JPS6216208B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6216208B2
JPS6216208B2 JP55073467A JP7346780A JPS6216208B2 JP S6216208 B2 JPS6216208 B2 JP S6216208B2 JP 55073467 A JP55073467 A JP 55073467A JP 7346780 A JP7346780 A JP 7346780A JP S6216208 B2 JPS6216208 B2 JP S6216208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curing agent
group
alkyl group
formula
substituent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55073467A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57124A (en
Inventor
Masahiro Matsumura
Masaaki Ootsu
Yoshihiro Kitsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7346780A priority Critical patent/JPS57124A/ja
Publication of JPS57124A publication Critical patent/JPS57124A/ja
Publication of JPS6216208B2 publication Critical patent/JPS6216208B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、エポキシ樹脂用硬化剤に関するも
のである。 従来から、エポキシ樹脂の硬化剤として多管能
芳香族アミンやカルボン酸等が使用されている。
ところが、このような硬化剤では、生成エポキシ
樹脂硬化物の耐熱性を充分高めることができなか
つた。そのため、このようなエポキシ樹脂硬化物
を用いたプリント配線基板は、耐熱性が不充分で
あり、実装密度の増大と配線パターンの高密度化
とにもとづく基板の耐熱性向上の要求に充分応え
ていないのが実情である。 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、下記の一般式 〔ただし、上記の式において、Rは構造中に少
なくとも一つの芳香環または複素環を含む1価の
基であり、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、
アルキル基およびハロゲン原子の少なくとも一つ
が置換基として入つていてもよい。R′および
R″は水素またはアルキル基を示し、a,bはa
が1のときはbが1でaが2のときはbが0を示
す。なお、a=2のときは、2個の括弧( )の
構造部分は同じでなくてもよい。また括弧( )
内のフエノール核にはアルキル基、水酸基および
ハロゲン原子の少なくとも一つが置換基として入
つていてもよい。〕 で表わされる化合物からなるエポキシ樹脂用硬化
剤(以下「硬化剤」と略す)を第1の要旨とする
とともに、上記の一般式で表わされる化合物のう
ちa=1かつb=1のものと、ポリ―p―ビニル
フエノールおよびそのハロゲン化物の少なくとも
一方とからなる硬化剤を第2の要旨とするもので
ある。 すなわち、上記の一般式で表わされる化合物か
らなる硬化剤(第1の硬化剤)は、耐熱性に富む
エポキシ樹脂硬化物を生成しうるため、耐熱性の
優れたプリント配線基板の製造を実現しうるよう
になり、上記の一般式で表わされる化合物と、ポ
リ―p―ビニルフエノールおよびそのハロゲン化
物の少なくとも一方と、からなる硬化剤(第2の
硬化剤)は、耐熱性に富むとともに耐湿性にも富
むエポキシ樹脂硬化剤を生成しうるため、耐熱性
および耐湿性の双方に優れたプリント配線基板の
製造を実現しうるようになるのである。 つぎに、この発明を詳しく説明する。 前記の一般式において、1価の基Rとしては、
下記のようなものがあげられる。
【式】 【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 【式】 〔実施例 1〕
アニリン93.0g(1モル)とN―(p―ヒドロ
キシフエニル)マレイミド189g(1モル)を4
つ口フラスコに投入し、フラスコ内を窒素で置換
し、続いて乾燥した窒素を送り込みながらフラス
コを砂浴上でゆつくりと加熱した。そして、加熱
しながら内容物を完全溶融させ、ついで撹拌して
180〜190℃の温度を65分間保つたのち内容物を取
り出して冷却し反応を終了した。その結果、硬化
剤(A)を得た。この硬化剤(A)は、高速液体クロマト
グラフ測定の結果、平均分子量が280でありNMR
測定の結果、マレイミド環のC=C結合が認めら
れず〓CH―CH2―結合の生成(反応が完全に行
われたことを示す)が認められた。なお、硬化剤
(A)の構造式はつぎのとおりである。 〔実施例 2〕 アニリンに代えてp―アミノフエノールを109
g(1モル)用いた。それ以外は実施例1と同様
にして硬化剤(B)を得た。この硬化剤(B)は、平均分
子量が300であり、NMR測定結果より反応が完全
に行われていることが確認された。 なお、硬化剤(B)の構造式はつぎのとおりであ
る。 〔実施例 3〕 4,4′―ジアミノジフエニルメタン158.4g
(0.8モル)とN―(p―ヒドロキシフエニル)マ
レイミド151.2g(0.8モル)とを用い、実施例1
と同様にして硬化剤(C)を得た。この硬化剤(C)は、
平均分子量が390であり、NMR測定結果より反応
が完全に行われていることが確認された。 なお、硬化剤(C)の構造式はつぎのとおりであ
る。 〔実施例 4〕 p―アミノフエノール54.5g(0.5モル)とN
―(p―ヒドロキシフエニル)マレイミド189g
(1.0モル)とを用い、実施例1と同様にして硬化
