JPS62160611A - 被覆電線用撚線導体の製造方法 - Google Patents
被覆電線用撚線導体の製造方法Info
- Publication number
- JPS62160611A JPS62160611A JP331386A JP331386A JPS62160611A JP S62160611 A JPS62160611 A JP S62160611A JP 331386 A JP331386 A JP 331386A JP 331386 A JP331386 A JP 331386A JP S62160611 A JPS62160611 A JP S62160611A
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- Japan
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- wire
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、ポリエチレンなどによって絶縁被覆された
被N電線用の撚線導体の製造方法に関し、特に電柱間な
どに架線される被覆電線用撚線導体の製造方法に関する
。
被N電線用の撚線導体の製造方法に関し、特に電柱間な
どに架線される被覆電線用撚線導体の製造方法に関する
。
[従来の技術]
電柱間などに架線される架空配電線用導体としては、従
来から硬銅線が使用されている。集合した複数本の硬銅
線は撚り合わせられ、このm線上にポリエチレン、ポリ
塩化ビニルなどによる絶縁被覆が施される。
来から硬銅線が使用されている。集合した複数本の硬銅
線は撚り合わせられ、このm線上にポリエチレン、ポリ
塩化ビニルなどによる絶縁被覆が施される。
[発明が解決しようとする問題点〕
撚り合わせられた各硬銅線の表面には、撚りを解除しよ
うとする!!翰反発力が必然的に生じる。
うとする!!翰反発力が必然的に生じる。
この撚線反発力は、各硬tA線の表面上に引張残留応力
として現われる。また、各硬銅線には、ドラムに巻かれ
ていたときについた巻癖に起因する残留応力が存在する
こともある。
として現われる。また、各硬銅線には、ドラムに巻かれ
ていたときについた巻癖に起因する残留応力が存在する
こともある。
従来の被覆電線では、上述のような残留応力が1つの要
因となって1iFilを生じることがあった。
因となって1iFilを生じることがあった。
すなわち、被覆電線内に雨水が浸入したりすると、被T
[層内部は腐蝕しやすい環境となり、硬銅線表面に酸化
被膜が形成したりする。このような腐蝕環境と上述の残
留応力とが互いに影響し合うと硬銅線に応力腐蝕割れが
生じ、その結果断線にまで至る。
[層内部は腐蝕しやすい環境となり、硬銅線表面に酸化
被膜が形成したりする。このような腐蝕環境と上述の残
留応力とが互いに影響し合うと硬銅線に応力腐蝕割れが
生じ、その結果断線にまで至る。
被覆電線用導体として軟銅線を用いれば、上述のような
残留応力は小さいので応力腐蝕割れ現象の生ずる可能性
は少なくなる。しかし、その反面引張強さの低下は免れ
ず、そのため実際上軟銅線を被覆電線用撚線導体として
用いることはできない。
残留応力は小さいので応力腐蝕割れ現象の生ずる可能性
は少なくなる。しかし、その反面引張強さの低下は免れ
ず、そのため実際上軟銅線を被覆電線用撚線導体として
用いることはできない。
それゆえに、この発明の目的は、引張強さを維持すると
ともに、応力腐蝕割れ現象を生じさせない被覆′?fi
線用撚線導体を製造することのできる方法を提供するこ
とである。
ともに、応力腐蝕割れ現象を生じさせない被覆′?fi
線用撚線導体を製造することのできる方法を提供するこ
とである。
[問題点を解決するための手段]および[作用効果1
この発明に従った被覆電線用撚線導体の製造方法は、A
g、Sn、fvN+、Cr1 In1Ni、A区、Fe
、Si 、Sb 、Zr 、Te 、Seを含む群か
ら選ばれた1[または2種以上の元素の濃度が外層部よ
りも中心部の方が高い導体を、減面率60〜99.5%
で伸線加工した後、加熱によって外層部のみを再結晶化
させた導体素線とし、この導体素線を複数本集合して撚
線にすることを特徴とする。
g、Sn、fvN+、Cr1 In1Ni、A区、Fe
、Si 、Sb 、Zr 、Te 、Seを含む群か
ら選ばれた1[または2種以上の元素の濃度が外層部よ
りも中心部の方が高い導体を、減面率60〜99.5%
で伸線加工した後、加熱によって外層部のみを再結晶化
させた導体素線とし、この導体素線を複数本集合して撚
線にすることを特徴とする。
この方法によつ−C得られた導体素線の内部結晶組織は
、第1図に示すように、その外層部1が再結晶組織を有
