JPS62158924A

JPS62158924A - 有色発炎具

Info

Publication number: JPS62158924A
Application number: JP29942885A
Authority: JP
Inventors: Keitaro Fukada; 深田　恵太郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-12-28
Filing date: 1985-12-28
Publication date: 1987-07-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は有色発炎具に関し、より詳しくはこの発明の
目的は有色の発炎を呈するライター、ランタン、ろうそ
く等の発炎具を提供することにより、形態（デザイン）
面の多様化のみを追求しているライター等の発炎具を抜
本的に改良し色彩感覚豊かなカラー〇発炎が楽しめる有
色発炎具の提供にある。

（従来技術及びその欠点）従来のこのような発炎具は、たとえばライターはベンジ
ン、メチルアルコール、液化ブタンガス等を燃料として
使用しているが、外観はともかく、その発色は通常赤橙
色で変化がなく色彩感覚に欠ける面がある。

ろうそくも同様で、ろうの色が温度に依って変化する例
えば特公昭５０−３４０４３号公報で開示された「変色
性ローソク」や、青色の炎がでるローソクである特公昭
５０−８２６８号公報で開示された「有色炎ローソクの
製法」等が知られているが、あらゆる色がでる有色炎ロ
ーソクは未だ知られていないばかりか、青色の炎がでる
ローソクである特公昭５０−８２６８号公報で開示され
た「有色炎ローソク」等も未だ蝋、ワックスを揮発させ
て発炎させる形態のものであるから、軟化した蝮が周辺
に垂れて周辺がよごれる従来の欠点はいまだ持っていた
。

（解決手段）この発明者は以上の様な従来の事情に照らし鋭意上記欠
点を解消せんと研究を続けた。

その結果、色彩惑覚豊かなカラーの発炎が楽しめる有色
発炎具の開発に成功するとともに、この発炎具をろうそ
くとした場合には、軟化した蝋が周辺に垂れる欠点を解
消した有色発炎具の発明に到達した。

即ちこの発明は金属類又は半金属類のハロゲン化物若し
くは酸化物或いは錯体を有機溶媒に溶した有色発炎燃料
を充填してなる有色発炎具にかかるものである。

（発明の構成）以下この発明の実施例について、図面に基づいて説明す
る。

第１図、第２図はこの発明に係る有色発炎具がライター
の場合の実施例の断面説明図で、第３図はこの発明に係
る有色発炎具がロウツクの場合の実施例の外観説明図で
、第４図、第５図はこの発明に係る有色発炎具がろうそ
くの場合のそれぞれ異なる実施例（第４図は第３図の断
面図）の断面説明図で、第６図はこの発明に係る有色発
炎具がランタンの場合の実施例の外観説明図である。

先ず、この発明に係る有色を発炎する燃料について説明
する。

この発明で使用する有色を発炎する燃料としては、金属
類又は半金属類のハロゲン化物若しくは酸化物或いは錯
体を有機溶媒に溶解した液を使用する。

この発明においてこの金属類又は半金属類のハロゲン化
物若しくは酸化物或いは錯体としては、塩化リチウム、
ホウ酸、トリフルアセチルアセトン銅錯体、塩化第２銅
、塩化ストロンチウム、塩化ナトリウム、塩化ガリウム
、三塩化インヂーウム、のうち少なくとも一種選択され
たものが望ましく使用できる。

またこの発明において使用する有機溶媒としては、エタ
ノール、メタノール、ブタノール、イソプロパノール、
ベンジンから選択されたものが望ましく使用でき、最も
望ましい溶媒としてはエタノールが挙げられる。

この発明においてはこの様な有機溶媒を一種以上混合し
て使用しても良く、この様な有機溶媒の混合は例えば、
沸点の比較的高い溶剤と低い溶剤を組合せたり、蒸気圧
の高い溶剤と低い溶剤を組合せて任意の蒸気圧とする等
の必要に応じたり、或いは前記金属類又は半金属類のハ
ロゲン化物若しくは酸化物或いは錯体を溶解させやすい
が蒸気圧の低い溶剤がある場合にまずこの様な溶剤に芳
香剤等を溶解させ次いでこの溶液を比較的蒸気圧の高い
溶媒に溶解させる等の必要に応じて行えばよい。

第１図乃至第６図はこのようなこの発明において使用す
る燃料を用いた有色発炎具を示し、第１図、第２図はラ
イター、第３図乃至第５図はロウツク、第６図のランタ
ンをしめす。

第１図に於いて（１）はライターボディ、（２）は燃料
収納部、（３）は燃料収納部（２）に充填した燃料吸着
剤、この吸着剤（３）はなくてもよくその場合後記芯剤
（４）は直接燃料に浸漬されている。

