JPH09155198A - 芳香族炭化水素化合物の転化用触媒および転化方法 - Google Patents

芳香族炭化水素化合物の転化用触媒および転化方法

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JPH09155198A
JPH09155198A JP7337675A JP33767595A JPH09155198A JP H09155198 A JPH09155198 A JP H09155198A JP 7337675 A JP7337675 A JP 7337675A JP 33767595 A JP33767595 A JP 33767595A JP H09155198 A JPH09155198 A JP H09155198A
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aromatic hydrocarbon
hydrocarbon compound
catalyst
carbon atoms
zeolite
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JP7337675A
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English (en)
Inventor
Eiji Yasui
英二 安井
Takashi Shoda
隆志 正田
Toshio Waku
俊雄 和久
Toshiyuki Enomoto
敏行 榎本
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Eneos Corp
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Nippon Oil Corp
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を反応
させて、ガソリン基材としてより有用なトルエンと炭素
数8の芳香族炭化水素化合物に転化するのに適した高活
性で触媒劣化が小さく、選択性が高い触媒および転化方
法を提供する。 【解決手段】 ミクロ細孔の最大細孔径が0.6〜1.
0nm、SiO/Al比が50以上のゼオライ
トを含有する担体に、周期律表第VIII族金属および
第VIA族金属から選ばれる金属またはその化合物を担
持させた触媒を用い、特定の沸点範囲を有し、かつベン
ゼンを含有しない原料油中に含まれる炭素数9以上の芳
香族炭化水素化合物を水素の存在下でトルエンと炭素数
8の芳香族炭化水素化合物に転化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族炭化水素化
合物の転化用触媒に関するものであり、さらに詳しくは
炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を反応させること
によって、これらの化合物をガソリン基材としてより有
用なトルエンおよび炭素数8の芳香族炭化水素化合物に
転化するのに適した触媒に関するものである。また本発
明は、芳香族炭化水素化合物の転化方法に関するもので
あり、さらに詳しくは炭素数9以上の芳香族炭化水素化
合物を反応させることによって、これらの化合物をガソ
リン基材としてより有用なトルエンおよび炭素数8の芳
香族炭化水素化合物に転化するのに適した方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ガソリン基材に含まれる芳香族炭化水素
化合物は、一般にオクタン価が高く、また発熱量が大き
い点でガソリン基材として優れている。さらに、この中
でもトルエンおよび炭素数8の芳香族炭化水素化合物は
オクタン価が高く、ドライバビリティに優れており、こ
れらの含有量を増加させることが望まれる。特に、ガソ
リン留分中の炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を、
直接トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物に転化
する方法は意義が大きい。
【0003】芳香族炭化水素化合物同士を反応させて炭
素数の異なる芳香族炭化水素化合物に転化する反応に
は、トランスアルキル化反応および芳香族炭化水素化合
物の不均化反応がある。トランスアルキル化反応は複数
の異なる芳香族炭化水素化合物を反応物とする反応であ
り、芳香族炭化水素化合物の不均化反応は2分子の同一
の芳香族炭化水素化合物が反応するものである。これら
の反応に関してよく知られているプロセスに、トルエン
の不均化反応によるベンゼンとキシレンの製造がある。
さらにこの反応の応用として炭素数9以上の芳香族炭化
水素化合物を原料に加えて、トランスアルキル化反応も
起こさせてキシレンの収率を高める方法がある。
【0004】しかしこのプロセスでは原料にベンゼンで
はなくそれ自体ガソリン基材として有用なトルエンを用
いる必要がある。また、化学工業原料の合成を目的とす
るため純度の高い原料を用いており、他の化合物、特に
脂肪族炭化水素化合物を含む種々の炭化水素化合物の混
合物であるガソリン留分等を原料とすることについて
は、何ら考慮されていなかった。
【0005】米国特許第5,347,061号には、ガ
