段によれば、前記多孔性軟質ウレタンシートと合成樹脂弾性発 泡体層の少なくとも一方に親水性物質を分散して、いわゆる多層複合シートとし ているので、合成樹脂弾性発泡体層により、多孔性軟質ウレタンシートのみの場 合と比較して衝撃吸収や滑り止めの効果が向上すると共に、親水性物質の分散に より、水分の吸収が促進されることとなる。
【0019】 また、第5の手段によれば、親水性物質の形状が粉末状、短繊維状又はビーズ 状であり、その表面積は大きいので、水分の吸収がより促進されることとなる。
【0020】 また、第6の手段によれば、親水性物質がセルロース、キチン、キトサン、ア ルギン酸等の多糖類からなるので、水分の吸収が良好であると共に、無毒である ので、生体に対してソフトで安全である。
【0021】 また、第7の手段によれば、親水性物質が牛、馬等の皮革から構成されている ので、上記と同様、水分の吸収が良好であると共に、生体に対してソフトで安全 である。
【0022】
【実施例】
次に、実施例により本考案を説明するが、本考案は係る実施例に限定されるも のではない。
【0023】実施例1 ウレタン樹脂のジメチルホルムアミド溶液(三洋化成工業株式会社製造、カタ ログ番号:サンプレン LQ−3316)をジメチルホルムアミドで2倍に希釈 した後、その100部に溶媒除去促進剤(大日本インキ化学工業株式会社製造、 カタログ番号:CRISVON ASSISTOR SD−7)2部、セル形成 微細化剤(大日本インキ化学工業株式会社製造、カタログ番号:CRISVON ASSISTOR SD−8i)1部を添加し、離型性基材であるポリエチレ ンテレフタレートフィルムの0.5m2 に900g/m2 の割合で塗布し、その 後、水中に浸漬することによりウレタン樹脂を固化させると共に、ジメチルホル ムアミドの水中への溶出による細孔を生成させ、次いでポリエチレンテレフタレ ートフィルムを剥離することにより本考案の多孔性軟質ウレタンシートを製造し た。 本考案により製造した多孔性軟質ウレタンシートは、表面が平滑であり、厚さ が約0.6mmであった。
【0024】 上記のようにして製造した多孔性軟質ウレタンシートを幅約3cm、長さ約9 0cmに切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープを製造した。本実施例のグリ ップ用伸縮性テープの断面図を図1に示す。図中、1は、2の多孔性軟質ウレタ ンシートを上記により切断したグリップ用伸縮性テープを示す。 また、図2は、本実施例により製造したグリップ用伸縮性テープを野球用バッ トのグリップに巻付けている状態を示す図である。図中、3aは、3の野球用バ ットのグリップを示し、1はグリップ用伸縮性テープを示す。図2に示すように 、グリップ用伸縮性テープ1は、伸縮性を有しているので、図中の矢印の方向に 軽く引張りながら巻付けていくことができ、また巻付け後のグリップ用伸縮性テ ープ1は、その収縮力によりグリップ3aに密着しているので、ずれたり弛んだ りすることなく容易に巻付けることができる。
【0025】実施例2 上記実施例1で製造した多孔性軟質ウレタンシートの一方の面に、ウレタン樹 脂のエマルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製造、カタログ番号:DIC FOAM F−520)100部に起泡剤(大日本インキ化学工業株式会社製造 、カタログ番号:F−1)10部、増粘剤(大日本インキ化学工業株式会社製造 、カタログ番号:VONCOAT 3750)1部、及び4%カルボキシメチル セルロース水溶液(第一工業製薬株式会社製造、カタログ番号:セロゲン WS −C)3部、架橋剤(大日本インキ化学工業株式会社製造、カタログ番号:CR −5L)2部、反撥回復性付与剤(大日本インキ化学工業株式会社製造、カタロ グ番号:VONDIC NBA−1)0.5部を添加し、次いでミキサーにより 機械発泡させた溶液を、200g/m2 の割合で塗布し、加熱により溶媒を蒸発 除去することにより、該多孔性軟質ウレタンシートに合成樹脂弾性発泡体層を形 成した多層シートを製造した。
【0026】 上記のようにして製造した多層シートをテニスラケット用に適合するように、 幅2.5cm、長さ100cmに切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープを製 造した。本実施例により製造したグリップ用伸縮性テープの断面図を図3に示す 。図中、1は、2の多孔性軟質ウレタンシートの一方の面に、4の合成樹脂弾性 発泡体層を形成した5の多層シートを、上記により切断したグリップ用伸縮性テ ープを示す。
【0027】実施例3 ウレタン樹脂のジメチルホルムアミド溶液にセルロース粉末を0.2部添加し た以外は、実施例1と同様に離型性基材の平滑面に塗布し、水中に浸漬してウレ タン樹脂の固化と共に、ジメチルホルムアミドの溶出による細孔を生成させ、次 いで離型性基材を剥離することにより、多孔性軟質ウレタンシートに親水性物質 を分散した複合シートを製造した。
【0028】 上記のようにして製造した複合シートをテニスラケット用に適合するように、 幅2.5cm、長さ100cmに切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープを製 造した。本実施例により製造したグリップ用伸縮性テープの断面図を図4に示す 。図中、1は、2の多孔性軟質ウレタンシートに6の親水性物質を分散した7の 複合シートを、上記により切断したグリップ用伸縮性テープを示す。
【0029】実施例4 実施例3により製造した複合シートの一方の面に、実施例2と同様の条件で合 成樹脂弾性発泡体層を形成することにより、多層複合シートを製造した。
【0030】 上記のようにして製造した多層複合シートをテニスラケット用に適合するよう に、幅2.5cm、長さ100cmに切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープ を製造した。本実施例により製造したグリップ用伸縮性テープの断面図を図5に 示す。図中、1は、2の多孔性軟質ウレタンシートに6の親水性物質を分散した 7の複合シートの一方の面に、4の合成樹脂弾性発泡体層を形成した8の多層複 合シートを、上記により切断したグリップ用伸縮性テープを示す。
