JPS62164789A - 石炭液化方法 - Google Patents
石炭液化方法Info
- Publication number
- JPS62164789A JPS62164789A JP575286A JP575286A JPS62164789A JP S62164789 A JPS62164789 A JP S62164789A JP 575286 A JP575286 A JP 575286A JP 575286 A JP575286 A JP 575286A JP S62164789 A JPS62164789 A JP S62164789A
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- JP
- Japan
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- solvent
- coal
- catalyst
- alumina
- slurry
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- Catalysts (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は石炭液化方法における溶剤水素化工程の改善に
関するものである。
関するものである。
石炭の液化は、水素/炭素の原子比の小さい高度縮合炭
化水素化合物を、水素/炭素の原子比の大きい低分子炭
化水素化合物である軽質、中質及び重質油成分に転化す
るもので、基本的には石炭に高温、高圧下で水素を作用
させるものである。
化水素化合物を、水素/炭素の原子比の大きい低分子炭
化水素化合物である軽質、中質及び重質油成分に転化す
るもので、基本的には石炭に高温、高圧下で水素を作用
させるものである。
このような石炭液化方法は種々提案されているが、代表
的な方法は、微粉砕した石炭を溶剤と混合してスラリー
化し、該スラリーに粉状触媒を加え、水素を供給しなが
ら温度430〜460℃、圧力150〜250 kg/
ms”で液化反応を起させる方法である。この反応で石
炭を構成している炭化水素化合物は溶剤中の水素供与性
を有する化合物及び気相中の水素ガスから水素を供与さ
れて水素化分解し、液状の炭化水素に転化される。この
液状生成物は石炭液化油として回収されるが、その一部
、特に中・重質油成分(200〜540“C留分)の一
部は前記石炭液化工程の溶剤として循環される。その際
該溶剤に水素供与性を付与するるために水素化処理を施
している。この溶剤水素化処理は、触媒を充填した反応
塔に前記中・重質油成分を水素と共に送り込み、高温、
高圧下で反応させるもので、この処理により中・重質油
成分中の多環芳香族化合物はテトラリン類、ジヒドロア
ントラセン類等の水素供与性を有する部分水素化芳香族
化合物に転化される。
的な方法は、微粉砕した石炭を溶剤と混合してスラリー
化し、該スラリーに粉状触媒を加え、水素を供給しなが
ら温度430〜460℃、圧力150〜250 kg/
ms”で液化反応を起させる方法である。この反応で石
炭を構成している炭化水素化合物は溶剤中の水素供与性
を有する化合物及び気相中の水素ガスから水素を供与さ
れて水素化分解し、液状の炭化水素に転化される。この
液状生成物は石炭液化油として回収されるが、その一部
、特に中・重質油成分(200〜540“C留分)の一
部は前記石炭液化工程の溶剤として循環される。その際
該溶剤に水素供与性を付与するるために水素化処理を施
している。この溶剤水素化処理は、触媒を充填した反応
塔に前記中・重質油成分を水素と共に送り込み、高温、
高圧下で反応させるもので、この処理により中・重質油
成分中の多環芳香族化合物はテトラリン類、ジヒドロア
ントラセン類等の水素供与性を有する部分水素化芳香族
化合物に転化される。
従来、この溶剤水素化処理工程の触媒として、アルミナ
、アルミナ−シリカ等の担体にモリブデン、タングステ
ン等のVIB族元素とコバルトニッケル等の■族元素を
担持させたものが用いられている。
、アルミナ−シリカ等の担体にモリブデン、タングステ
ン等のVIB族元素とコバルトニッケル等の■族元素を
担持させたものが用いられている。
しかしながらこの従来の触媒は溶剤水素化能は優れてい
るものの、パラフィンの分解能が乏しく、このため石炭
液化用溶剤中に高沸点パラフィンが次第に蓄積されると
いう欠点があった。このパラフィンは石炭液化用溶剤と