ソリン留分中のベンゼンと炭素数9以上の芳香族炭化水
素化合物を、直接トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素
化合物に転化する方法に関して開示している。これは、
改質ガソリンを蒸留して得られるベンゼンに富む炭素数
6の炭化水素化合物留分と、炭素数9以上の芳香族炭化
水素化合物と非芳香族炭化水素化合物の混合物の留分
を、酸性メタロシリケート触媒の存在下、トランスアル
キル化反応、アルキル化反応、分解反応を起こさせて、
トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物を製造する
プロセスに関するものである。酸性メタロシリケート触
媒としては、ZSM−5等のゼオライト触媒が例示され
ているが、細孔径や金属の担持についての詳細な記載は
ない。
【0006】特開昭60−246330号公報には、炭
素数9以上の重質芳香族炭化水素を周期律表第VIII
族金属から選ばれた少なくとも1種の金属を担持した結
晶性アルミノシリケート触媒の存在下で水素処理するこ
とを特徴とするベンゼンおよびメチル置換ベンゼンの製
造方法に関して開示されている。しかしながら、特開昭
60−246330号公報にはアルミノシリケートの細
孔径に関する記述はなく、細孔径の効果についての知見
が明らかにされていない。また、トリメチルベンゼンの
転化率が低いという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、炭素
数9以上の芳香族炭化水素化合物を反応させることによ
って、これらの化合物をガソリン基材としてより有用な
トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物へ転化する
のに適した、高活性を示すとともに触媒劣化が小さくか
つ選択性が高い触媒を提供することにある。また、本発
明の目的は、炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を反
応させることによって、これらの化合物をガソリン基材
としてより有用なトルエンおよび炭素数8の芳香族炭化
水素化合物に効率よく転化する方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、炭素数9
以上の芳香族炭化水素化合物を反応させることによっ
て、直接ガソリン基材としてより好ましいトルエンと炭
素数8の芳香族炭化水素化合物へ転化する際に用いられ
る新規な触媒について、鋭意研究を重ねた結果、ミクロ
細孔の最大細孔径が大きくSiO2/Al2O3 比が大きいゼオ
ライトを含有する担体に特定の金属を担持させた触媒
が、特定の沸点範囲を有し、かつベンゼンを含有しない
原料油を用いた場合に、高活性を示すと共に、触媒劣化
が小さくかつ選択性が高いことを見い出し本発明を完成
するに至った。
【0009】すなわち本発明は、ミクロ細孔の最大細孔
径が0.6〜1.0nm、SiO2/Al2O3 比が50以上で
あるゼオライトを含有する担体に、周期律表第VIII
族金属および第VIA族金属から選ばれた少なくとも1
種の金属またはその化合物を担持させて得られる触媒で
あって、沸点範囲が100〜210℃であり、かつベン
ゼンを含有しない原料油中に含まれる炭素数9以上の芳
香族炭化水素化合物を、水素の存在下で、トルエンと炭
素数8の芳香族炭化水素化合物に転化する方法に用いら
れる芳香族炭化水素化合物の転化用触媒を提供するもの
である。
【0010】また本発明は、ミクロ細孔の最大細孔径が
0.6〜1.0nm、SiO2/Al2O3比が50以上である
少なくとも1種のゼオライトを含有する担体に、周期律
表第VIII族金属および第VIA族金属から選ばれた
少なくとも1種の金属またはその化合物を担持させて得
られる触媒を用いて、沸点範囲が100〜210℃であ
り、かつベンゼンを含有しない原料油中に含まれる炭素
数9以上の芳香族炭化水素化合物を、水素の存在下でト
ルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物に転化する方
法を提供するものである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の触媒は、ミクロ細孔の最
大細孔径が0.6〜1.0nm、SiO2/Al2O3 比が50
以上であるゼオライトを含有する担体に、周期律表第V
III族金属および第VIA族金属から選ばれた少なく
とも1種の金属またはその化合物を担持させてなること
を特徴とするものである。多孔質触媒材料の細孔構造
は、一般に、流路、マクロ細孔(細孔径が50nmを越
える)、メソ細孔(細孔径が2〜50nm)、ミクロ細
孔(細孔径が2nm未満)に分類される。また、多孔質
触媒材料には、大きさの異なる2種以上のミクロ細孔を
持つものもあるが、本発明において、ミクロ細孔の最大
細孔径とは、これらミクロ細孔のうち最大のものの細孔
入口径のことをいい、これが0.6〜1.0nmである
ことが必要である。また、この様なミクロ細孔は、通
常、細孔入口を形成する環が酸素12員環からなるもの
である。なお、以下、本発明において、細孔が真円でな
く楕円の場合には、その長径を細孔径とする。
【0012】本発明で用いられるゼオライトのミクロ細
孔の最大細孔径は0.6〜1.0nm、好ましくは0.
