JP2634338B2 - ブラジャー - Google Patents
ブラジャーInfo
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- bra
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Description
のである。さらに詳しくは、この発明は形状記憶合金の
形状記憶性能、超弾性性能および低弾性率を利用して、
カップの形状を保持させ、着心地を向上させるととも
に、デザインの改良を可能としたブラジャーに関するも
のである。また、ブラジャーのストラップをなくし、着
用時の健康の増進と下着の機能と美観の向上と、上着の
デザインの自由度の増大をはかることも可能とするブラ
ジャーに関するものである。
ーには図1に例示したようにカップのないものと、図2
に示したカップのあるものとが知られている。また、ブ
ラジャーには図1および図2に示したストラップのある
ものと、ストラップのないものとがある。そして、一般
的に現状では、ストラップのあるものが圧倒的に多い。
つのタイプがあり、図3に示したように、背中側に廻し
た紐で胸部を締め付けて、ストラップのない状態を実現
するものと、図4に示したように鋼やステンレス鋼線の
ような金属線(3)や細いアモルファス合金線とステン
レス鋼線の撚線を、ブラジャーの上辺部(2)に取り付
けて、乳房の上部でもブラジャーを保持できるように
し、さらにポリウレタン等の樹脂や厚手の布地などでブ
ラジャーのカップの部分を補強して、ストラップをなく
すようにしたものがある。
たような従来のブラジャーのうち、図1に示したカップ
のないブラジャーにおいては、乳房をつり上げる効果は
あるが、内側に寄せる効果や乳房の形を整える効果を発
揮するのは難しい。このため、乳房の小さい女性や先天
的に乳房の形状の整っている女性は着用できるが、普通
の女性には乳房を形よく整える整体効果がないので、余
り普及していない。
プの部分にシリコンゴムやポリウレタン等で成形したカ
ップ(1)を装着し、これによって乳房をつり上げる効
果と、内側に寄せる効果を発揮できるようにしている。
しかし成形カップは硬くて、乳房に違和感を与えてしま
う。またブラジャーのカップの部分が厚くなり、美観が
損なわれる等のブラジャーのデザイン上の制約がある。
1および図2に示したストラップのあるブラジャーにお
いては、ストラップで乳房をつり上げるように装着する
ので、これを使用する女性は肩がこり易いという欠点が
あった。また、肩部を露出したデザインの上着は着用で
きないなど、上着のデザインの自由度が大幅に制約され
ている。
ップのないブラジャーでは乳房の小さい女性には向いて
いるが、それ以外の女性には、胸部を締め付けるので、
かなりの苦痛を強いるものである。図4に示した金属線
(3)を使用するストラップのないブラジャーは、乳房
の上部でもブラジャーを保持する設計となっている。こ
のため、きちんとストラップ無しで装着できるように設
計すると、どうしても金属線の強度を増さなくてはなら
ない。このため、線は太く硬く、装着時に違和感を生じ
てしまう欠点があった。この違和感を取り除くように、
金属線を細くすると、ブラジャーのカップ部の保持力が
弱くなってしまうので、カップの部分をポリウレタン等
で成形し補強する必要がある。しかし、このような成形
カップは硬いため、乳房に違和感を与えてしまう。ま
た、ブラジャーのカップの部分が厚くなり、美観が損な
われる等のブラジャーのデザイン上の制約がある。
の課題を解決するものとして、ステンレス鋼、チタン、
チタン合金、およびアモルファス合金からなる群から選
択される一種または二種以上の金属線と、着用温度でオ
ーステナイト相が発現するように変態温度が調整された
NiTi系形状記憶合金線とが組み合わされて織られ、
または編まれて形成された織物または編物が、ブラジャ
ーのカップの形状に対応して形状記憶熱処理されてカッ
プに取り付けられ、この織物または編物でカップ形状が
保持されていることを特徴とするブラジャーを提供す
る。
ン、チタン合金、およびアモルファス合金からなる群か
ら選択される一種または二種以上の金属線と、着用温度
でオーステナイト層が発現するように変態温度が調整さ
れたNiTi系形状記憶合金線とが組み合わされて網状
または布状に織られ、または編まれて織物または編物が
形成される。 この織物または編物は、ブラジャーのカッ
プの形状に対応して形状記憶熱処理され、カップに取り
付けられる。織物または編物は、たとえばブラジャーの
カップの全部、上半部または下半部の形状に形状記憶熱
処理される。このように形状記憶熱処理された上記金属
線とNiTi系形状記憶合金線とから形成された織物ま
たは編物によって、たとえば図5および図6に示したブ
ラジャーのカップ(4)は、一定の形状に保持される。
このブラジャーを着用すると、取り付けられた織物また
は編物には、NiTi系形状記憶合金線に着用温度でオ
ーステナイト相が発現する。NiTi系形状記憶合金の
オーステナイト相は、超弾性状態であり、鋼などの他の
金属材料に比べ、低弾性率で、しかも弾性を保つ変形範
囲が広く、しなやかであるという特性を有している。一
方、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、およびアモル
ファス合金は、錆びにくく、強度特性においてNiTi
系形状記憶合金よりも優れている。また、NiTi系形
状記憶合金に比べ、安価でもある。 これらの金属線を組
み合わせて織成または編成した上記織物または編物は、
両者の特性が損なわれることなく、良好に発揮される。
取り付けたブラジャーは、型崩れすることはなく、ま
た、違和感を感じさせずに、着用者の胸部の形状を美し
く整える整体機能を有する。樹脂等から作製される成形
カップを不要とすることができ、ブラジャーの美観は良
好となる。同時に、デザインの自由度が増し、デザイン
性の向上が図れる。しかも、このブラジャーは、フィッ
ト感に優れ、良好な着心地を与える。胸部が圧迫される
ことはない。 その上、上記織物または編物は、腐食しに
くく、日常の使用に十分堪え得るものであり、価格面で
も有利となる。
カップの全部または上半部の形状に形状記憶熱処理され
た上記織物または編物をカップに取り付けることによ
り、着用性の改善されたストラップのないブラジャーを