して必要な水素供与性を有しないため、溶剤中にあまり
多くなると石炭液化油の収率を低下させることになる。
るものの、パラフィンの分解能が乏しく、このため石炭
液化用溶剤中に高沸点パラフィンが次第に蓄積されると
いう欠点があった。このパラフィンは石炭液化用溶剤と
して必要な水素供与性を有しないため、溶剤中にあまり
多くなると石炭液化油の収率を低下させることになる。
本発明の目的は、溶剤水素化処理工程においてパラフィ
ンを効果的に分解して溶剤中に高沸点パラフィンが蓄積
するのを防止し、石炭液化を長期間安定して行えるよう
にすることにある。
ンを効果的に分解して溶剤中に高沸点パラフィンが蓄積
するのを防止し、石炭液化を長期間安定して行えるよう
にすることにある。
この目的を達成するめため本発明は、上記溶剤水素化処
理工程用の触媒として、カルシウムイオンでイオン交換
されたモルデナイト型ゼオライトを含有するアルミナ及
び/又はシリカ−アルミナを担体とし、該担体にモリブ
デン及び/又はタングステンと、ニッケル及び/又はコ
バルトとを担持せしめたものを用いるものである。
理工程用の触媒として、カルシウムイオンでイオン交換
されたモルデナイト型ゼオライトを含有するアルミナ及
び/又はシリカ−アルミナを担体とし、該担体にモリブ
デン及び/又はタングステンと、ニッケル及び/又はコ
バルトとを担持せしめたものを用いるものである。
即ち、本発明は、石炭の微粉末を溶剤と混合してスラリ
ー化し、該石炭スラリーを高温、高圧下で水素化°処理
して石炭を液化する工程と、該工程から得られる液状物
の一部を水素化処理して前記工程用の溶剤として循環さ
せる溶剤水素化工程とを有する石炭液化方法において、
該溶剤水素化工程に、カルシウムイオンでイオン交換さ
れたモルデナイト型ゼオライI・を含有するアルミナ及
び/又はシリカ−アルミナを担体とし、該担体にモリブ
デン及び/又はタングステンとニッケル及び/又はコバ
ルトとを担持せしめた触媒を用いることを特徴とする石
炭液化方法を提供する。
ー化し、該石炭スラリーを高温、高圧下で水素化°処理
して石炭を液化する工程と、該工程から得られる液状物
の一部を水素化処理して前記工程用の溶剤として循環さ
せる溶剤水素化工程とを有する石炭液化方法において、
該溶剤水素化工程に、カルシウムイオンでイオン交換さ
れたモルデナイト型ゼオライI・を含有するアルミナ及
び/又はシリカ−アルミナを担体とし、該担体にモリブ
デン及び/又はタングステンとニッケル及び/又はコバ
ルトとを担持せしめた触媒を用いることを特徴とする石
炭液化方法を提供する。
本発明に用いる触媒は、上記のようにカルシウムイオン
でイオン交換されたモルデナイト型ゼオライト(以下、
rCa型モルデナイト」と略称する)をアルミナ又はシ
リカ−アルミナに含有せしめたものを担体に用いる。こ
のCa型モルデナイトは、モルデナイト型ゼオライトの
水素イオン。
でイオン交換されたモルデナイト型ゼオライト(以下、
rCa型モルデナイト」と略称する)をアルミナ又はシ
リカ−アルミナに含有せしめたものを担体に用いる。こ
のCa型モルデナイトは、モルデナイト型ゼオライトの
水素イオン。
アンモニウムイオン、アルカリ金属イオンをカルシウム
イオンでイオン交換することによって得られる。このイ
オン交換は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム等のカル
シウム塩水溶液にモルデナイト型ゼオライトを接触させ
ることによって行い得る。イオン交換、洗浄及び好まし
くはさらに乾燥の操作を操り返すことによりカルシウム
イオン交換率を高めることができる。本発明において、
Ca型モルデナイトは、パラフィン分解能の点でこのイ
オン交換率の高いものが望ましく、50%以上刃く好ま
しい。8亥モルデナイトは5iOz/八12C:1モル
比が12以上、特に15〜70の高シリカ型がパラフィ
ン分解能の点から好ましい。
イオンでイオン交換することによって得られる。このイ
オン交換は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム等のカル
シウム塩水溶液にモルデナイト型ゼオライトを接触させ
ることによって行い得る。イオン交換、洗浄及び好まし
くはさらに乾燥の操作を操り返すことによりカルシウム
イオン交換率を高めることができる。本発明において、
Ca型モルデナイトは、パラフィン分解能の点でこのイ