6〜0.8nmであることが必要である。0.6nmに
満たない場合は、炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物
からトルエンおよび炭素数8の芳香族炭化水素化合物へ
の転化反応の活性が低下し、また原料中に共存する脂肪
族炭化水素化合物の分解反応の選択性が上がるなどして
好ましくない。
【0013】本発明で用いられるゼオライトとしては、
例えばモルデナイト、X型ゼオライト、Y型ゼオライ
ト、オフレタイト、β型ゼオライト、L型ゼオライト、
Ω型ゼオライトなどが挙げられるが、この中でもモルデ
ナイト、Y型ゼオライトが好ましく、さらに好ましくは
モルデナイトである。これらのゼオライトは合成品でも
天然品でも良い。また、本発明においては、1種類のゼ
オライトを用いてもよく、必要に応じて2種類以上のゼ
オライトを組み合わせて用いてもよい。本発明で用いら
れるゼオライトのSiO2/Al2O3 比(モル比)は、触媒の
活性、触媒の劣化および触媒の再生時の安定性の点から
大きい方が好ましい。SiO2/Al2O3 比は50以上が必要
であり、好ましくは80以上、さらに好ましくは100
〜300、最も好ましくは150〜250の範囲であ
る。このようなSiO2/Al2O3 比が大きいゼオライトは、
可能であれば所望の値になるように合成時に原料の比を
適宜調整して合成してもよいが、SiO2/Al2O3 比が小さ
いゼオライトを合成し、それをスチーミング処理や酸処
理などの公知の方法で脱アルミニウム処理を行うことに
よって得られる。
【0014】一般に、ゼオライトは、結晶骨格に負電荷
を有し、それを補償する対カチオンが存在する。本発明
において用いられるゼオライトの対カチオンは任意であ
るが、好ましくは水素イオンまたは水素イオンとアルカ
リ金属イオンおよび/またはアルカリ土類金属イオンと
の混合物、より好ましくは水素イオンとアルカリ金属イ
オンおよび/またはアルカリ土類金属イオンとの混合物
が望ましい。対カチオン全体に対する水素イオンの割合
は、イオン当量として、好ましくは20%以上、より好
ましくは30%以上、最も好ましくは40〜90%の範
囲であることが望ましい。
【0015】また、対カチオン全体に対するアルカリ金
属イオンおよび/またはアルカリ土類金属イオンの割合
は、イオン当量として好ましくは80%以下、より好ま
しくは70%以下、さらにとくに好ましくは10〜60
%の範囲であることが望ましい。対カチオンとしては、
アルカリ金属イオンではK+ 、Na+ が好ましく、アル
カリ土類金属イオンではMg2+、Ca2+が好ましい。
【0016】上記のようなアルカリ金属イオンおよび/
またはアルカリ土類金属イオンを対カチオンとして有す
るゼオライトを調製するには、原料とするゼオライトの
対カチオンがほとんど水素イオンである場合には、この
水素イオンの一部をアルカリ金属イオンおよび/または
アルカリ土類金属イオンで交換することで得られる。ま
た、原料とするゼオライトの対カチオンがほとんどアル
カリ金属イオンおよび/またはアルカリ土類金属イオン
である場合には、これらのイオンを一部残すように水素
イオンに交換しても良く、ほとんど全部を水素イオンに
交換してから再度アルカリ金属イオンおよび/またはア
ルカリ土類金属イオンで交換しても良い。なお、対カチ
オンを水素イオンに交換するには、直接水素イオンに交
換する方法の他に、公知のようにアンモニウムイオンに
交換した後、焼成して水素イオンに転換する方法をとる
ことができる。
【0017】本発明の触媒を調製する際に、金属の担持
と成型の順序はどちらを先に行ってもよいが、担体を成
型してから金属を担持する方が好ましい。成型には、通
常使われる成型法を用いることができる。たとえば、押
出し成型、打錠成型、オイルドロップ法などがあげられ
る。この中で、押出し成型が好ましい。成型する際に
は、必要に応じてバインダーを用いてもよい。
【0018】バインダーには特に制限はなく、アルミ
ナ、チタニア、シリカアルミナなどの金属酸化物や、粘
土鉱物など任意のものを用いることができるが、アルミ
ナ、シリカ、粘土鉱物が好ましく、アルミナが特に好ま