し、その中心部2が長手方向に長く延びた伸線加工組織
を有している。このように、撚り線を構成する各導体素
線の外層部1が再結晶組織を有し転位密度が低下してい
るため、各素線を撚り合わせたとき各素線の外層部1は
塑性変形する。したがって、各素線表面には前述したよ
うな残留応力は生じにくく、応力塵f!!i割れ現象の
生ずる可能性も小さくなる。一方、各導体素線の中心部
2は、伸線加工組織を有しているので、引張強度は比較
的大きい。したがって、各導体素線は、被覆電線用撚線
導体としての使用に耐え得るだけの引張強さを維持し得
る。
、第1図に示すように、その外層部1が再結晶組織を有
し、その中心部2が長手方向に長く延びた伸線加工組織
を有している。このように、撚り線を構成する各導体素
線の外層部1が再結晶組織を有し転位密度が低下してい
るため、各素線を撚り合わせたとき各素線の外層部1は
塑性変形する。したがって、各素線表面には前述したよ
うな残留応力は生じにくく、応力塵f!!i割れ現象の
生ずる可能性も小さくなる。一方、各導体素線の中心部
2は、伸線加工組織を有しているので、引張強度は比較
的大きい。したがって、各導体素線は、被覆電線用撚線
導体としての使用に耐え得るだけの引張強さを維持し得
る。
導体が、A(+、sn、M(]、Or、In、N:、△
見、Fe 、Si 、Sb 、Zr 、Te 、Seを
含む群から選ばれた1種または2種以上の元素を含有す
れば、その導体の再結晶温度は上界する。たとえば、銅
がAQを0.1重量%含有すれば、その再結晶温度は約
100″cgくなる。したがって、これらの元素の濃度
が外層部よりも中心部の方が高い導体を用いれば、その
導体の再結晶温度は外層部よりも中心部の方が高くなる
。つまり、このような濃度分布を有する導体を用いれば
、加熱によって第1図に示すような結晶組織を有する導
体素線を19やすくなる。たとえば、相対的に低い外層
部の再結晶温度と相対的に高い中心部の再結晶温度との
中間に位置する温度まで導体素線を加熱すれば、外層部
のみが再結晶化する。
見、Fe 、Si 、Sb 、Zr 、Te 、Seを
含む群から選ばれた1種または2種以上の元素を含有す
れば、その導体の再結晶温度は上界する。たとえば、銅
がAQを0.1重量%含有すれば、その再結晶温度は約
100″cgくなる。したがって、これらの元素の濃度
が外層部よりも中心部の方が高い導体を用いれば、その
導体の再結晶温度は外層部よりも中心部の方が高くなる
。つまり、このような濃度分布を有する導体を用いれば
、加熱によって第1図に示すような結晶組織を有する導
体素線を19やすくなる。たとえば、相対的に低い外層
部の再結晶温度と相対的に高い中心部の再結晶温度との
中間に位置する温度まで導体素線を加熱すれば、外層部
のみが再結晶化する。
上記元素の濃度は、好ましくは、中心部において0.0
5〜0.2手回%であり、外層部において0.03重量
%以下とされる。中心部の8度を0.05〜0.2重量
% ?!: L/ タ(7) Lt、0.05%未満
であれば再結晶温度の上昇度合が少なく、そのため中心
部の再結晶温度と外層部の再結晶温度との間の差があま
り大きくならないからである。
5〜0.2手回%であり、外層部において0.03重量
%以下とされる。中心部の8度を0.05〜0.2重量
% ?!: L/ タ(7) Lt、0.05%未満
であれば再結晶温度の上昇度合が少なく、そのため中心
部の再結晶温度と外層部の再結晶温度との間の差があま
り大きくならないからである。
一方、0.2%を越える濃度であるならば、導電率が低
下してくる。
下してくる。
伸線h■工の減面率を60〜99.5%としたのは、6
o%未満であるならば中心部における引張強さを所望通
りに[侍することができなくなる。
o%未満であるならば中心部における引張強さを所望通
りに[侍することができなくなる。
一方、伸線加工における減面率が高くなればなるほど再
結晶温度は低くなる。そのため、中心部における再結晶
温度を比較的高く維持するために、減面率の上限!直は
99.5%に1lill限される。
結晶温度は低くなる。そのため、中心部における再結晶
温度を比較的高く維持するために、減面率の上限!直は
99.5%に1lill限される。
外層部のみを再結晶化させる加熱方法として、レーザ光
や赤外線の照射、あるいは高周波誘導加熱などが採用さ
れ得る。導体素線は、加熱された後、直ちに冷却される
のがよい。これにより、軟化部分の拡がりを適度に抑え
ることができ、引張強ざの維持に有効である。
や赤外線の照射、あるいは高周波誘導加熱などが採用さ
れ得る。導体素線は、加熱された後、直ちに冷却される
のがよい。これにより、軟化部分の拡がりを適度に抑え
ることができ、引張強ざの維持に有効である。
[実施例]