オン交換率の高いものが望ましく、50%以上刃く好ま
しい。8亥モルデナイトは5iOz/八12C:1モル
比が12以上、特に15〜70の高シリカ型がパラフィ
ン分解能の点から好ましい。
このようなCa型モルデナイトをアルミナ水和物及び/
又はシリカ−アルミナ水和物と混練し、所定の形状に成
型し、乾燥後焼成すれば触媒担体が得られる。Ca型モ
ルデナイ1−の担体中の含有量は、20〜80重量%が
望ましく、特に30〜50重量%が好ましい。この含有
量が20重量%未満ではパラフィン分解能が充分に高く
なく、又80重量%を越えると触媒の強度が低下する。
又はシリカ−アルミナ水和物と混練し、所定の形状に成
型し、乾燥後焼成すれば触媒担体が得られる。Ca型モ
ルデナイ1−の担体中の含有量は、20〜80重量%が
望ましく、特に30〜50重量%が好ましい。この含有
量が20重量%未満ではパラフィン分解能が充分に高く
なく、又80重量%を越えると触媒の強度が低下する。
この担体に用いるシリカ−アルミナは5iOz含有率が
12重量%以下のものが良い。SiO□含有率が多くな
るとパラフィン分解能が低下するからである。
12重量%以下のものが良い。SiO□含有率が多くな
るとパラフィン分解能が低下するからである。
アルミナ、シリカ−アルミナは、いずれか単独でも良い
し、併用しても良い。
し、併用しても良い。
Ca型モルデナイトを含有するアルミナ及び/又はシリ
カ−アルミナ担体にモリブデン及び/又はタングステン
と、ニッケル及び/又はコバルトとを担持せしめる。担
持方法は含浸法、混練法など公知の方法が適用できる。
カ−アルミナ担体にモリブデン及び/又はタングステン
と、ニッケル及び/又はコバルトとを担持せしめる。担
持方法は含浸法、混練法など公知の方法が適用できる。
これらの元素の担持状態は、酸化物、硫化物など何れの
状態であっても良い。これらの元素の担持量は、酸化物
として計算して1〜30重量%程度で良い。あまり多量
に担持せしめることは不経済であり、むしろ触媒活性に
対して負の効果を与えることがある。
状態であっても良い。これらの元素の担持量は、酸化物
として計算して1〜30重量%程度で良い。あまり多量
に担持せしめることは不経済であり、むしろ触媒活性に
対して負の効果を与えることがある。
上記触媒は、従来の触媒と同様の反応条件で溶剤水素化
能とパラフィン分解能とを兼ね備えている。即ち、上記
触媒を従来の触媒に代えて反応塔に充填し、石炭液化工
程から得られる中・重質油成分を水素と共に送り込み、
高温、高圧下で反応させれば該中・重質油成分中の芳香
族化合物を適度に部分水素化すると共に、高沸点パラフ
ィンも分解し、該パラフィンが溶剤中に蓄積することを
防止できる。
能とパラフィン分解能とを兼ね備えている。即ち、上記
触媒を従来の触媒に代えて反応塔に充填し、石炭液化工
程から得られる中・重質油成分を水素と共に送り込み、
高温、高圧下で反応させれば該中・重質油成分中の芳香
族化合物を適度に部分水素化すると共に、高沸点パラフ
ィンも分解し、該パラフィンが溶剤中に蓄積することを
防止できる。
上記反応の温度は350〜450℃が適当で、特に37
0〜450℃の範囲が好適である。温度が低過ぎると反
応速度が小さくなって実用的でなく、又高温過ぎると触
媒が急速に失活するからである。反応圧力は上記温度範
囲において溶剤を液相に保持できる範囲であれば良く、
50〜150kg / antが適当である。
0〜450℃の範囲が好適である。温度が低過ぎると反
応速度が小さくなって実用的でなく、又高温過ぎると触
媒が急速に失活するからである。反応圧力は上記温度範
囲において溶剤を液相に保持できる範囲であれば良く、
50〜150kg / antが適当である。
液空間速度(=単位時間当りの通液量(β/hr)/触
媒充@m (7り )は0.2〜2 hr−’とすれば
実用上差支えない。又供給される水素は、対溶剤比で5
00〜100ONni’/kn程度が適当である。
媒充@m (7り )は0.2〜2 hr−’とすれば
実用上差支えない。又供給される水素は、対溶剤比で5
00〜100ONni’/kn程度が適当である。
上記のように処理した溶剤はそのまま石炭液化工程へ送
られても良いし、蒸留によって軽質留分を回収してから
液化工程へ送られても良い。
られても良いし、蒸留によって軽質留分を回収してから
液化工程へ送られても良い。
(11触媒の調製
触媒A −5i02/A l 203のモル比が20の