【0031】実施例5 ウレタン樹脂のエマルジョンにセルロース粉末を0.3部添加した以外は実施 例2と同様にして、実施例1で製造した多孔性軟質ウレタンシートの一方の面に 、複合合成樹脂弾性発泡体層を形成した多層複合シートを製造した。
【0032】 上記のようにして製造した多層複合シートを幅2.4cm、長さ100cmに 切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープを製造した。本実施例により製造した グリップ用伸縮性テープの断面図を図6に示す。図中、1は、2の多孔性軟質ウ レタンシートの一方の面に、4の合成樹脂弾性発泡体層に6の親水性物質を分散 した9の複合合成樹脂弾性発泡体層を形成した8の多層複合シートを、上記によ り切断したグリップ用伸縮性テープを示す。
【0033】実施例6 実施例3と同様にして複合シートを製造し、この複合シートの一方の面に、実 施例5と同様にして複合合成樹脂弾性発泡体層を形成した多層複合シートを製造 した。
【0034】 上記のようにして製造した多層複合シートを幅2.4cm、長さ100cmに 切断し、本考案のグリップ用伸縮性テープを製造した。本実施例により製造した グリップ用伸縮性テープの断面図を図7に示す。図中、1は、2の多孔性軟質ウ レタンシートに6の親水性物質を分散した7の複合シートの一方の面に、4の合 成樹脂弾性発泡体層に6の親水性物質を分散した9の複合合成樹脂弾性発泡体層 を形成した8の多層複合シートを、上記により切断したグリップ用伸縮性テープ を示す。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のグリップ用伸縮性テープは、表面が平滑である ので、グリップ用伸縮性テープ自体の外観が良好であると共に、スポーツ用具等 のグリップに巻付けて使用する際は、掌に違和感がなく感触が良い。
【0036】 また、伸縮性を有しているので、スポーツ用具等のグリップに軽く引張りなが ら巻付けていくことができ、巻付け後の該テープは、その収縮力によりグリップ に密着しているので、ずれたり弛んだりすることなく容易に巻付けることができ る。また、該テープを巻付けたスポーツ用具等を使用しても、ズレや弛みが生じ ない。
【0037】 そして、伸縮性に加え、適度の柔軟性及び弾力性を有する多孔性のシートから 構成されているので、手触りがソフトで衝撃を和らげる機能を有しており、さら に多数の細孔を有しているので、汗や雨等でグリップが濡れた場合でも速やかに 水分を吸収し、滑りにくいという効果を有している。
【0038】 さらに、親水性物質を分散させたものでは、汗や雨水等の水分の吸収がより促 進され、滑り止めの効果がより向上するので、スポーツ用具等の炎天下での使用 等、多量の発汗がある場合にも好適に使用できる。
【0039】 加えて、手触りがソフトなため、スポーツ用具や電動工具等のグリップに巻付 けて使用すると使い心地が良く、また激しい衝撃を発する電動工具等のグリップ にも好適に使用できると共に、ラケット等のスポーツ用具の使用による肘痛、電 動工具の使用による手のしびれ等の予防や軽減を図ることもできる。さらに、製 造が容易であるので、コストの低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す断面図。
【図2】実施例1のグリップ用伸縮性テープを野球用バ
ットのグリップに巻付けている状態を示す要部拡大斜視
図。
【図3】本考案の実施例2を示す断面図。
【図4】本考案の実施例3を示す断面図。
【図5】本考案の実施例4を示す断面図。
【図6】本考案の実施例5を示す断面図。
【図7】本考案の実施例6を示す断面図。
【符号の説明】
1 グリップ用伸縮性テープ 2 多孔性軟質ウレタンシート 4 合成樹脂弾性発泡体層 5 多層シート 6 親水性物質 7 複合シート 8 多層複合シート 9 複合合成樹脂弾性発泡体層

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔性軟質ウレタンシートからなること
    を特徴とするグリップ用伸縮性テープ。
  2. 【請求項2】 前記多孔性軟質ウレタンシートの少なく
    とも一方の面に、合成樹脂弾性発泡体層を全体又は部分
    的に形成したことを特徴とする請求項1に記載のグリッ
    プ用伸縮性テープ。
  3. 【請求項3】 前記多孔性軟質ウレタンシートに親水性
    物質を分散したことを特徴とする請求項1に記載のグリ
    ップ用伸縮性テープ。
  4. 【請求項4】 前記多孔性軟質ウレタンシートと合成樹
    脂弾性発泡体層の少なくとも一方に、親水性物質を分散
    したことを特徴とする請求項2に記載のグリップ用伸縮
    性テープ。
  5. 【請求項5】 前記親水性物質の形状が粉末状、短繊維
    状又はビーズ状であることを特徴とする請求項3又は4
    に記載のグリップ用伸縮性テープ。
  6. 【請求項6】 前記親水性物質がセルロース、キチン、
    キトサン、アルギン酸等の多糖類からなることを特徴と
    する請求項3、4又は5に記載のグリップ用伸縮性テー
    プ。
  7. 【請求項7】 前記親水性物質が牛、馬等の皮革からな
    ることを特徴とする請求項3、4又は5に記載のグリッ
    プ用伸縮性テープ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028264A (ja) * 2000-07-07 2002-01-29 High Cedar Enterprise Co Ltd グリップ用保護帯

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