AUを0.1重量%含む直径5mmφの銅線を準備した
。このAg含有銅線を、溶融状態にある銅を貯留してい
る槽中に通過させた。こうして4りられた線材は、直径
が8mmφであり、また中心部におけるAg11度が0
.1重1%で外層部におけるAg濃度が0,01重量%
以下であった。この線材を冷間伸線加工によって直径2
mmφにまでした。
。このAg含有銅線を、溶融状態にある銅を貯留してい
る槽中に通過させた。こうして4りられた線材は、直径
が8mmφであり、また中心部におけるAg11度が0
.1重1%で外層部におけるAg濃度が0,01重量%
以下であった。この線材を冷間伸線加工によって直径2
mmφにまでした。
冷間加工度(減面率)は94%である。そして、この線
材を280℃に加熱した後冷却して、導体素線を得た。
材を280℃に加熱した後冷却して、導体素線を得た。
この導体素線は、外層部が再結晶組織を有し、中心部が
長手方向に長く延びた伸線加工組織を有していた。
長手方向に長く延びた伸線加工組織を有していた。
上記導体素線を19本集合して撚線にし、この燃線上に
ポリエチレン被覆を施した。そして、被覆層と1!i線
導体との間にアンモニア水を注入して応力腐蝕割れテス
トを行なったところ、3か月経過しても断線は見られな
かった。
ポリエチレン被覆を施した。そして、被覆層と1!i線
導体との間にアンモニア水を注入して応力腐蝕割れテス
トを行なったところ、3か月経過しても断線は見られな
かった。
比較のため、硬銅線を導体素線とする従来の被v!’i
M線に同様なテストを行なったところ、約1か月で応力
腐蝕割れが生じ断線した。
M線に同様なテストを行なったところ、約1か月で応力
腐蝕割れが生じ断線した。
第1図は、この発明を実施することによって得られる導
体素線の内部結晶組織を模式的に示す図である。 図において、1は外層部、2は中心部を示す。 第7図 2ψ/Cη
体素線の内部結晶組織を模式的に示す図である。 図において、1は外層部、2は中心部を示す。 第7図 2ψ/Cη
Claims (1)
- Ag、Sn、Mg、Cr、In、Ni、Al、Fe、S
i、Sb、Zr、Te、Seを含む群から選ばれた1種
または2種以上の元素の濃度が外層部よりも中心部の方
が高い導体を、減面率60〜99.5%で伸線加工した
後、加熱によって外層部のみを再結晶化させた導体素線
とし、この導体素線を複数本集合して撚線にすることを
特徴とする、被覆電線用撚線導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP331386A JPH0668934B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP331386A JPH0668934B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160611A true JPS62160611A (ja) | 1987-07-16 |
JPH0668934B2 JPH0668934B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=11553867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP331386A Expired - Fee Related JPH0668934B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668934B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02162613A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
JPH02162612A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP331386A patent/JPH0668934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02162613A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
JPH02162612A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 被覆電線用撚線導体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668934B2 (ja) | 1994-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |