JPS62169719A

JPS62169719A - 洗口剤

Info

Publication number: JPS62169719A
Application number: JP1178486A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Saraya; 皿谷　良夫; Yukio Taki; 滝　行雄
Original assignee: Sunstar Inc
Current assignee: Sunstar Inc
Priority date: 1986-01-21
Filing date: 1986-01-21
Publication date: 1987-07-25
Also published as: JPH0569083B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の分野本発明は洗口剤、さらに詳しくは、携帯に便利で、かつ
、どこでも簡単に洗口が行える洗口剤に関する。

発明の背景従来から、口臭の予防や除去等に種々の洗口剤が用いら
れている。これらは、いずれも液剤や顆粒で、液剤の場
合は、重く、かさばるので携帯に不便であり、また、顆
粒の場合は複雑な製造工程を必要とするという問題があ
る。さらに、多くの洗口剤は、使用に際して溶解し、金
敷するためのコツプのような倉敷用の容器を別途必要と
するので、どこでも簡単に注口に使用できるというもの
でもない。

このような事情にかんがみ、本発明者らは、携帯に便利
で製造が簡単で、かつ、どこでも簡単に注口が行える洗
口剤を得るべく検討を重ねた。その結果、オウレオバシ
ジウム・プルランス（Ａｕｒｅｏｂａｓｉｄｉｕｍ　　
ｐｕｌｌｕｌａｎｓ）が菌体外に産生ずる中性単純糖か
らなる多糖類として知られる水溶性高分子物質であるプ
ルランと、ある種の界面活性剤および多価アルコールを
配合した組成物が紙コツプのような容器の内壁に、剥離
しにくい、かっ、容易に水に溶解する良好な被膜を簡単
に形成することを知り、これを利用することにより所望
の洗口剤が得られることを見出し、本発明を完成するに
いたった。

発明の開示本発明は、倉敷用容器の内壁に、プルラン１００重量部
当たり、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスヂル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエチレン（２〜４）Ｃ８〜Ｃ１８ア
ルキルエーテル硫酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルタウリ
ン酸ナトリウム、モノラウリルリン酸ナトリウム、トリ
ポリオキシエチレン（５）セチルエーテルリン酸ナトリ
ウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ソルビタンモ
ノステアリン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸エ
ステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、ポ
リオキシエチレン（６ｏ）ソルビットテトラオレイン酸
エステル、ポリオキシエチレン（１０）モノオレイン酸
エステル、ポリオキシエチレン（Ｉ５）セチルエーテル
、ポリオキシエチレン（７，５）ノニルフェニルエーテ
ルおよびポリオキシエチレン（１０）オクヂルフェニル
エーテルからなる群から選ばれる１種または２種以上の
界面活性剤０．１〜３０重量部、およびエチレングリコ
ール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ソルビットおよびショ糖からなる群から
選ばれる１種または２種以上の多価アルコール５〜３０
重量部を配合してなる組成物の被膜を形成させたことを
特徴とする洗口剤を提供するものである。本発明の洗口
剤においては、含嗽用容器の＝３− 内壁に該組成物の、剥離しにくい、かつ、容易に水に溶
解する被膜が形成されており、使用に際し、単に、容器
に水を注ぐだけで容器内で洗口液が調製でき、そのまま
注口を行うことができる。しかも、該被膜は簡単に形成
でき、したがって、倉敷用容器を軽量の携帯に便利な形
態の容器にすれば、携帯に便利で製造が簡単で、かつ、
どこでも簡単に注口が行える洗口剤となる。

かくして、用いる倉敷用容器は、金敷に適し、かつ、携
帯に適したものであればいずれのものでもよく、一般的
には紙コツプが好ましいが、これに限らず、水のちらな
い、該組成物の付着できるラミネート材の袋状物などを
用いることが、できる。

該容器内壁に被膜を形成するために用いる組成物はプル
ランと、プルラン１００重量部に対して前記界面活性剤
０．１〜３０重量部および前記多価アルコール５〜３０
重量部を配合してなる。該界面活性剤および多価アルコ
ールは、それぞれ、単独でも２種以上併用してもよく、
特に、界面活性剤としてはラウリル硫酸ナトリウム、ミ
リスチ弗硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリ
ウムが好ましく、また、多価アルコールとしてはグリセ
リンが好ましい。界面活性剤の量は多すぎると、使用時
に泡立ちが生じ、使いにくくなり、また、少なすぎると
被膜が剥離しやすく、注口効果も不充分になるので、プ
ルラン１００重量部当たり、前記のような量で用いる。

