JPS62170503A - 合金線装着衣料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、金属線が装着された、たとえば下着などの
衣料の構造の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来より、身体の纏をより優美に見せるため、あるいは
姿勢の矯正を目的として、種々の整体深能を有する衣料
品が提供されている。この種の整体衣料の一例として、
女性用の下着の一部にステンレス線が装着されたものが
製造・販売されている。

しかしながら、ステンレス線はかなり硬り、その伸びが
比較的小さいため、身体の線にうまくフィツトせず、着
用感において極めて不十分なものであった。

また、硬いステンレス線が装着されているため、洗濯・
収納に際し特別の注意を必要とし、したがって、その取
扱いに際し極めて煩雑な感じを使用者に与えていた。

よって、この発明の目的は、整体機能を維持しつつ、か
つ洗濯・収納に際しての取扱いが容易な合金線装着衣料
を提供することにある。

ｃ問題点を解決するための手段１ この発明の合金線装着衣料は、５０〜６ｏ重量％のＮ１
と４ｏ〜５０重量％の下１とからなるＮｉ　Ｔｉ合金線
、または上記Ｎｉ　ＴｉのＮｉもしくｔ；ｔＴｉ（７）
一部がＣｕ、Ａｎ、、Ｚｒ、Ｖ、ｃｏｓよびＦｅからな
る群から選択される１１以上の元素で置換されたＮｉ　
Ｔｉ合金線が装着されてなる合金線装着衣料である。

［作用］ この発明の特徴は、従来、整体標能を果たすために装着
されていたステンレス線に代えて、ＮｌＴｉ合金からな
る合金線を装着したことにある。

上述したｌＡ成のＮｉ　Ｔ＋金合金、低ヤング率を示し
、かつ弾性変形領域が極めて大きい超弾性合金である。

このＮｉ　Ｔｉ合金の超弾性を利用することにより、衣
料に極めて大きな柔軟性を与え、優れた着用感を１専る
ことが可能となる。

この発明に用いられる上記Ｎｉ　７ｉ合金線の弾性特性
の一例を第１図に示す、第１図に示した特性は、直径１
．２１、長さ１０ｃｍの５５．５重量％Ｎｉ−４４，５
重量％Ｔｉ合金線からなる試験片？、３７℃の温度で引
張り試験圀により測定したものである。第１因から明ら
かなように、Ｎｉ下ｉ＠金線では、回復伸びすなわちば
ねとして有効な伸びの範囲がπ９６であり、したがって
ステンレス線に比べて１１Ｖｒ大きな回復沖びを有する
ことがわかる。

上述のように、この発明において用いるＮｔＴ１合金線
では、かなり大きな超弾性を示し、したがって衣料に装
着した場合、身体の様々な方向への動きに迅速に追随し
得ることがわかる。

〔発明の効果］ この発明に用いるＮｉ　Ｔｉ合金線は上述のような特性
を示すため、この発明の合金線装着衣料では、整体効果
を有しつつ、かつしなやかで身体に的確にフィツトし得
る着用感に優れた衣料とすることができる。

また、特に水洗いのように体温よりも低い温度の水で洗
濯する場合には、この発明に用いるＮｌＴｉ合金線が低
温でより大きな柔軟性を有するので、特別の注意を要す
ることなく極めて簡単に洗濯することができる。同様に
、収納に際し折りたたむ場合においても、従来から用い
られていたステンレス線装着衣料に比べて柔軟であるた
め、極めて簡単に折りたたみ優る。

ざらに、この発明において用いられるＮｉ　Ｔｉ合金線
は、耐食性および細胞毒性などの生体適合性においても
、従来のステンレス線より優れていることが実験により
確められている。したがって錆等の発生に起因する衣料
の汚れあるいは素肌に対する「かぶれ」などの問題をも
解決することができる。