Na型モルデナイト1 kgを、CaCβ2を10重量
%含有する水溶液101に混合し、70°Cで10時間
撹拌処理した後が過回収し、40℃の温水で洗浄した後
同様の操作でイオン交換を更に2回繰り返し、モルデナ
イトを120″Cで乾燥し、イオン交換率67%のCa
型モルデナイトを得た。
Na型モルデナイト1 kgを、CaCβ2を10重量
%含有する水溶液101に混合し、70°Cで10時間
撹拌処理した後が過回収し、40℃の温水で洗浄した後
同様の操作でイオン交換を更に2回繰り返し、モルデナ
イトを120″Cで乾燥し、イオン交換率67%のCa
型モルデナイトを得た。
次にアルミン酸ナトリウム水溶液と硫酸アルミニウム水
溶液とにより調製した擬ベーマイトのアルミナ水和物(
A 120.含量15重量%)90重量部に上記のCa
型モルデナイトを10重量部加えて加熱混練し、押し出
し成型機で直径1.0 mmの粒体に成型し、120°
Cで16時間乾燥後、空気中500″Cで2時間焼成し
てCa型モルデナイトを40重量%含有する触媒担体を
得た。
溶液とにより調製した擬ベーマイトのアルミナ水和物(
A 120.含量15重量%)90重量部に上記のCa
型モルデナイトを10重量部加えて加熱混練し、押し出
し成型機で直径1.0 mmの粒体に成型し、120°
Cで16時間乾燥後、空気中500″Cで2時間焼成し
てCa型モルデナイトを40重量%含有する触媒担体を
得た。
この担体にタングステン酸と硝酸ニッケルをアンモニア
水に溶解した液を含浸させた後、120°Cで10時間
乾燥し、空気中500℃で2時間焼成して触媒Aを調製
した。この触媒Aのタングステン及びニッケルの担持量
は酸化物として計算してそれぞれ16重量%及び4重量
%であった。
水に溶解した液を含浸させた後、120°Cで10時間
乾燥し、空気中500℃で2時間焼成して触媒Aを調製
した。この触媒Aのタングステン及びニッケルの担持量
は酸化物として計算してそれぞれ16重量%及び4重量
%であった。
触媒B・・・触媒Aと同じ触媒担体にモリブテン酸アン
モニウムと硝酸ニッケルをアンモニア水に溶解した液を
含浸させ、前記と同様の処理を行ってモリブデン及びニ
ッケルの担持量が酸化物換算でそれぞれ16重量%及び
4重量%の触媒Bを調製した。
モニウムと硝酸ニッケルをアンモニア水に溶解した液を
含浸させ、前記と同様の処理を行ってモリブデン及びニ
ッケルの担持量が酸化物換算でそれぞれ16重量%及び
4重量%の触媒Bを調製した。
触媒C・・・触媒Bの調製において、硝酸ニッケルを硝
酸コバルトに代えた以外は、同様の処理によって、モリ
ブデン及びコバルトの担持量が同様にそれぞれ16重世
%及び4重量%の触媒Cを調製した。
酸コバルトに代えた以外は、同様の処理によって、モリ
ブデン及びコバルトの担持量が同様にそれぞれ16重世
%及び4重量%の触媒Cを調製した。
触媒D・・・アルミン酸ナトリウム水溶液、硫酸アルミ
ニウム水溶液及びケイ酸ナトリウム水溶液とにより調製
したSingを10重量%含有するシリカ−アルミナ水
和物90重量部と触媒Aと同様に調製したCa型モルデ
ナイト10重量部により、触媒への製法と同様にして担
体を得、次いで同様の方法でタングステンとニッケルを
担持せしめて担体りを調製した。担持量は触媒Aと同じ
く、タングステン及びニッケルがそれぞれ16重量%及
び4重量%である。
ニウム水溶液及びケイ酸ナトリウム水溶液とにより調製
したSingを10重量%含有するシリカ−アルミナ水
和物90重量部と触媒Aと同様に調製したCa型モルデ
ナイト10重量部により、触媒への製法と同様にして担
体を得、次いで同様の方法でタングステンとニッケルを
担持せしめて担体りを調製した。担持量は触媒Aと同じ
く、タングステン及びニッケルがそれぞれ16重量%及
び4重量%である。
触媒E・・・SiO□/A l 203のモル比が42
のプロトン(Hoo)型モルデナイトを使用し、触媒A
の製法の場合と同様に処理してイオン交換率65%のC
a型モルデナイトを調製した。次に、触媒への製法と同
様にして、該Ca型モルデナイト10重量部とアルミナ
水和物90重量部により担体を得、該担体にタングステ
ンとニッケルを担持せしめて触媒Eを調製した。担持量
は触媒Aと全く同じである。
のプロトン(Hoo)型モルデナイトを使用し、触媒A
の製法の場合と同様に処理してイオン交換率65%のC
a型モルデナイトを調製した。次に、触媒への製法と同
様にして、該Ca型モルデナイト10重量部とアルミナ