しい。また、必要に応じて2種以上のバインダーを用い
てもよい。バインダーの量に制限はないが、バインダー
を含めた担体全量基準で5〜50質量%となることが好
ましく、さらに好ましくは10〜30質量%である。バ
インダーの使用量が多すぎると触媒性能が低下し、使用
量が少ないと成型が困難になる場合がある。
【0019】本発明で用いられる触媒に担持させる金属
は、周期律表第VIII族金属または第VIA族金属か
ら選ばれた少なくとも1種の金属である。周期律表第V
III族金属とは、具体的にはCo、Fe、Ni、R
u、Rh、Pd、Os、Ir、Ptである。好ましくは
Co、Fe、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Ptであ
り、さらに好ましくはNi、Pd、Irであり、さらに
特に好ましくはNi、Pdである。周期律表第VIA族
金属とは、具体的にはCr、Mo、Wである。好ましく
はMo、Wであり、さらに好ましくはMoである。これ
らの金属は単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用
いてもよい。
【0020】金属の担持法にとくに制限はなく、通常の
担持法を適用できる。たとえば含浸法、CVD(Che
mical Vapor Deposition)法、
などが挙げられるが、好ましくは含浸法である。さらに
含浸法の中でも好ましくは、吸着法、イオン交換法、蒸
発乾固法、Incipient wetness法、ス
プレー法である。
【0021】また担持する金属の原料は、通常使われる
任意のものを用いることができる。たとえば塩化物、硝
酸塩、硫酸塩などがあげられる。またPd(NH34
Cl2 やPd(NH34 (NO3 )などのアンミン錯
体も用いることができる。また、本発明で用いられる触
媒において、金属は金属原子として担持されていてもよ
く、硫化物、酸化物等の化合物として担持されていても
よいが、反応の活性の点からこの中でも金属原子または
硫化物として担持されていることが好ましい。
【0022】本発明の触媒は、上記のような担体に周期
律表第VIII族金属および第VIA族金属から選ばれ
た少なくとも1種の金属を担持させてなるものであり、
金属を担持しない場合、触媒の活性が低下し、また触媒
が劣化しやすくなり好ましくない。
【0023】このような金属の担持量は、金属の種類お
よび反応条件等により適宜選択されなんら制限はない
が、担持された金属を含めた触媒全量基準で各々の金属
について金属換算で、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、
Ptについては0.01〜5質量%が好ましく、0.0
5〜3質量%がさらに好ましく、0.1〜1質量%が最
も好ましい。Co、Fe、Ni、Cr、Mo、Wについ
ては0.1〜15質量%が好ましく、0.3〜10質量
%がさらに好ましく、0.5〜5質量%が最も好まし
い。
【0024】本発明の触媒は、調製後に焼成処理を行う
ことが好ましい。焼成温度は通常は200〜600℃で
あり、好ましくは300〜500℃である。また、反応
開始前には前処理として還元処理または硫化処理を行う
ことが好ましい。還元処理には水素を含んだガスを用い
た水素還元が好ましく、還元温度は通常は100〜60
0℃、好ましくは200〜500℃である。硫化処理に
は硫化水素、二硫化炭素、ジメチルジスルフィド(DM
DS)などの硫化剤を用いて、水素ガスを含んだガスの
共存下に処理することが好ましく、硫化温度は好ましく
は100〜500℃、さらに好ましくは200〜400
℃である。
【0025】本発明の触媒を用いれば、副反応である芳
香族環の水素化反応は通常ほとんど起こらない。しかし
ながら、金属の種類、反応条件などによってはこの副反
応が著しくなる場合があり、この際には前処理として硫
化処理を行うことがより好ましい。
【0026】本発明において上記したような触媒は、沸
点範囲が100〜210℃であり、かつベンゼンを含有
しない原料油中に含まれる炭素数9以上の芳香族炭化水
素化合物を、トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合