剤(D)を得た。この硬化剤(D)は、平均分子量が490
であり、NMR測定結果より反応が完全に行われ
ていることが確認された。 なお、硬化剤(D)の構造式はつぎのとおりであ
る。 〔実施例 5〕 実施例1で得られた硬化剤(A)7.4gとポリ―p
―ビニルフエノール(レジンM、丸善石油社製、
MW4000、水酸基当量120)56.8gとを配合して
硬化剤(E)を得た。 〔実施例 6〕 実施例2で得られた硬化剤(B)5.2gとポリ―p
―ビニルフエーノル(レジンM)56.8gとを配合
して硬化剤(F)を得た。 〔実施例 7〕 実施例2で得られた硬化剤(B)15.7gとポリ―p
―ビニルフエノール(レジンM)44.2gとを配合
して硬化剤(G)を得た。 〔実施例 8〕 実施例3で得られた硬化剤(C)10.2gとポリ―p
―ビニルフエノール(レジンM)50.5gとを配合
して硬化剤(H)を得た。 〔比較例〕 4,4′―ジアミノジフエニルスルホンをそのま
ま比較例とした。 つぎに、以上の実施例および比較例の硬化剤を
次表に示すエポキシ樹脂100gに対して同表に示
す量だけ添加し、ついでジメチルホルムアミドを
用いて均一に溶解混合した。つぎに、これを減圧
乾燥して溶剤を蒸発させたのち、得られた固形物
を170℃で2時間、ついで200℃で3時間加熱して
エポキシ樹脂硬化物を得た。
【表】
【表】 つぎに、上記のようにして得られたエポキシ樹
脂硬化物のガラス転移温度および吸水率を測定し
た。その結果は第2表のとおりである。表から明
らかなように、No.1〜5で得られた硬化物(この
発明にかかる第1の硬化剤A〜Dを用いたもの)
は、比較例のものを用いた硬化物(No.11)に比べ
て耐熱性(ガラス転移温度が高い)が著しく優れ
ている。また、No.6〜9で得られた硬化物(この
発明にかかる第2の硬化剤E〜Hを用いたもの)
は、耐熱性および耐水性の双方に優れているので
ある。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式 〔ただし、上記の式において、Rは構造中に少
    なくとも一つの芳香環または複素環を含む1価の
    基であり、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、
    アルキル基およびハロゲン原子の少なくとも一つ
    が置換基として入つていてもよい。R′および
    R″は水素またはアルキル基を示し、a,bはa
    が1のときはbが1でaが2のときはbが0を示
    す。なお、a=2のときは、2個の括弧( )の
    構造部分は同じでなくてもよい。また括弧( )
    内のフエノール核にはアルキル基、水酸基および
    ハロゲン原子の少なくとも一つが置換基として入
    つていてもよい。〕 で表わされる化合物からなるエポキシ樹脂用硬化
    剤。 2 下記の一般式 〔ただし、上記の式において、Rは構造中に少
    なくとも一つの芳香環または複素環を含む1価の
    基であり、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、
    アルキル基およびハロゲン原子の少なくとも一つ
    が置換基として入つていてもよい。R′および
    R″は水素またはアルキル基を示す。また括弧
    ( )内のフエノール核にはアルキル基、水酸基
    およびハロゲン原子の少なくとも一つが置換基と
    して入つていてもよい。〕 で表わされる化合物と、ポリ―p―ビニルフエノ
    ールおよびそのハロゲン化物の少なくとも一方と
    からなるエポキシ樹脂用硬化剤。
JP7346780A 1980-05-31 1980-05-31 Curing agent for epoxy resin Granted JPS57124A (en)

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JP7346780A JPS57124A (en) 1980-05-31 1980-05-31 Curing agent for epoxy resin

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JP7346780A JPS57124A (en) 1980-05-31 1980-05-31 Curing agent for epoxy resin

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57124A JPS57124A (en) 1982-01-05
JPS6216208B2 true JPS6216208B2 (ja) 1987-04-11

Family

ID=13519095

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JP7346780A Granted JPS57124A (en) 1980-05-31 1980-05-31 Curing agent for epoxy resin

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214904U (ja) * 1988-07-13 1990-01-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS56125423A (en) * 1980-03-08 1981-10-01 Matsushita Electric Works Ltd Epoxy resin composition
JPS56151726A (en) * 1980-04-26 1981-11-24 Matsushita Electric Works Ltd Epoxy resin composition

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JPS57124A (en) 1982-01-05

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