水和物90重量部により担体を得、該担体にタングステ
ンとニッケルを担持せしめて触媒Eを調製した。担持量
は触媒Aと全く同じである。
また、比較のため次のような触媒を用意した。
触媒F・・・SiO□を5重量%含有するシリカ−アル
ミナにモリブデンとニッケルが酸化物換算でそれぞれ1
5.6重量%及び2.9重量%担持されている市販の留
出油水素化処理用触媒である。
ミナにモリブデンとニッケルが酸化物換算でそれぞれ1
5.6重量%及び2.9重量%担持されている市販の留
出油水素化処理用触媒である。
触媒C−前記触媒Aの調製に使用したCa型モルデナイ
トの代りに、Caイオン交換する前のNa型モルデナイ
トをそのまま使用した以外は全く触媒Aと同様に調製し
た。
トの代りに、Caイオン交換する前のNa型モルデナイ
トをそのまま使用した以外は全く触媒Aと同様に調製し
た。
触媒H・・・前記Na型モルデナイトを硝酸アンモニウ
ムで処理してNaをN H4で置換した交換率98%の
N H4型モルデナイトを使用した以外は触媒Aと同様
に調製した。
ムで処理してNaをN H4で置換した交換率98%の
N H4型モルデナイトを使用した以外は触媒Aと同様
に調製した。
触媒I〜IVI・・・Ca型モルデナイトの代りに、N
H4−Y型ゼオライl−、US−Y型ゼオライトオフレ
タイト/エリオナイト型ゼオライト、L型ゼオライト及
びフェリエライト型ゼオライトを用いる以外は、触媒A
と同様にして触媒1.J、K。
H4−Y型ゼオライl−、US−Y型ゼオライトオフレ
タイト/エリオナイト型ゼオライト、L型ゼオライト及
びフェリエライト型ゼオライトを用いる以外は、触媒A
と同様にして触媒1.J、K。
L及びMを調製した。これらの触媒の組成と物性を第1
表にまとめて示す。
表にまとめて示す。
第1表 触媒の性状
(2)触媒性能
上記のように調製された各触媒について、次のようにし
て性能を調べた。各触媒50++lを筒状反応器に充填
して固定床流通反応装置となし、先ずブタンチオールを
3重量%添加した軽油を通して触媒の予備硫化を行った
。この硫化条件は、温度300℃、水素圧力100 k
g/ci、液空間速度1.0hr−’、水素/硫化油比
100ONf/17とし、10時間処理した。次に第2
表に示す性状の石炭液化油を水素と共に通じ、水素化処
理した。この水素処理において、反応温度を380℃、
410℃及び440℃とし、水素圧力100 kg/c
+(、液空間速度1.0hr−’、水水素7炭炭液化油
比100ON2/1−とし、各温度について100時間
処理した。処理液は通油開始24時間以降1時間毎にサ
ンプリングして平均試料とし、芳香族指数fa及び高沸
点パラフィンの分解率を調べた。結果を第3表に示す。
て性能を調べた。各触媒50++lを筒状反応器に充填
して固定床流通反応装置となし、先ずブタンチオールを
3重量%添加した軽油を通して触媒の予備硫化を行った
。この硫化条件は、温度300℃、水素圧力100 k
g/ci、液空間速度1.0hr−’、水素/硫化油比
100ONf/17とし、10時間処理した。次に第2
表に示す性状の石炭液化油を水素と共に通じ、水素化処
理した。この水素処理において、反応温度を380℃、
410℃及び440℃とし、水素圧力100 kg/c
+(、液空間速度1.0hr−’、水水素7炭炭液化油
比100ON2/1−とし、各温度について100時間
処理した。処理液は通油開始24時間以降1時間毎にサ
ンプリングして平均試料とし、芳香族指数fa及び高沸
点パラフィンの分解率を調べた。結果を第3表に示す。
第2表 原料油として用いた石炭液化油の性状(注)*
芳香族指数fa=油中の芳香環の炭素原子数/油中の全
炭素原子数 (’H−NMRスペクトルより求めた)第3表 (ンわ Po:原料石炭液他山中の炭素原子数22以上のパラフ
ィンの割合l量%) P:水素化処理油中の炭素原子数22以上のパラフィン
の割合l量%) 〔発明の効果〕 本発明の石炭液化方法においては、溶剤水素化工程にお
いて、溶剤水素化および高沸点パラフィンの分解がとも
に効率よく進行する結果、溶剤中の高沸点パラフィンの
蓄積が防止される。そのため、液化油の収率が向上する
とともに、石炭液化を長期にわたり安定して行なうこと
ができる。
芳香族指数fa=油中の芳香環の炭素原子数/油中の全
炭素原子数 (’H−NMRスペクトルより求めた)第3表 (ンわ Po:原料石炭液他山中の炭素原子数22以上のパラフ