また、多価アルコールの量が多くなりすぎると、被膜が
吸湿性を帯びて粘着性を生じやすくなり、少なすぎると
剥離しやすくなるので、プルラン１００重量部当たり、
前記のような量で用いる。

さらに、該組成物には、必要に応じて適当な他の成分、
例えば、す、ツカリン、アスパルテーム、ステビオサイ
ド、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン、グリチルリチ
ン、ペリラルチン、ｐ−メトキシシンナミックアルデヒ
ド、ソーマチン等の甘味剤、防腐剤、デキストラナーゼ
、ムタナーゼ、塩化ソゾチーム、トラネキサム酸、イプ
シロンアミノカプロン酸、アラントイン、ソルビン酸、
アレキシジン、ヒノキチオール、セチルビリジニウムク
ロライド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエヂル
グリシン塩、アズレン、ビタミンＥ１モノフルオロリン
酸ナトリウム、タンニン、フッ化ナトリウム、塩化ナト
リウム等の有効成分、オレンジ油、レモン油、クローブ
油、カシア油、ハツカ油、フェンネル油、カルグモン油
、シナモン油、ユーカリ油、コリアンダー油、キャラウ
ェイ油、セージ油、タイム油、スペアミント油、ペパー
ミント油、カルボン、アネトール等の香料を皮膜形成能
、皮膜付着性および使用感を損なわない範囲で添加して
もよい。

該組成物は配合成分を精製水に溶解した溶液の状態で被
膜の形成に供され、通常、プルランの濃度が３〜３５重
量％となるような水溶液の形態で使用される。

本発明の洗口剤は、該水溶液で、常法により倉敷容器の
内壁を被覆し、乾燥して内壁に該組成物の被膜を形成さ
せることにより簡単に製造できる。

例えば、該水溶液を紙コツプ内壁に塗布したり、噴霧し
、ついで乾燥して被膜を形成させることができ、また、
予め、容器素材表面に被膜を形成させておくこともでき
る。被膜の厚さは特に限定するものではないが、溶解性
、注口効果等の観点から、通常、１０〜３００μｍ程度
が好ましい。

得られた本発明の洗口剤は、単に水を注ぐだけで、容器
内で被膜が溶解して洗口液が調製でき、そのまま、注口
を行うことができ、しかも、製造が簡単で、携帯に便利
であるという利点を有する。

つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。

実施例１成　分　　　　　　　　　　　　　　重量部プルラン　
　　　　　　　　　　　　　１００・０ラウリル硫酸ナ
トリウム　　　　　　　２０．０グリセリン　　　　　
　　　　　　　ｌ　Ｏ，０グルコン酸クロルヘキシジン
　　　　　　８．０サツカリン　　　　　　　　　　　
　　　１．０精製水　　　　　　　　　　　　　　５０
０．０各成分を精製水に溶解し、紙コツプに塗布した後
乾燥させてうがい薬を製造した。

得られたうがい薬（被膜１９８ｍｇ、膜厚１３μｍ）に
水５０ｃｃを加えて注口したところ、所望するうがい薬
の効果が得られた。

実施例２成　分　　　　　　　　　　　　　　重量部プルラン　
　　　　　　　　　　　　　１００．０ラウリル硫酸ナ
トリウム　　　　　　　２０．０グリセリン　　　　　
　　　　　　　１０．０σ−メントール　　　　　　　
　　　　　　　　３０．０サツカリン　　　　　　　　
　　　　　　１．０精製水　　　　　　　　　　　　　
　５００．０前記実施例１と同様にして洗口剤を得た。

得られた洗口剤に水５０ｃｃを加えて注口したところ、
すぐれた爽快感が得られた。

実施例３成　分　　　　　　　　　　　　　　重量部プルラン　
　　　　　　　　　　　　　ｔ　ｏ　ｏ、。

ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　２０．０グリセ
リン　　　　　　　　　　　　１０．０Ｃ−メントール
　　　　　　　　　　　　　　　３０．０グルコン酸ク
ロルヘキシジン　　　　　　８．０サツカリン　　　　
　　　　　　　　　１．０精製水　　　　　　　　　　
　　　　５００．０前記実施例１と同様にして洗口剤を
得た。