この発明は、整体または整形を目的とする衣料である限
り、１看に限らず、たとえば後述される第３図に示すよ
うな婦人用衣服などの広範な範囲の衣料に適用すること
ができる。

〔実施例の説明〕

以下、実施例につき説明する。

実施例１ ５４重量９６のＮｉと４６重量％のＴｉとからなる直径
１．２ｍｍのＮｉ　Ｔｉ合金線を、整体に好都合な形状
に加工し、その状態のまま５００℃で１０分間加熱した
。次に、室温あるいは氷水中で冷却した後に、第２図で
斜視図で示すようなブラジャー１に装着した。第２図で
は、理解を容易とするために、合金線２は破線で示して
おり、図面からは明らかではないが、この合金線２はそ
の周囲を袋状に覆われて装着されている。

このようにして作った第２図のブラジャー１を、モデル
に試着させたところ、従来のステンレス線を用いたブラ
ジャーと同等の整体効果を発揮づるだけでなり、シなや
かでかつ快適な着用感を与えることができた。

実施例２ 実施例１と同一のＮ１丁１合金線を、５００’Ｃで１０
分間加熱して熱処理を施し、次に、至温あるいは氷水中
で冷Ｗした後に、第３因１こ平面図で示すような婦人用
衣Ｎ１７３の上腕部およびスカートの上部に装着した。

第３図では、第２図と同様に、理解を容易とするために
、合金線２を破線で示した。このようにして作られた第
３図の婦人用衣張３な４℃の水で水洗いしたところ、合
金線２の柔快性がｊ％ｌ加しているため極めて簡単に洗
濯を（テなうことができた。向寒に、第３図の婦人用衣
服３を折りたたむ際にも、合金線２がステンレス線に比
べてかなり柔軟であるため、匝めで簡単に平坦（−：折
りたたむことができた。

実施例３ 第１図の特性評価実験に用いたＮｉ　Ｔｉ合金線を、実
施例１と同様に整体に好都合な形状に加工し、その状態
のまま５００℃で１０分間加熱し、次にＶＩＡあるいは
氷水中で冷却した。このＮｉＴ１合金線は、第１図から
明らかなように、３７℃で超弾性を示し、かつ４℃の濃
度で軟かい特性を有するものである。得られたＮｉＴｉ
合金線を、実施例１と同様にブラジャーに装着した。

このようにして作ったブラシＶ−を、モデルに試着させ
たところ、実施例１と同様に、従来のステンレス線を用
いた益体用ブラジャーと同等の整体効果をＲ１するだけ
でなく、しなやかでかつ快適な着用感を与えることがで
きた。しかも、洗濯および汗等により鋳ひることもな（
、またブラシ？−への線材の色しりも認められなかった
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に用いられるＮｉ　Ｔｉ合金線の弾
性特性の一例を示す図である。第２図はこの発明の一実
施例の略図的斜視口である。第３図は、この発明の他の
実施例を説明するための略図的平面図である。 図において、１はこの発明の一実ｉ例としてのブラジャ
ー、２はＮｉ　Ｔｉ合金線、３（ま婦人用衣服を示す。 亮　１　図 イｑコ　　υ゛　　　（Ｚ） 第　３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）５０〜６０重量％のＮｉと４０〜５０重量％のＴ
   ｉとからなるＮｉＴｉ合金線、または前記ＮｉＴｉのＮ
   ｉもしくはＴｉの一部がＣｕ、Ａｌ、Ｚｒ、Ｖ、Ｃｏお
   よびＦｅから構成される群から選択した１種以上の元素
   で置換されたＮｉＴｉ合金線が装着されてなる合金線装
   着衣料。
2. （２）前記ＮｉＴｉ合金線は３７℃の温度で超弾性を示
   すものである、特許請求の範囲第１項記載の合金線装着
   衣料。
3. （３）前記ＮｉＴｉ合金線は単線材であり、周囲を袋状
   に覆われて装着されている、特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載の合金線装着衣料。