ィンの割合l量%) P:水素化処理油中の炭素原子数22以上のパラフィン
の割合l量%) 〔発明の効果〕 本発明の石炭液化方法においては、溶剤水素化工程にお
いて、溶剤水素化および高沸点パラフィンの分解がとも
に効率よく進行する結果、溶剤中の高沸点パラフィンの
蓄積が防止される。そのため、液化油の収率が向上する
とともに、石炭液化を長期にわたり安定して行なうこと
ができる。
Claims (1)
- 石炭の微粉末を溶剤と混合してスラリー化し、該石炭ス
ラリーを高温、高圧下で水素化処理して石炭を液化する
工程と、該工程から得られる液状物の一部を水素化処理
して前記工程用の溶剤として循環させる溶剤水素化工程
とを有する石炭液化方法において、該溶剤水素化工程に
、カルシウムイオンでイオン交換されたモルデナイト型
ゼオラクトを含有するアルミナ及び/又はシリカ−アル
ミナを担体とし、該担体にモリブデン及び/又はタング
ステンとニッケル及び/又はコバルトとを担持せしめた
触媒を用いることを特徴とする石炭液化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005752A JPH0692582B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 石炭液化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005752A JPH0692582B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 石炭液化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164789A true JPS62164789A (ja) | 1987-07-21 |
JPH0692582B2 JPH0692582B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=11619847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61005752A Expired - Lifetime JPH0692582B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | 石炭液化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692582B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3190939A (en) * | 1963-08-19 | 1965-06-22 | Shell Oil Co | Paraffin isomerization process using hydrogen mordenite catalyst |
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JPS56160316A (en) * | 1980-05-14 | 1981-12-10 | Toa Nenryo Kogyo Kk | Synthetic crystalline aluminosilicate composition and its manufacture |
JPS5892461A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-06-01 | アモコ コーポレーション | 水素処理、水添分解用触媒組成物及びその製法 |
JPS6058483A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 石炭の液化方法 |
JPS6058484A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 石炭の液化方法 |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP61005752A patent/JPH0692582B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0692582B2 (ja) | 1994-11-16 |
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