実現することができる。カップの形状は、そのように形
状記憶熱処理された織物または編物により十分に保持さ
れ、図7および図8に例示したようなストラップのない
ブラジャーではあっても、着用時に、従来のストラップ
レスブラジャーに比べ、胸部を無理に締め付ける必要は
なく、金属線や成形カップなどの場合に見られた違和感
を着用者に感じさせることもない。このようなストラッ
プレスブラジャーは、ストラップ付きのブラジャーに避
けられない肩こりを解消し、上着のデザインの制約を解
消することもできる。
についてさらに詳しく説明する。オーステナイト終了温
度(Af点)が約25℃以下となるように、NiTi系
形状記憶合金の化学組成を調整した。このNiTi系形
状記憶合金から直径60μmの円形断面を有する細線を
作製し、この線材を、直径 125μmのCo−Fe−Cr
−Si−B系のアモルファス合金線と組み合わせ、各々
を縦糸、横糸として布を織り、織物を作製した。この織
物をブラジャーのカップの全部、上半部および下半部の
形状に形状記憶処理した後に、カップに取り付け、様々
なサイズのストラップ付きのブラジャーを作製した。ま
た、上記織物の内、カップの全部および上半部の形状に
形状記憶熱処理したものについては、これをカップに取
り付けてストラップのないブラジャーを作製した。この
ようにして作製した各種のブラジャーを、色々な体型の
12人の女性に実際に着用してもらい、その着用感を従
来のブラジャーとの対比を含めて評価してもらった。 な
お、被験者は、ブラジャーのサイズにおいて、Aカッ
プ、Bカップ、CカップおよびDカップがそれぞれ3人
ずつとなるように選定した。
に圧迫感がなく、従来のブラジャーよりも着心地が良い
と評価された。また、上着にブラジャーのラインが現れ
ず、見かけが良いとも評価された。ストラップレスブラ
ジャーについては、身体に解放感が感じられ、肩こりは
なく、胸部に圧迫感が感じられず、着心地に優れている
と評価された。
って、型崩れがなく、整体機能の向上したブラジャーが
提供される。このブラジャーは、着用感に優れ、また、
良好な耐久性を有し、日常の使用に十分堪え得る。
である。
である。
視図である。
レスブラジャーを示した斜視図である。
ある。
ある。
例を示した斜視図である。
例を示した斜視図である。
カップ
Claims (4)
- 【請求項1】 ステンレス鋼、チタン、チタン合金、お
よびアモルファス合金からなる群から選択される一種ま
たは二種以上の金属線と、着用温度でオーステナイト相
が発現するように変態温度が調整されたNiTi系形状
記憶合金線とが組み合わされて織られ、または編まれて
形成された織物または編物が、ブラジャーのカップの形
状に対応して形状記憶熱処理されてカップに取り付けら
れ、この織物または編物でカップ形状が保持されている
ことを特徴とするブラジャー。 - 【請求項2】 前記織物または編物が、カップ全部の形
状に形状記憶熱処理されている請求項1記載のブラジャ
ー。 - 【請求項3】 前記織物または編物が、カップの上半部
の形状に形状記憶熱処理されている請求項1記載のブラ
ジャー。 - 【請求項4】 前記織物または編物が、カップの下半部
の形状に形状記憶熱処理されている請求項1記載のブラ
ジャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3245867A JP2634338B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ブラジャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3245867A JP2634338B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ブラジャー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239702A JPH05239702A (ja) | 1993-09-17 |
JP2634338B2 true JP2634338B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=17140000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3245867A Expired - Fee Related JP2634338B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ブラジャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634338B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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US8066691B2 (en) | 2006-04-21 | 2011-11-29 | Khouri Roger K | Method and system for preparing soft tissue for grafting, enhancing grafting results, and grafting autologous fat to soft tissue such as the breast |
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JPH02118701U (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-25 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3245867A patent/JP2634338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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JPH05239702A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
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