物に転化する方法に用いられる。
【0027】本発明において、原料油としては、AST
M D86に規定されている測定法で沸点範囲の下限値
は100℃、好ましくは130℃、より好ましくは15
0℃であり、沸点範囲の上限値が210℃、好ましくは
200℃、より好ましくは195℃のものが用いられ
る。沸点範囲が210℃を越える場合は、触媒寿命が短
くなるため好ましくない。また、本発明において用いら
れる原料油としては、上記沸点範囲を満たすと共に、炭
素数9以上の芳香族炭化水素化合物を含有し、かつベン
ゼンを含有していないことが必要である。ここで、原料
油中の炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物の含有量は
任意であるが、反応の効率の点から多い方が好ましい。
本発明では通常、炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物
の含有量は原料油全量基準で1質量%以上、好ましくは
30質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上、最
も好ましくは95質量%以上であることが望ましい。ま
た、この中でも炭素数9の芳香族炭化水素化合物の含有
量が、原料油全量基準で1質量%以上、好ましくは30
質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上、最も好
ましくは95質量%以上であることが望ましい。本発明
で用いられる原料油としては、上記沸点範囲を満たし、
炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を含有し、かつベ
ンゼンを含有しないものであればよく、任意の方法で得
られる。
【0028】このような原料油としては、化学工業原料
のような純品であってもよいが、通常、本発明で用いら
れる原料油は他の化合物との混合物であり、具体的に
は、例えば、原油を蒸留して得られる石油留出油、およ
び石油留出油に各種の処理を行ったものなどが挙げられ
る。この中でも、接触改質装置から得られる改質ガソリ
ン、流動接触分解装置から得られる接触分解ガソリン等
が好ましく用いられ、芳香族成分に富む改質ガソリンが
とくに好ましく用いられる。
【0029】また、上記したような混合物は、通常、本
発明に係る反応の生成物であるトルエンおよび炭素数8
の芳香族炭化水素化合物も含まれている。本発明では、
これらの化合物を含んだまま原料油としてもよいが、反
応の効率の点から蒸留等によってこれらの化合物を取り
除いて原料油とすることが好ましい。つまり、改質ガソ
リン等を蒸留して、ベンゼンを含有する留分、トルエン
および炭素数8の芳香族炭化水素化合物を含有する留
分、炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を含有する留
分等に分離し、これらのうち炭素数9以上の芳香族炭化
水素化合物を含有する留分を原料油とすることが好まし
い。なお、ここで取り除かれたトルエンおよび炭素数8
の芳香族炭化水素化合物は、それぞれガソリン基材とし
て用いてもよく、また化学工業の原料としても用いられ
る。
【0030】本発明の触媒を用いて、芳香族炭化水素の
転化反応を行う場合、水素の存在下で行うことが必要で
ある。本発明において、水素ガスと原料油の比(0℃、
1気圧の標準状態での水素の体積/原料油の体積)に
は、特に制限はないが、好ましくは50〜2000Nm
3 /m3 、より好ましくは500〜1500Nm3 /m
3 の範囲が望ましい。水素ガスと原料油の比が小さすぎ
ると触媒寿命が著しく短くなる。水素ガスと原料油の比
が大きすぎると経済的でない。
【0031】また、本発明の触媒を用いる際、水素の存
在下であればよく、その他の反応条件は触媒の活性、原
料油および生成油の組成等により適宜選択されるもので
あり、反応圧力、反応温度、液空間速度等になんら制限
はない。しかしながら、通常反応圧力は0.1〜6MP
a、好ましくは2〜4MPaの範囲で行われる。また、