（４）は燃料収納部（２）の底部から燃料収納部（２）
の上へ突出している芯剤、（５）は芯剤（４）が吸い上
げた燃料に着火する石と研磨具からなる着火具である。

第２図は他の実施例のライターを示し第１図は液体燃料
ライターであるに対し第２図はガスライターを示す。

この第２図に於いて（１）はライターボディ、（２）は
燃料収納部、（６）は燃料収納部（２）の下部に充填し
た液化ブタンガス等の可燃性の噴射剤、（７）は燃料収
納部（２）から燃料収納部（２）の上へ突出しているノ
ズル、（５）はノズル（７）が吸い上げた燃料に着火す
る石と研磨具からなる着火具である。

第３図、第４図はこの発明の他の実施例であるろうそく
垣−を示し、第３図はろうそく皿の外観間、第４図は第
３図の縦断面図である。

この第３図、第４図において、（９）は金属、プラスチ
ック製等からなる中空のろうそく本体、（２）はろうそ
く本体（９）の燃料収納部、（４）は燃料収納部（２）
の底部から燃料収納部（２）の上へ突出している芯剤で
ある。

第５図はこの発明の他の実施例であるろうそく！を示し
、αυはワックス、流動パラフィン等の固形蝋、（４）
は固形蝋ａｌｌの底部から固形蝋αカの上へ突出してい
る芯剤、有色燃料はこの芯剤（４）に予め含浸させてお
く。

第６図はこの発明の更なる他の実施例であるランク７０
２）の外観をしめす。

図示しない、この発明の有色発炎具に係る他の実施例と
しては、マツチがありこの場合にはマツチの軸木に有色
燃料を予め高圧で含浸させておけば良い。

（発明の効果）以上のごとくこの発明に係る有色発炎具は、金属類又は
半金属類のハロゲン化物若しくは酸化物或いは錯体を有
機溶媒に溶した有色発炎燃料を充填してなる有色発炎具
であるから、有色の発炎を呈するライター、ランタン、
ろうそく等の発炎具を提供することにより、形態（デザ
イン）面の多様化のみを追求しているライター等の発炎
具を抜本的に改良し色彩感覚豊かなカラーの発炎が楽し
める有色発炎具が提供できるとともに、この発炎具をろ
うそくとした場合には、軟化した蝋が周辺に垂れる欠点
を解消した有色発炎具の発明に到達した。

次第１表に、発色の組あわせを記載する。

第１表＊溶剤は上記化合物が溶解できるものであれば、全て使
用できる。

＊＊上記有色の混合により他の色が当然発色するが、こ
の表には記載していない。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明に係る有色発炎具がライター
の場合の実施例の断面説明図で、第３図はこの発明に係
る有色発炎具がロウツクの場合の実施例の外観説明図で
、第４図、第５図はこの発明に係る有色発炎具がろうそ
くの場合のそれぞれ異なる実施例（第４図は第３図の断
面図）の断面説明図で、第６図はこの発明に係る有色発
炎具がルンタンの場合の実施例の外観説明図である。＋１）−　ライターボディ　（２１−燃料収納部（４Ｌ
−−一芯剤　　　　　　（５１−着火具（９）・−ろう
そく本体　　！−他のろうそく型−ランタン

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属類又は半金属類のハロゲン化物若しくは酸化
物或いは錯体を有機溶媒に溶した有色発炎燃料を充填し
てなる有色発炎具。
（２）前記金属類又は半金属類のハロゲン化物若しくは
酸化物或いは錯体が、塩化リチウム、ホウ酸、トリフル
アセチルアセトン銅錯体、塩化第２銅、塩化ストロンチ
ウム、塩化ナトリウム、塩化ガリウム、三塩化インヂウ
ム、のうち少なくとも一種選択されたものであることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の有色発炎具。
（３）前記有機溶媒がエタノール、メタノール、ブタノ
ール、イソプロパノール、ベンジンであることを特徴と
する特許請求の範囲第１項又は第２項記載の有色発炎具
。
（４）前記有色発炎具が、中空のろうそく体とこのろう
そく体の底部から上方へ連続して突出する芯材とこのろ
うそく体の中空部へ充填された前記有機溶剤からなるろ
うそくであることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃
至第３項記載の有色発炎具。
（５）前記有色発炎具が、ライターであることを特徴と
する特許請求の範囲第１項乃至第３項記載の有色発炎具
。
（６）前記有色発炎具が、ランタンであることを特徴と
する特許請求の範囲第１項乃至第３項記載の有色発炎具
。