JPH0441160Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0441160Y2 JPH0441160Y2 JP1986094494U JP9449486U JPH0441160Y2 JP H0441160 Y2 JPH0441160 Y2 JP H0441160Y2 JP 1986094494 U JP1986094494 U JP 1986094494U JP 9449486 U JP9449486 U JP 9449486U JP H0441160 Y2 JPH0441160 Y2 JP H0441160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wick
- candle
- solid
- sodium chloride
- hardening agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 22
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 19
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Landscapes
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は主として、墓前を汚さない固形ローソ
クであつて、着火中に蝋が垂れ落ちないで、蝋燭
燃焼後は塩化ナトリウムと硬化剤が残り雨水など
で分解され墓前を汚損しない固形ローソクに関す
るものである。
クであつて、着火中に蝋が垂れ落ちないで、蝋燭
燃焼後は塩化ナトリウムと硬化剤が残り雨水など
で分解され墓前を汚損しない固形ローソクに関す
るものである。
(従来の技術)
一般に墓前で使用する固形ローソクは、風によ
つて消火されやすいために、パラフインからなる
ローソク本体に太い芯を埋設したものや、ローソ
ク本体を紙製筒体で被覆したもの、吸上芯の中心
に着火芯を形成したものがある。
つて消火されやすいために、パラフインからなる
ローソク本体に太い芯を埋設したものや、ローソ
ク本体を紙製筒体で被覆したもの、吸上芯の中心
に着火芯を形成したものがある。
(考案が解決しようとする課題)
ところが上記の太い芯の固形ローソクは芯が太
いために着火すれば少々の風では消火しないが、
マツチやライター等では簡単に着火しにくいため
に、紙等を燃やしてその火炎で着火しなければな
らずその着火に問題があるとともに、ロウが垂れ
落ちてローソク形態を失つて醜いものとなるだけ
でなく、周囲には垂れ落ちたロウが残存して墓前
を汚損する点にも問題があつた。
いために着火すれば少々の風では消火しないが、
マツチやライター等では簡単に着火しにくいため
に、紙等を燃やしてその火炎で着火しなければな
らずその着火に問題があるとともに、ロウが垂れ
落ちてローソク形態を失つて醜いものとなるだけ
でなく、周囲には垂れ落ちたロウが残存して墓前
を汚損する点にも問題があつた。
またローソク本体を紙製筒体で被覆した固形ロ
ーソクは、芯と周囲の紙筒が一緒に燃焼して、本
来のローソク燃焼形態を崩す点に問題があるとと
もに、紙筒の燃焼かすが残存して前者と同様に墓
前に蝋がたれて汚損する点に問題があつた。
ーソクは、芯と周囲の紙筒が一緒に燃焼して、本
来のローソク燃焼形態を崩す点に問題があるとと
もに、紙筒の燃焼かすが残存して前者と同様に墓
前に蝋がたれて汚損する点に問題があつた。
さらに吸上芯の中心に着火用芯を形成したロー
ソクは周囲に蝋がたれ落ち墓前を汚損する欠点が
あつた。
ソクは周囲に蝋がたれ落ち墓前を汚損する欠点が
あつた。
本考案は上記従来の固形ローソクの欠点を解消
し、着火が容易であるとともに、少々の風では消
火せず、またロウが垂れることがなく、燃焼後に
は塩化ナトリウムと硬化剤が残り、雨水等により
分解して流れてしまい何も存在せず墓前を汚損し
ない固形ローソクを提供することを目的とするも
のである。
し、着火が容易であるとともに、少々の風では消
火せず、またロウが垂れることがなく、燃焼後に
は塩化ナトリウムと硬化剤が残り、雨水等により
分解して流れてしまい何も存在せず墓前を汚損し
ない固形ローソクを提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段)
本考案の固形ローソクは、前記目的を達成する
ため吸上芯2の中心に着火用芯3を有する芯部材
4を形成した固形ローソクにおいて、固形ローソ
クに不燃性材料として塩化ナトリウムを、ローソ
クの形崩れ防止するために硬化剤を添加したこと
を特徴とするものである。
ため吸上芯2の中心に着火用芯3を有する芯部材
4を形成した固形ローソクにおいて、固形ローソ
クに不燃性材料として塩化ナトリウムを、ローソ
クの形崩れ防止するために硬化剤を添加したこと
を特徴とするものである。
(実施例)
次に本考案の固形ローソクの実施例を図面に基
づいて説明すると以下の通りである。
づいて説明すると以下の通りである。
第1図は本考案を実施した固形ローソクの断面
図、第2図は平面図、第3図は燃焼経過を示す正
面図である。
図、第2図は平面図、第3図は燃焼経過を示す正
面図である。
実施例の固形ローソクのローソク本体1は、全
重量が20gのもので、塩化ナトリウム19.29g、
硬化剤としての澱粉のり0.2g、パラフイン1.5g
及び菜種油0.01gを混合し、加熱溶融状態で直径
20mm、高さ26mmの円筒形に形成したものである。
重量が20gのもので、塩化ナトリウム19.29g、
硬化剤としての澱粉のり0.2g、パラフイン1.5g
及び菜種油0.01gを混合し、加熱溶融状態で直径
20mm、高さ26mmの円筒形に形成したものである。
芯部材4は、予め、錦繊維製撚糸を使用して直
径6mm程度のリリアン紐からなる吸上芯2の中心
に、一端が突出するように錦繊維製撚糸でもつて
形成した着火用芯3を挿入し、これを溶融したパ
ラフインに浸漬して固化したものであり、ローソ
ク本体1を形成する際に、着火用芯3が突出する
側の吸上芯端部を露出させてローソク本体に埋設
一体化したものである。
径6mm程度のリリアン紐からなる吸上芯2の中心
に、一端が突出するように錦繊維製撚糸でもつて
形成した着火用芯3を挿入し、これを溶融したパ
ラフインに浸漬して固化したものであり、ローソ
ク本体1を形成する際に、着火用芯3が突出する
側の吸上芯端部を露出させてローソク本体に埋設
一体化したものである。
なお上記実施例においては、ローソク本体を構
成する成分の量を特定したが、該量に限定される
ものではなく、ローソク本体のサイズによつては