反応温度についても通常は200〜550℃、好ましく
は250〜500℃、さらに好ましくは350〜500
℃の範囲で行われる。反応温度が低すぎると転化率が低
下し好ましくない。LHSVは0.1〜10h-1の範囲
が好ましく、0.5〜5h-1がさらに好ましい。本発明
において、反応器の形式は固定床、流動床、膨張床のい
ずれでもよいが、固定床が好ましい。原料油、水素、触
媒の接触は並行上昇流、並行下降流、向流のいずれの形
式でもよい。また、反応は流通法、回分法のどちらでも
良いが、流通法が好ましい。
【0032】本発明の触媒を用いて、炭素数9以上の芳
香族炭化水素化合物を、トルエンおよび炭素数8の芳香
族炭化水素化合物へ転化する際、その転化率は高く、生
成油中の未反応の炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物
の含有量は少ない。従って、生成油を原料油と混合して
リサイクルして再び反応させることは必ずしも必要では
ないが、反応の効率を上げるためにはリサイクルを行う
ことが好ましい。リサイクルを行う場合は、生成油の一
部をそのまま原料油と混合してもよいし、蒸留するなど
して未反応の炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を含
む留分のみを取り出して原料油に混合してもよい。
【0033】図1に本発明の触媒を用いてリサイクルを
行うプロセスの単純な一例を図示する。炭素数9以上の
芳香族炭化水素化合物を含有する原料油(導管10)
は、蒸留搭(40)からリサイクルされる炭素数9以上
の芳香族炭化水素化合物を含有する留分(導管24)と
ともに反応器(30)へ送られる(導管12)。生成油
は蒸留搭(40)へ送られ(導管14)、ガス分(導管
16)、ベンゼンを含有する留分(導管18)、トルエ
ン、炭素数8の芳香族炭化水素化合物を含有する留分
(導管20)、炭素数9以上の芳香族炭化水素化合物を
含有する留分(導管22)に分けられ、炭素数9以上の
芳香族炭化水素化合物を含有する留分の少なくとも一部
がリサイクルされる(導管24)。
【0034】図2に、別の好ましい一例を図示する。原
料油(導管10)は蒸留搭(23)によりベンゼンを含
有する留分(導管11)、トルエンを含有する留分(導
管20)、炭素数8以上の芳香族炭化水素化合物を含有
する留分(導管12)に分けられる。炭素数8以上の芳
香族炭化水素化合物を含有する留分から蒸留搭(24)
で炭素数8の芳香族炭化水素化合物を含有する留分(導
管21)が分離された後、炭素数9以上の芳香族炭化水
素化合物を含有する留分(導管22)の少なくとも一部
(導管14)が反応器(25)に送られる。生成油(導
管16)から蒸留搭(26)でベンゼン、トルエンを含
有する留分(導管17)が分離され、炭素数8以上の芳
香族炭化水素化合物を含有する留分(導管18)は蒸留
搭(24)へ送られる。
【0035】
【実施例】以下に実施例および比較例を示して本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0036】(実施例1)ミクロ細孔の最大細孔径が
0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203の水素イオン型
モルデナイト[HSZ690HOA、東ソー(株)]
に、希硝酸で解膠したベーマイトを添加して捏和、押出
し成型、乾燥および焼成して触媒担体を調製した。ベー
マイトの量は担体全量基準でアルミナバインダーが30
質量%になるように調整した。この担体に、硝酸ニッケ
ル水溶液を用いてNi金属換算で3質量%(触媒全量基
準)のNiをIncipient wetness 法で担持し、乾燥およ
び焼成して触媒を調製した。次いで以下に示す反応を行
う前に、この触媒に対して1容量%の硫化水素を含む水
素ガスにより硫化処理を行った。容量20mlの加圧式
流通系反応装置を使用し、表1に示す性状・組成の原料
油を用いて反応実験を行った。なお、この原料油は、接
触改質装置から得られる改質ガソリンを蒸留して、主と
して炭素数9の芳香族炭化水素化合物を含有する留分
(沸点範囲158〜190℃)を分離して得られるもの