実施例４成　分　　　　　　　　　　　　　　重量部プルラン　
　　　　　　　　　　　　　１００．０ラウリル硫酸ナ
トリウム　　　　　　　２０．０グリセリン　　　　　
　　　　　　　　ｌ　Ｏ，０塩化亜鉛　　　　　　　　
　　　　　　３０．０ｅ−メントール　　　　　　　　
　　　　　　　２０．０サツカリン　　　　　　　　　
　　　　　１．０精製水　　　　　　　　　　　　　　
５００．０前記実施例１と同様にして洗口剤を得た。

つぎに、プルランと各種の界面活性剤および各種の多価
アルコールを用いて調製した組成物の含敷容器（紙コツ
プ）内壁に対する被膜形成、付着性の評価および得られ
た洗口剤の使用感および総合評価を検討した結果を示す
。

試料として用いた洗口剤はつぎの処方に従って前記のご
とくして製造した。

成　分　　　　　　　　　　　　　　重量部プルラン　
　　　　　　　　　　　　　　　２０界面活性剤　　　
　　第１．２および３表に表示多価アルコール　　　第
１．２および３表に表示精製水　　　　　　　　　　　
　　　　　８０洗口剤の皮膜形成能はつぎの基準に従っ
て目視により評価した。

○・・洗口剤皮膜が容器内壁に均一に形成できる。

×・・・洗口剤皮膜が容器内壁に均一に形成できない。

洗口剤皮膜の容器内壁への付着性はつぎの基準に従って
目視により評価した。

○・・・乾燥後、洗口剤皮膜が容器内壁から剥離しない
。

×・・・乾燥後、洗口剤皮膜が容器内壁から剥離する。

洗口剤水溶液の使用感はっぎの基準に従って評価した。

○・・・苦みおよび泡立ちがない。

×・・・苦みまたは泡立ちがある。

総合的評価は以上の各評価を総合し、洗口剤としての性
能をっぎの基準に従って評価した。

○・・・良好 ×・・・不良結果は、第１表、第２表および第３表に示すとおりであ
る。

第１表に示すごとく、プルラン１００重量部当たりラウ
リル硫酸ナトリウムを０．１〜３０．０重量部、グリセ
リンを５．０〜３０．０重量部間合した場合、洗口剤皮
膜が容器内壁に均一に形成され、乾燥後剥離することも
なく、良好な使用感が得られた。一方、ラウリル硫酸ナ
トリウムを４０．０重量部間合した場合は日中で泡立ち
過ぎ、グリセリンを４０．０重量部間合した場合は容器
内のプルラン膜同士が付着した。

第２表に示すごとく、エヂレングリコール等の多価アル
コールをラウリル硫酸ナトリウムと併用した場合も、洗
口剤皮膜が容器内壁に均一に形成され、乾燥後剥離する
こともなく、良好な使用感が得られたが、付着性におい
てグリセリンが最もすぐれていた。

第３表に示すごとく、界面活性剤としてモノラウリルリ
ン酸ナトリウムまたはＰＯＥ（１０）オクチルフェニル
エーテルを用いた場合、洗口剤皮膜が容器内壁に均一に
形成され、乾燥後剥離することもなく、良好な使用感が
得られたが、Ｎ−ラウロイルアラニン酸ナトリウム、ソ
ルビタンモノイソステアリンさんエステルまたはＰＯＥ
（４０）モノステアリン酸エステルを用いた場合、洗口
剤皮膜が容器内壁に均一に形成されなかった。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）含嗽用容器の内壁に、プルラン１００重量部当た
り、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン（２〜４）Ｃ＿８〜Ｃ＿１＿８
アルキルエーテル硫酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルタウ
リン酸ナトリウム、モノラウリルリン酸ナトリウム、ト
リポリオキシエチレン（５）セチルエーテルリン酸ナト
リウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ソルビタン
モノステアリン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸
エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、
ポリオキシエチレン（６０）ソルビットテトラオレイン
酸エステル、ポリオキシエチレン（１０）モノオレイン
酸エステル、ポリオキシエチレン（１５）セチルエーテ
ル、ポリオキシエチレン（７．５）ノニルフェニルエー
テルおよびポリオキシエチレン（１０）オクチルフェニ
ルエーテルからなる群から選ばれる１種または２種以上
の界面活性剤０．１〜３０重量部、およびエチレングリ
コール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ソルビットおよびショ糖からなる群か
ら選ばれる１種または２種以上の多価アルコール５〜３
０重量部を配合してなる組成物の被膜を形成させたこと
を特徴とする洗口剤。