もちろん、ロウの垂れ防止、燃焼中におけるロー
ソクの型崩れによる芯部材の転倒防止及び燃焼後
の塩化ナトリウムと硬化剤が分解して消失を達成
する範囲で変更されるものである。
成する成分の量を特定したが、該量に限定される
ものではなく、ローソク本体のサイズによつては
もちろん、ロウの垂れ防止、燃焼中におけるロー
ソクの型崩れによる芯部材の転倒防止及び燃焼後
の塩化ナトリウムと硬化剤が分解して消失を達成
する範囲で変更されるものである。
(考案の作用効果)
本考案の固形ローソクは、塩化ナトリウム、硬
化剤、パラフイン及び植物油を混合して所定形状
に形成したローソク本体に、パラフイン成分を吸
上げる吸上芯の中心に一端が突出するように着火
用芯を挿入固定してなる芯部材を、着火用芯が突
出する側の吸上芯端部を露出させて埋設した構成
で、パラフインが燃焼した後に塩化ナトリウムと
硬化剤が残存するようになるが、硬化剤によつて
その形態が崩れないように維持するとともに、芯
部材の転倒を防止して正常姿勢で燃焼を継続す
る。
化剤、パラフイン及び植物油を混合して所定形状
に形成したローソク本体に、パラフイン成分を吸
上げる吸上芯の中心に一端が突出するように着火
用芯を挿入固定してなる芯部材を、着火用芯が突
出する側の吸上芯端部を露出させて埋設した構成
で、パラフインが燃焼した後に塩化ナトリウムと
硬化剤が残存するようになるが、硬化剤によつて
その形態が崩れないように維持するとともに、芯
部材の転倒を防止して正常姿勢で燃焼を継続す
る。
また塩化ナトリウムは不燃性であつて、パラフ
インの燃焼時に芯部材の根元に付着し、パラフイ
ンの必要以上の吸上げを押えて、燃焼部表面から
の垂れを防止するようになるとともに、パラフイ
ンの燃焼後に残存する塩化ナトリウムは、硬化剤
によつて原形が維持され、その後、湿気、雨水等
によつて分解し、雨水とともに流失するようにな
る。
インの燃焼時に芯部材の根元に付着し、パラフイ
ンの必要以上の吸上げを押えて、燃焼部表面から
の垂れを防止するようになるとともに、パラフイ
ンの燃焼後に残存する塩化ナトリウムは、硬化剤
によつて原形が維持され、その後、湿気、雨水等
によつて分解し、雨水とともに流失するようにな
る。
さらに植物油はローソク本体を成形した際の離
型剤として作用し、固形ローソクの製作性を良好
にする。
型剤として作用し、固形ローソクの製作性を良好
にする。
以上のように本考案の固形ローソクによれば、
着火が容易であるとともに、少々の風では消火せ
ず、ロウが垂れることがなく、燃焼後には塩化ナ
トリウムと硬化剤が雨水等で分解し、あとに何も
残存せず墓前を汚損しない固形ローソクが提供で
きる。
着火が容易であるとともに、少々の風では消火せ
ず、ロウが垂れることがなく、燃焼後には塩化ナ
トリウムと硬化剤が雨水等で分解し、あとに何も
残存せず墓前を汚損しない固形ローソクが提供で
きる。
第1図は本考案を実施した固形ローソクの断面
図、第2図は平面図、第3図は燃焼経過を示す正
面図である。 1……ローソク本体、2……吸上芯、3……着
火用芯、4……芯部材。
図、第2図は平面図、第3図は燃焼経過を示す正
面図である。 1……ローソク本体、2……吸上芯、3……着
火用芯、4……芯部材。
Claims (1)
- 吸上芯2の中心に着火用芯3を有する芯部材4
を形成した固形ローソクにおいて、固形ローソク
に不燃性材料として塩化ナトリウムを、ローソク
の形崩れを防止するために硬化剤を添加したこと
を特徴とする固形ローソク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986094494U JPH0441160Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986094494U JPH0441160Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS632754U JPS632754U (ja) | 1988-01-09 |
JPH0441160Y2 true JPH0441160Y2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=30958019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986094494U Expired JPH0441160Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0441160Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030728A1 (fr) * | 1994-05-07 | 1995-11-16 | Takeshi Namiki | Bougie pyrotechnique |
JP2007327021A (ja) | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Pegasus Candle Kk | ローソク |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH077312Y2 (ja) * | 1988-06-01 | 1995-02-22 | 富貴子 笠原 | 耐風ろうそく |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59178348U (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-29 | 高橋 新六 | 織物芯ロ−ソク |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP1986094494U patent/JPH0441160Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030728A1 (fr) * | 1994-05-07 | 1995-11-16 | Takeshi Namiki | Bougie pyrotechnique |
JP2007327021A (ja) | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Pegasus Candle Kk | ローソク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS632754U (ja) | 1988-01-09 |
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