である。反応条件は圧力3.0MPa、温度400℃、
LHSV1.5h-1、水素/油比630Nm3 /m3
実施した。反応開始から72時間後および360時間後
の反応結果を表1に示す。
【0037】(実施例2)実施例1で用いたミクロ細孔
の最大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203
の水素イオン型モルデナイトの代わりに、これを以下の
ようにしてNaイオン交換を行ったものを用いた他は、
実施例1と同様に触媒調製および反応実験を行った。結
果を表1に示す。(Naイオン交換方法)モルデナイト
をNaCl水溶液にいれ、90℃、14時間攪拌した
後、ロ過し、イオン交換水で洗浄した。その後、乾燥、
焼成した。イオン交換率は50%であった。
【0038】(実施例3)実施例1で用いたミクロ細孔
の最大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203
の水素イオン型モルデナイトの代りに、ミクロ細孔の最
大細孔径が0.74nm、SiO2/Al2O3 比が240の水
素イオン型超安定Y型ゼオライト[HSZ390HU
A、東ソー(株)]を用いたほかは実施例1と同様に触
媒調製および反応実験を行った。結果を表1に示す。
【0039】(比較例1)実施例1で用いた原料油の代
わりに、接触改質装置から得られる改質ガソリンを蒸留
する際、主として炭素数9の芳香族炭化水素化合物を含
有する留分の沸点範囲を161〜230℃としたものを
用いた他は実施例1と同様に触媒調製および反応実験を
行った。結果を表2に示す。
【0040】(比較例2)実施例1で用いたミクロ細孔
の最大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203
の水素イオン型モルデナイトの代りに、ミクロ細孔の最
大細孔径が0.54nm、SiO2/Al2O3 比が26の水素
イオン型ZSM−5を使用したほかは実施例1と同様に
触媒調製および反応実験を行った。結果を表2に示す。
【0041】(比較例3)実施例1で用いたミクロ細孔
の最大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203
の水素イオン型モルデナイトの代りに、ミクロ細孔の最
大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が20の水素
イオン型モルデナイト[HSZ640HOA、東ソー
(株)]を用いたほかは実施例1と同様に触媒調製およ
び反応実験を行った。結果を表2に示す。
【0042】(比較例4)実施例1で用いたミクロ細孔
の最大細孔径が0.70nm、SiO2/Al2O3 比が203
の水素イオン型モルデナイトの代りに、ミクロ細孔の最
大細孔径が0.74nm、SiO2/Al2O3 比が26の水素
イオン型超安定Y型ゼオライト[HSZ370HUA、
東ソー(株)]を用いたほかは実施例1と同様に触媒調
製および反応実験を行った。結果を表3に示す。
【0043】(比較例5)実施例1に用いた触媒の代わ
りに、実施例1と同じ触媒担体に金属を担持していない
触媒を用いたほかは実施例1と同様に反応実験を行っ
た。結果を表3に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】表1の結果から明らかなように、実施例で
は、反応開始72時間後の炭素数9以上の芳香族炭化水
素化合物の転化率が高く、また反応開始360時間後の
転化率も高く触媒の劣化が小さいことがわかる。一方、
表2から明らかなように、沸点範囲が本発明で規定する
範囲を越える原料油を用いた比較例1では、360時間
後の転化率が低くなり、触媒劣化が大きい。また、ミク
ロ細孔径の最大細孔径が0.6nmに満たないゼオライ
トを用いた比較例2では、反応開始72時間後の炭素数
9以上の芳香族炭化水素化合物の転化率が低く、とくに
トリメチルベンゼンの転化率が小さい。さらに、反応開
始360時間後の転化率が小さく、触媒劣化が大きい。
またSiO2/Al2O3 比の小さいゼオライトを用いた比較例
