JPS62160606A - 被覆電線用導体 - Google Patents
被覆電線用導体Info
- Publication number
- JPS62160606A JPS62160606A JP61003310A JP331086A JPS62160606A JP S62160606 A JPS62160606 A JP S62160606A JP 61003310 A JP61003310 A JP 61003310A JP 331086 A JP331086 A JP 331086A JP S62160606 A JPS62160606 A JP S62160606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- conductor
- strand
- covered wire
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、ポリエチレンなどによって絶縁被覆された
被覆電線用の導体に関し、特に電柱間などに架線される
被覆電線用導体に関する。
被覆電線用の導体に関し、特に電柱間などに架線される
被覆電線用導体に関する。
[従来の技術]
電柱間などに架線される架空配電線用導体としては、従
来から硬銅線が使用されている。集合した複数本の硬銅
線は撚り合わせられ、この撚線上にポリエチレン、ポリ
塩化ビニルなどによる絶縁被覆が施される。
来から硬銅線が使用されている。集合した複数本の硬銅
線は撚り合わせられ、この撚線上にポリエチレン、ポリ
塩化ビニルなどによる絶縁被覆が施される。
[発明が解決しようとする問題点]
撚り合わせされた各硬銅線の表面には、撚りを解除しよ
うとする撚線反発力が必然的に生ずる。
うとする撚線反発力が必然的に生ずる。
この撚線反発力は、各硬銅線の表面上に引張残留応力と
して現われる。また、各硬銅線には、ドラムに巻かれて
いたときについた巻癖に起因する残留応力が存在するこ
ともある。
して現われる。また、各硬銅線には、ドラムに巻かれて
いたときについた巻癖に起因する残留応力が存在するこ
ともある。
従来の被覆電線では、上述のような残留応力が1つの要
因となって断線を生じることがあった。
因となって断線を生じることがあった。
すなわち、被覆電線内に雨水が侵入したりすると、被1
![JI内部は腐蝕しやすい環境となり、硬銅線表面に
酸化被膜が形成したりする。このような腐蝕環境と上述
の残留応力とが互いに影響し合うと硬銅線に応力腐蝕割
れが生じ、その結果断線にまで至る。
![JI内部は腐蝕しやすい環境となり、硬銅線表面に
酸化被膜が形成したりする。このような腐蝕環境と上述
の残留応力とが互いに影響し合うと硬銅線に応力腐蝕割
れが生じ、その結果断線にまで至る。
被覆電線用導体として軟銅線を用いれば、上述のような
残留応力は小さいので応力腐蝕割れ現象の生ずる可能性
は少なくなる。しかし、その反面引張強さの低下は免れ
ず、そのため実際上軟銅線を被覆電線用導体として用い
ることはできない。
残留応力は小さいので応力腐蝕割れ現象の生ずる可能性
は少なくなる。しかし、その反面引張強さの低下は免れ
ず、そのため実際上軟銅線を被覆電線用導体として用い
ることはできない。
それゆえに、この発明の目的は、引張強さを維持すると
ともに、応力腐蝕割れ現象を生じさせない被覆電線用導
体を提供することである。
ともに、応力腐蝕割れ現象を生じさせない被覆電線用導
体を提供することである。
L問題点を解決するための手段]および[作用効果]
この発明の特徴は、撚線を構成する導体素線の結晶組織
にある。すなわち、導体素線は、その外層部が再結晶組
織を有し、その中心部が伸線加工組織を有している。
にある。すなわち、導体素線は、その外層部が再結晶組
織を有し、その中心部が伸線加工組織を有している。
撚線を構成する各導体素線の外層部が再結晶組織を有し
ているので、各素線を撚り合わせたとき各素線の外層部
は塑性変形する。そのため、各素線表面には前述したよ
うな残留応力は生じにくく、応力腐蝕割れ現象の生ずる
可能性も小さくなる。
ているので、各素線を撚り合わせたとき各素線の外層部
は塑性変形する。そのため、各素線表面には前述したよ
うな残留応力は生じにくく、応力腐蝕割れ現象の生ずる
可能性も小さくなる。
一方、各導体S線の中心部は伸線加工組織を有している
ので、引張強度は比較的大きい。したがって、各導体素
線は、被覆電線用導体としての使用に耐え1ηるだけの
引張強さを維持し得る。
ので、引張強度は比較的大きい。したがって、各導体素
線は、被覆電線用導体としての使用に耐え1ηるだけの
引張強さを維持し得る。
[実施例1
冷間伸線加工によって得られた2、011111φのタ
フピッチ鋼索線を準備した。この素線を周波数の大きい
高周波電流により誘導加熱しながら直ちに冷却処理する
ことによって、素線外層部のみを急速短時間加熱して再
結晶させた。第1図は、このようにして得られた素線の
内部組織を模式的に示す図である。図示するように、素
線の外層部1は再結晶組織を有し、素線の中心部2は長
さ方向に良く延びた伸線加工組織を有している。この素
線の引張強さは、39 kg/ mlであった。
フピッチ鋼索線を準備した。この素線を周波数の大きい
高周波電流により誘導加熱しながら直ちに冷却処理する
ことによって、素線外層部のみを急速短時間加熱して再
結晶させた。第1図は、このようにして得られた素線の
内部組織を模式的に示す図である。図示するように、素
線の外層部1は再結晶組織を有し、素線の中心部2は長
さ方向に良く延びた伸線加工組織を有している。この素
線の引張強さは、39 kg/ mlであった。
上記素線を19木集合し撚線にした。この撚線にポリエ
チレン被覆を施し被覆電線を得た。そして、被覆層と導
体との間にアンモニア水を注入して応力腐蝕割れテスト
を実施したところ、3か月間経過しても断線は見られな
かった。
チレン被覆を施し被覆電線を得た。そして、被覆層と導
体との間にアンモニア水を注入して応力腐蝕割れテスト
を実施したところ、3か月間経過しても断線は見られな
かった。
比較のため、素線導体として硬鋼線を用いた被覆電線に
同様な応力腐蝕割れテストを実施したところ、約1か月
経過時に素線の断線が見られた。
同様な応力腐蝕割れテストを実施したところ、約1か月
経過時に素線の断線が見られた。
第1図は、この発明の一実施例の内部組織を示す図であ
る。 図において、1は外層部、2は中心部を示す。
る。 図において、1は外層部、2は中心部を示す。
Claims (1)
- 撚線を構成する導体素線は、その外層部が再結晶組織を
有し、その中心部が伸線加工組織を有していることを特
徴とする、被覆電線用導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61003310A JPH0721976B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61003310A JPH0721976B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160606A true JPS62160606A (ja) | 1987-07-16 |
JPH0721976B2 JPH0721976B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=11553783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61003310A Expired - Lifetime JPH0721976B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 被覆電線用導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721976B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036984A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-26 | 株式会社日立製作所 | 原子炉燃料被覆管及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP61003310A patent/JPH0721976B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036984A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-26 | 株式会社日立製作所 | 原子炉燃料被覆管及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0721976B2 (ja) | 1995-03-08 |
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