3、比較例4では転化率が低く触媒の劣化が大きい。金
属を担持していない触媒を用いた比較例5では、炭素数
9以上の芳香族炭化水素化合物の転化率が著しく低い。
【0048】
【発明の効果】本発明の触媒は、特定の沸点範囲を有
し、かつベンゼンを含有しない原料油中に含まれる炭素
数9以上の芳香族炭化水素化合物を反応させることによ
って、これらの化合物をガソリン基材としてより有用な
トルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物へ転化する
のに適しており、高活性を示すとともに、触媒劣化が小
さく、かつ選択性が高い。また本発明の転化方法によ
り、特定の沸点範囲を有し、かつベンゼンを含有しない
原料油中に含まれる炭素数9以上の芳香族炭化水素化合
物を反応させて、これらの化合物をガソリン基材として
より有用なトルエンと炭素数8の芳香族炭化水素化合物
へ効率よく転化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の触媒を用いたガソリン基材の製造方
法を説明するための工程図である。
【図2】 本発明の触媒を用いたガソリン基材の他の製
造方法を説明するための工程図である。
【符号の説明】
10 原料油供給導管 25、30 反応塔 23、24、26、40 蒸留塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 15/06 6958−4H C07C 15/06 15/067 6958−4H 15/067 C10G 35/095 9279−4H C10G 35/095 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 榎本 敏行 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本石 油株式会社中央技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミクロ細孔の最大細孔径が0.6〜1.
    0nm、SiO2/Al2O3 比が50以上であるゼオライトを
    含有する担体に、周期律表第VIII族金属および第V
    IA族金属から選ばれた少なくとも1種の金属またはそ
    の化合物を担持させて得られる触媒であって、沸点範囲
    が100〜210℃であり、かつベンゼンを含有しない
    原料油中に含まれる炭素数9以上の芳香族炭化水素化合
    物を、水素の存在下で、トルエンと炭素数8の芳香族炭
    化水素化合物に転化する方法に用いられる芳香族炭化水
    素化合物の転化用触媒。
  2. 【請求項2】 ミクロ細孔の最大細孔径が0.6〜1.
    0nm、SiO2/Al2O3 比が50以上である少なくとも1
    種のゼオライトを含有する担体に、周期律表第VIII
    族金属および第VIA族金属から選ばれた少なくとも1
    種の金属またはその化合物を担持させて得られる触媒を
    用いて、沸点範囲が100〜210℃であり、かつベン
    ゼンを含有しない原料油中に含まれる炭素数9以上の芳
    香族炭化水素化合物を、水素の存在下でトルエンと炭素
    数8の芳香族炭化水素化合物に転化する方法。
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JP2007526301A (ja) * 2004-03-04 2007-09-13 ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド C9芳香族含有混合物をキシレン異性体類に転化する方法
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JP2017006875A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 Jxエネルギー株式会社 芳香族転換反応用触媒及び芳香族炭化水素の製造方法

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